JP2596003Y2 - 原稿読み取り装置 - Google Patents

原稿読み取り装置

Info

Publication number
JP2596003Y2
JP2596003Y2 JP1991104424U JP10442491U JP2596003Y2 JP 2596003 Y2 JP2596003 Y2 JP 2596003Y2 JP 1991104424 U JP1991104424 U JP 1991104424U JP 10442491 U JP10442491 U JP 10442491U JP 2596003 Y2 JP2596003 Y2 JP 2596003Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
original
image sensor
feed roller
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991104424U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0553361U (ja
Inventor
紹男 大泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Cash Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Cash Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Cash Machine Co Ltd filed Critical Japan Cash Machine Co Ltd
Priority to JP1991104424U priority Critical patent/JP2596003Y2/ja
Publication of JPH0553361U publication Critical patent/JPH0553361U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596003Y2 publication Critical patent/JP2596003Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シート状原稿を搬送し
ながらこれをイメージセンサで読み取る原稿読み取り装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭64−12667号
公報に示されるように、ファクシミリ等においてシート
状の原稿を搬送しながら読み取る装置として、原稿を一
定搬送経路で搬送する手段と、その搬送経路上に位置す
るイメージセンサとを備え、このイメージセンサの受光
面を原稿の一面に密着させて読み取りを行うようにした
ものが知られている。すなわち、この公報に示されてい
る装置では、イメージセンサが、その所定箇所に幅方向
に延びる光電変換素子を有するとともに、その光電変換
素子部分が搬送ローラに弾圧接触するように、弾圧手段
によって支持された構造となっている。そしてこの構造
により、原稿読み取り部分となる光電変換素子部分の表
面が確実に原稿に密着するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記装置によると、イ
メージセンサの原稿読み取り部分の表面が原稿に密着す
るようになっており、その密着を確実にするため、常に
イメージセンサの原稿読み取り部分が搬送ローラに押し
付けられているため、搬送ローラに付着する紙粉、イン
ク等によって上記原稿読み取り部分の表面が汚れ易く、
またこの部分にすり傷が付くこともある。この汚れや傷
により読み取り精度の低下を招き、また上記汚れを除去
するための清掃作業の頻度を多くすることが必要となっ
てメインテナンス性が悪く、さらに上記傷により耐久性
が低下する等の問題がある。
【0004】そこで、原稿読み取り部分の表面を原稿に
密着させず、一定の微小間隙(数百ミクロン程度)を有
する状態で焦点が合って原稿像を読み取ることができる
ような、所定の焦点深度を有する非密着型イメージセン
サが考えられており、このように非密着型とすると、上
記のような原稿読み取り部分の表面の汚れ、傷等の問題
が解消される。
【0005】ところが、このようにする場合、イメージ
センサの原稿読み取り部分の表面と原稿との間隙を数百
ミクロン程度のオーダーで正しく管理する必要があるの
で、従来は、原稿の搬送経路の設置およびイメージセン
サの取付にあたってこれらの位置決めを精度良く行うこ
とを要するとともに、原稿がイメージセンサに対して正
しく一定間隙を保ちつつ搬送されるようにフィードロー
ラ等を配設することを必要とし、搬送系統の構造が複雑
化し易かった。
【0006】本考案は上記の事情に鑑み、イメージセン
