JP2594083Y2 - 偏心ウエイト付き振動モータ - Google Patents

偏心ウエイト付き振動モータ

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JP2594083Y2
JP2594083Y2 JP1991093253U JP9325391U JP2594083Y2 JP 2594083 Y2 JP2594083 Y2 JP 2594083Y2 JP 1991093253 U JP1991093253 U JP 1991093253U JP 9325391 U JP9325391 U JP 9325391U JP 2594083 Y2 JP2594083 Y2 JP 2594083Y2
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JP
Japan
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eccentric weight
cover
shaft
motor
vibration motor
Prior art date
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Application number
JP1991093253U
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English (en)
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JPH0711871U (ja
Inventor
忠男 山口
實 武者
Original Assignee
東京パーツ工業 株式会社
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Publication date
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は、ページャや携帯
電話機等のサイレントコール手段として用いられる偏心
ウエイト付振動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】ページャ等のサイレントコール手段とし
て図2に示すように円筒コアレスモータMの出力軸Sに
タングステン合金製の偏心ウエイトWを配し、回転時に
この偏心ウエイトの遠心力の差を利用して振動を発生さ
せるようにしたものが知られている。
【0003】ところが、上記出力軸に偏心ウエイトWを
付加するものでは、セットメーカー側において、この偏
心ウエイトWの旋回空間を配慮しなくてはならないし、
回転時においては、偏心ウエイトがむき出しているので
危険である。かつ、偏心ウエイトに直接落下などの衝撃
が加わると軸の変形がおきるおそれがある。
【0004】特に、偏平モータにおいては、この偏心ウ
エイトも薄くしなくてはならないので、なお、危険性が
高く、図3に示すように、偏心ウエイトWWの軸SSに
対する取付寸法が大きくとれず、不用意に偏心ウエイト
WWを持って変形させてしまうおそれがある。
【0005】上記欠点を克服するために本出願人は先に
偏心ウエイトを削除し、ロータ自体を偏心させて振動を
得るようにしたものを実願昭63−11868号を提案
した。すなわち、図4に示すように、3個の電機子コイ
ル1a、1b及び1cを互いに重畳しないように、かつ
平面が略扇形になるように偏倚して配置し、一体に樹脂
で成形してなるロータ1を用いるもので、この偏心した
ロータ1により回転時に振動を発生させるようにしたも
のである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記、偏心したロータ
自体で振動を発生させるようにしたものは直径20mm
以上の偏心コアレスモータでは偏心量も大きく、比較的
大なる振動が得られて、市場において好評であるが、直
径13mm程度の超小型薄型化が要求されるようになっ
てくると、中心からの重心位置の偏倚が少なく、振動量
が少なくなるため、補助的手段として薄い偏心ウェイト
を軸に取付する必要がある。
【0007】
【考案の目的】ところが、このようにするとまた、偏心
ウェイトの旋回空間の配慮や、落下時の変形の問題が発
生することになるが、この考案は、簡単な構成により、
偏心ウェイトの旋回空間を配慮することなく、回転時に
危険性がないようにし、かつ、落下などの衝撃に耐える
ことができる偏心ウェイト付振動モータを提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、ハウジング
内に軸と共に回転自在に支承されたロータを配し、この
ロータにコンミテータを設けるとともに、このコンミテ
ータに一対のブラシを押接させ、前記軸をハウジングか
ら一方の外部に突き出すとともに、この突き出した軸の
先端を軸支しないようにした出力軸に偏心ウエイトを取
り付けることで携帯機器のサイレントコール手段として
用いられるようにした偏心ウエイト付き振動モータにお
いて、前記偏心ウエイトの旋回空間外周部に出力軸先端
を軸支しないようにしたカバーを配するとともに、この
カバーの一部をモータ本体より他方の外部に突き出して
基板等のモータ取り付け部に取り付け可能な脚部にした
ものである。
【0009】
【作用】カバーを配することにより、回転時に直接偏心
ウエイトにふれるおそれがないので、危険性はなくな
り、不用意に偏心ウエイトをもってしまうことがないの
で変形させてしまうおそれがなく、かつ、カバーにより
落下などの衝撃に耐えられる。
【0010】
