JP2594616Y2 - 作業車用変速操作装置 - Google Patents

作業車用変速操作装置

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JP2594616Y2 JP1992029912U JP2991292U JP2594616Y2 JP 2594616 Y2 JP2594616 Y2 JP 2594616Y2 JP 1992029912 U JP1992029912 U JP 1992029912U JP 2991292 U JP2991292 U JP 2991292U JP 2594616 Y2 JP2594616 Y2 JP 2594616Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車速を切替え制御する
変速装置を設けてある歩行型または乗用型のモア等の作
業車において、変速装置の変速段を切替え操作するため
の変速操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変速装置を設けてある作業車では周知の
ように、トランスミッションへのエンジン動力の伝動を
入断するクラッチを設けて変速装置の変速段切替え操作
に先立ち該クラッチを切り、変速操作の容易さと変速部
材の破損を防止するのが一般的である(例えば実開平3
−1356号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案の主たる目的
は、変速操作のために従来設けられていたクラッチを不
要とし作業車のコスト低減に大きく寄与する新規な作業
車用変速操作装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのためにこの考案は
付図に例示するように、車速を切替え制御する変速装置
1の変速操作具2をガイド手段8;8Aによって、各変
速段位置から第1の方向に操作して抜け出させ該第1の
方向とは異なった第2の方向に操作して変速装置1の変
速段を切替えるようにガイドしてある作業車用変速操作
装置において、次のような技術的手段を講じた。
【0005】すなわちこの考案は、エンジン3のスロッ
トル制御部材4を変位操作するためのスロットル操作具
5に回動可能に支持させた操作アーム27を設け、この
操作アーム27の一端に変速操作具2を、アウタチュー
ブ29aを備えた操作索条29によって接続する一方、
該操作アーム27の他端側でスロットル操作具5に長孔
7を介し支持されている操作ピン22であってアウタチ
ューブ25aを備えた操作索条25によりスロットル制
御部材4に対し接続された操作ピン22を、スロットル
操作具5の回動操作による該操作ピン22の位置変更に
よって変速操作具2は原位置に保持したままスロットル
制御部材4を変位させ得るように設け、 上記操作アーム
27を上記操作ピン22に対し、前記第1の方向に沿っ
た変速操作具2の回動操作による操作アーム27の回動
によって操作ピン22が、スロットル操作具5は原位置
に保持したまま上記長孔7内でエンジン低速回転側に変
位せしめられるように係合させるのである
【0006】またこの考案は前記ガイド手段8Aを、前
記変速操作具2の各変速段位置からの前記第1の方向に
沿った操作量を高速変速段側ほど大きく設定するものに
構成することも、提案するものである(請求項)。
【0007】
【作用】この考案は、スロットル操作具5に回動可能に
支持され変速操作具2に対し操作索条29により接続さ
れた操作アーム27と、スロットル操作具5に長孔7を
介し支持され操作索条25によりスロットル制御部材4
に接続された操作ピン22とを設けて、スロットル操作
具5の回動操作による操作ピン22の位置変更によって
スロットル制御部材4が変位されることとする一方、変
速操作具2の第1の方向に沿った回動操作による操作ア
ーム27の回動変位によってスロットル制御部材4に接
続された操作ピン22が、長孔7内でエンジン低速回転
側に変位されるように、操作アーム27を操作ピン22
に対し係合させて、変速操作具2とスロットル操作具5
とによってスロットル制御部材4をそれぞれ独立的に操
作できることとしている。したがって変速装置1の変速
段切替え操作に際し変速操作具2を先ず、各変速段位置
から前記第1の方向に沿い操作し同位置から抜け出させ
ると、それに連動したスロットル制御部材4の変位でエ
