JP6980577B2 - 固定部材及びこれを用いた建具 - Google Patents
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Description
図1は本実施形態の建具の室外側から見た正面図である。本実施形態では、建具は、建物の開口部に設けられる2つの窓部20が見付方向に隣接して配置される連窓100である。また、連窓100は、耐火設備が設けられた防火窓である。
なお、本明細書において、見付方向とは、連窓100の正面に向き合って見た場合の左右方向を言い、見込方向とは、連窓100の室内外方向、すなわち奥行方向を言う。
枠体2は、上枠21、下枠22、外側縦枠23及び内側縦枠24が枠組みして形成される。枠体2は、内周側に向かって解放された略コの字型の枠材により構成される。上枠21、下枠22、外側縦枠23及び内側縦枠24のそれぞれは、室内側及び室外側の見付面及びこれらの見付面を接続する見込面を有する。
上枠21及び下枠22は、枠体2の上方下でそれぞれが見付方向に延びるように配置される。
外側縦枠23及び内側縦枠24は、見付方向の外側で上枠21及び下枠22を接続するように延びる。外側縦枠23は、連窓100の見付方向の外側に位置する。内側縦枠24は、隣接する相手側の窓部20に近い見付方向の内側に位置する。
ガラス25は、枠体2の内周側に形成されるガラス保持溝に保持される。
連窓100は、後述する通り、室外側に、カバー部材としての外側カバー3と、シール部35とを有する。また、室内側に、耐火ボード4と、耐火ボード支持体41と、受け金具5と、を有する。
枠体側係合部240は、内側縦枠24の見付方向の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲する。枠体側係合部240は、断面視略L字状で、後述するアンカー1が係合する部分である。枠体側係合部240は、内側縦枠24の見付方向の端部から見付方向外側、すなわち隣接する相手側の窓部20の方へ延出する縦枠見付延出部241と、縦枠見付延出部241の見付方向外側の端部から内側縦枠24の見込方向の中央部側へ向かって延出する縦枠見込延出部242とを有する。枠体側係合部240は、内側縦枠24の室外側の見付方向の端部及び室内側の見付方向の端部の両方に形成される。
立ち上がり部121は、連結部10に取り付けられた状態で、板状部11の見込方向における端部から、見付方向外側に立ち上がって枠体側係合部側へ向かう。
係合片部122は、立ち上がり部121の先端から板状部11の長手方向に沿い、連結部10に取り付けられた状態で、板状部11の見込方向における端部から見込方向外側へ延びる。
図2に示すように、固定部材側係合部12は、内側縦枠24の枠体側係合部240における縦枠見込延出部242の内面、すなわち内側縦枠24の見込面側に係合片部122が位置するように枠体側係合部240に係合する。
平面部30は、連結部10の見付方向に沿って延びる平面状の板面である。平面部30は、また、連結部10の上下方向にも沿って延び、連結部10の外側を覆う。平面部30は、中央側延出部31及び端部側延出部32を有する。
中央側延出部31は、横断面視で、平面部30のうち見付方向中央部側で連結部10の見付面に沿って延びる部分である。
端部側延出部32は、中央側延出部31から連続して見付方向外側に延出し、中央側延出部31の見付方向の両端側から内側縦枠24側へ向かって延出する部分である。端部側延出部32は、内側縦枠24の見付方向の端部を被覆するように配置され、アンカー1の固定部材側係合部12と内側縦枠24の枠体側係合部240との係合部分も覆っている。
見付側壁部521は、受け面部51の室内側見付面に沿って延びる端縁51aから起立する面である。見付側壁部521は、受け面部51の見付方向の寸法よりも小さく、受け面部51の室内側の見付方向に延びる端縁51aの略中央部寄りに形成され、両端側には隙間が形成されている。見付側壁部521は、耐火ボード4の下端側に配置された受け金具5では、耐火ボード4の室内側面の下端を位置決めし、上端側に配置された受け金具5では、耐火ボード4の上端から室内側面に沿って下垂して、耐火ボード4が室内側に倒れることを抑止する。
見込側壁部522は、受け面部51の見込面に沿って延びる端縁51bから起立する面であり、受け面部51の見付方向の一方と他方からそれぞれ起立している。見込側壁部522は、受け面部51の見込方向に沿う端縁51bの室内側寄りに位置しており、室外側は空いている。
図2に示すように、下方側に配置された受け金具5の接続部53は、受け面部51に耐火ボード4が載った状態で、下方へ延び、耐火ボード支持体41にネジにより締結して連結される。また、上方側に配置された受け金具5の連結部は、受け面部51が耐火ボード4の上端に接した状態で、上方へ延び、耐火ボード支持体41にネジにより締結して連結される。
内側カバー6の内部では、連結部10の室内側の見付面に、連結部10の見付方向の幅よりも広い幅の連結板61が接続されている。
連結板61の見付方向両端部における室外側の面と、連結部10の見込面の室内側の端部と、内側縦枠24の室内側の見付面の端部と、内側カバー6の見込面の室外側端部と、の四つの面に沿うように屈曲した、横断面視で四つの面を有する内側アタッチメント62が配置されている。内側アタッチメント62を介して、連結板61が接続された連結部10及び内側縦枠24を固定するとともに、これらを内側カバー6に固定している。
まず、内側縦枠24の枠体側係合部240に、アンカー1の固定部材側係合部12を係合させる。このとき、固定部13は内側縦枠24から室外側へ、例えば8〜10mm突出している。アンカー1は、内側縦枠24の見込面に、上下方向に間隔を空けて複数取り付ける。間隔は、例えば、390〜410mmであってよい。また、内側縦枠24の室内側の端部には、内側アタッチメント62をネジで取付けておく。
アンカー1を取り付けた連結部10の上端及び下端には、躯体に連結するための取付金具15を取付け、連結部10の室内側の見付面には連結板61を取付ける。
