JP2596283Y2 - 眼鏡レンズ - Google Patents

眼鏡レンズ

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JP2596283Y2
JP2596283Y2 JP1993000316U JP31693U JP2596283Y2 JP 2596283 Y2 JP2596283 Y2 JP 2596283Y2 JP 1993000316 U JP1993000316 U JP 1993000316U JP 31693 U JP31693 U JP 31693U JP 2596283 Y2 JP2596283 Y2 JP 2596283Y2
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JP
Japan
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bevel
lens
rim
front cover
angle
Prior art date
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Application number
JP1993000316U
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English (en)
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JPH0653051U (ja
Inventor
行雄 長谷川
真市 小山
芳雄 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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  • Eyeglasses (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は眼鏡フレームのリム溝に
適合するヤゲンが形成される眼鏡レンズに関し、特にコ
ンビネーションフレームに適用される眼鏡レンズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にコンビネーションフレームは、リ
ムの上からフロントカバーを被せた構成になっている。
【0003】図6は従来のヤゲン加工を施したレンズに
コンビネーションフレームを装着した状態を示す断面図
である。レンズ61には、例えば凸面側の端部にヤゲン
62が形成される。ヤゲン62にはリム63が嵌合さ
れ、リム63の眉部上側にはフロントカバー64が被せ
られる。
【0004】通常、ヤゲン62はリム63のリム溝63
aの形状や大きさと合致するように形成される。ところ
が、コンビネーションフレームの場合、フロントカバー
64の端面部64a,64bがリム63の端面部63
b,63cよりも突出していることが多い。このため、
従来はフロントカバー64の端面部64a,64bをリ
ムの端面部と見なし、凹面側の端面部64bとヤゲン底
面65とが接合されるようにヤゲン62を形成するよう
にしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
ヤゲン形成方法では、リム溝63aとヤゲン62とが完
全に嵌合しないため、レンズ61とリム63との結合強
度をフロントカバー64に頼ることになる。しかし、通
常フロントカバー64にはプラスチック製の強度の弱い
材料が使用されているので、レンズ61の保持力は脆弱
で、不安定であるという問題点があった。
【0006】また、リム溝63aとヤゲン62との間に
は隙間があるため、フロントカバー64の外側からみる
とヤゲン62の表面が白く見え、美観を損ねるという問
題点もあった。
【0007】本考案はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、コンビネーションフレームを取り付けたとき
に、美観を保ち、リムとレンズとの嵌合強度の優れた眼
鏡レンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案では上記課題を解
決するために、コンビネーションフレームに適用される
眼鏡レンズにおいて、凹面側のヤゲン底面に、ヤゲン角
をヤゲン頂点からの垂直軸で2分した角度より、前記垂
直軸となす角度が大きく、90°より小さい傾斜面を形
成したことを特徴とする眼鏡レンズが提供される。
【0009】
【作用】凹面側のヤゲン底面に、フロントカバーの端面
部を逃がすための傾斜を形成することにより、リム溝
にヤゲンを確実に嵌合させることができる。この傾斜面
の角度は垂直軸に対してヤゲン角の1/2より大きく9
0°より小さい。
【0010】また、フロントカバーの外側から見てもヤ
ゲンの傾斜面が白く見えることがなく、美観が保たれ
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本実施例の眼鏡レンズが使用されるコン
ビネーションフレームの外観を示す斜視図である。コン
ビネーションフレームは、リム1が金属フレームで形成
されており、リム1の眉部にはプラスチック製のフロン
トカバー2が設けられている。また、ブリッジ3および
テンプル4等のリム1以外の部分は、フロントカバー2
と同じ材料で一体に形成されている。
【0012】図1はこのコンビネーションフレームにレ
ンズを嵌合した状態を示す眉部付近の断面図である。こ
こでは、プラスチック製のレンズ10の凸面部10a側
の端部にヤゲン11が形成されている例を示す。フロン
トカバー2の端面部2a,2bはリム1の端面部1a,
1bよりもやや突出している。リム1の内側には、レン
ズ10のヤゲン11と嵌合するためのリム溝1cが形成
されている。このリム溝1cは、垂直軸Xに対して左右
にθ1(例えば60°)の傾斜を持つように形成されて
いる。
【0013】一方、レンズ10のヤゲン11にも同じ角
度θ1の傾斜が設けられている。また、レンズ10のヤ
ゲン底12は、垂直軸Xに対してθ1よりも大きく90
°よりも小さい角度(例えば80°)の傾斜を持つよう
に形成されている。これにより、リム溝1cとヤゲン1
1とが嵌合した状態で、フロントカバー2の凹面部10
b側の端面部2bとヤゲン底12とが干渉することがな
い。したがって、リム溝1cにヤゲン11を確実に嵌合
させることができ、レンズ10を確実に保持することが
できる。また、フロントカバー2の外側から見てもヤゲ
ン11の傾斜面が白く見えることがないので、美観を保
つことができる。
