JPH0645321Y2 - レンズ研磨用ラッピングホルダー - Google Patents
レンズ研磨用ラッピングホルダーInfo
- Publication number
- JPH0645321Y2 JPH0645321Y2 JP6669888U JP6669888U JPH0645321Y2 JP H0645321 Y2 JPH0645321 Y2 JP H0645321Y2 JP 6669888 U JP6669888 U JP 6669888U JP 6669888 U JP6669888 U JP 6669888U JP H0645321 Y2 JPH0645321 Y2 JP H0645321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- polishing
- holder
- cemented carbide
- carbide tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アールの小さい値の凸レンズ、すなわち、曲
面がきつく曲がった凸レンズを高速研磨機により研磨す
ることを可能にしたレンズ研磨用ラッピングホルダーに
関するものである。
面がきつく曲がった凸レンズを高速研磨機により研磨す
ることを可能にしたレンズ研磨用ラッピングホルダーに
関するものである。
(従来の技術) レンズ用高速研磨機にて、レンズ曲面の研磨を行う場
合、研磨皿にラッピングホルダーに装着されたレンズを
入れ、レンズ側の上面となるラッピングホルダーの裏側
の超硬チップ部分を押え棒にて押え、研磨皿を回転させ
ることにより研磨を行うのが現状での技術である。
合、研磨皿にラッピングホルダーに装着されたレンズを
入れ、レンズ側の上面となるラッピングホルダーの裏側
の超硬チップ部分を押え棒にて押え、研磨皿を回転させ
ることにより研磨を行うのが現状での技術である。
このとき研磨対象のレンズ及びラッピングホルダーは重
力にしたがって水平となり、該ラッピングホルダーを押
さえる押え棒は垂直に配置され、押え棒の軸心は真下方
向にある。他方、研磨皿の回転の軸心が押え棒の軸心と
同じ方向にあると有効な研磨が行われないため、研磨皿
は軸心方向をずらして配置されている。すなわち、研磨
皿は傾けて斜めに取付けられ、回転させられている。
力にしたがって水平となり、該ラッピングホルダーを押
さえる押え棒は垂直に配置され、押え棒の軸心は真下方
向にある。他方、研磨皿の回転の軸心が押え棒の軸心と
同じ方向にあると有効な研磨が行われないため、研磨皿
は軸心方向をずらして配置されている。すなわち、研磨
皿は傾けて斜めに取付けられ、回転させられている。
従って、ラッピングホルダーに装着されたレンズは、回
転により、研磨皿より飛び出してしまったり、研磨皿の
中で不適当なぶれを生じたりする危険を常に有している
のである。この危険を回避するため押え棒と研磨皿でラ
ッピングホルダーを保持する。しかし、曲面がきつく曲
がった凸レンズ、例えば肉厚部分が厚く、その半径が小
さい凸レンズを押え棒にて保持しようとすると押え棒と
研磨皿の間隔が広くなり保持が難しくなる。
転により、研磨皿より飛び出してしまったり、研磨皿の
中で不適当なぶれを生じたりする危険を常に有している
のである。この危険を回避するため押え棒と研磨皿でラ
ッピングホルダーを保持する。しかし、曲面がきつく曲
がった凸レンズ、例えば肉厚部分が厚く、その半径が小
さい凸レンズを押え棒にて保持しようとすると押え棒と
研磨皿の間隔が広くなり保持が難しくなる。
そのため、従来高速研磨機での研磨作業では、レンズが
研磨皿より外れてしまったり、不均等な研磨となるとい
った不都合が生じており、上記のような凸レンズの研磨
は手作業による研磨とならざるを得なかった。
研磨皿より外れてしまったり、不均等な研磨となるとい
った不都合が生じており、上記のような凸レンズの研磨
は手作業による研磨とならざるを得なかった。
(考案が解決しようとする課題) そこで、本考案は、ラッピングホルダーの押え棒の当接
する超硬チップの肉厚が薄くなるよう切削し、押え棒と
研磨皿の距離を近接させ、レンズの保持を安定したもの
とし、曲面がきつく厚みのある凸レンズの研磨において
レンズが不安定な動きをすることを防止し、高速研磨機
による研磨を可能、且つ、面精度の高いものとすること
を目的とする。
する超硬チップの肉厚が薄くなるよう切削し、押え棒と
研磨皿の距離を近接させ、レンズの保持を安定したもの
とし、曲面がきつく厚みのある凸レンズの研磨において
レンズが不安定な動きをすることを防止し、高速研磨機
による研磨を可能、且つ、面精度の高いものとすること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、如上の目的を達成するため、外枠内部に、研
磨対象レンズが嵌合可能な形状で、且つ、レンズ研磨面
と反対側曲面と一致する底面を有する受け部を形成し、
該受け部の底面の中心に押え棒当接用超硬チップの肉厚
が必要程度薄くなるよう超硬チップ及び超硬チップホル
ダーを切削したことを特徴とするレンズ研磨用ラッピン
グホルダーとされた。
磨対象レンズが嵌合可能な形状で、且つ、レンズ研磨面
と反対側曲面と一致する底面を有する受け部を形成し、
該受け部の底面の中心に押え棒当接用超硬チップの肉厚
が必要程度薄くなるよう超硬チップ及び超硬チップホル
ダーを切削したことを特徴とするレンズ研磨用ラッピン
グホルダーとされた。
(実施例) 以下、図面に従って本考案の実施例について説明する。
第2図は、本考案の一実施例を示すレンズ研磨用ラッピ
ングホルダーの断面図である。図中1は研磨されるレン
ズ本体であり、図中2はホルダーに打ち込み式で取付け
られた外枠であり、外枠2によりレンズ1の側面をホー
ルドする。該外枠2はレンズ側面を傷つけないよう樹脂
でできている。
ングホルダーの断面図である。図中1は研磨されるレン
ズ本体であり、図中2はホルダーに打ち込み式で取付け
られた外枠であり、外枠2によりレンズ1の側面をホー
ルドする。該外枠2はレンズ側面を傷つけないよう樹脂
でできている。
図中3は押え棒当接超硬チップであり、この超硬チップ
3は押え棒との間での激しい磨耗を防ぐため超硬質金属