ンジン3が低速回転することになり、そのときスロット
ル操作具5は原位置に留まる。したがって次に変速操作
具2を前記第2の方向に沿い操作して変速装置1の変速
段を切替えるとき変速装置1のシフトが低速回転状態の
下で行われ、操作の容易さと変速部材の破損防止が確保
される。その後に変速操作具2を前記第1の方向に沿い
逆向きに操作すれば、スロットル制御部材4の逆向き変
位でエンジン3の回転数が、スロットル操作具5により
設定されていた元の値に戻される。また所望に応じ運転
者がスロットル操作具5を操作して、変速操作とは無関
係にエンジン回転数を自在に設定し直すことができる。
【0008】変速操作に際し加わる操作抵抗は、変速操
作具2を前記第1の方向に操作しスロットル操作具5は
動かすことなくスロットル制御部材4を変位操作する場
合に加わる抵抗と、変速操作具2を前記第2の方向に操
作し変速装置1の変速段を切替える場合に加わる抵抗と
であるが、これらの2種の抵抗は変速操作具2の操作方
向に従って操作中のそれぞれ別の段階で作用するから、
変速操作具2によってスロットル制御と変速シフトとを
行うといっても操作が重くなることはない。
【0009】請求項2の構造によると、前記第1の方向
に沿った変速操作具2の操作量が変速段切替えに際しシ
ョックが大きくなる高速段側ほど大とされ、変速段切替
え操作がより低速域で行われることになる。
【0010】図1−5はモアトラクタにおいて本案を実
施した例を示している。図示省略の車両機枠の前部上面
に図1に示すエンジン3が搭載され、同様に図1に示す
トランスアクスル30が車両機枠後部下面側に、またモ
ア31が同機枠中央部下面側に、それぞれ設置されてい
る。車両の走行は左右の後輪車軸32を装備するトラン
スアクスル30によって図外の左右の後輪を駆動して行
うこととされ、エンジン3からトランスアクスル30へ
の入力伝動は、エンジン出力軸上のプーリ33とトラン
スアクスル入力軸上のプーリ34間に捲回したベルト3
5によって行なわれる。モア31への入力伝動は、エン
ジン出力軸上の他のプーリ36とモア入力軸上のプーリ
37間に捲回したベルト38によって行なうこととされ
ている。エンジン3には前記スロットル制御部材として
のアクセルレバー4が附設され、また前記変速操作具及
びスロットル操作具として車両機枠上面上に配置の変速
レバー2及びスロットルレバー5が設けられている。
【0011】トランスアクスル30は上下2つ割りのケ
ースを備え、図2は上方側のケース半部を取去ってトラ
ンスアクスル30の内部を示している。同図に示すよう
に上記ケース内には駆動軸40、中空の変速軸41、サ
イドクラッチ軸42、及びケース外に延出する左右の上
記後輪車軸32を、左右方向に沿わせて設けてある。駆
動軸40上には傘歯車43を固定設置してあり、この傘
歯車43を図1に図示の前記トランスアクスル入力軸4
4の下端に形成した図外の傘歯車と噛合せて、駆動軸4
0の回転を得ることとされている。駆動軸40と変速軸
41間に前記変速装置1が配設され、変速軸41は歯車
45,46を介してサイドクラッチ軸42を減速駆動す
るものとされている。駆動軸40と同心配置のサイドク
ラッチ軸42上には左右のサイドクラッチ47及びサイ
ドブレーキ48を配設してあり、左右のサイドクラッチ
47の出力歯車49を左右の後輪車軸32の内端部上に
固定設置の大径歯車50と噛合せて、左右車軸32の減
速駆動を得ることとされている。一側の後輪車軸32は
中空の変速軸41を貫通させてある。なお上記したサイ
ドクラッチ47及びサイドブレーキ48の構造は実質的
に、実公平4−8072号公報に開示されているものと
同一である。
【0012】同様に図2に示すように変速装置1は前進
1−5速、後進1速の6段の変速段を備えた周知のキー
シフト式のものに構成されている。すなわち駆動軸40
上に6個の歯車52F1 ,52F2 ,52F3 ,52F
4 ,52F5 ,52Rを固定設置すると共に変速軸41
上に6個の歯車53F1 ,53F2 ,53F3 ,53F
4 ,53F5 ,53Rを遊嵌設置し、このうち前進変速
段用の歯車52F1 −52F5 と53F1 −53F5
はそれぞれ直接に噛合せる一方、後進変速段用の歯車5
2R,53Rは図外の中間歯車を介して噛合せ、変速軸
41の外周面に設けた長溝内を摺動させるシフトキー5
4により歯車53F1 −53F5 ,53Rを択一的に変
速軸41へと結合して6段の変速を得るものとされてい
