JP2015190141A - シャッター - Google Patents

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Abstract

【課題】防火性を備えつつも止水性および意匠性に優れたシャッターを提供する。
【解決手段】室内外を仕切るシャッターカーテンを巻き付けた巻付軸が回動自在に支持されたシャッター本体と、前記シャッター本体の前記巻付軸の軸方向における両端をそれぞれ支持して躯体に固定されアルミニウムよりも融点が高い金属でなる一対の支持部材と、を有し、前記一対の支持部材は各々、前記シャッター本体側に設けられ、固定具が貫通して前記躯体に固定される固定部を有し、前記固定部は、前記軸方向において前記巻付軸の中央側の部位が端部側の部位より室内側に位置するように傾斜している。
【選択図】図5

Description

本発明は、建物等に設けられるシャッターに関する。
建物等に設けられるシャッターとしては、たとえば、サッシ枠の上部に取り付けられたシャッターボックス取付枠に、シャッター(シャッターカーテン)とその巻き取り軸が内蔵されたシャッターボックスを取り付け可能に構成したシャッターサッシが知られている(例えば、特許文献1参照)。
サッシ枠は、上下枠と左右の縦枠とにより方形状に枠組みされ、上下枠および左右の縦枠にそれぞれ設けられ、サッシ枠の外方に突出し躯体と対向する取付フィンが建物躯体の開口部構成部材(例えば柱)に固定されている。シャッターボックス取付枠は、サッシ枠の両縦枠の外側に固定されて上方に延出されたアルミニウム製のアタッチメントと、その上端を連結するシャッター上枠と、サッシ枠の上枠とによって方形状に枠組み形成されている。シャッターボックスは、アタッチメントにビス止めされたシャッターボックス用取付金具の上縁に、シャッターボックスの両側の側板に設けられた係合片を係合されて取り付けられている。
特開2000−179255号公報
上記シャッターのシャッターボックスがシャッターボックス用取付金具を介して取り付けられているアタッチメントは、アルミニウム製のなで、火災などにより加熱されると溶融しシャッターボックスが脱落する虞がある。このため、シャッターボックスは、建物躯体に取り付けることが望ましい。しかしながら、シャッターボックス取付枠より室内側に位置する躯体に、例えば室外側から見込み方向に進入するビスなどで固定する場合には、シャッターボックス取付枠に躯体と見込み方向において対面する取付部が必要となる。
この取付部をシャッターボックス取付枠の内側にて開口部構成部材(躯体)と対向するように配置すると、シャッターボックス取付枠が開口部構成部材に対して、より外側に配置されるので、シャッターボックス取付枠より内側に位置する開口部構成部材が露出して見映えが悪くなる。また、建物躯体の内側にシャッターボックス取付枠を取り付けるためだけに間柱等を設けると施工が煩雑になりコストが高くなる。また、取付部をシャッターボックス取付枠の外側に設けると、取付部がサッシ枠の取付フィンと枠体との間の一部に入り込むことにより、取付フィンが躯体と密着できず止水性が低下するため止水対策をしなければならないという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防火性を備えつつも止水性および意匠性に優れたシャッターを提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明のシャッターは、室内外を仕切るシャッターカーテンを巻き付けた巻付軸が回動自在に支持されたシャッター本体と、前記シャッター本体の前記巻付軸の軸方向における両端をそれぞれ支持して躯体に固定されアルミニウムよりも融点が高い金属でなる一対の支持部材と、を有し、前記一対の支持部材は各々、前記シャッター本体側に設けられ、固定具が貫通して前記躯体に固定される固定部を有し、前記固定部は、前記軸方向において前記巻付軸の中央側の部位が端部側の部位より室内側に位置するように傾斜していることを特徴とするシャッターである。
