JP2591638Y2 - 連窓の方立構造 - Google Patents
連窓の方立構造Info
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- JP2591638Y2 JP2591638Y2 JP1993024282U JP2428293U JP2591638Y2 JP 2591638 Y2 JP2591638 Y2 JP 2591638Y2 JP 1993024282 U JP1993024282 U JP 1993024282U JP 2428293 U JP2428293 U JP 2428293U JP 2591638 Y2 JP2591638 Y2 JP 2591638Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連窓を構成する複数の
窓枠を相互に連結する方立の構造に関する。
窓枠を相互に連結する方立の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、連窓は、各2枚の引違い障子が
嵌まり込む2つの窓枠を連結して構成され、各窓枠は、
2つの縦枠部材と、各縦枠部材の長手方向両端部を連結
する上枠部材および下枠部材からそれぞれ構成される。
このような各窓枠の相互に隣接する2つの縦枠部材は、
断面形状が大略的にT字状の外目板と、この外目板にね
じ部材によって連結される連結部材とによって挟持さ
れ、連結部材には内目板が装着されて、方立を構成して
いる。
嵌まり込む2つの窓枠を連結して構成され、各窓枠は、
2つの縦枠部材と、各縦枠部材の長手方向両端部を連結
する上枠部材および下枠部材からそれぞれ構成される。
このような各窓枠の相互に隣接する2つの縦枠部材は、
断面形状が大略的にT字状の外目板と、この外目板にね
じ部材によって連結される連結部材とによって挟持さ
れ、連結部材には内目板が装着されて、方立を構成して
いる。
【0003】前記外目板は、外部側へ配置される外壁部
と、外壁部にほぼ直角に連なり、内部側へ向けて延びる
中壁部とを有し、前記外壁部の幅方向両端部には、シー
ル材である止水用パッキンが装着されて各縦枠部材の外
部側に配置される外フランジの外表面に弾発的に当接し
て、水密性を達成している。
と、外壁部にほぼ直角に連なり、内部側へ向けて延びる
中壁部とを有し、前記外壁部の幅方向両端部には、シー
ル材である止水用パッキンが装着されて各縦枠部材の外
部側に配置される外フランジの外表面に弾発的に当接し
て、水密性を達成している。
【0004】このようにして2つの縦枠部材は外目板と
連結部材とによって挟持された状態で連結されるため、
前記ねじ部材を締付けるにつれて、各縦枠部材の外フラ
ンジに大きな力が作用して変形してしまう。このような
外フランジの変形によって、確実にパッキンが当接しな
い部分が発生し、水密性が低下してしまうという問題が
ある。
連結部材とによって挟持された状態で連結されるため、
前記ねじ部材を締付けるにつれて、各縦枠部材の外フラ
ンジに大きな力が作用して変形してしまう。このような
外フランジの変形によって、確実にパッキンが当接しな
い部分が発生し、水密性が低下してしまうという問題が
ある。
【0005】また3つ以上の窓枠が連結された多連窓と
いわれる構成では、隣接する2つの縦枠部材の相互間の
間隔を調整することができないため、取付け時に生じた
寸法誤差を許容することができず、一部の窓枠の大きさ
を変えなければならなくなってしまうという問題があ
る。
いわれる構成では、隣接する2つの縦枠部材の相互間の
間隔を調整することができないため、取付け時に生じた
寸法誤差を許容することができず、一部の窓枠の大きさ
を変えなければならなくなってしまうという問題があ
る。
【0006】
【考案が解決すべき課題】したがって本考案の目的は、
多連窓であっても水密性を低下することなしに2つの縦
枠を強固に連結することができるとともに、各窓枠間の
誤差を許容することができる連窓の方立構造を提供する
ことである。
多連窓であっても水密性を低下することなしに2つの縦
枠を強固に連結することができるとともに、各窓枠間の
誤差を許容することができる連窓の方立構造を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ほぼ平行に隣
接して配置される2つの縦枠部材3a,3bと、各縦枠
