JPH0591558U - パイルマット - Google Patents
パイルマットInfo
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- JPH0591558U JPH0591558U JP3910392U JP3910392U JPH0591558U JP H0591558 U JPH0591558 U JP H0591558U JP 3910392 U JP3910392 U JP 3910392U JP 3910392 U JP3910392 U JP 3910392U JP H0591558 U JPH0591558 U JP H0591558U
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- backing
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- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 靴拭用等としての使用により皺等が生じにく
く耐久性があり、捲回や折畳が比較的容易で巻きぐせが
付きにくく、捲回や折り畳み及びクリーニングに対する
耐久性にも優れる。 【構成】 パイル部14の底面側の全面に亙って比較的
に柔軟性が小さい材料によりB層20を形成する。B層
20の底面側の全面に亙って比較的に柔軟な材料により
A層18を形成する。捲回や折り畳みが容易化し、巻き
ぐせや畳みぐせが付きにくくなると共に、捲回や折り畳
みによってもバッキングが比較的傷みにくくなる。靴拭
用等としての使用中の皺等の発生が防止されると共に、
靴拭用等として使用される場合のパイルマットの耐久性
もほとんど低下しない。
く耐久性があり、捲回や折畳が比較的容易で巻きぐせが
付きにくく、捲回や折り畳み及びクリーニングに対する
耐久性にも優れる。 【構成】 パイル部14の底面側の全面に亙って比較的
に柔軟性が小さい材料によりB層20を形成する。B層
20の底面側の全面に亙って比較的に柔軟な材料により
A層18を形成する。捲回や折り畳みが容易化し、巻き
ぐせや畳みぐせが付きにくくなると共に、捲回や折り畳
みによってもバッキングが比較的傷みにくくなる。靴拭
用等としての使用中の皺等の発生が防止されると共に、
靴拭用等として使用される場合のパイルマットの耐久性
もほとんど低下しない。
Description
【0001】
本考案は、バッキングが施されたパイルマットに関する。
【0002】
従来、床面等に載置して靴拭用等として用いられるパイルマットについては、 靴拭等に使用される場合の耐久性を確保し、また使用中に皺等が生ずることや側 縁部が捲れ上がることを防止するために、軟質PVC等の比較的柔軟性の小さい 材料により形成されたやや厚手のバッキングを施していた。
【0003】 そのため、捲回や折り畳み並びにクリーニング装置内で屈曲力等を受けつつ行 われるクリーニングによってバッキングが傷み易く、クリーニング等に対する耐 久性が必ずしも十分ではなかった。
【0004】 一方、柔軟な材料によりバッキングを施した場合は、クリーニング等に対する 耐久性は改善されるものの、靴拭に用いられた場合の強度が不足すると共に、床 面等に載置して靴拭に使用している間に皺等が生じ易いものとなってしまう。
【0005】 本考案は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行われたものであって 、その目的とするところは、靴拭用等として使用される場合並びに捲回や折り畳 み及びクリーニングに対する耐久性に優れたパイルマット、並びに靴拭用等とし ての使用により皺等が生じにくく、靴拭用等としての使用に対する耐久性が維持 されると共に、捲回や折り畳み及びクリーニングに対する耐久性にも優れたパイ ルマットを提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案のパイルマットは、 バッキングが施されたパイルマットであって、 前記バッキングは、底部の側に形成されたA層とパイル部の側に形成されたB層 とを有してなり、 前記A層は比較的に柔軟な材料により形成され、 前記B層は比較的に柔軟性が小さい材料により形成されているものとしている。
【0007】 このパイルマットにおける少なくともパイルの基部は、上記B層に埋入された ものとすることが望ましい。
【0008】 また、上記パイルマットにおけるA層は合成ゴムにより形成され、上記B層は 軟質ポリ塩化ビニルにより形成されたものとすることが好ましい。
【0009】 また本考案の別のパイルマットは、 バッキングが施されたパイルマットであって、 前記バッキング内に、その底面にほぼ平行に網状繊維製品が埋設されているもの としている。
【0010】
請求項1の考案では、比較的に柔軟性が小さい材料によりパイル部の側に形成 されたB層を、比較的に柔軟な材料により底部の側に形成されたA層と、屈曲に 対し柔軟であるパイル部とが挟むものであるから、パイルマットの捲回や折り畳 み並びにクリーニング装置内で屈曲力等を受けつつ行われるクリーニングによっ てもバッキングが比較的傷みにくくなる。而も、比較的に柔軟性が小さい材料に よりパイル部の側に形成されたB層によって、靴拭用等としての使用中の皺等の 発生が防止されると共に、B層とA層とを有してなるバッキングにより、靴拭用 等としての使用に対する耐久性も維持される。
