JP2019163616A - 固定部材及びこれを用いた建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】建具の意匠性を向上させる固定部材を提供すること。【解決手段】建物の開口部に設けられる2つの窓部20の間に配置され、一方の窓部20側の枠体2と、他方の窓部20側の枠体2とを連結する連結部10に取り付けられるアンカー1であって、枠体2は、室内側及び室外側の見付面と、これらの見付面を接続する見込面と、見込面の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲し、アンカー1が係合可能な枠体側係合部240を有し、アンカー1は、取り付けられた状態で見込方向に延びる板状部11と、板状部11の見込方向の端部から、枠体側係合部240側へ向かうとともに見込方向外側に向かって延出し、枠体側係合部240に係合可能な固定部材側係合部12と、板状部11の端部から見込方向に延出するとともに連結部10の見込面に締結するための貫通孔13aを有し、枠体2及び連結部10を固定する固定部13と、を備えるアンカー1である。【選択図】図3

Description

本発明は、固定部材及びこれを用いた建具に関する。
従来、隣接する二つの窓部の間に配置される連結部には、窓部のそれぞれの枠体と、連結部とを連結して固定する固定部材を取り付けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1に記載の技術では、枠体の見込面の端部に、見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲する枠体側係合部が形成されている。固定部材には、連結部の見込方向に沿って取り付けられる長方形の板状部と、板状部の長手方向の端部から、枠体側係合部側に延出して枠体側係合部に係合する係合部が設けられている。また、固定部材は、枠体に係合させるとともに、連結部にネジにより締結して固定される。固定部材のネジを締結する面は、固定部材の板状部から、係合部が突出する方向と反対側の見付方向に延出している。
特開2014−190085号公報
固定部材を枠体に係合させるとともに連結部に締結するため、固定部材に、見込方向の一方及び他方から係合部や固定部の締結面を設けると、固定部の見付方向の寸法も大きくなり、固定部を覆う隣接する枠体間の外観面にも影響が出る。このため、意匠性を向上させることが難しくなる場合があった。このため、固定部の見付寸法を小さくして、建具の意匠性を向上させることが可能な固定部材が望まれていた。
本発明は、建物の開口部に設けられる一方の窓部(例えば、後述の窓部20)及び前記一方の窓部に隣接する他方の窓部の間に配置され、前記一方の窓部側の枠体(例えば、後述の枠体2)と、前記他方の窓部側の枠体とを連結する連結部(例えば、後述の連結部10)に取り付けられる固定部材(例えば、後述のアンカー1)であって、前記枠体は、室内側及び室外側の見付面と、これらの見付面を接続する見込面と、前記見込面の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲し、前記固定部材が係合可能な枠体側係合部(例えば、後述の枠体側係合部240)を有し、前記固定部材は、前記連結部に取り付けられた状態で見込方向に延びる板状部(例えば、後述の板状部11)と、前記板状部の見込方向における端部から、前記枠体側係合部側へ向かうとともに見込方向外側に向かって延出し、前記枠体側係合部に係合可能な固定部材側係合部(例えば、後述の固定部材側係合部12)と、前記板状部の前記端部から見込方向に延出するとともに前記連結部の見込面に締結するための貫通孔(例えば、後述の貫通孔13a)を有し、前記枠体及び前記連結部を固定する固定部(例えば、後述の固定部13)と、を備える、固定部材に関する。
前記固定部は、前記板状部から、前記枠体よりも見込方向室外側に延出することが好ましい。
前記固定部材を有する建具(例えば、後述の連窓100)は、前記連結部の室外側見付面に取り付けられ、前記連結部の見付面を被覆するカバー部材(例えば、後述の外側カバー3)を備え、前記カバー部材は、前記連結部の見付面に沿って延びる中央側延出部(例えば、後述の中央側延出部31)と、前記中央側延出部から連続して見付方向外側に延出し、前記枠体の見付方向における端部を被覆する端部側延出部(例えば、後述の端部側延出部32)と、前記端部側延出部の室内側から前記連結部の見込面に沿って突出するカバー部材固定部(例えば、後述のカバー部材固定部33)と、を有し、前記カバー部材固定部は、前記連結部の見込面に、見付方向外側からネジにより固定される、建具であることが好ましい。
