JP2593498Y2 - キャリアテープ - Google Patents

キャリアテープ

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JP2593498Y2
JP2593498Y2 JP1992056607U JP5660792U JP2593498Y2 JP 2593498 Y2 JP2593498 Y2 JP 2593498Y2 JP 1992056607 U JP1992056607 U JP 1992056607U JP 5660792 U JP5660792 U JP 5660792U JP 2593498 Y2 JP2593498 Y2 JP 2593498Y2
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JP
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carrier tape
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concave container
container
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JP1992056607U
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勉 宮内
力 霜越
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は各種電子部品、精密機器
部品などの部品を多数収納して搬送し、所定の位置に連
続的に供給するのに有用なキャリアテープに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば電子部品用のキャリア
テープは、図4の(a)〜(c)に示されるように、大
きさの異なる電子部品a〜cを個別に収納するための、
それぞれの大きさに合わせた幅寸法の凹状容器d〜f
を、流れ方向に多数連設したものが使用されている。こ
れらのキャリアテープg〜iはそれぞれの凹状容器d〜
fに電子部品a〜cを収納した後、その上からトップテ
ープ(以下図示せず)をシールし、ロール状に巻き取っ
て保管または搬送可能な状態にされるが、この一連の作
業は、シーリングマシン等の各種自動機械によって行わ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図4(c)に示される
ように、キャリアテープiの幅方向における凹状容器の
幅Cを電子部品の大きさに応じて狭くすると、左右のフ
ランジ部分Fの長さが相対的に長くなり、凹状容器部分
の重さによって、フランジ部分Fに点線に示すような反
りを生じ、キャリアテープのガイドレールでの送りを妨
げるほか、巻き取り後の外観を損ねていた。これを防止
するため、従来はしばしばキャリアテープを案内誘導す
るガイドレールj、jの間隙Rを、キャリアテープの凹
状容器の幅Cごとに狭めなければならなかった(→
R’)。このガイドレールの間隙Rの変更は手数がかか
るだけでなく生産性を損なうものであった。
【0004】これを避けるため、電子部品の大きさの変
化に拘らず凹状容器の幅を一定に保つには、凹状容器
の底部とガイドレールの肩に接する凹状容器の上部との
間の側壁を斜めにしなければならず、このようにする
と、キャリアテープへの収納、搬送に際しての振動によ
り、収納された電子部品が壁面に沿って傾斜したり転倒
したりし、そのために変形、破損することがあった。
【0005】したがって、本考案の目的は、部品を個別
に収納するための凹状容器が流れ方向に多数連設してな
るキャリアテープにおいて、部品の大きさが変わっても
各種自動機械のガイドレールの間隙を調整する必要がな
く、しかも部品を所定の位置に正確かつ安定に収納・保
持して搬送中に部品が変形・破損するのを防止すること
のできるキャリアテープを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によるキャリアテ
ープは、部品を個別に収納するための凹状容器が流れ方
向に多数連設されてなるキャリアテープにおいて、キャ
リアテープの幅方向での前記凹状容器の外幅をキャリア
テープのガイドレールの間隙に対応させると共に、凹状
容器の底部の幅を部品の幅に対応させ、前記外幅を形成
する一方または両方の側壁の内側に、凹状容器の外幅と
底部の幅との差に相当する幅の段部を設けてなることを
特徴とするものである。
【0007】以下、本考案の詳細を例示した図面にした
がって説明する。図1は本考案のキャリアテープをロー
ル状に巻き取ったときの状態で示す斜視図で、このキャ
リアテープ1はその中央部に部品2‥を個別に収納する
ための凹状容器3‥を多数流れ方向に連設すると共に、
