JP2594503Y2 - 連続制御方式直流安定化電源回路 - Google Patents

連続制御方式直流安定化電源回路

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JP2594503Y2
JP2594503Y2 JP1992036099U JP3609992U JP2594503Y2 JP 2594503 Y2 JP2594503 Y2 JP 2594503Y2 JP 1992036099 U JP1992036099 U JP 1992036099U JP 3609992 U JP3609992 U JP 3609992U JP 2594503 Y2 JP2594503 Y2 JP 2594503Y2
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一弘 森
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は出力電圧が切替可能に構
成された連続制御方式直流安定化電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、出力電圧が切替可能に構成され
た連続制御方式直流安定化電源回路は図3に示す基本構
成となっている。すなわち負荷に直列の接続された出力
電圧制御用のトランジスタ1と、基準電圧源4Aと、基
準電圧源4Aの電圧Vrefを分圧する抵抗2と選択ス
イッチ6によって抵抗2に選択的に直列接続される抵抗
31、32または33とからなる分圧回路30と、分圧
回路30の分圧出力電圧と出力電圧E0との差を検出し
て検出した差に基づいてトランジスタ1のVCEを制御す
る差動増幅器5とを備えている。
【0003】上記した従来の連続制御方式直流安定化電
源回路の出力電圧E0は、抵抗2の抵抗値をRsとし、
選択スイッチ6によって選択された抵抗の抵抗値をRf
とすれば、E0=Rf・Vref/(Rf+Rs)で設
定される。一般的には図3に示すように、抵抗値Rfは
選択スイッチ6によって抵抗31、32または33の1
つを選択することによって可変に構成するかもしくは基
準電圧Vrefは可変に構成して、出力電圧E0の定電
圧の設定がなされる。
【0004】そこで、出力電圧E0を予めプリセットさ
れた値に切替えて使用する場合、抵抗31、32、33
を選択スイッチ6によって切替えて抵抗値Rfを変更す
ることによりプリセット出力電圧値を設定できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の連続制御方式直流安定化電源回路において、出力電圧
0を抵抗値Rfを切替えることによってプリセットさ
れた出力電圧値に切替える場合、選択スイッチ6にBB
M形式のスイッチを用いたときは、図4(a)に示すよ
うに切替時に出力に最大出力電圧が一瞬出力された後、
プリセット値に設定されるという問題点があった。ま
た、選択スイッチ6にMBB形式のスイッチを用いたと
きは、図4(b)に示すように切替時に出力にアンダー
シュート電圧が一瞬出力された後、プリセット値に設定
されるという問題点があった。
【0006】また一方、基準電圧Vrefの切替方式を
採用した場合は、オーバーシュート、アンダーシュート
のない階段波電圧を任意に設定できる回路が必要となり
高価なものになるという問題点があった。
【0007】本考案は、簡単な構成で、プリセット電圧
の切替時においてもオーバーシュートおよびアンダーシ
ュートのない出力電圧を得ることができる連続制御方式
直流安定化電源回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の連続制御方式直
流安定化電源回路は、出力電圧または出力電流のプリセ
ット可能な連続制御方式直流安定化電源回路において、
基準電圧を分圧する複数の分圧回路と、前記複数の分圧
回路からの分圧出力中の一つを選択するアナログスイッ
チ回路と、前記複数の分圧回路の出力中の一つを指定す
る指定手段と、指定手段の出力を入力とし、かつ出力に
よってアナログスイッチ回路を制御して指定手段によっ
て指定された分圧回路の出力を選択させるエンコーダと
を備え、アナログスイッチ回路によって選択された分圧
出力電圧に基づくプリセット電圧に基づいて出力電圧ま