で形成される。超硬チップ3の肉厚は押え棒がレンズ
1、強いては研磨皿に近接し易いよう薄く切削されてい
る。その形状は押え棒が当接しやすく、且、外れないよ
うレンズ1により近接するよう内側に向かって断面略U
字形をしている。
3は押え棒との間での激しい磨耗を防ぐため超硬質金属
で形成される。超硬チップ3の肉厚は押え棒がレンズ
1、強いては研磨皿に近接し易いよう薄く切削されてい
る。その形状は押え棒が当接しやすく、且、外れないよ
うレンズ1により近接するよう内側に向かって断面略U
字形をしている。
図中4は、超硬チップホルダーであり、超硬チップ3同
様、肉厚が薄くなるよう切削されており、その材質は真
鍮等の比較的軟らかい金属でできている。超硬チップ3
及び超硬チップホルダー4は、ホールドされる凸レンズ
1の当接される側の曲形に合わせて、凸状の曲形に切削
されている。この切削に際して既製品であるダイヤモン
ドホイルカッター等が用いられる。
様、肉厚が薄くなるよう切削されており、その材質は真
鍮等の比較的軟らかい金属でできている。超硬チップ3
及び超硬チップホルダー4は、ホールドされる凸レンズ
1の当接される側の曲形に合わせて、凸状の曲形に切削
されている。この切削に際して既製品であるダイヤモン
ドホイルカッター等が用いられる。
尚、超硬チップ3の押え棒当接面よりレンズ1までの必
要程度の薄さは、レンズの直径を曲率(アール)で割っ
た値が1.3以上のものであれば、超硬チップ3の厚さは
0.6ミリメートルが好ましく、上記値が1.3以下の場合に
は0.6ミリメートルより厚くても良い。
要程度の薄さは、レンズの直径を曲率(アール)で割っ
た値が1.3以上のものであれば、超硬チップ3の厚さは
0.6ミリメートルが好ましく、上記値が1.3以下の場合に
は0.6ミリメートルより厚くても良い。
(考案の効果) 本考案の効果は以下のとおりである。
(1)従来、高速研磨機による研磨が不可能であった曲
面がきつく曲がった凸レンズ1であっても、凸レンズ1
を保持する研磨皿と押え棒の距離が近接したため安定し
たレンズ保持ができ、研磨に際してレンズ1が不安定な
動きをすることを防止でき、そのため上記のような凸レ
ンズ1の高速研磨機による研磨が可能となり、又研磨皿
とレンズをより密着させることができるので、曲率の面
精度も高まることとなった。
面がきつく曲がった凸レンズ1であっても、凸レンズ1
を保持する研磨皿と押え棒の距離が近接したため安定し
たレンズ保持ができ、研磨に際してレンズ1が不安定な
動きをすることを防止でき、そのため上記のような凸レ
ンズ1の高速研磨機による研磨が可能となり、又研磨皿
とレンズをより密着させることができるので、曲率の面
精度も高まることとなった。
(2)超硬チップ3及び超硬チップホルダー4が、レン
ズ1の当接される側の曲形に合わせて凸状に切削されて
いるので、レンズ1の不安定な動きをより効果的に防止
することができる。
ズ1の当接される側の曲形に合わせて凸状に切削されて
いるので、レンズ1の不安定な動きをより効果的に防止
することができる。
第1図は、本考案の正面図であり、第2図は同断面図で
あり、第3図は同背面図である。 1……レンズ、2……外枠、3……超硬チップ 4……超硬チップホルダー
あり、第3図は同背面図である。 1……レンズ、2……外枠、3……超硬チップ 4……超硬チップホルダー
Claims (1)
- 【請求項1】外枠内部に、研磨対象レンズが嵌合可能な
形状で、且つ、レンズ研磨面と反対側曲面と一致する底
面を有する受け部を形成し、該受け部の底面の中心に押
え棒当接用超硬チップの肉厚が必要程度薄くなるよう超
硬チップ及び超硬チップホルダーを切削したことを特徴
とするレンズ研磨用ラッピングホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6669888U JPH0645321Y2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | レンズ研磨用ラッピングホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6669888U JPH0645321Y2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | レンズ研磨用ラッピングホルダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01170548U JPH01170548U (ja) | 1989-12-01 |
JPH0645321Y2 true JPH0645321Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31292094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6669888U Expired - Lifetime JPH0645321Y2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | レンズ研磨用ラッピングホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645321Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9457411B2 (en) | 2012-02-17 | 2016-10-04 | Asphericon Gmbh | Collet |
JP5552499B2 (ja) * | 2012-03-13 | 2014-07-16 | アスフェリコン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | レンズの研削または研磨方法 |
-
1988
- 1988-05-20 JP JP6669888U patent/JPH0645321Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01170548U (ja) | 1989-12-01 |
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