JP2596738Y2 - 温水式床暖房装置 - Google Patents

温水式床暖房装置

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JP2596738Y2
JP2596738Y2 JP1993061873U JP6187393U JP2596738Y2 JP 2596738 Y2 JP2596738 Y2 JP 2596738Y2 JP 1993061873 U JP1993061873 U JP 1993061873U JP 6187393 U JP6187393 U JP 6187393U JP 2596738 Y2 JP2596738 Y2 JP 2596738Y2
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plate
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heating
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JP1993061873U
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友子 佐藤
寿一 高橋
潔 服部
哲夫 奥山
邦男 若塚
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Tokyo Gas Co Ltd
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は床面から室内を暖房する
温水式床暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床面から室内を暖房する従来の温水式床
暖房装置は、図6に示すように、硬質発泡体からなる基
板20の上面に設けたパイプ収納溝21内に樹脂パイプ
23を配設収納し、該基板20上にアルミシート等から
なる均熱板22を貼着積層して構成されていた。
【0003】また、矩形状ベニヤ板の第1の基板面の一
方の短辺側に裁断代を設け、この裁断代を除く板面に電
気発熱線用凹溝と入力端子取付部を設けて充填材を充填
し、裁断代を含めた平板部に基板と等大の重合基板を貼
着して第1の面発熱板を構成し、また第2の基板の一方
の長辺側と一方の短辺側にそれぞれ裁断代を設けた基板
を用いて前記と同様の第2の面発熱板を構成し、さらに
第3の基板の他方の長辺側と一方の短辺側にそれぞれ裁
断代を設けた基板を用いて前記と同様の第3の面発熱板
を構成し、この第1、第2、第3の3種の面発熱板を組
み合わせて用い部屋の大きさに合わせて3種の面発熱板
の各裁断代を裁断するようにした実公昭53−1717
5号の発熱床板が公知である。
【0004】また、矩形状の合成樹脂発泡断熱板体の一
方の片隅寄りに片寄らせて板体の内部に加熱用配管を埋
設して板体表面に金属板を貼り、板体の他方の片隅寄り
の加熱用配管が配置されていない残りの倒L字形部分を
切断部分として刻線を施し、部屋の大きさに応じて切断
部分の適宜の刻線を選択し倒L字形の切断部分の表面の
テープ状金属帯を剥離して刻線に沿って切断部分を切断
することにより、部屋の大きさに合わせたパネルを形成
するようにした特開昭61−262530号の床暖房用
パネルが公知である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記の図6に示すよう
に構成された従来の温水式床暖房装置は、その長さが布
設する室内床面の長さよりも短く形成されており、室内
に布設した際、両端に隙間が生じるので、この隙間に図
7に示すように硬質発泡体等からなる断熱材B、Bを敷
き詰めて断熱処理を行っているが、その作業は面倒で長
時間を要し作業性が極めて悪いという問題点があった。
【0006】また、前記実用新案出願公告の発熱床板
は、第1、第2、第3の3種の面発熱板の各裁断代が各
矩形状基板の短辺側や長辺側に異ならせて設けてあるの
で、3種の面発熱板を部屋に敷き並べるときに、各面発
熱板ごとに裁断代のある短辺側または長辺側を部屋のど
こに配置しなければならないかを考慮する必要があり、
各面発熱板を部屋に敷き並べる作業に注意を要し、しか
も部屋の大きさに合うようにベニヤ板からなる基板裁断
代の所要の裁断面積分を裁断するには、それぞれ部屋外
周仕切りの直線縁に合致するように定規を当てて裁断し
なければならないので、切断作業を正確に行うことは困
難であり、各面発熱板の布設作業を容易、迅速にできな
いという問題点がある。
【0007】また、前記特許出願公開の床暖房用パネル
は、倒L字形の切断部分により部屋の大きさに合うよう
