JP3120869U - バスピロー - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却機能を有する備え付け方式のバスピローにおいて、枕体の外観を浴場の景観に調和させることができるようにする。
【解決手段】入浴者の頭部が当てられる枕体30を透明樹脂管とし、枕体30の内部空間の上側が冷却路となるように観賞材31を内底に敷き、枕体30を前記冷却剤の給排口20c、20cに連通させ、枕体30の内部に入れた観賞材31を外から透視可能とし、観賞材31の移動を給排口20c、20c間で一定範囲内に規制する仕切り40を設けた。
【選択図】図3
【解決手段】入浴者の頭部が当てられる枕体30を透明樹脂管とし、枕体30の内部空間の上側が冷却路となるように観賞材31を内底に敷き、枕体30を前記冷却剤の給排口20c、20cに連通させ、枕体30の内部に入れた観賞材31を外から透視可能とし、観賞材31の移動を給排口20c、20c間で一定範囲内に規制する仕切り40を設けた。
【選択図】図3
Description
この考案は、寝風呂に浸かる入浴者、半身入浴者などの頭部を支える枕体を有するバスピローに関する。
寝風呂の入浴者や半身浴を行う入浴者は、入浴時間が長くなりがちである。そこで、入浴者が楽な姿勢で浸かれるようにするため、浴場の室壁や浴槽にバスピローを設けることが広く行われている。
そのようなバスピローの中には、枕体内に冷却剤が流れる冷却路を一体に設け、この冷却路に前記冷却剤の供給口と排出口とを接続したものもある。一般に、冷却剤には、冷水が利用されている。このような冷却機能を有するバスピローによれば、入浴者が過度に冷たく感じることを避けつつ、長時間の入浴に伴うのぼせ上りを防止することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来例のような備え付けのバスピローは、未利用状態の場合、浴槽の近傍に位置する枕体が目立ち易い。このため、御影石作りなどで高級感を出した業務浴場では、枕体が浴場の景観を損ねないように配慮することが求められる。
そこで、この考案の課題は、冷却機能を有する備え付け方式のバスピローにおいて、枕体の外観を浴場の景観に調和させることができるようにすることにある。
上記の課題を解決するため、この考案は、入浴者の頭部が当てられる枕体の内部に冷却剤が流れる冷却路を設け、この冷却路を前記冷却剤の供給口と排出口とに連通させたバスピローにおいて、前記冷却路の内部に入れた観賞材を前記枕体の外から透視可能とし、前記観賞材の移動を前記供給口と前記排出口との間で一定範囲内に規制する仕切りを設けた構成を採用した。
この考案は、前記冷却路の内部に入れた観賞材を前記枕体の外から透視可能とした構成を採用したことにより、浴場の雰囲気に合わせて観賞材を選択し、これを枕体の外から透視させることが可能なので、枕体の外観を浴場の景観に調和させることができる。
ここで、この考案は、前記観賞材の移動を前記供給口と前記排出口との間で一定範囲内に規制する仕切りを設けた構成を採用することにより、観賞材が冷却剤の流れに運ばれて排出口や供給口に達することを防止することができる。このため、冷却路を観賞材の収容空間に利用しても、冷却剤の給排配管系に支障が生じる恐れはない。
ここで、この考案は、前記観賞材の移動を前記供給口と前記排出口との間で一定範囲内に規制する仕切りを設けた構成を採用することにより、観賞材が冷却剤の流れに運ばれて排出口や供給口に達することを防止することができる。このため、冷却路を観賞材の収容空間に利用しても、冷却剤の給排配管系に支障が生じる恐れはない。
以下、この考案の実施形態に係るバスピローを図面に基づいて説明する。
図1は、浴場の浴槽設置部分を上方から視た様子を示している。図1に示すように、浴場には、上面視で略矩形に形成された浴槽10、10、10、10が互いの長手側の側壁部で連続するように並設されている。各浴槽10は、御影石などの石材から構築されている。
図1は、浴場の浴槽設置部分を上方から視た様子を示している。図1に示すように、浴場には、上面視で略矩形に形成された浴槽10、10、10、10が互いの長手側の側壁部で連続するように並設されている。各浴槽10は、御影石などの石材から構築されている。
各浴槽10は、一短手側に向けて水深が浅くなる傾斜を有しており、一短手側に頭を向けた入浴者の背中が僅かに起き、足が伸びた状態で自然な姿勢となるように設けられた、いわゆる寝風呂となっている。
各浴槽10の側壁部には、手すり11が設けられており、入浴者(図1中に2点鎖線で示した)が浴槽10に出入りし易くなっている。
