JP6957394B2 - 連窓構造 - Google Patents

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Description

本発明は、連窓構造に関する。
従来、建物の開口部において、隣接する二つの窓部の間に、方立のような連結部が配置された連窓構造が知られている。連窓構造では、窓部のそれぞれの枠体と、連結部とが、板状の固定部材を介して連結されている。防火性を高めるため、この固定部材と枠体とを、互いに係合可能な係合部により接続することで、高熱に曝された場合の変形に耐えうる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、枠体と連結部とを確実に連結することで、火炎が貫通することは抑制できるが、連結部自体は高熱に曝される。連結部自体の耐火性能を向上させる場合は、連結部の室内側に耐火ボードを配置することができる。
特開2014−190085号公報
建物の開口部周囲の躯体の構造は、建物によって異なっているため、耐火ボードを取り付ける対象が構造によって異なる。このため、躯体内部がどのような構造になっていても耐火ボードを取付けやすい連窓構造が望まれていた。
本発明は、建物の開口部に設けられる一方の窓部(例えば、後述の窓部20)及び前記一方の窓部に隣接する他方の窓部の間に配置され、前記一方の窓部側の枠体(例えば、後述の枠体2)と、前記他方の窓部側の枠体とを連結する連結部(例えば、後述の連結部10)を有する連窓構造であって、前記連結部の室内側の見付面側に配置される耐火ボード(例えば、後述の耐火ボード4)と、前記耐火ボードの下面を支持する平面状の受け面部(例えば、後述の受け面部51)を有する受け金具(例えば、後述の受け金具5)と、を有する、連窓構造に関する。
前記受け金具は、前記受け面部の室内側見付面又は見込面のいずれか少なくとも一方から起立する壁部(例えば、後述の壁部52)を有することが好ましい。
前記受け金具は、前記耐火ボードの上端側及び下端側に設けられ、前記耐火ボードの前記上端側に配置される受け金具は、少なくとも前記受け面部の前記室内側見付面から起立する前記壁部を有し、前記上端側に取り付けられた状態で、前記壁部は、前記耐火ボードの室内側面に沿って下垂することが好ましい。
前記連結部の室内側で、前記耐火ボードの室外側に配置される耐火ボード支持体(例えば、後述の耐火ボード支持体41)をさらに備え、前記受け金具は、前記耐火ボード支持体と別部材で構成されることが好ましい。
本発明によれば、耐火ボードの施工性を向上させた連窓構造を提供することができる。
本実施形態の連窓を室外側から見た正面図である。 本実施形態の連窓の連結部近傍における縦断面図である。 本実施形態の連窓の連結部近傍における横断面図である。 本実施形態のアンカーを示し(a)図は斜視図、(b)図は正面図、(c)図は側面図を示す。 本実施形態の受け金具を示し(a)図は斜視図、(b)図は正面図、(c)図は側面図を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態の建具の室外側から見た正面図である。連窓構造は、連窓100及び連窓100が配置される建物の躯体内部の構造体により構成される。
なお、本明細書において、見付方向とは、連窓100の正面に向き合って見た場合の左右方向を言い、見込方向とは、連窓100の室内外方向、すなわち奥行方向を言う。
連窓100は、耐火設備が設けられた防火窓である。連窓100は、見付方向に互いに隣接して配置される2つの窓部20と、2つの窓部20の間の連結部10と、窓部20及び連結部10を接続して固定する固定部材としてのアンカー1と、を有する。
窓部20は、それぞれが枠体2及びガラス25を有する。
枠体2は、上枠21、下枠22、外側縦枠23及び内側縦枠24が枠組みして形成される。枠体2は、内周側に向かって解放された略コの字型の枠材により構成される。上枠21、下枠22、外側縦枠23及び内側縦枠24のそれぞれは、室内側及び室外側の見付面及びこれらの見付面を接続する見込面を有する。
上枠21及び下枠22は、枠体2の上方下でそれぞれが見付方向に延びるように配置される。
外側縦枠23及び内側縦枠24は、見付方向の外側で上枠21及び下枠22を接続するように延びる。外側縦枠23は、連窓100の見付方向の外側に位置する。内側縦枠24は、隣接する相手側の窓部20に近い見付方向の内側に位置する。