にパネルを切断することはできても、内部に加熱用配管
を埋 設した合成樹脂発泡材のパネル板体は硬質発泡体の
ために、室下の根太間に布設したパネル端面と根太側面
との間にわずかでも隙間が生じ、完全に気密になる程に
は密接しないので、この隙間から床下に暖房熱が逃げて
しまい、床下への大なる放熱ロスが生ずるという問題点
がある。これは前記実用新案出願公告の発熱床板につい
ても同様である。さらにこの隙間において室内の暖房空
気が床下の冷気に触れて結露が生じ、パネル端部に結露
による汚損劣化が生ずるおそれがある。
【0008】本考案は前記の課題を解決し、床下への放
熱ロスがなく、施工性に優れた温水式床暖房装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本考案の温水式床暖房装置は、巾Daの軟質発泡体板
1aの上に前記巾Daよりも狭い巾Dbの硬質発泡体板
1bを貼着積層して、前記軟質発泡体板1aの両側縁板
部に、前記硬質発泡体板1bの両側縁外に張り出す張出
し側縁板部1x、1xを形成して基板1を構成し、前記
基板1の上面のパイプ収納溝3内に温水パイプ4を配設
し、該基板1の上面に長さLの均熱板5を貼着し、前記
基板1の少なくとも一端部に前記均熱板5の長さLを越
えて連続一体に延長する長さ調整板を設け、該長さ
調整板2の上面に複数条の切込み溝2aを設けたたこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】温水式床暖房装置を室内床面に布設する際に、
基板1を床面に並べ、室内広さからはみ出る基板端部の
長さ調整板2の余長部分を上面の切込み溝2aで切断
することにより、室内広さに合致するように室内根太間
に隙間なく布設することができる。この切断作業は、切
込み溝2aで切断することにより正確かつ容易になる。
また、長さ調整板2は、公知の発熱床板のように異な
る各基板の短辺側や長辺側に設けるのではなく、基板1
の一端に該板体を延長した板部に設けるので、基板1を
床面に並べる作業が容易となる。
【0011】また、基板1の軟質発泡体板1aの両側の
柔軟な張出し側縁板部1x、1xが撓んで根太A、Aの
側面に隙間なく密着するので、従来の基板端部と根太側
面との間に形成されていた隙間による床下への放熱は、
完全に防止される。しかも、根太A、Aの側面との間に
隙間が形成されないので、室内の暖房空気が隙間におい
て床下の冷気に触れることがなくなり結露が生ぜずパネ
ル端部に汚損、劣化が生ずるおそれがない。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により説明す
る。図1乃至図3は本考案の一実施例を示し、図3に図
示した切込み溝2aが図1では図示を省略してある。図
において、1は軟質発泡体1a上に硬質発泡体1b
を貼着積層した基板であり、軟質発泡体1aの巾Da
は図示するように硬質発泡体1bの巾Dbより広く
成する。2、2は該基板1の両端部を延長して連続一体
に設けた長さ調整板であり、この長さ調整板2、2
の上面には、板端縁に平行に所定の間隔で複数条の切込
み溝2aを設ける。3は基板1を構成する硬質発泡体
1bの上面に所定のパターンで設けたパイプ収納溝であ
る。4はパイプ収納溝3内に配設収納されて加熱用の温
水を通す樹脂パイプ等からなる温水パイプである。5は
アルミシート等からなる均熱板であり、その巾は前記硬
質発泡体板1bの巾Dbと同じに形成し、その長さLは
温水パイプを配設した区域を覆う長さに形成し、パイプ
収納溝3内に温水パイプを収納した硬質発泡体板1bの
上面に貼着する。前記の基板1の端部を延長して形成し
た長さ調整板部2は、基板1の長さ方向の少なくとも一
端部に形成し、均熱板5の長さLを越えて延長させて形
成する。
【0013】前記基板1の積層した下側の軟質発泡体板
1aと上側の硬質発泡体板1bは、広い巾Daの軟質発
泡体板1aの両側縁板部が狭いDbの硬質発泡体板1b
の両側縁の外に張り出した形状の張出し側縁板部1x、
1xを形成する。
【0014】前記のように構成した本考案の温水式床暖
房装置を室内床面に布設するには、温水式床暖房装置を
布設する室内広さに対応するように、基板1の両端部に
形成した長さ調整板2、2の余長部分を切込み溝2a
切断し、図2に示すように室内床面に布設する。この
長さ調整板2の切断作業は、複数条の切込み溝2aの
うちの室内広さに適合する切込み溝2aを選択してその
切込み溝で切断できるので正確かつ容易に切断すること
ができる。このように室内広さに適合させて基板1を布
設することにより室内に隙間なく布設でき、従来のよう
に温水式床暖房装置を布設した後の隙間に断熱材を敷き
