JPH0112953Y2 - - Google Patents

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JPH0112953Y2
JPH0112953Y2 JP1985025315U JP2531585U JPH0112953Y2 JP H0112953 Y2 JPH0112953 Y2 JP H0112953Y2 JP 1985025315 U JP1985025315 U JP 1985025315U JP 2531585 U JP2531585 U JP 2531585U JP H0112953 Y2 JPH0112953 Y2 JP H0112953Y2
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JP
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straightening
whetstone
abrasive
polishing
slope
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JP1985025315U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本考案は包丁などの刃物を研磨する砥石がその
使用によつて表面が歪んだ場合に、この砥石表面
が再び平面となるように矯正する砥面矯正盤に関
する。
〔従来の技術〕
上記のように砥石表面を矯正する従来の方法と
しては厚板ガラスなどの平板上にサンドペーパー
を載置して砥石表面の研磨を行なう方法、厚板ガ
ラスなどの硬質の平板上に金剛砂を散布して砥石
表面の研磨を行なう方法、あるいはコンクリート
表面で砥石表面の研磨を行なう方法などがとられ
ていた。
しかしながらこれらの方法は非能率的であるば
かりでなく、この研磨を行なつた後にも砥石表面
を正しい平面にすることが困難であつたため、例
えば実開昭56−48462号あるいは実開昭59−59263
号には鋼板などの平らな表面に浅い砥石保持溝を
網目状に刻設するか、細かいくぼみ部を群設する
などして金網砂の砂溜りを形成するようにした砥
石修正具が開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記したような従来の砥石修正
具においては、砥粒保持溝あるいはくぼみ部など
の研磨材貯留部の側面の傾斜が大きいために金剛
砂などの粒子はこの貯留部内に滞留したままにな
り、特に砥面の一部に突出部が生じた場合、ある
いは第2図に示すように砥石11の砥面12が緩
い曲面14に歪んだ際の矯正においては、矯正す
べき砥正の砥面と砥石修正具表面とが離れるため
に金剛砂などの研磨材粒子が研磨に有効に使用さ
れず、矯正に多大の時間と労力とを必要とすると
いう問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の問題を解決するために第1図お
よび第3図あるいは第4図に示すように、矯正盤
面2に対して6ないし10度の傾斜を有する緩斜面
3′によつて少なくとも一方の側面が構成された
粒溝3を、硬質材よりなる砥面矯正用盤体1の矯
正盤面に曲線からなる網目状に形成した。
〔作用〕
本考案による砥面矯正盤を使用する際には、盤
体1を適宜に位置に安定するように保持し、金剛
砂などを含む研磨剤Kを矯正盤面上に散布したり
粒溝3内に配置したりした後、使用によつて平面
性が失われた砥石11の砥面12を摺合わせる
と、上記粒溝3内の研磨用粒子Kが矯正盤面に対
して6ないし10度の傾斜を有する緩斜面3′から
この摺合わせ面に少しずつ誘出されながら摺合わ
せが行なわれ、砥石の比較的摩耗していない突出
した部分の盤体を重点的に研磨することとなり、
表面が歪んだ砥石11の砥面12は短時間の内に
平面化される。
本願考案では上記のように粒溝3の少なくとも
一方の側壁が緩斜面となつているため、研磨用粒
子が粒溝から矯正盤面に誘出されやすくなるばか
りでなく、砥面の部分的に突出した部分あるいは
砥石の端部はこの斜面上でも研磨が行なわれるの
で、処理時間の短縮に寄与するところが大であ
る。
例えば図面第2図に示したように砥石の砥面の
中央部の摩耗が著しく、全体として弯曲した表面
を有する砥石を研磨する場合には、砥石の端部よ
りの摩耗の少ない部分がこの緩斜面に落ち込んで
で砥粒に接触するので、この部分に対する研磨速
度が著しく向上する。
なお、本考案においては、硬質材よりなる砥面
矯正盤体1の矯正盤面2に曲線からなる網目状に
上記粒溝3が設けられているため、摺合わせの方
向に格別の注意を払わないでも砥面12の研磨が
正しく行なわれる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について説明する。
なお、各実施例において同様の機能を有する部
分・部材には同一の符号を付して詳細な説明は省
略した。
第1図は、砥面矯正用の盤体を示したものであ
り、1はセラミツク材や鋼材などの硬質材よりな
る砥面矯正用の盤体、2はこの盤体1の矯正盤
面、3はこの盤面2に研磨用粒子Kが貯留される
カーブ状をなす網目状の粒溝であり、本実施例で
は第3図に拡大して示すように、図示右側のほぼ
垂直な側壁の深さが約0.3mmであり、緩斜面3′の
斜面角は6ないし10度の片斜面状に形成してあ
る。
