JP2592659Y2 - 吸気装置 - Google Patents

吸気装置

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JP2592659Y2
JP2592659Y2 JP1992078517U JP7851792U JP2592659Y2 JP 2592659 Y2 JP2592659 Y2 JP 2592659Y2 JP 1992078517 U JP1992078517 U JP 1992078517U JP 7851792 U JP7851792 U JP 7851792U JP 2592659 Y2 JP2592659 Y2 JP 2592659Y2
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opening
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intake
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traveling wind
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努 藤本
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両に搭載されている
エンジンへの吸気装置、とくに吸気ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大型車両等においては、搭載エン
ジンへ吸気を取り入れるための吸気ダクトを、キャブの
後方で立ち上がらせてキャブ上方に突出させ、さらに側
方に曲げることにより側方に向かって開口させるように
しているが、車両の走行時には走行風が吸気ダクトの開
口端に沿って後方に流れるため、上記開口端に走行風に
よる負圧が生じて、エンジン稼動に伴う吸気ダクト内へ
の吸気の吸引作用を減少させ、吸気量の不足を来たして
所期のエンジン出力を確保できないおそれがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記のよう
な吸気ダクト内への吸気の吸引作用が減少することを防
止して、エンジンの出力を所期どおり確保できるように
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本考案にかか
る吸気装置は、車両のキャブ上方に突出して側方に向か
って開口するエンジンの吸気ダクト及び同吸気ダクトに
おける上記開口の前部に接して設けられ上記側方に突出
する遮蔽部材を有している。
【0005】また、本考案にかかる吸気装置は、車両の
キャブ上方に突出して側方に向かって開口するエンジン
の吸気ダクト、同吸気ダクトにおける上記開口の前部に
接して取り付けられた遮蔽部材及び同遮蔽部材を上記開
口から上記側方に突出させまたは引き込む駆動機構を有
している。
【0006】また、本考案にかかる吸気装置は、車両の
キャブ上方に突出して後方に向かって開口するエンジン
の吸気ダクト及び同吸気ダクトにおける上記開口の側部
に接して形成され走行風を側方に指向させる遮蔽部を有
している。
【0007】
【作用】従って、車両の走行時に走行風が吸気ダクトの
開口に沿って後方に流れようとしても、開口前部に接し
て設けられた遮蔽部材が側方に突出し、あるいは、後方
への開口に接して形成された遮蔽部が走行風を側方に指
向させているため、走行風により開口部分に生じる負圧
は従来よりも大幅に減少させることができるので、搭載
エンジンへの吸気量が不足することを容易に防止して、
エンジンの出力を所期どおり確保することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す本考案の実施例について、
それぞれ同等部分には同一符号を付けて説明する。図1
及び図2において、車両1のキャブ2後方には、図示し
ない搭載エンジンへ吸気を取り入れるための吸気ダクト
3が立ち上がってキャブ2上方に突出し、さらに、吸気
ダクト3の先端は側方に曲げられて側方に向かった開口
4が形成され、吸気ダクト3の先端には開口4の前端に
接するように側方に突出した遮蔽板5が固定されてい
る。
【0009】従って、車両1の走行時に走行風が後方に
流れても、開口4の前端に取り付けられた遮蔽板5によ
って、吸気ダクト開口4に沿って走行風が流れることは
制約されるので、走行風のため開口4に生じる負圧は従
来の場合と比較して大幅に低減し、そのため、吸気ダク
ト3から搭載エンジンへ取り入れられる吸気量を十分に
確保して、エンジンの出力向上を図ることができる。
【0010】図3に示す実施例においては、吸気ダクト
3先端の側方に向けられた開口4に対して、その前部及
び上部で側方に突出した折り曲げ遮蔽板6が固定されて
おり、上記実施例と同様な作用効果を奏することができ
る。
【0011】図4及び図5に示す実施例においては、吸
気ダクト3先端の開口4に対して、その前部にコーナベ
ーン7が取り付けられていて、走行風が開口4に沿って
流れることを制約すると同時に、コーナベーン7が走行
風の一部を吸気ダクト3内へ強制的に取り入れて、エン
ジンへの吸気量を積極的に増加させるように構成されて
いる。
【0012】図6及び図7に示す実施例においては、吸
気ダクト3先端の側方に向けられた開口4に対して、そ
の前部及び上部で側方に延びる折り曲げ遮蔽板6が上下
のガイド8、8により矢印方向に案内されていると共
に、遮蔽板6の前面に固定されたラック9と、吸気ダク
ト3に固定されたモータ10のピニオン11とがかみ合
っていて、モータ10の回転により遮蔽板6を矢印方向
に移動させることができるように構成されている。
【0013】従って、車両が一定速度以上のとき、ある
