JP2546877Y2 - 検知器の構造 - Google Patents

検知器の構造

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JP2546877Y2
JP2546877Y2 JP6558291U JP6558291U JP2546877Y2 JP 2546877 Y2 JP2546877 Y2 JP 2546877Y2 JP 6558291 U JP6558291 U JP 6558291U JP 6558291 U JP6558291 U JP 6558291U JP 2546877 Y2 JP2546877 Y2 JP 2546877Y2
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一雄 塚本
克康 瀧本
嘉文 森川
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竹中エンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋内の天井、または壁
面に取り付けて使用する防犯用その他の検知器の構造に
関するものであり、特に外観を極力小さくする技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】防犯用の検知器として普及している、受
動型赤外線検知器のような、波長10μm付近の赤外線
エネルギーの変化量を検出し、人間の侵入を検知する機
器では、原理上赤外線エネルギーを検出する焦電型赤外
線検出素子と、反射鏡またはレンズで構成される光学系
とを必要とし、どの方向からの赤外線エネルギーを検出
するのかは、光学系の光軸、検出素子の大きさ、光学系
の焦点距離等によって決まる検出帯(検知エリア)の向
きによって決定される。
【0003】従って、検知器の取り付け面を天井に直接
取り付ける場合と、壁面に直接取り付ける場合とでは、
光学系と検出素子とで構成される検出部と、検知器シャ
ーシとの相対的な位置は異なり、検知器の取り付け面か
らの張り出し部分の最大寸法(高さ)は当然違ってく
る。天井、壁面、どちらでも取り付け可能な検知器では
突出する長さの最大値に合わせた形状のカバーを採用し
ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】このような受動型赤
外線検知器は、屋内のコーナー部の天井、もしくは、壁
面の天井に近い位置に設置され、扇形に広がる複数の検
知エリアにより空間を立体的に監視するものである。
【0005】検知器を天井に取り付けた場合、検知エリ
アは、水平面を基準(0 )として最大でも下方に30
まで可変できれば効率よく立体的監視ができる様な構成
としてあり、赤外線検出素子と光学系とで構成される検
出部の可動範囲は狭く、これらを収容するカバーの取り
付け面からの突出距離は小さくて済む。このように天井
取り付けに限定すれば検知器の小形化は可能であった。
【0006】しかし、この検知器を壁面に取り付け、な
おかつ、検知エリアの方向を天井に取り付けた場合と同
じにしようとすると、検出部をさらに90 回転させる
必要が生じ、壁面から張り出す部分の最大寸法は回転途
中も含めると、天井取り付け時より大きくなる。このた
め、天井と壁面のどちらでも取り付けられるようにした
検知器のカバーは、壁に取り付けた状態に合わせた、大
きなものを採用せざるを得なかった。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本考案は、検知器のシ
ャーシと、カバーとの間に取り付け可能なスペーサーを
用意し、壁面取り付け時のみこれを使用する様にし、天
井取り付け時の形を小さくすることを可能としたもので
ある。
【0008】
【実施例】図1、図2は本考案の検知器の構造を示した
図であり、図1はスペーサーを使用し壁面に取り付けた
時、図2はスペーサーを使用せずに天井に取り付けた時
の断面図である。図3は、スペーサーを使用し壁面に取
り付けた状態の外観斜視図である。3つの図面におい
て、同一部品には同じ番号を付してある。
【0009】赤外線検出素子2と、反射鏡3により構成
される検出部はシャーシ4に、回転軸Oを中心に矢印方
向に所定の外力を加えることにより回転可能なように取
り付けられている。検出部及びシャーシ内には、赤外線
検出素子2より出力される信号を増幅し、所定の処理を
行い、検知出力を出す一連の信号処理回路が内蔵されて
いる。図1におけるドーム状のカバー1には、リング状
のスペーサー6が固定され、このスペーサーがさらにシ
ャーシ4に固定されている。
【0010】前記シャーシ4は、ベース5に固定され
る。ベース5は、壁面や天井等に取り付けることのでき
る平面部(取り付け面)を備えている。検知器の取り付
けは、ベース5の取り付け面を、ネジ等の固定手段を用
いて壁面や天井等へ取り付け、その固定されたベース5
にシャーシ4を嵌合させ、さらにカバー5をシャーシ4
に固定することにより完了する。ベース5には、電源用
及び信号用の端子部(図示せず)が備えられている。シ
ャーシ4には、ベース5と嵌合させたときに前記端子部
と対応する位置に接触子(図示せず)が設けられてお
り、シャーシ4をベース5に固定すると同時にそれぞれ
の接触子と端子部間で導通が得られる構造となってい
る。つまり、シャーシ4はベース5に固定されることに
より、あらかじめベース5の端子部まで配線された電源
線及び信号線を経て、外部に接続される。電源線により
本体を駆動する電源が供給され、また信号線により検知
信号を外部の受信機へ出力することができるようになっ
ている。
【0011】図1に示した実施例において、カバー1と
シャーシ4との嵌合部の関係はスペーサー6とシャーシ
4とのそれと同一としてあり、スペーサー6はカバー1
に嵌め込むことによりカバー側と一体化される構造とし
てある。カバーとスペーサーとを一体化する構造を採用
したのは、シャーシ側にスイッチを内蔵し、シャーシに
カバーが装着されると同時に、このスイッチが作動する
機構を採用しているためである。こうすることにより、
スペーサー付の大型のカバーであっても、カバー単体で
あってもそのシャーシへの脱着は検出可能となる。シャ
ーシへのカバーの脱着を検出する必要がないならば、ス
ペーサーをシャーシ側に一体化して固定する機構でもよ
い。カバー、シャーシのどちらに一体化される構造であ
っても、取り付け面から張り出した部分の寸法を長く
し、検知器内の空間を広げるというスペーサーの目的は
達せられる。
【0012】以上のように、本考案では天井に取り付け
る場合のように、検知器内に収容される機構が小さくま
とまっている場合はカバーをそのままシャーシに固定
し、検知器を壁面に取り付ける場合のような内部機構が
取り付け面より大きく張り出すような場合は、カバーに
リング状のスペーサーを固定し、カバーを大きくしてシ
ャーシに固定できる構造を採用し、従来の欠点を解消し
たものである。
【0013】
【考案の効果】本考案の構造によれば、天井取り付け時
の形状を小さくし、スペーサーを用いるだけで壁付に対
応可能な検知器が実現され、屋内に設置される検知器の
意匠上の問題点が解消された。さらに従来は天井取り付
け専用の検知器と、天井壁面取り付け兼用型の検知器と
の2機種用意しなければならなかったが、ひとつの検知
器で対応可能となり、全体的なコスト低減に多大な効果
を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の検知器の構造を示した図であり、スペ
ーサー6を用いて壁面に取り付けた状態を示したもので
ある。
【図2】本考案の検知器の構造を示した図であり、スペ
ーサーを用いずに天井に取り付けた状態を示したもので
ある。
【図3】本考案の検知器であり、スペーサー6を使用
し、壁面に取り付けた状態の斜視図である。

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 可動機構をともない任意の位置で固定される検出部を備
    えたシャーシと、これら内蔵物を保護しかつ、検出しよ
    うとするエネルギーを高効率に透過させる材質でドーム
    形に形成されたカバーとを備え、前記シャーシと、前記
    カバーとの間には、着脱可能なスペーサーを備えたこと
    を特徴とする検知器の構造。
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