JPH0442237A - 反転現像による電子写真平版印刷版の製造方法 - Google Patents

反転現像による電子写真平版印刷版の製造方法

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JPH0442237A
JPH0442237A JP2150746A JP15074690A JPH0442237A JP H0442237 A JPH0442237 A JP H0442237A JP 2150746 A JP2150746 A JP 2150746A JP 15074690 A JP15074690 A JP 15074690A JP H0442237 A JPH0442237 A JP H0442237A
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toner
image
liquid developer
reversal development
electrophotographic
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JP2150746A
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Inventor
Takao Chiga
孝雄 千賀
Koushirou Ikegami
幸史郎 池上
Yuji Takagami
裕二 高上
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子編集システム等から出力される画像情報
を有機感光体上に直接書き込み、反転現像を行なって刷
版を得ることができる反転現像による電子写真平版印刷
版の製造方法に関する。
(従来の技術) 近年、機械的画像処理技術や大容量データのメモリー開
発および送信技術等の確立により、文字や図形、写真等
の画像入力・補正・編集等を全てコンピュータ制御で行
ない、高速通信網あるいは衛星通信により瞬時に遠隔地
の末端プロッタにフィルム出力を行なうことができるよ
うにした電子編集システムが、特に新聞印刷分野等にお
いて採用され稼動されている。
このような電子編集システムを用いる印刷分野において
は、更に短時間に印刷版を作成することが重要な課題で
あり、その要請に対応すべく、出力プロッタの光源から
発せられる画像情報変調光をフィルム出力ではなく高感
度の光導電性電子写真感光体上に直接的に書き込むよう
にした電子写真平版印刷版の製造方法の開発が行なわれ
ている。
上記光導電性の高感度感光材料としては、特に耐刷性、
実用感度の上から有機光導電性化合物・結着樹脂系材料
が優れており、この電子写真感光材料としての有機光導
電性化合物・結着樹脂系材料をアルミニウム等の導電性
基板上に被着してなる有機感光体(○PC)が注目され
ている。画像形成工程においては、上記有機感光体に対
し、まず帯電工程が施されて−様な電荷がのせられ、露
光によって像対応の静電潜像が形成される。この静電潜
像は、電子写真用現像剤を用いて現像されトナー可視画
像が形成される。このとき上記トナー可視画像以外の非
画像部は、アルカリ剤等を含有する溶液で処理されるこ
とによって溶解・除去(溶出)され、これにより最終的
な刷版が得られる。
ところで上記現像工程において、いわゆる反転現像によ
りトナー画像を得ることとすると、その現像特性からカ
ブリおよび線細りのない良好な画像を得ることができる
。最近では特に高解像力で高品質な画像再現性が要求さ
れており、このため反転現像による電子写真平版印刷版
の製造方法の確立が近年強く要請されている。
反転現像を行なう場合には、まず露光工程においてトナ
ー付着が行なわれるべき部分(例えは文字線相当部分)
に対して光照射が行なわれ、その光照射部分の電位がほ
ぼ零電位に減衰させられる。
このとき光照射が行なわれない部分(地肌相当部分)は
初期帯電電位がそのまま維持されることとなる。そして
現像工程領域には、電極を介して所定の現像バイアスが
印加されており、この現像バイアスによって所定の現像
電界が形成されている。
一方現像剤中のトナー粒子は、所定の方法によって感光
体側と同し極性に帯電させられている。このような状態
で、上記現像工程領域の現像電界中に感光体が搬入され
ると、現像剤中のトナー粒子が現像電界により感光体側