なお、第1図に15で示したのは盤体1に貫設
した通気孔であり、この通気孔によつて矯正盤面
2と砥石の砥面とが矯正処理中に密着するのを防
止することができる。
第2図は包丁などの刃物を研ぐことによつて砥
面が弯曲摩耗した砥石11の例を示したものであ
り、12は砥石11の砥面であり、14は上記の
研ぎによつて弯曲して緩い曲面となつた砥面であ
る。
第3図は第1図に示す砥面矯正用の盤体1の盤
面に設けられる粒溝の断面図を示したものであ
り、Kは金剛砂などの研磨材を含む粉末状あるい
はペースト状の研磨剤を示したものである。
使用に際しては、まず盤体1を適所に安定保持
し、次いでその矯正盤面2に設けた各粒溝3内に
も貯留されるように研磨用剤Kを散布し、そして
この矯正盤面2上において砥石11の矯正すべき
砥面12を往復しながら摺合わせる。
すると、粒溝3の本考案によつて形成された緩
い傾斜面3′に沿つて研磨用粒子Kが矯正盤面2
の摺合わせ面に少しずつ誘出されながら摺合わせ
が行われ、砥石11の緩い曲面14が短時間の間
に平面化される。
このとき、砥石の砥面の突出部あるいは第2図
に示したように砥石の砥面の中央部の摩耗が著し
い砥石を研磨する場合には砥石の端部よりの摩耗
の少ない部分がこの緩斜面に落ち込んで砥粒に直
接接触して研磨されるので、これらの部分に対す
る研磨速度が著しく向上することは前述のとおり
である。
なお、仕上げには研磨剤Kとして微粒の研磨剤
を含んだものを使用すると、砥石11の盤面12
の平滑度を高めることができる。
第4図は、第1図に示す砥面矯正用の盤体に設
けられる粒溝の他の実施例を示す断面図であり、
4は粒溝3の中央部に両傾斜面の境界となるよう
に形成された小突起を示したものであり、これに
よつて両側の緩傾斜面3′上の砥磨用粒子Kが粒
溝3の中央部に集合して滞留しないように形成し
てあり、第3図図示の実施例について説明したと
同様に使用することができる。
なお、本実施例での図示中心部の深さは約0.3
mmであり、緩斜面3′の斜面角は本考案によつて
6ないし10度に形成されていることはいうまでも
ない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、網目状
の粒溝の側壁の少なくとも一方の傾斜を6ないし
10度に形成することにより、砥石の砥面の矯正上
処理を、より正確、より容易かつ短時間に行うこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による砥面矯正盤の実施例を全
体的に示す斜視図、第2図は修正すべき砥石の形
状を示す図、第3図および第4図は本考案による
粒溝のそれぞれ異なる実施例の拡大断面図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矯正盤面2に対して6ないし10度の傾斜を有す
    る緩斜面3′によつて少なくとも一方の側面が構
    成された粒溝3を、硬質材よりなる砥面矯正用盤
    体1の矯正盤面に曲線からなる網目状に形成した
    ことを特徴とする砥面矯正盤。
JP1985025315U 1985-02-23 1985-02-23 Expired JPH0112953Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985025315U JPH0112953Y2 (ja) 1985-02-23 1985-02-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985025315U JPH0112953Y2 (ja) 1985-02-23 1985-02-23

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Publication Number Publication Date
JPS61141068U JPS61141068U (ja) 1986-09-01
JPH0112953Y2 true JPH0112953Y2 (ja) 1989-04-14

Family

ID=30520277

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JP1985025315U Expired JPH0112953Y2 (ja) 1985-02-23 1985-02-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648462B2 (ja) * 1978-02-27 1981-11-16

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648462U (ja) * 1979-09-18 1981-04-30
JPS5959263U (ja) * 1982-10-07 1984-04-18 都築 弘 砥石修正具

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648462B2 (ja) * 1978-02-27 1981-11-16

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JPS61141068U (ja) 1986-09-01

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