ガラス25は、枠体2の内周側に形成されるガラス保持溝に保持される。
図2は、連窓100の連結部10近傍の縦断面図である。図2に示すように、建物の開口部において、窓部20及び連結部10の下側にはモルタル部101が配置され、上側には耐熱繊維の耐火材が充填されている(図示せず)。
連窓100は、後述する通り、室外側に、カバー部材としての外側カバー3と、シール部35とを有する。また、室内側に、耐火ボード4と、耐火ボード支持体41と、受け金具5と、を有する。
図3は、連窓100の連結部10近傍の横断面図である。図3に示すように、内側縦枠24は、枠体側係合部240を有する。
枠体側係合部240は、内側縦枠24の見付方向の端部から見付方向外側に延出して見込方向室内側に屈曲する。枠体側係合部240は、断面視略L字状で、後述するアンカー1が係合する部分である。枠体側係合部240は、内側縦枠24の見付方向の端部から見付方向外側、すなわち隣接する相手側の窓部20の方へ延出する縦枠見付延出部241と、縦枠見付延出部241の見付方向外側の端部から内側縦枠24の見込方向の中央部側へ向かって延出する縦枠見込延出部242とを有する。枠体側係合部240は、内側縦枠24の室外側の見付方向の端部及び室内側の見付方向の端部の両方に形成される。
連結部10は、図3に示すように、内部が中空で断面視長方形の金属製の角材である。連結部10は、一方の窓部20及び他方の窓部20の間に配置される。より詳細には、連結部10は、内側縦枠24同士の間に配置され、一方の内側縦枠24と他方の内側縦枠24とを連結する。また、連結部10は、連窓100の上下方向に延びるように配置される。連結部10は、図2に示すように、取付金具15に締結されて、この取付金具15を建物の躯体に溶接することで建物の開口部に固定される。
図4(a)はアンカー1の斜視図、図4(b)はアンカー1の正面図、図4(c)はアンカー1の側面図を示す。アンカー1は、連結部10及び内側縦枠24に取り付けられ、これらを固定する部材である。アンカー1は、板状部11と、固定部材側係合部12と、固定部13と、を有する。
板状部11は、略長方形の平坦な板体であり、連結部10に取り付けられた状態で、連結部10の見込面に沿って延びるように配置される。
固定部材側係合部12は、板状部11の長手方向の端部の一方及び他方に形成される。固定部材側係合部12は、立ち上がり部121及び係合片部122を有する。
立ち上がり部121は、連結部10に取り付けられた状態で、板状部11の見込方向における端部から、見付方向外側に立ち上がって枠体側係合部側へ向かう。
係合片部122は、立ち上がり部121の先端から板状部11の長手方向に沿い、連結部10に取り付けられた状態で、板状部11の見込方向における端部から見込方向外側へ延びる。
図2に示すように、固定部材側係合部12は、内側縦枠24の枠体側係合部240における縦枠見込延出部242の内面、すなわち内側縦枠24の見込面側に係合片部122が位置するように枠体側係合部240に係合する。
固定部13は、板状部11から長手方向外側にさらに延出する平坦な面である。固定部13は、アンカー1が連結部10に取り付けられた状態で板状部11の見込方向における端部から見込方向に延出し、内側縦枠24よりも見込方向室外側に延出する。固定部13は、連結部10の見込面にネジを締結するための貫通孔13aを有する。内側縦枠24に係合している固定部13が、連結部10の見込面に当接して、貫通孔13aを挿通するネジが締結されることにより、固定部13は、内側縦枠24と連結部10とを固定する。
図3に戻って、外側カバー3は、連結部10の室外側見付面に取り付けられ、連結部10の室外側見付面や、内側縦枠24及び連結部10を固定部13が固定する部分を被覆する。外側カバー3は、平面部30及びカバー部材固定部33と、を有する。
平面部30は、連結部10の見付方向に沿って延びる平面状の板面である。平面部30は、また、連結部10の上下方向にも沿って延び、連結部10の外側を覆う。平面部30は、中央側延出部31及び端部側延出部32を有する。
中央側延出部31は、横断面視で、平面部30のうち見付方向中央部側で連結部10の見付面に沿って延びる部分である。