各浴槽10の一短手側には、入浴者の頭部が当てられる枕体30が独立配置されている。
図2に示すように、各枕体30は、透明樹脂管からなる。透明樹脂管には、例えば、安全性、耐久性の点で塩化ビニルホース製のものが好ましく、頭部を支持するのに好適な管外径として概ね80mm前後のものが好ましい。
なお、枕体30は、その外から観賞材31を透視することが可能に設けてあればよい。例えば、曇りを有する半透明の強化ガラス管や樹脂管を用いることもできる。また、枕体30の長さ方向で一定範囲のみを透明管で構成し、その管内にのみ観賞材31を入れることも可能である。また、各枕体30は、複数部材で構成することもでき、例えば、強化ガラスの外周に透明な柔軟部材を巻き付けたもので構成することができる。
各枕体30の内部空間には、その上側が空くように観賞材31が入れられている。なお、観賞材31は、瑪瑙からなり、各枕体30の底を覆うよう敷かれている。
図1に示すように、各枕体30の両端は、各々の枕体30の両側に設けられた箱体20、21、21、21、20により支持されている。
箱体21の部分を例に具体的に述べると、図3に示すように、箱体21は上部体21aと下部体21bとに2分割されており、両部21a、21bを固着することで箱状とされている。下部体21bは浴槽10の上端面に固着されている。
箱体21の内部には、隣接する浴槽10、10に配された枕体30、30の冷却路同士を接続する管継ぎ手21cが設置されている。
管継ぎ手21cは、下部体21bの内底面の中間に設けられた突出部分で支持されている。管継ぎ手21cの両端部外周に枕体30、30の内周が嵌合され、枕体30、30の外周からホースバンド21d、21dで締め付けられている。
なお、図1、図4に示すように、並び両端の箱体20、20の内部には、冷却剤の循環路20aに接続されたエルボ継ぎ手20bが設置されている。ここで、並び一端側のエルボ継ぎ手20bの口部20cは冷却剤の供給口となっており、並び他端側の口部20cは冷却剤の排出口となっている。なお、冷却剤には水が用いられている。
図3、図4に示すように、各継ぎ手20b、21cの口部には、前記観賞材31を捕捉し、かつ冷却剤を通過させる仕切り40が設けられている。したがって、観賞材31の移動は、前記供給口と前記排出口との間で、各仕切り40によりそれぞれの枕体30内に規制される。
なお、各仕切り40は、観賞材31を捕捉し、かつ冷却剤を通す目皿部41と、目皿部41の外周縁に沿って設けられた周壁42とを有しており、この周壁42を各継ぎ手20b、21cの口部内周に圧入嵌合することにより取り付けられている。仕切り40には、例えば、ステンレスや樹脂製のネット等を用いることも可能である。
この実施形態に係るバスピローは上記の構成を有するものであり、各枕体30の内部空間は、各仕切り40を介して冷却剤の給排口20c、20cに連通し、また、冷却剤が流れる冷却路になる。このため、冷却剤は、並び一端の浴槽10に配された枕体30から順に並び他端の浴槽10の枕体30に流れていく。観賞材31が各枕体30から流出することは各仕切り40で確実に防止される。
ここで、各枕体30の内部空間には、その上側が空くよう観賞材31が入れられているので、各枕体30に頭部が当てられると入浴者の頭部が冷却される。
また、冷却剤が各枕体30の内部空間の上側を流れるため、頭部を当てられる際に枕体30の変形が冷却剤により抑制される結果、観賞材31が頭部を打つことも防止される。
また、枕体30の内部圧力、透明樹脂管の柔軟性は、枕体30に冷却剤が流れる状態で前記頭部の重みにより枕体30が凹むように選択されている。これにより、頭部と枕体30との接触感が良好になっている。
また、この実施形態では、観賞材31を石材としたので、各浴槽10の構築に用いられた御影石などの石材との調和を図ることができる。
また、この実施形態では、冷却剤を水とし、観賞材31を水よりも比重が重い石材としたので、枕体30の内底に敷かれた観賞材31が冷却剤に流され難い。
特に、この実施形態では、観賞材31に瑪瑙を用いたので、枕体30の外観により観賞材31と冷却剤(水)とで清流の雰囲気を醸し出すことができる。
特に、この実施形態では、観賞材31に瑪瑙を用いたので、枕体30の外観により観賞材31と冷却剤(水)とで清流の雰囲気を醸し出すことができる。
なお、観賞材31は、冷却剤との接触で劣化し難くいものを浴場の雰囲気に合わせて適宜に選択すればよい。例えば、天然石、樹脂ペレット、ガラス玉などが挙げられる。枕体30の内部に観賞材31を接着等で固定してもよい。
