JP2597466Y2 - パッシブセンサ - Google Patents

パッシブセンサ

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JP2597466Y2
JP2597466Y2 JP1992063552U JP6355292U JP2597466Y2 JP 2597466 Y2 JP2597466 Y2 JP 2597466Y2 JP 1992063552 U JP1992063552 U JP 1992063552U JP 6355292 U JP6355292 U JP 6355292U JP 2597466 Y2 JP2597466 Y2 JP 2597466Y2
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JP
Japan
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sensor
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passive sensor
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mounting base
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JP1992063552U
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JPH0618931U (ja
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潔 長屋
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Nippon Aleph Corp
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Nippon Aleph Corp
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はパッシブセンサに関
し、特に天井面に取り付けて360度の全方向の検知領
域を有する、所謂360度型パッシブセンサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のパッシブセンサは、一般に図4に
示すように構成されている。即ち、図4において、パッ
シブセンサ1は、壁面,天井面等に取り付けられる取付
ベース2と、この取付ベース2の表面中央付近に配設さ
れたセンサ素子3と、このセンサ素子3の側方に位置す
るようにして取付ベース2に取り付けられたミラー4と
から構成されており、左右方向に関して180度以下の
検知領域を有するようになっている。
【0003】このような構成のパッシブセンサ1は、警
戒すべき部屋等の隅にて部屋の壁面または天井面等に取
り付けられることにより、例えば部屋の窓,ドアの付近
に検知領域が重なるように設置されている。
【0004】一方、例えば図5に示すように、部屋等の
中央付近の天井に取り付けるようにした、所謂360度
型パッシブセンサも知られている。このような360度
型パッシブセンサ5は、図5において、天井面に取り付
けられる取付ベース6と、この取付ベース6の表面中央
付近に配設されたセンサ素子7と、このセンサ素子7を
下方から覆うように該取付ベース6の下方に備えられた
フレネルレンズ8とを含んでおり、該フレネルレンズ8
の作用によってセンサ素子7の下方にて360度の検知
領域を有するようになっている。
【0005】このような構成の360度型パッシブセン
サ5は、警戒すべき部屋等の天井面の中央付近に取り付
けられることにより、360度の全方向に関して検知領
域を有するようになっていて、例えば部屋の窓,ドアの
付近を警戒することができるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のパッシブセンサ1,5においては、以下のよ
うな問題がある。即ち、検知領域が180°以下である
型のパッシブセンサ1においては、部屋等の全体を検知
領域とするような場合には、各壁面に沿って、それぞれ
検知領域が位置するように、複数個のパッシブセンサ1
が必要になり、その結果設置作業が面倒になると共に、
コストが高くなってしまう。
【0007】また、検知領域が360°であるパッシブ
センサ5においては、部屋等の天井面の中央付近に設置
することができず、やむを得ず、図6に示すように部屋
等の天井面の側縁部,隅部等に取り付ける場合には、3
60度の検知領域の一部が、部屋等の壁面W等の警戒が
不要である領域を監視してしまい、それが誤動作の原因
となることから、信頼性の点で問題があった。
【0008】このため、従来は、設置作業の際に、現場
で、センサ素子7に入射する光路の一部をマスキングテ
ープ等で遮ったり、図7に示すように、センサ素子7へ
の光路中にシャッタ9を挿脱したり、またフレネルレン
ズ及びセンサ素子7の位置を移動させることにより、セ
ンサ素子7の指向性を変更して、警戒が不要である領域
に検知領域が掛からないようにしていた。なお、図中、
Mは凹面鏡である。
【0009】しかしながら、このような光学系へのマス
キング作業は、正確に行なう必要があるため、現場での
作業が煩雑なものとなり、且つ時間がかかってしまうと
いう問題があった。また、シャッタ9を挿脱する構成に
おいては、シャッタ機構を組み込む必要があるため、全
体の構成が大型化してしまうという問題があった。さら
に、フレネルレンズ及びセンサ素子等の光学系の位置を
移動させる構成の場合には、現場での作業は簡単である
ものの、機構が複雑になってしまうため、装置全体の小
型化が困難になってしまうと共に、高価になってしまう
という問題があった。
【0010】この考案は、以上の点に鑑み、装置全体を
大型化せずに、高価になることなく容易に検知領域の一
部を遮断し得るようにした、360度型パッシブセンサ
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、天井面に取り付ける取付ベースと、取
付ベースの下面中央付近に配設するセンサ素子と、セン
サ素子を下方から覆うように取付ベースの下方に配設し
たフレネルレンズとを含んでおり、センサ素子の下方に
て360度の検知領域を有するパッシブセンサにおい
て、センサ素子の周りに設けた環状の溝と、溝に嵌合し
センサ素子の周囲の所定の角度範囲を遮光する遮光部材
とを備えている。
【0012】さらにこの遮光部材は、センサ素子の周り
の溝内に挿入されて取付ベースに対して中心軸の周りに
回動可能に取り付けられ得るリング状の取付部と、取付
部の周縁の一部から下方に延びている遮光部とから構成
されている。
【0013】
【作用】上記構成によれば、パッシブセンサを部屋等の
天井面の側縁部または隅部に取り付ける場合、部屋等の
壁面側にて、本パッシブセンサのセンサ素子の検知領域
が除かれ得るように、取付ベースに対して遮光部材を取
り付けるだけの簡単な作業によって、該壁面に対して検
