JP3009916B2 - 電子写真平版印刷版の製造方法 - Google Patents

電子写真平版印刷版の製造方法

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JP3009916B2
JP3009916B2 JP2209907A JP20990790A JP3009916B2 JP 3009916 B2 JP3009916 B2 JP 3009916B2 JP 2209907 A JP2209907 A JP 2209907A JP 20990790 A JP20990790 A JP 20990790A JP 3009916 B2 JP3009916 B2 JP 3009916B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は、導電性支持体上に光導電体層を有し、電子
写真法の液体反転現像方式によりトナー画像を形成後、
非画像部の光導電体層を除去し印刷版とする電子写真平
版印刷版の製造方法に関する。
(B)従来技術及びその問題点 平版印刷版の作製方法は既に数多く知られている。例
えば、印刷用原版に銀塩フィルムによる原稿を密着し、
該原版の感光層に直接紫外線等で露光し、これによって
原稿の画像部に対応する硬化部分と非画像部に対応する
非硬化部分を形成し、非硬化部分をアルカリ又は水で洗
浄除去し、硬化部分をインキ受理性とする製版方法であ
る。この方法による印刷版がいわゆるPS版と称されるも
のであり、現在広く用いられている。その一方に於て、
コンピューターの高性能化により、大容量メモリー、高
速処理を必要とする画像処理が容易に行えるようになり
それに伴い文字、図形、写真等の画像入力、補正、編集
等が全てコンピューター制御で行える電子編集によるフ
ルページネーションシステムが近年著しく発達してきて
いる。このシステムは、ケーブル回線、光ファイバー、
衛星等を用いた送信技術と組み合わせることにより、コ
ンピューター画面上で作成された画像を瞬時に遠隔地に
ある端末コンピューターに送信し、その端末機に接続さ
れたプロッターから銀塩フィルム上に出力することが可
能である。そのため、これまでよりも短時間の内に印刷
版を作製することが可能となり、現在このシステムは、
新聞印刷等の情報を即座に印刷物にすることが要求され
る印刷分野に於て使用されている。しかしこの新聞印刷
等の印刷分野では、印刷版の作製に要する時間を更に短
縮することが重要な課題である。そこで出力プロッター
の光源から発せられる画像情報変調光を、銀塩フィルム
ではなくPS版上に直接書き込むダイレクト製版システム
が要求されている。ところが、現在使用されているPS版
は感度が低いために紫外線等の波長が短く強いエネルギ
ーを有する光源による露光が必要であり、出力プロッタ
ーの光源(例えば、Arレーザー、He−Neレーザー、半導
体レーザー等の長波長レーザー光源)では実用的な時間
内に印刷版を作製することが出来ない。そこで、出力プ
ロッターの光源に対してPS版よりも高感度を有する電子
写真平版印刷版の開発が行われている。
電子写真平版印刷版は、アルミニウム等の導電性支持
体上に光導電性物質を含有する光導電体層が被着された
電子写真感光体から作製される。この電子写真感光体の
光導電体層を構成する材料としては、特公昭37−17162
号、同38−7758号、同46−39405号、特開昭52−2437
号、同57−161863号、同58−2854号、同58−28760号、
同58−118658号、同59−12452号、同59−49555号、同62
−217256号、同63−226668号、特開平1−261659号公報
等に記載されている様な有機光導電性化合物・結着樹脂
系材料が実用感度、耐刷性等に優れている。
電子写真平版印刷版の製版工程に於けるプロセスは、
上記電子写真感光体の光導電体層上に、まず所定の帯電
工程が施され、一様な電荷がのせられる。次に露光によ
って画像に対応する静電潜像が形成される。続いて電子
写真用現像剤を用いての現像そして定着処理が行われ、
上記静電潜像に対応したトナー画像が形成される。この
トナー画像以外の非画像部は、アルカリ剤等を含有する
溶液により溶解・除去(溶出)され、続いて水洗又は必
要に応じて酸性のリンス液による版面表面のpHの調節、
また更に必要に応じて版面保護液(保護ガム液)の塗布
等の処理が施されて最終的な刷版が得られる。
ところで、上記トナー画像形成工程に於ては、いわゆ
る反転現像によりトナー画像形成を行うとその現像特性
からカブリ及び線細りのない良好な画像を得ることが出
来る。近年特に高解像度、高品質な画像再現性が要求さ
れており、反転現像方式による電子写真平版印刷版の製
造方法はこの要求を実現出来るひとつの方式と思われ
る。
反転現像とは次の様なものである。電子写真感光体
は、光導電体層上に帯電が施された後、反転現像時にト
ナー粒子が付着すべき部分、つまり画像部に対して露光
が行われ、この画像部の電位はほぼ0Vに減衰させられ
る。このとき、露光が行われない非画像部は初期帯電電
位が保持され、静電潜像が形成される。次に、現像工程
領域には上記電子写真感光体の光導電体層上と同じ極性
に帯電されているトナー粒子から成る現像剤が満たさ
れ、そして現像電極を介して所定の現像バイアスが印加
されているために現像電界が形成されている。この現像
電界中に光導電体層上に静電潜像が形成された電子写真
感光体が搬入されると、現像剤中のトナー粒子が現像電
界により光導電体層上に移行され、ほぼ0V部分つまり露
光部に付着する。この時、初期帯電電位が保持されてい
る未露光部は、感光体表面荷電によりトナー粒子の反発
が生じるためにトナー粒子は付着しない。この様にして
画像部、非画像部が形成される。反転現像方式は粉体ト
ナーを用いる乾式現像では多くの例が見られるが、液体
トナーを用いた湿式現像では良好な解像力の画像が得ら
れるにも拘らず、電極の汚れ、エッジ効果等の短所を持
つために乾式ほど広く用いられていないのが現状であ
る。液体トナーは高絶縁性媒体中に着色剤等を含有する
樹脂粒子を分散し、これに電荷制御剤を加えて所定の電
荷を付与したものである。このような液体トナーを用い
た現像に於ける現像速度即ちトナー付着量は、該液体ト
ナーの粒子の大きさ、粒子荷電量、媒体粘度、媒体の電
導度等により決定される。前述したように反転現像に於
ては、感光体側の初期一様帯電領域にに対し、露光によ
り電位がほぼ0Vである部分を形成させ、このほぼ0V部分
をトナー粒子の電荷で埋める様にしてトナー付着が行わ
れる。このためトナー粒子の大きさや粒子荷電量により
現像速度(単位時間当りのトナー付着量)は変化するこ
ととなり、一般的にトナーの粒子径が小さい場合や粒子
荷電が小さい場合には、現像速度が低下されてトナー粒
子付着量(画像濃度)は減少し、トナーの粒子径が大き
い場合や粒子荷電が適度に大きい場合には、現像速度が
