JP2734858B2 - 仮設屋根 - Google Patents

仮設屋根

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JP2734858B2
JP2734858B2 JP3972392A JP3972392A JP2734858B2 JP 2734858 B2 JP2734858 B2 JP 2734858B2 JP 3972392 A JP3972392 A JP 3972392A JP 3972392 A JP3972392 A JP 3972392A JP 2734858 B2 JP2734858 B2 JP 2734858B2
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roof
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欣三 住本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設工事現場等の上側
を覆う仮設屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル等の建設を行うにあたって
は、露天下で作業が行われていた。このため、建設作業
が天候に左右され、例えば、雨天の場合は作業を休止す
る必要がある。このように作業が天候に左右されること
により、工期が予定外に遅延されてしまう場合が往々に
してある。
【0003】そこで、近年に至って建設の作業現場を仮
設屋根で覆うことにより、天候に殆ど関係なく作業を遂
行できるようにした工法が提案されている。この工法に
用いられる仮設屋根は、例えば米国特許第459371
0号公報に開示され、分解可能な骨組みにシートが取り
付けられることにより概略構成される。そして、かかる
仮設屋根では、組み立てが簡単であることは勿論のこ
と、経費の関係から他の工事現場へ次々と転用する必要
がある。このため、前記骨組みの長さを適宜変化させる
ことにより、工事現場の大きさに応じて仮設屋根の大き
さを変化できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の仮設屋根にあっては、骨組みに取り付けられるシ
ートが予め骨組みの大きさに応じて形成されたものであ
るため、仮設屋根を他の現場に転用して骨組みの長さを
変化させた場合に、その変化させた長さに応じたシート
を用意する必要がある。このため、前記骨組みの大き
さ、つまり工事現場の大きさに応じて数種類のシートを
用意しなければならず、シートの管理工数が増大するこ
とと相俟って仮設屋根の構築費、延いては建築物の工事
費用が大幅に嵩んでしまうという課題があった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、仮設屋根を他の建設現場に転用する際、予め用意し
た1種類のシートで異なった建設現場の広さに対応可能
とすることにより、建築費用の大幅な削減を図ることが
できる仮設屋根を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、屋根部分および壁部分の形状に沿って折
曲形成される複数の梁と、所定間隔をもって建て込んだ
梁間に跨がって被覆される屋根シートとを備えると共
に、前記梁が継足し可能となって屋根の幅寸法が変更可
能な仮設屋根において、前記梁の屋根長さ方向両側の外
側部および内側部に、屋根シートの両端部を係合する第
1,第2係合溝を2列に形成すると共に、前記屋根シー
トを、屋根上部を覆う中央シートと、屋根下部および壁
部分を覆う側方シートとで構成し、中央シートを外側に
形成した前記第1係合溝に係合すると共に、側方シート
を内側に形成した前記第2係合溝に係合し、これら中央
シートと側方シートの端部同志を適宜のラップ量をもっ
てオーバーラップさせることにより構成する。
【0007】
【作用】以上の構成により本発明の仮設屋根にあって
は、梁の外側部に形成した第1係合溝に係合される中央
シートと、内側部に形成した第2係合溝に係合される側
方シートとの端部同志がオーバーラップされているの
で、屋根の幅寸法変化に対してこの時のラップ量を変化
させることにより対応させることができる。従って、前
記中央シートおよび前記側方シートの長さを変更するこ
となく、建設現場の大きさに応じた仮設屋根を構築する
ことができ、この仮設屋根の構築費用を大幅に低減する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1から図5は本発明にかかる仮設屋根10
