JPS6323168A - 平版印刷版の製造方法 - Google Patents

平版印刷版の製造方法

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JPS6323168A
JPS6323168A JP16704986A JP16704986A JPS6323168A JP S6323168 A JPS6323168 A JP S6323168A JP 16704986 A JP16704986 A JP 16704986A JP 16704986 A JP16704986 A JP 16704986A JP S6323168 A JPS6323168 A JP S6323168A
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image
zinc oxide
fluorine
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JP16704986A
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Takao Taguchi
貴雄 田口
Kousuke Ueyama
公助 植山
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、電子写真法により平版印刷版を作製する方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
電子写真法により平版印刷版を得る方法には、一般にエ
レクトロファックス法が知られている。
これは導電処理した紙、金属薄層をラミネートしたフィ
ルム、あるいは金属板等の上に、酸化亜鉛と樹脂の分散
系光導電体を設けた電子写真感光体に対して全面帯電し
た後1画像状に露光し、静電潜像を形成し、親油性の現
像剤で、トナー画像を形成した印刷版に対して、不感脂
化ti、に浸漬、あるいはこすりつけることにより、非
トナ一部を親水化し、印刷において、トナ一部にはイン
キが付着し、非トナ一部にはインキが付着しない印刷版
を得る方法である。しかしこの方法では、画像露光にお
いて、非露光部にトナーが付着し、ごの部分にインキが
付着するポジ画像しか形成されない。
したがって原稿がネガの場合には対応できない。
また帯電と同一の翫性のトナーを用いる反転現像法で、
ネガ画像をポジ画像にすることはできるが。
一般に、エツジ効果が大きく、大面積のペタ部で中ぬけ
が起りやすいという欠点を有し、またバイアスを印加す
る必要から、現像電極の汚れや印加バイアスの制御等、
特に液体現像法を用いる場合には問題点が多い。また、
レーザー等のスキャニングによる画像露光を行う場合に
は、一般の文書の場合には、白地の部分の方が5文字の
部分より圧倒的に多いため、光源の寿命や機械的な精度
に起因する地汚れ等の点から、露光部にのみインキが付
着するネガ型の方が好ましい。
また、電子写真法による湿し水なしの平版印刷は特開昭
52−56610号、特開昭54−110832号等、
多くのものが発表されている。
前者は、光導電体自体にインキ反撥性の層を設けたもの
で、後者は光導電体自体にインキ反撥性をもたせたもの
で、これらの層上にインキ受容性のトナー画像を形成し
て印刷版とするものである。
インキ反撥層には、シリコン樹脂や7ノ素樹脂が一般に
使用されるが、インキを反撥すると同時に、トナーの付
着も悪く、印刷時に剥離が起り、多数枚の印刷は不可能
であった。そこでインキ反撥層中に接着性物質を混入し
たり、インキ反撥性樹脂の構造を限定しトナー像の定着
性を向上させた印刷版が発表されているが、いずれも定
着性が不充分で、いったんインキ反撥層を形成し、その
上知インキ受容性の画像を設け、定着させる方法では、
その定着性に限界があった。
〔発明の目的〕
本・発明は以上のような事情に鑑み成されたものであり
、同じ版と現像剤を用いて目的に応じて原稿に対してネ
ガ像、あるいはポジ像を得ろことのできる平版印刷版の
製造方法を提供することを目的とする。
他の目的は半導体レーザーによる画像露光により印刷版
の作成を可能とする平版印刷版の製造方法を提供するこ
とである。