上昇して単位時間当りのトナー粒子付着量(画像濃度)
は増大するものである。
ところがこの様な液体トナーを用いた現像工程に於て
は、以下に詳述する様に、いわゆる細線画像とベタ画像
とで画像再現性が相反しており、バランスの良い画像を
得にくいという問題がある。
まず、ハイライト部の細線画像の場合には、初期帯電
により与えられた高電位領域内に幅狭の低電位部(ほぼ
0V部分)が線状に形成され、該幅狭の低電位部を挟んで
両側に高電位部が配置される事となる。そして両側の高
電位部から線状の低電位部内の全体に高密度な電気力線
が形成される。この高密度電気力線による電界は上述し
た現像バイアスによる本来の現像電界に比べかなり強
い。したがって現像工程に於てこの細線画像へのトナー
付着は、主に上記高密度電気力線に沿って行われる。つ
まりエッジ効果による現像が行われる。そのため、トナ
ーの付着量が増大して細線が盛り上がった画像が形成さ
れる。
一方、シャドウ部やベタ画像の場合には、初期帯電に
より形成された高電位領域内に、大きな面積を備える低
電位部(ほぼ0V部分)が形成される。この大面積の低電
位部の周りに高電位部が存在するが、この高電位部によ
る上記エッジ効果は周縁部の極近傍にしか現れず、低電
位部の大半の領域には上述した本来の現像電界のみが形
成される。したがって、ベタ画像の場合は、細線画像に
比べ現像電界が弱い為に現像速度が細線画像より遅くな
る。そこで、このベタ画像やシャドウ部を忠実に得るに
は現像速度を上昇させることが好ましいが、この場合シ
ャドウ部の網点画像に潰れを生じてしまう事がしばしば
ある。
この様に、細線画像を含むハイライト部を忠実に得る
ための現像条件と、ベタ画像を含むシャドウ部を忠実に
得るための現像条件とは互いに相反しており、ハイライ
ト部を忠実に得ようとするとシャドウ部が良好に再現さ
れず、特にハイライト部の細線画像を忠実に得ようとす
るとシャドウ部の網点画像に潰れを生じてしまう。ま
た、シャドウ部の網点画像を忠実に得ようとするとハイ
ライト部の細線画像が再現されなくなる。
電子写真方式を用いた本発明の印刷版に於ては、形成
されたトナー画像の画質は極めて重要である。何故なら
ば形成されたトナー画像をレジストとして非画像部を溶
出する方式であるために、得られた画像のハイライト部
とシャドウ部のバランスがとれていなければ、溶出工程
で更にバランスが崩れる結果となるからである。この様
な印刷版では良好な印刷物は得る事が出来ない。
(C)発明の目的 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するものであ
り、その目的は現像条件が相反する細線画像とベタ画像
との両方をバランス良く良好に得る事が出来る電子写真
平版印刷版の製造方法を提供する事にある。
(D)発明の構成 上記目的を達成するために、本発明は導電性支持体上
に光導電体層を有し、電子写真法の液体反転現像方式に
よりトナー画像を形成後、非画像部の光導電体層を除去
して印刷版とする電子写真平版印刷版の製造方法に於
て、トナー画像の形成を、高絶縁性媒体中に下記のいず
れかの方法にて得られた粒子径が0.13μm以下の荷電せ
れた樹脂粒子が分散された電子写真用液体トナーを用い
て行う事を構成になされている。
ポリマー(I)の存在下でモノマー(A)を重合して
得られたもの モノマー(A)とモノマー(B)の共重合により得ら
れたもの シェルポリマーの存在下で、モノマー(A)及びモノ
マー(B)を重合して得られたもの ポリマー(I):高絶縁性媒体中に可溶である重合体 モノマー(A):高絶縁性媒体中に可溶で、重合によ
り不溶化するモノマー モノマー(B):高絶縁性媒体中に可溶で、重合して
も可溶な重合体を形成するモノマー シェルポリマー:高絶縁性媒体中に不溶であり、かつ
カルボキシル基又は水酸基又はアミド基を有する重合体 本発明は、液体反転現像に小粒子径の電子写真用液体
トナーが用いられる為に、通常より遅い速度で現像が行
われ、細線画像に対するエッジ効果が低減される。した
がって細線画像を含むハイライト部が良好に再現され
る。尚、この細線画像を含むハイライト部の高再現性
は、現像バイアスの高低にほとんど無関係に得られる。
一方、この時現像バイアスを高めて本来の現像電界を強
めておく事とすれば、小粒子径の電子写真用トナーであ
っても、ベタ画像を含むシャドウ部に対するトナー付着
量は適正に保たれ、該シャドウ部の網点画像も忠実に得
られる。尚、上述した如く現像バイアスを高めても細線
画像を含むハイライト部の高再現性を損なう事はない。
本発明は反転現像を前提とするものであり、正現像の
場合は、上述の様に現像バイアスを高める事としてもベ
タ画像に対するトナー付着量を適正化する事は出来な
い。正現像に於ける現像バイアスは、一般的に感光体側
へのトナーの付着を防止する方向に印加されているから
である。
次に、本発明の構成を更に詳しく具体的に説明する。
本発明に係わる電子写真平版印刷版は、導電性支持体
上に少なくとも有機光導電性化合物及び結着樹脂を含有
し、通常の電子写真液体反転現像方式によりトナー画像
を形成し得るものである。
本発明に用いられる導電性支持体としては、導電性表
面を有するプラスチックシート、不透過性及び導電性に
した紙、またはアルミニウム、亜鉛、銅−アルミニウ
ム、銅−ステンレス、クロム−銅等のバイメタル、クロ
ム−銅−アルミニウム、クロム−鉛−鉄、クロム−銅−
ステンレス等のトライメタル等の金属板等の親水性処理
を施した表面を有する導電性支持体が挙げられる。それ
らの厚みは0.07〜2.0mm、より好ましくは0.10〜0.50mm
が良い。これらの支持体の中でもアルミニウム板が好適
に使用される。このアルミニウム板は、アルミニウムを
主成分とし微量の異元素を含有しても良く、従来公知・
公用の素材を適宜使用することが出来る。また、これら
は公知の方法で砂目立て、陽極酸化して用いることが出
来る。砂目立て処理に先立って、所望により界面活性剤
またはアルカリ水溶液による脱脂処理する。砂目立て処
理方法には、機械的粗面化法、電気化学的粗面化法、化
学的表面選択溶解法等がある。機械的粗面化法には、ボ
ール研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨法、バフ研磨
法等の公知の方法を用いることが出来る。また電気化学
的粗面化法には、塩酸或は硝酸電解液中で、交流か直流
により行う方法がある。また、特開昭54−63902号公報
に開示の如く、両者を組合わせた方法等も利用出来る。
この様に粗面化されたアルミニウム板は、必要に応じて
アルカリエッチング処理及び中和処理して用いる。上記
処理を施されたアルミニウム板は、陽極酸化処理され
る。陽極酸化処理に用いられる電解質としては、硫酸、
リン酸、しゅう酸等、或はそれらの混酸が用いられ、そ
れらの電解質やその濃度は電解質の種類によって適宜決