たは出力電流を制御することを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案の連続制御方式直流安定化電源回路によ
れば、指定手段によって指定された分圧出力電圧が協働
するエンコーダおよびアナログスイッチ回路によって選
択され、選択された分圧電圧に基づくプリセット電圧に
基づいて出力電圧または出力電流が制御される。この場
合に、指定手段による選択分圧電圧の切替時においてエ
ンコーダの出力が不確定状態となることはなく、アナロ
グスイッチ回路により選択の切替時に分圧出力電圧にオ
ーバーシュートやアンダーシュートが生ずることはな
い。したがって、プリセット電圧にもオーバーシュート
やアンダーシュートが生ずることはない。
【0010】
【実施例】以下、本考案を実施例により説明する。図1
は本考案の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0011】本考案の一実施例において、図3に示した
従来例と同一構成要素には同一の符号を付して示し、そ
の説明は重複を避けるため省略する。Aは連続制御方式
直流安定化電源本体回路部を示し、Bは連続制御方式直
流安定化電源回路に内蔵される出力電圧プリセット回路
部である。
【0012】出力電圧プリセット回路部Bは、連続制御
方式直流安定化電源本体回路部Aにおける基準電圧源4
の電圧をそれぞれ各別に分圧するプリセットポテンショ
メータ7を構成するポテンショメータ71、72、7
3と、ポテンショメータ71、72、73によって分圧され
たそれぞれの分圧出力電圧の一つを選択するアナログス
イッチ回路8と、エンコード出力によってアナログ回路
8を制御するエンコーダ11(例えばTC74HC14
8Aなど)とを備えている。ここで、アナログスイッチ
回路8は後記するエンコーダ11の出力に基づいて分圧
電圧の一つを選択するように構成してある。
【0013】出力電圧プリセット回路部Bはさらに、ア
ナログスイッチ回路8によって選択された分圧出力電圧
が入力されるバッファ増幅器9を備え、バッファ増幅器
9の出力電圧は、抵抗2と抵抗3とからなる分圧回路に
被分圧電圧として印加する。抵抗2と抵抗3とからなる
分圧回路による分圧出力電圧はプリセット電圧として出
力される。プリセット電圧と出力電圧E0とは差動増幅
器5に供給してプリセット電圧と出力電圧E0と差を検
出し、差動増幅器5の出力電圧によってトランジスタ1
のVCEを制御する。
【0014】またさらに、出力電圧プリセット回路部B
には、端子P1、P2、P3の電位をエンコーダ11に印
加するプリセットスイッチ10を備えており、エンコー
ダ11はプリセットスイッチ10の端子P1、P2、P3
の電位を受けてエンコードし、エンコード出力をアナロ
グスイッチ8に供給して、分圧電圧の選択を行わせる。
【0015】本実施例では、プリセットスイッチ10
は、例えば連続制御方式直流安定化電源回路を格納した
筐体のパネル面に設けてあり、端子P1、P2、P3がプ
リセットスイッチ10の端子P1、P2、P3にそれぞれ
各別に接続され、かつ遠隔位置に設けたプリセットスイ
ッチ12と、プリセットスイッチ10の共通端子とプリ
セットスイッチ12の共通端子の一方を選択するため共
通端子がアースされた選択スイッチ13とを備えてお
り、選択スイッチ13によってプリセットスイッチ10
またはプリセットスイッチ12の一方を選択するように
構成してある。
【0016】上記のように構成された本実施例の作用に
ついて説明する。アナログスイッチ回路8によって選択
された分圧出力電圧がバッファ増幅器9を介して、抵抗
2および3からなる分圧回路に印加され分圧される。こ
の分圧によって形成されたプリセット電圧と出力電圧E
0との差が差動増幅器5によって検出され、差動増幅器
5の出力に基づいてトランジスタ1のVCEが制御され
て、出力電圧E0がプリセット電圧に制御される。
【0017】この場合において、選択スイッチ13によ
ってプリセットスイッチ10が選択されているものとす
れば、プリセットスイッチ10の接片の位置に基づくエ
ンコーダ11の出力にしたがって、例えば接片が端子P
1に接触させられているときはポテンシュメータ71から
の分圧出力電圧が、接片が端子P2に接触させられてい
るときはポテンシュメータ72からの分圧出力電圧が、
接片が端子P3に接触させられているときはポテンシュ
メータ73からの分圧出力電圧がアナログスイッチ回路
8によって選択されることになって、プリセット電圧の