に移行されていき、光照射部分である感光体の零電位部
分にトナー粒子付着が行われる。このとき初期帯電電位
が残留している地肌相当部分はトナー粒子と反発し合う
こととなってトナー付着は回避される。
このような反転現像に用いられる現像剤としては、乾式
現像剤および液体現像剤のいずれも採用することができ
るが、液体現像剤によれば、1−ナー粒子を微細なもの
とすることができるため高解像力で良好な画像再現性を
得ることができる。液体現像剤は、高絶縁性媒体中に顔
料(染料)あるいはポリマー粒子を分散させて着色を行
ない、これに電荷(荷電)制御剤を加えて所定の電荷を
付与することとしたものである。
ここで現像工程におけるトナーの付着量すなわち画像濃
度は、各種の画像形成条件によって決定されるものであ
るが、上述した(−ナー粒子が持つ荷電量は、画像濃度
等の画像品質を決定する上で極めて重要な条件である。
すなわち前述したように反転現像においては、感光体側
の初期−様帯電領域に対して略零電位部分を部分的に露
光形成し、この略零電位部分をトナー粒子の電荷で埋め
るようにしてトナー付着が行なわれる。このためトナー
粒子側々の持つ荷電量によってトナー付着量は変化し、
−船釣にトナー粒子側々の持つ荷電量が大きい場合には
、トナー粒子付着量は減少して画像濃度が低下し、トナ
ー粒子側々の持つ荷電量が小さい場合には、トナー粒子
付着量は増大して画像濃度が高くなる。
(発明が解決しようとする課題) 一方1−ナー粒子が持つ荷電量は、上述したように画像
濃度を変動させるしこlトまるものではなく、以下のよ
うな現象を生じさせる。
まず初期帯電電位がそのまま残留している非画像部が連
続して現像工程領域に送り込まれる場合を考えてみる。
この場合において現像バイアス電圧が低いときは、非画
像部の帯電電位と同極性に帯電されているトナー粒子は
、非画像部からの反発力を受けて電極板側に押し戻され
る。したがって非画像部が連続する場合、トナー粒子が
電極板表面に電着して蓄積状体となっていくか、あるい
はトナー粒子が局在化した状態が次第に顕著になってい
く・ そしてこれら電着蓄積されあるいは局在化した状態とな
った個々のトナー粒子が一定以上に太きい荷電量を備え
る場合には、それらトナー粒子から発生する電界が大き
なものとなって本来の現像電界に対する付加電界が生じ
る。そしてこの付加電界の作用によって所定量のトナー
粒子が一定のタイミングで急激に感光体側に移行し始め
る。この現象は非画像部・画像部にかかわらず発生し、
大量のトナー付着を生しることとなる。以下これをトナ
ーなだれ現象という。
一方個々のトナー粒子の荷電量が小さい場合には、現像
電界に上乗せされる電界も小さくなることから、上記ト
ナーなだれ現象は生じにくくなる。
しかしながら、トナー粒子の荷電量が一定以下に小さ過
ぎる場合には、液体現像剤の循環系を構成するパイプや
ポンプ弁等において特に低湿度下で摩擦による静電気が
発生・蓄積し易くなり、静電気の蓄積量が一定以上に大
きくなるとパイプやポンプ弁等で放電を起こしてしまう
。トナー溶剤は可燃性であり、しかも一般に引火点が低
いため爆発・火災を生しるおそれがある。
そこで本発明は、トナーなだれ現象を生じることなく、
かつ静電気の蓄積・放電を生じることなく良好にトナー
画像を得ることができるようにした反転現像による電子
写真平版印刷版の製造方法を提供することを目的とする
(課題を解決するための手段および作用)上記目的を達
成するため本発明は、導電性支持体上に有機光導電性化
合物を樹脂材で結着してなる有機感光体の表面を一様に
帯電させ、光像を露光して像対応の静電潜像を上記有機
感光体の表面上に形成した後、荷電されたトナー粒子を
含む電子写真用液体現像剤を用いて上記静電潜像を反転
現像することによって刷版を製造することとした反転現
像による電子写真平版印刷版の製造方法において、電導
底が所定の範囲内に設定された電子写真用液体現像剤を
用いて反転現像を行なう構成になされている。
本発明においては、電子写真用液体現像剤としての電導
底が所定の範囲内すなわち1×10″′1″〜I X 
10 ”−12[s/(7)コの範囲内に抑えられてい
るため、トナーなだれ現象の発生が回避されるとともに
、静電気の蓄積・放電が回避されるようになっている。
本発明の構成をより具体的に説明する。
まず本発明に用いられる電子写真用液体現像剤としては
、カーボンブラックの如き顔料を分散樹脂とともに高絶
