JPS6341169A - プリンタにおけるプラテンギヤツプ自動調整機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ンハアルプリンタにおける印字ヘッドとプラ
テンとのギャップの自動調整機構に関する。

〔従来の技術〕

プラテンギャップは印字ヘッドの動特性に大きな影響を
与え、適正なプラテンギャップでない場合、脱ドツトや
印字圧力の低下等を起して印字品質の悪化の原因となる
。

そのため、多くの場合印字用紙の厚さによってプラテン
ギャップを切換える手動の切換レバーを付けた構造とな
っている。しかし、この手動の切換レバーではオペレー
タの操作ミスが度々発生するために自動調整機構が提案
されている。

以下に自動調整機構の従来技術を図面を用いて説明する
。

第８図はプリンタの平面図、第９図は印字ヘッド部の拡
大側面図、第１０図はギヤの回転方向を示す正面図であ
シ、図において、１は印字ヘッド、２はこの印字ヘッド
１を搭載したキャリッジ、３゜４はこのキャリッジ２の
ガイドシャフト、５はブラテ７．６．７はサイドフレー
ム８，９に回転自在に取付けた偏心ブツシュである。

従って、第９図に示す如く、偏心ブツシュ６を矢印１０
の方向に回転させると、印字ヘッド１は矢印１１の方向
に移動してプラテンギャップが変化する。

１２はパルスモータであシ、このモータ軸に取付けたギ
ヤ１３が偏心ブツシュ６に固着されたギヤ１４と噛合し
ている。

パルスモータ１２を第１０図に示す矢印１５の方向に回
転させると、ギヤ１３．１４ｆ介して偏心ブツシュ６が
回転し、上記した如くキャリッジ２がプラテン５の方向
に移動し、ついには印字用紙を介してプラテン５に衝突
してパルスモータ１２は脱調する。

次に、所望するプラテンギャップ量に対応するステップ
数だけパルスモータ１２を逆回転させると所望するプラ
テンギャップが確保されることとなる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上説明した従来技術によると、パルスモータが必要と
なシ、機構が大きくなると共に価格が高くなると云う問
題がある。

さらに、動作において、印字ヘッドをプラテンに押付け
てその位置を基準位置としているために、印字ヘッドの
移動量が大きく、またパルスモータは高速時の出力トル
クがバラツキ易いために基準位置となる税調位置が不安
定となる。そのためにパルスモータを低速で動かさなけ
ればならずプラテンギャップの調整に時間がかかｊる問
題もある。

〔問題点を解決するための手稼〕

本発明は、印字ヘッドがプラテン上の印字用紙前面を移
動しながら印字を行なうプリンタにおいて、印字ヘッド
を搭載したキャリッジの前部をガイドシャフトに移動可
能に嵌め、そのキャリッジの後部にねじ軸を介してカム
を取付け、このねじ軸の先端ヲベースフレームに当接さ
せ、ベースフレームの両側には上記カムが摺接する斜面
を有するガイドプレートをそれぞれ設けたことを特徴と
する。

〔作用〕

以上の構成によると、キャリッジがガイドシャフトによ
って移動すると、ねじ軸の先端はベースフレーム上を摺
動して移動する。そこで、プラテンギャップを調整する
には印字動作を行なう範囲外に設けたガイドプレートの
斜面にカムを摺接させることにより、カムを回転させ、
それによってねじ軸を回転させてキャリッジの後部を上
方もしくは下方に移動させることになりキャリッジ上の
印字ヘッドはガイドシャフトを軸として回動してプラテ
ンギャップを調整することができることになる。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例を図面を用すて説明する。

第１図はプリンタの平面図、第２図は側面図であシ、図
において１６は印字ヘッド、１７はこの印字ヘッド１６
を搭載したキャリッジ、１８はガイドシャフトである。

１９はプラテンである。

２０は圧電素子であり、印字ヘッド１６に取付けた配線
基板２１に固着されている。この配線基板２１は印字ヘ
ッド１１内の図示していない励磁コイルへの給電用配線
板であると同時に圧電素子２０の出力電圧用配線板でも
あり、圧電素子２０が配線基板２１上だ固着されている
ため配線作業が容易となっている。

２２はカムであシねじ＠２３によシキャリツジ１７に固
定されているブツシュ２４に螺合している。さらに、こ
のカム２２は第５図に示す如くねじ軸２３の回転中心ａ
から外形部までの距離「がカム形状の中心線ａｄと「と
のなす角θが増加するにつれて小さくなるような形状と
なっている（０≦θ≦１８０°）。ねじ軸２３端はベー
スフレーム２５に当接してキャリッジ１７の移動に従っ
て摺動する。

