JP2593190B2 - 分離型液状調味料 - Google Patents

分離型液状調味料

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JP2593190B2 JP63149365A JP14936588A JP2593190B2 JP 2593190 B2 JP2593190 B2 JP 2593190B2 JP 63149365 A JP63149365 A JP 63149365A JP 14936588 A JP14936588 A JP 14936588A JP 2593190 B2 JP2593190 B2 JP 2593190B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な分離型液状調味料に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
分離型ドレッシングなどのように、水性の原料からな
る水相の上に油性の原料からなる油相が載置された形態
の液状調味料は、使用に際して振盪して一時的に乳化状
態を生じさせて用いるが、これらのなかには使用後静置
して数時間が経過しても水相と油相とがきれいに分離せ
ずに外観を損ねているものがしばしば見受けられる。特
に原料として醤油、モルト酢、みそなどのようにタンパ
ク質分を比較的多く含むものを使用したものに多く見受
けられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような問題点を解決するために従来、例えば肉エ
キスを水相に配合させることが提案されているが後述の
比較試験の結果から明らかなように必ずしも満足しうる
結果は得られていないのが現状である。
よって、本発明は、振盪を受けても静置後は水相と油
相とがきれいに分離する分離型液状調味料を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記の目的に即して鋭意研究を重ねた結
果、水相原料の一部としてステビア抽出物を配合させる
ならばその製品は振盪したのちでも静置すると水相と油
相とがきれいに分離しうるものであることを見出し、本
発明を完成するに至った。
本発明は、ステビア抽出物を含む調味料からなる水
相、およびその上に液状食用油を主体とした油相を載置
してなることを特徴とする分離型液状調味料を提供する
ものである。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の対象である分離型液状調味料は、調味液から
なる水相の上に液状食用油を主体とした油相を載置して
なるものであるが、水相原料の一部としてステビア抽出
物を含む以外は各相の成分原料およびその配合割合、更
に水相と油相との割合とも従来の分離型液状調味料にお
けるものと特に異なることはない。典型的は、清水、食
酢、果汁、各種調味料(例えば、食塩、砂糖、グルタミ
ン酸ソーダ、醤油、みそ)および各種スパイス類などを
所望配合で含む調味液からなる水相と、液状食用油、例
えば大豆油、コーン油、ヒマワリ油、サフラワー油、ナ
タネ油、綿実油、オリーブ油、ゴマ油などのサラダ油を
主体として、必要に応じて各種油溶性のスパイスオイル
等を適量含む油相とが、例えば重量割合で水相対油相90
〜40対10〜60程度からなるものが挙げられる。
本発明の分離型液状調味料は水相原料の一部としてス
テビア抽出物を配合してなるものであるが、ここにおい
て「ステビア抽出物」とは、ステビア(キク科の多年
草)から抽出した甘味物質を意味する。この甘味物質に
は抽出した甘味物質そのものの他その成分別に単離した
ステビオサイド、レバウシオサイド等、更にはこれらを
部分的にグルコース付加させて製した例えばグルコシル
ステビオサイドなども含まれるものとする。
ステビア抽出物の配合量は全水相原料中0.02〜1%程
度でよい。この範囲内であると水相原料として醤油、モ
ルト酢、みそなどのようにタンパク質分を比較的多く含
むものを配合した場合であっても最終製品は振盪使用後
静置すると水相と油相とがきれいに分離するようにな
る。ここにおいて「水相と油相とがきれいに分離する」
とは、水相と油相との界面がはっきり分離せずに乱れた
ままの状態であったりその界面に白濁やもや状層が生じ
るなどの現象が起きることなく両相が分かれることを意
味する。ステビア抽出物の配合量が0.02%より少ないと
上記したような分離効果は得難くなり、また1%より多
くなると最終製品の呈味上甘味の強いものになり過ぎる
嫌いがある。0.1〜0.5%程度が好ましい。
このような本発明の分離型液状調味料は、従来のこの
種のものの製造法に準じて製造すればよく、水相原料の
一部としてステビア抽出物を用いることを除いて特に異
ならない。
〔作 用〕
本発明においてステビア抽出物が水相と油相との分離
に関して実際にどのように作用するか定かでないが、水
相原料の一部としてこのものを配合することによって振
盪したのち静置すると水相と油相がきれいに分離するよ
うになることから、多分、このものが原料中の乳化作用
を有する例えばタンパク質の働きを抑制するように作用
するためではないかと考えられる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例でもって更に詳しく説明する。
尚、本発明において%はすべて重量%を意味する。
実施例1 下記の表1に示した配合割合の成分原料から本発明の
分離型液状調味料を常法に準じて製造した。
まず、水相原料から常法に準じて混合して水相用の調
味液を調製し、次いで別途準備しておいた200ml容のガ
ラス製容器にこれを108gずつ充填し、更にその上に大豆
サラダ油を72gずつ載置して全液量がそれぞれ180gとな
るようにして瓶詰品を製造した。
実施例2 下記の表2に示した配合割合の成分原料を用いた他は
上記実施例1と同様にして本発明の分離型液状調味料の
瓶詰品を製造した。
〔発明の効果〕 本発明の分離型液状調味料は振盪使用後静置すると水
相と油相がきれいに分離するので従来の分離型液状調味
料に比べて外観上見映えがよいものである。
このような本発明の効果を従来品との比較において実
際に使用試験した結果でもって以下証明する。
比較試験 試験品として以下の5種類の製品を準備した。
本発明品1…実施例2で得られたステビオサイド含有製
品 本発明品2…ステビオサイドに代えてレバウシオサイド
を用いた他は実施例2と同様に調製して得られた製品 本発明品3…ステビオサイドに代えてグリコシルステビ
オサイドを用いた他は実施例2と同様に調製して得られ
た製品 対照品4……ステビア抽出物無配合の他は実施例2と同
様に調製して得られた製品 対照品5……ステビア抽出物に代えて同量の肉エキスを
用いた他は実施例2と同様に調製して得られた製品 次いで、これら各製品の容器を手で上下に激しく5回
ずつ振盪してから静置し、水相と油相との分離状況を観
察し、その結果を下記の表3に示した。
上記の結果から、本発明の分離型液状調味料は振盪使
用時の乳化性は良好で、しかも静置すると水相と油相と
がきれいに分離するので対照品に比べて外観上見映えが
よく清涼感のあるものであることが理解される。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステビア抽出物を含む調味液からなる水
    相、およびその上に液状食用油を主体とした油相を載置
    してなることを特徴とする分離型液状調味料。
JP63149365A 1988-06-17 1988-06-17 分離型液状調味料 Expired - Lifetime JP2593190B2 (ja)

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CN102919816A (zh) * 2012-11-14 2013-02-13 江苏小康食品有限公司 一种牛肉酱的配方及其制备方法

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