JPH0653051U - 眼鏡レンズ - Google Patents

眼鏡レンズ

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JPH0653051U
JPH0653051U JP31693U JP31693U JPH0653051U JP H0653051 U JPH0653051 U JP H0653051U JP 31693 U JP31693 U JP 31693U JP 31693 U JP31693 U JP 31693U JP H0653051 U JPH0653051 U JP H0653051U
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JP
Japan
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bevel
lens
rim
front cover
groove
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JP31693U
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JP2596283Y2 (ja
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行雄 長谷川
真市 小山
芳雄 岡村
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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  • Eyeglasses (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 眼鏡フレームのリム溝に適合するヤゲンが形
成される眼鏡レンズにおいて、コンビネーションフレー
ムを取り付けたときに、美観を損ねることなく、リムと
レンズとを確実に嵌合させることができるようにする。 【構成】 レンズ10のヤゲン11には、リム溝1cと
同じく、垂直軸Xに対して左右に角度θ1(例えば60
°)の傾斜が設けられている。また、レンズ10のヤゲ
ン底12は、垂直軸Xに対してθ1よりも大きく90°
よりも小さい角度(例えば80°)の傾斜を持つように
形成されている。これにより、リム溝1cとヤゲン11
とが嵌合した状態で、フロントカバー2の凹面部10b
側の端面部2bとヤゲン底12とが干渉することがな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は眼鏡フレームのリム溝に適合するヤゲンが形成される眼鏡レンズに関 し、特にコンビネーションフレームに適用される眼鏡レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にコンビネーションフレームは、リムの上からフロントカバーを被せた構 成になっている。
【0003】 図6は従来のヤゲン加工を施したレンズにコンビネーションフレームを装着し た状態を示す断面図である。レンズ61には、例えば凸面側の端部にヤゲン62 が形成される。ヤゲン62にはリム63が嵌合され、リム63の眉部上側にはフ ロントカバー64が被せられる。
【0004】 通常、ヤゲン62はリム63のリム溝63aの形状や大きさと合致するように 形成される。ところが、コンビネーションフレームの場合、フロントカバー64 の端面部64a,64bがリム63の端面部63b,63cよりも突出している ことが多い。このため、従来はフロントカバー64の端面部64a,64bをリ ムの端面部と見なし、凹面側の端面部64bとヤゲン底面65とが接合されるよ うにヤゲン62を形成するようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなヤゲン形成方法では、リム溝63aとヤゲン62とが完 全に嵌合しないため、レンズ61とリム63との結合強度をフロントカバー64 に頼ることになる。しかし、通常フロントカバー64にはプラスチック製の強度 の弱い材料が使用されているので、レンズ61の保持力は脆弱で、不安定である という問題点があった。
【0006】 また、リム溝63aとヤゲン62との間には隙間があるため、フロントカバー 64の外側からみるとヤゲン62の表面が白く見え、美観を損ねるという問題点 もあった。
【0007】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、コンビネーションフレー ムを取り付けたときに、美観を保ち、リムとレンズとの嵌合強度の優れた眼鏡レ ンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案では上記課題を解決するために、コンビネーションフレームに適用され る眼鏡レンズにおいて、凹面側のヤゲン底面にフロントカバーの端面部を逃がす ための傾斜を形成したことを特徴とする眼鏡レンズが提供される。
【0009】
【作用】
凹面側のヤゲン底面に、フロントカバーの端面部を逃がすための傾斜を形成す ることにより、リム溝にヤゲンを確実に嵌合させることができる。
【0010】 また、フロントカバーの外側から見てもヤゲンの傾斜面が白く見えることがな く、美観が保たれる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図2は本実施例の眼鏡レンズが使用されるコンビネーションフレームの外観を 示す斜視図である。コンビネーションフレームは、リム1が金属フレームで形成 されており、リム1の眉部にはプラスチック製のフロントカバー2が設けられて いる。また、ブリッジ3およびテンプル4等のリム1以外の部分は、フロントカ バー2と同じ材料で一体に形成されている。
【0012】 図1はこのコンビネーションフレームにレンズを嵌合した状態を示す眉部付近 の断面図である。ここでは、プラスチック製のレンズ10の凸面部10a側の端 部にヤゲン11が形成されている例を示す。フロントカバー2の端面部2a,2 bはリム1の端面部1a,1bよりもやや突出している。リム1の内側には、レ ンズ10のヤゲン11と嵌合するためのリム溝1cが形成されている。このリム 溝1cは、垂直軸Xに対して左右にθ1(例えば60°)の傾斜を持つように形 成されている。
【0013】 一方、レンズ10のヤゲン11にも同じ角度θ1の傾斜が設けられている。ま た、レンズ10のヤゲン底12は、垂直軸Xに対してθ1よりも大きく90°よ りも小さい角度(例えば80°)の傾斜を持つように形成されている。これによ り、リム溝1cとヤゲン11とが嵌合した状態で、フロントカバー2の凹面部1 0b側の端面部2bとヤゲン底12とが干渉することがない。したがって、リム 溝1cにヤゲン11を確実に嵌合させることができ、レンズ10を確実に保持す ることができる。また、フロントカバー2の外側から見てもヤゲン11の傾斜面 が白く見えることがないので、美観を保つことができる。
【0014】 なお、θ1およびθ2は、リム溝1cの角度や、フロントカバー2の端面部2 bの突出量等に応じて適宜設定することができる。 図3はヤゲンがコバ面の中央に形成されたレンズをコンビネーションフレーム に嵌合した状態を示す眉部付近の断面図である。レンズ20では、コバ面の中央 にヤゲン21が形成されているため、凸面部20a側と凹面部20b側とにそれ ぞれヤゲン底22,23が形成される。
【0015】 ヤゲン21は、リム溝1cと同じく垂直線Xに対して角度θ1を持つ傾斜が左 右対象に形成されている。また、ヤゲン底22,23は、ともに垂直線Xに対し て角度θ2の傾斜を持つように形成されている。こうすることにより、ヤゲン底 22および23の両側において、図1と同様の効果を得ることができる。
【0016】 図4はこのようなヤゲンを形成するための切削工具の構成を示す図であり、( A)は側面図、(B)は図(A)の左側から見た図である。切削工具30は直径 約30mmの円柱状に形成されており、主にレンズを切削するための切削部31 と、切削工具30をヤゲン加工装置のチャックに取り付けるための取り付け部3 2とから構成される。
【0017】 切削部31の周面部には、軸方向に沿う2枚の切削刃33および34が取り付 けられている。切削部31には2個の切り欠き35,36が形成されている。こ の切り欠き35,36の縁端部に、切削刃33および34がそれぞれろう付けさ れている。また、切削刃33および34には、それぞれヤゲン溝33aおよび3 4aが形成されている。切削部31の周面部には、これらヤゲン溝33a,34 a間に亘る溝37が形成されている。切削刃33および34は、微細結晶粒ダイ ヤモンドと超硬合金を超高圧下で焼結した層状のチップである。
【0018】 図5は切削刃33の具体的な形状を示す拡大図である。なお、切削刃34は切 削刃33と同じ形状であるので、ここでは説明を省略する。コンビネーションフ レームを装着するためのプラスチック製のレンズを加工する場合、切削刃33の 全体の長さL1は約25mm、先端部とヤゲン溝33aの頂点との距離L2は約 7mm、また、ヤゲン溝33aの深さL3は約0.8mm程度が好ましい。
【0019】 ヤゲン溝33aは、回転軸と垂直な軸Xに対して左右にθ1の角度を持つよう に形成されている。また、切削刃33のヤゲン溝33a以外の刃33bおよび3 3cは、ともに軸Xに対してθ2の角度を持つように傾斜が形成されている。
【0020】 このような切削刃33および34を有する切削工具30を従来からのヤゲン加 工装置に使用することにより、図1で示したレンズ10のヤゲン11およびヤゲ ン底12や、図3で示したレンズ20のヤゲン21、ヤゲン底22および23を 容易に形成することができる。
【0021】
【考案の効果】 以上説明したように本考案では、凹面側のヤゲン底面にフロントカバーの端面 部を逃がすための傾斜を形成するようにしたので、リム溝にヤゲンを確実に嵌合 させることができ、レンズを確実に保持することができる。
【0022】 また、フロントカバーの外側から見てもヤゲンの傾斜面が白く見えることがな いので、美観を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンビネーションフレームにレンズを嵌合した
状態を示す眉部付近の断面図である。
【図2】本実施例の眼鏡レンズが使用されるコンビネー
ションフレームの外観を示す斜視図である。
【図3】ヤゲンがコバ面の中央に形成されたレンズをコ
ンビネーションフレームに嵌合した状態を示す眉部付近
の断面図である。
【図4】ヤゲンを形成するための切削工具の構成を示す
図であり、(A)は側面図、(B)は図(A)の左側か
ら見た図である。
【図5】切削刃の具体的な形状を示す拡大図である。
【図6】従来のヤゲン加工を施したレンズにコンビネー
ションフレームを装着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 リム 1a,1b 端面部 1c リム溝 2 フロントカバー 2a,2b 端面部 10,20 レンズ 10a,20a 凸面部 10b,20b 凹面部 11,21 ヤゲン 12,22,23 ヤゲン底

