JP2015175153A - 開口部装置及びそのメンテナンス方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦材に沿って上下にスライド自在な障子を備え、その障子のメンテナンスが容易な開口部装置を提供すること。
【解決手段】縦材と横材により枠組みされた枠体2を備えた開口部装置1であって、縦材としての方立3は、方立本体部31と、方立本体部31の屋外側に設けられ且つ障子8の左框83が挿入されて上下にスライド自在に保持される溝322a,323aを有する方立側保持部32と、を有し、方立側保持部32は、前記縦材本体部から屋外側に延出する方立見込部321と、該見込部の先端から見付方向内側に延出する方立見付部322,323と、を有し、左框83は、左框本体831と、左框本体831と方立見込部321との間に配置され且つ左框本体831に取り付けられる左アタッチメント材832と、を有する
【選択図】図5

Description

本発明は、開口部装置及びそのメンテナンス方法に関する。
従来、店舗等では火災に発生する煙を排出するための排煙窓が設置されている場合がある。このような排煙窓としては、外倒し窓や内倒し窓を用いるものが知られている。しかし、外倒しの排煙窓は、排煙窓の開放時に障子が店舗に沿う公道にせり出すため、公道に面した店舗等では採用できない。また、内倒しの排煙窓を使用すると、排煙窓の開放時に障子がせり出すためのスペースを店舗内に予め確保する必要があるので、売り場面積が狭くなってしまう。
このような問題に対して、障子が縦枠に沿ってスライドするタイプの排煙窓が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような排煙窓であれば、障子が屋外や屋内にせり出すことがない。
特許第4838343号公報
ところで、障子が縦枠に沿ってスライドするタイプの排煙窓においても、障子の框や框に嵌め込まれたガラスが破損した場合には、障子を取り外してメンテナンスをする必要がある。
しかしながら、従来の障子が縦枠に沿ってスライドするタイプの排煙窓においては、障子が縦枠に形成された溝部に深く収まっており、障子を取り外す際には方立を分解する大掛かりな作業を行う必要があり、非常に煩雑であった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、縦材に沿って上下にスライド自在な障子を備え、その障子のメンテナンスが容易な開口部装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、縦材(例えば、後述の縦枠23、方立3)と横材(上枠21、下枠22)により枠組みされた枠体(例えば、後述の枠体2)を備えた開口部装置(例えば、後述の開口部装置1)であって、前記縦材は、縦材本体部(例えば、後述の縦枠本体部231、方立本体部31)と、該縦材本体部の屋外側に設けられ且つ障子(例えば、後述の障子8)の縦框(例えば、後述の左框83、右框84)が挿入されて上下にスライド自在に保持される溝(例えば、後述の溝234a,322a,323a)を有する保持部(例えば、後述の縦枠側保持部232,方立側保持部32)と、を有し、前記保持部は、前記縦材本体部から屋外側に延出する見込部(例えば、後述の縦枠見込部233、方立見込部321)と、該見込部の先端から見付方向内側に延出する見付部(例えば、後述の縦枠見付部234、方立見付部322,323)と、を有し、前記縦框は、縦框本体(例えば、後述の左框本体831、右框本体841)と、該縦框本体と前記見込部との間に配置され且つ前記縦框本体に取り付けられるアタッチメント材(例えば、後述の左アタッチメント材832、右アタッチメント材842)と、を有する開口部装置を提供する。
本発明では、縦材に沿って上下にスライド自在な障子を備える開口部装置において、障子の縦框がそれぞれ、縦框本体と、アタッチメント材と、を有するものとした。また、アタッチメント材が、障子をスライド自在に保持する溝を有する保持部の見込部と縦框本体との間に配置されて縦框本体に取り付けられるものとする。
これにより、ガラスが割れた場合等に、障子を枠体から取り外してメンテナンスを行うのが容易になる。つまり、本発明では、縦框本体とアタッチメント材とを分離することで、縦材(方立)を分解しなくても、障子を枠体から取り外すことができる。また、メンテナンスの際に、縦材(方立)を分解することなく障子を枠体から取り外せるので、段窓においては縦材(方立)の、段窓の下側のガラスを保持する部分が損傷することもない。
また、前記見付部の先端は、前記縦框本体よりも見付方向外側に配置されることが好ましい。
