JP2595087B2 - プラテンギャップ調整装置 - Google Patents
プラテンギャップ調整装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリンタのプラテンギャップ調整装置に関
するものである。
するものである。
(従来の技術) 従来、プリンタのワイヤドット印字ヘッドにおいて
は、インクを含浸させたインクリボンを介してプラテン
に配置された印字用紙に、複数の印字ワイヤを高速で衝
突させることによって印字を行っている。そして、ワイ
ヤドッド印字ヘッドの先端とプラテンとの間に所定間隔
のプラテンギャップが設けられている。この場合、該プ
ラテンギャップは、狭すぎるとインクリボンが印字用紙
をこすって印字用紙面を汚損し、また広すぎると印字ワ
イヤの衝突力が小さくなり、印字濃度が低下するなどの
障害が生じる。したがって、プラテンギャップを適正に
設定しなければならない。
は、インクを含浸させたインクリボンを介してプラテン
に配置された印字用紙に、複数の印字ワイヤを高速で衝
突させることによって印字を行っている。そして、ワイ
ヤドッド印字ヘッドの先端とプラテンとの間に所定間隔
のプラテンギャップが設けられている。この場合、該プ
ラテンギャップは、狭すぎるとインクリボンが印字用紙
をこすって印字用紙面を汚損し、また広すぎると印字ワ
イヤの衝突力が小さくなり、印字濃度が低下するなどの
障害が生じる。したがって、プラテンギャップを適正に
設定しなければならない。
すなわち、例えば、プラテンに配置される印字用紙が
厚いと、印字用紙面はインクリボンに近づいて接触した
り、インクリボンを印字ヘッドに押し付けたりする。こ
の場合、プラテンギャップが広くなるように調節しなけ
ればならない。
厚いと、印字用紙面はインクリボンに近づいて接触した
り、インクリボンを印字ヘッドに押し付けたりする。こ
の場合、プラテンギャップが広くなるように調節しなけ
ればならない。
そのために、従来のプリンタにおいては、パルスモー
タによって印字ヘッドを移動させて、プラテンに配置さ
れた印字用紙に一旦(いったん)当接させた後、パルス
モータを逆回転させて印字ヘッドを印字用紙から所定量
離すことにより適正なプラテンギャップを確保するよう
にしている(特開昭51−58130号公報参照)。
タによって印字ヘッドを移動させて、プラテンに配置さ
れた印字用紙に一旦(いったん)当接させた後、パルス
モータを逆回転させて印字ヘッドを印字用紙から所定量
離すことにより適正なプラテンギャップを確保するよう
にしている(特開昭51−58130号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記構成のプラテンギャップ調整装置
においては、印字ヘッド調整機構部の負荷がばらついた
り、駆動モータのトルクがばらついたりして、同一条件
で製造されたプリンタでも同一のプラテンギャップを設
定することができないことがある。
においては、印字ヘッド調整機構部の負荷がばらついた
り、駆動モータのトルクがばらついたりして、同一条件
で製造されたプリンタでも同一のプラテンギャップを設
定することができないことがある。
本発明は、前記従来のプラテンギャップ調整装置の問
題点を解決して、同一条件で製造されたプリンタにおい
て、同一のプラテンギャップを設定することができるプ
ラテンギャップ調整装置を提供することを目的とする。
題点を解決して、同一条件で製造されたプリンタにおい
て、同一のプラテンギャップを設定することができるプ
ラテンギャップ調整装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明のプラテンギャップ調整装置にお
いては、駆動モータと、該駆動モータを駆動することに
よって、印字ヘッドに対向させて配設されたプラテンの
方向に、印字ヘッドを移動させるヘッド移動機構部と、
前記印字ヘッドのプラテンの方向への移動が停止された
ことを検出するヘッド移動検出機構部と、前記駆動モー
タ、ヘッド移動機構部及びヘッド移動検出機構部によっ
て、前記印字ヘッドをプラテンの方向に移動させ、印字
ヘッドが停止させられたことを検出した後、印字ヘッド