このようなシャッターによれば、シャッター本体は、アルミニウムよりも融点が高い金属でなる一対の支持部材を介して躯体に固定されているので、シャッター本体がアルミニウム製の部材に固定されている場合より高い防火性を備えることが可能である。このとき、支持部材が固定されているのは躯体なので、支持部材を介してシャッター本体を、より確実に支持することが可能である。
また、支持部材は、巻付軸の軸方向において中央側の部位が端部側の部位より室内側に位置するように傾斜している固定部を貫通する固定具により躯体に固定されているので、固定部を躯体と対面するように設ける場合より見付け幅を小さくしつつも固定具により躯体の、より外周側にて固定することが可能である。このため、シャッターが設けられている開口の有効開口幅をより広く設けることが可能である。このとき、固定部はシャッター本体側に設けられているので、たとえ支持部材の外側に縦枠等が配置されたとしても、固定部とは干渉しない。このため、躯体との間に隙間が生じにくいので容易に且つより確実に止水することが可能である。このため、防火性を備えつつも止水性および意匠性に優れたシャッターを提供することが可能である。
かかるシャッターであって、前記支持部材は、前記シャッター本体が固定される本体部材と、前記本体部材に取り付けられて前記固定部をなす固定部材と、を有していることが望ましい。
このようなシャッターによれば、支持部材が本体部材と固定部をなす固定部材とで構成されているので、各々の部材を簡単な形状としつつも、巻付軸の軸方向において中央側の部位が端部側の部位より室内側に位置するように傾斜している固定部を設けることが可能である。このため、固定部が傾斜する支持部材を容易に製造することが可能である。
かかるシャッターであって、前記支持部材は、前記シャッター本体が固定され見込み方向に沿う板状をなす支持部と、前記支持部の室内側の縁から前記軸方向において前記巻付軸の中央側に延出された室内側延出部と、を有し、前記固定部は、前記支持部と前記室内側延出部との間を繋ぎ、前記傾斜をなして一体に設けられていることとしても良い。
このようなシャッターによれば、支持部材は、支持部及び当接部と繋がった固定部が傾斜をなすように一体に設けられているので、部品点数及び取り付け工数を抑えることが可能である。
かかるシャッターであって、前記一対の支持部材の前記シャッター本体と反対側にそれぞれ設けられる一対のシャッター縦枠と、前記一対のシャッター縦枠の上端部間に架け渡されたルーフ板と、前記ルーフ板の下方に間隔を隔てて前記一対のシャッター縦枠間に架け渡されたシャッター上枠と、前記一対のシャッター縦枠、前記ルーフ板、および、前記シャッター上枠が接合されて形成された空間の室内側開口を閉塞する不燃性または難燃性の板材と、を有し、前記板材は、前記支持部材に固定されていることが望ましい。
このようなシャッターによれば、一対のシャッター縦枠と、ルーフ板と、シャッター上枠とが接合されて形成された空間の室内側開口が不燃性または難燃性の板材にて閉塞されるので、シャッター本体が収容される空間内においても、躯体は室外側に露出されない。このため、より高い防火性を備えることが可能である。また、不燃性または難燃性の板材は、アルミニウムよりも融点が高い金属でなる一対の支持部材に固定されているので、火災等によりアルミニウムが溶けるような場合であっても、シャッター縦枠と、ルーフ板と、シャッター上枠とが接合されて形成された空間の室内側開口を閉塞しておくことが可能である。
かかるシャッターであって、前記一対のシャッター縦枠、前記ルーフ板、および、前記シャッター上枠と、前記板材とは、互いの境界部分が防水テープにて止水されていることが望ましい。
このようなシャッターによれば、シャッター縦枠、ルーフ板、および、シャッター上枠と、板材とは、互いの境界部分が防水テープにて止水されているので、高い止水性を備えることが可能である。
かかるシャッターであって、前記シャッター縦枠、前記ルーフ板、前記シャッター上枠、前記板材、及び、前記支持部材が、ユニット化されていることが望ましい。
このようなシャッターによれば、シャッター縦枠、ルーフ板、シャッター上枠、板材、及び、支持部材が、ユニット化されているので、シャッター縦枠、ルーフ板、シャッター上枠、板材、及び、支持部材を例えば工場等にて精度良く組み立てて現場に搬入することが可能である。このため、現場での作業が少なくなり短時間で施工できるとともに、より綺麗に仕上げることが可能である。