端部側延出部32は、中央側延出部31から連続して見付方向外側に延出し、中央側延出部31の見付方向の両端側から内側縦枠24側へ向かって延出する部分である。端部側延出部32は、内側縦枠24の見付方向の端部を被覆するように配置され、アンカー1の固定部材側係合部12と内側縦枠24の枠体側係合部240との係合部分も覆っている。
カバー部材固定部33は、平面部30における端部側延出部32の室内側面から突出し、連結部10の見込面に沿って延出する面である。カバー部材固定部33は、貫通孔を有し、連結部10の見込面に、見付方向外側からネジによって締結される。
シール部35が、アンカー1の固定部13の見付方向外側で、外側カバー3の端部側延出部32の室内側面と、内側縦枠24の室外側の見付面との間の隙間Sに配置される。シール部35は、湿式シールであり、端部側延出部32の室内側面と、内側縦枠24の室外側の見付面との隙間Sをシールして塞ぐことで、固定部13の近傍に水等が進入することが防止される。また、シール部35よりも見付方向の連結部10寄りには、耐火材が充填される。
耐火ボード4は、図2及び図3に示すように、連結部10の室内側の見付面側に配置される。耐火ボード4は、連結部10の室内側の見付面よりも見付方向の幅が広く、隣接する窓部20の内側縦枠24同士の間隔よりも狭い程度の見付方向の幅を有する。耐火ボード4は、室内側から見込方向に貫通するネジにより連結部10に固定されており、建物の躯体には固定されていない。耐火ボード4の上側と、躯体との間には、ロックウール等の不燃の耐火材が充填される。
耐火ボード支持体41は、連結部10の室内側で、耐火ボード4の室外側に配置され、耐火ボード4が火災時に倒れることを防止する。耐火ボード支持体41は、耐火ボード4よりも長手方向の長さが長く、下端は枠体2よりも下で建物のモルタル部101に埋設され、上端は躯体上部に取り付けられている。
図5(a)は、受け金具5の斜視図であり、図5(b)は受け金具5の正面図、図5(c)は、受け金具の側面図である。図5(a)〜図5(c)に示すように、受け金具5は耐火ボード4の上端側及び下端側に設けられる。受け金具5は、受け面部51と、壁部52と、接続部53と、を有する。
受け面部51は、平面視略四角形の平面状の板面である。受け面部51は、取り付けられた状態で、耐火ボード4の下面又は上面に当接し、耐火ボード4の下面及び上面を支持する。受け面部51は、耐火ボード4の見込方向及び見付方向の寸法と対応する寸法を有する。
壁部52は、受け面部51から離間する方向(例えば、図5(a)における上方)に向かって起立する面であり、見付側壁部521と、見込側壁部522と、を有する。
見付側壁部521は、受け面部51の室内側見付面に沿って延びる端縁51aから起立する面である。見付側壁部521は、受け面部51の見付方向の寸法よりも小さく、受け面部51の室内側の見付方向に延びる端縁51aの略中央部寄りに形成され、両端側には隙間が形成されている。見付側壁部521は、耐火ボード4の下端側に配置された受け金具5では、耐火ボード4の室内側面の下端を位置決めし、上端側に配置された受け金具5では、耐火ボード4の上端から室内側面に沿って下垂して、耐火ボード4が室内側に倒れることを抑止する。
見込側壁部522は、受け面部51の見込面に沿って延びる端縁51bから起立する面であり、受け面部51の見付方向の一方と他方からそれぞれ起立している。見込側壁部522は、受け面部51の見込方向に沿う端縁51bの室内側寄りに位置しており、室外側は空いている。
接続部53は、受け面部51の見込方向室外側の端部において見付方向に沿って延びる端縁51cから、壁部52の起立する方向の反対側(例えば、図5(a)における下方)に向かって延出する面であり、貫通孔531が形成されている。
図2に示すように、下方側に配置された受け金具5の接続部53は、受け面部51に耐火ボード4が載った状態で、下方へ延び、耐火ボード支持体41にネジにより締結して連結される。また、上方側に配置された受け金具5の連結部は、受け面部51が耐火ボード4の上端に接した状態で、上方へ延び、耐火ボード支持体41にネジにより締結して連結される。
なお、連結部10の室内側には、図3に示すように、内側縦枠24の室内側の見付面の端部から、耐火ボード4の周囲を覆うように断面視略コの字状の内側カバー6が取り付けられる。
内側カバー6の内部では、連結部10の室内側の見付面に、連結部10の見付方向の幅よりも広い幅の連結板61が接続されている。
