JPH089586A - 偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−タ - Google Patents

偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−タ

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JPH089586A
JPH089586A JP16325094A JP16325094A JPH089586A JP H089586 A JPH089586 A JP H089586A JP 16325094 A JP16325094 A JP 16325094A JP 16325094 A JP16325094 A JP 16325094A JP H089586 A JPH089586 A JP H089586A
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JP
Japan
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eccentric weight
protection cap
vibration motor
terminal
motor
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JP16325094A
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English (en)
Inventor
Manabu Shiraki
白木  学
Tetsuhisa Miwa
哲久 三輪
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Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏心ウエイト露出形の振動モ−タを極めて容
易且つ安価に両端にタ−ミナルを有する偏心ウエイト保
護キャップ付振動モ−タに造り変える。 【構成】 円筒形マイクロモ−タのモ−タケ−シングの
一端部に偏心ウエイト保護キャップを固定し,その内部
に偏心ウエイトを内蔵し,それぞれ正側電源端子側,負
側電源端子側に電気的に接続される2つのブラシのいず
れか一方のブラシを偏心ウエイト保護キャップ付振動モ
−タの他端側に突出形成したタ−ミナルに電気的に接続
し,他方のブラシをモ−タケ−シングを介して上記保護
キャップに電気的に接続し,該保護キャップそれ自体を
上記振動モ−タの一端側に突出形成するタ−ミナルとし
て利用するか,または上記保護キャップをタ−ミナルに
電気的に接続するタ−ミナルとして利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,偏心ウエイトを保護す
るために偏心ウエイト保護キャップを設けた偏心ウエイ
ト保護キャップ付振動モ−タに関し,ペ−ジャ(呼び出
し装置),マッサ−ジャ−等の振動アラ−ム装置など振
動源を必要とする装置に使用される。
【0002】
【従来技術】例えば,ペ−ジャ(所謂,ポケットベルと
言われている)では,電話の呼び出しがあったことを知
らせるのに,近年では音で知らせる代わりに振動方式で
知らせることが行われている。この振動を起こさせる方
式のペ−ジャでは,図15に示すように円筒形マイクロ
モ−タ(この実施例では,カップ形コアレスモ−タとな
っている)14’のシャフト9に半円状の偏心ウエイト
(分銅,偏心カウンタ,偏心カムともいう)17を固定
してあり,シャフト9が回転すると偏心ウエイト17は
部分円偏心して回転するため,その振動が円筒形マイク
ロモ−タ14’の円筒形モ−タケ−シング1’に伝わる
ので,この偏心ウエイト付の円筒形振動モ−タ12’を
取り付けたペ−ジャの筐体にその振動が伝播し,ペ−ジ
ャを身に付けたものがその振動を感じ取ることで,電話
の呼び出しがあることを知り得る。尚,16−1,16
−2は,リ−ド線を示す。
【0003】この従来使用されている円筒形マイクロモ
−タ14’を用いたカップ形コアレス振動モ−タ12’
について,図15及び図16を参照して以下に説明す
る。
【0004】この振動モ−タ12’(円筒形マイクロモ
−タ14’)は,円筒形コアレス電機子5,整流子ハブ
8’,この整流子ハブ8’に形成した整流子片群からな
る整流子7,整流子ハブ8’に固定されたシャフト9か
らなる回転子を有する。磁性体でできた円筒形モ−タケ
−シング(モ−タケ−スあるいはモ−タハウジングとも
いう)1’の一端に樹脂でできた中空エンドキャップ1
3を装着すると共に,他端にキャップ(ブラケットとも
いう)を兼ねたブラシ台11’を装着してモ−タ本体を
形成している。ブラシ台11’にブラシ10を装着し,
該ブラシ10を整流子7に摺接させている。ブラシ10
は一対からなり,一方のブラシ10はリ−ド線16−1
によって図示せず正側電源端子に電気的に接続し,他方
のブラシ10はリ−ド線16−2によって図示せず負側
電源端子に電気的に接続する。
【0005】中空エンドキャップ13の内面には,小さ
な径の円筒形の界磁マグネット位置決め突起15を一体
形成し,その外周に円筒形の界磁マグネット3の一端を
固定する。中空エンドキャップ13は,中心部にシャフ
ト通し孔を有し,上記回転子のシャフト9は,界磁マグ
ネット3内を通し,中空エンドキャップ13のシャフト
通し孔に設けた銅系のメタル軸承2’−1及び界磁マグ