本発明によれば、防火性を備えつつも止水性および意匠性に優れたシャッターを提供することが可能である。
本実施形態に係るシャッターの縦断面図である。 本実施形態に係るシャッターの横断面図である。 本実施形態に係るシャッターの構成を示す斜視図である。 支持部材のシャッター縦枠への取り付けを示す斜視図である。 支持部材の躯体への取り付け状態を示す横断面図である。 シャッター縦枠へのシャッター上枠及びルーフ板の取り付けを示す斜視図である。 閉塞板の取り付けを示す斜視図である。 図8Aは、防水テープの貼り付け方法を示す図であり、図8Bは、防水テープが貼り付けられたシャッター枠を示す斜視図である。 支持部材の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るシャッターについて図面を参照して説明する。
本実施形態のシャッター1は、図1、図2に示すように、建物に取り付けられた引き違い障子3を備えた建具2が有する矩形状に枠組みされた枠体4の、外壁より室外側に突出する部位の外周側を囲むように設けられている。
本実施形態のシャッター1は、図3に示すように、シャッター枠10と、シャッター枠10の上部に収容されるシャッター本体20と、シャッター枠10に収容されたシャッター本体20の室外側に突出する部位の側部を覆うサイドキャップ25と、シャッター枠10に収容されたシャッター本体20の室外側を覆いシャッター枠20に固定される本体カバー28と、シャッター枠10が有するシャッター縦枠11のシャッター本体20より下側に固定されて昇降するシャッターカーテン21のガイドをなすガイドレール27とを有している。
以下の説明においては、シャッター1が建物等に取り付けられた状態を室外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または幅方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、シャッター1が備える各部材は、単体の状態であっても建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、奥行き方向となる方向にて方向を特定して説明する。
シャッター本体20は、室内外を仕切るシャッターカーテン21と、シャッターカーテン21が巻き付けられた巻付軸22(図1)と、鉄製の複数の部材にて形成されシャッターカーテン21が巻き付けられた巻付軸22を回動自在に支持して収容するケース23とを有している。このとき巻付軸22の軸方向が左右方向に沿って配置されている。
ケース23に収容されたシャッターカーテン21の上に位置するケース23の上板部23aには、左右方向の両端部に、上方に突出されて、後述する支持部材30の上取付部31e及び下取付部31fに当接されて固定される上固定片23bおよび下固定片23cが設けられている。
シャッター枠10は、建具2の枠体4が有する縦枠4aの各々外側に配置され、当該縦枠4aより上方まで延出されている左右一対のシャッター縦枠11と、枠体4が有する上枠4bの上に配置され一対のシャッター縦枠11間に架け渡されたシャッター上枠としてのシャッター上枠12と、枠体4が有する下枠4cの下に配置され一対のシャッター縦枠11間に架け渡されたシャッター下枠13と、一対のシャッター縦枠11の上端に架け渡されたルーフ板14と、シャッター本体20を支持する左右一対の支持部材30と、左右のシャッター縦枠11、シャッター上枠12、ルーフ板14により形成される空間の室内側開口10aを閉塞する板材としての閉塞板16と、を有している。
ルーフ板14、シャッター上枠12、シャッター下枠13は、一対のシャッター縦枠11間に配置され、各々のシャッター縦枠11の外側から互いに対向する内側に向かって進入するビスにより固定されている。このときシャッター上枠12より上側の空間S1がシャッター本体20を収容する空間である、シャッター上枠12より下側の空間S2が建具2を囲む空間となる。
一対のシャッター縦枠11、シャッター上枠12、シャッター下枠13およびルーフ板14は、アルミニウム製の押出成形部材であり、支持部材30及び閉塞板16は、アルミニウムよりも融点が高い金属であり不燃性を有する鉄で形成されている。