縁性炭化水素媒体中に分散したものや、顔料の代わりに
染料で着色され、荷電制御剤により荷電された着色樹脂
粒子を高絶縁性の炭化媒体中に分散させたものがあるが
、いずれにも適用することができる。樹脂粒子分散タイ
プの液体現像剤は、分散安定性、荷電安定性、定着性に
優れる。
本発明で使用される高絶縁性炭化水素媒体は、低誘電率
で高電気絶縁性の有機溶剤であり、例えば、ノルマルパ
ラフィン系炭化水素、イソパラフィン系炭化水素、脂環
族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン系脂肪族炭化水
素等が挙げられるが、イソパラフィン系炭化水素が好適
に用いられ、例えば、シェルシルア1(シェル石油製)
、アイソパーG及びアイソパーH及びアイソパーK及び
アイソパーL(エッソ石油製)、アイビーソルベント(
出光石油層)等が使用される。
さらに特開昭E19−83174号公報、同59−17
7572号公報、同59−212850号公報、同59
−212851号公報、同60164757号公報、同
60−179751号公報、同6C1−185962号
公報、同60−185963号公報等に述べられている
ように、いわゆる分散重合法によって高絶縁性媒体に可
溶な重合体存在下で該溶媒に可溶であるが重合体を形成
すると不溶となる七ツマ−を重合し、得られた樹脂分散
物を液体現像剤としたものも用いることができる。更に
特開昭62−231266号公報、同62−23126
7号公報、同62−232660号公報、同63−17
8258号公報、同63−179368号公報等に記載
された液体現像剤も好適に用いることができる。該液体
現像剤は工業的製造上の安定性、分散安定性等において
優れている。
本発明に使用される液体現像剤の分散樹脂粒子の着色剤
としては、一般に湿式現像剤着色剤として知られている
ものが任意に使用できる。例えばオイルブラック、オイ
ルレッド等の油溶性染料、ビスマルクブラウン、クリソ
イジン等の塩基性アゾ染料、ウールブラック、アミドブ
ラックグリーン、ブルーブラックHF等の酸性アゾ染料
、ダイレクトデーブラックE、コンゴーレッド等の直接
染料、スーダンバイオレット、アシッドブルー等のアン
トラキノン系染料、オーラミン、マラカイトグリーン、
クリスタルバイオレット、ビクトリアブルー等のカルボ
ニウム染料、ローダンBの如きローダミン染料、サフラ
ニン、ニグロシン、メチレンブルー等のキノンイミン染
料等の染料が挙げられる。
分散樹脂粒子の着色法については、使用する着色剤を溶
解する溶剤に予め溶解しておき、この着色剤溶液を分散
樹脂粒子溶液に滴下撹拌する方法がある。特にオイル染
料をトルエン、キシレン等の芳香族溶媒に溶解し滴下撹
拌するとうまく着色できる。その際、着色剤を溶解する
溶剤は、前記媒体として用いられる例えばイソパラフィ
ン系炭化水素溶剤と混和することが望ましい。さらに染
料を溶解する溶剤は、比較的絶縁性を有しかつ高沸点の
ものを用いることが望ましく、−例として油溶性染料を
用いた場合、芳香族炭化水素であればキシレン等を少量
用いると、溶剤を除かなくても電子写真用液体現像とし
て十分使用に耐えるものが製造できる。したがって油溶
性染料のように比較的有機溶剤に対する溶解性の大きな
染料を用いて染料を溶解する溶剤の量を少なくしておけ
ば、分散樹脂粒子の着色後に上記溶剤を除去する必要は
なくなる。
本発明に使用される液体現像剤は、荷電制御剤、染料等
を選択すれば、正荷電性または負荷電性を有するトナー
を製造することができる。本発明に使用される液体現像
剤の荷電制御剤としては、例えばオレイン酸銅、ナフテ
ン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニ
ウム、ナフテン酸マンガン、オクチル酸コバルト、レシ
チン、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ステムラ
イ1〜ロジンのアルミニウム塩基等や、特公昭49−2
6594号公報、同49−26595号公報、特開昭6
0−173558号公報、同60−175060号公報
、同60−179750号公報、同60−182447
号公報、同60−218662号公報、同61−278
867号公報、同62−30260号公報、同62−3
4170号公報、同63−124056号公報に挙げら