選択が行われる。
【0018】しかるに、プリセット電圧の選択変更のた
めにプリセットスイッチ10の接片を切替ても、エンコ
ーダ11のエンコードは高速に行なわれるためその切替
時においてエンコーダ11のエンコード出力に不確定状
態がなく、さらにアナログスイッチ回路8の動作が速い
ため、この結果、エンコーダ11の出力に基づくアナロ
グスイッチ回路8による分圧出力電圧の選択変更時に、
アナログスイッチ回路8からの出力にオーバーシュート
およびアンダーシュートが生ずることはない。したがっ
て、プリセット電圧は図2に示すようにオーバーシュー
トおよびアンダーシュートなく、階段状に切替えられ
る。ちなみに、エンコーダ11に例えばTC74HC1
48Aを用いたときには動作速度は15ns(TYP)
であって、きわめて高速でエンコード動作が行われ、実
質的に瞬時にエンコードが行われることになる。
【0019】なお、選択スイッチ13によってプリセッ
トスイッチ12を選択した場合も同様である。選択スイ
ッチ13によってプリセットスイッチ12を選択した場
合は、プリセットスイッチ12によって、連続制御方式
直流安定化電源回路の位置からはなれた遠隔位置におい
て、プリセット電圧を切替ることができる。
【0020】上記において、出力が電圧の場合を例に説
明したが、電流出力の場合にも適用できる。電流出力の
場合には、出力電流を電圧に変換し、変換された電圧と
基準電圧との差を検出して、検出した差に基づいてトラ
ンジスタ1のVCEが制御されるが、基準電圧を上記の電
圧出力の場合と同様に構成して階段状に変更するように
すればよい。
【0021】
【考案の効果】以上説明した如く本考案によれば、基準
電圧を複数の分圧回路によって分圧し、分圧出力中の一
つをアナログスイッチ回路によって選択し、複数の分圧
回路の出力中を一つを指定する指定手段の出力を入力と
するエンコーダによってアナログスイッチ回路を制御し
て指定手段によって指定された分圧回路の出力を選択さ
せるようにしたため、指定手段によって指定された分圧
出力電圧が協働するエンコーダおよびアナログスイッチ
回路によって選択され、この場合に、指定手段による選
択分圧電圧の切替時においてエンコーダのエンコードが
高速で行なわれるためにエンコーダの出力が不確定状態
となることはなく、さらにアナログスイッチ回路の動作
が速いために、切替時にプリセット値にオーバーシュー
トやアンダーシュートが生ぜず、プリセット値の切替時
に出力電圧および出力電流にオーバーシュートやアンダ
ーシュートが生じないという効果がある。さらにこのた
めの構成も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本考案の一実施例におけるプリセット電圧切替
時の状態を示す説明図である。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【図4】従来例におけるおけるプリセット電圧切替時の
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 連続制御方式直流安定化電源本体回路部 B 出力電圧プリセット回路部 1 トランジスタ 4 基準電圧源 5 差動増幅器 7 プリセットポテンショメータ 71〜73 ポテンショメータ 8 アナログスイッチ回路 10および12 プリセットスイッチ 11 エンコーダ 13 選択スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力電圧または出力電流のプリセット可
    能な連続制御方式直流安定化電源回路において、基準電
    圧を分圧する複数の分圧回路と、前記複数の分圧回路か
    らの分圧出力中の一つを選択するアナログスイッチ回路
    と、前記複数の分圧回路の出力中の一つを指定する指定
    手段と、指定手段の出力を入力とし、かつ出力によって
    アナログスイッチ回路を制御して指定手段によって指定
    された分圧回路の出力を選択させるエンコーダとを備
    え、アナログスイッチ回路によって選択された分圧出力
    電圧に基づくプリセット電圧に基づいて出力電圧または
    出力電流を制御することを特徴とする連続制御方式直流
    安定化電源回路。
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