ネット3の他端部内周に設けた銅系のメタル軸承2’−
2によって回動自在に軸承する。円筒形マイクロモ−タ
14’の一端から突出したシャフト9に振動を発生させ
る為の偏心ウエイト17を取り付け,カップ形コアレス
振動モ−タ12’を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかるモ−タ12’で
は,これをペ−ジャ内の電子部品を搭載する回路基板に
形成したプリント配線パタ−ンに上記リ−ド線16−
1,16−2の端子を半田付けして電気的結線を行い,
上記回路基板に固着する。ここに,この電子部品搭載回
路基板に,あるいはペ−ジャ本体に上記カップ形コアレ
ス振動モ−タ12’を取り付けると,このモ−タ12’
の振動による上記回路基板上の電子部品の外れにより,
電子部品が偏心ウエイト17の回転を阻害する恐れがあ
る。あるいは,振動状態により,同じく偏心ウエイト1
7がペ−ジャ内の他の部材などに衝突し,異音を発生し
たり,当該モ−タ12’が回転しなくなる惧れがある。
【0007】そこで,一部のカップ形コアレス振動モ−
タ(例:特開平4−183240号,特開平5−344
699号,特開平5−344700号)では,モ−タケ
−シング内の整流子ハブ部分に偏心ウエイトを内蔵し
て,あるいはモ−タケ−シング内においてシャフトに偏
心ウエイトを取り付けた偏心ウエイト内蔵形としたもの
がある。
【0008】あるいは実開平4−131166号に示す
ように円筒形コアレス電機子に偏心ウエイトを内蔵した
偏心ウエイト内蔵形のカップ形コアレス振動モ−タも知
られている。
【0009】またリ−ド線16−1,16−2を用いた
上記カップ形コアレス振動モ−タ12’の場合,リ−ド
線16−1,16−2が長いと,だぶついて他の障害物
となる。またリ−ド線16−1,16−2の端部を所定
の位置のプリント配線パタ−ン位置に導いて,その箇所
で半田付けする厄介さがある。
【0010】そこで,カップ形コアレス振動モ−タの両
端にタ−ミナル(給電端子)を形成することで,タ−ミ
ナル一体型とし,これを電子部品搭載回路基板に設置す
ることで,そのタ−ミナルを当該回路基板に形成したプ
リント配線パタ−ンに直接,半田付けするようにしたも
のもある。
【0011】上記偏心ウエイト17が露出したカップ形
コアレス振動モ−タ12’に比較して偏心ウエイト内蔵
形のカップ形コアレス振動モ−タでは,偏心ウエイトの
保護を図ることができるという点では,確かに利点があ
るものの,偏心ウエイトをモ−タケ−シング内に内蔵し
ているために,その分だけ大きな振動を得ることができ
ないことと,構造が複雑になり高価に付く欠点がある。
そのため,偏心ウエイト内蔵形のカップ形コアレス振動
モ−タは,ある種の特定のメ−カにおいてのみ採用され
ているのみで,市場における数は圧倒的に上記偏心ウエ
イト17が露出したカップ形コアレス振動モ−タ12’
の方が多い。
【0012】しかし,偏心ウエイト内蔵形のカップ形コ
アレス振動モ−タの利点も見逃すことができない。そこ
で,偏心ウエイト内蔵形と偏心ウエイト露出形のカップ
形コアレス振動モ−タのいずれの形式のカップ形コアレ
ス振動モ−タをも生産しようとすると,その金型費,材
料ストックといった問題ばかりでなく,製造工程も異な
るなど多くの問題が生ずる。このため,メ−カでは結
局,いずれか一方の形式のカップ形コアレス振動モ−タ
しか製造しないのが一般である。
【0013】上記リ−ド線16−1,16−2の代わり
に給電用のタ−ミナル付カップ形コアレス振動モ−タと
すれば,そのモ−タを配置した位置でタ−ミナルを回路
基板のプリント配線パタ−ンに半田付けすればよく,リ
−ド線16−1,16−2を所定の位置に導く作業が不
要なので,モ−タの半田付け作業が短縮される。この場
合,自動機を用いれば,モ−タを所定の位置に自動的に
設置し,而も半田付けも自動的に行えるため,製造工程
を更に楽にするので,昨今では,タ−ミナル付カップ形
コアレス振動モ−タの要求が増えている。
【0014】ここにタ−ミナル付カップ形コアレス振動
モ−タとする場合には,タ−ミナルはカップ形コアレス
振動モ−タの両端に形成するのが望ましい。この点を考
えると,タ−ミナル付カップ形コアレス振動モ−タの場
合は,偏心ウエイト内蔵形の方が有利で,モ−タの一端
に偏心ウエイトを露出したカップ形コアレス振動モ−タ
の方が不利な構造といえる。
【0015】次に,偏心ウエイト内蔵形のカップ形コア
レス振動モ−タの場合,その製造工程において,あるい
はペ−ジャ落下時,その他外部からの障害,自らの発生
振動により,偏心ウエイトがシャフト等から外れたとし
ても,その確認をカップ形コアレス振動モ−タの外部か
ら確認できないため,出荷時の確認検査ができないほ
か,使用時においても振動が得られなくなった場合で
も,偏心ウエイトの外れによるかの確認ができない欠点
がある。
【0016】本発明の課題は,上記の問題を解決するこ
とにある。すなわち,始めから偏心ウエイト内蔵形の構
造とするのでなく,最も市販されている台数の多い偏心
ウエイト露出形の円筒形振動モ−タ(カップ形コアレス
モ−タでも鉄心形でもよい)の構造に始めから設計して
おき,偏心ウエイト内蔵形を希望し,且つタ−ミナル一
体形を希望するときには僅かに使用部品を変更し,ある
いは部品を追加するのみで大幅な設計変更をする事無
く,当該タ−ミナル付の偏心ウエイト内蔵形振動モ−タ
を容易且つ安価に量産できるようにすることにある。
【0017】その他の課題は,偏心ウエイト内蔵形振動
モ−タとした場合でも,外部から偏心ウエイトの外れや
