JP2592071B2 - 平版印刷版 - Google Patents

平版印刷版

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義昭 松浦
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真記録方式により製版が可能な平版
印刷版に関するもので、特に、コンピューターから直接
製版するための、半導体レーザーの波長域に感度を有す
る平版印刷版に関するものである。
[従来の技術] 従来から電子写真記録方式により製版が可能な平版印
刷版には、導電性支持体上に酸化亜鉛およびバインダー
樹脂からなる感光層を設けたものが広く使用されてい
る。しかし、これらは感光波長域が可視域にあるため赤
外に波長域をもつ半導体レーザーによる露光は不可能で
あった。
特願昭57−225959明細書には、半導体レーザーによる
露光が可能な平版印刷版として、フタロシアニン顔料、
酸化亜鉛およびバインダー樹脂を含有する感光層を有す
る平版印刷版を開示している。しかし、該明細書では、
バインダー樹脂については特に限定していない。
バインダー樹脂は、酸化亜鉛等の光導電性顔料を分散
させて機械的強度を持たせるだけでなく、電子写真特性
を保持し、かつ印刷適正も確保しなければならない。本
発明の平版印刷版は、電子写真特性をフタロシアニン顔
料が受持ち、印刷適性を酸化亜鉛が受持つが、フタロシ
アニン顔料は、親油性であるため印刷適性がなく、又酸
化亜鉛は、プラス帯電では一般に電子写真特性がないた
めに、一般に使用されているバインダー樹脂は、本発明
の平版印刷版では適用できない。更に電子写真特性と印
刷適性のみを満足するものは、機械的強度が低く、僅か
のこすれや、圧力で表面に傷がつき、その結果、地汚れ
の多い印刷物しか得られない傾向があった。
顔料樹脂分散系電子写真感光体のバインダー樹脂とし
ては、アクリル樹脂、すなわちアクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステルおよびスチレン等のラジカル重合可
能なモノマーの共重合体が、広く使用されている。
アクリル樹脂は、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、スチレン、n−ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチルアクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレートやn−オクチル(メ
タ)メタクリレート等の共重合体が、一般的であるが、
特に本発明の如くの、フタロシアニン顔料を含む平版印
刷版においては、電子写真特性の優れている組成では、
機械的強度が劣るという欠点があった。
表面強度を向上させるために、特公昭55−6217号公報
や、特開昭59−40654号公報では、酸化亜鉛の微粒子の
ほかに30〜50μm径の酸化亜鉛の大粒子、あるいはある
種の樹脂で被覆した酸化亜鉛粒子を混入させ、感光体表
面に突起を設けることにより、突起物に選択的に圧力が
かかる様にし、感光体自体の摩耗を防止し地汚れや画像
流れを防止できる様にした感光体が記載されている。し
かし、この方法では、数10〜100μmの突起が存在する
ため50μm以下の微細なパターンの再現は困難であっ
た。
さらに特開昭58−127932号公報では、バインダー樹脂
を光硬化型にし、感光層塗布後光照射し、表面の機械的
強度を向上させた感光体が開示されている。しかし、光
導電性顔料は光を吸収するため、感光層全体を硬化させ
るには強力な光源が必要で、工程が増えるだけでなく、
表面のみが硬化し内部が未硬化になる傾向があり、十分
な機械的強度が得にくかった。
また、特開昭54−147838号公報では、(メタ)アクリ
ル系樹脂とエポキシ樹脂をブレンドしてバインダー樹脂
とした感光体が開示されている。これは、ある程度効果
はあるものの電子写真特性を維持させるための主成分が
アクリル樹脂であるために、通常使用されている塗布機
の乾燥ゾーンのみでは効果が不十分であった。
[発明の目的] 本発明者らは、以上のような欠点を解消すべく電子写
真感光体の組成に着目し鋭意研究を重ねた結果、本発明
に至ったものである。
本発明の目的は、機械的強度が高く、親水性が高いた
めに地汚れが生じ難く、かつ解像性の良好な印刷物を得
