JP6290664B2 - 開口部装置及びそのメンテナンス方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、従来の障子が縦枠に沿ってスライドするタイプの排煙窓においては、障子が縦枠に形成された溝部に深く収まっており、障子を取り外す際には方立を分解する大掛かりな作業を行う必要があり、非常に煩雑であった。
これにより、ガラスが割れた場合等に、障子を枠体から取り外してメンテナンスを行うのが容易になる。つまり、本発明では、縦框本体とアタッチメント材とを分離することで、縦材(方立)を分解しなくても、障子を枠体から取り外すことができる。また、メンテナンスの際に、縦材(方立)を分解することなく障子を枠体から取り外せるので、段窓においては縦材(方立)の、段窓の下側のガラスを保持する部分が損傷することもない。
図1は、本実施形態に係る開口部装置1を屋内側から見た姿図である。開口部装置1は、店舗等に設置される排煙機構を有する開口部装置であり、本発明の一例としての連段窓である。
開口部装置1は、更に、枠体2を見付方向に並んだ複数の開口部に区画する方立3と、更に枠体2及び方立3によって形成される開口部を上下に区画する無目4と、を備える。
続いて、図2〜図5により、開口部装置1の屋内側から見て左側部分の構造(排煙窓ユニット5)について詳しく説明する。なお、図2〜図5は、開口部装置1において障子8が閉鎖した状態における断面図である。
上枠21は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
無目4は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
下枠22の屋外上側には、下枠延設部222に係止されるガラス保持部材223が配置される。下枠22及びガラス保持部材223によって、ガラス52aの下端部を保持する溝223aが形成される。なお、図示しない右側の縦枠の下部には、キャップ部材241が配置される。
障子8の上框81は、中空部を有するホロー構造である上框本体部811を有する。上框本体部811は、屋内側下部から垂設された上框本体垂設部811aと、屋外側上部から立設された上框本体立設部811bと、屋内側上部から立設され且つ屋内側にモヘア部材811dが配置された上框本体立設部811cと、を有する。上框本体立設部811bは、水切り材213aに当接する。上框81の屋内側面には、滑車部材813が配置される。滑車部材813は回動自在な円盤を有し、ワイヤ7によって支持される。
縦枠23は、屋内側に配置される縦枠本体部231と、縦枠本体部231の屋外側に設けられる縦枠側保持部232と、有する。
縦枠側保持部232は、縦枠本体部231から屋外側に延出する縦枠見込部233と、縦枠見込部233の先端から見付方向内側(屋内側から見て右側)に延出する縦枠見付部234と、を有する。縦枠見付部234は、屋内側から見て右側に開放される溝234aを有する。
方立本体部31は、筒状に形成される。方立本体部31は、屋内側から見て、右側に配置される第1の方立本体部311と、左側に配置される第2の方立本体部312と、を有する。第1の方立本体部311は、例えば、断面S字状に形成される。
本実施形態において、隣り合う一対のガラス52a,52aは、それぞれ溝311a,312aに対向する側端部が挿入されて保持される。溝311aと溝312aとでは、溝311aの方が深い溝に形成される。第1の方立本体部311及び第2の方立本体部312は、それぞれ溝311a,312aが形成された部位において締結部材としてのビス313を用いて締結される。
方立側保持部32は、方立本体部31(第1の方立本体部311)から屋外側に延出する方立見込部321と、方立見込部321の先端から見付方向内側にそれぞれ延出する方立見付部322,323と、を有することで断面T字状に形成される。方立見付部322,323は、それぞれ屋内側から見て右側と左側に延出する。方立側保持部32は、屋内側から見て、右側に開放される溝322aと、左側に開放される溝323aとを有する。
方立本体部31の溝311a,312aも、溝231aと同様に、溝塞ぎ部材311b,312bによってそれぞれ塞がれる。
また、FIX窓52部分においては、縦枠側保持部232及び方立側保持部32の内側に障子は配置されなかったが、排煙窓51部分においては、障子8の左框83及び右框84がそれぞれ縦枠側保持部232及び方立側保持部32に挿入され上下にスライド自在に保持される。
ところで、左框本体831の屋外側の面は、縦枠見付部234及び方立見付部322の屋外側の面と略面一となるように形成される。開口部装置1を屋外側から観察した際に段差が目立たない程度、例えば、これらの面の見込み方向での差を−1〜1mmとすることが好ましい。
ところで、右框本体841の屋外側の面は、方立見付部323の屋外側の面と略面一となるように形成される。開口部装置1を屋外側から観察した際に段差が目立たない程度、例えば、これらの面の見込み方向での差を−1〜1mmとすることが好ましい。
左アタッチメント材832は、見付方向内側(屋内側から見て右側)から延出して屋外側に屈曲し且つ係合部831dと係合する被係合部832cを有する。右アタッチメント材842は、方立見付部322に当接するモヘア部材832aと、方立見込部321に当接するモヘア部材832bと、を更に有する。
なお、方立見付部322の先端は、左框本体831よりも見付方向外側(屋内側から見て左側)に配置される。