第３図および第４図はベースフレーム側端のガイドプレ
ートを示す平面図であシ、図において２６．２７Ｈベー
スフレーム２５の側端に取付けたガイドプレートであシ
、斜面が形成されている。

以上の構成によると、印字ヘッド１６が印字を行ない、
図示しない印字ヘッドワイヤがプラテン１９に衝突した
とき、印字ヘッド１６はプラテン１９からの反力を受け
、圧電素子２０は第６図（ＩＮ）に示すパルス状の電圧
を出力する。従って、第６図ｍに示す印字ヘッドドライ
ブ信号の立上り時から印字ヘッド１６がプラテン１９に
到達するまでの時間ｔ１（印字時間と云う）を制御回路
により求めることができる。なお第６図（ＩＩ）は、こ
の場合の印字ヘッドのワイヤの変位を示している。

第７図は、永久磁石を使用したバネチャージ式印字ヘッ
ドの印字時間とプラテンギャップとの関係を示すグラフ
であり、印字時間とプラテンギャップは一定の関係があ
り、印字時間がわかるとプラテンギャップは求まる。前
記印字ヘッドでは、プラテンギャップが設定値のとき印
字時間は３４０μｓｅｃである。

そこで、求めたプラテンギャップが設定値よシ小さい場
合てはキャリッジ１７は図において左端に移動し、大き
い場合には右端に移動する。

第３図はキャリッジ１７が左端に移動した図である。

キャリッジ１７が印字動作中に移動する移動範囲よシも
さらに左側に行ったところでカム２２のｂ点はガイドプ
レート２６の斜面と接触する。キャリッジ１７がさらに
左側に移動するとカム２２はガイドプレート２６と接触
しながら矢印２８方向に回転する（第３図（Ｂ））。こ
のカム２２の回転と共にカム２２はねじ軸２３によりキ
ャリッジ１７に対して相対的に第２図に示す下方に移動
する。

ねじ軸２３はベースフレーム２５と当接しているために
キャリッジ１７はガイドシャフト１８を回転中心として
矢印２９方向に回転し、同時に印字ヘッド１６は矢印３
０方向に回転してプラテンギャップＸは大きくなって設
定値になったところでキャリッジ１７は停止し、カム２
２の回転も停止する。

プラテンギャップＸが設定値より大きいときは、キャリ
ッジ１γは右端の方向に移動し、カム２２は第４図に示
す如くガイドプレート２１と接触しながら上記と反対の
方向に回転してプラテンギャップＸを小さくする。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した本発明によると、キャリッジフレー
ムにねじを介して回動可能に取付けたカムとベースプレ
ートの左右端に取付けたガイドプレートとによってプラ
テンギャップを調整することができるようにしたことに
より、パルスモータを用いずにプラテンギャップを自動
調整できることになシ、コンパクトで安価なプラテンギ
ャップ自動調整機構となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図は側面
図、第３図（〜、（Ｂ）はカムとガイドプレートの状態
を示す平面図、第４図もカムとガイドプレートの状態を
示す平面図、第５図はカムの平面図、第６図は電圧と印
字時間を示すグラフ、第７図は印字時間とプラテンギャ
ップを示すグラフ、第８図は従来例の平面図、第９図は
側面図、第１０図はギヤの噛合状態を示す正面図である
。 １６・・・印字ヘッド　１γ・・・キャリッジ　１８・
・・ガイドシャフト　１９・・・プラテン　２２・・・
カム２３・・・ねじ軸　２５・・・ベースフレーム　２
６，２γ・・・ガイドプレート

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印字ヘッドがプラテン上の印字用紙の前面を移動し
   ながら印字するプリンタにおけるプラテンギャップ自動
   調整機構において、 印字ヘッドを搭載したキャリッジの前部をガイドシャフ
   トに移動可能に嵌め、 そのキャリッジの後部にねじ軸を介して回動可能にカム
   を取付け、 このねじ軸の端部をベースフレームに当接させてキャリ
   ッジの移動に伴なつてねじ軸の端部がベースフレーム上
   を摺動することとし、 ベースフレームの両側には斜面を有するガイドプレート
   をそれぞれ設け、 このガイドプレートの斜面をカムが摺動することにより
   カムが回転し、それによつてねじ軸が回転してキャリッ
   ジの後部が上方もしくは下方に移動して印字ヘッドがガ
   イドシャフトを軸にして回動してプラテンギャップを変
   えるようにしたことを特徴とするプリンタにおけるプラ
   テンギャップ自動調整機構。