部材3a,3bの外表面19a,19bに弾発的にそれ
ぞれ当接する2つのシール材20a,20bと、各シー
ル材20a,20bが装着される外壁部16、および外
壁部16にほぼ直角に連なり各縦枠部材3a,3b間に
介在される中壁部18を有し、断面形状が大略的にT字
状の外目板4と、各縦枠部材3a,3bの内表面にそれ
ぞれ当接する連結部材5と、連結部材5および外目板4
の前記中壁部18を相互に連結するねじ部材23とを含
み、このねじ部材23が締付けられた状態で、各縦枠部
材3a,3bを、外壁部16と連結部材5とによって挟
持する連窓の方立構造において、前記2つの縦枠部材3
a,3bの外フランジ7a,7bには、内部8側に屈曲
して連なる屈曲部15a,15bが形成され、前記連結
部材5には、外目板4の中壁部18を挟む両側で外部6
側に向けて延びる2つの支持片27a,27bが形成さ
れ、各支持片27a,27bの先端部28a,28bに
は、前記屈曲部15a,15bを支持して内部8側への
変位を阻止する支持部29a,29bと、各屈曲部15
a,15bの相互に離反する方向への変位を阻止する係
止部30a,30bとが形成され、各屈曲部15a,1
5bは、各支持片27a,27bの各支持部29a,2
9bに支持された状態で前記外壁部16および各係止部
30a,30bに対して間隔X1,X2をそれぞれ有
し、連結部材5の幅方向両端部と各縦枠部材3a,3b
の内フランジ9a,9bとは、第2のねじ部材26a,
26bによって連結されることを特徴とする連窓の方立
構造である。
接して配置される2つの縦枠部材3a,3bと、各縦枠
部材3a,3bの外表面19a,19bに弾発的にそれ
ぞれ当接する2つのシール材20a,20bと、各シー
ル材20a,20bが装着される外壁部16、および外
壁部16にほぼ直角に連なり各縦枠部材3a,3b間に
介在される中壁部18を有し、断面形状が大略的にT字
状の外目板4と、各縦枠部材3a,3bの内表面にそれ
ぞれ当接する連結部材5と、連結部材5および外目板4
の前記中壁部18を相互に連結するねじ部材23とを含
み、このねじ部材23が締付けられた状態で、各縦枠部
材3a,3bを、外壁部16と連結部材5とによって挟
持する連窓の方立構造において、前記2つの縦枠部材3
a,3bの外フランジ7a,7bには、内部8側に屈曲
して連なる屈曲部15a,15bが形成され、前記連結
部材5には、外目板4の中壁部18を挟む両側で外部6
側に向けて延びる2つの支持片27a,27bが形成さ
れ、各支持片27a,27bの先端部28a,28bに
は、前記屈曲部15a,15bを支持して内部8側への
変位を阻止する支持部29a,29bと、各屈曲部15
a,15bの相互に離反する方向への変位を阻止する係
止部30a,30bとが形成され、各屈曲部15a,1
5bは、各支持片27a,27bの各支持部29a,2
9bに支持された状態で前記外壁部16および各係止部
30a,30bに対して間隔X1,X2をそれぞれ有
し、連結部材5の幅方向両端部と各縦枠部材3a,3b
の内フランジ9a,9bとは、第2のねじ部材26a,
26bによって連結されることを特徴とする連窓の方立
構造である。
【0008】
【作用】本考案に従えば、隣接して配置される2つの縦
枠部材3a,3bは、外目板4と連結部材5とによって
挟持され、外目板4に形成される中壁部18と、前記連
結部材5とはねじ部材23によって連結され、このねじ
部材23を締付けることによって各縦枠部材3a,3b
が外目板4の外壁部16と連結部材5とによって挟持さ
れる。この外壁部16にはシール材20a,20bがそ
れぞれ装着され、各シール材20a,20bは前記ねじ
部材23を締付けるにつれて各縦枠部材3a,3bの外
表面に弾発的に当接する。このとき各縦枠部材3a,3
bに形成される屈曲部15a,15bは、連結部材5の
支持片27a,27bの支持部29a,29bによって
両側に間隔X1,X2をあけて支持される。したがって
前記ねじ部材23を締付けて外目板4の外壁部16から
シール材20a,20bを介して大きな力が各外フラン
ジ7a,7bに作用しても、外フランジ7a,7bが変
形するおそれはなく、これによって各縦枠部材3a,3
bを大きな強度で連結し、かつ確実な水密性が達成され
る。
枠部材3a,3bは、外目板4と連結部材5とによって
挟持され、外目板4に形成される中壁部18と、前記連
結部材5とはねじ部材23によって連結され、このねじ
部材23を締付けることによって各縦枠部材3a,3b