サを非密着型とすることにより原稿読み取り部分の表面
の汚れや傷の発生を防止し、しかも、イメージセンサの
原稿読み取り部分の表面と原稿との間に一定間隙が確保
されるようにしつつ、原稿搬送系統の構造を簡単にし、
コストダウンを図ることができる原稿読み取り装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、シート状原稿に対して一定の間隙を有する
状態で原稿像を読み取る非密着型イメージセンサを、原
稿搬送経路に臨ませて設けた原稿読み取り装置であっ
て、上記原稿搬送経路に、上面を原稿搬送面とする原稿
搬送プレートと、外周部が上記原稿搬送面から一定量だ
け上方に突出する原稿送りローラとを設ける一方、上記
イメージセンサを、原稿搬送面に対して近接、離間方向
に揺動可能な状態に、支持手段に支持させ、このイメー
ジセンサを付勢手段により原稿搬送面に向けて付勢し、
このイメージセンサの端部が上記原稿送りローラに当接
し、かつイメージセンサの焦点部分に対応する原稿読取
り位置が上記原稿送りローラから所定距離だけ離れた原
稿搬送面上に存在するように上記原稿搬送プレート及び
原稿送りローラとイメージセンサとの位置関係を設定す
るとともに、上記原稿読取り位置付近の原稿搬送面はイ
メージセンサと所定角度を持って対向する略平面とし、
上記原稿送りローラによって送られる原稿が上記原稿読
取り位置で原稿搬送面に密着する状態を確保するように
上記原稿読取り位置の近傍において原稿搬送面に段差を
もたせたものである。
【0008】
【作用】上記構成によると、上記原稿読み取り位置はイ
メージセンサが当接する原稿送りローラから所定距離だ
け離れた位置で、略平面の原稿搬送面上に設定されるこ
とにより、上記原稿読取り位置における原稿搬送面とイ
メージセンサとの間隔が確実に規制される。そして、イ
メージセンサにおいて原稿送りローラに当接した部分
は、原稿を送りローラに押し付ける押え部材の役目も兼
ねることとなる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の一実施例による原稿読み取り装置の要部
を示し、図2はこの装置の適用例を示している。図2の
例ではファクシミリに適用しており、この図において、
ファクシミリの本体枠1の上部の一端寄りの箇所には、
複数枚の原稿2を束ねて傾斜状態で挿入することができ
るように原稿挿入口3が形成され、また本体枠1の上部
の他端寄りの箇所には、原稿取出口4が形成されてい
る。そして、本体枠1の内部において、上記原稿挿入口
3と原稿取出口4との間に、原稿搬送経路5が配置され
ている。
【0010】上記原稿搬送経路5には、原稿取り込みロ
ーラ7とこれに圧接する押え部材8等により原稿挿入口
3から1枚ずつ原稿2を取り込むように構成された原稿
取り込み手段6と、一対のガイドローラ9,10と、後
に詳述するようなイメージセンサ21、原稿送りローラ
25等からなる原稿読み取り装置20とが配設されてい
る。そして、原稿2が、原稿挿入口3から原稿取り込み
手段6、ガイドローラ9,10、原稿読み取り装置20
をこの順に通過して原稿取出口4に送られるとともに、
原稿読み取り装置20を通過する間に原稿像が読み取ら
れ、電気信号に変換されて送信されるようになってい
る。一方、受信した信号を像に再生してプリントするた
めの装置として、ロール状の用紙を繰り出し可能に保持
した給紙部11、サーマルヘッド12、該サーマルヘッ
ド12に当接するローラ13等が本体枠1内の適宜箇所
に配置されている。14は原稿取り込み手段6を駆動す
るモータ、15は原稿読み取り装置20の原稿送りロー
ラを駆動するモータ、16はサーマルプリンタ用モータ
である。
【0011】上記原稿読み取り装置20を図1に基づい
て具体的に説明する。この原稿読み取り装置20は、原
稿搬送経路5に設けられて上面を原稿搬送面22aとす
る原稿搬送用プレート22と、外周部が上記原稿搬送面
22aから一定量だけ上方に突出する原稿送りローラ2
1とを備えるとともに、シート状の原稿に対して一定の
間隙を有する状態で原稿像を読み取る非密着型のイメー
ジセンサ21を備えている。このイメージセンサ21
は、その下面側の所定箇所に光電変換素子等からなる像
読取り部(図示せず)を有し、原稿搬送用プレート22
の上面により構成される原稿搬送面22aの上方に配置
され、焦点部分に対応する原稿読取り位置Pの原稿像を
読み取るようになっている。そしてこのイメージセンサ
21は、本体枠に軸支された揺動軸(支持手段)23
に、取付アーム24を介して取り付けられることによ
り、この揺動軸23を揺動中心として、原稿搬送面22
aに対して近接、離間方向に揺動可能となっている。上
記揺動軸23はイメージセンサ21の原稿導入側の側方
に配置されている。
【0012】原稿読み取り装置20の配置部分において
原稿搬送経路5の途中には、原稿2を取出口側に送る原
稿送りローラ25が具備されている。この原稿送りロー