その片側のフランジ部に誘導用の小孔4‥を1列に穿設
したものからなり、通常は図示のように各凹状容器3‥
の上面にこれを被覆する可撓性のトップテープ5を貼り
合わせた後、ロール状に巻き取って運搬、保管の用に供
している。
【0008】図2は上記キャリアテープを凹状容器3の
部分で幅方向に切断したときの拡大断面図で、その
(a)〜(c)図はそれぞれ凹状容器の異なる実施態様
を示している。すなわち、(a)図は幅広の部品21を収
納する凹状容器31において、一方の側壁6の内側に幅の
狭い段部71を形成したもの、(b)図は中程度の幅の部
品22を収納する凹状容器32の両側壁6、6の内側に、そ
れぞれやや幅の広い段部72、72を等しい高さで形成した
もの、さらに(c)図は幅の狭い部品23を収納する凹状
容器33の両側壁6、6の内側に、それぞれ幅の広い段部
73、73を異なる高さで形成したものを、それぞれ示して
いる。なお、本考案のキャリアテープは図示したものの
ほか、左右の段部の幅が異なるもの、それぞれの側にお
ける段部の数が2以上あるものでもよい。
【0009】上記各実施態様とも、凹状容器31、32‥の
外幅Wはシーリングマシン等の各種自動機械のガイドレ
ール9、9の間隙Rに対応し、凹状容器31、32‥の底部
の幅Gは部品21、22‥の幅に対応するものとなってい
る。凹状容器の外幅Wを形成する一方または両方の側壁
の内側には段部71、72‥が設けられていて、その幅は
外幅Wから各部品21、22‥を支持、収容する底部の幅
を除いた寸法で表される。このため、各部品21、22‥は
その大きさに関わりなくそれぞれの凹状容器31、32‥の
底部において段部71、72‥の前面の側壁8、8間に支持
されるようになっている。
【0010】これを図3により、さらに詳細に説明する
と、本考案のキャリアテープでは、各種自動機械のガイ
ドレール9、9の間隙Rの違いにより、凹状容器3の外
幅Wが変わり、凹状容器3収納される部品2の大きさ
の違いにより、凹状容器3の底部の幅Gが変わるが、
状容器3の側壁6の内側に設けられた段部7の幅E
E’を変えることで、この幅E、E’と底部の幅Gとの
凹状容器の外幅W常に等しくなるように形成され
ている。
【0011】凹状容器3に収納される部品2の転倒、飛
び出しの防止には、段部7の高さ、すなわち段部7の表
面から凹状容器3の底面までの落差が、部品2の高さK
の70%以上にするのが有効とされていることから、段部
7の凹状容器3の開口端からの落とし寸法Dを具体的に
示すと、部品2の高さKが 1.0mm程度のときで 0.3mm未
満、 5.0mm程度のときで 1.5mm未満となる。しかし、段
部7を設けるのは凹状容器の外幅Wを一定にするための
処置であるため、この目的だけのためであれば、落とし
寸法Dは部品2の高さKに比例させる必要はなく、最大
1.0mmまでの範囲で十分に機能が果たせる。また、段部
全体の幅E(またはE+E)は凹状容器の外幅Wと底
部の幅Gとの差によって決まるが、Eが0に近ずくこと
はWとGが等しくなることなので問題がない。また、本
考案のキャリアテープはガイドレール9上に接するフラ
ンジ部分が凹状容器3の底部とリブ構造の段部7を介し
て連設されているため、図4(c)に示されるような反
りの発生を防止する効果をもたらす。
【0012】本考案のキャリアテープには、従来この分
野で使用されている熱可塑性プラスチックシートからな
るものであれば如何なるものでも採用することができ
る。これには例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリプロピレンなどの各シー
ト(それぞれ導電フィラー練り込み品および導電コーテ
ィング品を含む)からなるものが挙げられる。
【0013】
【作用】本考案のキャリアテープは、部品の大きさが変
わってもガイドレールの間隙を調整する必要が生じない
ほか、部品を凹状容器の底部に正確かつ安定に収納・保
持することができる。
【0014】
【実施例】実施例1 厚さ 0.3mm、幅24mmの硬質塩化ビニルシート(導電フィ
ラーとしてカーボン添加)を用いて、凹状容器の流れ方
向のピッチ:12mm、キャリアテープの幅方向における凹
容器幅W:10.8mm、底部の幅: 9.5mmおよび
7.3mm、凹状容器の開口端からの段部の落とし寸法D:
0.8mmの、図2(b)に示される凹状容器が流れ方向に
多数連設した形状の2種類のキャリアテープをプレス成
形により作成した。これらのキャリアテープをシーリン
グマシンにかけたところ、ガイドレールの間隙(12.8m
m)を調整することなく円滑に移送することができ、キ
ャリアテープに電子部品を収納したところ、凹状容器の
底部に正確かつ安定に収納・保持することができ、電子
部品が各凹状容器内で傾いたり転倒して、変形・破損す
ることがなかった。
【0015】実施例2 厚さ 0.4mm、幅44mmのポリスチレンシートを用いて、凹