【実施例】第1図はこの考案の構成の振動モータの要部
断面図を示しており、2はハウジングを兼ねたカバー
で、円筒の開口縁にはブラケット3がかしめ等により固
着されており、このブラケット3にはリング状の界磁マ
グネット4とこの界磁マグネット4の内側に一対のブラ
シ5が植設されている。この界磁マグネット4の上方に
はわずかな空隙を介して、ロータ6が配される。このロ
ータ6は中央に軸7が一体に成形され、平板コンミテー
タ8が前記ブラシ5に押接するように添設されている。
【0011】9はハウジングを兼ねた磁路を閉じるヨー
ク板で軸受10が中央に固着され、ブラケットに配され
た他方の軸受11と共に、前記ロータの軸7を回転自在
に支承している。このヨーク板9の外周は前記カバー2
に挟持嵌着され、さらに軸7はヨーク板9より突き出て
おり、銅タングステンからなる薄い偏心ウエイト12が
ヨーク板9より少し空隙を介してこの軸7に取付けられ
ている。
【0012】必要に応じて、本例のようにカバー2の上
方の開口縁にはさらにカバーの一部を構成する蓋14を
設けてもよい。なお、カバー2の一部はブラケット3よ
りさらに突出され、印刷配線基板(想像線で示す)13
を通して裏面のモータ取り付け部に半田付け等により取
り付け可能な脚部2aとなっている。
【0013】上記実施例では、カバー2はハウジングを
兼ねているものを示したが、通常のタイプのものにスポ
ットなどで一体化させるものがあってもよい。
【0014】また、この考案の構成としては上記のよう
な偏平モータに限るものでなく、従来の図3に示すよう
な円筒型モータにも適用できるのはいうまでもない。
【0015】
【考案の効果】この考案は、上述のように簡単な構成に
より、モータをセットに取り付けするとき偏心ウエイト
はカバーで覆われているので、直接手に触れることがな
いため、変形させてしまうおそれがないし、カバーによ
ってむき出しとなっていないので、実装の際に旋回空間
を配慮する必要がなく、かつ、旋回中手に触れる危険性
がなく、このカバーによって偏心ウエイトが保護される
ので、軸が落下などの衝撃による変形に耐えることがで
きる。しかも、たとえモータ内に電気的ノイズが発生し
てもカバーの一部(ヨーク)がモータ本体のハウジング
を構成するカバー2に挟持嵌着された構造となつている
ので、そのノイズは電気的に導通された脚部を通して基
板に逃すことにより除去することが可能となるため、機
器内に漏洩することもなくなり、携帯機器としての信頼
性を向上させることができるといった予想外の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の偏心ウエイト付振動モータの一実施例
の要部断面図である。
【図2】従来の偏心ウエイト付振動モータの斜視図であ
る。
【図3】従来の他の偏心ウエイト付偏平振動モータの側
面図である。
【図4】従来の改善された偏平型振動モータのロータの
平面図である。
【符号の説明】
1 偏平型ロータ 2 カバー 2a 脚部 3 ブラケット 4 界磁マグネット 5 ブラシ 6 ロータ 7 軸 8 コンミテータ 9 ヨーク板 10、11 軸受 12 偏心ウエイト 13 印刷配線基板 14 蓋 M 円筒コアレスモータ S,SS 出力軸 W,WW 偏心ウエイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−192656(JP,U) 実開 平1−162747(JP,U) 実開 平3−129137(JP,U) 実開 昭62−14947(JP,U) 特公 昭38−11455(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に軸と共に回転自在に支承
    されたロータを配し、このロータにコンミテータを設け
    るとともに、このコンミテータに一対のブラシを押接さ
    せ、前記軸をハウジングから一方の外部に突き出すとと
    もに、この突き出した軸の先端を軸支しないようにして
    偏心ウエイトを取り付けることで携帯機器のサイレント
    コール手段として用いられるようにした偏心ウエイト付
    き振動モータにおいて、前記少なくとも偏心ウエイトの
    旋回空間外周部覆うようにしたカバーを配するととも
    に、このカバーの一部をモータ本体より他方の外部に突
    き出して基板等のモータ取り付け部に取り付け可能な脚
    部にした偏心ウエイト付振動モータ。
JP1991093253U 1991-10-17 1991-10-17 偏心ウエイト付き振動モータ Expired - Lifetime JP2594083Y2 (ja)

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JPH0711871U JPH0711871U (ja) 1995-02-21
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JPH08275488A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Nippon Seiki Co Ltd ステッピングモータ
JP2001327119A (ja) * 2000-05-16 2001-11-22 Daido Electronics Co Ltd 振動モータ用の分銅およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61192656U (ja) * 1985-05-24 1986-11-29

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