その回転状態などを確認できるようにして,容易に偏心
ウエイトの検査を行えるようにすることにある。
【0018】別の課題は,偏心ウエイト露出形を偏心ウ
エイト内蔵形の振動モ−タとした場合でも,その外観が
悪くならないようにすることにある。
【0019】別の課題は,偏心ウエイト露出形を偏心ウ
エイト内蔵形の振動モ−タとした場合でも,偏心ウエイ
ト露出形に比較しても大幅なコスト高にならないように
することにある。
【0020】別の課題は,タ−ミナル付の偏心ウエイト
内蔵形振動モ−タとした場合でも,正側電源端子側に接
続するためのタ−ミナルと負側電源端子側に接続するた
めのタ−ミナルとの電気的絶縁を容易且つ安価に行うこ
とにある。
【0021】別の課題は,タ−ミナル付の偏心ウエイト
内蔵形振動モ−タを電子部品搭載回路基板に設置するに
当たって,当該偏心ウエイト内蔵形振動モ−タを含めた
電子部品搭載回路基板全体の厚みを薄くできるようなタ
−ミナル構造とすることで,これを用いたペ−ジャ等を
厚みを薄くできるようにすることにある。
【0022】
【課題を達成するための手段】かかる本発明の課題は,
偏心ウエイト露出形振動モ−タを構成する円筒形マイク
ロモ−タのモ−タケ−シングの一端部に偏心ウエイト保
護キャップを固定し,その内部に偏心ウエイトを内蔵
し,それぞれ正側電源端子側,負側電源端子側に電気的
に接続される2つのブラシのいずれか一方のブラシを偏
心ウエイト保護キャップ付振動モ−タの他端側に突出形
成したタ−ミナルに電気的に接続し,他方のブラシをモ
−タケ−シングを介して上記偏心ウエイト保護キャップ
に電気的に接続し,該偏心ウエイト保護キャップそれ自
体を当該偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−タの一端
側に突出形成するタ−ミナルとして利用するか,または
上記偏心ウエイト保護キャップをタ−ミナルに電気的に
接続するタ−ミナルとして利用することで達成できる。
【0023】別の課題は,偏心ウエイトの回転状態を外
部より確認できるようにするためのスリット等の切欠や
透孔等の偏心ウエイト状態確認窓を上記偏心ウエイト保
護キャップの側面部に形成することで達成できる。
【0024】別の課題は,上記モ−タケ−シングの外周
面と上記偏心ウエイト保護キャップの外周面が同一の高
さ面となるように,上記偏心ウエイト保護キャップを取
り付けるモ−タケ−シングの一端部外周面をほぼ上記偏
心ウエイト保護キャップの厚み分だけ外径を小さなもの
に形成し,該外径の小さな部分のモ−タケ−シングの一
端部外周面に上記偏心ウエイト保護キャップの他端部を
溶着等の手段にて固定することで達成できる。
【0025】別の課題は,上記モ−タケ−シングの一端
部外周面の長さよりも短い長さの帯状体を円筒状に丸
め,その他端部を上記モ−タケ−シングの一端部外周面
に溶着等の手段にて固定することで,上記帯状体の両端
部間にスリット状の偏心ウエイト状態確認窓を形成して
なること偏心ウエイト保護キャップとすることで達成で
きる。
【0026】別の課題は,他端開口部を形成したモ−タ
ケ−シングの当該他端開口部を樹脂などの絶縁性のある
ブラシ台等のブラケットで閉じ,一方のブラシと電気的
に接続するタ−ミナルを上記ブラケットに通して偏心ウ
エイト保護キャップ付振動モ−タの他端側に突出形成す
ることで,このタ−ミナルとモ−タケ−シングとの電気
的絶縁を行うことで達成できる。
【0027】別の課題は,偏心ウエイト保護キャップ付
振動モ−タの両端に突出形成したタ−ミナルを,該振動
モ−タの中心線方向に臨んで折曲形成することで達成で
きる。
【0028】
【作用】第1実施例の偏心ウエイト保護キャップ付カッ
プ形コアレス振動モ−タ12を代表して説明すると,カ
ップ形コアレスモ−タ構成にした円筒形マイクロモ−タ
14のカップ形モ−タケ−シング1の他端開口部に絶縁
体でできたブラシ台11を装着することで,負側電源側
に電気的に接続するための一方のブラシ10−2と電気
的に接続されたタ−ミナル26−2を上記ブラシ台11
を通して当該カップ形コアレス振動モ−タ12の他端部
に突出形成できる。しかも,このタ−ミナル26−2
は,上記ブラシ台11によって正側電源側に電気的に接
続されるブラシ10−1,タ−ミナル26−1,26−
3及びモ−タケ−シング1との電気的絶縁を図ることが
できる。
【0029】カップ形モ−タケ−シング1の一端部外周
の偏心ウエイト保護キャップ装着部1bに偏心ウエイト
保護キャップ25の他端部を固定することで,この偏心
ウエイト保護キャップ25内に偏心ウエイト17を収納
保護できるほか,図示せず正側電源端子に電気的に接続
するためのブラシ10−1,タ−ミナル26−1,モ−
タケ−シング1,偏心ウエイト保護キャップ25と電気
的に接続された偏心ウエイト保護キャップ25の一端に
突出形成したタ−ミナル26−3を当該カップ形コアレ
ス振動モ−タ12の一端部に突出形成できる。上記タ−
ミナル26−2,26−3を電子部品搭載回路基板27
に半田付けすることで,容易にカップ形コアレス振動モ
−タ12を電子部品搭載回路基板27に取り付けること
ができる。
【0030】カップ形モ−タケ−シング1の偏心ウエイ
ト保護キャップ装着部1bは,当該ケ−シング1の厚み
程度その厚みを薄く形成しているので,この装着部1b
に偏心ウエイト保護キャップ25を固着しても,この保
護キャップ25がカップ形コアレス振動モ−タ12の側
面から大きく突出させないですみ,外観のすっきりした
カップ形コアレス振動モ−タ12を形成できる。