が外目板4の外壁部16と連結部材5とによって挟持さ
れる。この外壁部16にはシール材20a,20bがそ
れぞれ装着され、各シール材20a,20bは前記ねじ
部材23を締付けるにつれて各縦枠部材3a,3bの外
表面に弾発的に当接する。このとき各縦枠部材3a,3
bに形成される屈曲部15a,15bは、連結部材5の
支持片27a,27bの支持部29a,29bによって
両側に間隔X1,X2をあけて支持される。したがって
前記ねじ部材23を締付けて外目板4の外壁部16から
シール材20a,20bを介して大きな力が各外フラン
ジ7a,7bに作用しても、外フランジ7a,7bが変
形するおそれはなく、これによって各縦枠部材3a,3
bを大きな強度で連結し、かつ確実な水密性が達成され
る。
【0009】このようにして各屈曲部15a,15bは
支持部29a,29bによって内部側への変位が阻止さ
れ、かつ両側に間隔X1,X2を有するので、各屈曲部
15a,15bの相互に近接/離反する方向への変位を
許容することができ、これによって多連窓であっても各
縦枠部材20a,20b間の間隔を調整して、取付け時
の誤差を吸収することが可能となる。
支持部29a,29bによって内部側への変位が阻止さ
れ、かつ両側に間隔X1,X2を有するので、各屈曲部
15a,15bの相互に近接/離反する方向への変位を
許容することができ、これによって多連窓であっても各
縦枠部材20a,20b間の間隔を調整して、取付け時
の誤差を吸収することが可能となる。
【0010】さらに、前記支持片27a,27bには係
止部30a,30bが形成され、これによって各屈曲部
15a,15bが相互に離反する方向への変位が制限さ
れ、これによって各縦枠部材3a,3bが過大に離れす
ぎないように規制することができ、これによって各縦枠
部材3a,3bの相互の間隔を調整したときに、各シー
ル材20a,20bが各縦枠部材3a,3bの外表面か
ら外れてしまうことを防止し、水密性が低下するような
過大な間隔で各縦枠部材3a,3bが連結されてしまう
ことを防止することができる。
止部30a,30bが形成され、これによって各屈曲部
15a,15bが相互に離反する方向への変位が制限さ
れ、これによって各縦枠部材3a,3bが過大に離れす
ぎないように規制することができ、これによって各縦枠
部材3a,3bの相互の間隔を調整したときに、各シー
ル材20a,20bが各縦枠部材3a,3bの外表面か
ら外れてしまうことを防止し、水密性が低下するような
過大な間隔で各縦枠部材3a,3bが連結されてしまう
ことを防止することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の連窓の方立構造
を示す水平断面図である。相互に連結されるべき2つの
窓枠1a,1bの一部を構成する縦枠部材3a,3b
は、平行に隣接して配置され、これらの縦枠部材3a,
3bは外目板4と連結部材5とによって挟持される。各
縦枠部材3a,3bおよび外目板4は、図1の紙面に垂
直方向に延びるいわゆる長尺ものであり、前記連結部材
5が図1の紙面に垂直方向に間隔をあけて取付けられる
いわゆるピースものである。
を示す水平断面図である。相互に連結されるべき2つの
窓枠1a,1bの一部を構成する縦枠部材3a,3b
は、平行に隣接して配置され、これらの縦枠部材3a,
3bは外目板4と連結部材5とによって挟持される。各
縦枠部材3a,3bおよび外目板4は、図1の紙面に垂
直方向に延びるいわゆる長尺ものであり、前記連結部材
5が図1の紙面に垂直方向に間隔をあけて取付けられる
いわゆるピースものである。
【0012】前記縦枠部材3a,3bは、アルミニウム
製であって、外部6側に配置される外フランジ7a,7
bと、内部8側に配置される内フランジ9a,9bと、
各フランジ7a,7b;9a,9bを相互に連結するウ
エブ10a,10bとを有し、断面形状が大略的にI字
状に形成される。
製であって、外部6側に配置される外フランジ7a,7
bと、内部8側に配置される内フランジ9a,9bと、
各フランジ7a,7b;9a,9bを相互に連結するウ
エブ10a,10bとを有し、断面形状が大略的にI字
状に形成される。
【0013】各外フランジ7a,7bの相互に最も近接
する端部11a,11bには、内部8側に直角に屈曲し
て延びる第1屈曲部分13a,13bと、第1屈曲部分
13a,13bに連なり、相互に近接する方向にほぼ直