ることのできる平版印刷版を供給することである。
もう一つの目的は、半導体レーザーのスキャンニング
により直接製版できる平版印刷版を提供することであ
る。
[発明の概要] すなわち本発明は、導電性支持体上に、少なくとも酸
化亜鉛、フタロシアニン顔料およびバインダー樹脂を含
有する感光層を有する平版印刷版において、バインダー
樹脂が、アクリルアミド、エポキシ樹脂を含む(メタ)
アクリル酸エステル、およびラジカル重合可能な有機酸
を、それぞれ0.5〜10wt%、0.1〜10wt%、0.1〜10wt%
含み、少なくとも40wt%以上のアクリル酸エステルおよ
びメタクリル酸エステルを含む共重合体であることを特
徴とする平版印刷版である。
[発明の詳述] 以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の平版印刷版は、導電性支持体上に、酸化亜
鉛、フタロシアニン顔料等とバインダー樹脂を含有する
感光層を設けたものであるが、まずそれぞれの材料につ
いて説明し、次に作製の方法について述べる。
本発明に用いられる導電性支持体は、アルミニウム、
しんちゅう、銅、ステンレスような金属版あるいは金属
シート、プラスチックシートの上にアルミニウム、クロ
ム、パラジウム、金属酸化物などを真空蒸着したもの、
プラスチック板や紙などに導電処理したもの、および金
属酸化物の板あるいはシートなどが使用できる。
フタロシアニン顔料としては、ε型銅フタシアニン、
α型銅フタロシアニン、β型銅フタロシアニン、α型メ
タルフリーフタロシアニン、クロルインジウムフタロシ
アニン、マグネシウムフタロシアニン等が適用できる。
酸化亜鉛としては、特に制限はないが、平均粒径0.2
〜0.5μm程度の、電子写真用として一般に使用されて
いる粉末状のものが適用できる。
バインダー樹脂は、以下に述べる特殊なアクリル系樹
脂を用いる。すなわちアクリルアミド、エポキシ基を含
む(メタ)アクリル酸エステル、及びラジカル重合可能
な有機酸を含む共重合体である。エポキシ基を含む(メ
タ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸
グリシジル、(メタ)アクリル酸エポキシステアリル、
(メタ)アクリル酸(3、4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチル、(メタ)アクリル酸グリシドキシ等が、挙
げられる。ラジカル重合可能な有機酸としてはメタクリ
ル酸、アクリル酸、、クロトン酸、ケイ皮酸、ビニル酢
酸に代表される一塩基酸、マレイン酸、フマル酸、メサ
コン酸、シトラコン酸に代表される二塩基酸、更にマレ
イン酸モノエチルに代表される二塩基酸のモノエステル
類が適用される。更に機械的強度、帯電電位保持、柔軟
性、共感度残留電位、親水性等の為に、共重合の相手と
してメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸−n−プロピル、メタクリル酸−t−ブチル、ス
チレン、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸−n−プロピル、アクリル酸−i−プロピル、アク
リル酸−n−ブチル、アクリル酸−i−ブチル、アクリ
ル酸−t−ブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸−
2−エチルヘキシル等を共重合させることが好ましい。
共重合比について次に示す。アクリルアミドは、印刷
適性の向上と、熱硬化の促進の効果をもつが、多すぎる
と、高湿度での電子写真特性が劣化し、少なすぎると、
熱硬化しにくくなり機械的強度が劣化したり、印刷適性
が悪くなる為に、0.5〜10wt%が適し、好ましくは、2
〜8wt%である。エポキシ基を含む(メタ)アクリル酸
エステルは、熱硬化の主剤で、少なすぎると、熱硬化し
にくくなり機械的強度が劣化し、多すぎると未反応物が
残り経時変化の原因になるため、0.1〜10wt%が適し、
好ましくは1〜7wt%である。
又ラジカル重合可能な有機酸は、少なすぎると熱硬化
しにくくなり、多すぎると電子写真特性が劣化するた
め、0.1〜10wt%が適し、好ましくは、0.3〜3wt%であ
る。共重合の相手の量は特に制限はないが、共重合体の
ガラス転移点が0℃〜50℃程度になることが好ましい。