一対のシャッター縦枠11、シャッター下枠13およびルーフ板14は、いずれも室内側の縁に、シャッター枠10にて囲まれる空間S1、S2と反対側となるシャッター枠10の外側に突出して躯体5と対面するヒレ部11a、13a、14aを有しており、ヒレ部11a、13a、14aを見込方向に貫通するビスにより躯体5に固定されている。また、シャッター上枠12およびルーフ板14には、それぞれ室内側にシャッター上枠12の上側の空間S1側に突出して、ヒレ部11a、13a、14aと同一平面を形成する突出片12a、14bが設けられている。
シャッター本体20を支持する支持部材30は、図3、図4に示すように左右一対のシャッター縦枠11の、互いに対面する内面に各々固定されている。
左右のシャッター縦枠11にそれぞれ設けられる支持部材30は、左右が反転した対称形状をなしている。
支持部材30は、シャッター本体20が固定される本体部材31と、本体部材31に取り付けられて当該支持部材30を固定するための固定部35aが設けられた固定部材35とを有している。
本体部材31は、シャッター枠10に当接される支持部としての当接板部31aと、当接板部31aの上下の縁からそれぞれシャッター枠10の内側に延出されて水平面を形成する上延出部31b及び下延出部3cと、当接板部31aの室内側の縁からシャッター枠10の内側に向かって延出された室内側延出部31dとを有している。また、上延出部31bの室外側の縁には、上方に延出されてシャッター本体20のケース23が有する上固定片23bが当接される上取付部31eが設けられ、下延出部31cの室外側の縁には、下方に延出されてシャッター本体20のケース23が有する下固定片23cが当接される下取付部31fが設けられている。
固定部材35は、室内側延出部31dの左右方向の幅のほぼ中央にて当該室内側延出部31dと対面して固定される対面固定部35bと、対面固定部35bの当接板部31a側の縁から当接板部31a側に向かって延出され固定具としてのビス37(図5)が貫通される貫通孔35cを備えた固定部35aとを有している。固定部35aは、固定部材35が本体部材31に固定されたときに当接板部31aに近づくにつれて室外側に位置するような傾斜を備えている。このため、図5に示すように、固定部35aの貫通孔35cに室外側から進入して貫通するビス37は、室外側から室内側に螺合されるにつれてシャッター枠11外に向かうように進入する。このため、このビス37が螺合される躯体5は、固定部35aと見込み方向において重なる位置に必ずしも配置されていなくともよい。
本実施形態のシャッター枠10は、まず、固定部材35が本体部材31に取り付けられた左右の支持部材30を、それぞれ左右のシャッター縦枠11に固定する。
次に、図6に示すように、支持部材30が固定された左右のシャッター縦枠11間にシャッター上枠12、シャッター下枠13(図6では省略)、ルーフ板14をそれぞれ架け渡し、シャッター縦枠11の外側から内側に進入するビス38により接合する。このとき、シャッター上枠12の突出片12aの上縁と、ルーフ板14の突出片14bの下縁とが上下に対向する。また、左右のシャッター縦枠11、シャッター上枠12、ルーフ板14が接合された状態で、左右の支持部材30の室内側延出部31aと、シャッター上枠12の突出片12aと、ルーフ板14の突出片14bとは、ほぼ同一平面をなしている。
次に、図7に示すように、左右の支持部材30が有する室内側延出部31aと、シャッター上枠12の突出片12aおよびルーフ板14の突出片14bとにより形成される室内側開口10aを閉塞する閉塞板16を室外側から取り付ける。閉塞板16は、左右方向において、左右の支持部材30の室内側延出部31aの固定部材35より内側の部位にてそれぞれ重なる幅を有しており、上下方向において、シャッター上枠12の突出片12aおよびルーフ板14の突出片14bとそれぞれ重なる幅を有している。閉塞板16は、支持部材30の室内側延出部31aと重なる部位にてビス39により固定される。
