JP2595501Y2 - 縦枠と上枠の接合部の水密構造 - Google Patents

縦枠と上枠の接合部の水密構造

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JP2595501Y2
JP2595501Y2 JP1993069660U JP6966093U JP2595501Y2 JP 2595501 Y2 JP2595501 Y2 JP 2595501Y2 JP 1993069660 U JP1993069660 U JP 1993069660U JP 6966093 U JP6966093 U JP 6966093U JP 2595501 Y2 JP2595501 Y2 JP 2595501Y2
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昇 川淵
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サッシ形材の縦枠と上
枠の接合部の水密構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サッシ形材の竪枠と上枠の接合部、特
に、縦枠の上端部には開口部が形成されているので、サ
ッシ形材を建屋の開口部に取付けた際に縦枠の開口部か
ら雨水等が浸入する。
【0003】このような縦枠内への雨水の浸入防止手段
として、例えば、実公昭62−43104号あるいは実
開平3−86991号公報に開示された考案がある。実
公昭62−43104号公報(以下従来例1という)に
記載された考案は、竪枠、上枠の内外部方向の同位置に
夫々取付フランジを備えると共に取付フランジの外部側
に中空部を備え、上枠は長手方向に直交して切断した端
面を有し、竪枠は中空部が内外部方向の平面の内周材を
共用し、仕口においてはこの内周材の内周側は上枠の端
面の当接する平面とされ、取付フランジを含めた外部側
において、平面にて長手方向に直交して切断した端面を
有し、竪枠の端面を上枠の中空部の上面材よりも上に出
るようにして上枠の端面を竪枠の内周材に接して上枠、
竪枠が締結され、ふさぎ具は竪枠の中空部端部に嵌着し
て該端部をふさぐふさぎ材部分と一体に内外部方向の仕
口欠落部を補充すべく、竪枠、上枠の取付フランジ延長
上の仕口欠落部をふさぐ立設材を設けたものである。
【0004】また、実開平3−86991号公報(以下
従来例2という)に開示された考案は、中空部を有する
縦枠の内面上下端部に平坦面となった接合面を形成し、
この接合面における中空部と対向した部分に切欠きを形
成し、この切欠きと中空部とを閉塞する閉塞ブロック
を、その中空部の内面にパッキング材を介して閉塞ブロ
ックの上面が縦枠の端面と面一に取り付け、この閉塞ブ
ロックと縦枠の接合面とに亘って上下枠の接続端面をシ
ーラーを介して突き当て接合するようにしたものであ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来例1の考案は、平
面部を有する差込部と突設材からなるふさぎ具を縦枠の
中空部に挿入して雨水等の浸入を防止するようにしたも
のであるが、雨天時、特に風雨の激しいときは、ふさぎ
具の平面部と縦枠との間から中空部内に雨水が浸入し易
く、また、雨水が平面部に沿って上昇し、突設材に当っ
て左右に流れ、上枠との接合部から屋内に浸入すること
がある。
【0006】また、従来例2の考案は、縦枠の接合面に
切欠きを設けると共に、この切欠きに閉塞ブロック及び
パッキング材を嵌入し、その上にシーラーをねじ止めし
て固定するようにしているので、多くの部品を必要とす
るばかりでなく、取付けには多くの工数を要するため、
コストが大幅に上昇するという問題がある。
【0007】本考案は上記の課題を解決すべくなされた
もので、構造が簡単で取付けも容易であり、その上縦枠
の中空部内、室内等への雨水の浸入を確実に防止するこ
とのできる縦枠と上枠との接合部の水密構造を得ること
を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る縦枠と上枠
の接合部の水密構造は、縦枠の中空部の断面形状より若
干大きい断面形状でブロック状のバッカーと、両側に切
欠き部が設けられた上面部、この上面部の屋外側下面に
垂下した係止片及び前記上面部の屋内側に下方に折曲げ
られて形成されたクランク部とからなり、少なくとも前
記係止片及びクランク部が前記縦枠の中空部に挿入しう
るように形成された縦枠キャップとを有し、前記縦枠の
中空部の上部開口部から前記バッカーを挿入して保持さ
せ、該バッカーの上にコーキング材を充填してその上に
前記縦枠キャップを嵌入し、該縦枠キャップのクランク
部にコーキング材を充填したものである。
【0009】
【作用】縦枠キャップ上に吹付けられた雨水の大部分は
切欠き部によって阻止され、左右に流れる。このとき、
縦枠キャップの下にはコーキング層が形成されているの
で、中空部内に浸入することはなく、流出する。ごく一
部の雨水は切欠き部を超えて上昇するが、中空部や屋内
に浸入することはない。
【0010】
【実施例】実施例1 図1は本考案実施例の模式図である。図において、2,
2はアルミ形材からなり、障子レール、網戸レール等が
設けられた内周部と、雨戸レール等が設けられた外周部
とからなる上枠と下枠である。
【0011】3,3はアルミ形材からなる縦枠で、上
枠、下枠2,2に対応して障子当り、網戸当り等が設け
られた内周部と、雨戸当り等が設けられた外周部とから
なり、内周部と外周部との間には仕切壁4,4が設けら
れている。また、外周部は上下に開口する中空(以下中
空部5という)に形成されており、その上端部は内周部
の上端部より若干低く、かつその屋外側には下方に傾斜
する傾斜部6が形成されている。
【0012】そして、上枠2と下枠2は左右の縦枠3,