角に屈曲して延びる第2屈曲部分14a,14bとが形
成される。これらの第1および第2屈曲部分13a,1
4a;13b,14bによって、L字状の屈曲部15
a,15bがそれぞれ構成される。
する端部11a,11bには、内部8側に直角に屈曲し
て延びる第1屈曲部分13a,13bと、第1屈曲部分
13a,13bに連なり、相互に近接する方向にほぼ直
角に屈曲して延びる第2屈曲部分14a,14bとが形
成される。これらの第1および第2屈曲部分13a,1
4a;13b,14bによって、L字状の屈曲部15
a,15bがそれぞれ構成される。
【0014】前記外目板4は、外部6側で各縦枠部材3
a,3bの外フランジ7a,7b間にわたって延びる外
壁部16と、外壁部16の内部8側の表面から突出する
中空の凸状部17と、凸状部17に連なり、各縦枠部材
3a,3b間に介在される中壁部18とを有する。外壁
部16の幅方向両端部には、各縦枠部材3a,3bの外
フランジ7a,7bの外部6に臨む外表面19a,19
bに弾発的に当接するシール材であるパッキン20a,
20bが装着される。中壁部18の最も内部8側に形成
されるL字状の端部21には、先端部がドリル刃状に形
成されるテックスねじなどと呼ばれるビス23が螺合
し、このビス23を締付けることによって、各縦枠部材
3a,3bが外目板4の外壁部16と連結部材5とによ
って挟持される。
a,3bの外フランジ7a,7b間にわたって延びる外
壁部16と、外壁部16の内部8側の表面から突出する
中空の凸状部17と、凸状部17に連なり、各縦枠部材
3a,3b間に介在される中壁部18とを有する。外壁
部16の幅方向両端部には、各縦枠部材3a,3bの外
フランジ7a,7bの外部6に臨む外表面19a,19
bに弾発的に当接するシール材であるパッキン20a,
20bが装着される。中壁部18の最も内部8側に形成
されるL字状の端部21には、先端部がドリル刃状に形
成されるテックスねじなどと呼ばれるビス23が螺合
し、このビス23を締付けることによって、各縦枠部材
3a,3bが外目板4の外壁部16と連結部材5とによ
って挟持される。
【0015】この連結部材5には、外部6側に向けて突
出する2つの突起24a,24bが形成され、各突起2
4a,24bの内面24a1,24b1は外部6寄りに
なるにつれて相互に離反する方向に傾斜して形成されて
おり、これらの内面間に形成される凹溝25内に端部2
1が部分的に嵌まり込んで案内される。これによって外
目板4を連結部材5の幅方向中央位置に位置決めするこ
とができる。
出する2つの突起24a,24bが形成され、各突起2
4a,24bの内面24a1,24b1は外部6寄りに
なるにつれて相互に離反する方向に傾斜して形成されて
おり、これらの内面間に形成される凹溝25内に端部2
1が部分的に嵌まり込んで案内される。これによって外
目板4を連結部材5の幅方向中央位置に位置決めするこ
とができる。
【0016】また連結部材5の幅方向両端部と各縦枠部
材3a,3bの内フランジ9a,9bとは、前記ビス2
3と同様なビス26a,26bによってそれぞれ固定さ
れる。これらのビス26a,26bを用いて連結部材5
と各縦枠部材3a,3bとを連結するときには、各縦枠
部材3a,3bの相互の間隔が予め設定される。前記連
結部材5にはまた、外目板4の中壁部18を挟む両側で
外部6側に向けて延びる2つの支持片27a,27bが
一体的に形成される。これらの支持片27a,27bの
外部6側の各先端部28a,28bには、幅方向(図1
の左右方向)に沿って相互に近接する方向に延びる支持
部29a,29bと、これらの支持部29a,29bに
対してほぼ直角に外部6側へ延びる係止部30a,30
bとが一体的に形成される。
材3a,3bの内フランジ9a,9bとは、前記ビス2
3と同様なビス26a,26bによってそれぞれ固定さ
れる。これらのビス26a,26bを用いて連結部材5
と各縦枠部材3a,3bとを連結するときには、各縦枠
部材3a,3bの相互の間隔が予め設定される。前記連
結部材5にはまた、外目板4の中壁部18を挟む両側で
外部6側に向けて延びる2つの支持片27a,27bが
一体的に形成される。これらの支持片27a,27bの
外部6側の各先端部28a,28bには、幅方向(図1
の左右方向)に沿って相互に近接する方向に延びる支持
部29a,29bと、これらの支持部29a,29bに
対してほぼ直角に外部6側へ延びる係止部30a,30