支持部材30に固定された閉塞板16は、図8に示すように、その周端部に、左右の室内側延出部31aの縁との境界部分、シャッター上枠12の突出片12aおよびルーフ板14の突出片14bとの境界部分において、各々両者にまたがるように防水テープ40が全域に渡って貼り付けられる。このとき、防水テープ40は、最初にシャッター上枠12の突出片12aとの境界部分に貼り付けられ、次に左右の室内側延出部31aとの境界部分に貼り付けられ、最後にルーフ板14の突出片14bとの境界部分に貼り付けられることが望ましい。
シャッター枠10は、防水テープ40まで貼り付けられた状態でユニット化されて、施工現場に搬送される。
施工現場では、建物等の開口に建具2の枠体4が取り付けられた状態で、その外周を囲むように、シャッター枠10が配置され、左右のシャッター縦枠11、シャッター下枠13およびルーフ材14のヒレ部11a、13a、14aがビスにて躯体に固定される。また、支持部材30の固定部35aも貫通孔35cを関するビス37により躯体5に固定される。
その後、シャッター上枠12の上側にシャッター本体20を装着して支持部材30にビス止めし、サイドキャップ25、本体カバー28、左右のガイドレール27を順次取り付けて施工が完了する。
本実施形態のシャッター1によれば、シャッター本体20は、アルミニウムよりも融点が高い鉄製の一対の支持部材30を介して躯体5に固定されているので、シャッター本体20がアルミニウム製の部材に固定されている場合より高い防火性を備えることが可能である。このとき、支持部材30が固定されているのは躯体5なので、支持部材30を介してシャッター本体20を、より確実に支持することが可能である。
また、支持部材30は、巻付軸22の軸方向において中央側の部位が端部側の部位より室内側に位置するように傾斜している固定部35aを貫通するビス37により躯体5に固定されているので、固定部35aを躯体5と対面するように設ける場合より見付け幅を小さくしつつもビス37にて躯体5に固定することが可能である。このため、シャッター1が設けられた開口の有効開口幅をより広く設けることが可能である。
このとき、固定部35aはシャッター枠10の内側に設けられているので、支持部材30の外側に固定されるシャッター縦枠11のヒレ部11aと固定部35aとは干渉しない。このため、躯体5との間に隙間が生じにくいので容易に且つより確実に止水することが可能である。このため、防火性を備えつつも止水性および意匠性に優れたシャッター1を提供することが可能である。
また、支持部材30は、本体部材31と固定部35aをなす固定部材35とで構成されているので、各々の部材を簡単な形状としつつも、軸方向において中央側の部位が端部側の部位より室内側に位置するように傾斜している固定部35aを設けることが可能である。このため、固定部35aが傾斜する支持部材30を容易に製造することが可能である。
また、一対のシャッター縦枠11と、ルーフ板14と、シャッター上枠12とが接合されて形成された空間S1の室内側開口10aが鉄製の閉塞板16により閉塞されるので、シャッター本体20が収容される空間S1内においても、躯体5等は露出されない。このため、より高い防火性を備えることが可能である。また、鉄製の閉塞板16は、アルミニウムよりも融点が高い金属でなる一対の支持部材30に固定されているので、火災等によりアルミニウムが溶けるような場合であっても、シャッター縦枠11と、ルーフ板14と、シャッター上枠12とが接合されて形成された空間S1の室内側開口10aを閉塞しておくことが可能である。
また、シャッター縦枠11、ルーフ板14、および、シャッター上枠12と、閉塞板16とは、互いの境界部分が防水テープ40にて止水されているので、高い止水性を備えることが可能である。
また、シャッター縦枠11、ルーフ板14、シャッター上枠12、閉塞板16、及び、支持部材30が、ユニット化されているので、シャッター縦枠11、ルーフ板14、シャッター上枠12、閉塞板16、及び、支持部材30を例えば工場等にて精度良く組み立てて現場に搬入することが可能である。このため、現場での作業が少なくなり短時間で施工できるとともに、より綺麗に仕上げることが可能である。