をプラテンと逆方向に一定量移動させる制御部とを有す
る。
いては、駆動モータと、該駆動モータを駆動することに
よって、印字ヘッドに対向させて配設されたプラテンの
方向に、印字ヘッドを移動させるヘッド移動機構部と、
前記印字ヘッドのプラテンの方向への移動が停止された
ことを検出するヘッド移動検出機構部と、前記駆動モー
タ、ヘッド移動機構部及びヘッド移動検出機構部によっ
て、前記印字ヘッドをプラテンの方向に移動させ、印字
ヘッドが停止させられたことを検出した後、印字ヘッド
をプラテンと逆方向に一定量移動させる制御部とを有す
る。
また、前記駆動モータを駆動するためのエネルギーの
設定値を、該エネルギーの設定値によって駆動モータを
駆動したときに得られるプラテンギャップに対応させて
変更して入力するためのエネルギー設定値入力手段と、
該エネルギー設定値入力手段によって入力されたエネル
ギーの設定値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶
されたエネルギーの設定値によって駆動モータを駆動す
るモータ駆動手段とを有する。
設定値を、該エネルギーの設定値によって駆動モータを
駆動したときに得られるプラテンギャップに対応させて
変更して入力するためのエネルギー設定値入力手段と、
該エネルギー設定値入力手段によって入力されたエネル
ギーの設定値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶
されたエネルギーの設定値によって駆動モータを駆動す
るモータ駆動手段とを有する。
(作用) 本発明によれば、前記のようにプラテンギャップ調整
装置においては、駆動モータと、該駆動モータを駆動す
ることによって、印字ヘッドに対向させて配設されたプ
ラテンの方向に、印字ヘッドを移動させるヘッド移動機
構部と、前記印字ヘッドのプラテンの方向への移動が停
止されたことを検出するヘッド移動検出機構部と、前記
駆動モータ、ヘッド移動機構部及びヘッド移動検出機構
部によって、前記印字ヘッドをプラテンの方向に移動さ
せ、印字ヘッドが停止させられたことを検出した後、印
字ヘッドをプラテンと逆方向に一定量移動させる制御部
とを有する。
装置においては、駆動モータと、該駆動モータを駆動す
ることによって、印字ヘッドに対向させて配設されたプ
ラテンの方向に、印字ヘッドを移動させるヘッド移動機
構部と、前記印字ヘッドのプラテンの方向への移動が停
止されたことを検出するヘッド移動検出機構部と、前記
駆動モータ、ヘッド移動機構部及びヘッド移動検出機構
部によって、前記印字ヘッドをプラテンの方向に移動さ
せ、印字ヘッドが停止させられたことを検出した後、印
字ヘッドをプラテンと逆方向に一定量移動させる制御部
とを有する。
この場合、まず、駆動モータを駆動し、前記印字ヘッ
ドをプラテンの方向に移動させ、印字ヘッドが停止させ
られると、印字ヘッドをプラテンと逆方向に一定量移動
させる。
ドをプラテンの方向に移動させ、印字ヘッドが停止させ
られると、印字ヘッドをプラテンと逆方向に一定量移動
させる。
また、前記駆動モータを駆動するためのエネルギーの
設定値を、該エネルギーの設定値によって駆動モータを
駆動したときに得られるプラテンギャップに対応させて
変更して入力するためのエネルギー設定値入力手段と、
該エネルギー設定値入力手段によって入力されたエネル
ギーの設定値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶
されたエネルギーの設定値によって駆動モータを駆動す
るモータ駆動手段とを有する。
設定値を、該エネルギーの設定値によって駆動モータを
駆動したときに得られるプラテンギャップに対応させて
変更して入力するためのエネルギー設定値入力手段と、
該エネルギー設定値入力手段によって入力されたエネル
ギーの設定値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶
されたエネルギーの設定値によって駆動モータを駆動す
るモータ駆動手段とを有する。
この場合、作業者は、得られたプラテンギャップが適
正であるかどうかを判断し、判断結果に基づいてエネル
ギー設定値入力手段によって、駆動モータに加えられる
