JP5220695B2 - 改装サッシユニット及び改装サッシユニットの取付方法 - Google Patents

改装サッシユニット及び改装サッシユニットの取付方法 Download PDF

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本発明は、既設サッシの既設枠に設けられる改装サッシユニット及び改装サッシユニットの取付方法に関する。
改装サッシユニットとしては、建物の開口部に設けられた既設サッシの既設枠の内周側にベース材を介して取り付けられるリフォームサッシが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなリフォームサッシは、既設枠が有する上枠、下枠、左右の縦枠にベース材を取り付けることにより新設するリフォームサッシが固定される取付壁を形成し、リフォームサッシの枠組みされた枠体を取付壁にビスにて固定している。
特開2008−223286号公報
上記のようなリフォームサッシは、例えば既設下枠にベース材を取り付ける際には、ベース材を既設下枠上に配置し、室内側において改装枠の内側から既設下枠側に向かって進入するビスにてベース材と既設枠とを躯体に固定し、室外側から室内側に向かって進入するビスにて改装枠をベース材に固定している。すなわち、既設枠とベース材とを固定するビスとベース材と改装枠とを固定するビスとの進入方向が異なる。このため作業性が悪いという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取り付け時の作業性に優れた改装サッシユニット及び改装サッシユニットの取付方法を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の改装サッシユニットは、室内外を連通する開口に設けられている既設サッシの既設枠に設けられる改装サッシユニットであって、前記既設枠に設けられる改装サッシと、前記既設枠と前記改装サッシとの間に介在される支持部材と、を有し、前記支持部材は、前記改装サッシが載置される載置部と、前記既設サッシの既設下枠に固定される既設下枠固定部と、前記改装サッシの改装下枠が固定される改装下枠固定部と、を有し、前記載置部が、室内側にて前記既設下枠に支持され、前記既設下枠固定部が、室外側にて、前記既設下枠に室外側から固定され、前記改装下枠固定部に、前記改装下枠が室外側から固定されており、前記改装下枠は、前記室外側に開放されて前記室内側に窪む凹部を有し、前記凹部にて前記改装下枠固定部に固定具にて固定され、前記凹部を覆うカバー部材を有することを特徴とする改装サッシユニットである。
このような改装サッシユニットによれば、改装サッシの改装枠が載置される載置部が室内側にて既設下枠に支持され、既設下枠に固定される既設下枠固定部が室外側にて、既設下枠に固定されるので、載置部の安定した状態を維持させて支持部材を既設枠に固定することが可能である。また、安定した状態に固定された支持部材の改装下枠固定部に改装枠が固定されるので、安定した載置部に改装枠を載置させて改装枠を支持部材に固定することが可能である。
また、支持部材は室内側を既設枠に載置して室外側から既設下枠固定部を既設枠に固定するだけなので、室外側からだけの作業にて支持部材を容易に固定することが可能である。そして、改装枠は固定された支持部材の改装下枠固定部に室外側から固定するだけで取り付けることが可能である。このように、支持部材及び改装枠を単一の方向からの作業により容易に取り付けることが可能である。すなわち、取り付け時の作業性に優れた改装サッシユニットを提供することが可能である。
また、改装枠は室外側に開放された凹部にて固定具により改装下枠固定部に固定され、凹部はカバー部材にて覆われるので、改装枠を固定するための固定具をカバー部材にて覆い隠すことが可能である。このため、意匠性に優れた改装サッシユニットを提供することが可能である。
かかる改装サッシユニットであって、前記支持部材は、最上部が平坦な前記載置部をなし、前記既設下枠固定部は、前記改装下枠固定部より下方に配置されていることが望ましい。
このような改装サッシユニットによれば、支持部材は、最上部が平坦な載置部なので、支持部材上に改装枠を載置する際には、載置部より上方に障害物が存在しない。このため、改装枠を容易に載置することが可能である。また、既設下枠固定部及び改装下枠固定部は載置部より下方に位置しており、既設下枠固定部は改装下枠固定部より下方に位置しているので、載置部に改装枠が載置された際に上方に位置する改装枠が、既設下枠固定部より上方にて、載置部に改装枠が載置された際に下方に位置する既設枠が、改装下枠固定部より下方にて固定される。このため、既設下枠固定部及び改装下枠固定部をいずれも小さく且つ簡単な形状とすることが可能であり、支持部材を小さく簡単な形状にて形成することが可能である。