の一実施例を示し、図1は全体斜視図、図2Aは図1中
A−A線からの拡大断面図、図2Bは仮設屋根の変化例
を示す図2Aに対応した拡大断面図、図3は図1中B−
B線からの要部拡大断面図、図4Aは図1中C方向から
の見た拡大正面図、図4Bは仮設屋根の変化例を示す図
4Aに対応した拡大正面図、図5は仮設屋根の取り付け
状態を示す要部断面図である。
【0009】即ち、本実施例の仮設屋根10は図1に示
したように、屋根部分12および壁部分14の形状に沿
って折曲形成される梁16を複数備え、これら複数の梁
16を屋根の長さ方向Xに所定間隔aをもって建て込
み、これら立て込まれた梁16間に屋根シート18を被
覆することにより概略構成される。
【0010】前記梁16は図3に示したように、アルミ
ニウム等により略I字状の中空体に形成され、その屋根
長さ方向X(同図中左右方向)の両側の外側部(同図中
上端部)および内側部(同図中下端部)に、前記屋根シ
ート18の両端部を係合する第1係合溝20および第2
係合溝22が一体に形成される。これら第1,第2係合
溝20,22は略円形の内側形状を成し、それぞれ外側
に向かって開放される切欠部20a,22aが形成され
る。
【0011】前記屋根シート18は前記梁16,16…
が建て込まれる間隔aの幅をもってそれぞれ形成され、
各屋根シート18の両端部は図3中二点鎖線に示したよ
うにロープ24を巻回して折り返され、その折り返し部
分が固着される。そして、前記屋根シート18は前記ロ
ープ24の巻回部分が前記第1,第2嵌合溝20,22
に嵌合されるようになっている。
【0012】前記梁16は図4Aに示したように屋根上
端部の第1部材16aと、中間部の第2部材16bと、
下端部の第3部材16cとで構成され、これら第1,第
2,第3部材は互いに結合される。前記第1部材16a
と第2部材16bとの間には、図4Bに示したように継
足部材26が介在されるようになっており、この継足部
材26を介在することにより屋根の幅寸法W(図1参
照)が変更可能となっている。また、前記継足部材26
の長さを適宜変化させることにより、前記屋根の幅寸法
Wは任意に変更できる。尚、仮設屋根10の長さ方向X
の変化に対しては、梁16の本数を変化させることによ
り、仮設屋根10の大きさを任意に変化させることがで
きる。
【0013】ここで本実施例にあっては、前記屋根シー
ト18を屋根部分12の上部を覆う中央シート28と、
屋根部分18の下部および壁部分14を覆う側方シート
30とで構成する。そして、前記中央シート28を前記
梁16の外側に形成された第1係合溝20に係合すると
共に、側方シート30を梁16の内側に形成された第2
係合溝22に係合する。このように、中央シート28を
第1係合溝20に係合し、側方シート30を第2係合溝
22に係合することにより、これら中央シート28と側
方シート30との間には図3に示したように間隔Iをも
って離隔され、これら中央シート28と側方シート30
の端部同志を互いにオーバーラップさせる。尚、これら
中央シート28と側方シート30のラップ量Lは、屋根
の幅寸法Wが変化されることに対応して十分に大きく設
定しておく。また、前記各シート28,30の長さ方向
端部は、図外の固定手段を介して梁16にそれぞれ固定
されることはいうまでもない。
【0014】ところで、前記仮設屋根10は図6に示し
たように建設途中にある建物32の上側を覆って配置さ
れるが、この建物32が上方に順次構築されて行くこと
に伴って仮設屋根10も上昇されるようになっている。
即ち、建物32の壁に図外のアンカーボルト等でラック
付ポスト34が固定されると共に、このラック付ポスト
34に噛合されるラックギアおよび駆動モータを内蔵し
たギアボックス36が設けられ、このギアボックス36
に脚38を介して梁16下端が支持される。そして、前
記ギアボックス36内の駆動モータによりラックギアが
回転されることにより、仮設屋根10が競り上げられる
ようになっている。前記ラック付ポスト34は建物32
が構築されるに従って順次上方に継ぎ足して行く。ま
た、仮設屋根10の競り上げ後は、この仮設屋根10を
建物32の外部足場40に盛り替えて支持されるように
なっている。
【0015】以上の構成により本実施例の仮設屋根10
にあっては、梁16の外側部に第1係合溝20を形成す
ると共に、内側部に第2係合溝22を形成し、第1係合
溝20に係合される中央シート28と、第2係合溝22
に係合される側方シート30との端部同志を互いにオー
バーラップさせたので、図4Bに示したように梁16に