エネルギーを変更する。そして、該エネルギーによって
駆動モータが駆動される。
正であるかどうかを判断し、判断結果に基づいてエネル
ギー設定値入力手段によって、駆動モータに加えられる
エネルギーを変更する。そして、該エネルギーによって
駆動モータが駆動される。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明の実施例を示すプリンタのプラテンギ
ャップ調整装置のブロック図、第2図はプリンタの要部
斜視図、第3図はプラテンギャップ調整装置の特性図、
第4図はプラテンギャップ調整装置の動作を示すフロー
チャートである。
ャップ調整装置のブロック図、第2図はプリンタの要部
斜視図、第3図はプラテンギャップ調整装置の特性図、
第4図はプラテンギャップ調整装置の動作を示すフロー
チャートである。
第2図において、1はキャリッジ、2は該キャリッジ
1に搭載された印字ヘッド、3は前記キャリッジ1に固
定され印字ヘッド2の前面に位置するリボンプロテク
タ、4は前記キャリッジ1を移動可能に支持するメイン
シャフトである。5はプラテンであり、該プラテン5と
印字ヘッド2とが対向させられ、前記メインシャフト4
とプラテン5とが平行に配設される。
1に搭載された印字ヘッド、3は前記キャリッジ1に固
定され印字ヘッド2の前面に位置するリボンプロテク
タ、4は前記キャリッジ1を移動可能に支持するメイン
シャフトである。5はプラテンであり、該プラテン5と
印字ヘッド2とが対向させられ、前記メインシャフト4
とプラテン5とが平行に配設される。
6は前記メインシャフト4を回転駆動するための駆動
モータとしてのステッピングモータ、7、8はそれぞれ
回転力を伝達するためのアイドルギアA、アイドルギア
B、9、10は前記メインシャフト4の両端に配設された
スライドカム(L)スライドカム(R)であり、図示し
ないサイドプレートに配設された楕(だ)円状の穴内に
移動可能に支持され、スプリング11、12を介して従動ロ
ーラA15及び従動ローラB16を押圧する。17は前記メイン
シャフト4に固定されたスリットディスク13の回転を検
出するためのギャップアジャストセンサである。
モータとしてのステッピングモータ、7、8はそれぞれ
回転力を伝達するためのアイドルギアA、アイドルギア
B、9、10は前記メインシャフト4の両端に配設された
スライドカム(L)スライドカム(R)であり、図示し
ないサイドプレートに配設された楕(だ)円状の穴内に
移動可能に支持され、スプリング11、12を介して従動ロ
ーラA15及び従動ローラB16を押圧する。17は前記メイン
シャフト4に固定されたスリットディスク13の回転を検
出するためのギャップアジャストセンサである。
次に、プリンタのプラテンギャップの設定動作につい
て説明する。
て説明する。
まず、プラテン5の図示しない印字用紙が配置される
と、ステッピングモータ6が駆動され、パルスが入力さ
れて回転を始める。該ステッピングモータ6の回転によ
り、アイドルギアA5及びアイドルギアB8を介してメイン
シャフト4が回転させられる。
と、ステッピングモータ6が駆動され、パルスが入力さ
れて回転を始める。該ステッピングモータ6の回転によ
り、アイドルギアA5及びアイドルギアB8を介してメイン
シャフト4が回転させられる。
そして、該メインシャフト4と共にスライドカム
(L)9及びスライドカム(R)10が回転して従動ロー
ラA15、B16を押圧し、スプリング11、12の力に抗してメ
インシャフト4をプラテン5側に移動させる。前記ステ
ッピングモータ6を、あるパルス数だけ駆動すると、印
字用紙とリボンプロテクタ3との間のプラテンギャップ
が0になり、ステッピングモータ6は脱調を起こして移
動は停止し、メインシャフト4の回転は停止させられ
る。
(L)9及びスライドカム(R)10が回転して従動ロー
ラA15、B16を押圧し、スプリング11、12の力に抗してメ
インシャフト4をプラテン5側に移動させる。前記ステ
ッピングモータ6を、あるパルス数だけ駆動すると、印
字用紙とリボンプロテクタ3との間のプラテンギャップ
が0になり、ステッピングモータ6は脱調を起こして移
動は停止し、メインシャフト4の回転は停止させられ
る。