また、前記縦框本体は、ガラスが嵌め込まれる溝を形成するガラス保持部(例えば、後述の左框ガラス保持部831a、右框ガラス保持部841a)を有し、前記アタッチメント材は、前記ガラス保持部の内側から締結部材(例えば、後述のビス831c,841c)によって前記縦框本体に取り付けられることが好ましい。
また、本発明は、前記ガラス保持部の内側から前記締結部材を取り外すことで、前記アタッチメント材と前記縦框本体とを分離する工程と、前記アタッチメント材の分離された框体を、見込み方向に移動させて前記枠体内から取り外す工程と、を含む開口部装置のメンテナンス方法を提供する。
本発明によれば、縦材に沿って上下にスライド自在な障子を備え、その障子のメンテナンスが容易な開口部装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る開口部装置を屋内側から見た姿図である。 上記実施形態に係る開口部装置の縦断面図(図1のA−A線断面図)である。 上記実施形態に係る開口部装置の横断面図(図1のB−B線断面図)である。 上記実施形態に係る開口部装置の横断面図(図1のC−C線断面図)である。 上記実施形態に係る開口部装置の方立周辺の拡大横断面図である。 上記実施形態に係る開口部装置の方立周辺の拡大横断面図であり、開口部装置のメンテナンス方法について説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた開口部装置の上枠、下枠、縦枠の長手方向(すなわち、ガラス又は障子の面内方向)を意味し、「見込方向」とは、屋内外方向(すなわち、奥行き方向を意味する。
図1は、本実施形態に係る開口部装置1を屋内側から見た姿図である。開口部装置1は、店舗等に設置される排煙機構を有する開口部装置であり、本発明の一例としての連段窓である。
開口部装置1は、建物に形成された開口に納められる。開口部装置1は、建物の開口に取り付けられる枠体2を備える。枠体2は、上枠21と、下枠22と、屋内側から見ての左側の縦枠23と、図示しない右側の縦枠と、により矩形に枠組みされる。
開口部装置1は、更に、枠体2を見付方向に並んだ複数の開口部に区画する方立3と、更に枠体2及び方立3によって形成される開口部を上下に区画する無目4と、を備える。
開口部装置1の、屋内側から見て左側から3本目の方立までは、無目4を境にして上段に排煙窓51が納められ、下側にFIX窓52が納められた排煙窓ユニット5が3ユニット連続して配設される。図1に示すように、開口部装置1は、屋内から見て最も左側の排煙窓ユニット5の上段において、縦材としての縦枠23及び方立3と、横材としての上枠21及び無目4と、により枠組みされた枠体20と、枠体20内に納められ且つ縦枠23及び方立3に沿って上下にスライド自在な障子8と、を備える。障子8は、後述する上框81、下框82、左框83及び右框84により框組みされる。この部分については後段で詳述する。
開口部装置1は、更にオペレータ235を有する。オペレータ235は、方立3や縦枠23の上側に配置されて固定される。オペレータ235は、見付方向に延びるワイヤ7の端部を巻き取って排煙窓の重みを支える。オペレータ235は、操作引手236と、上昇コード237と、を有する。操作引手236を引くことでオペレータ235のロック機構が解除され、通常閉鎖されている排煙窓51が自重で下がって開放される。一方、上昇コード237を引くことで排煙窓51を上昇させて閉鎖させることができる。見付方向に並んだ3つの排煙窓51は、連動しており、オペレータ235によって一括して開放・閉鎖を行うことが可能である。
開口部装置1の、屋内側から見て左側から3本目の方立よりも右側には、無目4を境にして上下にFIX窓61,62が納められたFIX窓ユニット6が連設される。
続いて、図2〜図5により、開口部装置1の屋内側から見て左側部分の構造(排煙窓ユニット5)について詳しく説明する。なお、図2〜図5は、開口部装置1において障子8が閉鎖した状態における断面図である。
図2は、開口部装置1の縦断面図であって、図1のA−A線断面図である。図2に示すように、開口部装置1は、上段に位置する障子8に納められたガラス51a及び下段の開口部に納められたガラス52aを備える。ガラス51a及びガラス52aは単板ガラスである。
図2に示すように、上枠21は、屋内側に配置される上方に開放された断面コ字状である上枠本体部211と、上枠本体部211から屋外側に延設され且つ溝212aを形成する上枠延設部212と、更に上枠延設部212から屋外側に延設されて下方に屈曲する上枠屈曲部213と、を有する。上枠本体部211の下面には、滑車部材214が配置される。滑車部材214は回動自在な円盤を有し、ワイヤ7を介して後述する障子8からの負荷を受ける。溝212aは、溝塞ぎ部材215によって塞がれる。上枠本体部211の下面と溝塞ぎ部材215の下面は面一に形成される。上枠屈曲部213の下面には、障子8と上枠21との間に雨水等が浸入することを防ぐための水切り材213aが配置される。