また、アクリル酸エステルは、少なすぎると電子写真特
性が悪く、親水性も不足するため地汚れが発生しするた
め40wt%以上が適し、メタクリル酸エステルは、少なす
ぎると機械的強度が不足するため40wt%以上が適してい
る。
この共重合体は、容易に製造することができる。すな
わち、該当する複数のモノマーを、アゾビスイソブチロ
ニトリルあるいは過酸化ベンゾイル等の反応開始剤の存
在下で、芳香族炭化水素、ケトン、エステル、セロソル
ブ等の有機溶媒を使用して溶液重合すればよい。
次に本発明の平版印刷版の作製の方法について述べ
る。
まず、感光層形成様の組成物をフタロシアニン顔料、
酸化亜鉛、バインダー樹脂及び溶媒を混練して作成す
る。次にこの塗液を導電性支持体上に塗布することによ
り感光層を設け、本発明の平版印刷版とする。塗液の混
練方法は、ボールミル、ペイントシェーカー、超音波ホ
モジナイザー、サンドミル等が適用できる。塗布は、ア
プリケーター、スプレーコーター、バーコーター、ディ
ップコーター、ドクターブレード等が使用できる。塗布
後に乾燥を行うが、この際100℃以上の熱風で、40秒以
上加熱することが好ましい。
組成比としては、電子写真的感度を保持するためフタ
ロシアニン顔料は、2〜20wt%、保水性等の印刷適性を
満たすため酸化亜鉛は、40〜85wt%、機械的強度および
電子写真特性を保持するためバインダー樹脂は、5〜50
wt%が好適である。
このようにして得られた平版印刷版を用いた製版及び
印刷方法を次に示す。まず暗所で全面をプラスに帯電さ
せ、画像露光を行い潜像を形成したのち、現像により帯
電粒子を付着させ、必要により乾燥・定着させることに
より製版を行う。本発明の平版印刷版は、画像露光を半
導体レーザーのスキャンニングにより行うことができ
る。現像は、画質の良好な湿式現像法が好ましい。次に
印刷は、まず不感脂化液で不感脂化したのち、オフセッ
ト印刷を行う。不感脂化液は、市販されているシアン
系、ノンシアン系ともに使用できる。
[作 用] 本発明は、バインダー樹脂として、電子写真特性のバ
ランスのとれたモノマー成分にたいし反応性のエポキシ
基を有する(メタ)アクリル酸エステル、ラジカル重合
可能な有機酸およびアクリルアミドを共重合させた樹脂
を用いることが特徴である。すなわち、単に電子写真特
性のバランスのとれた共重合体では、熱可塑性であり巻
圧や積み重ねて長時間放置すると塑性変形し、地汚れの
原因になっていたが、本発明では、反応性基の存在のた
めに、平版印刷版作製時の乾燥程度の加熱で硬化し、そ
れ以降の熱や圧力に対しては変形しない。また、アクリ
ルアミドは親水性向上の効果があるため、親油性のフタ
ロシアニン顔料を含んでいても、印刷適性は十分良好と
なる。また、アクリルアミドは、熱硬化反応の促進剤と
して働くらしく、アクリルアミドの存在により、乾燥程
度の加熱で硬化するものである。更に、複数の樹脂のブ
レンドではなく、各機能をもつモノマーの共重合体であ
るため、相溶性を心配する必要がなく、安定した顔料分
散系が得られる。さらに、エポキシ架橋反応は開環反応
であるため、収縮がなく、架橋によるカールやひびわれ
がない。また、適度の極性成分の存在により、顔料の分
散性が向上する。また、表面の凹凸ではなく、バインダ
ー樹脂自体の硬化による機械的強度の向上であるため、
解像性等の画質は良好となる。
[実施例] 以下、実施例により、本発明を詳細に説明する。
(実施例1) 表1のようにモノマー、および溶剤を配合し、反応開
始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを用い、窒素雰
囲気下で加熱重合させ、バインダー樹脂を作製した。
バインダー樹脂溶液(50wt%)、酸化亜鉛(堺化学社
製SAZEX2000)、銅フタロシアニン(BASF社製Heliogen
Blue L 6700F)、およびメチルエチルケトンのそ
れぞれを18g、18g、3g、80gずつをガラスビーズ120gと
ともにマヨネーズ瓶にいれ、ペイントシェーカー(レッ
ドデビル社製)で2時間分散し塗液を調製した。
次に、導電処理した110g/m2の紙の表面、に目止めし
て水溶性アクリル樹脂を塗布し、さらに上記塗液を乾燥
膜厚が10μmになるように塗布し、140℃のオーブン中
で5分間乾燥し平版印刷版原版を得た。
この平版印刷版をエレクトロスタティックペーパーア