また、業務浴場では、枕体30が頻繁に利用されるので痛み易く、交換を迫られる場合もある。このような場合、この実施形態では、冷却路に観賞材31を入れた構成の採用により、枕体30の交換時に観賞材31を再利用することができる。
特に、この実施形態では、各枕体30を浴槽ごとに独立配置としたので、浴槽10ごとに枕体30を交換することができる。
しかも、この実施形態では、枕体30を透明樹脂管から構成し、この透明樹脂管の内部空間を冷却路としたので、枕体が格別に複雑な構造とならない。
さらに、この実施形態では、各枕体30と継ぎ手20b、21cとの間に仕切り40を設けたので、各枕体30から観賞材31が流出せず、冷却剤の給排口20c、20cや継ぎ手21cに入り込むことが防止される。このため、この実施形態に係るバスピローは、メンテナンス性に優れ、業務浴場に特に好適なものである。
10 浴槽
20、21 箱体
20c、20c 供給口、排出口
30 枕体
31 観賞材
40 仕切り
20、21 箱体
20c、20c 供給口、排出口
30 枕体
31 観賞材
40 仕切り
Claims (4)
- 入浴者の頭部が当てられる枕体の内部に冷却剤が流れる冷却路を設け、この冷却路を前記冷却剤の供給口と排出口とに連通させたバスピローにおいて、前記冷却路の内部に入れた観賞材を前記枕体の外から透視可能とし、前記観賞材の移動を前記供給口と前記排出口との間で一定範囲内に規制する仕切りを設けたことを特徴とするバスピロー。
- 前記枕体を透明樹脂管から構成し、この透明樹脂管の内部空間を前記冷却路とした請求項1に記載のバスピロー。
- 前記冷却剤を水とし、前記観賞材を水よりも比重が重い石材とし、前記観賞材を前記冷却路の上側が空くように敷いた請求項1または2に記載のバスピロー。
- 並設された複数の浴槽ごとに前記枕体を独立配置し、隣接する浴槽に配された枕体の冷却路同士を接続し、前記供給口を並び一端の冷却路に接続し、前記排出口を並び他端の冷却路に接続した請求項1から3のいずれかに記載のバスピロー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000695U JP3120869U (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | バスピロー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006000695U JP3120869U (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | バスピロー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3120869U true JP3120869U (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=43471015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006000695U Expired - Fee Related JP3120869U (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | バスピロー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3120869U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0556059U (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-27 | クリーンテックス・ジャパン株式会社 | ダストコントロールマット |
JPH0591558U (ja) * | 1992-05-15 | 1993-12-14 | 山崎産業株式会社 | パイルマット |
JPH08187216A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-07-23 | Milliken Res Corp | オゾン耐久力を有する洗濯可能な床敷マット |
-
2006
- 2006-02-06 JP JP2006000695U patent/JP3120869U/ja not_active Expired - Fee Related
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