上枠21は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
無目4は、屋内側に配置され且つ中空部を有するホロー構造である無目本体部41を有する。無目本体部41は、屋外側の端部から垂設する垂設部41aを有することでガラス52aの上端部を保持する溝41bを形成する。
無目4は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
下枠22は、屋内側に配置され且つ中空部を有するホロー構造である下枠本体部221と、下枠本体部221から屋外側に延設され且つ中空部を有するホロー構造である下枠延設部222と、を有する。下枠本体部221は、屋外側の上端から立設され且つ後述する溝223aの屋内側の一部を形成する立設部221aを有する。
下枠22は、アンカー225,226にそれぞれ係合された水切り材227及び支持部材228と屋内外方向からビス等の固定具により締結されて支持される。このような構造によって、下枠22は、水切り材227及び支持部材228から分離してリサイクルすることが可能になっている。下枠22は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
下枠22の屋外上側には、下枠延設部222に係止されるガラス保持部材223が配置される。下枠22及びガラス保持部材223によって、ガラス52aの下端部を保持する溝223aが形成される。なお、図示しない右側の縦枠の下部には、キャップ部材241が配置される。
ガラス52aは、溝223aの内部に配置される支持部材52fによって支持される。ガラス52aの上端部は、溝41b内において、バックアップ材52j,52jによって挟まれる。更にバックアップ材52j,52jの下方には、シール材52i,52iが塗工される。ガラス52aの下端部は、溝223a内において、バックアップ材52g,52gによって挟まれる。更にバックアップ材52g,52gの上方には、シール材52h,52hが塗工される。
図2に示すように、障子8は、屋外側の上方に配置される。
障子8の上框81は、中空部を有するホロー構造である上框本体部811を有する。上框本体部811は、屋内側下部から垂設された上框本体垂設部811aと、屋外側上部から立設された上框本体立設部811bと、屋内側上部から立設され且つ屋内側にモヘア部材811dが配置された上框本体立設部811cと、を有する。上框本体立設部811bは、水切り材213aに当接する。上框81の屋内側面には、滑車部材813が配置される。滑車部材813は回動自在な円盤を有し、ワイヤ7によって支持される。
上框81の屋外下側には、上框本体部811に係止されるガラス保持部材812が配置される。上框81及びガラス保持部材812によって、ガラス51aの上端部を保持する溝812aが形成される。
障子8の下框82は、中空部を有するホロー構造である下框本体部821を有する。下框本体部821は、屋内側上部から立設された下框本体立設部821aと、屋外側下部から垂設された下框本体垂設部821bと、屋内側下部から垂設され且つ屋内側にモヘア部材821dが配置された下框本体垂設部821cと、を有する。下框本体垂設部821bの先端及び下框本体垂設部821cの先端によって、緩衝部材821eが挟持される。緩衝部材821eは、障子8の開放時に、縦枠23及び方立3に配置される図示しない障子落下防止部材に当接する。
下框82の屋外上側には、下框本体部821に係止されるガラス保持部材822が配置される。下框82及びガラス保持部材822によって、ガラス51aの下端部を保持する溝822aが形成される。
ガラス51aは、溝822aの内部に配置される支持部材51fによって支持される。ガラス51aの上端部は、溝812a内において、バックアップ材51j,51jによって挟まれる。更に屋外側のバックアップ材51jの下方には、シール材51iが塗工される。ガラス51aの下端部は、溝822a内において、バックアップ材51g,51gによって挟まれる。更に屋外側のバックアップ材51gの上方には、シール材51hが塗工される。
図3は、開口部装置1の横断面図であって、図1のB−B線断面図である。つまり、図3では、排煙窓ユニット5のうち、FIX窓52における横断面図を示す。
縦枠23は、屋内側に配置される縦枠本体部231と、縦枠本体部231の屋外側に設けられる縦枠側保持部232と、有する。