bとが一体的に形成される。
【0017】各係止部30a,30bと各縦枠部材3
a,3bの第1屈曲部分13a,13bとは、幅方向に
間隔X1を有し、また第1屈曲部分13a,13bと外
目板4の凸状部17とは間隔X2を有し、さらに支持片
27a,27bと各縦枠部材3a,3bの内フランジ9
a,9bとは間隔X3を有する。これらの間隔X1,X
2,X3はたとえば0〜10mm程度に選ばれ、この範
囲では、各パッキン20a,20bを各縦枠部材3a,
3bの外表面19a,19bに確実に当接させて水密性
を維持することができる。また、屈曲部15a,15b
は、支持片27a,27bの支持部29a,29b上に
支持された状態で幅方向(図1の左右方向)に前記間隔
X1,X2の範囲内で変位可能であり、したがって前記
ビス23を大きな力で締付けても各縦枠部材3a,3b
の外フランジ7a,7bが内部8側へ変形してしまうこ
とを防止することができ、大きな強度で各縦枠部材3
a,3bを連結することができる。
a,3bの第1屈曲部分13a,13bとは、幅方向に
間隔X1を有し、また第1屈曲部分13a,13bと外
目板4の凸状部17とは間隔X2を有し、さらに支持片
27a,27bと各縦枠部材3a,3bの内フランジ9
a,9bとは間隔X3を有する。これらの間隔X1,X
2,X3はたとえば0〜10mm程度に選ばれ、この範
囲では、各パッキン20a,20bを各縦枠部材3a,
3bの外表面19a,19bに確実に当接させて水密性
を維持することができる。また、屈曲部15a,15b
は、支持片27a,27bの支持部29a,29b上に
支持された状態で幅方向(図1の左右方向)に前記間隔
X1,X2の範囲内で変位可能であり、したがって前記
ビス23を大きな力で締付けても各縦枠部材3a,3b
の外フランジ7a,7bが内部8側へ変形してしまうこ
とを防止することができ、大きな強度で各縦枠部材3
a,3bを連結することができる。
【0018】しかも、各支持片27a,27bには、係
止部30a,30bが形成されるので、各縦枠部材3
a,3bがむやみに大きな間隔で離反してしまうことを
防止することができ、したがって各パッキン20a,2
0bが各縦枠部材3a,3bの外表面19a,19bか
ら外れて水密性が不完全となることを防止することがで
きる。このようにして各縦枠部材3a,3bを希望する
間隔に位置決めして連結した後、内部8側から大略的に
U字状の内目板31が嵌着される。この内目板31は、
図1の紙面に垂直方向に延びるいわゆる長尺ものであ
り、ビス23,26a,26bの頭部を覆い、意匠上の
美感を向上することができる。
止部30a,30bが形成されるので、各縦枠部材3
a,3bがむやみに大きな間隔で離反してしまうことを
防止することができ、したがって各パッキン20a,2
0bが各縦枠部材3a,3bの外表面19a,19bか
ら外れて水密性が不完全となることを防止することがで
きる。このようにして各縦枠部材3a,3bを希望する
間隔に位置決めして連結した後、内部8側から大略的に
U字状の内目板31が嵌着される。この内目板31は、
図1の紙面に垂直方向に延びるいわゆる長尺ものであ
り、ビス23,26a,26bの頭部を覆い、意匠上の
美感を向上することができる。
【0019】図2は本考案の他の実施例の方立構造を示
す水平断面図である。なお、前述の実施例と対応する部
分には、同一の参照符を付す。本実施例の外目板4a
は、パッキン20a,20bが凸状部17に装着され、
各縦枠部材3a,3bの第2屈曲部分14a,14bに
弾発的に当接している。このように構成することによっ
て、外目板4aの外壁部16の各縦枠部材3a,3bか
らの突出量Hを少なくすることができる。本実施例で
は、前記突出量Hは約4mm程度である。
す水平断面図である。なお、前述の実施例と対応する部
分には、同一の参照符を付す。本実施例の外目板4a
は、パッキン20a,20bが凸状部17に装着され、
各縦枠部材3a,3bの第2屈曲部分14a,14bに
弾発的に当接している。このように構成することによっ
て、外目板4aの外壁部16の各縦枠部材3a,3bか
らの突出量Hを少なくすることができる。本実施例で
は、前記突出量Hは約4mm程度である。
【0020】図3は本考案のさらに他の実施例の方立構
造を示す水平断面図である。本実施例では、外目板4b
の中壁部18を短くして、連結部材5bの支持片27
a,27b間に端板33を一体的に形成し、前記ビス2
