JP3230276B2 - モジュールタイプ監視カメラ - Google Patents

モジュールタイプ監視カメラ

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JP3230276B2
JP3230276B2 JP12820092A JP12820092A JP3230276B2 JP 3230276 B2 JP3230276 B2 JP 3230276B2 JP 12820092 A JP12820092 A JP 12820092A JP 12820092 A JP12820092 A JP 12820092A JP 3230276 B2 JP3230276 B2 JP 3230276B2
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成光 鬼沢
孝慈 進藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、監視カメラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】監視カメラ(CCTV,閉回路テレビ)
は、防犯上の監視の目的,駅等の多数の人が集まる場所
での安全管理の目的,ホテル等のサービス産業における
利用者管理の目的等、種々の目的に用いられている。
【0003】そして、従来、監視カメラ31は、図3に
示すように、工業用のCCDカメラのデザインのそのま
まの形状31a,あるいはカメラの外形を筒状,ドーム
状等にしたもの(図示省略)を支持棒31bにより、天
井や壁等に取り付けて、目的の管理を行っていた。
【0004】そして、図3に示すように、部屋の天井の
中央部等において、全角度を監視する場合には、4個の
上記の構成の監視カメラ31を、集合して、周状に等配
に配置して設置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、4個の上記の
構成の監視カメラが1箇所に集合して取り付けてあるの
で、その全体外観が複雑で体裁が悪いと言う問題点があ
った。
【0006】そこで本発明の目的は、複数の監視カメラ
を集合して配置した場合にその外観が優れたデザインを
呈することが可能なモジュールタイプ監視カメラを提供
することにある。
【0007】また同時に、監視カメラの集合個数を変化
して、種々の位置に設置可能なモジュールタイプ監視カ
メラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモジュールタイプ監視カメラは、外形形状
が、略直角三角形の底面と、底面の直角部から底面に対
して垂直に延びる線上の頂部と底面の辺部とを結ぶ3面
とを有する、立体の形状である、筐体と、筐体の底面の
直角部に対向した辺と頂部とを結ぶ面に設けられた窓部
と、筐体の内部に設けられたレンズおよび撮像素子とを
備えた。
【0009】上記窓部にはスモークが形成してあること
が好ましい。
【0010】
【作用】部屋の天井の中央部等において、全角度を監視
する場合には、4個のモジュールタイプ監視カメラを、
頂部と底面の直角部を挟む2辺とを結ぶ面を対向して、
周状に集合して設置する。これにより、全体の外観が略
四角錐の形状となり、すっきりした優れたデザインとな
る。
【0011】また、コーナー部への監視カメラの設置は
モジュールタイプ監視カメラを1個用い、縁部への監視
カメラの設置はモジュールタイプ監視カメラを2個用い
る等により、モジュールタイプ監視カメラの集合個数を
変えることにより種々の位置への監視カメラの設置が可
能になる。
【0012】なお、底面の直角部を挟む2辺の長さが等
しくないときには、互いにこの2辺が入れ替わった底面
を持つ2種類のモジュールタイプ監視カメラを用意し
て、これらを集合することにより、上記の部屋の天井の
中央部,コーナー部,縁部等に監視カメラを配置するこ
とができる。
【0013】窓部にスモークが形成してあることによ
り、内部のレンズおよび撮像素子が、隠されるので、人
目に監視カメラであることが分からない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】図1(a)において、モジュールタイプ監
視カメラ1の筐体2は、その大まかな形状が、直角二等
辺三角形2aを底面とし、底面の直角部2bから底面に
垂直に延びる線2c上に頂部2dを有する三角錐の形状
となっている。そして底面の直角部2bと頂部2dとの
間の長さ(線2cの長さ)は直角部2bと直角部2bに
対向する辺との間の距離(直角二等辺三角形2aの斜辺
に対する高さ)に等しくなっている。従って、頂部2d
と底面2aの直角部2bを挟む2辺とを結ぶ面2f,2
gは、底面2aに対して垂直側面となり、頂部2dと底