る。シフトキー54は変速軸41の一側に同心配置の樹
脂製中空支軸55上を摺動させるシフタスリーブ56に
取付けられており、先端の突起部を歯車結合方向に突出
するように板ばね57によって回動附勢されている。変
速軸41上には中立位置を設定するニュートラル・カラ
ー53Nを、歯車53F1 ,53R間で配設してある。
【0013】シフタスリーブ56を摺動操作するために
はトランスアクスル30の内外にまたがらせた鉛直な中
空操作軸11を支軸12まわりで回転可能に設けて、こ
の操作軸11に取付けたシフタアーム13をシフタスリ
ーブ56に対し係合させてある。図1,2に示すように
操作軸11の外端には操作アーム14を取付けてある。
【0014】図1に示すように変速レバー2は回動支点
軸線15まわりで回動自在に支持された回動バー16の
上端に、軸線15と直交する向きに沿う支点ピン17ま
わりで回動自在に支持されている。回動バー16の下端
は上記操作アーム14に対し操作索条18により接続さ
れていて、変速レバー2を回動バー16ごと回動支点軸
線15まわりで矢印B方向に沿い回動操作すると操作索
条18を介し操作アーム14が操作軸11ごと回動変位
せしめられ、これにより図2に図示のシフタアーム13
の回動変位が得られシフタスリーブ56が支軸55上で
摺動変位せしめられることによって、変速装置1の変速
段切替えが得られることとされている。変速レバー2は
レバーガイド8にガイドさせてあり、このレバーガイド
8には支点ピン17まわりでのレバー2回動操作方向で
ある矢印A方向の一端側を変速レバー2の前進1−5
速、中立、及び後進1速段位置F1 −F5 ,N,R1
し他端側を矢印B方向で連続するものとしてあるガイド
溝を形成してある。回動バー16に取付けて立上がらせ
た支持板19と変速レバー2間には、変速レバー2を矢
印A方向で上記各位置F1 −F5 ,N,R1 に向けて回
動附勢するスプリング20を張設してある。
【0015】同様に図1に示すように前記スロットルレ
バー5は板状のものに形成されて、支点ピン21まわり
で上記矢印B方向に沿い回動自在に支持されている。こ
のスロットルレバー5には円弧状の長孔7を形成してあ
り、この長孔7に、支点ピン21まわりでのレバー5回
動により同回動方向で位置を変更される操作ピン22を
支承させてある。そしてスロットルレバー5側のアウタ
受23とエンジン3側のアウタ受24とにアウタチュー
ブ25aを取付けた操作索条25により操作ピン22と
前記アクセルレバー4間を接続している。アクセルレバ
ー4はそれに附設のスプリング4aによりエンジン低速
回転側に回動附勢されており、スロットルレバー5を図
1に例示するようなエンジン高速位置Hにおくと操作索
条25の緊張によりアクセルレバー4が対応したエンジ
ン高速回転位置Hにおかれ、またスロットルレバー5を
エンジン3向きに回動操作し図1に例示するようなエン
ジン低速位置Lに移すと、それによる操作索条25の弛
みとスプリング4aの作用でアクセルレバー4が対応し
たエンジン低速回転位置Lに移されることとされてい
る。
【0016】同様に図1に示すようにスロットルレバー
5の板状部には、同レバー5の支点ピン21と平行させ
たピン26まわりで回動自在な操作アーム27を支持さ
せてある。この操作アーム27の先端部は長溝穴6を有
するフォーク状のものに形成されており、長溝穴6には
上記操作ピン22を挿通してある。レバー5の板状部に
はアウタ受28が形成されており、変速レバー2側の前
記支持板19と上記アウタ受28とにアウタチューブ2
9aを取付けた操作索条29により変速レバー2と操作
アーム27の基端部間を接続してある。操作アーム27
には、長溝穴6の下縁を操作ピン22に対し係合させる
ように該操作アーム27を回動附勢するスプリング27
aを附設してあり、このように操作アーム27を操作ピ
ン22に対し係合させていることによって、変速レバー
2を矢印A方向に沿い該レバー2がレバーガイド8の各
変速段位置F−F,N,Rから抜出す向きに操作し
操作索条29を緊張させると、操作アーム27が支点
ン26まわりで先端側を下方向きに変位するように回動
せしめられ、これにより操作ピン22が長孔7内で操作
索条25を弛める向きに変位せしめられて、アクセルレ
バー4がエンジン低速回転側に移されることとされてい
る。上記スプリング27aは操作索条29が弛められた
ときに、操作アーム27を上記と逆方向に回動させアク
セルレバー4をエンジン高速方向に戻す