かかる改装サッシユニットであって、前記既設下枠固定部は、前記改装下枠固定部より室内側に配置されており、前記カバー部材は、下方に延出されて前記既設下枠固定部を覆うことが望ましい。
このような改装サッシユニットによれば、既設下枠固定部は、改装下枠固定部より室内側に配置されているので、カバー部材を下方に延出するだけで既設下枠固定部を覆うことが可能である。このため、カバー部材を例えば平坦に形成するなど単純な形状にて形成することが可能なので、コストを抑えつつ意匠性により優れた改装サッシを提供することが可能である。
かかる改装サッシユニットであって、前記既設下枠固定部には上下方向に長い長孔が形成されており、前記既設下枠固定部は前記長孔を貫通するビスにて前記既設下枠に固定されていることが望ましい。
このような改装サッシユニットによれば、支持部材は、載置部の室内側が既設枠に支持され、室外側が既設下枠固定部の上下方向に長い長孔にビスが貫通されて既設下枠に固定されているので、長孔により支持部材の固定位置を調整するだけで載置部の上面が水平になるように調整することが可能である。
かかる改装サッシユニットであって、前記カバー部材は、前記改装下枠より下方に繋がった壁部を有し、前記壁部は、前記既設下枠より下方に位置し前記室内外の境界となる壁面と対向する壁面対向部を有し、前記壁面対向部と前記壁面との間に防水目地が設けられていることが望ましい。
このような改装サッシユニットによれば、カバー部材の、改装下枠より下方に繋がった壁部の壁面対向部と室内外の境界となる壁面との間に防水目地が設けられているので、改装サッシと壁面との間の高い止水性を確保することが可能である。また、防水目地は改装下枠より下方に繋がった壁部の壁面対向部と室内外の境界となる壁面との間に設けられているので、室外側から見た際には視界に入りにくい。このため、美観に優れた改装サッシユニットを提供することが可能である。
また、室内外を連通する開口に設けられている既設サッシの既設枠に設けられる改装サッシの改装枠が載置される載置部と、前記既設サッシの既設下枠に固定される既設下枠固定部と、前記改装サッシの改装下枠が固定される改装下枠固定部と、を有する支持部材を、当該支持部材の前記載置部を室内側にて前記既設下枠に支持させ、前記既設下枠固定部を、室外側にて、前記既設下枠に室外側から固定する支持部材固定工程と、前記改装サッシの前記改装枠を前記載置部に載置する改装枠載置工程と、前記改装下枠を、当該改装下枠が有する、前記室外側に開放されて前記室内側に窪む凹部にて、室外側から前記改装下枠固定部に固定具にて固定する改装枠固定工程と、を有し、前記改装枠固定工程後に、前記凹部をカバー部材にて覆うことを特徴とする改装サッシユニットの取付方法である。
このような改装サッシユニットの取付方法によれば、支持部材固定工程にて、改装サッシの改装枠が載置される載置部を室内側にて既設下枠に支持させ、既設下枠固定部を室外側にて既設下枠に固定するので、載置部が安定する状態にて支持部材を既設枠に固定することが可能である。このとき、支持部材は室内側を既設枠に支持させて室外側から既設下枠固定部を既設枠に固定するだけなので、室外側からだけの作業にて支持部材を容易に固定することが可能である。そして、安定した状態に固定された支持部材の載置部に、改装枠載置工程にて改装枠を載置させるので、改装枠の安定した状態を維持させることが可能である。そして、載置部に載置された改装枠は改装下枠固定部に室外側からの作業にて改装下枠固定部に固定することが可能である。このため、改装枠は室外側からの作業だけで容易に取り付けることが可能である。
本発明によれば、取り付け時の作業性に優れた改装サッシユニット及び改装サッシユニットの取付方法を提供することが可能である。
本実施形態に係る改装サッシユニットを説明するための縦断面図である。 支持部材を示す斜視図である。 支持部材の変形例を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る改装サッシユニット及び改装サッシユニットの取付方法について図面を参照して説明する。
本実施形態の改装サッシユニット1は、例えば、建物の室内外を連通する開口に設けられている既設サッシの既設枠50に固定される支持部材30と、支持部材30を介して既設枠に取り付けられる改装サッシ10と、屋外側カバー部材27と、屋内側カバー部材28とを有している。本実施形態では、図1に示すように、屋内外を連通する開口に既設枠50が設けられている。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の既設枠50及び改装サッシ10を屋内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
