JP2596012Y2 - 座席用クッション体 - Google Patents

座席用クッション体

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JP2596012Y2
JP2596012Y2 JP1993028276U JP2827693U JP2596012Y2 JP 2596012 Y2 JP2596012 Y2 JP 2596012Y2 JP 1993028276 U JP1993028276 U JP 1993028276U JP 2827693 U JP2827693 U JP 2827693U JP 2596012 Y2 JP2596012 Y2 JP 2596012Y2
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JP
Japan
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cushion
fitting
cushion members
members
seat cushion
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Application number
JP1993028276U
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JPH0686697U (ja
Inventor
寿夫 酒井
邦昭 水谷
Original Assignee
高島屋日発工業株式会社
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の座席用クッシ
ョン体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の座席用クッション体は全体が均
等な硬度の材料からなるのが普通であるが、特公昭52-1
346 号公報や実開昭62-29145号公報に示されるように、
硬度の異なるクッション部材を組み合わせることによ
り、好みの座り心地を得ることができるようにしたもの
も提案されている。ところが従来のこの主の座席用クッ
ション体は、図5に示すように硬度の低いクッション部
材20と硬度の高いクッション部材21とを垂直面で接続し
たものであったため、図6のようにその上に着座したと
きに硬度の低いクッション部材20と硬度の高いクッショ
ン部材21との間で段差が発生したり、図7に示すように
荷重のかかる方向に一方が押されることにより両者間に
開口が発生し、座り心地が阻害される欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解決して、硬度の異なるクッション部材を組
み合わせることにより、好みの座り心地を得ることがで
き、しかも荷重を受けた場合にもクッション部材の相互
間に段差や開口が生ずることのない座席用クッション体
を提供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案は、複数のブロックに分割された硬
度の異なるクッション部材を各クッション部材どうしを
接着することなく組み合わせた座席用クッション体にお
いて、上記のクッション部材の相互間には嵌合用凹部と
嵌合用凸部が形成されており、かつこれらの嵌合用凹部
と嵌合用凸部の少なくとも一方をアンダーカット状とし
て、各クッション部材間に段差や開口が発生することを
防止するようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本考案の座席用クッション体は、硬度の異なる
複数のクッション部材を組み合わせたものであるから、
好みの座り心地を得ることができる。しかも各クッショ
ン部材間には嵌合用凹部と嵌合用凸部とが形成されてお
り、かつこれらの嵌合用凹凸部の一方をアンダーカット
状としたので、以下の実施例に示すように着座した際に
各クッション部材間に段差が生じたり、開口が生ずるこ
とを防止することができ、良好な座り心地を維持するこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図1〜図4の実施例によって
更に詳細に説明する。図1は第1の実施例の断面図であ
り、1は金属や樹脂製のパネルフレーム、2はこのパネ
ルフレーム1の内部に組み込まれるクッション体であ
り、このクッション体2は図2に示すように4個のブロ
ックに分割されたクッション部材3〜6から構成されて
いる。
【0007】クッション部材3はメインクッションの前
部を構成する比較的軟質のものであり、クッション部材
4はメインクッションの後部を構成する中硬質のもので
あり、クッション部材5、6はサイドクッションを構成
する硬質のものである。図1に示すように、クッション
部材5、6の内側面の先端は斜め下方に垂下した嵌合用
凸部5a、6aとなっており、クッション部材4の両側面に
はこれに対応した嵌合用凹部4a、4bが形成されている。
そして嵌合用凹部4a、4bはアンダーカット状となってい
る。
【0008】なお、クッション部材4の両側部にはイン
サートワイヤ7、8がインサートされて補強効果を発揮
している。また図示されていないが、クッション部材
5、6とクッション部材3との間にも同様のアンダーカ
ット状の嵌合用凹部と嵌合用凸部が形成してある。更に
クッション部材3とクッション部材4との間にも必要に
応じてこのような嵌合用の凹凸部を形成してもよい。
【0009】このように構成された第1の実施例の座席
用クッション体は、クッション部材3、4とサイドクッ
ションを構成するクッション部材5、6との間にアンダ
ーカット状の嵌合用の凹凸部が形成されているため、ク
ッション部材3、4に着座したときにクッション部材
5、6との間に著しい段差が生ずることがない。またサ
イド部に着座した場合にも、クッション部材5、6は硬
度を高くしてあるために嵌合用凸部5a、6aをはね上げる
方向に力が作用し、クッション部材3、4との間に大き
い開口を生じさせることがない。このために着座位置に
かかわらず常に優れた乗り心地を得ることができる。
【0010】図3は本考案の第2の実施例を示すもの
で、クッション部材3、4とクッション部材5、6との
間の嵌合用凹凸部を水平方向に設けた例を示している。
この場合にも第1の実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。また図4は本考案の第3の実施例を示すもの
で、やはり前記したと同様の作用効果を得ることができ
るものである。
【0011】
【考案の効果】以上に詳細に説明したように、本考案の
座席用クッション体は硬度の異なる複数のクッション部
材を各クッション部材どうしを接着することなく組み合
わせたものであるから、好みの座り心地を得ることがで
きる。しかも各クッション部材間には一方をアンダーカ
ット状とした嵌合用凹凸部を形成したので、着座した際
に各クッション部材間に段差が生じたり、開口が生ずる
ことを防止することができ、良好な座り心地を維持する
ことができる利点がある。よって本考案は従来の問題点
を解決した座席用クッション体として、その実用的価値
はきわめて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す断面図である。
【図2】第1の実施例の外観を示す斜視図である。
【図3】第2の実施例を示す断面図である。
【図4】第3の実施例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】従来例の欠点を示す断面図である。
【図7】従来例の欠点を示す断面図である。
【符号の説明】
3 クッション部材 4 クッション部材 5 クッション部材 6 クッション部材 4a 嵌合用凹部 4b 嵌合用凹部 5a 嵌合用凸部 6a 嵌合用凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B68G 5/02 A47C 7/14 A47C 7/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックに分割された硬度の異な
    るクッション部材(3) 、(4) 、(5) 、(6) を各クッショ
    ン部材どうしを接着することなく組み合わせた座席用ク
    ッション体において、上記のクッション部材(3) 、(4)
    、(5) 、(6) の相互間には嵌合用凹部(4a)、(4b)と嵌
    合用凸部(5a)、(6a)が形成されており、かつこれらの嵌
    合用凹部(4a)、(4b)と嵌合用凸部(5a)、(6a)の少なくと
    も一方をアンダーカット状として、各クッション部材間
    に段差や開口が発生することを防止するようにしたこと
    を特徴とする座席用クッション体。
JP1993028276U 1993-05-28 1993-05-28 座席用クッション体 Expired - Lifetime JP2596012Y2 (ja)

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JPH0686697U JPH0686697U (ja) 1994-12-20
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5865886B2 (ja) * 2013-09-30 2016-02-17 本田技研工業株式会社 成形体の製造方法および車両用シート材の製造方法
JP5918305B2 (ja) * 2014-06-10 2016-05-18 東洋ゴム工業株式会社 シートパッド

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JPH0686697U (ja) 1994-12-20

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