面2aの直角部2bに対向する辺とを結ぶ面2hは底面
2aに対して45°の角度をなす平面となっている。
【0016】次に、窓部2jは、図1(a)および図2
(a)(b)(c)に示すように、斜平面部2hの三角
錐2の頂部2dに近い側に形成してあり、着脱可能であ
る。即ち、窓部2jは、図2(a)(c)に示すよう
に、上端の左右対称な2箇所に、係合突起2kが形成し
てあり、下端部に係止孔2mが形成してある。そして、
係合突起2kを斜平面部2hの非窓部2nの内面に当接
して、係止孔2mを介してねじを筐体2の本体部に形成
してあるねじ孔2pに螺合することにより、窓部2jを
本体部に装着する。窓部2jはスモークを有したアクリ
ル樹脂の射出成形により構成してある。従って、窓部2
jが筐体2本体に取り付けられた状態で、後述する筐体
内部の撮像装置3による窓部2jを通した撮像は可能で
あるが、筐体外部からは筐体内部の撮像装置3が隠蔽さ
れる。
【0017】次に撮像装置3は小型のCCD撮像素子3
aおよびその前方の光学レンズ3bが1つのブロック内
に取り付けられた構造となっており、ブロック3は断面
矩形の支持筒4に回転自在に支持してあり、かつ支持筒
4は筐体2の2つの垂直側面2f,2gに固定された支
持部材5に回転自在に支持してあり、支持筒4の回転方
向は撮像装置ブロック3の回転方向と直角になってい
る。従ってこれらを手で回転することにより、撮像装置
ブロック3のCCD撮像素子3aおよび光学レンズ3b
は、図2(b)(c)に矢線で示すように、あらゆる方
向に向けることができる。
【0018】次に、筐体2内には所定の位置に電子回路
基板が配置され(図示省略)、ケーブルを通す孔2qが
底面2aの所定位置に設けてある。また、筐体2を天井
等に取り付けるための取付け孔2rが底面2aの2箇所
の位置に、筐体2を壁等に取り付けるための取付け孔2
sが垂直側面2f,2gのそれぞれの2箇所の位置に、
設けてある。
【0019】次に作用を説明する。
【0020】図1(b)において、部屋の天井の中央部
から全角度を監視する場合には、天井の中央部に、4個
の本発明のモジュールタイプ監視カメラ1を、窓部2j
を外した状態で、各監視カメラ1を周状に、かつ各監視
カメラの垂直側面2f,2gを互いに接して天井の中央
部に配置し、すると、周状に自ずから集合して等間隔に
配置されるので、この状態で、各筐体の底面2aの取付
け孔2rに筐体2の内側よりねじを通して、天井にねじ
を固定することにより、各筐体2を天井に固定する。な
お、不図示のケーブルを孔2qに通して天井内等に設け
られたケーブル通路等に通しておく。そして、撮像装置
ブロック3を支持筒4に対して回し、また支持筒4を支
持部材5に対して回すことにより、撮像装置ブロック3
を撮像を行う所定の方向へ向ける。そして、窓部2j
を、係合突起2kを非窓部2nに係合してねじを係止孔
2mに通してねじ孔2pに螺合することにより、筐体2
の本体に取り付ける。そして、ケーブル通路等に通され
たケーブルを、別の部屋等に設けられた、カメラコント
ローラー,カメラスイッチャー,画面分割アダプター等
に接続し、更にこれらにタイムラプスVTR,ビデオモ
ニター等を接続して、天井の中央部にカメラが設けられ
たCCTV7が完成する。
【0021】従って、4個のモジュールタイプ監視カメ
ラ1を、垂直側面2f,2gを互いに当接させて配置す
ることにより、周状に自ずから集合して等間隔に配置さ
れるので、この状態で、天井に固定すればよく、位置決
めが極めて容易になる。
【0022】そして、CCTV7は4個の監視カメラの
集合体であるにも拘らず、取り付けられた後の全体外観
が四角錐となり、すっきりとした外観となり、優れたデ
ザインを表現する。更に、窓部2jはスモークが形成し
てあるので、内部の撮像装置ブロック3が隠蔽され、監
視カメラであることがにわかには分からず、従って、駅
等の多数の人が集まる場所での安全管理の目的,ホテル
等のサービス産業における利用者管理の目的等、人にい
かくすることを目的としない使用目的の場合等に、効果
を発揮する。
【0023】次に、図1(b)において、監視カメラを
コーナー部に設置する場合には、1個の本発明のモジュ
ールタイプ監視カメラ1を用い、垂直側面2f,2gを
それぞれ壁面に当接し、底面2aを天井面に当接し、こ
の状態で、取付け孔2r,2sにねじを通して、モジュ
ールタイプ監視カメラ1をコーナー部に固定する。そし
て、撮像装置ブロック3を所定の方向に向けた後、窓部
2jを閉じて、コーナー部に設置された、CCTV8が
完成する。
【0024】また、図1(b)において、監視カメラを
縁部に設置する場合には、2個の本発明のモジュールタ
イプ監視カメラ1を、それぞれの垂直側面2f,2gを
互いに当接して、またそれぞれの他の垂直平面2g,2