定される。陽極酸化処理条件は、用いる電解質により大
幅に変化するため一概に特定し得ないが、一般的に電解
質濃度は1.0〜80重量%、液温は5.0〜70℃、電流密度は
5.0〜60A/dm2、電圧は1.0〜100V、電解時間は10〜3000
秒の範囲にあれば良い。この様にして得られた陽極酸化
皮膜量は0.10〜10g/m2が良く、更には1.0〜6.0g/m2の範
囲が好適である。更に、特公昭47−5125号公報に記載の
如く、陽極酸化処理後にアルカリ金属珪酸塩水溶液で処
理したものも好適である。また、米国特許第3658662号
明細書に記載のシリケート電着も有効である。西独公開
特許第1621478号公報記載のポリビニルスルホン酸によ
る処理も適当である。
導電性支持体と光導電体層との間には、密着性や電子
写真特性等の向上のため、必要に応じ中間層を設けても
良い。
この様にして作製された導電性支持体上に公知の光導
電体層を被着することにより、電子写真感光体が得られ
る。この光導電体層には、公知の有機或は無機化合物が
光導電性材料として使用出来る。
無機光導電性材料としては、硫化カドミウム、酸化亜
鉛等を挙げることが出来る。
また、有機光導電性材料としては、 a)米国特許第3112197号明細書等に記載のトリアゾー
ル誘導体、 b)米国特許第3189447号明細書等に記載のオキサジア
ゾール誘導体、 c)特公昭37−16096号公報等に記載のイミダゾール誘
導体、 d)米国特許第3542544号、同3615402号、同3820989号
明細書、特公昭45−555号、同51−10983号、特開昭51−
93224号、同55−108667号、同55−156953号、同56−366
56号公報等に記載のポリアリールアルカン誘導体、 e)米国特許第3180729号、同4278746号明細書、特開昭
55−88064号、同55−88065号、同49−105537号、同55−
51086号、同56−80051号、同56−88141号、同57−45545
号、同54−112637号、同55−74546号公報等に記載のピ
ラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体、 f)米国特許第3615404号明細書、特公昭51−10105号、
同46−3712号、同47−28336号、特開昭54−83435号、同
54−110836号、同54−119925号公報等に記載のフェニレ
ンジアミン誘導体、 g)米国特許第3567450号、同3180703号、同3240597
号、同3658520号、同4232103号、同4175961号、同40123
76号明細書、西独国特許(DAS)1110518号、特公昭49−
35702号、同39−27577号、特開昭55−144250号、同56−
119132号、同56−22437号公報等に記載のアリールアミ
ン誘導体、 h)米国特許第3526501号明細書記載のアミノ置換カル
コン誘導体、 i)米国特許第3542546号明細書等に記載のN,N−ビカル
バジル誘導体、 j)米国特許第3257203号明細書等に記載のオキサゾー
ル誘導体、 k)特開昭56−46234号公報等に記載のスチリルアント
ラセン誘導体、 l)特開昭54−110837号公報等に記載のフルオレノン誘
導体、 m)米国特許第3717462号明細書、特開昭54−59143号
(米国特許第4150987号に対応)、同55−52063号、同55
−52064号、同55−46760号、同55−85495号、同57−113
50号、同57−148749号、同57−104144号公報等に記載の
ヒドラゾン誘導体、 n)米国特許第4047948号、同4047949号、同4265990
号、同4273846号、同4299897号、同4306008号明細書等
に記載のベンジジン誘導体、 o)特開昭58−190953号、同59−95540号、同59−97148
号、同59−195658号、同62−36674号公報等に記載のス
チルベン誘導体、 p)特公昭34−10966号公報に記載のポリビニルカルバ
ゾール及びその誘導体、 q)特公昭43−18674号、同43−19192号公報に記載のポ
リビニルビレン、ポリビニルアントラセン、ポリ−2−
ビニル−4−(4−ジメチルアミノフェニル)−5−フ
ェニルオキサゾール、ポリ−3−ビニル−N−エチルカ
ルバゾール等のビニル重合体、 r)特公昭43−19193号公報に記載のポリアセナフチレ
ン、ポリインデン、アセナフチレン/スチレン共重合体
等の重合体、 s)特公昭56−13940号公報等に記載のピレン/ホルム
アルデヒド樹脂、エチルカルバゾール/ホルムアルデヒ
ド樹脂等の縮合樹脂、 t)特開昭56−90883号、同56−161550号公報等に記載
の各種トリフェニルメタン重合体、 u)米国特許第3397086号、同4666802号、特開昭51−90
827号、同52−655643号、特開昭64−2061号、同64−438
9号公報等に記載の無金属或は金属(酸化物)フタロシ
アニン及びナフタロシアニン、及びその誘導体等があ
る。
尚、本発明に於て用いられる有機光導電性化合物は、
これまでに公知である有機光導電性化合物を任意に用い
ることが可能であり、a)〜u)に挙げられた化合物に
限定されない。これらの有機光導電性化合物は、2種類
以上を併用することも可能である。また、電子写真感光
体の感度の向上や所望の波長域に感度を持たせるためな
どの目的で、光導電体層に各種の顔料、染料等を併用す
ることも可能である。
顔料の例としては以下の様なものが挙げられる。
1)米国特許第4436800号、同4439506号明細書、特開昭
47−37543号、同58−123541号、同58−192042号、同58
−219263号、同59−78356号、同60−179746号、同61−1
48453号、同61−238063号、特公昭60−5941号、同60−4
5664号公報等に記載のモノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ
顔料、 2)米国特許第3397086号、同4666802号明細書等に記載
の金属フタロシアニン或は無金属フタロシアニン等のフ
タロシアニン顔料、 3)米国特許第3371884号明細書等に記載のペリレン系
顔料、 4)英国特許第2237680号明細書等に記載のインジゴ、
チオインジゴ誘導体、 5)英国特許第2237679号明細書等に記載のキナクリド
ン系顔料、 6)英国特許第2237678号明細書、特開昭59−184348
号、同62−28738号公報等に記載の多環キノン系顔料、 7)特開昭47−30331号公報等に記載のビスベンズイミ
ダゾール系顔料、 8)米国特許第4396610号、同4644082号明細書等に記載
のスクアリウム塩系顔料、 9)特開昭59−53850号、同61−212542号公報等に記載