前記固定部材における前記固定部の見付方向外側で、前記カバー部材の前記端部側延出部の室内側面及び枠体の室外側の見付面の間の隙間(例えば、後述の隙間S)に配置され、前記隙間をシールするシール部(例えば、後述のシール部35)を有することが好ましい。
本発明によれば、建具の意匠性を向上させる固定部材を提供することができる。
本実施形態の連窓を室外側から見た正面図である。 本実施形態の連窓の連結部近傍における縦断面図である。 本実施形態の連窓の連結部近傍における横断面図である。 本実施形態のアンカーを示し(a)図は斜視図、(b)図は正面図、(c)図は側面図を示す。 本実施形態の受け金具を示し(a)図は斜視図、(b)図は正面図、(c)図は側面図を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態の建具の室外側から見た正面図である。本実施形態では、建具は、建物の開口部に設けられる2つの窓部20が見付方向に隣接して配置される連窓100である。また、連窓100は、耐火設備が設けられた防火窓である。
なお、本明細書において、見付方向とは、連窓100の正面に向き合って見た場合の左右方向を言い、見込方向とは、連窓100の室内外方向、すなわち奥行方向を言う。
連窓100は、互いに隣接する2つの窓部20と、2つの窓部20の間に配置される連結部10と、窓部20及び連結部10を接続して固定する固定部材としてのアンカー1とを有する。
窓部20は、それぞれが枠体2及びガラス25を有する。
枠体2は、上枠21、下枠22、外側縦枠23及び内側縦枠24が枠組みして形成される。枠体2は、内周側に向かって解放された略コの字型の枠材により構成される。上枠21、下枠22、外側縦枠23及び内側縦枠24のそれぞれは、室内側及び室外側の見付面及びこれらの見付面を接続する見込面を有する。
上枠21及び下枠22は、枠体2の上方下でそれぞれが見付方向に延びるように配置される。
外側縦枠23及び内側縦枠24は、見付方向の外側で上枠21及び下枠22を接続するように延びる。外側縦枠23は、連窓100の見付方向の外側に位置する。内側縦枠24は、隣接する相手側の窓部20に近い見付方向の内側に位置する。
ガラス25は、枠体2の内周側に形成されるガラス保持溝に保持される。
図2は、連窓100の連結部10近傍の縦断面図である。図2に示すように、建物の開口部において、窓部20及び連結部10の下側にはモルタル部101が配置され、上側には耐熱繊維の耐火材が充填されている(図示せず)。
連窓100は、後述する通り、室外側に、カバー部材としての外側カバー3と、シール部35とを有する。また、室内側に、耐火ボード4と、耐火ボード支持体41と、受け金具5と、を有する。
図3は、連窓100の連結部10近傍の横断面図である。図3に示すように、内側縦枠24は、枠体側係合部240を有する。
枠体側係合部240は、内側縦枠24の見付方向の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲する。枠体側係合部240は、断面視略L字状で、後述するアンカー1が係合する部分である。枠体側係合部240は、内側縦枠24の見付方向の端部から見付方向外側、すなわち隣接する相手側の窓部20の方へ延出する縦枠見付延出部241と、縦枠見付延出部241の見付方向外側の端部から内側縦枠24の見込方向の中央部側へ向かって延出する縦枠見込延出部242とを有する。枠体側係合部240は、内側縦枠24の室外側の見付方向の端部及び室内側の見付方向の端部の両方に形成される。
連結部10は、図3に示すように、内部が中空で断面視長方形の金属製の角材である。連結部10は、一方の窓部20及び他方の窓部20の間に配置される。より詳細には、連結部10は、内側縦枠24同士の間に配置され、一方の内側縦枠24と他方の内側縦枠24とを連結する。また、連結部10は、連窓100の上下方向に延びるように配置される。連結部10は、図2に示すように、取付金具15に締結されて、この取付金具15を建物の躯体に溶接することで建物の開口部に固定される。