fを壁面に当接し、それぞれの底面2aを天井面に当接
した状態で、取付け孔2r,2sにねじを通して、縁部
に固定する。そして、撮像装置ブロック3を所定の方向
に向けた後、窓部2jを閉じて、縁部に設置された、C
CTV9が完成する。
【0025】上記のCCTV8,CCTV9では、天井
に当接して、配置したが、壁面と壁面とが交わった、天
井から離れた位置に1個のモジュールタイプ監視カメラ
1を配置してもよく、天井から離れた壁面に2個のモジ
ュールタイプ監視カメラ1を集合して配置してもよい。
【0026】従って、モジュールタイプ監視カメラ1の
集合の数を変えることにより、種々の位置への監視カメ
ラの設置が可能になる。そして、これらの場合において
も、監視カメラ1の全体外観は、平面の組み合わせによ
り形成されるので、すっきりとした、優れたデザインを
表現する。
【0027】上記実施例では筐体2の底面を直角二等辺
三角形としたが、直角部を挟む2辺の長さが等しくない
ときには、互いにこの2辺が入れ替わった底面を持つ2
種類のモジュールタイプ監視カメラを用意し、これらを
組み合わせることにより、監視カメラを種々の位置に集
合して配置することができる。
【0028】また、上記実施例では筐体の底面2aの直
角部2bに対向した辺と頂部2dとを結ぶ面を斜平面と
したが、この面は球面等の曲面であってもよい。
【0029】更に、上記実施例では撮像装置ブロック3
は手で動かして方向を変えるとしたが、撮像装置ブロッ
クの方向を自動的に変える機構を設けておき、別の部屋
に設けられたビデオモニター等を見ながら、遠隔操作で
方向を変えて、監視を行うようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
監視カメラを1個のみ、あるいは複数個集合した場合に
おいて、全体外観がすっきりした優れたデザインとな
る。
【0031】また、1個の監視カメラを1モジュールと
して、監視カメラの集合個数を変えることにより、種々
の位置に監視カメラを配置することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は本発明のモジュールタイプ監視カ
メラの筐体の外輪郭の斜視図,同図(b)は本発明のモ
ジュールカメラを集合して、種々の位置に取付けた状態
を示す斜視図である。
【図2】同図(a)は図1(a)を斜平面部から垂直に
見た図,同図(b)は図1(a)を上方から斜平面部の
面方向に平行に見た図,同図(c)は同図(a)のA−
A線断面図である。
【図3】従来の監視カメラを部屋の天井の中央部等に、
全角度を監視するために、集合して取付けた状態の斜視
図である。
【符号の説明】
1 モジュールタイプ監視カメラ 2 筐体 2a 底面 2b 直角部 2d 頂部 2h 筐体の底面の直角部に対向した辺と頂部とを結ぶ
面 2j 窓部 3a 撮像素子 3b レンズ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−108274(JP,A) 特開 平4−82490(JP,A) 実開 昭62−42384(JP,U) 実開 平3−123370(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 - 5/247 H04N 7/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形形状が、略直角三角形の底面と、上
    記底面の直角部から上記底面に対して垂直に延びる線上
    の頂部と上記底面の辺部とを結ぶ3面とを有する、立体
    の形状である、筐体と、 上記筐体の底面の直角部に対向した辺と上記頂部とを結
    ぶ面に設けられた窓部と、 上記筐体の内部に設けられたレンズおよび撮像素子とを
    備えたことを特徴とするモジュールタイプ監視カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記窓部にはスモークが形成してあることを特徴とする
    モジュールタイプ監視カメラ。
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US6912007B2 (en) * 2001-11-15 2005-06-28 Extreme Cctv Inc. Securable corner surveillance unit with dual windows
JP2009017183A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Panasonic Corp 監視カメラ装置

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