また、本実施形態においては、建物に既に設けられている既存の既設枠50と、既設枠50を覆うように改装される改装サッシ10とが登場するが、同じ名称を有する部位、部材には、各名称の前に「既設」または「改装」を付して説明する。例えば、既設枠が有する下枠や縦枠等は、既設下枠、既設縦枠等とし、改装サッシ10が有する縦枠や障子等は、改装枠体、改装障子等として説明する。
既設サッシの既設枠50は、引き違い障子用の枠体であり、既設サッシの既設障子が案内される2本の既設レール51a、51b、52a、52bを有する既設上枠51及び既設下枠52と、左右の既設縦枠(不図示)が矩形状に枠組みされて開口に設けられている。尚、既設上枠51、既設下枠52、及び、左右の既設縦枠はアルミニウム製の押出成形部材であり、左右の既設縦枠は互いに左右対称の形状をなしている。
既設下枠52は、既設内障子(不図示)を案内するための既設内レール52aと、既設外障子(不図示)を案内するための既設外レール52bと、既設網戸(不図示)を案内するための既設網戸レール52cとが、見込み方向に互いに間隔を隔てて設けられている。既設内レール52aと、既設外レール52bと、既設網戸レール52cとは、既設下枠52の見付け方向の全域に渡って設けられ、鉛直方向に上方に突出する突出部である。また、既設網戸レール52cは、既設下枠52の最も屋外側に設けられ、屋内外の境界となる建物の外壁2の壁面より屋外側に突出させた位置に配置されている。
既設内レール52aより屋内側には、既設下枠52の屋内側に設けられる額縁60において、開口の中央側に臨む面60aと対向して重ねられる既設額縁対向部52dが設けられており、既設内レール52aと既設外レール52bとの間を繋ぐ部位からは下方に延びて躯体3に固定される固定ヒレ部52eが設けられている。
そして、既設額縁対向部52dは、額縁の屋外側の部位の上面に形成され下方に窪む段部に配置され、既設額縁対向部52dの上面と額縁の上面とがほぼ面一になるように構成されている。また、既設内レール52aは、その上端が既設額縁対向部52dの上面より低く、既設外レール52bは、その上端が既設内レール52aの上端より低く、既設網戸レール52cは、その上端が既設外レール52bより低く形成されている。
既設下枠52は、既設額縁対向部52dが額縁60を貫通するビス64にて躯体3に固定され、固定ヒレ部52eが躯体3にビス64にて固定されている。
改装サッシ10は、建物等の開口に直接新設可能な一般的なサッシである。すなわち、改装専用のサッシではない。改装サッシ10の改装枠20も引き違い障子用の枠体であり、改装サッシ10の改装障子12が案内される2本の改装レール21a、21b、22a、22bを有する改装上枠21及び改装下枠22と、左右の改装縦枠(不図示)が矩形状に枠組みされている。枠組みされた改装枠20は、既設枠50に囲まれた空間内に挿入される。尚、改装上枠21、改装下枠22、及び、左右の改装縦枠はアルミニウム製の押出成形部材であり、左右の改装縦枠は互いに左右対称の形状をなしている。
改装下枠22は、改装内障子12aを案内するための改装内レール22aと、改装外障子12bを案内するための改装外レール22bと、改装網戸14を案内するための改装網戸レール22cとが、見込み方向に互いに間隔を隔てて設けられている。改装内レール22aより屋内側には、新設される際に改装下枠22の屋内側に設けられる額縁(不図示)において、開口の中央側に臨む面と対向して重ねられる改装額縁対向部22dが設けられている。改装額縁対向部22dの屋外側の縁部から下方に延出された内側壁部22fが形成されており、内側壁部22fの下端と改装外レール22bから下方に延出された部位の下端とが繋げられて平坦な底部22gが形成されている。
改装網戸レール22cは、改装外レール22bの上端と底部22gの上下方向におけるほぼ中央から屋外側に突出した部位に形成されており、改装枠20が取り付けられた状態では、改装網戸レール22cは既設網戸レール52cより屋外側に位置している。
また、改装外レール22bから下方に延出された部位の底部22gの近傍からは、屋外側に突出され屋外側に向かって僅かに下方に傾斜した傾斜部22hと、傾斜部22hから下方に垂設され外側壁部22iと、外側壁部22iの下端近傍から屋外側に突出し傾斜部22hと上下方向に対向する対向部22jとが形成されており、傾斜部22h、外側壁部22i、対向部22jとにて屋外側に向かって開放され屋内側に窪む凹部22kが形成されている。