のアズレニウム塩系顔料。
また、染料としては、「電子写真」12 9 (197
3)、「有機合成化学」 24 No.11 1010 (1966)等
に記載の公知の化合物を使用することが出来る。
その例としては、 10)米国特許第3141770号、同4283475号明細書、特公昭
48−25658号、特開昭61−71965号公報等に記載のピリリ
ウム系染料、 11)Applied Optics Supplemet 50 (1969)、特
開昭50−39548号公報等に記載のトリアリールメタン系
染料、 12)米国特許第3597196号明細書等に記載のシアニン系
染料、 13)特開昭59−164588号、同60−163047号、同60−2525
17号公報等に記載のスチリル系染料等が挙げられる。こ
れらの増感色素は1種でも、また2種以上を併用しても
良い。
本発明に係わる光導電体層には感度向上等のため、ト
リニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシアノエチ
レン等の化合物、特開昭58−65439号、同58−102239
号、同58−129439号、同60−71965号公報等に記載の化
合物を併用することが出来る。
電子写真感光体の光導電体層に於ては、光導電性化合
物自体が皮膜性を有する場合もあるが、光導電性化合物
単独では皮膜性を有さない場合は、結着樹脂が併用され
る。本発明に係わる電子写真平版印刷版は、最終的に非
画像部の光導電体層を除去する必要があるが、この工程
は光導電体層の溶出液に対する溶解性とトナー画像の溶
出液に対するレジスト性との相対的関係によって決定さ
れ、一概に表現出来ないが、少なくとも結着樹脂として
は、前述の溶出液に可溶或は分散可能な高分子化合物が
好ましい。
その具体例としては、スチレン/無水マレイン酸共重
合体、スチレン/マレイン酸モノエステル共重合体、メ
タクリル酸/メタクリル酸エステル共重合体、スチレン
/メタクリル酸/メタクリル酸エステル共重合体、アク
リル酸/メタクリル酸エステル共重合体、スチレン/ア
クリル酸/メタクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル
/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/メタ
クリル酸エステル共重合体等のスチレン、メタクリル酸
エステル、アクリル酸エステル、酢酸ビニル、安息香酸
ビニル等とアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸等の
カルボン酸含有モノマー或は酸無水物基含有モノマーと
の共重合体やメタクリル酸アミド、ビニルピロリドン、
フェノール性水酸基、スルホン酸基、スルホンアミド
基、スルホンイミド基を有するモノマーを含有する共重
合体、フェノール樹脂、部分ケン化酢酸ビニル樹脂、キ
シレン樹脂、ポリビニルブチラール等のビニルアセター
ル樹脂等が挙げられる。酸無水物基或はカルボン酸基を
有するモノマー含有共重合体及びフェノール樹脂は、電
子写真感光体とした場合の電荷保持力が高く、従って有
利に使用することが出来る。
また、光導電体層の柔軟性、塗布面状等の膜物性を改
良する目的で上記結着樹脂に、可塑剤、界面活性剤、そ
の他の添加剤を併用することも可能である。
光導電体層に、光導電性化合物と結着樹脂とを用いる
場合、光導電性化合物の含有量が少ないと低感度となる
ため、結着樹脂100重量部に対して光導電性化合物は5
重量部以上、より好ましくは15重量部以上を混合して使
用することが好適である。また、光導電体層の膜厚は、
薄いとトナー現像に必要な電荷が帯電出来ず、逆に厚い
と溶出液の劣化を促進するばかりか溶出の際にサイドエ
ッチを誘引して良好な画像が得られないため、0.10〜30
μmが、より好ましくは0.50〜10μmが良い。
本発明に係わる電子写真感光体は、常法に従って光導
電体層を導電性支持体上に塗布して得られる。光導電体
層の作製法としては、光導電体層を構成する成分を同一
層中に含有させる方法、或は二層以上の層に分離して含
有させる方法、例えば電荷担体発生物質と電荷担体輸送
物質を異なる層に分離して用いる方法等が知られてお
り、何れの方法を用いても作製することが出来る。塗布
液は、光導電体層を構成する各成分を適当な溶媒に溶解
して作製するが、この塗布液に顔料等の溶媒に不溶な成
分が含まれている場合は、ボールミル、ペイントシェィ
カー、ダイノミル、アトライター等の分散機により不溶
成分の平均粒径が0.01〜5μmとなるように分散した後
に塗布を行う。光導電体層に使用する結着樹脂、その他
の添加剤は顔料等の分散時或は分散後に添加することが
出来る。この様にして作成した塗布液を回転塗布、ブレ
ード塗布、ナイフ塗布、リバースロール塗布、ディップ
塗布、ロッドバー塗布、スプレー塗布、エクストルージ
ョン塗布の様な公知の方法で前述の導電性支持体上に塗
布乾燥して電子写真感光体を得ることが出来る。
本発明に於て使用される電子写真平版印刷版は、前述
の電子写真感光体を用いて、公知の操作によって製版さ
れる。即ち、暗所で実質的に一様に帯電され、画像露光
により静電潜像が形成される。露光方法としては、キセ
ノンランプ、タングステンランプ、蛍光灯等を光源とし
て反射画像露光、透明陽画フィルムを通した密着露光
や、レーザー光、発光ダイオード等による走査露光が挙
げられる。走査露光を行う場合は、He−Neレーザー、He
−Cdレーザー、アルゴンイオンレーザー、クリプトンイ
オンレーザー、ルビーレーザー、YAGレーザー、窒素レ
ーザー、色素レーザー、エキサイマーレーザー、GaAs/G
aAlAs、InGaAsPの様な半導体レーザー、アレキサンドラ
イトレーザー、銅蒸気レーザー等のレーザー光源による
走査露光、或は発光ダイオード、液晶シャッターを利用
した走査露光(発光ダイオードアレイ、液晶シャッター
アレイ等を用いたラインプリンター型の光源も含む)に
よって露光することが出来る。
次に、上記静電潜像を電子写真用液体トナーにより現
像する。本発明に於て使用される液体トナーは、高絶縁
性媒体中に、非画像部の光導電体層を除去するための溶
出液に対してレジスト性を有する樹脂粒子が分散された
ものであり、この液体トナーには、一般的に現像或は定
着等に悪影響を及ぼさない範囲で、着色剤や電荷制御剤
が含有されている。この樹脂粒子分散型の液体トナー
は、分散安定性、荷電安定性、定着性等に優れる為に好
適に使用される。
本発明に用いられる液体トナーは特に限定されない
が、好適に用いられるものとしては、高絶縁性媒体中に
荷電され着色された樹脂粒子が分散された電子写真用液
体トナーである。該樹脂粒子は例えば下記シェルポリマ
ー、ポリマー(I)及びモノマー(A)、モノマー
(B)等を組み合わせて重合して得られる。
しかしながら本発明に於ては粒子径が0.13μm以下で