図4(a)はアンカー1の斜視図、図4(b)はアンカー1の正面図、図4(c)はアンカー1の側面図を示す。アンカー1は、連結部10及び内側縦枠24に取り付けられ、これらを固定する部材である。アンカー1は、板状部11と、固定部材側係合部12と、固定部13と、を有する。
板状部11は、略長方形の平坦な板体であり、連結部10に取り付けられた状態で、連結部10の見込面に沿って延びるように配置される。
固定部材側係合部12は、板状部11の長手方向の端部の一方及び他方に形成される。固定部材側係合部12は、立ち上がり部121及び係合片部122を有する。
立ち上がり部121は、連結部10に取り付けられた状態で、板状部11の見込方向における端部から、見付方向外側に立ち上がって枠体側係合部側へ向かう。
係合片部122は、立ち上がり部121の先端から板状部11の長手方向に沿い、連結部10に取り付けられた状態で、板状部11の見込方向における端部から見込方向外側へ延びる。
図2に示すように、固定部材側係合部12は、内側縦枠24の枠体側係合部240における縦枠見込延出部242の内面、すなわち内側縦枠24の見込面側に係合片部122が位置するように枠体側係合部240に係合する。
固定部13は、板状部11から長手方向外側にさらに延出する平坦な面である。固定部13は、アンカー1が連結部10に取り付けられた状態で板状部11の見込方向における端部から見込方向に延出し、内側縦枠24よりも見込方向室外側に延出する。固定部13は、連結部10の見込面にネジを締結するための貫通孔13aを有する。内側縦枠24に係合している固定部13が、連結部10の見込面に当接して、貫通孔13aを挿通するネジが締結されることにより、固定部13は、内側縦枠24と連結部10とを固定する。
図3に戻って、外側カバー3は、連結部10の室外側見付面に取り付けられ、連結部10の室外側見付面や、内側縦枠24及び連結部10を固定部13が固定する部分を被覆する。外側カバー3は、平面部30及びカバー部材固定部33と、を有する。
平面部30は、連結部10の見付方向に沿って延びる平面状の板面である。平面部30は、また、連結部10の上下方向にも沿って延び、連結部10の外側を覆う。平面部30は、中央側延出部31及び端部側延出部32を有する。
中央側延出部31は、横断面視で、平面部30のうち見付方向中央部側で連結部10の見付面に沿って延びる部分である。
端部側延出部32は、中央側延出部31から連続して見付方向外側に延出し、中央側延出部31の見付方向の両端側から内側縦枠24側へ向かって延出する部分である。端部側延出部32は、内側縦枠24の見付方向の端部を被覆するように配置され、アンカー1の固定部材側係合部12と内側縦枠24の枠体側係合部240との係合部分も覆っている。
カバー部材固定部33は、平面部30における端部側延出部32の室内側面から突出し、連結部10の見込面に沿って延出する面である。カバー部材固定部33は、貫通孔を有し、連結部10の見込面に、見付方向外側からネジによって締結される。
シール部35が、アンカー1の固定部13の見付方向外側で、外側カバー3の端部側延出部32の室内側面と、内側縦枠24の室外側の見付面との間の隙間Sに配置される。シール部35は、湿式シールであり、端部側延出部32の室内側面と、内側縦枠24の室外側の見付面との隙間Sをシールして塞ぐことで、固定部13の近傍に水等が進入することが防止される。また、シール部35よりも見付方向の連結部10寄りには、耐火材が充填される。
耐火ボード4は、図2及び図3に示すように、連結部10の室内側の見付面側に配置される。耐火ボード4は、連結部10の室内側の見付面よりも見付方向の幅が広く、隣接する窓部20の内側縦枠24同士の間隔よりも狭い程度の見付方向の幅を有する。耐火ボード4は、室内側から見込方向に貫通するネジにより連結部10に固定されており、建物の躯体には固定されていない。耐火ボード4の上側と、躯体との間には、ロックウール等の不燃の耐火材が充填される。
耐火ボード支持体41は、連結部10の室内側で、耐火ボード4の室外側に配置され、耐火ボード4が火災時に倒れることを防止する。耐火ボード支持体41は、耐火ボード4よりも長手方向の長さが長く、下端は枠体2よりも下で建物のモルタル部101に埋設され、上端は躯体上部に取り付けられている。