他の目的は、ネガ画像を得る場合に、湿し水不要の印刷
を行う際に熱定着を可能にし、高耐刷力の印刷を可能に
することである。
も 〈発明の概要〉 叙述の7口くの問題点を解決すべく成された本発明は、
導電性基板上にフタロシアニン顔料、酸化亜鉛、および
結着樹脂を少な(とも含有する光導電体層を少なくとも
設けた電子写真感光体の表面にコロナ帯電を施し、所望
の部分に光照射し、フッ素を含有する樹脂粒子を含む現
像剤セトナー現像を行った後、ポジ画像を得る場合には
、不感脂化液に接触せしめ、ネガ画像を得る場合−は、
加熱しトナーを溶融せしめることにより所望の平版印刷
版を製造する方法である。
〈発明の詳述〉 以下本発明の詳細な説明する。
まず、電子写真感光体を用意する。本発明においては、
導電性基板上にフタロシアニン顔料、酸化亜鉛および結
着樹脂を少なくとも含有する光導電体層を少なくとも設
けた電子写真感光体が使用できる。
本発明に用いられる導電性基板としては、アルミニウム
、真ちゅう、銅、ステンレスのような金属板、あるいは
金属シート、プラスチックシート上にアルミニウム、ク
ロム、パラジウム、金属酸化物などを真空蒸着、スパン
タリング、無電解メブキ、ラミネート等をしたもの、プ
ラスチック板、紙などに導電処理したもの、および金属
酸化物の板あるいはシートなどが使用できる。
一方、感光体の光導電体層を構成する光導電体は、フタ
ロシアニン顔料、酸化亜鉛、および結着樹脂を少なくと
も含有するものであるが、フタロシアニン顔料としては
、ε型鋼フタロシアニン。
α型銅フタロシアニン、β型銅フタロシアニン、α型メ
タルフリーフタロシアニン、β型メタルフリーフタロシ
アニン、クロルインジウムフタロシアニン、マグネシウ
ムフタロシアニン等が適用できる。
酸化亜鉛としては、平均粒径0.2〜0.5μ程度の、
電子写真用として一般に使用されている粉末状のものが
適用できる。さらに、ローズベンガル、ウラニン、クリ
スタルバイオレット等N型、およびP型染料により増感
された酸化亜鉛も適用できる。
また、結着剤樹脂としては、ポリエステル樹脂。
ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩ピー酢ビ共
重合体、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、スチレン−ア
クリル共重合体、ポリアクリルニトリル樹脂等の熱可塑
性樹脂、ポリウレタン樹脂。
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が良好な結果を与える。
感光体作製時に使用する溶剤としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素、ア七トン、メチル
エチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、エチルセロソ
ルブ等のエステル類等カ使用できる。
また、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水安息香酸、
無水コハク酸、無水グルタル酸、無水イタコン酸等の酸
無水物をフタロシアニン、酸化亜鉛に対してI Xl 
0 ’ 〜I Xl 0−2mol添加すると、電子写
真特性が著しく向上するので好ましい。
また、フタロシアニンと酸化亜鉛の比は特に問わないが
、レーザー光を使用する場合の感度、または平版印刷時
の保水性の点からフタロシアニン顔料/酸化亜鉛=11
5〜1/2程度が好ましい。
さらに、フタロシアニン、酸化亜鉛と結着剤樹脂比も問
わないが1表面強度、接着性及び保水性とのかね合いを
保つため、フタロシアニンと酸化亜鉛の合計重量に対し
て結着剤樹脂は、20〜40重量係程度が好ましい。
まず、このような構成の電子写真感光体に対し暗所で、
プラスにコロナ帯電を行う。帯電に際しては、コロトロ
ンでもよいが、帯電の均一性や放電破壊の防止のために
スコロトロンが好ましい。
次にプラスにコロナ帯電させた電子写真感光体の光導電
体層の所望の部分に光を照射する。露光方法は、原稿を
タングステンランプ等で照射し、レンズ系で感光体表面
に結像させる方法や、アルゴンレーザー、ヘリウムネオ
ンレーザ−1半導体レーザー等のスキャンニングによる