ある事が重要であり、製造法、ポリマー、モノマーの種
類等によって限定されるものではない。
シェルポリマー *該媒体に不溶であり且つカルボキシ
ル基又は水酸基又はアミド基を有する重合体。
ポリマー(I) *該媒体に可溶である重合体 モノマー(A) *該媒体に可溶で重合により不溶化す
るモノマー。
モノマー(B) *該媒体に可溶で重合しても可溶な重
合体を形成するモノマー。
この様な液体トナーの例としては第1の方法としてポ
リマー(I)の存在下でモノマー(A)を重合し、得ら
れた樹脂分散物(以下エマルションと呼ぶ)を液体トナ
ーとしたもの、第2の方法としては、モノマー(A)と
モノマー(B)の共重合反応により得られたエマルショ
ンを液体トナーとしたものが挙げられる。第1及び第2
の方法で得られたエマルション粒子は、内部に該媒体に
不溶なポリマーからなるコア層、外部に粒子を該媒体中
に安定化させているポリマー(I)又はモノマー(B)
の重合体からなる分散層を有する構造を形成していると
考えられる。また、第3の方法としては、シェルポリマ
ーの存在下でモノマー(A)及びモノマー(B)を重合
して得られるエマルションを液体トナーとしたものが挙
げられる。このエマルション粒子は、内部に該媒体に不
溶であるポリマーからなるコア層、その外側に沈積した
シェルポリマーからなるシェル層、更に最外部に粒子を
該媒体中に安定化させているモノマー(B)の重合体か
らなる分散層を有する構造を形成していると考えられ
る。
他の方法としては、ポリマー(I)の末端に重合可能
な官能基を有するいわゆるマクロマーを用いても良い。
更に他の方法としては形成するトナー粒子を何等かの方
法、例えば2官能性モノマーを用いて架橋粒子としても
良い。
粒子径は分散層を形成するポリマーの成分量、即ちモ
ノマー(B)の仕込み量によって比較的自由に変える事
が出来る。仕込みポリマー(A)/モノマー(B)の
比、もしくは仕込みモノマー(A)/モノマー(B)の
比は勿論生成するポリマーの該媒体に対する溶解性や凝
集性にも依存するが、重量比で100/10〜100/200の範囲
で比較的安定なエマルションが得られるが、本発明に於
ける0.13μm以下の小粒子径トナーを得るためには100/
60〜100/200程度、好ましくは100/80〜100/150程度が良
い。エマルションの沈降安定性や粒子径はシェルポリマ
ーの種類、量にも依存し、シェルポリマーが多すぎる場
合に沈澱が生じ易い。但しこの場合モノマー(B)の量
を増量させておけば分散安定性は改良される。シェルポ
リマーの量はモノマー(A)、モノマー(B)の種類、
量及びシェルポリマーの種類にもよるが、モノマー
(A)の1〜50%(重量比)、好ましくは3〜25%が好
適である。
高絶縁性媒体としては、ノルマルパラフィン系炭化水
素、イソパラフィン系炭化水素、脂環族炭化水素、ハロ
ゲン化脂肪族炭化水素等が挙げられるが、安全性、揮発
性等の面から実用上好ましくはイソパラフィン系炭化水
素溶媒である、シェルゾル71(シェル石油製)、アイソ
パーO、アイソパーH、アイソパーK、アイソパーL、
アイソパーM、アイソパーG(アイソパーはエクソン社
の商品名)やアイピーソルベント(出光石油化学製)等
が使用出来る。
該媒体に可溶な重合体、ポリマー(A)としては例え
ば、特開昭59−83174号、同59−177572号、同59−21285
0号、同59−212851号、同60−164757号、同60−179751
号、同60−185962号、同60−185963号、同60−252367
号、同61−116364号、同61−116365号公報等に記載され
ている重合体が好適に用いられる。
該溶媒に可溶で重合すると不溶化するポリマーを与え
るモノマー(A)としては例えば酢酸、プロピオン酸、
酪酸等のビニルエステル類やアリルエステル類。イタコ
ン酸、マレイン酸、クロトン酸等のアルキルエステル類
(但し、長鎖アルキルのポリマーは可溶化してしまうの
で炭素数4までが好ましい。)等、更にはアクリル酸や
メタクリル酸の置換基を有しても良い低級アルキルエス
テルやアミド類。スチレン、メチルスチレン、ビニルト
ルエン等スチレン誘導体、N−ビニルピロリドン、N−
ビニルオキサゾリドン等の複素環を有する化合物等が挙
げられる。得られたエマルション粒子の物性を調整する
為に塩基性のモノマーやエーテル結合を有するモノマー
等共重合可能な第2成分を共重合しても良い。
該溶媒に可溶で重合しても可溶なポリマーを与えるモ
ノマー(B)は例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸、イタコン酸のエステル化合物及び
アミド化合物等であり、例えば脂肪族基の場合、デシ
ル、ドデシル、トリデシル、ヘキサデシル、ドコサニ
ル、ヘキサデセニル、オレイル等が挙げられる。これら
はハロゲン原子、アミノ基、アルコキシ基、ヒドロキシ
基等で置換されていても良く、又窒素、酸素、イオウ等
の原子で結合が結ばれていても良い。
シェルポリマーを構成するモノマー成分は、例えばア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マ
レイン酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸化合物。ヒド
ロキシメチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロ
キシオクチルメタクリレート、ヒドロキシメチルアクリ
レート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、ヒドロキシオクチルアクリレー
ト、ポリエチレングリコールメタクリレート、ポリエチ
レングリコールアクリレート、ポリプロピレングリコー
ルメタクリレート、ポリプロピレングリコールアクリレ
ート、ヒドロキシエチルクロトネート等、不飽和カルボ
ン酸エステルで且つ水酸基を有する化合物。アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−イソプロピルアクリルア
ミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N,N−ジメチ
ルアクリルアミド、アクリルピペリジン、アクリルモル
ホリン、アクリルピロリジン、フェニルメタアクリルア
ミド、N−アニシルメタクリルアミド、N−トリルメタ
クリルアミド、N−クロルフェニルアクリルアミド、N
−ニトロフェニルメタクリルアミド、N−メタクリル−
α−アミノケトン、N−メチロールメタクリルアミド、
及びそのエステル類、N−β−シアノエチルメタクリル
アミド、ジアセトンアクリルアミド等のアミド基を有す
る化合物等が挙げられる。シェルポリマーとしてはカル
ボキシル基、水酸基又はアミド基を有していることが重
要であり使用できるモノマーは以上に述べた化合物に限