図5(a)は、受け金具5の斜視図であり、図5(b)は受け金具5の正面図、図5(c)は、受け金具の側面図である。図5(a)〜図5(c)に示すように、受け金具5は耐火ボード4の上端側及び下端側に設けられる。受け金具5は、受け面部51と、壁部52と、接続部53と、を有する。
受け面部51は、平面視略四角形の平面状の板面である。受け面部51は、取り付けられた状態で、耐火ボード4の下面又は上面に当接し、耐火ボード4の下面及び上面を支持する。受け面部51は、耐火ボード4の見込方向及び見付方向の寸法と対応する寸法を有する。
壁部52は、受け面部51から離間する方向(例えば、図5(a)における上方)に向かって起立する面であり、見付側壁部521と、見込側壁部522と、を有する。
見付側壁部521は、受け面部51の室内側見付面に沿って延びる端縁51aから起立する面である。見付側壁部521は、受け面部51の見付方向の寸法よりも小さく、受け面部51の室内側の見付方向に延びる端縁51aの略中央部寄りに形成され、両端側には隙間が形成されている。見付側壁部521は、耐火ボード4の下端側に配置された受け金具5では、耐火ボード4の室内側面の下端を位置決めし、上端側に配置された受け金具5では、耐火ボード4の上端から室内側面に沿って下垂して、耐火ボード4が室内側に倒れることを抑止する。
見込側壁部522は、受け面部51の見込面に沿って延びる端縁51bから起立する面であり、受け面部51の見付方向の一方と他方からそれぞれ起立している。見込側壁部522は、受け面部51の見込方向に沿う端縁51bの室内側寄りに位置しており、室外側は空いている。
接続部53は、受け面部51の見込方向室外側の端部において見付方向に沿って延びる端縁51cから、壁部52の起立する方向の反対側(例えば、図5(a)における下方)に向かって延出する面であり、貫通孔531が形成されている。
図2に示すように、下方側に配置された受け金具5の接続部53は、受け面部51に耐火ボード4が載った状態で、下方へ延び、耐火ボード支持体41にネジにより締結して連結される。また、上方側に配置された受け金具5の連結部は、受け面部51が耐火ボード4の上端に接した状態で、上方へ延び、耐火ボード支持体41にネジにより締結して連結される。
なお、連結部10の室内側には、図3に示すように、内側縦枠24の室内側の見付面の端部から、耐火ボード4の周囲を覆うように断面視略コの字状の内側カバー6が取り付けられる。
内側カバー6の内部では、連結部10の室内側の見付面に、連結部10の見付方向の幅よりも広い幅の連結板61が接続されている。
連結板61の見付方向両端部における室外側の面と、連結部10の見込面の室内側の端部と、内側縦枠24の室内側の見付面の端部と、内側カバー6の見込面の室外側端部と、の四つの面に沿うように屈曲した、横断面視で四つの面を有する内側アタッチメント62が配置されている。内側アタッチメント62を介して、連結板61が接続された連結部10及び内側縦枠24を固定するとともに、これらを内側カバー6に固定している。
次に、連窓100の組み立て方法について説明する。
まず、内側縦枠24の枠体側係合部240に、アンカー1の固定部材側係合部12を係合させる。このとき、固定部13は内側縦枠24から室外側へ、例えば8〜10mm突出している。アンカー1は、内側縦枠24の見込面に、上下方向に間隔を空けて複数取り付ける。間隔は、例えば、390〜410mmであってよい。また、内側縦枠24の室内側の端部には、内側アタッチメント62をネジで取付けておく。
アンカー1を取り付けた連結部10の上端及び下端には、躯体に連結するための取付金具15を取付け、連結部10の室内側の見付面には連結板61を取付ける。
次に、連結部10と内側縦枠24とを組み付ける。内側縦枠24に係合させたアンカー1の固定部13を、連結部10の見込面にネジで締結する。また、内側アタッチメント62を、内側縦枠24の室内側の見付面の端部に向けてネジを締結し、ネジの軸部をアンカー1の室内側の固定部材側係合部12の見込面に沿って配置する。この状態で、左右の窓部20の内側縦枠24と連結部10が組み合わされ、枠体2と連結部10が連窓100となる。組み合わされた連窓100を、建物の開口部にセットする。