この時、スリットディスク13も停止するので、それを
ギャップアジャストセンサ17によって検出し、ステッピ
ングモータ6を停止させる。その後、所定パルス数をス
テッピングモータ6に入力し、該ステッピングモータ6
を逆回転させ、メインシャフト4を印字用紙から離す方
向に移動させてプラテンギャップを設定する。
ギャップアジャストセンサ17によって検出し、ステッピ
ングモータ6を停止させる。その後、所定パルス数をス
テッピングモータ6に入力し、該ステッピングモータ6
を逆回転させ、メインシャフト4を印字用紙から離す方
向に移動させてプラテンギャップを設定する。
そして、前記動作によって得られたプラテンギャップ
が適正であるかどうかを判断する。適正でない場合に
は、ステッピングモータ6に流す電流設定値を変化さ
せ、前記動作を更に行い、適正になるように設定を行
う。
が適正であるかどうかを判断する。適正でない場合に
は、ステッピングモータ6に流す電流設定値を変化さ
せ、前記動作を更に行い、適正になるように設定を行
う。
前記電流設定値は、記憶手段としての不揮発性メモリ
31に記憶され、以後、通常動作時に前記電流設定値が使
用される。
31に記憶され、以後、通常動作時に前記電流設定値が使
用される。
これを第4図のフローチャートを併用して説明する。
ステップ 制御部としてのCPU 30は、ステッピングモ
ータ6の駆動用の電流設定値を不揮発性メモリ31から読
み出す。
ータ6の駆動用の電流設定値を不揮発性メモリ31から読
み出す。
ステップ ステッピングモータドライブ電流設定回路
32に指令を出してドライブ電流設定値を設定する。
32に指令を出してドライブ電流設定値を設定する。
ステップ CPU 30は、モータ駆動手段としてのステッ
ピングモータドライブ回路33に指令を出し、印字用紙と
リボンプロテクタ3とのプラテンギャップが狭くなる方
向にステッピングモータ6を駆動する。
ピングモータドライブ回路33に指令を出し、印字用紙と
リボンプロテクタ3とのプラテンギャップが狭くなる方
向にステッピングモータ6を駆動する。
ステップ 該ステッピングモータ6が駆動されると、
印字ヘッドのヘッド移動機構部35が作動して、それに取
り付けられているヘッド移動検出機構部36から前記CPU
30にフィードバックパルスが入力される。
印字ヘッドのヘッド移動機構部35が作動して、それに取
り付けられているヘッド移動検出機構部36から前記CPU
30にフィードバックパルスが入力される。
ステップ ステッピングモータ6を駆動しているにも
かかわらず、ヘッド移動検出機構部36からのフィードバ
ックパルスが入力されないとき、すなわち、前記印字ヘ
ッドのヘッド移動機構部35の作動が停止して、ステッピ
ングモータ6の脱調を検出したとき、CPU 30はステッピ
ングモータの駆動を停止させる。
かかわらず、ヘッド移動検出機構部36からのフィードバ
ックパルスが入力されないとき、すなわち、前記印字ヘ
ッドのヘッド移動機構部35の作動が停止して、ステッピ
ングモータ6の脱調を検出したとき、CPU 30はステッピ
ングモータの駆動を停止させる。
その後、CPU 30は、あらかじめ設定されているステッ
プ数だけ前記駆動方向と逆方向にステッピングモータ6
を駆動し、印字用紙とリボンプロテクタ3との間のプラ
テンギャップが広くなる方向へ印字ヘッドのヘッド移動
機構部35を移動させる。
プ数だけ前記駆動方向と逆方向にステッピングモータ6
を駆動し、印字用紙とリボンプロテクタ3との間のプラ
テンギャップが広くなる方向へ印字ヘッドのヘッド移動
機構部35を移動させる。
ステップ 得られたプラテンギャップがあらかじめ設
定された許容値内にあるかどうかを判断する。許容値内
にあるときは作業を終了し、許容値内にないときはステ
ップに進む。
定された許容値内にあるかどうかを判断する。許容値内
にあるときは作業を終了し、許容値内にないときはステ
ップに進む。
ステップ 作業者は、得られたプラテンギャップの値
の期待値とを比較する。
の期待値とを比較する。
ステップ ここで、例えば、1P用紙と4P用紙とを使用
して前記印字ヘッドのヘッド移動機構部35を作動させた
場合の、各紙厚に対応するプラテン5とリボンプロテク
タ3との間のプラテンギャップ量について説明する。