られるものではない。また、シェルポリマーの物性を調
整する為に共重合可能なモノマーを共重合しても良い
し、前述のモノマーを複数組み合せても良い。更にシェ
ルポリマーとして複数のポリマーを組み合せても良い。
シェルポリマーの重合は公知の重合方法で得る事が出来
る。以下にシェルポリマーの共重合体例を挙げるが勿論
これに限られるわけではない。
A)n−ヘキシルメタクリレート−メタクリル酸 B)ラウリルアクリレート−アクリル酸 C)ステアリルメタクリレート−メタクリル酸 D)ステアリルメタクリレート−酢酸ビニル−クロトン
酸 E)シクロヘキシルメタクリレート−メタクリル酸 F)ラウリルアクリレート−酢酸ビニル−無水マレイン
酸 G)ラウリルアクリレート−ブチルアクリレート−メタ
クリル酸 H)n−ヘキシルメタクリレート−ヒドロキシエチルメ
タクリレート I)2−エチルヘキシルメタクリレート−ヒドロキシエ
チルアクリレート J)n−ブチルアクリレート−ラウリルメタクリレート
−ヒドロキシエチルアクリレート K)ステアリルメタクリレート−ヒドロキシイソプロピ
ルメタクリレート L)エチルメタクリレート−ラウリルアクリレート−ヒ
ドロキシエチルアクリレート M)ビニルアセテート−n−ヘキシルメタクリレート−
ヒドロキシプロピルメタクリレート N)シクロヘキシルメタクリレート−ヒドロキシエチル
アクリレート O)n−ヘキシルメタクリレート−アクリルアミド P)ステアリルメタクリレート−メタクリルアミド Q)ステアリルメタクリレート−N,N−ジメチルアクリ
ルアミド R)ラウリルメタクリレート−フェニルアクリルアミド S)n−ヘキシルアクリレート−ジアセトンアクリルア
ミド T)ステアリルメタクリレート−N−イソプロピルアク
リルアミド 等である。
樹脂粒子の着色剤としては、一般に液体トナーの着色
剤として知られているものが任意に使用出来る。例え
ば、オイルブラック、オイルレッド等の油溶性染料、ビ
スマルクブラウン、クリソイジン等の塩基性アゾ染料、
ウールブラック、アミドブラックグリーン、ブルーブラ
ックHF等の酸性アゾ染料、コンゴーレッド等の直接染
料、スーダンバイオレッド、アシッドブルー等のアント
ラキノン系染料、オーラミン、マラカイトグリーン、ク
リスタルバイオレット、ビクトリアブルー等のカルボニ
ウム染料、ローダミンBの如くローダミン染料、サフラ
ン、ニグロシン、メチレンブルー、等のキノンイミン染
料等の染料が挙げられる。顔料としては、カーボンブラ
ック、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリー
ン、ウォッシングレッド、ベンジジンイエロー等が挙げ
られる。又表面処理を施した顔料、例えばニグロシンで
染色したカーボンブラック、グラフトカーボン、ローダ
ミンHで染色した酸化硅素微粉末マイクロリスブルー等
を用いることが出来る。
分散粒子への着色方法は、使用する着色剤を溶解可能
な溶剤に予め溶解しておき、この着色剤溶液をエマルシ
ョン中に滴下撹拌する方法が最も簡便である。特にオイ
ル染料をトルエン、キシレン等の芳香族溶媒に溶解し滴
下撹拌すると、うまく着色出来る。使用した溶媒はトナ
ー溶媒と混合するので品質上悪影響がない限り除去する
必要はない。又特開昭57−48738号公報に見られる様な
溶媒系を用いて、後で溶媒除去をしても良い。更に他の
着色法として、得られたエマルションと着色剤をコロイ
ドミル、ボールミル、振動ミル等の分散機に加え機械的
振動を与える事によって着色しても良い。
本発明に使用される液体トナーは、電荷制御剤の選択
により、正電荷、負電荷の何れを有することも可能であ
る。正電荷用の電荷制御剤としては、例えばオレイン酸
銅、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸
マンガン、オクチル酸コバルト、レシチン、ジオクチル
スルホコハク酸ナトリウム、ステベライトレジンのアル
ミニウム塩等が挙げられる。又特公昭49−26594号、同4
9−26595号、特開昭60−173558号、同60−175060号、同
60−179750号、同60−182447号、同60−218662号、同61
−278867号、同62−30260号、同62−34170号、同63−12
4056号公報等に挙げられた電荷制御剤も使用出来る。ま
た、負電荷を有するトナーを製造するには、該媒体に可
溶で塩基を持つ単量体(例えば、ラウリルメタクリレー
トとジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体)
と、ピロメリット酸、トリメシン酸、安息香酸などの該
媒体に不溶な酸を組み合わせて用いることが出来るが、
これらに限定されるものではない。
光導電体層上に形成されたトナー画像は、公知の定着
法、例えば加熱定着、圧力定着、溶剤定着等により定着
出来る。このトナー画像をレジストとして、非画像部の
光導電体層を溶出液により除去して印刷版が作製出来る
が、この溶出液としては、アルカリ剤を含有し緩衝能を
有するものが望ましい。アルカリ剤としては、一般式Si
O2/M2O(M=Na、K)で表現される珪酸塩、アルカリ金
属水酸化物、リン酸、炭酸アルカリ金属及びアンモニウ
ム塩等の無機アルカリ剤、エタノールアミン類、エチレ
ンジアミン、プロパンジアミン類、トリエチレンテトラ
ミン、モルホリン等の有機アルカリ剤、及びこれらの混
合物が挙げられるが、特に上記珪酸塩が強い緩衝能を示
すため、溶出液は少なくともこの珪酸塩を含有するもの
とする。処方上はこれにアルカリ金属水酸化物等のその
他のアルカリ剤を添加したものが望ましい。溶出液には
更に特開昭55−25100号公報記載のイオン性化合物、特
開昭55−95946号公報記載の水溶性カチオニックポリマ
ー、特開昭56−142528号公報記載の水溶性両性高分子電
解質、特開昭58−75152号公報記載の中性塩、特開昭58
−190952号公報記載のキレート剤、特開平1−177541号
公報記載の液粘度調整剤、特開昭63−226657号公報記載
の防腐剤や殺菌剤、及び各種界面活性剤、天然及び合成
水溶性ポリマー等の公知の成分を必要に応じ含有させる
ことが出来る。溶出液に於ける溶媒としては、水が有利
に用いられるが、溶媒能を向上させたり溶出物の液中で
の安定性のため等の目的により有機溶剤を添加含有して
も良い。
以上に述べた方法により作製された電子写真平版印刷
版は、トナー画像の解像力及び定着性に優れ、この印刷
版による印刷物は、画像の再現性も良く、耐刷性も優れ
たものとなる。
(E)実施例 本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発
明のその主旨を越えない限り、下記の実施例に限定され
るものではない。
エマルションの合成 (合成例1) N2ガス導入管、温度計、撹拌機、冷却管を備えた1