方法や、フライングスポット管、CRT等による方法が
適用されるが、近年、小型化安定化され、安価で変調が
容易な半導体レーザーのスキャンニングが特に有用であ
り、本発明の電子写真感光体には分光感度においても適
している。また、磁気ブラシ法に際しては、現像ブラシ
にプラス電圧を印加すると1反転現像も可能である。湿
式の場合ては、上述の現像剤中に、とぶ漬けにするか、
アースに落とすか、バイアスを印加するか、あるいは浮
かせてセルフバイアスを印加した現像電極との時に、上
述の現像液を流すことにより行うことができる・。現像
後は、ゴムローラー等で軽(絞り乾燥させる。像露光が
終了したら、次にトナー現像を行う。
現像剤としては含フツ素ポリマーを主成分とする樹脂粒
子を含むものが適用される。含フツ素ポリマーとしては
、四フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレン−パーフロ
ロアルキルビニルエーテル共重合樹脂、四フフ化エチレ
ンーエチレン共重合樹脂、ポリ三フッ化塩化エチレン、
ポリフッ化ビニリデン樹脂、フッ素を含有するアクリル
9もしくはメタクリル酸の重合体、もしくは共重合体が
適用される。以上のうち特にフッ素含有するアクリル酸
もしくはメタクリル酸エステルの重合体もしくは共重合
体は、熱可苧性であり、エステルや共重合の相手を選択
することにより熱軟化点を調節することができるので好
ましい。フッ素を含有するアクリル酸もしくはメタクリ
ル酸エステルは特に制限はないが、以下の化合物は、溶
融し皮膜にした場合の撥水撥油性を著しく向上させるた
め特に好ましい。すなわちC3FHCH20−A、C7
F+5CH20−A、 C5F1y CH2OA、 C
tF+9CH20A、C+aF21CH20A、 HC
6F+2CH20A、 HCg H+6CH20A。
HC+o F2!JCH20A、CIl FI7 SO
2N (CsH7) C2H4OA、CeFu(CH2
)s OM、HC6R2CH20M−等であるが、これ
に限られるものではない。
現像は、乾式、および湿式が適用できる。乾式の場合に
は、上述のポリマーを微粉砕し、あるいは微粒子状に重
合し、これをトナーとし、一般に知られている磁気ブラ
シ法で現像する8とができる。また湿式の場合には、上
述の含フツ素ポリマーの微粒子と定着性及び分散安定性
を司る樹脂を高抵抗の液体であるキャリア液体中に分散
させてなる現像剤中に、浸漬することにより現像を行う
湿式現像法は、高品位な画像が得られるため好ましい。
また、特願昭60−102322号、特願昭53−54
029号記載の第2液体トナー、あるいはUSP−33
1763号記載の、いわゆる重合造粒法で製造した現像
剤が適用される。すなわち、キャリア液体に対して親媒
性の部分を含む非親媒性の部分として、含フツ素モノマ
ーを用いるものである。含フツ素モノマーとしては、上
述の一分子当り10以上のフッ素原子も含有するf(メ
タ)アクリレートの単量体が例示できる。重合造粒法で
得られる現像剤は1分散安定性が良好で、経時的、ある
いは使用による劣化がなく、粒径が均一で小さいため画
質が良好となるので好ましい。親媒性の部分としては、
アマニ油、大豆油。
サフラワー油、ヒマシ油などの植物油変性アルキッド樹
脂、ロジン変性アルキッド樹脂、環化ゴム、ロジン変性
フェノールフォルムアミド樹脂等の天然樹脂、あるいは
、メタクリル酸あるいはアクリル酸の高級アルキル(例
えばラウリル、トリデシル、2−エチルヘキシル、ステ
アリル等)エステルの重合体、もしくは共重合体が例示
できる。
次からの工程は、印刷において、ポジ画像を得る場合と
ネガ画像を得る場合で異る。まずポジ画像を得る場合、
すなわちトナ一部にインキを受容する平版印刷版を得る
場合には、不感脂化液に接触せしめる。接触の方法とし
ては、市販のエツチングコンバータを用いる方法、写真
用バット等に浸漬せしめる方法、不感脂化液をしませた
布や脱脂綿等でこすりつげる方法等が適用できる。不感
脂化液としては、フェロシアン化ナトリウムのようなフ
ェロシアン化塩、あるいはフェリシアン化塩を含む酸性
水溶液が使用でき、また市販の酸化亜鉛オフセットマス
ター用の不感脂化液がそのまま使用できる。また近年多