凹部22kを形成する外側壁部22iは、改装枠20が取り付けられた状態では、既設網戸レール52cより屋外側に位置しており、後述する支持部材30にビス64にて固定される部位である。また、凹部22kの屋外側の縁となる、傾斜部22hと対向部22jとの屋外側の縁には互に対向する方向に突出された突片22lが設けられている。
凹部22kには、突片22lに係止され凹部22k、既設網戸レール52cを屋外側から覆い、屋内外の境界となる建物の外壁2の壁面と対向する壁面対向部27bを有する屋外側カバー部材27が屋外側から嵌め込まれている。
改装下枠22は、既設下枠52に固定された支持部材30を介して既設下枠52に固定されるとともに、既設下枠52の既設額縁対向部52dを貫通して躯体3に固定された連結部材36にて屋内側が固定されている。支持部材30及び連結部材36は、見付け方向において、既設下枠52の左右に間隔を隔てて複数設けられている。
支持部材30は、図2に示すように、改装サッシ10が載置される載置部31と、既設サッシの既設下枠52に固定される既設下枠固定部32と、改装サッシ10の改装下枠22が固定される改装下枠固定部33と、を有している。
載置部31は、平坦な板状の部位であり、既設下枠52上に配置される際に屋外側に位置する端部側が見付け方向において2つの部位に分かれている。載置部31の2つに分かれた部位のうちの一方側は、他方側より屋外側に延出されており、その先端部から下方に延出された改装下枠固定部33が設けられている。
改装下枠固定部33には、改装下枠22を固定するための固定具としてのビス64が螺合されるビス孔33aが形成されている。載置部31の2つに分かれた部位のうちの他方側は、一方側より水平方向の延出量は小さいが、その先端から下方に延出された既設下枠固定部32は改装下枠固定部33より長く延出されている。既設下枠固定部32の下端側には、既設下枠52の既設外レール52bに螺合されるビス64が貫通され、上下方向に長い長孔32aが形成されている。
連結部材36は、既設額縁対向部52dと対向して固定される既設固定部位36aと内側壁部22fと対向して固定される改装固定部位36bとが繋がってL字状をなしている。
上記改装サッシユニット1の取付方法は、まず、改装上枠21、改装下枠22、及び、左右の改装縦枠を矩形状に枠組みして改装枠20を形成する。
次に、既設下枠52上に支持部材30を配置する。このとき、載置部31の屋内側の部位が既設下枠52の既設内レール52aに支持されるように配置し、支持部材30の既設下枠固定部32の屋内側の面が既設外レール52bの屋外側の面と当接するように配置する。そして、屋外側からビス64を既設下枠固定部32の長孔32aを貫通させて既設外レール52bに螺合させることにより支持部材30を既設下枠52に固定する(支持部材固定工程)。このとき、見付け方向において複数設けられる各支持部材30の載置部31が同一の平面を形成するように、既設下枠固定部32の長孔32aの範囲にて支持部材30の固定位置を調節する。
次に、支持部材30の載置部31上に改装下枠22の底部22gを載置しつつ、屋外側から改装枠20を既設枠50に囲まれた空間内に挿入し、外側壁部22iの屋内側の面が支持部材30の改装下枠固定部33の屋外側の面に当接させる(改装枠載置工程)。
その後、改装枠20の屋外側に設けられた凹部22kに固定具としてのビス64を屋外側から挿入し、改装下枠22の外側壁部22iを貫通させて支持部材30の改装下枠固定部33に設けられたビス孔33aに螺合して既設枠50の既設下枠52に固定する(改装枠固定工程)。このとき、改装枠20を既設枠50に囲まれた空間内に挿入した際には、改装上枠21及び左右の改装縦枠は、既設上枠51及び左右の既設縦枠において既設網戸と係合する部位に当接されて改装上枠21及び左右の改装縦枠も既設上枠51及び左右の既設縦枠にビス64にて固定される。
そして、ビス64の露出を避けるために、改装枠20の屋外側に屋外側カバー部材27を取り付ける。改装枠20をビス64にて固定した状態では、改装枠20の外周側の部位と外壁2との間に空隙が全周に亘って形成されている。この空隙にはシーリング材66を充填して防水目地70を形成する。
次に、連結部材36の既設固定部位36aを、既設額縁対向部52dを貫通するビス64にて躯体3に固定し、改装固定部位36bを内側壁部22fにビス64にて固定する。
その後、屋内側における改装枠20と額縁60との間に屋内側カバー部材28を固定する。