3によって中壁部18の端部21に連結されている。こ
のような構成によって、前記中壁部18を短くして材料
コストを低減することができる。また各支持片27a,
27bは前記端板33によって外部6寄りで連結されて
いるので、支持部29a,29bから端板33までの長
さYが短くなり、したがって座屈長が短くなり、これに
よってビス23を締付けて大きな強度で各縦枠部材3
a,3bを挟持しても、各支持片27a,27bの座屈
変形を防止することができ、換言すれば、各支持片27
a,27bの厚みを少なくすることが可能となり、材料
コストの低減を図ることができる。
造を示す水平断面図である。本実施例では、外目板4b
の中壁部18を短くして、連結部材5bの支持片27
a,27b間に端板33を一体的に形成し、前記ビス2
3によって中壁部18の端部21に連結されている。こ
のような構成によって、前記中壁部18を短くして材料
コストを低減することができる。また各支持片27a,
27bは前記端板33によって外部6寄りで連結されて
いるので、支持部29a,29bから端板33までの長
さYが短くなり、したがって座屈長が短くなり、これに
よってビス23を締付けて大きな強度で各縦枠部材3
a,3bを挟持しても、各支持片27a,27bの座屈
変形を防止することができ、換言すれば、各支持片27
a,27bの厚みを少なくすることが可能となり、材料
コストの低減を図ることができる。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、多連窓で
あっても、相互に連結されるべき各縦枠部材3a,3b
の屈曲部15a,15bを連結部材5の支持部29a,
29bによって幅方向に移動自在に支持することができ
るとともに、各縦枠部材3a,3bを大きな強度で外目
板4と連結部材5とによって挟持することができ、各縦
枠部材3a,3bの変形が防がれ、したがって水密性の
低下を防ぐことができる。また、各支持片27a,27
bには、係止部30a,30bがそれぞれ形成されるの
で、各縦枠部材3a,3bをむやみに大きな間隔で連結
してしまうことを防止することができ、これによってシ
ール材20a,20bが各縦枠部材3a,3bの外表面
から外れてしまうことを防止して、水密性の低下を防止
することができる。
あっても、相互に連結されるべき各縦枠部材3a,3b
の屈曲部15a,15bを連結部材5の支持部29a,
29bによって幅方向に移動自在に支持することができ
るとともに、各縦枠部材3a,3bを大きな強度で外目
板4と連結部材5とによって挟持することができ、各縦
枠部材3a,3bの変形が防がれ、したがって水密性の
低下を防ぐことができる。また、各支持片27a,27
bには、係止部30a,30bがそれぞれ形成されるの
で、各縦枠部材3a,3bをむやみに大きな間隔で連結
してしまうことを防止することができ、これによってシ
ール材20a,20bが各縦枠部材3a,3bの外表面
から外れてしまうことを防止して、水密性の低下を防止
することができる。
【図1】本考案の一実施例の連窓の方立構造を示す水平
断面図である。
断面図である。
【図2】本考案の他の実施例の方立構造を示す水平断面
図である。
図である。
【図3】本考案のさらに他の実施例の方立構造を示す水
平断面図である。
平断面図である。
3a,3b 縦枠部材 4,4a,4b 外目板 5,5b 連結部材 6 外部 7a,7b 外フランジ 8 内部 9a,9b 内フランジ 10a,10b ウエブ 11a,11b 端部 15a,15b 屈曲部 16 外壁部 18 中壁部 19a,19b 外表面 20a,20b パッキン 23 ビス 24a,24b 突起 31 内目板
Claims (1)
- 【請求項1】 ほぼ平行に隣接して配置される2つの縦
枠部材3a,3bと、各縦枠部材3a,3bの外表面1
9a,19bに弾発的にそれぞれ当接する2つのシール
材20a,20bと、各シール材20a,20bが装着
される外壁部16、および外壁部16にほぼ直角に連な
り各縦枠部材3a,3b間に介在される中壁部18を有
し、断面形状が大略的にT字状の外目板4と、各縦枠部
材3a,3bの内表面にそれぞれ当接する連結部材5
と、連結部材5および外目板4の前記中壁部18を相互
に連結するねじ部材23とを含み、このねじ部材23が
締付けられた状態で、各縦枠部材3a,3bを、外壁部
16と連結部材5とによって挟持する連窓の方立構造に