継足部材26を取り付けて屋根の幅寸法Wを長くした場
合に、ラップ量Lを少なくすることにより、この幅寸法
Wの変化に対応させることができる。
【0016】従って、前記屋根の幅寸法Wの変化に対し
て前記中央シート28および前記側方シート30の長さ
を変更することなく、1種類の屋根シート18である程
度の大きさの変化に対応させることができるため、建設
現場の大きさに応じた仮設屋根10を構築することがで
きる。このため、前記仮設屋根10を異なる建設現場に
転用する場合に、同じ屋根シート18を次々に用いるこ
とができるため、仮設屋根10自体の構築費用を大幅に
低減することができ、延いては、建物32の工費を削減
することができる。尚、前記中央シート28と前記側方
シート30とのオーバーラップ部分は間隔Iをもって内
外方向に離隔されるため、当該オーバーラップ部分に間
隙が設けられるが、中央シート28が外側に、側方シー
ト30が内側に配置されることにより、前記オーバーラ
ップ部分から雨水が侵入するのを防止することができ
る。
【0017】ところで、前記仮設屋根10の妻壁42は
図1に示したように、両端部の両側シート44と、中央
部の中間シート46とで閉止し、これら両側シート44
と中間シート46の端部同志を互いにオーバーラップし
ておくことにより、前記屋根シート18と同様にこのオ
ーバーラップ量の変化によって屋根の幅寸法W変化に対
応させることできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の仮設屋根に
あっては、梁の外側部に形成した第1係合溝に中央シー
トを係合すると共に、内側部に形成した第2係合溝に側
方シートを係合し、これら中央シートと側方シートとの
端部同志をオーバーラップしたので、屋根の幅寸法が変
化された場合にもこの時のラップ量を変化させることに
より、中央シートおよび側方シートの長さを変更するこ
となく、建設現場の大きさに応じた仮設屋根を構築する
ことができる。従って、仮設屋根を異なる建設現場へ簡
単に転用することが可能になるため、この仮設屋根の構
築費用を大幅に低減し、延いては、建設工費を大幅に削
減することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる仮設屋根の一実施例を示す全体
斜視図である。
【図2】(A)本発明の一実施例を示す図1中A−A線
からの拡大断面図である。 (B)本発明の一実施例の仮設屋根の変化例を示す拡大
断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図1中B−B線からの
要部拡大断面図である。
【図4】(A)本発明の一実施例を示す図1中C方向か
らの見た拡大正面図である。 (B)本発明の一実施例の仮設屋根の変化例を示す拡大
正面図である。
【図5】本発明の一実施例の仮設屋根の取り付け状態を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 仮設屋根 12 屋根部分 14 壁部分 16 梁 18 屋根シート 20 第1係合溝 22 第2係合溝 26 継足部材 28 中央シート 30 側方シート 32 建物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根部分および壁部分の形状に沿って折
    曲形成される複数の梁と、所定間隔をもって建て込んだ
    梁間に跨がって被覆される屋根シートとを備えると共
    に、前記梁が継足し可能となって屋根の幅寸法が変更可
    能な仮設屋根において、 前記梁の屋根長さ方向両側の外側部および内側部に、屋
    根シートの両端部を係合する第1,第2係合溝を2列に
    形成すると共に、前記屋根シートを、屋根上部を覆う中
    央シートと、屋根下部および壁部分を覆う側方シートと
    で構成し、中央シートを外側に形成した前記第1係合溝
    に係合すると共に、側方シートを内側に形成した前記第
    2係合溝に係合し、これら中央シートと側方シートの端
    部同志を適宜のラップ量をもってオーバーラップさせた
    ことを特徴とする仮設屋根。
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JP2617088B2 (ja) * 1994-03-04 1997-06-04 小川テント株式会社 仮設テント用骨組

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