連結部10に取り付けた取付金具15を、建物の躯体の鉄筋に溶接し、連結部10を開口部に固定する。また、連結部10が開口部に固定された状態で、連結板61と内側アタッチメント62とをネジにより締結し、内側アタッチメント62を介して、固定された連結部10と内側縦枠24とを接続する。
次に、耐火ボード支持体41を連結部10の室内側に配置し、上下を固定して取り付ける。また、受け金具5を開口部の下側の室内側面に配置し、接続部53を耐火ボード支持体41の下端部に連結する。
受け金具5の受け面部51の上に、耐火ボード4の下面を載せ、受け金具5によって耐火ボード4の位置を位置決めしながら、耐火ボード4を耐火ボード支持体41の室内側に配置する。耐火ボード4の上下方向の中央部で、耐火ボード4、耐火ボード支持体41及び連結部10を見込方向に締結するネジにより固定する。また、下側と同様に、受け金具5を耐火ボード4の上面にも取付ける。耐火ボード4の上部には、耐火材を充填する。耐火ボード4が連結部に固定され、躯体に固定されていないので、躯体上部の形状がどのような構成になっていても、確実に耐火ボード4を固定することができる。
連結部10の室外側では、外側カバー3のカバー部材固定部33を、連結部19の室外側の見込面にネジにより固定する。そして、カバー部材固定部33から見付方向外側で、内側縦枠24と外側カバー3との間に耐火材を充填しながら、内側縦枠24と外側カバー3との間の隙間をシール部35でシールする。
連結部10の室内側では、内側カバー6を内側アタッチメント62に取り付ける。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、アンカー1を、建物の開口部に設けられる一方の窓部20及び一方の窓部20に隣接する他方の窓部20の間に配置され、一方の窓部20側の枠体2と、他方の窓部20側の枠体2とを連結する連結部10に取り付けた。また枠体2を、室内側及び室外側の見付面と、これらの見付面を接続する見込面と、見込面の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲し、アンカー1が係合可能な枠体側係合部240を含んで構成した。また、アンカー1を、連結部10に取り付けられた状態で見込方向に延びる板状部11と、板状部11の見込方向における端部から、枠体側係合部240側へ向かうとともに見込方向外側に向かって延出し、枠体側係合部240に係合可能な固定部材側係合部12と、板状部11の端部から見込方向に延出するとともに連結部10の見込面に締結するための貫通孔13aを有し、枠体2及び連結部10を固定する固定部13と、を含んで構成した。
アンカー1の固定部13が板状部11から見込方向に延出しており、固定部13に設けられた貫通孔13aを設け、貫通孔13aにネジを見付方向に挿通させて、アンカー1と連結部10とを締結固定した。固定部13が見込方向に延びているので、連結部10に取り付けられた状態の固定部13の見付寸法を小さくすることができる。よって、アンカー1が取り付けられる連結部10等を覆う隣接する枠体2間の見付寸法の設計の自由度が上がり、見付寸法を小さくすることも可能になる。このため、見付方向の小さなアンカー1により、連窓100の意匠性を向上することができる。
本実施形態では固定部13を、板状部11から、枠体2(内側縦枠24)よりも見込方向室外側に延出させた。固定部材側係合部12が枠体側係合部240側に向かうとともに見込方向に延出する一方、固定部13が板状部11から内側縦枠24よりも見込方向室外側に延びている。このような構成によれば、アンカー1が内側縦枠24に係合した状態で、アンカー1の板状部11と固定部材側係合部12との間の見付方向の距離より小さい範囲に、連結部10の見込面に見付方向にネジを締結するネジの頭部を納めることができる。このため、アンカー1の連結部10に対する固定に必要な見付方向の幅を小さくすることができ、アンカー1の見付寸法を小さくすることができる。よって、アンカー1を覆う隣接する枠体2間の外観面の見付寸法を小さくすることができるので、上記と同様の効果を奏する。
本実施形態では、上述のアンカー1有する連窓100を、連結部10の室外側見付面に取り付けられ、連結部10の見付面を被覆する外側カバー3を含んで構成した。また、外側カバー3を、連結部10の見付面に沿って延びる中央側延出部31と、中央側延出部31から連続して見付方向外側に延出し、枠体2の見付方向における端部を被覆する端部側延出部32と、端部側延出部32の室内側から連結部10の見込面に沿って突出するカバー部材固定部33と、を含んで構成した。また、カバー部材固定部33を、連結部10の見込面に、見付方向外側からネジにより固定した。