連結板61の見付方向両端部における室外側の面と、連結部10の見込面の室内側の端部と、内側縦枠24の室内側の見付面の端部と、内側カバー6の見込面の室外側端部と、の四つの面に沿うように屈曲した、横断面視で四つの面を有する内側アタッチメント62が配置されている。内側アタッチメント62を介して、連結板61が接続された連結部10及び内側縦枠24を固定するとともに、これらを内側カバー6に固定している。
次に、連窓100の組み立て方法について説明する。
まず、内側縦枠24の枠体側係合部240に、アンカー1の固定部材側係合部12を係合させる。このとき、固定部13は内側縦枠24から室外側へ、例えば8〜10mm突出している。アンカー1は、内側縦枠24の見込面に、上下方向に間隔を空けて複数取り付ける。間隔は、例えば、390〜410mmであってよい。また、内側縦枠24の室内側の端部には、内側アタッチメント62をネジで取付けておく。
アンカー1を取り付けた連結部10の上端及び下端には、躯体に連結するための取付金具15を取付け、連結部10の室内側の見付面には連結板61を取付ける。
次に、連結部10と内側縦枠24とを組み付ける。内側縦枠24に係合させたアンカー1の固定部13を、連結部10の見込面にネジで締結する。また、内側アタッチメント62を、内側縦枠24の室内側の見付面の端部に向けてネジを締結し、ネジの軸部をアンカー1の室内側の固定部材側係合部12の見込面に沿って配置する。この状態で、左右の窓部20の内側縦枠24と連結部10が組み合わされ、枠体2と連結部10が連窓100となる。組み合わされた連窓100を、建物の開口部にセットする。
連結部10に取り付けた取付金具15を、建物の躯体の鉄筋に溶接し、連結部10を開口部に固定する。また、連結部10が開口部に固定された状態で、連結板61と内側アタッチメント62とをネジにより締結し、内側アタッチメント62を介して、固定された連結部10と内側縦枠24とを接続する。
次に、耐火ボード支持体41を連結部10の室内側に配置し、上下を固定して取り付ける。また、受け金具5を開口部の下側の室内側面に配置し、接続部53を耐火ボード支持体41の下端部に連結する。
受け金具5の受け面部51の上に、耐火ボード4の下面を載せ、受け金具5によって耐火ボード4の位置を位置決めしながら、耐火ボード4を耐火ボード支持体41の室内側に配置する。耐火ボード4の上下方向の中央部で、耐火ボード4、耐火ボード支持体41及び連結部10を見込方向に締結するネジにより固定する。また、下側と同様に、受け金具5を耐火ボード4の上面にも取付ける。耐火ボード4の上部には、耐火材を充填する。耐火ボード4が連結部に固定され、躯体に固定されていないので、躯体上部の形状がどのような構成になっていても、確実に耐火ボード4を固定することができる。
連結部10の室外側では、外側カバー3のカバー部材固定部33を、連結部19の室外側の見込面にネジにより固定する。そして、カバー部材固定部33から見付方向外側で、内側縦枠24と外側カバー3との間に耐火材を充填しながら、内側縦枠24と外側カバー3との間の隙間をシール部35でシールする。
連結部10の室内側では、内側カバー6を内側アタッチメント62に取り付ける。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、建物の開口部に設けられる一方の窓部20及び一方の窓部20に隣接する他方の窓部20の間に配置され、一方の窓部20側の枠体2と、他方の窓部20側の枠体2とを連結する連結部10を有する連窓構造を、連結部10の室内側の見付面側に配置される耐火ボード4と、耐火ボード4の下面を支持する平面状の受け面部51を有する受け金具5と、を含んで構成した。
連窓構造において連結部10の室内側の見付面側に耐火ボード4を配置するときに、平面状の受け面部を有する受け金具5で耐火ボード4の下面を支持するため、安定して耐火ボード4を取り付けることができる。また、個々の開口部の周囲の構造によって、耐火ボード4を取り付ける耐火ボード4の下面側の構造が平坦でなかったり、耐火ボード4の下面の全面を支持できないような場合であっても、耐火ボード4を容易に施工することができる。さらに、耐火ボード4を受け金具5の受け面部51に載せると、設置する際に見込方向の移動が容易になり、施工性が向上する。
本実施形態では、受け金具5を、受け面部51の室内側見付面又は見込面のいずれか少なくとも一方から起立する壁部52を含んで構成した。
