JPH058051Y2 - - Google Patents

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JPH058051Y2
JPH058051Y2 JP1986149346U JP14934686U JPH058051Y2 JP H058051 Y2 JPH058051 Y2 JP H058051Y2 JP 1986149346 U JP1986149346 U JP 1986149346U JP 14934686 U JP14934686 U JP 14934686U JP H058051 Y2 JPH058051 Y2 JP H058051Y2
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grinding wheel
grinding
convex curved
curved surface
abrasive grains
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、研削砥石に関し、特に、プレス型
の仕上げに使用するのに好適な研削砥石の改良に
かかるものである。
〔従来の技術〕
従来、プレス型を仕上げ加工する場合には、第
6図あるいは第7図に示すように、レジノイドボ
ンドあるいはビトリフアイドボンド砥石と呼ばれ
る、砥石全体に砥粒が形成された砥石50、ある
いは、電着により砥石部56を保持部57の先端
部のみに形成した砥石55を使用しており、そ
の、研削作業は主に手作業で行つていた。
そして、砥石50あるいは55は、いずれも研
削時の面圧を、すべて砥石部で受ける構造、即
ち、加工面が全て研削面となる構造のものであつ
た。
なお、上記した砥石に類似したものとして、研
削用の砥石と、これを回転させる工具と、この工
具の回転軸に固定されている回転円板とから構成
されるとともに、砥石が固定された回転円板が可
撓性を有する弾発材料でできている研削装置があ
る。
そして、このような技術を開示したものとして
は、実開昭60−161563号公報がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のプレス型面の仕上げ作業
では、研削砥石の研削加工面全てに砥粒が設けら
れているため、プレス型面の研削時における研削
量(一般にはμ単位の微小量)の制御は、手作業
の場合は作業者の勘に頼るしかなく、熟練者でも
その調整が非常に難しいものであり、また、自動
的な研削装置でも、その制御量が微小単位のた
め、制御が困難であり、型面を削り過ぎてしまう
ことがあつた。
この場合、型面に肉盛りをして、再度研削作業
を行つており、仕上げ作業に多大の時間を費やし
ていた。
また、特に、仕上げ加工を行うワーク材料の硬
さが一様でない場合、良好な仕上げ面を得ること
ができないという問題があつた。
すなわち、作業の熟練者が同じ力でワーク表面
を研削しても、ワークの柔らかな部分が早く減つ
てしまい、良好な仕上げ面を得ることができない
という問題があつた。
ここで、ワーク材料の硬さが一様でない場合と
は、例えば、プレス型の肉盛部のように母材と肉
盛部で硬さが異なる場合である。
そこで本考案は、研削時にワークから受ける面
圧の一部を、非研削部である砥石本体で負担す
る、即ち、砥石本体の表面をプレス型の凸曲面に
当接した状態で研削するようにして、型面を削り
過ぎないようにし、良好な仕上げ面を得ることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのため本考案は、プレス型の凸曲面を仕上げ
加工するために使用する研削砥石であつて、前記
研削砥石は、プレス型の凸曲面に当接する表面に
凹溝が形成された砥石本体と、この砥石本体の凹
溝内に電着により固着された砥粒とを備え、さら
に、前記砥粒の先端が前記砥石本体の表面よりも
低く設定されているものである。
〔作用〕
上述の手段により、プレス型の凸曲面を仕上げ
加工する場合は、まず、砥石本体の表面をプレス
型の凸曲面に当接させる。この場合、プレス型が
凸曲面のため、その凸曲面の一部が砥石本体の凹
溝内入り、砥粒先端と接触する。次いで、手作業
あるいは自動的な研削装置の作動により、砥石本
体の表面がプレス型面に当接した状態で、凸曲面
の一部が凹溝内の砥粒によつて研削される。そし
て、所定量を研削すると、砥粒先端が砥石本体の
表面よりも低くなつているので、砥石本体の表面
のみがプレス型の凸曲面に当接した状態となり、
プレス型の凸曲面と砥粒先端と接触が回避され、
プレス型の凸曲面の所定量以上の研削が止められ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
(第1実施例) 第1図は本考案にかかる研削砥石の第1実施例
を示す斜視図、第2図はその断面図である。
研削砥石1は、プレス型の凸曲面を仕上げ加工
するために使用されるものであり、砥石本体2
と、電着剤4および砥粒6から構成されている。
砥石本体2は鉄あるいはプラスチツクにより構
成され、所定の大きさのブロツク形状を有する。
そして、砥石本体2の一面22に凹溝24が梯
子形状に形成されている。
すなわち、凹溝24は、砥石本体2の長手方向
に沿つて平行に2条形成された平行溝242と、
これらの平行溝242と直交するように数条形成
された交差溝244から構成されている。
そして、凹溝24には、電着剤4により砥粒6
が固着されている。本実施例においては、電着剤
4はニツケルが使用されている。
また、砥粒6の材質はCBN砥粒で、粒径は40
〜60番あるいは80〜100番のものを使用した。
ここで、凹溝24へ砥粒6を固着させる方法に
ついて簡単に説明すると、まず、凹溝24にニツ