【0017】上記した点を図解したのが図3−5であ
り、このうち図3はスロットルレバー5が例示のエンジ
ン高速位置Hにおかれ対応してアクセルレバー4が例示
のエンジン高速回転位置Hにあり、また変速レバー2は
レバーガイド8の何れかの変速段位置におかれている状
態を示している。この状態で操作ピン22は長孔7内の
上端近くにある。図4は図3の状態から変速レバー2を
矢印A方向でレバーガイド8の変速段位置を抜出す向き
に一杯に操作した状態を示しており、それによる操作ア
ーム27の回動変位によって操作ピン22は長孔7内の
下端近くまで移されて操作索条25を弛め、このためア
クセルレバー4がスプリング4aの附勢力で例示のエン
ジン低速回転位置Lに移される。この間、操作ピン22
は長孔7に支承されつつ該長孔7内を下降し、スロット
ルレバー5に何らの変位も与えない。図5はスロットル
レバー5が例示のエンジン低速位置Lにおかれ対応して
アクセルレバー4が例示のエンジン低速回転位置Lにあ
り、また変速レバー2はレバーガイド8の何れかの変速
段位置におかれている状態を示している。図5の状態か
ら変速レバー2を矢印A方向でレバーガイド8の変速段
位置を抜出す向きに操作する場合も全く同様であって、
操作索条29を介した操作アーム27の回動変位により
操作ピン22が長孔7内でスロットルレバー5に対し回
動変位を与えることなく下降せしめられ、それによる操
作索条25の弛みとスプリング4aの附勢作用とにより
アクセルレバー4が、図5の位置よりも更にエンジン回
転数を低める位置へと移される。
【0018】逆に図3または図5に示す状態からエンジ
ン回転数を設定し直すべくスロットルレバー5を支点ピ
ン21まわりで何れかの向きに回動操作するときは、前
述のように操作ピン22の位置がエンジン側またはその
反対側に変更されてアクセルレバー4の位置が対応した
エンジン回転数位置に移されるが、操作ピン22の位置
変更は操作アーム22の長溝穴6内で行なわれて操作ア
ーム22に、したがってまた変速レバー2に、変位を与
えない。
【0019】以上の説明から明らかなように図示の変速
操作装置によれば、スロットル操作具であるスロットル
レバー5によるアクセルレバー4の独立操作と変速操作
具である変速レバー2によるアクセルレバー4の独立操
作とが可能となっている。なお操作ピン22とアウタ受
23間の間隔は上述の作用が確実に達成されるように、
十分に大きく設定されている。エンジンの回転数を低
めた上での変速段切替えは、図4に例示するような状態
から変速レバー2を図1の矢印B方向に沿って所期の変
速位置まで操作することによって行われ、そこで変速レ
バー2から手を離すと該レバー2はスプリング20の附
勢力で自動的にレバーガイド8の対応する変速段位置へ
と移動し、またそれによって操作索条29が弛むから操
作アーム27がスプリング27aの附勢力で原位置へと
戻され、このため操作索条25によりアクセルレバー4
も原位置へと戻される。
【0020】図6は、図1に示す前記レバーガイド8に
代わるレバーガイド(前述のガイド手段)8Aを設けた
第2の実施例を示している。本実施例のレバーガイド8
Aは矢印A方向に沿わせたガイド溝深さを前進変速段に
おいて高速側ほど大とし、同方向の変速レバー2の操作
量を高速段側ほど大きく設定するものに構成されてい
る。中立段位置Nは前進1速段位置F1 より浅くされ、
後進1速段位置R1 は前進1速段位置F1 とほぼ等しい
深さ位置とされている。このレバーガイド8Aによって
は、変速段切替えに際しショックが大きい高速段側ほど
エンジン低速回転域で変速段切替えが行なわれることと
なる。本実施例では矢印A方向を図1の矢印A方向と一
致させているのに対し矢印B方向が図1の場合と異なり
矢印A方向と直交しないことになり、このため矢印B方
向での変速レバー2の回動軸線となる、回動バー16の
回動支点軸線15は、変速レバー2自体の支点ピン17
と直交する向きから偏寄させてある。他の構造は第1の
実施例と同様である。
【0021】
【考案の効果】この考案によれば変速装置1の変速段切
替え操作に際し、変速操作具2を各変速段位置から抜け
出させる第1の方向に沿った操作でエンジン3の低速回
転を得、次いで同操作具2の第2の方向に沿った操作で
変速装置1のシフトが低速回転状態の下で容易に、かつ
部材の破損を防止しつつ行われるから、従来のように変
速操作のためにクラッチを設けることがもはや不要とな