【0031】上記偏心ウエイト保護キャップ25の側面
部には,シャフト9に取り付けた偏心ウエイト17の回
転状態を外部より確認できるようにするためのスリット
等の偏心ウエイト状態確認窓28を形成しているため,
該偏心ウエイト状態確認窓28を介して外部から偏心ウ
エイト17の装着状態,回転状態,モ−タ12の回転状
態を知ることができる。この場合,シャフト9から偏心
ウエイト17が外れていたり,緩みが生じていたりした
場合には,上記偏心ウエイト状態確認窓28を介してポ
ンチ等の打具32により偏心ウエイト17をシャフト9
に加締めて堅固に固定できる。
【0032】このようなスリット状の偏心ウエイト状態
確認窓28を有する偏心ウエイト保護キャップ25を容
易且つ安価に形成する為に,上記モ−タケ−シング1の
一端部外周面の長さよりも短い長さの金属帯状体を円筒
状に丸める。このようにすると,上記金属帯状体の両端
部間に不足した長さ分のスリットが形成できるので,こ
のスリットを偏心ウエイト状態確認窓28として利用す
ることで偏心ウエイト保護キャップ25を容易且つ安価
に形成できる。
【0033】
【実施例】
【第1実施例】図1及び図8を参照して,本発明の第1
実施例としての円筒形マイクロモ−タ(カップ形コアレ
スモ−タ)14を用いた偏心ウエイト保護キャップ付カ
ップ形コアレス振動モ−タ12について,以下に説明す
る。
【0034】この振動モ−タ12も,モ−タ12’同様
に円筒形コアレス電機子5,整流子ハブ8,この整流子
ハブ8に形成した整流子片からなる整流子7,整流子ハ
ブ8に他端を固定したシャフト9からなる回転子を有す
る。カップ形モ−タケ−シング1は,その内面に導電体
をメッキ等の手段で形成するか,または電気伝導性のあ
る磁性体でできた外径4mm,厚みが0.6mmのカッ
プ形のものとなっている。この実施例では,導電体をメ
ッキ等の手段で形成している。
【0035】上記カップ形モ−タケ−シング1は,その
一端部に後記するメタル軸承2の肥大部2bの外径と略
々一致する内径を持つ透孔を有するメタル軸承圧入用突
起部1aを一体形成している。メタル軸承圧入用突起部
1aの軸方向の長さは,カップ形モ−タケ−シング1の
厚みよりも十分に長く形成し,その長さは1.5mmと
する。
【0036】上記カップ形モ−タケ−シング1の他端開
口部に,ブラケットを形成する樹脂でできたブラシ台1
1を圧入等の手段で装着すると共に,後記するメタル軸
承2と共にカップ形コアレスモ−タとなっている円筒形
マイクロモ−タ14の本体を形成する。ブラシ台11の
他端には,銘板等にて形成した閉じ蓋29を貼着して当
該ブラシ台11の他端開口部を閉じている。ブラシ台1
1の内面の外周部に一対のブラシ保持突起19−1,1
9−2を一体形成し,該一対のブラシ保持突起19−
1,19−2それぞれに一対のブラシ10−1,10−
2を装着し,該ブラシ10−1,10−2を整流子片群
からなる整流子7に摺接させる。ブラシ台11は,ブラ
シ10−1とブラシ10−2との電気的な絶縁を図る目
的で,電気伝導性のない材質の樹脂にて形成する。
【0037】負側電源側に電気的に接続するための一方
のブラシ10−2は,ブラシ10−1,図示せず正側電
源端子に電気的に接続する電気伝導性の良い導電体で形
成したタ−ミナル26−1及びモ−タケ−シング1と電
気的絶縁を図るために,ブラシ台11の中を通してブラ
シ台11の他方の端部に延長突出させ,更にこのタ−ミ
ナル26−2は,図3に示すようにシャフト9の中心軸
線方向に臨んで折曲形成する。
【0038】図示せず正側電源端子に電気的に接続する
ためのブラシ10−1を,電気伝導性の良い導電体で形
成したタ−ミナル26−1と電気的に接触させ,該タ−
ミナル26−1をブラシ台11の中を通して絶縁すると
共にモ−タケ−シング1の内面の導電体に導き,スポッ
ト溶着手段などの手段にて該モ−タケ−シング1の内面
の導電体と電気的に接続する。
【0039】カップ形モ−タケ−シング1の一端部外周
を削り,半径を小さく形成し,その削った部分(偏心ウ
エイト保護キャップ装着部1b)の外周に導電体をメッ
キ等の手段で形成する。円筒状に形成した偏心ウエイト
保護キャップ25の内周面に導電体をメッキ等の手段で
形成する。カップ形モ−タケ−シング1の一端部外周の
偏心ウエイト保護キャップ装着部1bを削る厚みは,当
該モ−タケ−シング1の外周面と上記偏心ウエイト保護
キャップ25の外周面が同一の高さ面となるように,上
記偏心ウエイト保護キャップ25の厚みと同じにする。
上記モ−タケ−シング1の一端部外周面の偏心ウエイト
保護キャップ装着部1bに偏心ウエイト保護キャップ2
5をかぶせ,互いの導電体部分を接触させ,この部分に
対応するモ−タケ−シング1の一端部外周面に溶着等の
手段を施して偏心ウエイト保護キャップ25の内周面の
導電体と偏心ウエイト保護キャップ装着部1bの外周部
の導電体とを電気的に接続する。
【0040】上記偏心ウエイト保護キャップ25の側面
部には,シャフト9に取り付けた偏心ウエイト17の回
転状態を外部より確認できるようにするためのスリット
等の切欠や透孔等の偏心ウエイト状態確認窓28を形成
している。この実施例では,偏心ウエイト状態確認窓2
8は,スリット状に形成している(図3参照)。
【0041】このようなスリット状の偏心ウエイト状態
確認窓28を有する偏心ウエイト保護キャップ25を容
易且つ安価に形成する為に,上記偏心ウエイト保護キャ
ップ装着部1bの外周面の長さよりも短い長さの金属帯
状体を円筒状に丸める。このようにすると,上記金属帯