の4ツ口フラスコ中に、公知の溶液重合法により得た、
n−ヘキシルメタクリレート−メタクリル酸共重合体
(重量比95:5)の40%キシレン溶液(シェルポリマーに
相当)、酢酸ビニル(モノマー(A)に相当)、ラウリ
ルメタクリレート(モノマー(B)に相当)、そしてIP
ソルベント(出光石油化学製)を加えた。80℃でN2ガス
置換した後に、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニ
トリル(以下、AIBN)を1.6g加えると、重合が開始し、
約90〜120分後に白濁し始め、内温は約110℃まで上昇し
た。内温が80℃に低下してからも更に2時間加熱した。
残存している酢酸ビニルモノマーを除去する為に内部を
減圧にし、留去させた。得られた白色のエマルションに
は全く沈澱物はなく、又モノマー臭もほとんど感じられ
なかった。このエマルションは樹脂粒子表面にシェルポ
リマーが沈積している。反応液の組成を以下の表に示
す。
(合成例2) 合成例1と同様の方法により以下の表に示される組成
でエマルジョンを合成した。
(合成例3) シェルポリマーを加えないこと、モノマー(A)とし
て酢酸ビニルとN−ビニルピロリドンの2種類のモノマ
ーを用いたこと、ラウリルメタクリレートの代わりに公
知の溶液重合法により得た、ラウリルメタクリレート−
メタクリル酸共重合体(重量比95/5)の20%IPソルベン
ト溶液(以下、可溶性ポリマー溶液)を加えたこと以外
は全て合成例1と同様の方法により以下の表に示される
組成によりエマルションを合成した。
(比較合成例) 比較合成例1〜3のエマルションは上記合成例1〜3
のエマルションとモノマー組成比が異なるだけで材料、
合成法は同様のものである。比較合成例の組成を以下の
表に示す。
本合成例で得られたエマルションは沈澱物はほとんど
なく且つ、数カ月自然保存しても沈澱物は増加せず安定
なものであった。
(正電荷液体トナーの製造例) 合成例1〜3で得られた9種のエマルション及び比較
合成例1〜3で得られた6種のエマルション各120gに、
20gのキシレンに溶解した2gのオイルブラックHBB(オリ
エント化学製)を超音波をかけながら滴下し、エマルシ
ョン粒子を着色した。次に電荷制御剤としてステベライ
トレジンのアルミニウム塩の1%キシレン溶液を3g加え
コンク(濃縮)トナーを得た。このコンクトナーをIPソ
ルベントでトータルを10に希釈し、正電荷液体トナー
(P−1〜9トナー及び、比較P−1〜6トナー)を得
た。
(負電荷液体トナーの製造例) 合成例1〜3で得られた9種のエマルション及び比較
合成例1〜3で得られた6種のエマルションを用い、エ
マルション粒子の着色までは上記正電荷液体トナーの製
造例と同様に行い、電荷制御剤としてジオクチルスルホ
サクシネートのナトリウム塩を0.1g加え、コンクトナー
を得た。このコンクトナーをIPソルベントでトータルを
10に希釈し、負電荷液体トナー(N−1〜9トナー及
び、比較N−1〜6トナー)を得た。
以上で得られた液体トナー中に分散されている樹脂粒
子の粒子径を電子顕微鏡撮影から測定した。各々のトナ
ー中の樹脂粒子はほとんど単分散の粒度分布を示し且
つ、粗大粒子や微小粒子が見られず極めて良く粒子径が
揃っていた。
実施例1 * 光導電体層塗液の調製及び塗布 表面処理面の中心線平均粗さ(Ra)が0.50μmである
陽極酸化されたアルミニウム板上にペイントシェイカー
にて1時間分散させた下記の光導電体層組成物をバーコ
ーターで塗布後、90℃で5時間乾燥して正帯電型電子写
真平版印刷版を作製した。この時、光導電体層の塗布量
は、5.0g/m2であった。
光導電体層塗液組成 ブチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(メタク
リル酸35重量%) 8重量部 x型無金属フタロシアニン 2重量部 1,4−ジオキサン 60重量部 2−プロパノール 30重量部 * トナー現像 得られた印刷版原版を暗所にてコロナ放電を与えて表
面電位が約+300Vとなる様に帯電させた後、半導体レー
ザー(780nm)を用いて画像部を走査露光し、直ちにP
−1〜9トナーを用いて液体反転現像を行った。続いて
赤外ランプにより熱定着を行い、光導電体層上にトナー
画像を形成した。
* 製版処理 次に、下記に示す様な自動溶出機、溶出液、水洗液、
及びリンス液により製版処理を行った。
(自動溶出機) 溶出槽とそれに続く水洗槽、リンス槽とを有し、トナ
ー現像済みの電子写真平版印刷版を搬送する駆動装置
と、各処理槽の処理液を、貯溜槽→ポンプ→スプレー→
貯溜槽のサイクルで循環させる装置、及び各処理槽への
補充装置を有する自動溶出機を用いた。
(溶出液組成) 珪酸ナトリウム水溶液(SiO2分30重量%、SiO2/Na2Oモ
ル比2.5) 20重量部 水酸化カリウム 1重量部 純水 79重量部 (水洗液組成) ジオクチルスルホこはく酸ナトリウム 0.1重量部 2−メチル−3−イソチアゾロン0.01重量%水溶液 100重量部 (リンス液組成) こはく酸 0.5重量部 リン酸(85%水溶液) 0.5重量部 デカグリセリルモノラウレート 0.05重量部 2−メチル−3−イソチアゾロン 0.01重量部 以上に水酸化ナトリウムを添加して液pHを4.7とした
後、純水で100重量部とした。
以上の処理液を用いて製版した(溶出時間は8秒に設
定)ところ、画像部の溶出遅れ、(顔料残り)等の故障
は観られなかった。この様にして、実施例1−(a)〜
(i)の印刷版を得た。
比較例1 トナー現像を比較P−1〜6トナーを用いて液体反転
現像方式により行った以外は全て実施例1と同様の材
料、方法により製版を用い比較例1−(a)〜(f)の
印刷版を得た。
比較例2 トナー現像をN−3及び比較N−1トナーを用いて液
体正現像方式により行った以外は全て実施例1と同様の
材料、方法により製版を行い比較例2−(a)、(b)
の印刷版を得た。
実施例2 * 光導電体層塗液の調製及び塗布 表面処理面の中心線平均粗さ(Ra)が0.50μmである
陽極酸化されたアルミニウム板上に、ペイントシェイカ
ーにて1時間分散させた下記の光導電体層組成物をバー
コーターで塗布後、90℃で5分間乾燥して負帯電型電子
写真平版印刷版を作製した。この時、光導電体層の塗布
量は4.0g/m2であった。
光導電体層塗液組成 アゾ化合物 電荷移動物質 ブチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体(メタク
リル酸35重量%) 7重量部 酢酸ビニル−クロトン酸共重合体(クロトン酸5重量
部) 3重量部 1,4−ジオキサン 25重量部 メチルセロソルブ 62重量部 * トナー現像 得られた印刷版原版を暗所にてコロナ放電を与え、表
面電位が約−300Vとなる様に帯電させた後、He−Neレー
ザー(633nm)を用いて画像部を走査露光し、直ちにN