上記実施形態においては、支持部材30を本体部材31と固定部材35との2つの部材により構成されている例について説明したが、たとえば、図9に示すように、シャッター本体20が固定され見込み方向に沿う板状部を有する支持部32aと、支持部32aの室内側の縁から軸方向において巻付軸22の中央側に延出された室内側延出部32bと、を有し、支持部32aと室内側延出部32bとの間を繋ぐ部位が、軸方向において巻付軸22の中央側の部位が端部側の部位より室内側に位置するように傾斜して固定部32cをなしていても構わない。この場合には、支持部材32に、支持部32aと室内側延出部32bとが繋がった固定部32cが傾斜をなすように一体に設けられているので、部品点数及び取り付け工数を抑えることが可能である。
上記実施形態においては、支持部材30、32をなすアルミニウムよりも融点が高い金属を鉄としたがこれに限るものではない。また、不燃性または難燃性の閉塞板を鉄製としたが、ステンレス等の不燃性である金属等は、もちろんのこと、火災によりまず表面が炭化し、炭化した表面の断熱効果により内部に燃え進むことを遅らせる、例えば、MDF・木材等のような難燃性の材料にて閉塞板を構成しても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 シャッター、5 躯体、10 シャッター枠、10a 室内側開口、
11 シャッター縦枠、12 シャッター上枠、14 ルーフ板、16 閉塞板、
20 シャッター本体、21 シャッターカーテン、22 巻付軸、30 支持部材、
31 本体部材、31a 支持部、31d 室内側延出部材、32 支持部材、
32a 支持部、32b室内側延出部、32c 固定部、35 固定部材、
35a 固定部、37 ビス、40 防水テープ

Claims (6)

  1. 室内外を仕切るシャッターカーテンを巻き付けた巻付軸が回動自在に支持されたシャッター本体と、
    前記シャッター本体の前記巻付軸の軸方向における両端をそれぞれ支持して躯体に固定されアルミニウムよりも融点が高い金属でなる一対の支持部材と、
    を有し、
    前記一対の支持部材は各々、前記シャッター本体側に設けられ、固定具が貫通して前記躯体に固定される固定部を有し、
    前記固定部は、前記軸方向において前記巻付軸の中央側の部位が端部側の部位より室内側に位置するように傾斜していることを特徴とするシャッター。
  2. 請求項1に記載のシャッターであって、
    前記支持部材は、前記シャッター本体が固定される本体部材と、前記本体部材に取り付けられて前記固定部をなす固定部材と、を有していることを特徴とするシャッター。
  3. 請求項1に記載のシャッターであって、
    前記支持部材は、前記シャッター本体が固定され見込み方向に沿う板状をなす支持部と、
    前記支持部の室内側の縁から前記軸方向において前記巻付軸の中央側に延出された室内側延出部と、
    を有し、
    前記固定部は、前記支持部と前記室内側延出部との間を繋ぎ、前記傾斜をなして一体に設けられていることを特徴とするシャッター。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のシャッターであって、
    前記一対の支持部材の前記シャッター本体と反対側にそれぞれ設けられる一対のシャッター縦枠と、
    前記一対のシャッター縦枠の上端部間に架け渡されたルーフ板と、
    前記ルーフ板の下方に間隔を隔てて前記一対のシャッター縦枠間に架け渡されたシャッター上枠と、
    前記一対のシャッター縦枠、前記ルーフ板、および、前記シャッター上枠が接合されて形成された空間の室内側開口を閉塞する不燃性または難燃性の板材と、
    を有し、
    前記板材は、前記支持部材に固定されていることを特徴とするシャッター。
  5. 請求項4に記載のシャッターであって、
    前記一対のシャッター縦枠、前記ルーフ板、および、前記シャッター上枠と、前記板材とは、互いの境界部分が防水テープにて止水されていることを特徴とするシャッター。
  6. 請求項4または請求項5に記載のシャッターであって、
    前記シャッター縦枠、前記ルーフ板、前記シャッター上枠、前記板材、及び、前記支持部材が、ユニット化されていることを特徴とするシャッター。
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