JP7141362B2 - 防火建具 - Google Patents
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Description
既設方立20は、図1(b)に示すように、矩形中空部を有しており、中空部の左右両側に既設建具10,10を構成する既設竪枠13,13が固定されている。
改修された連窓建具は、改修方立50と、新設建具30を有しており、改修方立50は、図2(b)に示すように、躯体開口部の屋外側部分に配置されて上下が躯体に固定された支持鋼材60と、支持鋼材60の屋外側に配置され、支持鋼材60の屋外側を覆うとともに支持鋼材60に支持されるロックウール部70と、支持鋼材60の屋内側に支持される竪枠支持部80を有している。
以下、本実施形態の防火改修建具に関して、特に、防火性能を有する方立に改修するための構成について、図面を参考に説明する。
図3,4に示すように、第1の実施形態の改修方立50の支持鋼材60は、スチール等の金属材料からなり、断面が矩形中空形状を有する長尺の部材からなる。
なお、支持鋼材60は、中実部材であってもよく、また、断面略U字状若しくはL字状等の板材を複数組み合わせることによって中空形状を形成したものであってもよい。
例えば、支持鋼材60は、屋外側見付壁60aの上端部が躯体開口部に埋設されたアンカー部材Cに固定された断面略L状の上取付金具61aにビス等の固定手段b1により固定されているとともに、屋外側見付壁60aの下端部が躯体開口部に埋設されたアンカー部材Cに固定された断面略L状の下取付金具61bにビス等の固定手段b1により固定されている。
なお、アンカー部材Cは、既設のアンカー部材を利用してもよいが、支持鋼材60の取付位置にあわせて新たに設けてもよい。
ロックウール部70は、支持鋼材60とほぼ同じ長さ寸法を有する長尺の部材である。
枠部材71がアルミ合金の場合には、固定金具73は、枠部材71の内周にほぼ全長に亘って配置される枠部材支持部73aと平面視略L字状の取付部73b,73bを有し、取付部73b,73bが枠部材支持部73aを介して枠部材71の長手方向複数位置に取付けられている。
本実施形態の竪枠支持部80は、スチールやアルミ合金等の金属材料からなり、屋内側見付壁80aと、屋外側見付壁80bと、左右の見込壁80c,80cを有する断面略矩形中空形状を有する長尺の部材であり、必要に応じて屋内側下方部位に切欠き部が設けられている。
連結材85は、見付壁85aと、見付壁85aの左右両端より屋外側に延設された左、右見込壁85b,85bを有し、左、右見込壁85b,85bが支持鋼材60の左右の見込壁60b,60bにネジ等の固定手段b3により固定されている。
なお、必要に応じて、竪枠支持部80と竪枠支持部80に固定された新設竪枠33の屋内側に、竪枠支持部80と新設竪枠33の間を塞ぐ防水シート等のシール材sが貼付されている。
カバー支持金具95は、見付壁95aと、見付壁95aの左右両端部が屋外側に延設された見込壁95c,95cを有しており、見付壁95aが竪枠支持部80の屋内側見付壁80aにネジ等の固定手段b6により固定されている。
屋内側カバー90は、見付壁90aと、見付壁90aの左右両端部が屋外側に延設された見込壁90c,90cを有しており、見込壁90c,90cがビス等の固定手段b7によりカバー支持金具95の見込壁95c,95cに固定されている。
なお、屋内側カバー90は、合成樹脂等によって形成されてもよく、屋内側カバー90とカバー支持金具95は、ビス等の固定手段b7により、新設竪枠33の見込壁部33aに共締め固定されてもよい。
また、ロックウール部70の左右屋内側面と新設竪枠33,33の屋外側面との間には、コーキング材Eが充填されている。
第2の実施形態の防火改修建具は、主に、新設建具30の窓枠の形状及び取付のための構成が第1の実施形態の防火改修建具と相違している。なお、既設下枠の屋外側下レール12aは切除されていない。
以下、図面を参考にして第2の実施形態の防火改修建具について説明するが、第1の実施形態の防火改修建具と同じ構成については、一部説明を省略する。