おいて、 前記2つの縦枠部材3a,3bの外フランジ7a,7b
には、内部8側に屈曲して連なる屈曲部15a,15b
が形成され、 前記連結部材5には、外目板4の中壁部18を挟む両側
で外部6側に向けて延びる2つの支持片27a,27b
が形成され、各支持片27a,27bの先端部28a,
28bには、前記屈曲部15a,15bを支持して内部
8側への変位を阻止する支持部29a,29bと、各屈
曲部15a,15bの相互に離反する方向への変位を阻
止する係止部30a,30bとが形成され、 各屈曲部15a,15bは、各支持片27a,27bの
各支持部29a,29bに支持された状態で前記外壁部
16および各係止部30a,30bに対して間隔X1,
X2をそれぞれ有し、 連結部材5の幅方向両端部と各縦枠部材3a,3bの内
フランジ9a,9bとは、第2のねじ部材26a,26
bによって連結されることを特徴とする連窓の方立構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993024282U JP2591638Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 連窓の方立構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993024282U JP2591638Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 連窓の方立構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682367U JPH0682367U (ja) | 1994-11-25 |
JP2591638Y2 true JP2591638Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=12133836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993024282U Expired - Lifetime JP2591638Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 連窓の方立構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591638Y2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5188485B2 (ja) * | 2009-11-04 | 2013-04-24 | Ykk Ap株式会社 | 位置決め部品および建具 |
JP6290664B2 (ja) * | 2014-03-14 | 2018-03-07 | 株式会社Lixil | 開口部装置及びそのメンテナンス方法 |
JP6291315B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2018-03-14 | 三協立山株式会社 | 連窓 |
JP6713790B2 (ja) * | 2016-02-29 | 2020-06-24 | Ykk Ap株式会社 | 窓ユニットの連結構造 |
JP6900210B2 (ja) * | 2017-03-13 | 2021-07-07 | 株式会社岡本工業 | 建物の外壁構造及び建物の外壁構造の施工方法 |
JP6767927B2 (ja) * | 2017-05-24 | 2020-10-14 | 三協立山株式会社 | フロントサッシ |
JP6980577B2 (ja) * | 2018-03-19 | 2021-12-15 | 株式会社Lixil | 固定部材及びこれを用いた建具 |
JP7223563B2 (ja) * | 2018-11-20 | 2023-02-16 | 株式会社Lixil | 連窓構造 |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP1993024282U patent/JP2591638Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682367U (ja) | 1994-11-25 |
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