して前記印字ヘッドのヘッド移動機構部35を作動させた
場合の、各紙厚に対応するプラテン5とリボンプロテク
タ3との間のプラテンギャップ量について説明する。
第3図のプラテンギャップの特性図は、縦軸にプラテ
ン5とリボンプロテクタ3との間のプラテンギャップを
横軸に用紙の紙厚を採って表している。
ン5とリボンプロテクタ3との間のプラテンギャップを
横軸に用紙の紙厚を採って表している。
また、期待値はプラテンギャップ調整装置の各紙厚の
用紙をセットして印字を行った場合の適正なプラテンギ
ャップを示すものである。
用紙をセットして印字を行った場合の適正なプラテンギ
ャップを示すものである。
この場合、紙厚が0であるときの値は、用紙をセット
しない状態で、プラテン5の方向に印字ヘッド2を移動
させ、移動が停止されたことがヘッド移動検出機構部36
によって検出された後、印字ヘッド2をプラテン5と逆
方向に一定量移動させたときのプラテンギャップにな
る。したがって、各紙厚における期待値は、紙厚が0で
あるときの値に各紙厚を加えた値になる。
しない状態で、プラテン5の方向に印字ヘッド2を移動
させ、移動が停止されたことがヘッド移動検出機構部36
によって検出された後、印字ヘッド2をプラテン5と逆
方向に一定量移動させたときのプラテンギャップにな
る。したがって、各紙厚における期待値は、紙厚が0で
あるときの値に各紙厚を加えた値になる。
そして、第3図の線Aで示すように、前記動作途中又
は1回目の動作で得られたヘッドギャップが期待値の線
より上になった場合は、前記印字ヘッドのヘッド移動機
構部35(図1)を作動させるステッピングモータ6の駆
動トルクが小さく、脱調が早く検出されたことが考えら
れる。そこで、作業者は、エネルギー設定値入力手段と
しての電流設定値入力装置37によって、CPU 30に指示し
てステッピングモータ6のドライブ電流を増加させ、駆
動トルクを大きくする。
は1回目の動作で得られたヘッドギャップが期待値の線
より上になった場合は、前記印字ヘッドのヘッド移動機
構部35(図1)を作動させるステッピングモータ6の駆
動トルクが小さく、脱調が早く検出されたことが考えら
れる。そこで、作業者は、エネルギー設定値入力手段と
しての電流設定値入力装置37によって、CPU 30に指示し
てステッピングモータ6のドライブ電流を増加させ、駆
動トルクを大きくする。
ステップ 反対に、第3図の線Bで示すように、前記
動作途中又は1回目の動作で得られたヘッドギャップが
期待値の線より下になった場合は、逆にステッピングモ
ータ6の駆動トルクが大きく印字用紙を押圧し過ぎたこ
とが考えられる。そこで、作業者は、前記電流設定値入
力装置37によって、CPU 30に指示してステッピングモー
タ6のドライブ電流を減少させ、駆動トルクを小さくす
る。
動作途中又は1回目の動作で得られたヘッドギャップが
期待値の線より下になった場合は、逆にステッピングモ
ータ6の駆動トルクが大きく印字用紙を押圧し過ぎたこ
とが考えられる。そこで、作業者は、前記電流設定値入
力装置37によって、CPU 30に指示してステッピングモー
タ6のドライブ電流を減少させ、駆動トルクを小さくす
る。
ステップ CPU 30は、電流設定位置入力装置37によっ
て力された電流設定値を付揮発性メモリ31に格納する。
その後、前記動作を繰り返し、第3図の期待値の線に近
づくように電流設定値を変更する。
て力された電流設定値を付揮発性メモリ31に格納する。
その後、前記動作を繰り返し、第3図の期待値の線に近
づくように電流設定値を変更する。
以上電流設定値の変更を繰り返し、プラテンギャップ
があらかじめ決められている許容値内に納まったところ
で作業を終了する。このとき、前記不揮発メモリ31には
前記許容値に入る電流値が設定されることになり、次か
らのヘッドギャップの調整時に設定された電流値が使用
されるので、期待値に近い安定した動作が可能になる。
があらかじめ決められている許容値内に納まったところ
で作業を終了する。このとき、前記不揮発メモリ31には
前記許容値に入る電流値が設定されることになり、次か
らのヘッドギャップの調整時に設定された電流値が使用
されるので、期待値に近い安定した動作が可能になる。