状体の両端部間に不足した長さ分のスリットが形成でき
るので,このスリットを偏心ウエイト状態確認窓28と
して利用する。
【0042】上記偏心ウエイト保護キャップ25の側面
部に偏心ウエイト状態確認窓28を形成しておけば,該
偏心ウエイト保護キャップ25内の偏心ウエイト17の
外れなどを確認できる(図3及び図4参照)のみでな
く,その外れや緩みが生じた場合には,図8に示すよう
に偏心ウエイト状態確認窓28を利用してポンチ等の打
具32によって偏心ウエイト17をシャフト9に加締め
て堅固に固定できる。
【0043】偏心ウエイト保護キャップ25は,その一
端部を更に一端部方向に延長突出させ(この部分にも導
電体が施されている),更に図3に示すようにシャフト
9の中心軸線方向に臨んで折曲形成することで正側電源
端子側に接続するためのタ−ミナル26−3を形成して
いる。このようにすることで,ブラシ10−1,タ−ミ
ナル26−1,カップ形モ−タケ−シング1,偏心ウエ
イト保護キャップ25及びタ−ミナル26−3とを電気
的に接続する。
【0044】上記のようなシャフト9の中心軸線方向に
臨んで折曲形成した形状のタ−ミナル26−3,26−
2にすると,図4乃至図6に示すようなペ−ジャ30の
電子部品搭載回路基板27に形成した透孔31にカップ
形コアレス振動モ−タ12を埋設し,上記回路基板27
面の図示せずプリント配線パタ−ンに上記タ−ミナル2
6−3,26−2を半田33によって半田付けして,当
該ペ−ジャ30の回路基板27面に電気的に接続したカ
ップ形コアレス振動モ−タ12を固定できる(図6参
照)。
【0045】この場合,タ−ミナル26−3,26−2
を上記のように折曲形成せず,後記第2実施例の偏心ウ
エイト保護キャップ付カップ形コアレス振動モ−タ12
−1(図10参照)や第4実施例の偏心ウエイト保護キ
ャップ付カップ形コアレス振動モ−タ12−3(図13
参照)のように上記タ−ミナル26−3,26−2に対
応するタ−ミナル26’−3,26’−2,26’’’
−3,26’’−2にすると,図7及び図14に示すよ
うに回路基板27にカップ形コアレス振動モ−タ12−
1,12−3を埋設することができず,回路基板27面
に載せた形で,モ−タ12−1,12−3を回路基板2
7面に配設せざるを得ない。
【0046】しかしながら,図4及び図5から明らかな
ように,各種の電子部品18が回路基板27の両面に多
数配設されている。図4及び図5は,ペ−ジャ30のカ
バ−を外した中身を示してあり,図4をペ−ジャ30の
上面側とし,図5を下面側とする。いま,背の高い電子
部品18群は回路基板27の上面側に配設しており,背
の低い電子部品18群は回路基板27の下面側に配設し
ている。ここに上記モ−タ12−1,12−3の場合
は,回路基板27の上面に配設する必要があるが,モ−
タ12−1(モ−タ12,12−3も同様)はペ−ジャ
30内の部品の中でも背の高いものとなっており,図7
に示すように回路基板27の上面とペ−ジャ30の上の
カバ−34の下面間の空隙長もL(L>L’)と長くし
なければならず,ペ−ジャ30を厚みの厚いものにす
る。
【0047】しかしながら,上記タ−ミナル26−3,
26−2を持つカップ形コアレス振動モ−タ12の場合
には,回路基板27の透孔31内に当該モ−タ12の約
半分近くを埋設して,約半分の厚み分だけ回路基板27
の下側に突出させることができるため,図6に示すよう
に回路基板27の上面とペ−ジャ30の上のカバ−34
の下面間の空隙長もL’(L>L’)と短くできるた
め,ペ−ジャ30を厚みの薄いものにすることができる
利点を持つ。
【0048】カップ形コアレス振動モ−タ12(円筒形
マイクロモ−タ14)の内部構造について更に詳細に説
明すると,円筒状の磁性体系,例えば鉄系で形成したメ
タル軸承2は,中心部に軸線方向に貫通したシャフト通
し孔4(図1参照)を形成する。シャフト通し孔4は,
シャフト9の外径と略々一致する内径のものに形成す
る。メタル軸承2は,界磁マグネット3の軸方向の長さ
と同じ程度の長さとなっている径の小さなステ−タヨ−
ク部2aの外周部に,周方向に沿ってN極,S極の磁極
を備えた2極の円筒形界磁マグネット3を挿入し接着剤
などを用いて固定する。
【0049】上記メタル軸承2は,その一端部を界磁マ
グネット3の一端部から延長突出させて,上記ステ−タ
ヨ−ク部2aの外径よりも大きく形成した肥大部2bと
し,ステ−タヨ−ク部2aに段差をつけ,この肥大部2
bによる段差によって界磁マグネット3の一端部を位置
決めし,上記ステ−タヨ−ク部2aの外周部に界磁マグ
ネット3を挿入固定する。この肥大部2bの外径は,上
記メタル軸承圧入用突起部1aの内径と略々一致する大
きさに形成する。従って,上記ステ−タヨ−ク部2aの
外周部に肥大部2bに位置決めされるまで界磁マグネッ
ト3を挿入固定することで,界磁マグネット3の外径と
肥大部2bの外径が略々一致したものとなり,該界磁マ
グネット3及び該界磁マグネット付メタル軸承2(肥大
部2bを含む)の外周とカップ形モ−タケ−シング1の
内周面間の径方向空隙6の長さを一定にできる。
【0050】上記のように肥大部2bの厚みは上記ステ
−タヨ−ク部2aの厚みよりも十分に厚く形成している
が,該肥大部2bの軸方向の長さも上記メタル軸承圧入
用突起部1aの軸方向の長さと同じかそれ以上の長さに
形成している。この実施例では,肥大部2bの軸方向の
長さは,上記メタル軸承圧入用突起部1aの軸方向の長
さよりも十分に長く形成して,シャフト9の振れを十分
に抑えている。
