JPS6318927A - 電圧制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電子写真複写装置に係り、具体的には電圧発
生装置の制御装置に関するものである。

（従来の技術） 複写機においては、使用周囲温度の状態によって高電圧
の値を各種変えて、均一なコピー画像を得るようにした
電圧制御装置が用いられている。

以下図面を参照しながら、上述した従来の電圧制御装置
の一例について説明する。

第２図は、従来例の構成を示したものであり、１は信号
源で、温度に比例した出力電圧を発生する。２は電圧発
生装置であり、入力電圧に比例した高電圧を発生する。

電圧発生袋＠２の出力電圧を周囲温度に対応させるため
に、信号源１の出力を電圧発生装置２の入力に加える。

３，４．５はそれぞれ抵抗器で、直列に接続されており
、抵抗器３は電圧発生袋ｖ１２の出力電圧が加えられ、
抵抗器５の一端は接地されている。抵抗器３と抵抗器４
の間の電圧を全体の出力電圧とする。６はスイッチであ
り、抵抗器４と抵抗器５の間を接地又は開放に切換える
。

以上のように構成された従来例について、以下その動作
を説明する。電圧発生装置２の利得をＡ、信号源１の出
力電圧を８１　（Ｔ）　（温度の関数）、電圧発生装置
の出力電圧をｅ　２　（Ｔ）、全体の出力電圧をｅ　ｊ
（Ｔ）とし、抵抗器３．抵抗器４．抵抗器５の各抵抗値
をそれぞれＲ，、Ｒ，、Ｒ，とすると、スイッチ６が開
放状態の時の全体の出力電圧ｅ　、　（Ｔ）。

は、（１）式で表わされる。

また、スイッチ６が短絡状態の時の全体の出力電圧ｅ　
３（Ｔ）ｓは、（２）式で表わされる。

スイッチ６の開放時と短絡時の全体の出力電圧ｅ　３　
（Ｔ）の差Δｅ　３（Ｔ）は（３）式で表わされる。

Δｅ　３　（Ｔ）　＝　ｅ　３　（Ｔ）ｏ　−ｅ　、　
（Ｔ）ｓ・・・（３） このように、スイッチ６の切換により、出力電圧ｅ　、
　（Ｔ）を変化させることができる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記のような構成では、（３）式で示さ
れるように、スイッチの切換により変化する電圧は、温
度によって変わり、スイッチの切換による変化量が一定
とならない６又、抵抗の分割により出力電圧を切換える
ため、負荷によって出力電圧が変化するという問題を有
していた。

本発明は、上記問題点に鑑み、温度、負荷の変化に際し
ても、スイッチの切換による出力電圧の変化が一定とな
る電圧制御装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するために、本発明は、温度に比例し
て出力電圧が変化する信号源の出力電圧と、基準電源の
出力電圧をスイッチを用いて減衰比を変化できる減衰器
を通すことにより減衰させた電圧とをそれぞれ抵抗を通
して合成し、入力電圧に比例して出力電圧又は電流が変
化する電圧発生装置に入力し、その出力電圧又は電流を
制御するように構成されている。

（作　用） 本発明は、上記した構成により、温度で変化する信号源
の出力電圧の値にかかわらず、スイッチの切換によって
高電圧の出力が変化する量を一定にすることができるも
のである。

（実施例） 以下、実施例について図面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例の電圧制御装置の構成を示
したものである。第１図において、第２図と同一符号の
ものは同一のものを示し、また、７．８は抵抗器、９は
基準電源である。電圧発生装置２の利得をＡ、信号源１
の出力電圧をｅよ（Ｔ）（温度の関数）、電圧発生装置
の出力電圧をｅ　、　（Ｔ）　。

基準電源の出力電圧をｅ３、直列に接続された抵抗器３
，４．５のうち抵抗器３の一端を基準電源９に接続し、
抵抗器４，５の間をスイッチ６に接続し、スイッチ６を
閉じることにより接地可能とする。また、抵抗器３と４
の間の電圧をｅ４とし、抵抗器５の他端を接地する。そ
して、信号源１の出力電圧ｅ　ｔ　（Ｔ）を抵抗器７を
通して電圧発生装置２の入力に加え、電圧ｅ４を抵抗器
８を通して電圧発生装置２の入力に加える。抵抗器３，
４．５の各抵抗値をそれぞれＲ，、Ｒ，、Ｒ，とし、ま
たＲ、＝Ｒ，とする。

スイッチ６が開放の時の電圧発生装置２の出力電圧ｅ　
、　（Ｔ）ｏを求める。

ｅｓ＝　　（ｅｘ（Ｔ）　＋　１９４）ｅ、（Ｔ）ｏ＝
Ａｅ。

・・・（６） 即ち、ｅ　、　（Ｔ）ｏは（６）式で表わされる。

スイッチ６が短絡の時の電圧発生袋＠２の出力電圧ｅ　
、　（Ｔ）ｓは、同様にして、ｅ５＝−（ｅｌ（Ｔ）＋
ｅ４） 即ち、（９）式で表わされる。

従って、スイッチ６を切換えた時の電圧発生装置２の出
力電圧差Δｅ　２　（Ｔ）は Δｅ　ｚ　（Ｔ）　＝　ｅ　ｘ　（Ｔ）ｏ　　ｅ　ｚ　
（Ｔ）ｓ・・・（ｌＯ） で表わされる。

このように、スイッチ６を切換えた時の電圧発生装置２
の出力電圧差は、信号源１の出力電圧の値に関係なく一
定の値とすることができる。ス。

電圧発生装置２の出力に減衰抵抗を必要としないため、
出力インピーダンスを低くすることが可能であり、出力
電圧に対する負荷の影響を少なくすることができる。

なお、実施例において、電圧発生装置の入力部に電圧制
限回路を設置することにより、あらかじめ上限の値、下
限の値を設定することが容易にできる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、温度に比例して
出力電圧が変化する信号源の出力電圧と、基準電源の出
力電圧°をスイッチを切換えることにより減衰比を変化
できる減衰器を通した電圧とをそれぞれ抵抗を介して合
成し、その電圧を、電圧発生装置に入力することにより
、信号源の出力電工にかかわらず、又、負荷の量にかか
わらず、スイッチの切換によって高電圧の出力が変化す
る量を一定にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例における電圧制御装置の構
成図であり、第２図は、従来の電圧制御装置の構成図で
ある。 １　・・・信号源、　２・・・電圧発生装置、　３゜４
．５，７．８　・・・抵抗器、　６・・・スイッチ、　
９　・・・基準電源。 特許出願人　松下電器産業株式会社 第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）周囲温度に比例して出力電圧が変化する信号源と
   、基準電源と、スイッチの切換により基準電源電圧の減
   衰比が切換可能な減衰手段と、前記信号源の出力と減衰
   手段の出力とをそれぞれ抵抗を介して合成した電圧を入
   力し、その入力電圧に比例した電圧又は電流を出力する
   電圧発生装置とからなり、周囲温度に対応して前記スイ
   ッチを切り換え、出力電圧又は電流を制御することを特
   徴とする電圧制御装置。
2. （２）前記電圧発生装置の入力部に電圧制限回路を設け
   、出力電圧の上限及び下限を設定することを特徴とする
   特許請求の範囲第（１）項記載の電圧制御装置。