したがって、前記電流値は、各プリンタごとに設定す
ることが可能であるので、機械の製造のばらつきを電流
設定値で吸収させ、期待値に沿った均一な自動ギャップ
調整特性を得ることが可能になる。
ることが可能であるので、機械の製造のばらつきを電流
設定値で吸収させ、期待値に沿った均一な自動ギャップ
調整特性を得ることが可能になる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
く、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように本発明によれば、プラテ
ンギャップ調整装置においては、駆動モータと、該駆動
モータを駆動することによって、印字ヘッドに対向させ
て配設されたプラテンの方向に、印字ヘッドを移動させ
るヘッド移動機構部と、前記印字ヘッドのプラテンの方
向への移動が停止されたことを検出するヘッド移動検出
機構部と、前記駆動モータ、ヘッド移動機構部及びヘッ
ド移動検出機構部によって、前記印字ヘッドをプラテン
の方向に移動させ、印字ヘッドが停止させられたことを
検出した後、印字ヘッドをプラテンと逆方向に一定量移
動させる制御部とを有する。
ンギャップ調整装置においては、駆動モータと、該駆動
モータを駆動することによって、印字ヘッドに対向させ
て配設されたプラテンの方向に、印字ヘッドを移動させ
るヘッド移動機構部と、前記印字ヘッドのプラテンの方
向への移動が停止されたことを検出するヘッド移動検出
機構部と、前記駆動モータ、ヘッド移動機構部及びヘッ
ド移動検出機構部によって、前記印字ヘッドをプラテン
の方向に移動させ、印字ヘッドが停止させられたことを
検出した後、印字ヘッドをプラテンと逆方向に一定量移
動させる制御部とを有する。
また、前記駆動モータを駆動させるためのエネルギー
の設定値を、該エネルギーの設定値によって駆動モータ
を駆動したときに得られるプラテンギャップに対応させ
て変更して入力するためのエネルギー設定値入力手段
と、該エネルギー設定値入力手段によって入力されたエ
ネルギーの設定値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に
記憶されたエネルギーの設定値によって駆動モータを駆
動するモータ駆動手段とを有する。
の設定値を、該エネルギーの設定値によって駆動モータ
を駆動したときに得られるプラテンギャップに対応させ
て変更して入力するためのエネルギー設定値入力手段
と、該エネルギー設定値入力手段によって入力されたエ
ネルギーの設定値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に
記憶されたエネルギーの設定値によって駆動モータを駆
動するモータ駆動手段とを有する。
この場合、作業者は、得られたプラテンギャップが適
正であるかどうかを判断し、判断結果に基づいてエネル
ギー設定値入力手段によって、駆動モータに加えられる
エネルギーを変更する。そして、該エネルギーによって
駆動モータが駆動される。
正であるかどうかを判断し、判断結果に基づいてエネル
ギー設定値入力手段によって、駆動モータに加えられる
エネルギーを変更する。そして、該エネルギーによって
駆動モータが駆動される。
したがって、エネルギー設定値入力手段によるエネル
ギーの設定値の変更を繰り返すことによって、駆動モー
タに加えられるエネルギーを各プリンタごとに設定する
ことが可能になる。
ギーの設定値の変更を繰り返すことによって、駆動モー
タに加えられるエネルギーを各プリンタごとに設定する
ことが可能になる。
その結果、駆動モータのトルクが調整されるので、ト
ルクのばらつきをなくすことができ、各プリンタのプラ
テンギャップの出力特性を均一にすることが可能にな
る。
ルクのばらつきをなくすことができ、各プリンタのプラ
テンギャップの出力特性を均一にすることが可能にな
る。
第1図は本発明の実施例を示すプリンタのプラテンギャ
ップ調整装置のブロック図、第2図はプリンタの要部斜
視図、第3図はプラテンギャップ調整装置の特性図、第
4図はプラテンギャップ調整装置の動作を示すフローチ
ャートである。 1……キャリッジ、2……印字、3……リボンプロテク