【0051】上記カップ形モ−タケ−シング1のメタル
軸承圧入用突起部1aの内径部に上記メタル軸承2の肥
大部2bを圧入して,当該メタル軸承2をカップ形モ−
タケ−シング1に固定し,該カップ形モ−タケ−シング
1の内周と界磁マグネット3の外周間に円筒形コアレス
電機子5を介在させるための径方向空隙6を形成する。
【0052】上記肥大部2bの軸方向の長さは,該肥大
部2bが円筒形コアレス電機子5の一端部の斜めに導線
が巻かれたトルクの発生に余り寄与しない導体部5bの
部分と対向する位置にまで長く延び形成する。従って,
円筒形コアレス電機子5を後記するように回動自在に支
持した場合,界磁マグネット3は,円筒形コアレス電機
子5のトルクの発生に余り寄与しない導体部5bの部分
全てと対向する長さのものとせず,長さの短いものを用
いることができる。即ち,長さの短い安価な界磁マグネ
ット3を用いることができる。尚,円筒形コアレス電機
子5の場合,界磁マグネット3のN極とS極の磁極境界
部と平行によぎる軸方向に真っすぐ延びた真ん中の導体
部5aがトルクの発生に寄与する導体部となっている。
【0053】上記整流子7を設けた樹脂にて形成した整
流子ハブ8を他端部に固定したシャフト9にルミラ−等
で形成した円環状の抜け止めボス20を圧入して整流子
ハブ8の他端面に固定し,その上にルミラ−等で形成し
た円環状のライナ−21を通し,界磁マグネット3の一
端面と抜け止めボス20間の摺動を滑らかにさせる。
【0054】円筒形コアレス電機子5の他端部内周を上
記整流子ハブ8の外周に接着などの手段で固定し,整流
子ハブ8に固定されたシャフト9をメタル軸承2のシャ
フト通し孔4内に通してメタル軸承2によって回転子を
回動自在に軸承することで,上記円筒形コアレス電機子
5を上記界磁マグネット3とカップ形モ−タケ−シング
1間の径方向空隙6内に回動自在に支持する。
【0055】尚,上記軸承メタル2は,図示していない
がその両開口部内周を内側にわずかに突出させてシャフ
ト9と接触する軸承部を形成し,その両端の軸承部間の
内径よりも,上記軸承部の内径を僅かに小さく形成し,
この部分はシャフト9と摺接しないようにする。
【0056】メタル軸承2のシャフト通し孔4内に通し
て,軸承メタル2の一端部から突出させたシャフト9の
一端部にルミラ−等で形成した円環状のライナ−22を
通した後,更にルミラ−等で形成した円環状の抜け止め
ボス23を圧入して,上記回転子がモ−タ12の一端部
方向に抜け出ないようにし,偏心ウエイト17のシャフ
ト通し孔24に抜け止めボス23から更に突出したシャ
フト9の一端部を挿入固定する。接着剤を用いるか,偏
心ウエイト17を加締めることで,シャフト9の一端部
に偏心ウエイト17を固定する。
【0057】
【第2実施例】図9乃至図11及び図7を参照して本発
明の第2実施例としての円筒形マイクロモ−タ14を用
いた偏心ウエイト保護キャップ付カップ形コアレス振動
モ−タ12−1について,以下に説明する。
【0058】このコアレス振動モ−タ12−1は,上記
タ−ミナル26−2,26−3のように軸線方向に更に
折曲形成させず,ブラシ台11,偏心ウエイト保護キャ
ップ25−1からストレ−トに上記タ−ミナル26−
2,26−3に対応するタ−ミナル26’−2,26’
−3を形成したものとなっている。このようなタ−ミナ
ル26’−2,26’−3を有するコアレス振動モ−タ
12−1の場合は,図7に示すように回路基板27に配
置し,該回路基板27に形成したプリント配線パタ−ン
に半田付けして電気的結線を行い,回路基板27の上面
に当該コアレス振動モ−タ12−1を搭載固定する。2
5−1は,上記タ−ミナル26’−3を一体形成した偏
心ウエイト保護キャップを示している。
【0059】あるいは,図11に示すように回路基板に
透孔を形成し,その透孔にカップ形コアレス振動モ−タ
12−1を埋設し,タ−ミナル26’−3,26’−2
を回路基板27の下面のプリント配線パタ−ンに半田付
けして電気的結線を行い,回路基板27に当該コアレス
振動モ−タ12−1を取り付ける。このようにすると,
コアレス振動モ−タ12の場合ほどではないが,ペ−ジ
ャ30の上のカバ−34の下面と回路基板27の上面間
の空隙長Lを若干短くできる。
【0060】
【第3実施例】図12は,本発明の第3実施例としての
円筒形マイクロモ−タ14を用いた偏心ウエイト保護キ
ャップ付カップ形コアレス振動モ−タ12−2につい
て,以下に説明する。
【0061】このコアレス振動モ−タ12−2では,偏
心ウエイト状態確認窓28を形成していないカップ形の
偏心ウエイト保護キャップ25−2を円筒形マイクロモ
−タ14の偏心ウエイト保護キャップ装着部1bの外周
に,その他端部を固着したものとなっている。タ−ミナ
ル26−3に対応するタ−ミナル26’’−3は,偏心
ウエイト保護キャップ25−2の一端部に直接,スポッ
ト溶着等の手段で固設しタ−ミナル26’’−2をモ−
タ12−2の長手方向の突出形成している。この場合,
キャップ25−2を電気伝導性の良い材質で形成してお
くか,キャップ25−2の内面に形成した導電体とタ−
ミナル26’’−3を固着する部分と適宜な手段で電気
的に接続しておくと良い。
【0062】
【第4実施例】図13及び図14は,本発明の第3実施
例としての円筒形マイクロモ−タ14を用いた偏心ウエ
イト保護キャップ付カップ形コアレス振動モ−タ12−
3について,以下に説明する。
【0063】このコアレス振動モ−タ12−3も偏心ウ
エイト状態確認窓28を形成していないカップ形の偏心