いは、開口4付近の静圧と吸気ダクト3内方の静圧との
差が一定値以下で、走行風による開口4付近の負圧が大
きいと判定されたときには、モータ10の駆動によって
遮蔽板6を図示のように側方に向かって突出させ、走行
風のため開口4に生じる負圧を減少させて、吸気ダクト
3から搭載エンジンへ取り入れられる吸気量を十分に確
保することにより、エンジンの出力向上を図り、また、
上記以外のときは、モータ10を逆方向に駆動して遮蔽
板6が開口4から側方に突出しないようにし、遮蔽板6
による車両走行時の空気抵抗増加を抑制することができ
る。
【0014】図8に示す実施例においては、吸気ダクト
3先端の側方に向けられた開口4の前部に接するよう
に、吸気ダクト3先端とガイド12との間に扇形の遮蔽
板13が設置され、吸気ダクト3先端に回動自在に取り
付けられてガイド12を貫通する軸14に遮蔽板13が
固着され、軸14先端のギヤ15が吸気ダクト3に固定
されたモータ10のピニオン11にかみ合っていて、モ
ータ10の駆動により遮蔽板13を矢印方向に回動させ
ることができるように構成されている。
【0015】従って、前記実施例と同様に、走行風によ
る開口4付近の負圧が大きいときには、モータ10の駆
動により図示のように遮蔽板13を開口4の前部から側
方に突出させ、走行風のため開口4に生じる負圧を減少
させる一方、走行風による開口4付近の負圧が大きくな
いときには、モータ10の逆駆動により遮蔽板13を2
点鎖線の位置に回動させて、前記実施例と同様の効果を
うることができる。
【0016】図9に示す実施例においては、吸気ダクト
3先端の前面に固定された筒部16に軸17が回動自在
に支持され、軸17に遮蔽板18の一側部が固定される
と共に、軸17の下端にギヤ19が固定され、吸気ダク
ト3先端の下面に取り付けられた図示しないモータによ
りギヤ19が駆動されて、軸17と共に遮蔽板18を矢
印方向に回動させることができるように構成されてい
る。
【0017】従って、前記実施例と同様に、走行風によ
る開口4付近の負圧が大きいときには、モータの駆動に
より遮蔽板18を回転させて、図示のように遮蔽板18
を側方に向けられた開口4の側方に突出させ、走行風の
ため開口4に生じる負圧を減少させる一方、走行風によ
る開口4付近の負圧が大きくないときには、モータの逆
駆動により遮蔽板18を2点鎖線の位置に回動させて、
前記実施例と同様の効果をうることができる。
【0018】図10〜図12に示す実施例においては、
吸気ダクト3の頂面20が略U字状をし、その直下に後
方に向く開口21が形成されていると共に、開口21の
両側には後方に向かって末広がりとなるように湾曲した
遮蔽部22が形成されており、車両の走行時には、前方
から流れてきた走行風は遮蔽部22により開口21の側
方に指向させられるため、走行風により開口21付近の
負圧が大きくなることはなく、従って、前記各実施例と
同様な作用効果を奏することができる。
【0019】
【考案の効果】本考案にかかる吸気装置においては、キ
ャブ上方に突出する吸気ダクトの開口部分に対して走行
風により生じる負圧は従来よりも大幅に減少させること
ができるので、搭載エンジンへの吸気量が不足すること
を容易に解消して、エンジンの出力を所期どおり確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における概略斜視図。
【図2】上記実施例の要部拡大斜視図。
【図3】本考案の他の実施例における要部斜視図。
【図4】本考案のさらに他の実施例における要部斜視
図。
【図5】図4のV−V線に沿う横断面拡大図。
【図6】本考案のさらに他の実施例における要部斜視
図。
【図7】図6のVII部拡大図。
【図8】本考案のさらに他の実施例における要部斜視
図。
【図9】本考案のさらに他の実施例における要部斜視
図。
【図10】本考案のさらに他の実施例における要部上面
図。
【図11】図10の実施例の縦断面図。
【図12】図10の実施例の斜視図。
【符号の説明】
1 車両 2 キャブ 3 吸気ダクト 4 開口 5 遮蔽板 6 遮蔽板 7 コーナベーン 9 ラック 10 モータ 11 ピニオン 13 遮蔽板 15 ギヤ 17 軸 18 遮蔽板 19 ギヤ 21 開口 22 遮蔽部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 35/10 F02M 35/16 B60K 13/02

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のキャブ上方に突出して側方に向か
    って開口するエンジンの吸気ダクト及び同吸気ダクトに
    おける上記開口の前部に接して設けられ上記側方に突出
    する遮蔽部材を有する吸気装置。
  2. 【請求項2】 車両のキャブ上方に突出して側方に向か
    って開口するエンジンの吸気ダクト、同吸気ダクトにお
    ける上記開口の前部に接して取り付けられた遮蔽部材及
    び同遮蔽部材を上記開口から上記側方に突出させまたは
    引き込む駆動機構を有する吸気装置。
  3. 【請求項3】 車両のキャブ上方に突出して後方に向か
    って開口するエンジンの吸気ダクト及び同吸気ダクトに
    おける上記開口の側部に接して形成され走行風を側方に
    指向させる遮蔽部を有する吸気装置。
JP1992078517U 1992-10-16 1992-10-16 吸気装置 Expired - Fee Related JP2592659Y2 (ja)

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JPH0637554U JPH0637554U (ja) 1994-05-20
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