詰める断熱処理作業を省略することができるので施工性
は著しく向上する。
【0015】また、基板1軟質発泡体1aの両側の張
出し側縁板部1x、1xが、図3に示すように、撓んで
根太A、Aに隙間なく密着するので、床下への放熱ロス
極めて有効に防止され床面から効率良く室内を暖房
ることができる。また、根太A、Aに密着して隙間が形
成されないので、室内の暖房空気が隙間において床下の
冷気に触れて結露することがないから、パネル端部に結
露による汚損、劣化が生ずるおそれがない。
【0016】図5は、本考案の温水式床暖房装置を折り
畳み自在に構成した実施例を示し、図1乃至図4と同一
符号は同一部分を示す。この図5も図1と同様に前記の
切込み溝2aの図示を省略した斜視図で示してある。
【0017】
【考案の効果】本考案は前記のように、基板の少なくと
も一端に該板体を延長した長さ調整板を連続一体に設
け、この長さ調整板の上面に複数条の切込み溝を設け
たので、室内に布設する際に、基板端部の長さ調整板
を室内広さに合致させて切断することにより隙間なく布
設することができる。
【0018】また、長さ調整板の切断作業は、複数条
の切込み溝のうちの室内広さに適合する切込み溝を選択
してその切込み溝で切断すればよいので、正確かつ容易
に切断することができる。さらに、長さ調整板は基板
の少なくとも一端に設けたので、多数の基板を床面に並
べるのに、公知の発熱床板のように異なる各基板の裁断
代の短辺側や長辺側の配置を留意をする必要がなく、布
設作業が容易である。
【0019】また、基板の軟質発泡体板の両側の柔軟な
張出し側縁板部が根太の側面に隙間なく密着するので、
隙間を介しての床下への放熱ロスが無くなる。しかも、
根太側面との間に隙間が形成されないから、室内の暖房
空気が床下の冷気に触れるて結露することがなくパネル
端部の汚損、劣化を防止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を切込み溝2aの図示を省略
して示した斜視図
【図2】本考案の一実施例の使用状態を示す縦断面図
【図3】本考案の一実施例の使用状態を示す横断面図
【図4】本考案の一実施例を切込み溝2aを図示して示
した斜視図
【図5】本考案の他の実施例を示す斜視図
【図6】従来の温水式床暖房装置を示す斜視図
【図7】従来装置の使用状態を示す縦断面図
【符号の説明】
1 基板1a 軟質発泡体板 1b 硬質発泡体板 1x 張出し側縁板部 2 長さ調整板 2a 切込み溝 3 パイプ収納溝 4 温水パイプ5 均熱板 Da 軟質発泡体板のDb 硬質発泡体板 の巾L 均熱板の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 奥山 哲夫 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)考案者 若塚 邦男 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−262530(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24D 3/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質発泡体板の上に該軟質発泡体板の巾よ
    りも狭い巾の硬質発泡体板を貼着積層して、前記軟質発
    泡体板の両側縁板部に、前記硬質発泡体板の両側縁外に
    張り出す張出し側縁板部を形成した基板を設け、前記基
    板の上面のパイプ収納溝内に温水パイプを配設し、該基
    板上面に均熱板を貼着し、前記基板の少なくとも一端
    に前記均熱板の長さを越えて連続一体に延長する長さ調
    整板部を設け、該長さ調整板の上面に複数条の切込み
    溝を設けたたことを特徴とする温水式床暖房装置。
JP1993061873U 1993-10-23 1993-10-23 温水式床暖房装置 Expired - Lifetime JP2596738Y2 (ja)

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JPH0726608U JPH0726608U (ja) 1995-05-19
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JPS61262530A (ja) * 1985-05-15 1986-11-20 Matsushita Electric Works Ltd 床暖房用パネル

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