知領域が掛からなくすることができる。従って、壁面か
らの警戒に不要な領域からの光等の検知エネルギーが、
フレネルレンズを通ってセンサ素子に向かった場合、こ
の検知エネルギーは、上記遮光部材によって遮断され得
ることになる。その結果、本パッシブセンサにおいて
は、壁面等に検知領域が重なって誤動作の原因となるよ
うなことが、確実に排除される。
【0014】さらに、遮光部材が、取付ベースに対して
中心軸の周りに回動可能に取り付け得るリング状の取付
部と、この取付部の周縁の一部から下方に延びている遮
光部とから構成されているため、リング状の取付部が取
付ベースに対して回動可能であることから、センサ素子
の検知領域を遮断する範囲を容易に調整することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、図面に示した一実施例に基づいてこの
考案を詳細に説明する。図1はこの考案によるパッシブ
センサの一実施例を示しており、このパッシブセンサ1
0は、天井面に取り付けられる取付ベース11と、この
取付ベース11の下面中央付近に配設されたセンサ素子
12と、このセンサ素子12を下方から覆うように上記
取付ベース11の下方に備えられたフレネルレンズ13
とを含んでおり、このフレネルレンズ13の作用によっ
て、該センサ素子12の下方にて360度の検知領域を
有するようになっている。
【0016】以上の構成は、図5に示した従来の360
度型パッシブセンサ5と同様の構成であるが、本考案に
よるパッシブセンサ10においては、取付ベース11の
下面にて、センサ素子12の周りに、環状の溝11aが
設けられていると共に、この溝11aに対して、遮光部
材14が嵌合せしめられ得るようになっている。
【0017】この遮光部材14は、上記溝11a内に回
動可能に挿入され且つ固定され得るリング状の取付部1
4aと、この取付部14aの周縁の一部から下方に延び
ている遮光部14bとから構成されている。
【0018】また、この遮光部14bは、図2及び図3
に示すように、センサ素子12の視野角を制限するよう
に形成されており、これによって、センサ素子12の一
側の検知領域が遮断され得るようになっている。
【0019】この考案によるパッシブセンサ10は、以
上のように構成されており、遮光部材14を使用しない
場合には、図5に示した従来型の360度型パッシブセ
ンサ5と同様に動作することにより、全方向の検知領域
が得られることになる。
【0020】ここで、本パッシブセンサ10の取付ベー
ス11の溝11a内に遮光部材14の取付部14aを挿
入して固定保持すると、図2及び図3に示したように、
センサ素子12の検知領域のうち右側の検知領域が、上
記遮光部材14の遮光部14bによって遮断され得るこ
とから、この右側の検知領域は実際に検知領域としては
利用され得ないようになっている。
【0021】従って、本パッシブセンサ10を、例えば
図6に示すように、部屋等の天井面の側縁部や隅部に取
り付けた場合、部屋等の壁面Wに向いた側に、遮光部材
14の遮光部14bが対向するように、この遮光部材1
4の取付部14aを溝11a内で回動させて調整すれ
ば、上述した壁面Wに対して、センサ素子12の検知領
域は構成されないことになる。従って、本パッシブセン
サ10においては、壁面Wからの光等の検知エネルギー
によって誤動作するようなことが確実に排除され得るこ
ととなる。
【0022】このため、本パッシブセンサ10において
は、センサ素子12の検知領域が除かれ得るように、取
付ベース11に対して遮光部材14を取り付け、回動す
るだけの簡単な作業によって、壁面に対して検知領域が
掛からないようにすることができるので、装置全体を大
型化せずに済み、高価になることがない。
【0023】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、装置
全体を大型化せずに、高価になることなく、容易に検知
領域の一部を遮断し得るようにした、360度型パッシ
ブセンサを提供し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるパッシブセンサの一実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】図1のパッシブセンサの要部の断面図である。
【図3】図1のパッシブセンサの要部の底面図である。
【図4】従来の180度型パッシブセンサの一例を示す
概略断面図である。
【図5】従来の360度型パッシブセンサの一例を示す
概略図であって、(A)は概略断面図、(B)は底面図
である。
【図6】図5のパッシブセンサを壁面に接近して配設し
た場合の検知領域を示す概略図である。
【図7】図5のパッシブセンサの検知領域の一部をシャ
ッタにより遮断するようにした構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10 パッシブセンサ 11 取付ベース 11a 溝 12 センサ素子 13 フレネルレンズ 14 遮光部材 14a 取付部 14b 遮光部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井面に取り付けられる取付ベースと、
    該取付ベースの下面中央付近に配設されたセンサ素子
    と、該センサ素子を下方から覆うように取付ベースの下
    方に備えられたフレネルレンズとを含んでおり、上記セ
    ンサ素子の下方にて360度の検知領域を有するパッシ
    ブセンサにおいて、上記センサ素子の周りに設けた環状の溝と、この溝に嵌
    合し 上記センサ素子の周囲の所定の角度範囲を遮光する
    遮光部材とを備え、 上記遮光部材が、上記溝内に挿入されて上記取付ベース
    に対して中心軸の周りに回動可能に取り付けられ得るリ
    ング状の取付部と、該取付部の周縁の一部から下方に延
    びている遮光部とを有し、上記 取付ベースに着脱可能に
    取り付けられていることを特徴とする、パッシブセン
    サ。
JP1992063552U 1992-08-20 1992-08-20 パッシブセンサ Expired - Lifetime JP2597466Y2 (ja)

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JPH0618931U JPH0618931U (ja) 1994-03-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5320342B2 (ja) * 2010-05-19 2013-10-23 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 パッシブセンサ動作試験用カバーおよびそれを用いたパッシブセンサの動作試験方法
JP2016177937A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社岡村製作所 ケーブルユニット

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