カバー部材固定部33を、連結部10の見込面に、見付方向外側からネジにより固定することで、外側カバー3の見付方向外側に延出する端部側延出部によりネジで固定した部分が隠れ、室外側から視認されない。このため、外側カバー3を連結部10に固定する部分のために見付方向の幅を別途延出させる必要がない。その結果、外側カバー3の見付け寸法を小さくすることができ、意匠性を向上させることができる。
本実施形態では、アンカー1における固定部13の見付方向外側で、外側カバー3の端部側延出部32の室内側面及び枠体2の室外側の見付面の間の隙間Sに配置され、隙間Sをシールするシール部35を含んで構成した。
外側カバー3の端部側延出部32と、内側縦枠24の室外側の見付面との間の隙間Sを、固定部13よりも見付方向外側でシールすることで、外側カバー3の端部側延出部32と、内側縦枠24の室外側の見付面と、固定部13とにより形成される空間に水等が進入することを防止することができる。このため、連結部10の内部に水が進入したり、固定部13が劣化することを防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、連結部として中空の金属製の角材を用いているが、これに限られない。連結部10として、従来用いられている方立であってもよい。また、建物の躯体部分で構成される壁も、本発明の連結部の概念に含まれる。
また、連結部10は、上下方向に延びるように配置されているが、見付方向に延びる無目であってもよい。
また、上記実施形態では、単窓を例に説明したが、段窓であっても同様のアンカーを用いることができる。
1 アンカー(固定部材)
2 枠体
3 外側カバー(カバー部材)
10 連結部
11 板状部
12 固定部材側係合部
13 固定部
13a 貫通孔
20 窓部
31 中央側延出部
32 端部側延出部
33 カバー部材固定部
35 シール部
100 連窓(建具)
240 枠体側係合部

Claims (4)

  1. 建物の開口部に設けられる一方の窓部及び前記一方の窓部に隣接する他方の窓部の間に配置され、前記一方の窓部側の枠体と、前記他方の窓部側の枠体とを連結する連結部に取り付けられる固定部材であって、
    前記枠体は、室内側及び室外側の見付面と、これらの見付面を接続する見込面と、前記見込面の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲し、前記固定部材が係合可能な枠体側係合部を有し、
    前記固定部材は、前記連結部に取り付けられた状態で見込方向に延びる板状部と、
    前記板状部の見込方向における端部から、前記枠体側係合部側へ向かうとともに見込方向外側に向かって延出し、前記枠体側係合部に係合可能な固定部材側係合部と、
    前記板状部の前記端部から見込方向に延出するとともに前記連結部の見込面に締結するための貫通孔を有し、前記枠体及び前記連結部を固定する固定部と、を備える、固定部材。
  2. 前記固定部は、前記板状部から、前記枠体よりも見込方向室外側に延出する請求項1に記載の固定部材。
  3. 請求項1又は2に記載の固定部材を有する建具であって、
    前記連結部の室外側見付面に取り付けられ、前記連結部の見付面を被覆するカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、前記連結部の見付面に沿って延びる中央側延出部と、
    前記中央側延出部から連続して見付方向外側に延出し、前記枠体の見付方向における端部を被覆する端部側延出部と、
    前記端部側延出部の室内側から前記連結部の見込面に沿って突出するカバー部材固定部と、を有し、
    前記カバー部材固定部は、前記連結部の見込面に、見付方向外側からネジにより固定される、建具。
  4. 前記固定部材における前記固定部の見付方向外側で、前記カバー部材の前記端部側延出部の室内側面及び枠体の室外側の見付面の間の隙間に配置され、前記隙間をシールするシール部を有する、請求項3記載の建具。
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