ラ25は、原稿搬送経路5における上記イメージセンサ
21に対応する範囲内で、かつイメージセンサ21の焦
点部分に対応する原稿読取り位置Pからオフセットした
位置に設けられ、例えば図示のように、イメージセンサ
21の原稿導出側端部に対応する位置に配置されてい
る。つまり、上記原稿読取り位置Pが原稿送りローラ2
5から所定距離だけ離れた位置に設定されている。
【0013】上記原稿搬送面22aには、イメージセン
サ21の焦点部分に対応する位置Pと送りローラ25が
配置されている箇所との間に、段差をもたせる屈曲部分
27が形成されることにより、原稿搬送面22a上の原
稿が、上記送りローラ25により引っ張られた状態にお
いて上記位置Pでは確実に原稿搬送面22aに密着する
ようになっている。また、上記イメージセンサ21の下
面は原稿搬送面22aに対して原稿導入側が離間するよ
うに所定角度θだけ傾斜している。そして、上記イメー
ジセンサ21の端部下面が上記送りローラ25に押し付
けられた状態で、上記焦点部分に対応する位置Pにおい
て原稿搬送面22aとイメージセンサ21とが所定間隔
c(0.2mm程度)を有するように、上記角度θ等が設
定されている。
【0014】このような当実施例の原稿読み取り装置2
0によると、この装置に送り込まれた原稿2は、原稿搬
送面22aとイメージセンサ21との間を通り、送りロ
ーラ25上を通過し、送りローラ25の回転(矢印a)
に伴って所定方向(矢印b)に搬送される。そして、上
記焦点部分に対応する位置Pでは、原稿搬送面22aに
密着した原稿2とイメージセンサ21との間に、ピント
が合うような一定の間隙が存在する状態で、この位置P
の像がイメージセンサ21に読み取られる。このように
イメージセンサ21が非密着型とされることにより、イ
メージセンサ21の像読み取り部分の汚れや損傷が抑制
される。
【0015】そして、上記イメージセンサ21の一端部
が送りローラ25に押し付けられた状態で、上記位置P
において原稿搬送面22aとイメージセンサ21との間
隔が適正な値に規制され、つまり、送りローラ25でイ
メージセンサ21が支持されることにより、適正な間隔
規制状態が確保される。また、上記イメージセンサ21
は、原稿2を送りローラ25の周面に押し付ける押え部
材の役目を兼ねる。従って、簡単な構造で、上記原稿搬
送面22aとイメージセンサ21との間隔の規制、およ
び原稿2の搬送が達成される。
【0016】また、イメージセンサ21の表面の清掃等
を行う場合は、イメージセンサ21の一端側を上記スプ
リング26の付勢力に抗して持ち上げることにより、原
稿搬送面22aとの間隔を広げることができる。
【0017】なお、上記実施例ではイメージセンサ21
を原稿搬送面22aに向けて付勢する手段としてコイル
状のスプリング26を設けているが、これに変えて板バ
ネ、エアクッションシリンダ等の弾性部材を用いてもよ
く、また、イメージセンサ21の自重だけで送りローラ
に圧接させてイメージセンサ自身を付勢手段としてもよ
い。このほかにも、原稿読み取り装置20における各部
の構造は、本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更して差
し支えない。また、本考案の適用例も上記ファクシミリ
に限らず、各種のマークシート、カード等の読み取りに
適用できる。
【0018】
【考案の効果】以上のように、本考案の原稿読み取り装
置は、非密着型のイメージセンサを原稿搬送面に対して
近接、離間方向に揺動可能とし、原稿送りローラに当接
させるようにする一方、イメージセンサの焦点部分に対
応する原稿読取り位置が上記原稿送りローラから所定距
離だけ離れた原稿搬送面上に存在するように設定すると
ともに、上記原稿読取り位置付近の原稿搬送面はイメー
ジセンサと所定角度を持って対向する略平面とし、か
つ、原稿読取り位置の近傍で原稿搬送面に段差をもたせ
て、原稿が上記原稿読取り位置で原稿搬送面に密着する
状態を確保するようにしている。このため、イメージセ
ンサの原稿読み取り部分の表面と原稿との間に一定間隙
を確保することができて、イメージセンサの原稿読み取
り部分の表面の汚れや傷の発生を防止することができ、
しかも、原稿送りローラにイメージセンサを当接させた
簡単な構造により、上記読み取り位置での一定間隙の確
保および原稿の搬送を達成することができ、搬送系統の
構造を簡単にし、コストダウンを可能にするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による原稿読み取り装置の断
面図である。
【図2】本考案の装置の適用の一例を示すファクシミリ
の概略断面図である。
【符号の説明】
20 原稿読み取り装置 21 イメージセンサ 22a 原稿搬送面 23 揺動軸 25 送りローラ 26 スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状原稿に対して一定の間隙を有す