受け面部51の見付面又は見込面のいずれか少なくとも一方から壁部52が起立するので、耐火ボード4が、受け面部51からの室外側の見付面か、又は見込面かのいずれか又は両方にずれることを防止することがで、位置決めが容易になる。このため、耐火ボード4が受け面部51の上に載った状態を維持しやすく、施工性が向上する。
本実施形態では、受け金具5を、耐火ボード4の上端側及び下端側に設けた。また、耐火ボード4の上端側に配置される受け金具5を、少なくとも受け面部51の室内側見付面から起立する壁部52を含んで構成し、上端側に取り付けられた状態で、壁部52を、耐火ボード4の室内側面に沿って下垂させた。
受け金具5を耐火ボード4の上端側及び下端側に取り付けることで、耐火ボード4をより安定して取り付けることができる。特に、受け金具5を耐火ボード4の上端側に取り付けた場合、壁部52が耐火ボード4の室内側面に沿って下垂することになるので、耐火ボード4が室内側に倒れることが効果的に防止でき、施工性が向上する。
本実施形態では、連結部10の室内側で、耐火ボード4の室外側に配置される耐火ボード支持体41をさらに含んで構成した。また、受け金具5を、耐火ボード支持体41と別部材で構成した。
受け金具5を耐火ボード支持体41と別部材で構成することで、受け金具5の受け面部51上に耐火ボード4を載せた状態で、室内側から室外側へ移動させ、耐火ボード4が耐火ボード支持体41に当接した地点で取り付けることができ、施工が容易になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、単窓を例に説明したが、段窓であっても同様のアンカーを用いることができる。また、上記実施形態では、連結部10は、中空の金属製の角材で構成されているが、これに限られない。連結部10として、従来用いられている方立を用いてもよい。また、連結部10は、上下方向に延びるように配置されているが、見付方向に延びる無目に用いてもよい。また、窓部20と窓部20の間に設けられた建物の壁部分も、連結部10の概念に含まれてよい。
また、上記実施形態では、受け金具5を耐火ボード4の上端側及び下端側に取り付けているが、これに限られない。受け金具は、下端側のみに設けてもよい。
また、本実施形態では、受け金具5を耐火ボード支持体41と別部材で構成しているが、これに限られない。受け金具を耐火ボード支持体と一体の部材で構成してもよい。
さらに、本実施形態では、受け金具5に、見付側壁部521と、一対の見込側壁部522とを設けているが、これに限られない。見付側壁部及び一対の見込側壁部のいずれも無い受け金具であってもよく、見付側壁部及び一対の見込側壁部のいずれかのみが形成されている受け金具であってもよく、一対の見込側壁部のうちの片方のみが形成されている受け金具であってもよい。さらに、受け金具が耐火ボードの上端側と下端側の両方に取り付けられている場合に、上端側と下端側で形状が異なっていてもよい。
2 枠体
4 耐火ボード
5 受け金具
10 連結部
20 窓部
41 耐火ボード支持体
52 壁部

Claims (4)

  1. 建物の開口部に設けられる一方の窓部及び前記一方の窓部に隣接する他方の窓部の間に配置され、前記一方の窓部側の枠体と、前記他方の窓部側の枠体とを連結する連結部を有する連窓構造であって、
    前記連結部の室内側の見付面側に配置される耐火ボードと、
    前記耐火ボードの下面を支持する平面状の受け面部を有する受け金具と、を有する、連窓構造。
  2. 前記受け金具は、前記受け面部の室内側見付面又は見込面のいずれか少なくとも一方から起立する壁部を有する請求項1に記載の連窓構造。
  3. 前記受け金具は、前記耐火ボードの上端側及び下端側に設けられ、
    前記耐火ボードの前記上端側に配置される受け金具は、少なくとも前記受け面部の前記室内側見付面から起立する前記壁部を有し、
    前記上端側に取り付けられた状態で、前記壁部は、前記耐火ボードの室内側面に沿って下垂する、請求項2に記載の連窓構造。
  4. 前記連結部の室内側で、前記耐火ボードの室外側に配置される耐火ボード支持体をさらに備え、
    前記受け金具は、前記耐火ボード支持体と別部材で構成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の連窓構造。
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