【0014】なお、θ1およびθ2は、リム溝1cの角
度や、フロントカバー2の端面部2bの突出量等に応じ
て適宜設定することができる。図3はヤゲンがコバ面の
中央に形成されたレンズをコンビネーションフレームに
嵌合した状態を示す眉部付近の断面図である。レンズ2
0では、コバ面の中央にヤゲン21が形成されているた
め、凸面部20a側と凹面部20b側とにそれぞれヤゲ
ン底22,23が形成される。
【0015】ヤゲン21は、リム溝1cと同じく垂直線
Xに対して角度θ1を持つ傾斜が左右対象に形成されて
いる。また、ヤゲン底22,23は、ともに垂直線Xに
対して角度θ2の傾斜を持つように形成されている。こ
うすることにより、ヤゲン底22および23の両側にお
いて、図1と同様の効果を得ることができる。
【0016】図4はこのようなヤゲンを形成するための
切削工具の構成を示す図であり、(A)は側面図、
(B)は図(A)の左側から見た図である。切削工具3
0は直径約30mmの円柱状に形成されており、主にレ
ンズを切削するための切削部31と、切削工具30をヤ
ゲン加工装置のチャックに取り付けるための取り付け部
32とから構成される。
【0017】切削部31の周面部には、軸方向に沿う2
枚の切削刃33および34が取り付けられている。切削
部31には2個の切り欠き35,36が形成されてい
る。この切り欠き35,36の縁端部に、切削刃33お
よび34がそれぞれろう付けされている。また、切削刃
33および34には、それぞれヤゲン溝33aおよび3
4aが形成されている。切削部31の周面部には、これ
らヤゲン溝33a,34a間に亘る溝37が形成されて
いる。切削刃33および34は、微細結晶粒ダイヤモン
ドと超硬合金を超高圧下で焼結した層状のチップであ
る。
【0018】図5は切削刃33の具体的な形状を示す拡
大図である。なお、切削刃34は切削刃33と同じ形状
であるので、ここでは説明を省略する。コンビネーショ
ンフレームを装着するためのプラスチック製のレンズを
加工する場合、切削刃33の全体の長さL1は約25m
m、先端部とヤゲン溝33aの頂点との距離L2は約7
mm、また、ヤゲン溝33aの深さL3は約0.8mm
程度が好ましい。
【0019】ヤゲン溝33aは、回転軸と垂直な軸Xに
対して左右にθ1の角度を持つように形成されている。
また、切削刃33のヤゲン溝33a以外の刃33bおよ
び33cは、ともに軸Xに対してθ2の角度を持つよう
に傾斜が形成されている。
【0020】このような切削刃33および34を有する
切削工具30を従来からのヤゲン加工装置に使用するこ
とにより、図1で示したレンズ10のヤゲン11および
ヤゲン底12や、図3で示したレンズ20のヤゲン2
1、ヤゲン底22および23を容易に形成することがで
きる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案では、凹面側
のヤゲン底面にフロントカバーの端面部を逃がすための
ヤゲン角の1/2より大きく90°より小さな角度を有
する傾斜面を形成するようにしたので、リム溝にヤゲン
を確実に嵌合させることができ、レンズを確実に保持す
ることができる。
【0022】また、フロントカバーの外側から見てもヤ
ゲンの傾斜面が白く見えることがないので、美観を保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンビネーションフレームにレンズを嵌合した
状態を示す眉部付近の断面図である。
【図2】本実施例の眼鏡レンズが使用されるコンビネー
ションフレームの外観を示す斜視図である。
【図3】ヤゲンがコバ面の中央に形成されたレンズをコ
ンビネーションフレームに嵌合した状態を示す眉部付近
の断面図である。
【図4】ヤゲンを形成するための切削工具の構成を示す
図であり、(A)は側面図、(B)は図(A)の左側か
ら見た図である。
【図5】切削刃の具体的な形状を示す拡大図である。
【図6】従来のヤゲン加工を施したレンズにコンビネー
ションフレームを装着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 リム 1a,1b 端面部 1c リム溝 2 フロントカバー 2a,2b 端面部 10,20 レンズ 10a,20a 凸面部 10b,20b 凹面部 11,21 ヤゲン 12,22,23 ヤゲン底
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−245131(JP,A) 特開 平2−13921(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02C 7/02 G02C 13/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンビネーションフレームに適用される
    眼鏡レンズにおいて、 凹面側のヤゲン底面に、ヤゲン角をヤゲン頂点からの垂
    直軸で2分した角度より、前記垂直軸となす角度が大き
    く、90°より小さい傾斜面を形成したことを特徴とす
    る眼鏡レンズ。
  2. 【請求項2】 前記傾斜を凸面側のヤゲン底面に
    成したことを特徴とする請求項1記載の眼鏡レンズ。
  3. 【請求項3】 前記傾斜は眉部側のみに形成したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の眼鏡レンズ。
JP1993000316U 1993-01-11 1993-01-11 眼鏡レンズ Expired - Lifetime JP2596283Y2 (ja)

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JPH0653051U JPH0653051U (ja) 1994-07-19
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FR2904703B1 (fr) * 2006-08-04 2008-12-12 Essilor Int Paire de lunettes ophtalmiques et procede de formation d'une nervure peripherique d'emboitement sur le chant d'une lentille
JP5134346B2 (ja) * 2007-11-30 2013-01-30 株式会社ニデック 眼鏡レンズ周縁加工装置

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