【0011】 請求項2の考案では、少なくともパイルの基部がB層に埋入されているので、 B層によってパイルが強固に保持される。
【0012】 請求項3の考案では、A層が合成ゴムにより形成され、B層が軟質ポリ塩化ビ ニルにより形成されているので、軟質ポリ塩化ビニルのみにより形成される場合 に比し、強度を高めつつ軽量化することができる。
【0013】 請求項4の考案では、バッキング内に、その底面にほぼ平行に網状繊維製品が 埋設されているので、靴拭用等として使用される場合及び屈曲に対する耐久性が 増大し、捲回や折り畳み並びにクリーニング装置内で屈曲力等を受けつつ行われ るクリーニングによってもバッキングが比較的傷みにくくなる。
【0014】
本考案の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
【0015】 図1は、本考案の1実施例としての靴拭き用のカットパイルマットMの断面図 である。
【0016】 10は基布、12は、その基布10の全面に植設されたカットパイルであって 、これらの基布10とカットパイル12とがパイル部14を構成している。 バッキング16は、A層18とB層20からなる。
【0017】 B層20は、パイル部14の底面側の全面に亙って比較的に柔軟性が小さい材 料、例えば軟質合成樹脂により形成されている。軟質合成樹脂の例としては、軟 質PVC等が挙げられる。このB層20中に、その上側からカットパイル12の 基部が埋入された状態でそのカットパイル12がB層20に保持され、カットパ イル12の脱落が防止される。またB層20は、基布10を補強し、且つ靴拭き マットとしての使用中に皺などが生ずることを防止するものである。
【0018】 A層18は、B層20の底面側の全面に亙って比較的に柔軟な材料、例えば合 成ゴムにより形成され、バッキング16の底部を構成している。合成ゴムの例と しては、NBR、SBR等が挙げられる。A層18の厚さは、B層20よりも薄 いものとすることができる。例えばA層18の厚さをB層20の2分の1程度と することも可能である。
【0019】 このカットパイルマットMは、例えば、A層18を形成するためのNBRシー ト上にB層20を形成するためのPVCゾル(ポリ塩化ビニルペーストレジン) を流して一定厚さに形成し、その流動体状のPVCゾル上に、基布10にカット パイル12が植設されてなる原反をカットパイル12の基部を下側にして載置し てそのカットパイル12の基部をPVCゾル内に埋入させ、その後PVCゾルを 架橋させることによって製造することができる。それによって、カットパイル1 2の基部が軟質ポリ塩化ビニルにより形成されたB層に埋入され、カットパイル が強固に保持されたものとなる。
【0020】 このカットパイルマットMは、軟質ポリ塩化ビニル、すなわち比較的に柔軟性 が小さい材料により形成されたB層20を、合成ゴム、すなわち比較的に柔軟な 材料により形成されたA層18と、屈曲に対し柔軟であるパイル部14とが挟ん でなるものであるから、軟質ポリ塩化ビニルのみにより形成されていた従来のパ イルマットに比し、軽量化され、靴拭用等として使用される場合の強度が高まり 、捲回や折り畳み並びにクリーニング装置内で屈曲力等を受けつつ行われるクリ ーニングによってもバッキングが比較的傷みにくくなる。而も、軟質ポリ塩化ビ ニルによりパイル部14の底面側に形成されたB層によって、靴拭用等としての 使用中の皺等の発生が防止される。
【0021】 なお、A層18及びB層20は、パイル部14よりも側方へ張出しているもの であっても差し支えない。
【0022】 図2は、本考案の別の実施例としてのカットパイルマットNの断面図である。 30は基布、32は、その基布30の全面に植設されたカットパイルであって 、これらの基布30とカットパイル32とがパイル部34を構成している。
【0023】 36は、パイル部34の底面側の全面に亙って比較的に柔軟性が小さい材料、 例えば軟質合成樹脂により形成されたバッキングである。軟質合成樹脂の例とし ては、軟質PVC等が挙げられる。このバッキング36中に、その上側からカッ トパイル32の基部が埋入された状態でそのカットパイル32がバッキング36 に保持され、カットパイル32の脱落が防止される。またバッキング36は、基 布30を補強し、且つ靴拭きマットとしての使用中に皺などが生ずることを防止 するものである。
【0024】 バッキング36内には、その底面にほぼ平行に網状繊維製品38が埋設されて いる。網状繊維製品38としては、例えば合成繊維製の比較的目の細かい網状体 を用いることができる。
【0025】 このカットパイルマットNは、先ずバッキング36の底部側を形成するための PVCゾルにより一定厚さのシート状物を形成しつつ、その上に網状繊維製品3 8を載置し、更に、バッキング36の上部側を形成するためのPVCゾルを流し て一定厚さに形成し、その流動体状のPVCゾル上に、基布30にカットパイル 32が植設されてなる原反をカットパイル32の基部を下側にして載置してその カットパイル32の基部をPVCゾル内に埋入させ、その後PVCゾルを架橋さ せることによって製造することができる。
【0026】 このようにして製造されたカットパイルマットNは、バッキング36内に、そ の底面にほぼ平行に網状繊維製品38が埋設されているので、靴拭用等として使 用される場合及び屈曲に対する耐久性が増大し、捲回や折り畳み並びにクリーニ ング装置内で屈曲力等を受けつつ行われるクリーニングによってもバッキングが 比較的傷みにくくなる。