く発表されている非シアン系の不感脂化液も適用される
。不感脂化液は非トナ一部に作用し、インキを反撥し、
トナ一部にインキを受容することになる。この場合印刷
は、通常の湿し水を用いる印刷方法を用いる。
次にネガ画像を得る場合、すなわち非トナ一部にインキ
を受容する平版印刷版を得る場合には。
加熱し、トナー粒子を溶融させる。即熱にはパネルヒー
ター、熱風の吹き付け、あるいは熱線を含んだランプに
よる光照射等が用いられる。温度は。
低すぎろとトナーが溶融せず、高すぎると印刷版が変形
あるいは発火する危険があるため1表面温度として60
〜200’C1好ましくは80〜140℃が適用できる
。トナー粒子が溶融すると、フッ素を含有する樹脂の平
滑な皮膜が形成され、この部分は、表面張力が小さくな
り、インキ反撥性が高くなる。一方弁トナ一部は、トナ
一部に比較し表面張力は大きくインキが付着しやすい状
態となる。この場合、印刷は湿し水を用いない、いわゆ
る水なしオフセントの方法を用いる。
以上のように、同一の電子写真、感光体、および現像剤
を用いて、ポジ画像とネガ画像の印刷をすることができ
る。
く作用〉 本発明に用いる電子写真感光体は、9化亜鉛を含有する
ため、不感脂化液に接触せしめると1通常の酸化亜鉛オ
フセットマスターと同様に酸化亜鉛が反応し、感光体表
面が親水化し、インキ反撥性になる。しかし上述の処理
をしないものはインキを受容する性質をもつ。また一方
フッ素を含有する樹脂粒子の層は、そのままではインキ
を受容する性質を有するが、加熱溶融し粒状性がくずれ
皮膜を形成した表面は、表面張力が低下し、インキを反
撥する性質をもつようになる。以上の性質から、トナー
現像の後、不感脂化液に接触さしめた後、湿し水ありの
印刷を行うことによりポジ画像が、加熱処理して湿し水
なしの印刷を行うことによりネガ画像が得られるもので
ある。
またフッ素を含有するアクリル酸、もしくはメタクリル
酸エステルの重合体もしくは共重合体をフッ素を含有す
る樹脂として用いると、上述の性質の他に、アクリル樹
脂のもつ性質、すなわち熱可塑性を有しているため、加
熱溶融が容易であり。
従来の電子写真方式の水なしオフセット印刷で不充分と
言われていた定着性、耐刷性が著しく向上する。またエ
ステルや共重合の相手を選択することにより加熱溶融の
条件を容易に調節することができる。
また湿式現像法を用いると、トナーの粒径が小さく現像
機構が理想的なため、微細なパターンまで忠実に再現で
き、はきよせトナーの飛び散り等の少い画像が得られ、
現像剤の濃度管理等も容易になる。さらにキャリア液体
に対し親媒性の部分と非親媒性の部分が化学的に結合さ
れた樹脂粒子を現像剤として用いると粒子自体に親媒性
の部分を含み、粒子自体が0.1〜1 μm径と小さい
ため。
コロイド状態を形成し、分散安定性が良好となり、しか
も上述の(メタ)アクリレートの重合体あるいは共重合
体中のフッ素原子のために1強い負帯電性となる。また
経時安定性、使用による劣化等の安定性も良好となる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を述べる。
〔実施例1〕 n−ブチルアクリレートとメチルメタアクリレートの1
:1共重合体を61!、ε型銅フタロシアニン(BAS
F社製)を2!!、酸化亜鉛(堺化学社製5AZEX#
2000 )を12I、および2−ブタノンを60gを
3鵡径のガラスピーズとともにガラスビンに入れ、振と
う型攪拌機(レッドデビル社製)で3時間攪拌して分散
液を得た。次に裏面にスチレン系第4級アンモニウム塩
を含有した酢ビ系エマルジョンを塗布し1表面に水溶性
アクリル樹脂により目止めを行った11og7rrlの
導電処理した紙の表面に、この分散液を乾燥膜厚が10
μmになるように塗布し電子写真感光体を得た。
次にドデシルメタクリレート97I、グリシジルメタク
リレート0.3 j;lアゾビスイソブチルニトリルo
、 o s gおよびアイソパーG(二ノフ化学社製)
20gを500 m14つロフラスコに入れ窒素を流気
し、80℃に加温し、攪拌し、2時間反応させた。次に
ハイドロキノンをo、 o i gラクリルジメチルア
ミンを0.025.9およびアイソパGを80gff1
加し、さらに同じ条件で1時間反応を続け1次にメタク