ケル層を付着させる。
次に、このニツケル層の上に砥粒6を1層載
せ、さらに砥粒6の粒径の50〜60%の厚さニツケ
ル層を載せ、電着によつて固着させた。
このようにして、第2図に示す断面構造を有す
る研削砥石1を製作した。
そして、この場合、砥粒6の先端は、砥石本体
2の表面22よりも、わずかに窪んだ状態に設定
されている。
これによつて、研削時にプレス型から受ける面
圧を砥石本体2で一部負担する、即ち、研削時に
砥石本体2の表面22がプレス型面に当接した状
態で研削することになる。
上記の構成により、プレス型の凸曲面を仕上げ
加工する場合、まず、砥石本体2の表面22をプ
レス型の凸曲面に当接させる。この場合、プレス
型が凸曲面のため、その凸曲面の一部が砥石本体
2の凹溝24内入り、砥粒6の先端と接触する。
次いで、手作業あるいは自動的な研削装置の作動
により、砥石本体2の表面22がプレス型の凸曲
面に当接した状態で、凸曲面の一部が凹溝24内
の砥粒6によつて研削される。そして、所定量を
研削すると、砥粒6の先端が砥石本体2の表面2
2よりも低くなつているので、砥石本体2の表面
22のみがプレス型の凸曲面に当接した状態とな
り、プレス型の凸曲面と砥粒6の先端と接触が回
避され、プレス型の凸曲面の所定量以上の研削が
止められる。
これにより、その研削量が、手作業あるいは自
動的な研削装置の場合でも一定とするこどがで
き、従来のように削り過ぎるということがなくな
る。その結果、肉盛り等の余分な作業も不要とな
る。
また、ワークの材質が一様でない場合でも、前
記のように研削量を一定とすることができるた
め、良好な仕上げ面を得ることができる。
さらに、平行溝242だけでなく、これと直交
する交差溝244が形成されているため、研削く
ずをスムーズに排出することができる。
(第2実施例) 第3図は本考案にかかる研削砥石の第2実施例
を示す斜視図である。
第2実施例において、第1実施例と同一部分は
同一の番号を付して説明し、第1実施例と異なる
部分のみ説明する。
すなわち、第2実施例の研削砥石12が第1実
施例と異なる最大のポイントは、砥石本体21を
薄い板状としたことである。
上記の構成にかかる第2実施例の作用を説明す
ると、砥石本体21を薄い板状としたことによ
り、可撓性が発揮され、大きな曲率を有する曲面
を良好に手仕上げすることができる。
(第3実施例) 第4図は本考案にかかる研削砥石の第3実施例
を示す平面図、第5図は第4図の−線に沿つ
た断面図である。
第3実施例においても、第1実施例および第2
実施例と同一部分は同一の番号を付して説明し、
第1実施例および第2実施例と異なる部分のみ説
明する。
すなわち、第3実施例の研削砥石14が第1実
施例および第2実施例と異なる最大のポイント
は、凹溝25が斜めに交差するように形成されて
いることである。また、砥石本体23を円形に形
成して、その環状部232に砥石部分を形成した
ものである。
上記の構成にかかる第3実施例の作用を説明す
ると、砥石本体23の環状部232に、斜めに交
差して形成された凹溝25によつて、砥石本体2
3を回転工具(図示しない)に接着して使用する
ことができる。
以上、本考案の特定の実施例について説明した
がこれに限定されるものではなく、実用新案登録
請求の範囲に記載した範囲内で当業者が実施可能
な種々の別な態様が考えられる。
例えば、上記の実施例においては電着剤として
ニツケルを使用したが、ニツケルでなくてもクロ
ムでもよい。
〔考案の効果〕
上述のように、本考案は、砥石本体の凹溝内に
砥粒を固着し、この砥粒の先端を砥石本体表面よ
りも低く設定したので、研削時にプレス型から受
ける面圧の一部を、砥石本体で負担する、即ち、
砥石本体の表面をプレス型の凸曲面に当接した状
態で研削するので、所定量を研削すると、プレス
型の凸曲面と砥粒先端と接触が回避され、プレス
型面の所定量以上の研削を止めることができる。
このため、その研削量が、手作業あるいは自動
的な研削装置のいずれの場合でも一定とするこど
ができ、従来のように削り過ぎるという不具合を
解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる研削砥石の第1実施例
を示す斜視図、第2図はその断面図、第3図は本
考案にかかる研削砥石の第2実施例を示す斜視
図、第4図は本考案にかかる研削砥石の第3実施
例を示す平面図、第5図は第4図の−線に沿
つた断面図、第6図は砥石全体に砥粒が入つた従
来の研削砥石を示す斜視図、第7図は砥粒の入つ
た砥石部が、本体の先端部のみに形成された従来
の研削砥石を示す断面図である。 1,12,14……研削砥石、2,21,23
……砥石本体、4……電着剤、6……砥粒、2
4,25……凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス型の凸曲面を仕上げ加工するために使用
    する研削砥石であつて、前記研削砥石は、プレス
    型の凸曲面に当接する表面に凹溝が形成された砥
    石本体と、この砥石本体の凹溝内に電着により固
    着された砥粒とを備え、さらに、前記砥粒の先端
    が前記砥石本体の表面よりも低く設定されている
    ことを特徴とする研削砥石。
JP1986149346U 1986-09-29 1986-09-29 Expired - Lifetime JPH058051Y2 (ja)

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JPS6357060U JPS6357060U (ja) 1988-04-16
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