ウエイト保護キャップ25−2を円筒形マイクロモ−タ
14の偏心ウエイト保護キャップ装着部1bの外周に,
その他端部を固着したものとなっている。タ−ミナル2
6−3に対応するタ−ミナル26’’’−3は,偏心ウ
エイト保護キャップ25−2の一端部に直接,スポット
溶着等の手段で固設ししタ−ミナル26’’−3をモ−
タ12−3と直角方向に突出形成している。この場合,
キャップ25−2を電気伝導性の良い材質で形成してお
くか,キャップ25−2の内面に形成した導電体とタ−
ミナル26’’’−3を固着する部分と適宜な手段で電
気的に接続しておくと良い。またタ−ミナル26’’−
2も,モ−タ12−3と直角方向に突出形成している。
このようなタ−ミナル26’’’−3,26’’−2と
すると,図14に示すように回路基板27に端子通し孔
を明けとけば,この通し孔タ−ミナル26’’’−3,
26’’−2を通し,回路基板27の下面に導き,その
面に形成したプリント配線パタ−ンに半田付けして電気
的に接続することで当該モ−タ12−3を回路基板27
面に設置できる。
【0064】
【効果】本発明の偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−
タによれば,従来の偏心ウエイト露出形振動モ−タの使
用部品を僅かに変更し,あるいは部品を追加するのみで
大幅な設計変更をする事無く,当該タ−ミナル付の偏心
ウエイト内蔵形振動モ−タを容易且つ安価に量産でき
る。
【0065】また偏心ウエイト保護キャップに偏心ウエ
イト状態確認窓を形成してあるため,外部から偏心ウエ
イトの外れやその回転状態などを確認できるようにし
て,容易に偏心ウエイトの検査を行えるし,再度,偏心
ウエイトをシャフトに堅固に固定できる。
【0066】上記僅かな改良を施すのみで外観的にも優
れた偏心ウエイト内蔵形の振動モ−タを構成できる。
【0067】またタ−ミナル付の偏心ウエイト内蔵形振
動モ−タとした場合でも,正側電源端子側に接続するた
めのタ−ミナルと負側電源端子側に接続するためのタ−
ミナルとの電気的絶縁を容易且つ安価に行うことができ
る。またタ−ミナル付の偏心ウエイト内蔵形振動モ−タ
を電子部品搭載回路基板に設置するに当たって,上記タ
−ミナルを僅かに改良することで,当該偏心ウエイト内
蔵形振動モ−タを含めた電子部品搭載回路基板全体の厚
みを薄くでき,これを用いたペ−ジャ等の厚みを薄くで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す円筒形マイクロモ
−タを適用した偏心ウエイト保護キャップ付カップ形コ
アレス振動モ−タの分解斜視図である。
【図2】 同コアレス振動モ−タの縦断面図である。
【図3】 同コアレス振動モ−タの一部切欠外観斜視図
である。
【図4】 同コアレス振動モ−タを内蔵したペ−ジャの
中身を示す上側から見た外観斜視図である。
【図5】 同コアレス振動モ−タを内蔵したペ−ジャの
中身を示す下側から見た外観斜視図である。
【図6】 同コアレス振動モ−タをペ−ジャ内の電子部
品搭載回路基板に取り付けたときの説明図である。
【図7】 後記第2実施例の偏心ウエイト保護キャップ
付カップ形コアレス振動モ−タをペ−ジャ内の電子部品
搭載回路基板に取り付けたときの説明図である。
【図8】 偏心ウエイト状態確認窓を利用してシャフト
に偏心ウエイトを加締め固定する場合の説明図である。
【図9】 本発明の第2実施例を示す円筒形マイクロモ
−タを適用した偏心ウエイト保護キャップ付カップ形コ
アレス振動モ−タの縦断面図である。
【図10】 同カップ形コアレス振動モ−タの外観斜視
図である。
【図11】 同コアレス振動モ−タをペ−ジャ内の電子
部品搭載回路基板にり付けたときの説明図である。
【図12】 本発明の第3実施例を示す円筒形マイクロ
モ−タを適用した偏心ウエイト保護キャップ付カップ形
コアレス振動モ−タの縦断面図である。
【図13】 本発明の第4実施例を示す円筒形マイクロ
モ−タを適用した偏心ウエイト保護キャップ付カップ形
コアレス振動モ−タの縦断面図である。
【図14】 同コアレス振動モ−タをペ−ジャ内の電子
部品搭載回路基板にり付けたときの説明図である。
【図15】 従来の偏心ウエイト露出形を適用カップ形
コアレス振動モ−タの外観斜視図である。
【図16】 同コアレス振動モ−タの縦断面図である。
【符号の説明】
1 カップ形モ−タケ−シング 1a メタル軸承圧入用突起部 1b 偏心ウエイト保護キャップ装着部 1’ 円筒形モ−タケ−シング 2,2’−1,2’−2 メタル軸承 2a ステ−タヨ−ク部 2b 肥大部 2c−1,2c−2 軸承部 3 界磁マグネット 4 シャフト通し孔 5 円筒形コアレス電機子 5a トルク発生に寄与する導体部 5b トルク発生に寄与しない導体部 6 径方向空隙 7 整流子 8,8’ 整流子ハブ 9 シャフト 10,10−1,10−2 ブラシ 11,11’ ブラシ台(ブラケット) 12,12−1,・・・,12−3 偏心ウエイト保護
キャップ付カップ形コアレス振動モ−タ 12’ カップ形コアレス振動モ−タ 13 中空エンドキャップ 14,14’ 円筒形マイクロモ−タ(カップ形コアレ
スモ−タ) 15 界磁マグネット位置決め突起 16−1,16−2 リ−ド線 17 偏心ウエイト 18 電子部品 19−1,19−2 ブラシ保持突起 20 抜け止めボス 21,22 ライナ− 23 抜け止めボス 24 シャフト通し孔 25,25−1 偏心ウエイト保護キャップ 26−1,26−2,・・・,26’’−2,26−