ロックウール部70は、第1の実施形態のロックウール部70に比べて見付け寸法が大きく形成されているが、他の構成については、同様であるので説明は省略する。
竪枠支持部80は、スチールやアルミ合金等の金属材料からなり、屋内側見付壁80aと、屋外側見付壁80bと、左右の見込壁80c,80cを有する断面略矩形中空形状を有する長尺の部材であり、必要に応じて屋内側下方部位に切欠き部が設けられている。
そして、第2の実施形態の竪枠支持部80は、第1の実施形態の竪枠支持部80に比べて見付け寸法が大きく形成されている。
なお、支持鋼材60の屋内側に配置される竪枠支持部80の見付け寸法は限定されるものではない。例えば、第2の実施形態の防火改修建具において、第1の実施形態の竪枠支持部80を採用してもよく、竪枠支持部80の寸法、形状等は、特に限定されない。
竪枠取付部材86,86は、竪枠支持部80の左右の見込壁80c,80cに固定される見込壁86aと、見込壁86aの室内側端に連続する室内側取付片86bと、見込壁86aの室外側端に連続する室外側取付片86cを有している。
また、第2の実施形態の防火改修建具においては、新設建具30の新設上枠31の屋内側及び新設下枠32の屋内側に、既設上枠11及び既設下枠12を覆うように上カバー部材311及び下カバー部材321が配置されており、上カバー部材311と躯体開口部の間及び下カバー部材321と躯体開口部の間には、必要に応じてコーキング材E2が充填されている。
第3の実施形態の防火改修建具は、改修方立の竪枠支持部が支持鋼材の室内側に一体的に設けられている点で第1の実施形態の防火改修建具と相違している。
以下、図面を参考にして第3の実施形態の防火改修建具について説明するが、第1の実施形態の防火改修建具と同じ構成については、一部説明を省略する。
また、本実施形態の防火改修建具は、竪枠支持部801を構成する室内側見付壁601bに、スチールやアルミ合金等の金属材料からなるカバー支持金具95がネジ等の固定手段b6により固定されており、カバー支持金具95を介して屋内側カバー90が配置されている。
第4の実施形態の防火改修建具は、改修方立の竪枠支持部が支持鋼材の室内側に一体的に設けられている点で第2の実施形態の防火改修建具と相違している。
また、第4の実施形態の防火改修建具は、竪枠支持部の見付寸法が第2の実施形態に比べて小さく、新設竪枠を取り付けるための竪枠取付部材の構成が第2の実施形態の防火改修建具と相違している。
以下、図面を参考にして第4の実施形態の防火改修建具について説明するが、第2の実施形態の防火改修建具と同じ構成については、一部説明を省略する。
竪枠取付部材87,87は、竪枠支持部801の左右の左右の見込壁601c,601cに固定される見込壁87aと、見込壁87aの室内側端から新設竪枠側に延びる室内側取付片87bと、見込壁87aの室外側端から新設竪枠33に延びる室外側取付片87cを有しており、第2の実施形態の竪枠取付部材86,86に比べて、竪枠支持部801から離れた位置で新設竪枠33を支持することが可能である。
そして、支持鋼材60によって躯体開口部に強固に固定された竪枠支持部80に新設竪枠33を取り付けることによって新設窓枠を簡単に施工することができる。
また、本実施形態の連窓は、既設建具を改修する改修建具として有効なものであるが、本発明は、改修建具に限定されるものではなく、新規に配置される建具であってもよい。
33 :新設竪枠
50 :改修方立
60 :支持鋼材
70 :ロックウール部
80 :竪枠支持部
85 :連結材
90 :屋内側カバー
Claims (1)
- 支持鋼材と、ロックウール部と、竪枠支持部と、竪枠とを備え、
支持鋼材は、躯体開口部の屋外側部分に配置され、上下が躯体開口部に固定されており、
ロックウール部は、支持鋼材の屋外側に支持鋼材を覆うように支持されており、
竪枠支持部は、支持鋼材の屋内側に設けられており、
竪枠は、支持鋼材の屋内側に設けられた竪枠支持部に固定されている防火建具。
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