縦枠本体部231は、例えば、断面S字状に形成される。縦枠本体部231には、屋内側から見て右側に開放された溝231aが形成される。
縦枠側保持部232は、縦枠本体部231の屋外側から延設される。
縦枠側保持部232は、縦枠本体部231から屋外側に延出する縦枠見込部233と、縦枠見込部233の先端から見付方向内側(屋内側から見て右側)に延出する縦枠見付部234と、を有する。縦枠見付部234は、屋内側から見て右側に開放される溝234aを有する。
図3に示すように、方立3は、屋内側に配置される方立本体部31と、方立本体部31の屋外側に設けられる方立側保持部32と、有する。
方立本体部31は、筒状に形成される。方立本体部31は、屋内側から見て、右側に配置される第1の方立本体部311と、左側に配置される第2の方立本体部312と、を有する。第1の方立本体部311は、例えば、断面S字状に形成される。
第1の方立本体部311には、屋内側から見て左側に開放された溝311aが形成される。一方、第2の方立本体部312には、溝311aとは逆方向に開放された溝312aが形成される。
本実施形態において、隣り合う一対のガラス52a,52aは、それぞれ溝311a,312aに対向する側端部が挿入されて保持される。溝311aと溝312aとでは、溝311aの方が深い溝に形成される。第1の方立本体部311及び第2の方立本体部312は、それぞれ溝311a,312aが形成された部位において締結部材としてのビス313を用いて締結される。
方立側保持部32は、第1の方立本体部311側の屋外側から延設される。
方立側保持部32は、方立本体部31(第1の方立本体部311)から屋外側に延出する方立見込部321と、方立見込部321の先端から見付方向内側にそれぞれ延出する方立見付部322,323と、を有することで断面T字状に形成される。方立見付部322,323は、それぞれ屋内側から見て右側と左側に延出する。方立側保持部32は、屋内側から見て、右側に開放される溝322aと、左側に開放される溝323aとを有する。
ガラス52aの屋内側から見て左側の端部は、溝231a内において、バックアップ材52b,52bによって挟まれる。更にバックアップ材52b,52bの右側には、シール材52c,52cが塗工される。ガラス52aの屋内側から見て右側の端部は、溝312a内において、バックアップ材52d,52dによって挟まれる。更にバックアップ材52d,52dの左には、シール材52e,52eが塗工される。
図4は、開口部装置1の横断面図であって、図1のC−C線断面図である。つまり、図4では、排煙窓ユニット5のうち、排煙窓51における横断面図を示す。図5は、開口部装置1の方立3周辺の拡大横断面図である。縦枠23の構造は、基本的に方立3の屋内側から見て右側の構造と同様であるので、縦枠23については拡大断面図を用いた説明を省略する。排煙窓51部分における縦枠23及び方立3の構造は、FIX窓52部分における縦枠23及び方立3の構造と同様であるので、異なる構成、特に障子8について詳しく説明する。
図4に示すように縦枠本体部231に形成された溝231aは、溝塞ぎ部材231bによって塞がれる縦枠本体部231及び溝塞ぎ部材231bによって形成される屋内側から見て右側の面は面一である。
方立本体部31の溝311a,312aも、溝231aと同様に、溝塞ぎ部材311b,312bによってそれぞれ塞がれる。
また、FIX窓52部分においては、縦枠側保持部232及び方立側保持部32の内側に障子は配置されなかったが、排煙窓51部分においては、障子8の左框83及び右框84がそれぞれ縦枠側保持部232及び方立側保持部32に挿入され上下にスライド自在に保持される。
障子8の左框83は、左框本体831と、左框本体831に取り付けられる左アタッチメント材832と、を有する。左框本体831は、ガラス51aが嵌め込まれる溝831bを形成する左框ガラス保持部831aを有する。左アタッチメント材832は、左框本体831と、縦枠見込部233又は方立見込部321との間に配置される。左アタッチメント材832は、左框ガラス保持部831aの内側から締結部材としてのビス831cによって左框本体831に取り付けられる。
ところで、左框本体831の屋外側の面は、縦枠見付部234及び方立見付部322の屋外側の面と略面一となるように形成される。開口部装置1を屋外側から観察した際に段差が目立たない程度、例えば、これらの面の見込み方向での差を−1〜1mmとすることが好ましい。
障子8の右框84は、右框本体841と、右框本体841に取り付けられる右アタッチメント材842と、を有する。右框本体841は、ガラス51aが嵌め込まれる溝841bを形成する右框ガラス保持部841aを有する。右アタッチメント材842は、右框本体841と、方立見込部321との間に配置される。右アタッチメント材842は、右框ガラス保持部841aの内側から締結部材としてのビス841cによって右框本体841に取り付けられる