3間の上下にねじ7により固定され、サッシ枠1が構成
される。10は縦枠キャップ、20は弾性材からなり、
縦枠3,3の中空部5,5の断面形状より若干大きい断
面形状でブロック状のバッカーである。
【0013】上述の縦枠キャップ10は、図2に示すよ
うに、縦枠3の中空部5に嵌入しうる幅及び長さで、上
面には平坦部11が形成されており、平坦部11の屋外
側には縦枠3の傾斜部6に整合した傾斜面12が形成さ
れている。13は係止爪14を有し、傾斜面12から垂
下した係止片である。また、平坦部11の屋内側にはク
ランク部15が形成され、段部16及び当接面17が設
けられている。18,18は平坦部11の両側縁に設け
られた方形の切欠部である。なお、この切欠部18,1
8に三角形状、円弧状など、他の形状にしてもよい。
【0014】次に、上記のように構成した縦枠キャップ
10及びバッカー20の取付け手順の一例を、図3、図
4を参照して説明する。なお、上枠、下枠2,2はねじ
7により縦枠3,3間に固定されているものとする。先
ず、バッカー20を圧縮して縦枠3の中空部5内に、中
空部5の上端部から、縦枠キャップ10の傾斜面12の
下面から当接面17の下端部までの高さhより若干深い
位置まで挿入し、弾性によりその位置に自己保持させ
る。
【0015】ついで、例えばコーキングガン21によ
り、バッカー22の上部にほぼ中空部5の上端部に達す
るまでコーキング22を充填し、その上に縦枠キャップ
10を嵌入して係止片13を中空部5の内壁に係止させ
ると共に、当接面17を仕切壁4に当接させる。なお、
中空部5の内壁に、係止片13の係止爪14が係止する
係止部を設けてもよい。この状態で、縦枠キャップ10
の段差部16と仕切壁4で形成する空間にコーキング2
2を充填する。そして、コーキング22が硬化すれば、
縦枠キャップ10の取付けは完了する。このときの状態
を図5に示す。
【0016】上記のように構成した本実施例において
は、強い風雨により縦枠キャップ10上に雨水が吹きつ
けられても、雨水は切欠部18,18に阻止されてそれ
から奥にはほとんど流入せず、左右に流下する。このと
き、縦枠キャップ10の下にはコーキング22の層が形
成されているので、縦枠キャップ10と縦枠3の間から
中空部5内に雨水が浸入することはない。また、ごく僅
かな雨水が仕切壁4まで上昇することがあるが、縦枠3
の中空部5や屋内側に流入することはない。
【0017】実施例2 図6は本考案の第2の実施例の斜視図である。本実施例
は、縦枠キャップ10の平坦部11と傾斜面12の幅
を、中空部5の幅より広く形成すると共に、係止片13
及びクランク部15を中空部5内に挿入しうるように形
成し、係止片13とクランク部15を中空部5内に挿入
して平坦部11と傾斜面12を中空部5の上端部に載置
するようにしたものである。なお、その取付け手順は第
1の実施例の場合とほぼ同じである。上記のように構成
した本実施例においても、第1の実施例の場合と同様の
効果を奏することができる。
【0018】なお、図1の実施例では、縦枠3,3の下
部の開口部にも縦枠キャップ10とバッカー20を装着
する例が示してあるが、これは省略してもよくあるいは
他の手段により開口部を閉塞してもよい。また、縦枠3
の開口部の屋外側に傾斜部6を設け、縦枠キャップ10
の屋外側にこれに対応した傾斜面12を設けた場合を示
したが、両者を平坦に形成してもよく、さらに、コーキ
ング22をコーキングガンで充填した場合を示したが、
他の手段で充填してもよい。
【0019】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案は、縦枠の
中空部の上部開口部からバッカーを挿入して保持させ、
バッカーの上にコーキング材を充填してその上に上面部
に切欠き部を有する縦枠キャップを嵌入し、この縦枠キ
ャップのクランク部にコーキング材を充填するようにし
たので、風雨の強いときでも縦枠の中空部内や屋内に雨
水の浸入するおそれがない。また、構造が簡単で取付も
容易なので、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の斜視図である。
【図2】図1の縦枠キャップの平面図及び側面図であ
る。
【図3】縦枠キャップ等の取付手順を説明する斜視図で
ある。
【図4】縦枠キャップ等の取付状態を示す断面図であ
る。
【図5】図4の上面斜視図である。
【図6】本考案の第2の実施例の上面斜視図である。
【符号の説明】
1 サッシ枠 2 上枠、下枠 3 縦枠 5 中空部 10 縦枠キャップ 11 平坦部 13 係止片 15 クランク部 18 切欠部 20 バッカー 22 コーキング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の縦枠の間に上枠と下枠を接合して
    なるサッシ枠において、 前記縦枠の中空部の断面形状より若干大きい断面形状で
    ブロック状のバッカーと、 両側に切欠き部が設けられた上面部、この上面部の屋外
    側下面に垂下した係止片及び前記上面部の屋内側に下方
    に折曲げられて形成されたクランク部とからなり、少な
    くとも前記係止片及びクランク部が前記縦枠の中空部に
    挿入しうるように形成された縦枠キャップとを有し、 前記縦枠の中空部の上部開口部から前記バッカーを挿入
    して保持させ、該バッカーの上にコーキング材を充填し
    てその上に前記縦枠キャップを嵌入し、該縦枠キャップ
    のクランク部にコーキング材を充填したことを特徴とす
    る縦枠と上枠の接合部の水密構造。
JP1993069660U 1993-12-27 1993-12-27 縦枠と上枠の接合部の水密構造 Expired - Lifetime JP2595501Y2 (ja)

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