受け金具5の受け面部51の上に、耐火ボード4の下面を載せ、受け金具5によって耐火ボード4の位置を位置決めしながら、耐火ボード4を耐火ボード支持体41の室内側に配置する。耐火ボード4の上下方向の中央部で、耐火ボード4、耐火ボード支持体41及び連結部10を見込方向に締結するネジにより固定する。また、下側と同様に、受け金具5を耐火ボード4の上面にも取付ける。耐火ボード4の上部には、耐火材を充填する。耐火ボード4が連結部に固定され、躯体に固定されていないので、躯体上部の形状がどのような構成になっていても、確実に耐火ボード4を固定することができる。
連結部10の室内側では、内側カバー6を内側アタッチメント62に取り付ける。
本実施形態では、アンカー1を、建物の開口部に設けられる一方の窓部20及び一方の窓部20に隣接する他方の窓部20の間に配置され、一方の窓部20側の枠体2と、他方の窓部20側の枠体2とを連結する連結部10に取り付けた。また枠体2を、室内側及び室外側の見付面と、これらの見付面を接続する見込面と、見込面の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲し、アンカー1が係合可能な枠体側係合部240を含んで構成した。また、アンカー1を、連結部10に取り付けられた状態で見込方向に延びる板状部11と、板状部11の見込方向における端部から、枠体側係合部240側へ向かうとともに見込方向外側に向かって延出し、枠体側係合部240に係合可能な固定部材側係合部12と、板状部11の端部から見込方向に延出するとともに連結部10の見込面に締結するための貫通孔13aを有し、枠体2及び連結部10を固定する固定部13と、を含んで構成した。
アンカー1の固定部13が板状部11から見込方向に延出しており、固定部13に設けられた貫通孔13aを設け、貫通孔13aにネジを見付方向に挿通させて、アンカー1と連結部10とを締結固定した。固定部13が見込方向に延びているので、連結部10に取り付けられた状態の固定部13の見付寸法を小さくすることができる。よって、アンカー1が取り付けられる連結部10等を覆う隣接する枠体2間の見付寸法の設計の自由度が上がり、見付寸法を小さくすることも可能になる。このため、見付方向の小さなアンカー1により、連窓100の意匠性を向上することができる。
カバー部材固定部33を、連結部10の見込面に、見付方向外側からネジにより固定することで、外側カバー3の見付方向外側に延出する端部側延出部によりネジで固定した部分が隠れ、室外側から視認されない。このため、外側カバー3を連結部10に固定する部分のために見付方向の幅を別途延出させる必要がない。その結果、外側カバー3の見付け寸法を小さくすることができ、意匠性を向上させることができる。
外側カバー3の端部側延出部32と、内側縦枠24の室外側の見付面との間の隙間Sを、固定部13よりも見付方向外側でシールすることで、外側カバー3の端部側延出部32と、内側縦枠24の室外側の見付面と、固定部13とにより形成される空間に水等が進入することを防止することができる。このため、連結部10の内部に水が進入したり、固定部13が劣化することを防止することができる。
例えば、上記実施形態では、連結部として中空の金属製の角材を用いているが、これに限られない。連結部10として、従来用いられている方立であってもよい。また、建物の躯体部分で構成される壁も、本発明の連結部の概念に含まれる。
また、連結部10は、上下方向に延びるように配置されているが、見付方向に延びる無目であってもよい。
また、上記実施形態では、単窓を例に説明したが、段窓であっても同様のアンカーを用いることができる。
2 枠体
3 外側カバー(カバー部材)
10 連結部
11 板状部
12 固定部材側係合部
13 固定部
13a 貫通孔
20 窓部
31 中央側延出部
32 端部側延出部
33 カバー部材固定部
35 シール部
100 連窓(建具)
240 枠体側係合部
Claims (4)
- 建物の開口部に設けられる一方の窓部及び前記一方の窓部に隣接する他方の窓部の間に配置され、前記一方の窓部側の枠体と、前記他方の窓部側の枠体とを連結する連結部に取り付けられる固定部材であって、
前記枠体は、室内側及び室外側の見付面と、これらの見付面を接続する見込面と、前記見込面の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲し、前記固定部材が係合可能な枠体側係合部を有し、
前記固定部材は、前記連結部に取り付けられた状態で見込方向に延びる板状部と、
前記板状部の見込方向における端部から、前記枠体側係合部側へ向かうとともに見込方向外側に向かって延出し、前記枠体側係合部に係合可能な固定部材側係合部と、
前記板状部の前記端部から見込方向に延出するとともに前記連結部の見込面に締結するための貫通孔を有し、前記枠体及び前記連結部を固定する固定部と、を備える、固定部材。 - 前記固定部は、前記板状部から、前記枠体よりも見込方向室外側に延出する請求項1に記載の固定部材。
- 請求項1又は2に記載の固定部材を有する建具であって、
前記連結部の室外側見付面に取り付けられ、前記連結部の見付面を被覆するカバー部材を備え、
前記カバー部材は、前記連結部の見付面に沿って延びる中央側延出部と、
前記中央側延出部から連続して見付方向外側に延出し、前記枠体の見付方向における端部を被覆する端部側延出部と、
前記端部側延出部の室内側から前記連結部の見込面に沿って突出するカバー部材固定部と、を有し、
前記カバー部材固定部は、前記連結部の見込面に、見付方向外側からネジにより固定される、建具。 - 前記固定部材における前記固定部の見付方向外側で、前記カバー部材の前記端部側延出部の室内側面及び枠体の室外側の見付面の間の隙間に配置され、前記隙間をシールするシール部を有する、請求項3記載の建具。
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