り、作業車のコストが大きく低減される。変速操作具2
とスロットル操作具5とによりスロットル制御部材4を
それぞれ独立的に操作可能としていることによって、ス
ロットル操作具5により予め設定したエンジン回転数が
変速操作後もそのまま維持されてスロットル操作具5に
よるエンジン回転数の設定し直しが不要となると共に、
変速操作とは無関係に運転者の所望によりエンジン回転
数を自在に設定し直すことができる。
【0022】変速操作に際し変速操作具2によってスロ
ットル制御と変速シフトとを行うといっても、変速操作
具2の第1の方向に沿った操作でスロットル制御を、第
2の方向に沿った操作で変速シフトを、それぞれ得るこ
ととし、スロットル制御のための操作抵抗と変速シフト
のための操作抵抗とが別々の操作段階で作用することと
しているから、変速操作が重くなる不具合は生じない。
【0023】変速段切替え操作が高速段側ほどエンジン
低速回転域で行なわれることとなるようにした請求項2
の構造によると、ショックの大きい高速段操作時ほど逆
にショックを低めた状態の下での変速シフトが行なわれ
て、変速部材の破損防止が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を、作業車の要部と共に示した斜
視図である。
【図2】図1に図示のトランスアクスルの内部構造を示
す横断平面図である。
【図3】作用を説明するための一部展開概略側面図であ
る。
【図4】図3と類似の一部展開概略側面図である。
【図5】図3と類似の一部展開概略側面図である。
【図6】第2の実施例の一部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 変速装置 2 変速レバー(変速操作具) 3 エンジン 4 アクセルレバー(スロットル制御部材) 4a スプリング 5 スロットルレバー 6 長溝穴(遊動部) 7 長孔(他の遊動部) 8 レバーガイド 8A レバーガイド(ガイド手段) 11 操作軸 13 シフタアーム 14 操作アーム 15 回動支点軸線 16 回動バー 17 支点ピン 18 操作索条 21 支点ピン 22 操作ピン 25 操作索条 26 ピン 27 操作アーム 29 操作索条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 61/26 - 63/38 B60K 41/04 F02D 11/04

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速を切替え制御する変速装置1の変速
    操作具2をガイド手段8;8Aによって、各変速段位置
    から第1の方向に操作して抜け出させ該第1の方向とは
    異なった第2の方向に操作して変速装置1の変速段を切
    替えるようにガイドしてある作業車用変速操作装置にお
    いて、エンジン3のスロットル制御部材4を変位操作するため
    のスロットル操作具5に回動可能に支持させた操作アー
    ム27を設け、この操作アーム27の一端に変速操作具
    2を、アウタチューブ29aを備えた操作索条29によ
    って接続する一方、該操作アーム27の他端側でスロッ
    トル操作具5に長孔7を介し支持されている操作ピン2
    2であってアウタチューブ25aを備えた操作索条25
    によりスロットル制御部材4に対し接続された操作ピン
    22を、スロットル操作具5の回動操作による該操作ピ
    ン22の位置変更によって変速操作具2は原位置に保持
    したままスロットル制御部材4を変位させ得るように設
    け、 上記操作アーム27を上記操作ピン22に対し、前記第
    1の方向に沿った変速操作具2の回動操作による操作ア
    ーム27の回動によって操作ピン22が、スロットル操
    作具5は原位置に保持したまま上記長孔7内でエンジン
    低速回転側に変位せしめられるように係合させた 作業車
    用変速操作装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段8Aを、前記変速操作具
    2の各変速段位置からの前記第1の方向に沿った操作量
    を高速変速段側ほど大きく設定するものに構成してある
    請求項1の作業車用変速操作装置。
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