リル酸を0.075 fl添加し、さらて同じ条件で1
時間反応を続げた。次にビスコート17F(大阪有機化
学社製CH2=CHCOOCH2CH2(CF2)7C
F3 ) 10 fiにアゾビスインブチルニトリル0
.05 fiを溶解し、反応器に20分かけて滴下した
。その後4時間反応を続けると、白色のラテックスが得
られた。このラテックス100gにアイソパー0150
0(9を混合し、湿式現像剤とした。
岩崎通信機社製型版機PM40の現像槽に上述の湿式現
像剤をセットし、コロナ帯電器の部分を電子写真感光体
面が正、裏面が負に帯電するように配線を変えた。上述
の電子写真感光体をカセットに装填し1通常の方法で製
版を行なった。製版画像は、原稿の黒い部分にトナーの
付着する。ポジ画像であった。
まずこの製版画像をリョービ印刷機械社製エツチング液
#3000を入れた三菱製紙社製エツチングコンバータ
ー0H−11を2回通したあと、リョービ印刷機械社製
軽オフセント印刷機AD−80で湿し水を装着した通常
の印刷条件で印刷した。
その結果トナ一部にインキが付着するポジの印刷物が得
られた。解像力は20本/咽以上であった。
次に、上で得られた製版画像を、120°Cのオープン
にv!!2分間入れた。画像は白色から透明に変わり定
着されていた。走査型電子顕微樟で2万倍に拡大し観察
したところ、加熱前は約O,Sμm径の球の集りであっ
たが、加熱後は平滑であった。
上述の軽オフセット印刷機の湿し水を与える部分ははず
し、定着された製版画像の印刷を行った。
その結果、非トナー後にインキの付着するネガ画像が得
られた。また1000枚印刷後も刷り初めと画質に差は
みられなかった。
また製版機PM40を使用したそのままの状態で1ケ月
放置した後同様の条件で製版したところ。
製版画像は、初期のものとほとんど同一であった。
また現像槽内の現像剤の沈降による澱みもほとんどなか
った。
〔実施例2〕 実施例1で作製した電子写真感光体に対して。
+ 5.5 kVで45 rrm / secで3秒の
コロナ帯電後に5mWGaAsP半導体レーザーにより
ビーム径を1/e2で40μm×80μmに絞り、スキ
ャンスピード主走査180 m/sec、副走査asm
/seeで3600KH2で変調し画像露光を行った。
感光体表面での露光量は明部で5μJ/cdであρた。
露光2秒後実施例1で作製した現像剤に3秒間浸漬し、
ゴムローラーで軽(絞った後約50℃の温風で乾燥させ
製版画像を得た。この製版画像を用いて実施例1と同様
の方法で処理し、ポジ画像、およびネガ画像の印刷物を
得ることができた。その結果実施例1と同様良好な画像
が得られ、主走査、副走査とも約50μの線が忠実に再
現されており、地かぶりはなかった。
〔実施例3〕 ペンオルト社製ポリフッ化ビニリデン樹脂カイナー(約
5μの球形粒子)10gおよび精工化学社製環化ゴムサ
ーモライトN10gおよびエッソ化学社製アイソパー0
80.9をガラスピーズを分散媒として振とう型分散機
で3時間分散した。この分散液50gをアイソパーGで
希釈し、I Kyにして現像剤とした。
この現像剤を実施例1と同様に、PM40にセットし製
版画像を得た。その結果同様に青い電子写真感光体上に
白色画像が得られた。この製版画像を実施例1と同様に
120°Cのオープンに入れたところ5分間でも白色画
像が透明になることはな(定着されなかった。さらに温
度を190°Cに上げたところ2分間で透明になり定着
された。この版をリョービ印刷機械社製AD−80で湿
し水なしの印刷をしたところ良好なネガ画像の印刷物が
得られた。ポジ画像は実施例1の方法で良好に得られた
。また製版機を使用後−週間そのまま放置したところ、
現像槽の底に白色の沈澱物が生じていた。この状態で製
版したところ画像部のトナーの付着量は極めて少なく、
特にペタ部は中ヌケになっていた。以上から1分散性お
よび定着性を司る樹脂と、フッ素を含有する樹脂が化学
的に結合されていない系では1分散安定性が劣ることが
わかった。さらに、フッ素は含有するが、アクリル酸あ
るいはメタクリル酸エステルの重合体もしくは共重合体
でない系では、加熱溶融による定着が実用上難しいこと
がわかった。
〔実施例4〕 500CC4つロフラスコ中にビスコート17F20.