ところで、右框本体841の屋外側の面は、方立見付部323の屋外側の面と略面一となるように形成される。開口部装置1を屋外側から観察した際に段差が目立たない程度、例えば、これらの面の見込み方向での差を−1〜1mmとすることが好ましい。
ガラス51aの屋内側から見て左側の端部は、溝234a又は溝831b内において、バックアップ材51b,51bによって挟まれる。更に屋外側のバックアップ材51bの右側には、シール材51c,が塗工される。ガラス51aの屋内側から見て右側の端部は、溝323a内において、バックアップ材51d,51dによって挟まれる。更に屋外側のバックアップ材51dの左には、シール材51eが塗工される。
図5に示すように、左框83の左框本体831は、左框ガラス保持部831aの見付方向外側(屋内側から見て左側)から延出して屋内側に屈曲した係合部231dを更に有する。
左アタッチメント材832は、見付方向内側(屋内側から見て右側)から延出して屋外側に屈曲し且つ係合部831dと係合する被係合部832cを有する。右アタッチメント材842は、方立見付部322に当接するモヘア部材832aと、方立見込部321に当接するモヘア部材832bと、を更に有する。
なお、方立見付部322の先端は、左框本体831よりも見付方向外側(屋内側から見て左側)に配置される。
右框84の構造は、左框83の構造と左右対称であるので説明を省略する。
続いて、開口部装置1のメンテナンス方法について説明する。図6は、開口部装置1の方立3周辺の拡大横断面図であり、開口部装置1のメンテナンス方法について説明するための図である。開口部装置1のメンテナンスは、障子8が破損した場合、例えば、障子8に嵌め込まれたガラス51aが割れてしまった場合に行われる。
本実施形態に係るメンテナンス方法は、締結部材としてのビス831c,241c,231cを取り外すことで、左アタッチメント材832(右アタッチメント材842)と左框83(右框84)とを分離する工程を有する、
この工程の前に、ガラス51aを障子8から完全に取り外しておいてもよい。この工程の前にはガラスを部分的に取り外して締結部材を取り外せる状態にしておく必要がある。
なお、この工程では、左アタッチメント材832と左框83との分離及び右アタッチメント材842と右框84との分離を両方行ってもよいし、一方のみ行ってもよい。
本実施形態に係るメンテナンス方法は、左アタッチメント材832(右アタッチメント材842)と分離された框体を、見込み方向(屋外側)に移動させて枠体内から取り外す工程を含む(図6参照)。
この工程によって、左アタッチメント材832(右アタッチメント材842)を方立3の溝322a(323a)に残しつつ、框体を取り外すことができる。
なお、このメンテナンス方法の工程を逆の順番で行えば、枠体の障子8を設置することができる。つまり、框体を、左アタッチメント材832(右アタッチメント材842)が内部に配置された枠体内に屋外側から嵌め込み、左アタッチメント材832(右アタッチメント材842)の被係合部832c(842c)に係合部831d(841d)を係合させる。そして、最後にガラス51aを框体内に取り付ける。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、縦枠23及び方立3に沿って上下にスライド自在な障子8を備える開口部装置において、障子8の左框83及び右框84がそれぞれ、縦框本体(左框本体831又は右框本体841)と、アタッチメント材(左アタッチメント材832又は右アタッチメント材842)と、を有するものとした。また、アタッチメント材が、障子8をスライド自在に保持する溝を有する保持部(縦枠側保持部232又は方立側保持部32)の見込部(縦枠見込部233又は方立見込部321)と縦框本体との間に配置されて縦框本体に取り付けられるものとした。
これにより、ガラス51aが割れた場合等に、障子8を枠体2から取り外してメンテナンスを行うのが容易になる。つまり、本実施形態では、縦框本体とアタッチメント材とを分離することで、方立3を分解しなくても、障子8を枠体2から取り外すことができる。また、メンテナンスの際に、方立3を分解することなく障子8を枠体2から取り外せるので、方立3の、段窓の下側のガラス52aを保持する部分が損傷することもない。
また、縦枠23の縦枠見付部234及び方立3の方立見付部322,323を、縦框本体(左框本体831又は右框本体841)よりも見付方向外側に配置した。