    る状態で原稿像を読み取る非密着型イメージセンサを、
    原稿搬送経路に臨ませて設けた原稿読み取り装置であっ
    て、上記原稿搬送経路に、上面を原稿搬送面とする原稿
    搬送プレートと、外周部が上記原稿搬送面から一定量だ
    け上方に突出する原稿送りローラとを設ける一方、上記
    イメージセンサを、原稿搬送面に対して近接、離間方向
    に揺動可能な状態に、支持手段に支持させ、このイメー
    ジセンサを付勢手段により原稿搬送面に向けて付勢し、
    このイメージセンサの端部が上記原稿送りローラに当接
    し、かつイメージセンサの焦点部分に対応する原稿読取
    り位置が上記原稿送りローラから所定距離だけ離れた原
    稿搬送面上に存在するように上記原稿搬送プレート及び
    原稿送りローラとイメージセンサとの位置関係を設定す
    るとともに、上記原稿読取り位置付近の原稿搬送面はイ
    メージセンサと所定角度を持って対向する略平面とし、
    上記原稿送りローラによって送られる原稿が上記原稿読
    取り位置で原稿搬送面に密着する状態を確保するように
    上記原稿読取り位置の近傍において原稿搬送面に段差を
    もたせたことを特徴とする原稿読み取り装置。
JP1991104424U 1991-12-18 1991-12-18 原稿読み取り装置 Expired - Lifetime JP2596003Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991104424U JP2596003Y2 (ja) 1991-12-18 1991-12-18 原稿読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991104424U JP2596003Y2 (ja) 1991-12-18 1991-12-18 原稿読み取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0553361U JPH0553361U (ja) 1993-07-13
JP2596003Y2 true JP2596003Y2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=14380314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991104424U Expired - Lifetime JP2596003Y2 (ja) 1991-12-18 1991-12-18 原稿読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596003Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0553361U (ja) 1993-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6640082B2 (en) Image reading apparatus
EP0548374A1 (en) Printer fitted with image reader
EP2541890B1 (en) Image reading device
JP2004032152A (ja) 自動原稿送り装置
JP2596003Y2 (ja) 原稿読み取り装置
JP2000307811A (ja) スキャナ
JP4253163B2 (ja) 画像読取り装置及び画像形成装置
JP2557796Y2 (ja) 画像読取装置付き印刷装置
JP3840162B2 (ja) 画像読取装置
JP3418501B2 (ja) 読取装置
JP3808770B2 (ja) シート体搬送装置
JP2975289B2 (ja) 画像読取装置
JP2001309118A (ja) 原稿搬送装置
JP3715740B2 (ja) 画像読取装置の白補正方法及び原稿搬送補助部材
JP2868855B2 (ja) 記録装置
JP4016406B2 (ja) 画像読取装置
JPH02261751A (ja) 原稿読取装置
JP3332867B2 (ja) 画像読取記録装置
JP3677725B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2004061978A (ja) 自動原稿送り装置
JP3893803B2 (ja) 用紙搬送装置
JPH0937007A (ja) 原稿読取装置及び画像読取記録装置
JPS61148955A (ja) 画像読み取り機構
JPH03279140A (ja) 画像読取装置
JPH0742258U (ja) 原稿自動搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term