9.n−ブチルアクリレート20g、アセトン60gお
よび過酸化ベンゾイル0.4gを入れ窒素を流気し、攪
拌しながら、80℃で4時間反応させた。反応物は粘性
のある透明の液体であった。
この溶液を乾燥させ、ジェットミルで平均粒径10μm
に粉砕し、乾式現像剤とした。
一方、小西六写真工業社製U−BIx6o owのZn
O感光体の代わりに実施例1と同様の方法で作製した電
子写真感光体をセットし、正の帯電がされるようにコロ
ナ帯電の配線をかえ、現像器中の現像剤をぬきとり、上
述の現像およびキャリアに代えた。また紙への転写およ
びクリーニングを行わないように改造し、乾式の製版機
とした。
この製版機を用いて製版したところ、やはり白色画像が
得られた。120℃のオープンでう分加熱したところ透
明になり、定着されていた。またこの画像を用いて湿し
水なしの印刷を行ったところネガ画像が得られた。また
、白色画像を不感脂化処理した後通常の湿し水ありの印
刷をしたところ良好なポジ画像が得られた。解像性は実
施例1のものよりやや悪く約10本/wRで、トナーの
ちらばりが若干あるため、ポジ画像ではわずかに地かぶ
りがみられた。
以上から乾式現像においても、ポジ画像、ネガ画像とも
得ることができたが、画質においては湿式現像より若干
力ることがわかった。
〔効果〕
本発明は以上のような構成であるので、同一の電子写真
感光体と現像剤を用いて、処理を変えるのみで原稿に対
してポジ画像とネガ画像の印刷物を目的に応じて得るこ
とができる。
また電子写真方式の湿し水不要の印刷で、熱定着が可能
となり、従来不充分といわれていた耐刷力を向上するこ
とが可能になった。
また、湿式現像法を用いることができるため、高品位な
印刷物が得られるようになった。さらに親媒性の部分と
非親媒性の部分が化学的に結合された樹脂粒子を現像剤
として用いることにより。
分散安定性が向上し、沈降や使用による組成の変化など
による性能の劣化を著しく減少することが可能となる。
また、半導体レーザーの変調されたビームによるスキャ
ニング露光で画像形成が可能とな、す、電気信号から直
接製版が可能になった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性基板上にフタロシアニン顔料、酸化亜鉛、
    および結着樹脂を少なくとも含有する光導電体層を少な
    くとも設けた電子写真感光体の表面にコロナ帯電を施し
    、所望の部分に光照射し、フッ素を含有する樹脂粒子を
    含む現像剤でトナー現像を行った後、ポジ画像を得る場
    合には、不感脂化液に接触せしめ、ネガ画像を得る場合
    には、加熱しトナーを溶融せしめることを特徴とする平
    版印刷版の製造方法。
  2. (2)フッ素を含有する樹脂がフッ素を含有するアクリ
    ル酸、もしくはメタクリル酸エステルの重合体、もしく
    は共重合体であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の平版印刷版の製造方法。
  3. (3)トナー現像が湿式現像法であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の平版印刷版の製造方法。
  4. (4)フッ素を含有する樹脂粒子がキャリア液体に対し
    て親媒性の部分と非親媒性の部分が化学的に結合された
    化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の平版印刷版の製造方法。
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JP (1) JPS6323168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011024929A1 (en) * 2009-08-24 2011-03-03 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method

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WO2011024929A1 (en) * 2009-08-24 2011-03-03 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method

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