タ、4……メインシャフト、5……プラテン、6……ス
テッピングモータ、9……スライドカム(L)、10……
スライドカム(R)、30……CPU、31……不揮発性メモ
リ、32……ステッピングモータドライブ電流設定回路、
33……ステッピングモータドライブ回路、35……ヘッド
移動機構部、36……ヘッド移動検出機構部、37……電流
設定値入力装置。
ップ調整装置のブロック図、第2図はプリンタの要部斜
視図、第3図はプラテンギャップ調整装置の特性図、第
4図はプラテンギャップ調整装置の動作を示すフローチ
ャートである。 1……キャリッジ、2……印字、3……リボンプロテク
タ、4……メインシャフト、5……プラテン、6……ス
テッピングモータ、9……スライドカム(L)、10……
スライドカム(R)、30……CPU、31……不揮発性メモ
リ、32……ステッピングモータドライブ電流設定回路、
33……ステッピングモータドライブ回路、35……ヘッド
移動機構部、36……ヘッド移動検出機構部、37……電流
設定値入力装置。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)駆動モータと、 (b)該駆動モータを駆動することによって、印字ヘッ
ドに対向させて配設されたプラテンの方向に、印字ヘッ
ドを移動させるヘッド移動機構部と、 (c)前記印字ヘッドのプラテンの方向への移動が停止
されたことを検出するヘッド移動検出機構部と、 (d)前記駆動モータ、ヘッド移動機構部及びヘッド移
動検出機構部によって、前記印字ヘッドをパラテンの方
向に移動させ、印字ヘッドが停止させられたことを検出
した後、印字ヘッドをプラテンと逆方向に一定量移動さ
せる制御部と、 (e)前記駆動モータを駆動するためのエネルギーの設
定値を、該エネルギーの設定値によって駆動モータを駆
動したときに得られるプラテンギャップに対応させて変
更して入力するためのエネルギー設定値入力手段と、 (f)該エネルギー設定値入力手段によって入力された
エネルギーの設定値を記憶する記憶手段と、 (g)該記憶手段に記憶されたエネルギーの設定値によ
って駆動モータを駆動するモータ駆動手段とを有するこ
とを特徴とするプラテンギャップ調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8976089A JP2595087B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | プラテンギャップ調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8976089A JP2595087B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | プラテンギャップ調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02269079A JPH02269079A (ja) | 1990-11-02 |
JP2595087B2 true JP2595087B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=13979671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8976089A Expired - Fee Related JP2595087B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | プラテンギャップ調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2595087B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP8976089A patent/JP2595087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02269079A (ja) | 1990-11-02 |
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