これにより、障子8を枠体2からより円滑に取り外すことができる。また、これにより、縦框本体(左框本体831又は右框本体841)の屋外側の面を、縦枠側保持部232及び方立側保持部32(縦枠見付部234、方立見付部322,323)の屋外側の面と略面一又は面一に形成することもできる。これらの面を略面一になるようにすれば、開口部装置1を屋外側から観察した際の意匠性が向上する。
また、本実施形態では、縦框本体が、左框ガラス保持部831a及び右框ガラス保持部841aを有し、左アタッチメント材832及び右アタッチメント材842が、これらのガラス保持部の内側からビス831c,841cによって縦框本体に取り付けられるものとした。
これにより、ガラス51aが割れた際あるいはガラス51aを取り外した際に現れるビス831c,841cを取り外すことで容易に縦框本体とアタッチメント材とを分離できる。
また、本実施形態では、開口部装置1のメンテナンス方法において、左框ガラス保持部831a及び右框ガラス保持部841aの内側からビス831c,841cを取り外すことで、左アタッチメント材832及び右アタッチメント材842をそれぞれ左框本体831又は右框本体841から分離した。また、左アタッチメント材832及び右アタッチメント材842の分離された框体を、見込み方向(屋外側)に移動させて枠体2内から取り外した。
このように、障子8を枠体2から容易に取り外してメンテナンスを行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、縦枠23と方立3との間、あるいは方立3と方立3との間に左アタッチメント材832及び右アタッチメント材842を備える障子8を配置したがこれに限定されず、例えば左右の縦枠の間に障子8を配置する構成としてもよい。
従来の、縦材に沿って上下にスライド自在な障子を備える開口部装置では、障子の取り外し及び取り付けを容易にするために、障子を保持する縦材の少なくとも一方は分解することが可能な方立としていた。上記実施形態に係る開口部装置1の障子8は、上記のように方立3を分解することなく容易に取り外し可能である。従って、建物の開口部に設置されることで容易に分解することができない左右の縦枠によって障子8を挟持する構成にしたとしても、障子8の取り外し及び取り付けを容易に行うことができる。
このように、本発明に係る開口部装置は、従来の縦材に沿って上下にスライド自在な障子を備える開口部装置と比べて、適用することが可能な仕様が格段に多い。
1…開口部装置
2…枠体
21…上枠(横材)
22…下枠(横材)
23…縦枠(縦材)
231…縦枠本体部(縦材本体部)
3…方立(縦材)
31…方立本体部(縦材本体部)
234a,322a,323a…溝
32…方立側保持部(保持部)
232…縦枠側保持部(保持部)
233…縦枠見込部(見込部)
321…方立見込部(見込部)
322,323…方立見付部(見付部)
234…縦枠見付部(見付部)
8…障子
83…左框(縦框)
831…左框本体(縦框本体)
831a…左框ガラス保持部(ガラス保持部)
831c,841c…ビス(締結部材)
832…左アタッチメント材(アタッチメント材)
84…右框(縦框)
841…右框本体(縦框本体)
841a…右框ガラス保持部(ガラス保持部)
842…右アタッチメント材(アタッチメント材)

Claims (4)

  1. 縦材と横材により枠組みされた枠体を備えた開口部装置であって、
    前記縦材は、縦材本体部と、該縦材本体部の屋外側に設けられ且つ障子の縦框が挿入されて上下にスライド自在に保持される溝を有する保持部と、を有し、
    前記保持部は、前記縦材本体部から屋外側に延出する見込部と、該見込部の先端から見付方向内側に延出する見付部と、を有し、
    前記縦框は、縦框本体と、該縦框本体と前記見込部との間に配置され且つ前記縦框本体に取り付けられるアタッチメント材と、を有する開口部装置。
  2. 前記見付部の先端は、前記縦框本体よりも見付方向外側に配置される請求項1記載の開口部装置。
  3. 前記縦框本体は、ガラスが嵌め込まれる溝を形成するガラス保持部を有し、
    前記アタッチメント材は、前記ガラス保持部の内側から締結部材によって前記縦框本体に取り付けられる請求項1又は2記載の開口部装置。
  4. 前記ガラス保持部の内側から前記締結部材を取り外すことで、前記アタッチメント材と前記縦框本体とを分離する工程と、
    前記アタッチメント材の分離された框体を、見込み方向に移動させて前記枠体内から取り外す工程と、を含む請求項3記載の開口部装置のメンテナンス方法。
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