ナライザー8100(川口電機社製)にて、電子写真特性を
測定した。
又、ブロッキングテスターにて5.0kg/cm2の圧力で、
表面と裏面が接触するように圧着し、30℃、50%RHの環
境下で24時間放置したときの表面の変化を観察し圧痕テ
ストとした。
また、クロムメッキした金属片に分銅をのせ、100g/c
m2にし、感光層表面を10cm/Secの速度ですべらせ、感光
層表面を観察し圧痕テストとした。
また、ビーム径が40μm×80μmで、主走査180m/sec
副走査45mm/secで、3600HZで変調することのできる、5m
WのGaAsP半導体レーザーを搭載した、液体現像法による
レーザー製版機を用いて製版した。コロナ帯電は、+6k
Vで、負極性現像剤を用いた。
さらに、市販のエッチ液(リョービ印刷機社製#300
0)を装着した、市販の軽オフセット印刷機(リョービ
印刷機社製AD−80)で、自動エッチングにより印刷テス
トを行った。
その結果を表2に纏めて示した。印刷の結果は、白地
の部分とベタの部分と細線にわけて示した。
測定は、STATIC−1、コロナ電位+5kV露光は780nm単
色光で2μW/cm2で行った。
以上のように、No.1のEMA、MAのみの系では、機械的
強度が低く、圧痕、こすれとも悪く、印刷物では地汚れ
が著しかったが、No.2では、良好であった。No.3ではAA
が含まれないが、この系では、硬化が進まず機械的強度
が低いだけでなく、帯電性も悪い。極性モノマーの多過
ぎるNo.4、10では、重合中にゲル化が起こり塗液化する
ことができなかった。GMA量の変化させたNo.5、6、7
では、全く含まない系では硬化が進まず、多過ぎると感
度が低下し、地汚れが発生する。No.8では、MAAが含ま
れず、硬化が悪く地汚れになっている。また、MAの少な
過ぎるNo.12では、機械的強度は高いが、電子写真特性
が悪く、親水性も不足するため地汚れがあり、また細線
は、にじみぎみであった。また、EMAの少な過ぎるNo.11
では、機械的強度がやや不足していた。
[発明の効果] 本発明は、以上のように感光層表面に凹凸を設けるこ
とで機械的強度をもたせるのではなく、感光層自体の機
械的強度を上げているために、解像性等良好な画像が得
られる。またバインダー樹脂の機械的強度を、たんに共
重合比のみでもたせるのではなく、熱硬化反応によりも
たせているため、組成比の偏りによる電子写真特性、印
刷適性の劣化はなく、さらに、アクリルアミドを含んで
いるため、保水性がよく親油性のフタロシアニン顔料を
含有する本発明の平版印刷版でも、通常の酸化亜鉛マス
ターと同様の印刷適性を有する。また、本発明のバイン
ダー樹脂の熱硬化反応は十分速く、塗布装置の乾燥程度
で効果があり、光硬化と違って、厚み方向に硬化の分布
がなく、経時による追反応はない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 清志 静岡県静岡市用宗巴町3−1 株式会社 巴川製紙所加工紙工場内 (72)発明者 松浦 義昭 静岡県静岡市用宗巴町3−1 株式会社 巴川製紙所加工紙工場内 (72)発明者 小西 享 静岡県静岡市用宗巴町3−1 株式会社 巴川製紙所加工紙工場内 (72)発明者 岩井 真明 静岡県静岡市用宗巴町3−1 株式会社 巴川製紙所加工紙工場内 審査官 中澤 俊彦 (56)参考文献 特開 昭54−12741(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性支持体上に、少なくとも酸化亜鉛、
    フタロシアニン顔料およびバインダー樹脂を含有する感
    光層を有する平版印刷版において、バインダー樹脂が、
    アクリルアミド、エポキシ樹脂を含む(メタ)アクリル
    酸エステル、およびラジカル重合可能な有機酸を、それ
    ぞれ0.5〜10wt%、0.1〜10wt%、0.1〜10wt%含み、少
    なくとも40wt%以上のアクリル酸エステルおよびメタク
    リル酸エステルを含む共重合体であることを特徴とする
    平版印刷版。
  2. 【請求項2】前記フタロシアニン顔料が、銅フタロシア
    ニン顔料であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の平版印刷版。
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