状容器の流れ方向のピッチ:12mmおよび16mm、キャリア
テープの幅方向における凹状容器幅W:34mm、底部
の幅:24.5mmおよび31.5mm、段部の落とし寸法D:
0.5mmの形状の2種類のキャリアテープを、実施例1と
同様に作成した。これらのキャリアテープを部品搬送機
械にかけたところ、ガイドレールの間隙(36mm)を調整
することなく、適用できた。
【0016】実施例3 厚さ 0.3mm、幅44mmの導電処理を施したアモルファス・
ポリエチレンテレフタレートシートを用いて、凹状容器
の流れ方向のピッチ:24mm、28mmおよび32mm、キャリア
テープの幅方向における凹状容器幅W:34mm、底部
の幅:13mm、18mmおよび24mm、段部の落とし寸法D:
0.6mmの形状の3種類のキャリアテープを、実施例1と
同様に作成した。これらのキャリアテープをシーリング
マシンにかけたところ、ガイドレールの間隙(36mm)に
沿って円滑に移送することができ、電子部品収納後のト
ップテープの貼り合わせも、ガイドレールの間隙を調整
せずに行えた。
【0017】
【考案の効果】本考案のキャリアテープによれば、凹
状容器の外幅がガイドレールの間隙に対応し、凹状容器
の底部の幅が部品の幅に対応しているため、部品の大き
さの違いによってガイドレールの間隙を調整する必要が
なく、同一機械でそのまま品種交換を行うことができ
る、部品を凹状容器の底部に正確かつ安定に収納・保
持できるので、搬送中に部品が変形・破損することがな
い、リブ構造の段部がフランジ部分の反りを防止し、
作業を円滑に進め、外観を美麗に維持できる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャリアテープの一実施態様を示
す斜視図である。
【図2】図1に示したキャリアテープの要部の拡大縦断
面図で、(a)〜(c)はそれぞれその異なる態様を示
す。
【図3】図2(b)についての説明図である。
【図4】従来のキャリアテープの要部の拡大縦断面図
で、(a)〜(c)はそれぞれその異なる態様を示す。
【符号の説明】
1‥‥‥‥‥‥‥キャリアテープ、 2、21、22、23‥
部品、 3、31、32、33‥凹状容器、 6‥‥‥‥‥‥‥
(凹状容器の)側壁、 7、71、72、73‥段部、 9‥‥‥‥‥‥‥
ガイドレール、 W‥‥‥‥‥‥‥凹状容器の外幅、 E、E’‥‥‥‥
段部の幅、 G‥‥‥‥‥‥‥凹状容器の底部の幅、 R‥‥‥‥‥‥‥ガイドレールの間隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 73/02 B65D 85/38 H01L 23/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品を個別に収納するための凹状容器が流
    れ方向に多数連設されてなるキャリアテープにおいて、
    キャリアテープの幅方向での前記凹状容器の外幅をキャ
    リアテープのガイドレールの間隙に対応させると共に、
    凹状容器の底部の幅を部品の幅に対応させ、凹状容器
    外幅を形成する一方または両方の側壁の内側に、凹状容
    器の外幅と底部の幅との差に相当する幅の段部を設けて
    なることを特徴とするキャリアテープ。
JP1992056607U 1992-07-20 1992-07-20 キャリアテープ Expired - Lifetime JP2593498Y2 (ja)

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JPH0612367U JPH0612367U (ja) 1994-02-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3856542B2 (ja) * 1997-10-03 2006-12-13 信越ポリマー株式会社 キャリアテープ
JP3927796B2 (ja) * 2001-11-29 2007-06-13 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置の製造方法
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JPWO2019093343A1 (ja) * 2017-11-10 2019-11-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 収納装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02127256A (ja) * 1988-10-28 1990-05-15 Hitachi Ltd 電子部品搬送テープ

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