右框84の構造は、左框83の構造と左右対称であるので説明を省略する。
この工程の前に、ガラス51aを障子8から完全に取り外しておいてもよい。この工程の前にはガラスを部分的に取り外して締結部材を取り外せる状態にしておく必要がある。
なお、この工程では、左アタッチメント材832と左框83との分離及び右アタッチメント材842と右框84との分離を両方行ってもよいし、一方のみ行ってもよい。
この工程によって、左アタッチメント材832(右アタッチメント材842)を方立3の溝322a(323a)に残しつつ、框体を取り外すことができる。
本実施形態では、縦枠23及び方立3に沿って上下にスライド自在な障子8を備える開口部装置において、障子8の左框83及び右框84がそれぞれ、縦框本体(左框本体831又は右框本体841)と、アタッチメント材(左アタッチメント材832又は右アタッチメント材842)と、を有するものとした。また、アタッチメント材が、障子8をスライド自在に保持する溝を有する保持部(縦枠側保持部232又は方立側保持部32)の見込部(縦枠見込部233又は方立見込部321)と縦框本体との間に配置されて縦框本体に取り付けられるものとした。
これにより、ガラス51aが割れた場合等に、障子8を枠体2から取り外してメンテナンスを行うのが容易になる。つまり、本実施形態では、縦框本体とアタッチメント材とを分離することで、方立3を分解しなくても、障子8を枠体2から取り外すことができる。また、メンテナンスの際に、方立3を分解することなく障子8を枠体2から取り外せるので、方立3の、段窓の下側のガラス52aを保持する部分が損傷することもない。
これにより、障子8を枠体2からより円滑に取り外すことができる。また、これにより、縦框本体(左框本体831又は右框本体841)の屋外側の面を、縦枠側保持部232及び方立側保持部32(縦枠見付部234、方立見付部322,323)の屋外側の面と略面一又は面一に形成することもできる。これらの面を略面一になるようにすれば、開口部装置1を屋外側から観察した際の意匠性が向上する。
これにより、ガラス51aが割れた際あるいはガラス51aを取り外した際に現れるビス831c,841cを取り外すことで容易に縦框本体とアタッチメント材とを分離できる。
このように、障子8を枠体2から容易に取り外してメンテナンスを行うことができる。
上記実施形態では、縦枠23と方立3との間、あるいは方立3と方立3との間に左アタッチメント材832及び右アタッチメント材842を備える障子8を配置したがこれに限定されず、例えば左右の縦枠の間に障子8を配置する構成としてもよい。
従来の、縦材に沿って上下にスライド自在な障子を備える開口部装置では、障子の取り外し及び取り付けを容易にするために、障子を保持する縦材の少なくとも一方は分解することが可能な方立としていた。上記実施形態に係る開口部装置1の障子8は、上記のように方立3を分解することなく容易に取り外し可能である。従って、建物の開口部に設置されることで容易に分解することができない左右の縦枠によって障子8を挟持する構成にしたとしても、障子8の取り外し及び取り付けを容易に行うことができる。
このように、本発明に係る開口部装置は、従来の縦材に沿って上下にスライド自在な障子を備える開口部装置と比べて、適用することが可能な仕様が格段に多い。
2…枠体
21…上枠(横材)
22…下枠(横材)
23…縦枠(縦材)
231…縦枠本体部(縦材本体部)
3…方立(縦材)
31…方立本体部(縦材本体部)
234a,322a,323a…溝
32…方立側保持部(保持部)
232…縦枠側保持部(保持部)
233…縦枠見込部(見込部)
321…方立見込部(見込部)
322,323…方立見付部(見付部)
234…縦枠見付部(見付部)
8…障子
83…左框(縦框)
831…左框本体(縦框本体)
831a…左框ガラス保持部(ガラス保持部)
831c,841c…ビス(締結部材)
832…左アタッチメント材(アタッチメント材)
84…右框(縦框)
841…右框本体(縦框本体)
841a…右框ガラス保持部(ガラス保持部)
842…右アタッチメント材(アタッチメント材)
Claims (3)
- 縦材と横材により枠組みされた枠体を備えた開口部装置であって、
前記縦材は、縦材本体部と、該縦材本体部の屋外側に設けられ且つ障子の縦框が挿入されて上下にスライド自在に保持される溝を有する保持部と、を有し、
前記保持部は、前記縦材本体部から屋外側に延出する見込部と、該見込部の先端から見付方向内側に延出する見付部と、を有し、
前記縦框は、縦框本体と、該縦框本体と前記見込部との間に配置され且つ前記縦框本体に取り付けられるアタッチメント材と、を有し、
前記縦框本体は、ガラスが嵌め込まれる溝を形成するガラス保持部を有し、
前記アタッチメント材は、前記ガラス保持部の内側から締結部材としてのビスによって前記縦框本体に取り付けられる開口部装置。 - 前記見付部の先端は、前記縦框本体よりも見付方向外側に配置される請求項1記載の開口部装置。
- 前記ガラス保持部から前記ガラスを完全に若しくは部分的に取り外す工程と、
前記ガラスが取り外された前記ガラス保持部の内側から前記締結部材としてのビスを取り外すことで、前記アタッチメント材と前記縦框本体とを分離する工程と、
前記アタッチメント材の分離された框体を、見込み方向に移動させて前記枠体内から取り外す工程と、
を含む請求項1または2記載の開口部装置のメンテナンス方法。
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