JP2559976Y2 - 溝入れ用スローアウエイチップ - Google Patents

溝入れ用スローアウエイチップ

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JP2559976Y2
JP2559976Y2 JP1990101179U JP10117990U JP2559976Y2 JP 2559976 Y2 JP2559976 Y2 JP 2559976Y2 JP 1990101179 U JP1990101179 U JP 1990101179U JP 10117990 U JP10117990 U JP 10117990U JP 2559976 Y2 JP2559976 Y2 JP 2559976Y2
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chip
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幸一 池永
保三 船木
文夫 中山
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、下面を工具ホルダのチップ取付溝に嵌合
させて用いられる、溝入れ用スローアウエイチップに関
する。
[従来の技術] 従来、この種のスローアウエイチップ(以下、チップ
と略称する。)は、まず粉末冶金法により、例えば第3
図乃至第5図に示す形状に焼結形成される。
これらの図に示すチップ2は、超硬合金を略直方体状
に形成してなるもので、その上面4の両端側にすくい面
6が形成され、側面8の両端側に横逃げ面10が形成され
るとともに、前逃げ面とされる両端面12と上記すくい面
6との稜線部に前切刃14が形成され、上記すくい面6と
横逃げ面10との稜線部に横切刃16が形成されている。ま
た、チップ2の下面には、後述する工具ホルダのチップ
取付溝に嵌合する断面略V字状の突条18が形成されてい
る。
この突条18の端部は、第6図に示されるように、正面
視略コ字状に形成されるとともに、前逃げ面12の下部に
連続して形成されている。このため、前逃げ面12の延長
面は、この突条18の端部と交差し、その交差面はチップ
2の前逃げ角Bにより定まる。
上記のように焼結形成されたチップ2は、刃付けを行
うべく研摩成形されて完成品となるが、この研摩成形を
行う場合には、初めに、突条18の端部のうち、上記した
前逃げ面12の延長面との交差面より外側の部分を先に除
去し、しかる後、前逃げ面12、横逃げ面10、すくい面6
の研摩成形を行っている。
このように構成されたチップ2は、第7図に示すよう
に、略角柱状をなす工具ホルダ20の先端部に形成された
断面略V字状のチップ取付溝(図示省略)にその下面を
嵌合させ、この後、その上面の中央部をクランプ機構22
で工具下面側に押し込まれることにより、その前切刃14
が工具前方へ突出した状態で工具ホルダ20に装着され
る。
そして、以上のようにチップ2が装着された後、例え
ば第7図に示すように被削材Wを軸線回りに回転させ、
工具ホルダ20を被削材Wの径方向中心側に送り出せば、
前切刃14が被削材Wを切り込んで被削材Wに溝部24が形
成される。
[考案が解決しようとする課題] 上記の如き従来のスローアウエイチップにおいては、
上述のように、焼結形成されたチップの逃げ面(前逃げ
面)を直ちに研摩成形することができず、チップ下面の
突条の端部のうち、前逃げ面の延長面との交差面より外
側の部分(以下、「はみ出し部」という。)を、先に研
摩除去する必要がある。この突条の端部のはみ出し部の
研摩除去に要する時間、手間は無視できないものであ
り、特にチップを量産する場合には、時間、費用の点で
大きな問題となる。
本考案はこのような課題を解決することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段 本考案の溝入れ用スローアウェイチップは、略直方体
状をなし、その下面に工具ホルダのチップ取付溝に嵌合
する突条が形成され、その上面にすくい面が形成され、
下面及び上面に交差する側面であるチップ端面が逃げ面
とされた溝入れ用スローアウェイチップにおいて、突条
の逃げ面側端部がこの逃げ面の延長面に対してチップ基
端側に後退して形成されて焼結されたことを特徴とする
ものである。
[作用] 上記構成のスローアウエイチップにあっては、チップ
の端面に形成された逃げ面が直ちに研摩成形されて完成
品となる。
[実施例] 第1実施例 この考案の第1実施例を第1図を参照して説明する。
なお、本実施例及び後述の第2実施例において、上記従
来の技術における要素と同一の要素には同一の番号を付
したので、その説明を省略する。
第1図に示すチップ(焼結形成後、研摩成形前の状態
を示す)が第3図乃至第5図に示すチップと異なる点
は、その下面に形成された突条30の正面視形状である。
即ち、突条30の端部は、突条18の端部と異なり、前逃げ
面12の下端から所定間隔δ(およそ0.5mm)を存して形
成されており、且つ該端部の、下面と垂直な方向を基準
とする傾斜角度θは、チップの前逃げ角と同じか、それ
よりも大きい値に設定されている。
上記構成よりなるチップによれば、突条の端部にはみ
出し部が存せず、従って従来のチップのように突条のは
み出し部を研摩除去することなく、直ちに逃げ面を研摩
成形することができる。従って、チップを量産する際
に、研摩成形に要する時間を大幅に短縮できるととも
に、研摩成形の際に用いる工具の損傷を最小限に抑え
て、コストを削減することができる効果が存する。
しかも、このチップを研摩成形後使用する場合、刃強
度等のスローアウエイチップとしての機能は、従来のチ
ップを何ら変わるものではない。
第2実施例 この考案の第2実施例を第2図を参照して説明する。
第2図に示すチップ(焼結形成後、研摩成形前の状態
を示す)の突条40の端部は、前逃げ面12の下部に連続し
て形成され、且つ該端部の、下面と垂直な方向を基準と
する傾斜角度ωは、前逃げ角より大きい角度(本実施例
の場合、約45度)に設定されている。
このような構成によっても、突条の端部にはみ出し部
が存しないため、上記第1実施例と同様の効果が得られ
る。
なお、本考案のチップはポジタイプに限定されるもの
ではなく、ネガタイプのものであってもよい。
[考案の効果] 本考案は、溝入れ用スローアウェイチップの突条の逃
げ面側端部がこの逃げ面の延長面に対してチップ基端側
に後退して形成されて焼結されたから、チップの逃げ面
を直ちに研摩成形することができ、チップの研摩成形に
要する時間及び費用を削減することができる効果を存す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す正面図、第2図は本
考案の第2実施例を示す正面図、第3図乃至第7図は従
来のチップに関し、第3図は平面図、第4図は正面図、
第5図は側面図、第6図は第4図のA部拡大図、第7図
は説明的外観図である。 2……チップ本体、30,40……突条。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略直方体状をなし、その下面に工具ホルダ
    のチップ取付溝に嵌合する突条が形成され、その上面に
    すくい面が形成され、前記下面及び上面に交差する側面
    であるチップ端面が逃げ面とされた溝入れ用スローアウ
    ェイチップにおいて、前記突条の前記逃げ面側端部が該
    逃げ面の延長面に対してチップ基端側に後退して形成さ
    れて焼結されたことを特徴とする溝入れ用スローアウェ
    イチップ。
JP1990101179U 1990-09-27 1990-09-27 溝入れ用スローアウエイチップ Expired - Fee Related JP2559976Y2 (ja)

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