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンビネーションフレームに適用される
    眼鏡レンズにおいて、 凹面側のヤゲン底面に、フロントカバーの端面部を逃が
    すための傾斜を形成したことを特徴とする眼鏡レンズ。
  2. 【請求項2】 前記傾斜を凸面側のヤゲン底面に形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の眼鏡レンズ。
  3. 【請求項3】 前記傾斜は眉部側のみに形成したことを
    特徴とする請求項1記載の眼鏡レンズ。
JP1993000316U 1993-01-11 1993-01-11 眼鏡レンズ Expired - Lifetime JP2596283Y2 (ja)

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JP1993000316U JP2596283Y2 (ja) 1993-01-11 1993-01-11 眼鏡レンズ

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JPH0653051U true JPH0653051U (ja) 1994-07-19
JP2596283Y2 JP2596283Y2 (ja) 1999-06-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131939A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Nidek Co Ltd 眼鏡レンズ周縁加工装置
JP2009545763A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 エシロル アンテルナショナル(コンパーニュ ジェネラル ドプテーク) 眼科用メガネと、嵌め込み用周縁リブをレンズの縁部に形成する方法

Cited By (2)

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JP2009545763A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 エシロル アンテルナショナル(コンパーニュ ジェネラル ドプテーク) 眼科用メガネと、嵌め込み用周縁リブをレンズの縁部に形成する方法
JP2009131939A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Nidek Co Ltd 眼鏡レンズ周縁加工装置

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JP2596283Y2 (ja) 1999-06-07

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