3,・・・,26’’’−3 タ−ミナル 27 電子部品搭載回路基板 28 偏心ウエイト状態確認窓 29 閉じ蓋 30 ペ−ジャ 31 透孔 32 打具 33 半田 34 カバ−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流子とブラシによって電機子に通電す
    るようにした円筒形マイクロモ−タの一端から突出した
    シャフトに偏心ウエイトを固定し,該偏心ウエイトを部
    分円偏心させながら回転させることで,振動を発生させ
    るようにした振動モ−タにおいて,偏心ウエイト保護キ
    ャップを上記円筒形マイクロモ−タのモ−タケ−シング
    の一端部に固定して該偏心ウエイト保護キャップ内に偏
    心ウエイトを内蔵し,それぞれ正側電源端子側,負側電
    源端子側に電気的に接続される2つのブラシのいずれか
    一方のブラシを偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−タ
    の他端側に突出形成したタ−ミナルに電気的に接続し,
    他方のブラシをモ−タケ−シングを介して上記偏心ウエ
    イト保護キャップに電気的に接続し,該偏心ウエイト保
    護キャップそれ自体を偏心ウエイト保護キャップ付振動
    モ−タの一端側に突出形成するタ−ミナルとして利用す
    るかまたは上記偏心ウエイト保護キャップをタ−ミナル
    に電気的に接続するタ−ミナルとして利用したことを特
    徴とする偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−タ。
  2. 【請求項2】 上記偏心ウエイトの回転状態を外部より
    確認できるようにするためのスリット等の切欠や透孔等
    の偏心ウエイト状態確認窓を上記偏心ウエイト保護キャ
    ップの側面部に形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−タ。
  3. 【請求項3】 上記モ−タケ−シングの外周面と上記偏
    心ウエイト保護キャップの外周面が同一の高さ面となる
    ように,上記偏心ウエイト保護キャップを取り付けるモ
    −タケ−シングの一端部外周面をほぼ上記偏心ウエイト
    保護キャップの厚み分だけ外径を小さなものに形成し,
    該外径の小さな部分のモ−タケ−シングの一端部外周面
    に上記偏心ウエイト保護キャップの他端部を溶着等の手
    段にて固定したことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−タ。
  4. 【請求項4】 上記偏心ウエイト保護キャップは,上記
    モ−タケ−シングの一端部外周面の長さよりも短い長さ
    の帯状体を円筒状に丸め,その他端部を上記モ−タケ−
    シングの一端部外周面に溶着等の手段にて固定すること
    で,上記帯状体の両端部間にスリット状の偏心ウエイト
    状態確認窓を形成してなることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3いずれかに記載の偏心ウエイト保護キャップ
    付振動モ−タ。
  5. 【請求項5】 上記円筒形マイクロモ−タは,他端開口
    部を形成したモ−タケ−シングとなっており,その他端
    開口部を樹脂などの絶縁性のあるブラシ台等のブラケッ
    トで閉じ,上記タ−ミナルは上記ブラケットを通して偏
    心ウエイト保護キャップ付振動モ−タの他端側に突出形
    成することで上記タ−ミナルとモ−タケ−シングとの電
    気的絶縁を行っていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4いずれかに記載の偏心ウエイト保護キャップ付振
    動モ−タ。
  6. 【請求項6】 上記偏心ウエイト保護キャップ付振動モ
    −タの両端に突出形成したタ−ミナルは,該振動モ−タ
    の中心線方向に臨んで折曲形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5いずれかに記載の偏心ウエイ
    ト保護キャップ付振動モ−タ。
JP16325094A 1994-06-22 1994-06-22 偏心ウエイト保護キャップ付振動モ−タ Pending JPH089586A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5952745A (en) * 1995-05-10 1999-09-14 Namiki Precision Jewel Co., Ltd. Cylindrical coreless vibrating motor
US5986367A (en) * 1996-03-29 1999-11-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motor mounting mechanism for a cylindrical vibration motor
CN109617307A (zh) * 2019-01-31 2019-04-12 浙江自贸区金达实业控股有限公司 管式振动电机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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