上記実施形態の改装サッシユニット1によれば、支持部材30は、改装下枠22の底部22gが載置される載置部31が屋内側にて既設下枠52の既設内レール52aに支持され、既設下枠固定部32が屋外側にて既設下枠52の既設外レール52bにビス64にて固定されるので、載置部31の安定した状態を維持させて支持部材30を既設枠50に固定することが可能である。また、安定した状態に固定された支持部材30の改装下枠固定部33に改装枠20が固定されるので、安定した載置部31に改装下枠22の底部22gを載置させて改装枠20を支持部材30に固定することが可能である。
また、支持部材30は屋内側を既設下枠52の既設内レール52aに載置して屋外側から既設下枠固定部32を既設枠50に固定するだけなので、屋外側からだけの作業にて支持部材30を容易に固定することが可能である。そして、改装枠20は固定された支持部材30の改装下枠固定部33に屋外側から固定するだけで取り付けることが可能である。このように、支持部材30及び改装枠20を一方向となる屋外側からの作業により容易に取り付けることが可能である。すなわち、取り付け時の作業性に優れた改装サッシユニット1を提供することが可能である。
また、支持部材30は、最上部が平坦な載置部31なので、支持部材30上に改装枠20を載置する際には、載置部31より上方に障害物が存在しない。このため、改装枠20を容易に載置することが可能である。
また、既設下枠固定部32及び改装下枠固定部33は載置部31より下方に位置しており、既設下枠固定部32は改装下枠固定部33より下方に位置しているので、載置部31に改装枠20が載置された際に既設下枠52より上方に位置する改装枠20が、既設下枠固定部32より上方にて、載置部31に改装枠20が載置された際に改装下枠22より下方に位置する既設枠50が、改装下枠固定部33より下方にて固定される。このため、既設下枠固定部32及び改装下枠固定部33をいずれも小さく且つ簡単な形状とすることが可能であり、支持部材30を小さく簡単な形状に形成することが可能である。
また、改装枠20は屋外側に開放された凹部22kにてビス64により改装下枠固定部33に固定され、凹部22kは屋外側カバー部材27にて覆われるので、改装枠20を固定するためのビス64を屋外側カバー部材27にて覆い隠すことが可能である。このため、意匠性に優れた改装サッシユニット1を提供することが可能である。
また、既設下枠固定部32は、改装下枠固定部33より屋内側に配置されているので、改装下枠22の凹部22kを覆うように取り付けられる屋外側カバー部材27を下方に延出するだけで既設下枠固定部32を覆うことが可能である。このため、屋外側カバー部材27の屋外に臨む面を例えば平坦な形状など単純な形状にて形成することが可能なので、コストを抑えつつ意匠性により優れた改装サッシユニット1を提供することが可能である。
また、支持部材30は、載置部31の屋内側が既設下枠52に支持され、屋外側が既設下枠固定部32の上下方向に長い長孔32aにビス64が貫通されて既設下枠52に固定されているので、長孔32aにより支持部材30の固定位置を調整するだけで載置部31の上面が水平になるように調整することが可能である。このとき載置部31の屋内側が固定されていないので、支持部材30の固定位置を調整しても載置部31の上面に歪みが生じることはないので、載置部31を平坦な状態に維持することが可能である。
また、支持部材30は、見付け方向に複数設けられているので、既設下枠固定部32に長孔32aを設けて調整可能とすることにより、複数の支持部材30の載置部31が同一の平面を形成するように調整することが可能である。
また、屋外側カバー部材27の、改装下枠22より下方に繋がった壁部27aの壁面対向部27bと屋内外の境界となる壁面との間に防水目地70が設けられているので、改装サッシ10と壁面との間の高い止水性を確保することが可能である。また、防水目地70は改装下枠22より下方に繋がった壁部27aの壁面対向部27bと屋内外の境界となる外壁面との間に設けられているので、屋外側から見た際には視界に入りにくい。このため、美観に優れた改装サッシユニット1を提供することが可能である。
上記改装サッシユニット1の取付方法によれば、支持部材固定工程にて、改装サッシ10の改装枠20が載置される載置部31を屋内側にて既設下枠52の既設内レール52aに支持させ、既設下枠固定部32を屋外側にて既設下枠52の既設外レール52bに固定するので、載置部31が安定する状態にて支持部材30を既設枠50に固定することが可能である。このとき、支持部材30は屋内側を既設下枠52の既設内レール52aに支持させて屋外側から既設下枠固定部32を固定するだけなので、屋外側からだけの作業にて支持部材30を容易に固定することが可能である。
そして、安定した状態に固定された支持部材30の載置部31に、改装枠載置工程にて改装枠20を載置させるので、改装枠20の安定した状態を維持させることが可能であり、載置部31に載置された改装枠20は改装下枠固定部33に屋外側からの作業にて固定することが可能である。このため、改装枠20は屋外側からの作業だけで容易に取り付けることが可能である。
上記実施形態においては、支持部材30の載置部31を屋内側にて既設内レール52aに支持させた例について説明したが、図3に示すように、支持部材30の載置部31を既設額縁対向部52dに支持させ、屋外側にて既設下枠固定部32の長孔32aを貫通するビス64にて既設下枠52の既設外レール52bに固定しても良い。
また、上記実施形態においては、屋内側にて既設枠50の既設額縁対向部52dと改装枠20の内側壁部22fとを連結部材36にて固定した例について説明したが、連結部材36は必ずしも設けられていなくても良い。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 改装サッシユニット、2 外壁、10 改装サッシ、20 改装枠、
22 改装下枠、22k 凹部、27 屋外側カバー部材、27a 壁部、
27b 壁面対向部、30 支持部材、31 載置部、32 既設下枠固定部、
32a 長孔、33 改装下枠固定部、50 既設枠、52 既設下枠、64 ビス、
66 シーリング材、70 防水目地

Claims (6)

  1. 室内外を連通する開口に設けられている既設サッシの既設枠に設けられる改装サッシユニットであって、
    前記既設枠に設けられる改装サッシと、前記既設枠と前記改装サッシとの間に介在される支持部材と、を有し、
    前記支持部材は、
    前記改装サッシが載置される載置部と、
    前記既設サッシの既設下枠に固定される既設下枠固定部と、
    前記改装サッシの改装下枠が固定される改装下枠固定部と、を有し、
    前記載置部が、室内側にて前記既設下枠に支持され、
    前記既設下枠固定部が、室外側にて、前記既設下枠に室外側から固定され、
    前記改装下枠固定部に、前記改装下枠が室外側から固定されており、
    前記改装下枠は、前記室外側に開放されて前記室内側に窪む凹部を有し、
    前記凹部にて前記改装下枠固定部に固定具にて固定され、
    前記凹部を覆うカバー部材を有することを特徴とする改装サッシユニット。
  2. 請求項1に記載の改装サッシユニットであって、
    前記支持部材は、最上部が平坦な前記載置部をなし、
    前記既設下枠固定部は、前記改装下枠固定部より下方に配置されていることを特徴とする改装サッシユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の改装サッシユニットであって、
    前記既設下枠固定部は、前記改装下枠固定部より室内側に配置されており、
    前記カバー部材は、下方に延出されて前記既設下枠固定部を覆うことを特徴とする改装サッシユニット。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の改装サッシユニットであって、
    前記既設下枠固定部には上下方向に長い長孔が形成されており、
    前記既設下枠固定部は前記長孔を貫通するビスにて前記既設下枠に固定されていることを特徴とする改装サッシユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の改装サッシユニットであって、
    前記カバー部材は、前記改装下枠より下方に繋がった壁部を有し、
    前記壁部は、前記既設下枠より下方に位置し前記室内外の境界となる壁面と対向する壁面対向部を有し、
    前記壁面対向部と前記壁面との間に防水目地が設けられていることを特徴とする改装サッシユニット。
  6. 室内外を連通する開口に設けられている既設サッシの既設枠に設けられる改装サッシの改装枠が載置される載置部と、前記既設サッシの既設下枠に固定される既設下枠固定部と、前記改装サッシの改装下枠が固定される改装下枠固定部と、を有する支持部材を、当該支持部材の前記載置部を室内側にて前記既設下枠に支持させ、前記既設下枠固定部を、室外側にて、前記既設下枠に室外側から固定する支持部材固定工程と、
    前記改装サッシの前記改装枠を前記載置部に載置する改装枠載置工程と、
    前記改装下枠を、当該改装下枠が有する、前記室外側に開放されて前記室内側に窪む凹部にて、室外側から前記改装下枠固定部に固定具にて固定する改装枠固定工程と、
    を有し、
    前記改装枠固定工程後に、前記凹部をカバー部材にて覆うことを特徴とする改装サッシユニットの取付方法。
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