れた荷電制御剤を用いることができる。
また負荷電性を有するトナーを製造するには、該媒体に
可溶で塩基を持つ単量体(例えばラウリルメタクリレー
トとジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体)
と、ピロメリット酸、トリメリット酸、トリメシン酸、
安息香酸などの該媒体に不溶な酸を組み合わせて用いる
ことができるが、これらに限定されるものではない。
電導度を求める場合の測定装置としては、主電極、ガー
ド電極、対電極を有する液体用電極とインピーダンス測
定装置とが用いられ、直流測定方法および交流測定方法
のいずれかによって測定が行われる。特に交流測定を行
う場合には、イオン担体の移動による分極がなく電極近
傍への電圧降下の集中が回避されるため好ましい測定結
果が得られる。このときの周波数は任意に設定すること
ができるが、好ましくは被測定体の周波数依存性を調べ
た後に測定周波数を決定することがよい。
具体的にはIKHzの周波数が好適に使用される。
すなわち本発明に使用される液体現像剤を、上記のよう
に高絶縁性炭化水素媒体中に荷電制御剤によって荷電さ
れた着色樹脂粒子を分散することにより構成する場合に
は、液体現像剤の電気伝導性はトナー粒子の荷電量に依
存している。この電導度測定において交流電源を用いた
場合には、直流電源を用いたときに発生するようなトナ
ー粒子の電極への付着は発生しない。そのため連続測定
が可能であり、現像装置に用いて液体現像剤の荷電量の
変化をモニターすることができる。また連続測定を行な
う場合、1−デー粒子の測定用電極への付着がないため
ほとんどメンテナンスは不要である。
本発明において用いられる平版印刷版としては、例えば
、特公昭37−17162号公報、同386961号公
報、同38−7758号公報、同41−2426号公報
、同46−394−05号公報、特開昭50−1950
9号公報、同50−19510号公報、同52−243
7号公報、同54−145538号公報、同54−13
4632号公報、同55−105254号公報、同55
−153948号公報、同55−161250号公報、
同57−147656号公報、同57−161863号
公報、同58−118658号公報、同59−1245
2号公報、同59−49555号公報、同62−217
256号公報、同63−226668号公報、特開平1
−261659号公報等に記載された電子写真式製版用
刷版原版が挙げられる。
(実 施 例) 以下1本発明の実施例を詳細に説明する。
失度檻上 (エマルジョンの合成例) 既知の溶液重合法でn−へキシルメタアクリレ−1〜−
メタアクリル酸共重合体(重量比9515)の40%キ
シレン溶液を得た。
この溶液30gをIQのヘキサン中に加えると、共重合
体の沈殿物がスラリー上として得られた。
ヘキサンで数回洗浄デカンテーションしたスラリーを、
N2ガス導入管、温度討、撹拌機、冷却管を備えたIQ
の4ツロフラスコ中に加え、450gのIPツルベン1
〜(出光石油化学社製)を加えた。
次に130gの酢酸ビニル、30gのラウリルメタアク
リレ−1〜を加えて良く撹拌すると均一な透明溶液とな
った。80°CでN2ガス置換した後に、重合開始剤と
してアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を1gを
加えると重合か開始し、約40分後に白濁し始め内温は
110℃まで上昇した。内温か80℃に低下してからも
さらに2時間加熱を加えた。残存している酢酸ビニルモ
ノマーを除去するために内部を減圧にして留去させ、約
3gの留出物を得た。得られた白色のエマルジョンには
全く沈殿物はなく、またモノマー臭もは]5 とんと感じられなかった。電子顕微鏡でれ径を測定した
ところ、0.20μの粒径て粒度分布はほとんどなかっ
た。
(正帯電性液体現像剤の製造例) 上記合成例で得られた120gのエマルジョン中に、2
0gのキシレンに溶解した2gのオイルブラックHBB
(オリエン1〜化学社製)に超音波をかけながら滴下し
エマルジョン粒子を着色した。
ついで荷電制御剤として1%の4−アミノピリジンのキ
シレン溶液、O−3g+ Ig+ 3g+Logおよび
30gをそれぞれ加え、5種類のコンク(濃縮)トナー
を得た。
これらの各コンクトナーをアイソパーGでトータル10
Qに希釈し、正荷電性の液体現像剤を得た。これらの各