【0027】
請求項1のパイルマットでは、比較的柔軟性の小さい材料のみにより形成され ていた従来のパイルマットに比し捲回や折り畳み並びにクリーニング装置内で屈 曲力等を受けつつ行われるクリーニングによってもバッキングが比較的傷みにく くなり、而も、靴拭用等としての使用中の皺等の発生が防止されると共に、靴拭 用等として使用される場合のパイルマットの耐久性も維持される。そのため、例 えば靴拭用等として一定期間使用する毎に繰り返しクリーニングを施して長期に 亙り使用し得る。
【0028】 請求項2のパイルマットでは、B層によってパイルが強固に保持され、その点 における耐久性が良好である。
【0029】 請求項3のパイルマットでは、A層及びB層に相当するものが軟質ポリ塩化ビ ニルのみにより形成される場合に比し、強度を高めつつ軽量化することができ、 実用上好適である。
【0030】 請求項4のパイルマットでは、靴拭用等として使用される場合及び屈曲に対す る耐久性が増大し、捲回や折り畳み並びにクリーニング装置内で屈曲力等を受け つつ行われるクリーニングによってもバッキングが比較的傷みにくくなる。その ため、例えば靴拭用等として一定期間使用する毎に繰り返しクリーニングを施し て長期に亙り使用し得る。
【図1】カットパイルマットの断面図である。
【図2】カットパイルマットの断面図である。
10 基布 12 カットパイル 14 パイル部 16 バッキング 18 A層 20 B層 30 基布 32 カットパイル 34 パイル部 36 バッキング 38 網状繊維製品 M カットパイルマット N カットパイルマット
Claims (4)
- 【請求項1】バッキングが施されたパイルマットであっ
て、 前記バッキングは、底部の側に形成されたA層とパイル
部の側に形成されたB層とを有してなり、 前記A層は比較的に柔軟な材料により形成され、 前記B層は比較的に柔軟性が小さい材料により形成され
ていることを特徴とするパイルマット。 - 【請求項2】少なくともパイルの基部が上記B層に埋入
されている請求項1記載のパイルマット。 - 【請求項3】上記A層が合成ゴムにより形成され、上記
B層が軟質ポリ塩化ビニルにより形成されている請求項
1または請求項2記載のパイルマット。 - 【請求項4】バッキングが施されたパイルマットであっ
て、 前記バッキング内に、その底面にほぼ平行に網状繊維製
品が埋設されていることを特徴とするパイルマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992039103U JP2549975Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | パイルマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992039103U JP2549975Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | パイルマット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591558U true JPH0591558U (ja) | 1993-12-14 |
JP2549975Y2 JP2549975Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=12543738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992039103U Expired - Fee Related JP2549975Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | パイルマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549975Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58126076U (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-26 | 岡本 圭右 | 玄関用マツト |
JP3120869U (ja) * | 2006-02-06 | 2006-04-20 | 株式会社山本進重郎商店 | バスピロー |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP1992039103U patent/JP2549975Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58126076U (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-26 | 岡本 圭右 | 玄関用マツト |
JP3120869U (ja) * | 2006-02-06 | 2006-04-20 | 株式会社山本進重郎商店 | バスピロー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2549975Y2 (ja) | 1997-10-08 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |