JP2595922Y2 - 足場用養生シート - Google Patents

足場用養生シート

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JP2595922Y2
JP2595922Y2 JP1993038455U JP3845593U JP2595922Y2 JP 2595922 Y2 JP2595922 Y2 JP 2595922Y2 JP 1993038455 U JP1993038455 U JP 1993038455U JP 3845593 U JP3845593 U JP 3845593U JP 2595922 Y2 JP2595922 Y2 JP 2595922Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建設現場に用いられ
る溶接足場等に取付けるための養生シートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨鉄筋コンクリート構造の構築
物を構築する場合、柱・梁鉄骨の接合部分に溶接足場を
取付け、この溶接足場を利用して作業者が接合部分の溶
接作業を行っている。この溶接足場において、養生シー
トを手摺枠に回して、手摺枠の支柱や横杆に固定して足
場を覆って、溶接作業をする際に風の影響を防いだり、
火花の飛散防止を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の養生シートによ
ると、1枚物の養生シートを広げて手摺枠の支柱や横杆
を利用して取付け、足場の手摺枠の高さ分だけ覆う構成
であるために火花は足場の上手摺を越えて飛び散り、こ
のような火花の飛散防止対策に苦慮していた。養生シー
トは足場の大きさによって異り、例えば長さが2メート
ル余、幅が60センチ余り等種々であるが、いずれの場
合も養生シートを取付けたり取外す場合は複数の作業者
が折畳んだ状態から広げて足場外周の手摺枠に張った
り、また使用後、支柱や横杆から外してから折畳むため
に養生シートの取付け取外し作業に大変手間と時間がか
かっていた。
【0004】この考案の目的は、火花が足場の上手摺よ
り上方へ飛び散ることを防止し、風よけの範囲を拡大し
て風のある日での作業を可能にすることにある。この考
案の他の目的は、養生シートの取付け取外し作業を簡易
かつ迅速に行えるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、足場の周囲
に設けた手摺枠を覆う長さを備えているシート本体と、
このシート本体の幅方向に取付けてあって、シート本体
の長さ方向に所定の間隔を置いて配設してある複数のフ
レームと、上記シート本体を足場に連結するための連結
手段とを具備しているものである。上記各フレームは、
その幅の長さが上記手摺枠の高さよりも大きく設定され
ている。シート本体は、分割不能に構成されたもので
も、複数の分割シート体で分割可能に構成されたもので
もいずれでもよく、複数の分割シート体からなるものに
おいては、互いに隣接する分割シート体間にフレームが
配置されており、上記分割シート体は上記フレームの位
置で分離可能に接続されている。シート本体は、幅方向
の一端部に折込み部を形成して、折込みを容易にしたも
のであってもよい。
【0006】
【作用】フレームがシート本体の骨組の機能をするの
で、シート本体を容易にロール状に巻くことができると
共にロール状態で起立でき、足場に設置した際にもシー
ト本体の起立が可能となる。フレームの幅が足場の手摺
枠の高さより大きく足場の上手摺上方を覆うことがで
き、風よけの範囲が拡大される。
【0007】
【実施例】以下この考案の実施例を図面を参照して説明
する。この考案の第1実施例を図1〜図5に基づいて説
明する。養生シートは、シート本体1と複数のフレーム
2と連結手段3とを具備しているものである。シート本
体1は、図1及び図2に示すように横長長方形状に形成
されており、その長さは足場Sの周囲の手摺枠Saを所
定範囲(図示の例では足場の周囲を平面コ字状に)覆う
ことができるものである。各フレーム2は、図1〜図3
に示すように、等長の棒状体で形成されており、シート
本体1の一面にその幅方向(図上下方向)に向けて連結
手段3を介して取付けてあって、シート本体の長さ方向
に所定の間隔を置いて配設されている。各フレーム2
は、シート本体1の両側端とこれらの側端から内側にそ
れぞれ配置されている。内側に位置している2本のフレ
ーム2の間隔は長方形状の足場床Sbの長辺に対応し、
内側のフレームと隣接する側端部に位置しているフレー
ムとの間隔は足場床Sbの短辺に対応している。このた
めにシート本体1を足場Sに取付けた際に、フレーム2
が足場の四隅に位置するようになっている。各フレーム
2の長さは、いずれも足場Sの手摺枠Saの高さより長
くかつシート本体1の幅より短く設定され、シート本体
1の下端部側に折込み部1aが形成されている。フレー
ム2の長さは、手摺枠Saの高さより長いために、足場
Sに養生シートを取付けた際にシート本体1の上部が上
手摺Scより所定距離hだけ突出可能である。折込み部
1aにはフレーム2の下端側にこのフレームに沿って折
込み線1cを設けて折込み部が内側又は外側への折込み
を容易にしている。
【0008】連結手段3について説明する。図2,図3
及び,図5に示すように、各フレーム2に複数の取付け
孔2a(図2の例では4個)が等間隔を置いて開けてあ
り、各取付け孔に対向してシート本体にも取付け孔1b
を開けてある。両取付け孔1b,2aに連結用ロープ4
を通してある。取付け孔1bの背面に位置する連結具5
に連結用ロープ4を掛回してあり、取付け孔2aの前面
側で連結用ロープの先端部側を結ぶことによって、フレ
ーム2とシート本体1との結合が図られる。さらに、ロ
ープ4を利用して足場Sの手摺枠Saの支柱Sdに結ぶ
ことができる。このため連結手段3は、フレーム本体1
と手摺枠Saとを連結する手段の他にシート本体へのフ
レーム2の取付け手段を兼用している。
【0009】次に養生シートの使用方法を説明する。ま
ず図4鎖線に示すように、ロール状に巻いた養生シート
を足場床Sb上の一側端に立てると共に、フレーム2を
手摺枠Sa側に向けてシート本体1の一端部(左端部)
に位置している第1のフレーム2を足場床の一側端の一
方(下方)の隅に設置して連結用ロープ4で手摺枠Sa
の支柱Sdに結束する。次いで、足場床Saの一側端の
他方の隅に第2のフレーム2を位置し、支柱Sdに連結
用ロープで結束し、さらにロール状態にあるシート本体
を広げながら、足場床の図4上方側の長辺に沿う手摺枠
を覆い、そして他側端の各隅にフレームを対応させて手
摺枠Saの支柱にロープ4を結束する。この結果、図1
に示すように養生シートによって足場Sの手摺枠Saの
内側がコ字状に覆われ、さらに、上手摺Scの上方も覆
われる。このため、溶接火花が上手摺Scの上方部分か
ら足場Sa外方へ飛散されるのが防止され、風よけ範囲
を拡大し、風のある日での作業を可能とする。また、養
生シートは、図4に示すように折込み部1aが内側に折
畳んだ状態で取付けられるので、手摺枠Saの下部も完
全に覆われて風による悪影響をなくすことができる。
【0010】また養生シートを足場Sから外すには、上
述の取付け手順と逆に行えばよい。すなわち、足場Sの
一端側(図4右端側)のシート本体1の端部に位置して
いるフレーム2の結束を解き、その後シート本体1をロ
ール状に巻きながら順次フレームを外して、最後のシー
ト本体1の他端部に取付けられているフレームを外した
段階で養生シートはロール状に巻かれる。この結果、養
生シートの取外し作業とは別に養生シートを折畳む等の
納める作業が不要となる。図1に示す養生シートの使用
例では、足場Sの手摺枠Saの内側に取付けるようにし
たが、外側に取付けて使用してもよい。シート本体1の
折込み部1aには、必ずしも切込み1cを設けることを
要しない。
【0011】この考案の第2実施例を図6〜図10を参
照して説明する。第2実施例のシート本体11は、これ
を複数に分割できる点及びフレームの断面形状におい
て、第1実施例と相違する。すなわち、図6に示す、シ
ート本体11は例えば3枚の分割シート体111,11
2,113で構成され、中央に位置する長い分割シート
体111の両側に長さの短い分割シート体112,11
3が位置している。分割シート体111の両側端がシー
ト体112,113の側端と重ね合わされ、この重合部
分はフレーム12及び連結手段13によって接続されて
いる。分割シート体111〜113の両側端に設けてあ
る取付け孔111a,112a,113aは重合部分で
連通状態にある。
【0012】ここで、フレーム12及び連結手段13を
説明する。図8及び図9に示すように、各フレーム12
は溝形に形成されており、シート本体11の両端に位置
しているフレームに隣接している内側の各フレーム内に
は分割シート体111〜113の重合部分が位置されて
いる。この重合部分の背面にほぼ「8」の字状の連結具
15が当てられており(図10)、連結具の孔15aに
連結用ロープ14を通し、この連結用ロープを分割シー
ト体の取付け孔111a,112aへ及びフレームの取
付け孔12aを貫通している。フレーム12の前方に延
びている連結用ロープ14は足場Sの支柱Sdに結束可
能である。シート本体11の両端部に位置しているフレ
ーム12は、図9に示すように連結具15と連結用ロー
プ14によって分割シート体112,113の端部に取
付けられている。連結用ロープ14は支柱Sdに結束可
能である。11aは折込み部である。この実施例の使用
例は第1実施例の使用例と同様である。損傷等が原因で
分割シート体111〜113のいずれを交換する場合に
は、取付け孔12a,111a,112a,113aか
ら連結用ロープ14を抜いて分割シート体111,11
2,113とフレーム12との結合を解いてから、新な
ものに入替えて、再び連結用ロープとフレームとで分割
シート体の重合部分を固定する。このように、この例で
は、シート本体11に分割シート体111〜113によ
って組立てられているから、分割シート体のいずれかに
焦げや破れ等の損傷や汚れが生じた場合、部分的取替え
が可能となる。
【0013】この考案の第3実施例を図11〜図14に
基づいて説明する。この実施例は、第2実施例とシート
本体が部分的に交換可能である点で共通するが、フレー
ムの構造及び連結手段において相違する。すなわち、各
フレーム22は一対のフレーム体221,222からな
り、両フレーム体でシート体211とシート体212及
び213の重合部分を上下から挟持している。対のフレ
ーム体221,222には、図14に示すように、2個
を1組とする取付け孔221a,222aを開けてあ
る。同様にシート体211,212,213の両側端に
も図12に示すように、2個を1組とする取付け孔21
1a,212a,213aを開けてある。対の取付け孔
221a,222a,211a,212a,213aに
連結手段23の連結用ロープ24を通して、フレーム体
221,222及び分割シート体211,212,21
3の重合部分を連結している。連結用ロープ24は足場
の支柱に結束可能である。第3実施例の使用方法は第2
実施例と同様である。
【0014】フレーム2,12,22の長さを、シート
本体1,11,21の幅と一致させてもよい。また連結
手段3,13,23は、必ずしもフレームの取付け手段
を兼用することを要しないが兼用させることにより構成
が簡単になる。また連結用ロープ4,14,24に代え
て例えばバンドであってもよく、この場合バンドをシー
ト本体又はフレームに取付ける。
【0015】
【考案の効果】この考案によれば、養生シートをフレー
ムによって安定した状態で足場の上手摺より上方部を覆
うことができるので、従来のように火花が足場の上手摺
より上の方に飛び散ることを防ぐことができ、風よけの
範囲を拡大し、風のある日での作業が可能となる。この
考案によれば、養生シートにフレーム設けてあるので養
生シートをロール状に巻くことができ、養生シートを簡
易かつ迅速に取付け取外し作業及び運搬作業が行える。
またこの考案において、シート本体を複数の分割シート
体で分離可能に組立てることによって部分的な汚れや破
損が生じても、部分的交換が可能となり、経済性にすぐ
れている。また、この考案においてシート本体の幅方向
の端部に折込み部を設けることによって足場床近傍の周
囲を確実に覆うことができ、風の影響をなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の使用状態を示す斜視図
である。
【図2】この考案の第1実施例を示す正面図であって、
連結用ロープを省略している図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】この考案の第1実施例の使用状態を示す平面図
である。
【図5】連結手段を示す一部断面拡大分解図である。
【図6】この考案の第2実施例を示す正面図であって、
連結用ロープを省略している図である。
【図7】シート本体の分解図である。
【図8】図6のB−B線拡大断面図である。
【図9】図6のC−C線拡大断面図である。
【図10】連結具の拡大正面図である。
【図11】この考案の第3実施例を示す正面図であっ
て、連結用ロープの一部を省略している図である。
【図12】シート本体の分解図である。
【図13】フレームの拡大横断面図である。
【図14】フレームの拡大正面図である。
【符号の説明】
1 シート本体 1a 折込み部 1c 折込み線 2 フレーム 2a 取付け孔 3 連結手段 4 連結用ロープ 5 連結具 11 シート本体 11a 折込み部 111 分割シート体 112 分割シート体 113 分割シート体 12 フレーム 12a 取付け孔 13 連結手段 14 連結用ロープ 15 連結具 21 シート本体 211 分割シート体 212 分割シート体 213 分割シート体 22 フレーム 221 フレーム体 222 フレーム体 23 連結手段 24 連結用ロープ S 足場 Sa 手摺枠 Sb 足場床 Sc 上手摺 Sd 支柱 h 突出距離

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場の周囲に設けた手摺枠を覆う長さを
    備えているシート本体と、 このシート本体の幅方向に取付けてあって、シート本体
    の長さ方向に所定の間隔を置いて配設してある複数のフ
    レームと、 上記シート本体を足場に連結するための連結手段と を具備し、上記各フレームはその幅の長さが上記手摺枠
    の高さよりも大きいことを特徴とする足場用養生シー
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シート本体は、複数
    の分割シート体で構成され、互いに隣接する分割シート
    体間にフレームが配置されており、上記分割シート体が
    上記フレームの位置で分離可能に接続されていること特
    徴とする足場用養生シート。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、シー
    ト本体は、幅方向の一端部に折込み部を形成してあるこ
    とを特徴とする足場用養生シート。
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