正帯電性液体現像剤A、B、C。
DおよびEにおけるそれぞれの電導度は次表1の表1 電導度の測定は、液体用電極およびインピーダンス4I
]1定装置(横河ヒューレットパッカード社製)を用い
、測定周波数IKHzについて測定した。
(感光体印刷原版の作成) 中心線平均粗さ(Ra)が0.55μmに陽極酸化され
たアルミニウム支持体表面処理面に、ベイントシェイカ
ーにて1時間分散させた下記の光導電層組成物をバーコ
ーターで塗布後、90℃5分間乾燥して電子写真平版印
刷版としての感光体印刷原版を作成した。このとき光導
電層の塗布量は4.5g/m′であった。
光導電層塗布液組成 ブチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(メタク
リル酸40重量%)    ]−88重量χ型無金属フ
タロシアニン      4重量部1.4−ジオキサン
        60重量部2−プロパツール    
     18重量部(トナー反転現像) 得られた感光体印刷原版を暗所にてコロナ放電を与えて
表面電位(VO)が約+300Vとなるように帯電させ
た後、半導体レーザー(78゜nm)を用いて走査画像
露光し、直ちに上記A。
B、C,DおよびEのいずれかの液体現像剤を用いて液
体反転現像を行なった。この反転現像における現像バイ
アスはOないし+300Vの間に設定するとともに、電
極間間隙は工ないし5nwnに設定した。電極間間隙が
これより狭いと印刷版が電極に接触してしまい、逆に広
い場合には空気が入り込んでしまう。
トナー現像後、冷風乾燥を行なった。つぎに熱定着を赤
外線ランプにより行ない、光導電体層上にトナー画像を
形成した。
上記A、B、C,DおよびEの5種類の液体現像剤を用
いたトナー現像結果は以下のようになった。
まず液体現像剤Aを用いた場合には、その電尋度が小さ
過ぎるために液体現像剤の循環系を構成するパイプやポ
ンプ弁等において特に低湿度下で摩擦による静電気が発
生・蓄積し、現像中に放電を起こした。トナー溶剤は可
燃性であり、しかも一般に引火点が低いため、爆発・火
災を生じるおそれがある。形成画像も、いわゆるエツジ
効果が著しくなり不良なものとなった。
つぎに液体現像剤B、C,Dを用いた場合には、良好で
鮮明な画像が得られ、網点および細線ともに高い再現性
が得られた。
液体現像剤Eを用いた場合には、網点のシャドウ部につ
ぶれが生して不適な画像しか得られなかった。特に非画
像部が連続するものにおいて、当該非画像部と同極性に
帯電されているトナー粒子が非画像部から反発力を受け
て電極板側に移行され、トナー粒子が電極板表面に電着
して蓄積状体となっていくか、あるいはトナー粒子が局
在化して詰まった状態が次第に顕著になった。そしてこ
の電着蓄積されあるいは局在化した状態にある個々のト
ナー粒子が大きな荷電量を持つため、これらトナー粒子
から発生する電界が本来の現像電界に付加されることと
なり、この付加電界の作用によって大量のトナー粒子が
所定のタイミングで急激に感光体側に移行し始め、非画
像部・画像部にかかわらず大量のトナーが付着するトナ
ーなだれ現象が発生した。
(製版処理) つぎに下記に示されるような溶出液、水洗液およびリン
ス液を用いて製版処理を行なった。
(1)溶出液組成 珪酸ナトリウム水溶液(S、0J30!1%、S、0□
/Na、0モル比2.5)             
             2 0 重量部水酸化カリ
ウム          1重量部純水       
       79重量部(2)水洗液組成(20d醒
) ジオクチルスルホこはく酸N a   0 、1重量部
2−メチル−3−インチアゾロン 0.01重量部を純
水に分散溶解して100重量部とした液を水洗槽に仕込
み、100版製版後から印刷版(A2サイズ)10版処
理するごとに5重量%グリシン水溶液15mRを添加し
た。
(3)リンス液組成(20d m’) こはく酸            0.5重量部リン酸
(85%水溶液)     0.5重量部デカグリセリ
ルモノラウレート 0.05重量部2−メチル−3−イ
ンチアゾロン 0.01重量部これに水酸化ナトリウム
を添加して液pHを、4.7とした後、純水で100重
量部とした。
以」二の処理液を用いて製版した(溶出時間は8秒に設
定)ところ、画像部の溶出遅れ(顔料残り)等の故障は
見られなかった。このようにして印刷版を得た。