−1〜9トナーを用いて液体反転現像を行った。続いて
赤外ランプにより熱定着を行い、光導電体層上にトナー
画像を形成した。
* 製版処理 実施例1と同様の装置、処理液を用いて製版処理を行
い実施例2−(a)〜(i)の印刷版を得た。
比較例3 トナー現像を比較N−1〜6トナーを用いて液体反転
現像方式により行った以外は全て実施例2と同様の材
料、方法により製版を行い比較例3−(a)〜(f)の
印刷版を得た。
比較例4 トナー現像をP−3及び比較P−1トナーを用いて液
体正現像方式により行った以外は全て実施例2と同様の
材料、方法により製版を行い比較例4−(a)、(b)
の印刷版を得た。
以上の実施例、比較例に於て作製した印刷版の特性を
表1にまとめる。
実施例1〜2の小粒子径トナーにより液体反転現像を
行った印刷版は、良好で鮮明な画像が得られ、細線画像
を含むハイライト部及び、ベタ画像を含む網点画像部と
もに高い再現性が得られた。これを次のように考察す
る。まず、細線画像を含むハイライト部が良好に再現さ
れたのは、この場合に於ける液体トナーの粒子径が通常
用いられている液体トナーの粒子径より小さいためと考
えられる。即ち、小粒子径トナーによって現像速度が低
下し、細線画像に対するエッジ効果が低減される事とな
り、したがって通常の現像に於ける様なトナーの乗り過
ぎによる細線部の盛り上がりや非画像部へのトナーの付
着を生じる事がなく、細線部及び、非画像部の双方の画
像が良好に再現されるものと考えられる。このハイライ
ト部の高再現性は、現像バイアスの高低すなわち本来の
現像電界の強弱に拘らず得られた。一方ベタ画像部を含
む網点シャドウ部に対しては、現像バイアスを高めに設
定して本来の現像電界を強めた場合に良好な再現性が得
られた。即ち、ベタ画像に対しては主として現像バイア
スによってトナー付着が行われ、現像バイアスとは無関
係に生じるエッジ効果はベタ画像の周縁部のみにしか影
響を与えない。したがって、本発明の様に小粒子径トナ
ーを用いる場合であっても現像バイアスを高く設定する
事により本来の現像電界が強められている限り、ベタ画
像に対するトナー付着量は適正に維持される。また、こ
の様に現像バイアスを高める事としても上述の通り細線
画像を含むハイライト部等の再現性を損なう事はなかっ
た。
更に、比較例−1、比較例−3の通常の粒子径トナー
により液体反転現像を行った印刷版は細線画像を含むハ
イライト部がエッジ効果により盛り上がる様に形成され
てしまい、また、ベタ画像を含む網点シャドウ部は潰れ
を生じて忠実な画像再現性は得られなかった。これは液
体トナーの粒子径が大き過ぎるため、現像速度が必要以
上に増大された結果であり現像バイアスを弱めても網点
シャドウ部に過大なトナー付着が行われて潰れを生じた
ものと考えられる。
以上の事は正帯電型感光体を正電荷トナーにより液体
反転現像を行った場合(実施例−1、比較例−1に相
当)、負帯電型感光体を負電荷トナーにより液体反転現
像を行った場合(実施例−2、比較例−3に相当)のど
ちらにも共通して当てはまる。
一方、比較例−2、比較例−4の正現像によりトナー
画像が形成された印刷版は、初期表面電位、現像速度一
定の条件下に於て製版を行った場合、通常の粒子径のト
ナーで液体正現像を行った印刷版はハイライト部、シャ
ドウ部ともに良好な画像再現性が得られたが、小粒子径
トナーにより液体正現像を行った印刷版は、黒ベタ部の
トナーの付着量が著しく低減し、画像部にカスレを生じ
た。しかし、正現像の場合に於いては画像部に対するト
ナーの付着量は現像速度、初期表面電位、トナーの荷電
性などにより制御することが可能であるためにトナーの
粒子径は本発明により限定されない。
以上の事は正帯電性感光体を負電荷トナーにより液体
正現像を行った場合(比較例−2に相当)、負帯電型感
光体を正電荷トナーにより液体正現像を行った場合(比
較例−4に相当)のどちらにも共通して当てはまる。
以上の実施例、比較例に於いて作製された印刷版の
内、液体反転現像方式によりトナー画像形成が行われた
印刷版を用いてオフセット印刷機(ハマダスター600C
D)により印刷を行った所、実施例に於て作製された印
刷版では良好で鮮明な高画質の画像を有する印刷物を得
ることが出来、また細線部のトナーの付着量が低減され
ているために画像の定着性に優れており少なくとも10万
枚までは細線の飛びなどの故障もなく耐刷性に於いても
良好な結果が得られた。一方、比較例に於て作製された
印刷版では、版面上のシャドウ部の潰れ白抜けなどがそ
のまま印刷物に再現される為に極めて不適な複製物しか
得ることが出来なかった。また、ハイライト部、特に細
線部に対してはエッジ効果によりトナーの付着量が多く
なっている為にトナー画像の定着性が悪く印刷中細線部
の飛びなどの故障が生じた。
(発明の効果) 本発明により、トナー画像の解像力、定着性に優れ、
高画質を達成し得る電子写真用液体トナーが得られ、特
に電子写真平版印刷版のトナー画像形成を液体反転現像
方式により行う場合に於て、エッジ効果が著しく軽減さ
れ画像の解像力不足、定着不良に起因して生じる画質お
よび耐刷性の低下といった問題が解決される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−49895(JP,A) 特開 昭57−147656(JP,A) 特開 昭55−33110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/28 G03G 9/12 - 9/12 321 G03G 13/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性支持体上に光導電体層を有し、電子
    写真法によりトナー画像を形成後、非画像部の光導電体
    層を除去し、印刷版とする電子写真平版印刷版のトナー
    画像形成を、高絶縁性媒体中に下記のいずれかの方法に
    て得られた粒子径が0.13μm以下の荷電せれた樹脂粒子
    が分散されている電子写真用液体現像剤を用いて反転現
    像方式により行うことを特徴とする電子写真平版印刷版
    の製造方法。 ポリマー(I)の存在下でモノマー(A)を重合して
    得られたもの モノマー(A)とモノマー(B)の共重合により得ら
    れたもの シェルポリマーの存在下で、モノマー(A)及びモノ
    マー(B)を重合して得られたもの ポリマー(I):高絶縁性媒体中に可溶である重合体 モノマー(A):高絶縁性媒体中に可溶で、重合により
    不溶化するモノマー モノマー(B):高絶縁性媒体中に可溶で、重合しても
    可溶な重合体を形成するモノマー シェルポリマー:高絶縁性媒体中に不溶であり、かつカ
    ルボキシル基又は水酸基又はアミド基を有する重合体
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