得られた5種類の印刷版を用いて印刷を行なったところ
、本発明によって得られた印刷版では、良好で鮮明な高
画質の画像を有する印刷物を得ることができた。−力木
発明外の印刷版による場合には、良好な印刷物を得るこ
とはできなかった。
特にトナーなだれ現象が発生した印刷版では、網点のシ
ャドウ部につぶれが生じて不適な複製物しか得られなか
った。またトナーなだれ現象によるトナーによって非画
像部の一部が印刷のスタート時から汚れてしまった。
去遣准−I (負帯電性液体現像剤の製造例) エマルジョン粒子の着色までは上記実施例1と全く同様
に行ない、負荷電性の荷電制御剤としてジオクチルスル
ホサクシネートのナトリウム塩、0.02g、0.08
g、0.3g、1.2gおよび5gをそれぞれ加え、5
種類のコンク(a縮)トナーを得た。これらの各コンク
I・ナーをアイソパーGでトータル10flに希釈し、
負帯電性の液体現像剤を得た。これらの各負荷電性液体
現像剤F。
G、H,IおよびJにおけるそれぞれの電導塵は表2 電導塵の測定は、液体用電極およびインピーダンス測定
装置(横河ヒューレットパソカート社製)を用い、測定
周波数1.KHzについて測定した。
(感光体印刷原版の作成) 中心線平均粗さ(Ra )が0.55μmに陽極酸化さ
れたアルミニウム支持体表面処理面に、ペイントシエイ
カーにて1時間分散させた下記の光導電層組成物をバー
コーターで塗布後、90℃5分間乾燥して電子写真平版
印刷版としての感光体印刷原版を作成した。このとき光
導電層の塗布量は4− 、5 g / mであった。
光導電層塗布液組成 ブチルメタクリレ−1−/メタクリル酸共重合体(メタ
クリル酸40重量%)    18重量部1.4−ジオ
キサン        6o重量部2−プロパツール 
        18重量部(トナー反転現Ik) 得られた感光体印刷原版を暗所にてコロナ放電を与えて
1表面型位(Vn)が約−350■となるように帯電さ
せた後、He−Ne半導体レーザー(633nm)を用
いて走査画像露光し、直ちに上記F、G、H,Iおよび
Jの液体現像剤のいずれかを用いて液体反転現像を行な
った。この反転現像における現像バイアスは0ないし一
300Vの間に設定するとともに、電極間間隙は工ない
し5mに設定した。電極間間隙がこれより狭いと印刷版
がm極に接触してしまい、逆に広い場合には空気が入り
込んでしまう。
トナー現像後、冷風乾燥を行なった。つぎに熱定着を赤
外線ランプにより行ない、光導電体層上にトナー画像を
形成した。
上記F、G、H,IおよびJの5種類の液体現像剤を用
いたトナー現像結果は以下のようになった。
まず液体現像剤Fを用いた場合には、その電導塵か小さ
過ぎるために液体現像剤の循環系を構成するパイプやポ
ンプ弁等において特に低湿度下で摩擦による静電気が発
生・蓄積し、現像中に放電を起こした。トナー溶剤は可
燃性であり、しかも一般に引火点が低いため、爆発・火
災を生しるおそれがある。形成画像も、いわゆるエツジ
効果が著しくなり不良なものとなった。
つぎに液体現像剤G、H,Iを用いた場合には、良好で
鮮明な画像が得られ、網点および細線ともに高い再現性
が得られた。
液体現像剤Jを用いた場合には、網点のシャドウ部につ
ぶれが生じて不適な画像しか得られなかった。特に非画
像部が連続する場合には、当該非画像部の帯電電位と同
極性に帯電されているトナー粒子が非画像部から反発力
を受けて電極板側に移行され、トナー粒子が電極板表面
に電着して蓄積状体となっていくか、あるいはトナー粒
子が局在化して詰まった状態が次第に顕著になった。そ
してこの電着蓄積されあるいは局在化して詰まった状態
にある個々のトナー粒子が大きな荷電量を持つため、こ
れらトナー粒子から発生する電界が本来の現像電界に付
加されることとなり、この付加電界の作用によって大量
のトナー粒子が所定のタイミングで急激に感光体側に移
行し始め、非画像部・画像部にかかわらず大量の1〜ナ
ーが付着してトナーなたれ現象が発生した。
(製版処理) つぎに下記に示されるような溶出液、水洗液およびリン
ス液を用いて製版処理を行なった。
(1)溶出液組成 珪酸ナトリウム水溶液(S、0,30111%、 S、
02/Na2O%ル比2.5)           
                2 0 重量部水酸
化カリウム          1重量部純水    
          79重量部(2)水洗液組成 ジオクチルスルホこはく酸Na   O,1重量部2−
メチル−3−イソチアゾロン 0.01重量部を純水に
分散溶解して100重景重量した液を水洗槽に仕込み、
1. OO服装版後から印刷版(A2サイズ)10版処
理するごとに5重量%グリシン水溶液1.5 m Qを
添加した。
(3)リンス液組成(20dm) こはく酸           0.5重量部リン酸(
85%水溶液)     0.5重量部デカグリセリル
モノラウレート 0.05重量部2−メチル−3−イン
チアゾロン 0.01重量部これに水酸化すI−リウム
を添加して液pIIを、4.7とした後、純水で100
重量部とした。
以上の処理液を用いて製版した(イ容出時間ば8秒に設
定)ところ、画像部の溶出遅れ(顔料残り)等の故障は
見られなかった。このようにして印刷版を得た。
本実施例で得られた5種類の印刷版を用いて印刷を行な
ったところ、本発明によって得られた印刷版では、良好
で鮮明な高画質の画像を有する印刷物を得ることができ
た。−古本発明外の印刷版による場合には、良好な印刷
物を得ることはできなかった。特にトナーなだれ現象が
発生した印刷版では、網点のシャドウ部につぶれが生し
て不適な複製物しか得られなかった。またトナーなだれ
現象によるI・ナーによって非画像部の一部が印刷のス
タート時から汚れてしまった。
(発明の効果) 以上述べたように本発明は、反転現像に用いられる液体
現像剤の電導度を所定の範囲内に設定したから、トナー
なだれ現象を生しることなく、かつ静電気の蓄積・放電
を生じることなく極めて良好に感光体印刷原版にトナー
画像を形成することができ、高品質の印刷物を得ること
ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 導電性支持体上に有機光導電性化合物を樹脂材で結着し
    てなる有機感光体の表面を一様に帯電させ、光像を露光
    して像対応の静電潜像を上記有機感光体の表面上に形成
    した後、荷電されたトナー粒子を含む電子写真用液体現
    像剤を用いて上記静電潜像を反転現像することにより刷
    版を製造することとした反転現像による電子写真平版印
    刷版の製造方法において、 液体現像剤としての電導度が、1×10^−^1^0〜
    1×10^−^1^2[s/cm]の範囲内に設定され
    た電子写真用液体現像剤を用いて反転現像を行なうこと
    を特徴とする反転現像による電子写真平版印刷版の製造
    方法。
JP2150746A 1990-06-08 1990-06-08 反転現像による電子写真平版印刷版の製造方法 Pending JPH0442237A (ja)

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JP2150746A JPH0442237A (ja) 1990-06-08 1990-06-08 反転現像による電子写真平版印刷版の製造方法
DE19914118866 DE4118866A1 (de) 1990-06-08 1991-06-07 Verfahren zur herstellung einer elektrofotografischen lithografiedruckplatte durch umkehrentwicklung

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158568A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Kyocera Mita Corp 液体現像剤、液体現像装置及び湿式画像形成装置
JP2011158569A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Kyocera Mita Corp 液体現像剤、液体現像装置及び湿式画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158568A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Kyocera Mita Corp 液体現像剤、液体現像装置及び湿式画像形成装置
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