JP7215913B2 - ブラインド装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されたブラインド装置は、多数のスラットが取り付けられたブラインドボックスを収容する上枠と、スラットの昇降をガイドするガイドレールが設けられた一対の縦枠と、を有している。上枠は、開口部の上方において外壁に固定され、縦枠は、開口部の側方において外壁に固定されている。
図1および図2に示すように、本実施形態によるブラインド装置1は、外壁11の屋外側に設けられている。外壁11には、開口部12が形成され、開口部12にサッシ13が取り付けられている。ブラインド装置1は、外壁11から屋外側に突出し、開口部12の屋外側に開口部12と重なるように設けられている。
外壁11に直交し、屋内と屋外とを結ぶ水平方向を見込み方向とし、外壁11に沿った水平方向を左右方向とする。以下のブラインド装置1の説明では、ブラインド装置1を外壁11の屋外から対向して見ているものとし、この状態における左右方向の右側および左側を、そのまま右側および左側と表記し、見込み方向におけるブラインド装置1に対する外壁11がある側を奥側、外壁11に対するブラインド装置1がある側を手前側と表記することがある。
第1サッシ縦枠135が設けられる障子移動範囲132aの左側の縁部は、開口部12の左側の縁部に相当している。第3サッシ縦枠137は、開口部12の右側の縁部に沿って設けられている。
ブラインド上枠21、第1ブラインド縦枠22、第2ブラインド縦枠23は、いずれも長さ方向に直交する断面形状が長さ方向の全体にわたって略同じ形状となるように形成されている。
以下では、第1ブラインド縦枠22、第1上側端部キャップ24、第1下側端部キャップ26について詳細を説明し、第2ブラインド縦枠23、第2上側端部キャップ25、第2下側端部キャップ27については説明を省略する。
壁固定金具3についても、第1上側壁固定金具31および第1下側壁固定金具33について詳細を説明し、第2上側壁固定金具32および第2下側壁固定金具34については説明を省略する。
第1上枠部51には、第1上枠上板部511、第1上枠下板部512、第1上板前板部514および第1上枠後板部513に囲まれた上枠中空部516が形成されている。
第1上枠部51は、第1上枠後板部513および壁固定片515が外壁11(図2参照)と当接するように配置され、壁固定片515が外壁11にネジなどの固定具で固定される。
第2上枠後板部522は、第2上枠上板部521から下側に延びる第1片522aと、第1片522aから見込み方向の奥側に延びる第2片522bとを有している。
第2上枠前板部523は、第2上枠上板部521から下側に延びる第3片523aと、第3片523aから見込み方向の奥側に延びる第4片523bとを有している。
第2上枠中板部524は、第2上枠上板部521から下側に延びる第5片524aと、第5片524aから見込み方向の手前側に向かって漸次前側に向かう斜め方向に延びる第6片524bと、第6片524bから下側に延びる第7片524cと、を有している。
第1上枠部51と第2上枠部52とが連結されると、第1上枠部51の第1上枠上板部511と第2上枠部52の第2上枠上板部521とが段差なく連続している。連続する第1上枠上板部511および第2上枠上板部521は、見込み方向の手前側よりも奥側が高くなるように緩く傾斜している。
上枠前板部53は、第2上枠部52に着脱可能に構成されている。
第1ブラインド縦枠22は、板状に形成され板面が略左右方向を向き左側に配置される外板部221と、外板部221の見込み方向の奥側の縁部から右側に延びる後板部222と、後板部222の左側の端部から見込み方向の手前側に延びる第1内板部223と、第1内板部223の見込み方向の手前側の端部から左側に延びて外板部221と接続される第1中板部224と、外板部221の見込み方向の手前側の端部から右側に延びる前板部225と、前板部225の右側の端部から見込み方向の奥側に延びる第2内板部226と、第2内板部226の見込み方向の奥側の端部から左側に延びて外板部221と接続される第2中板部227と、を有している。第1中板部224は、第2中板部227の見込み方向の手前側に間隔をあけて配置されている。
第1ブラインド縦枠22には、第1上側壁固定金具31を固定するための固定具61(図2および図6参照)が固定される金属板28が設けられている。金属板28は、第2中空部229に配置され、第2内板部226の上端部分における左側(第2中空部229側)の面に取り付けられている。
金属板28は板面が長方形となる平板状に形成され、板面が左右方向を向く向きで第2内板部226に取り付けられている。
また、第2内板部226の上端部分には、第2内板部226と金属板28とを固定するための固定具28cが挿通される第2孔部226bと、第1上側壁固定金具31を第1ブラインド縦枠22に固定するための固定具61が挿通される2つの第3孔部226c,226cと、が形成されている。
第1ブラインド縦枠22および第2ブラインド縦枠23は、見込み方向の寸法がスラット41の見込み方向の寸法よりも大きく設定されている。
このため、ブラインド上枠21と第1ブラインド縦枠22とが正位置に配置されただけでは、ブラインド上枠21の上端部および第1ブラインド縦枠22の左側の端部がそれぞれ露出した状態となる。このため、ブラインド上枠21の上枠中空部516(図5参照)および第1ブラインド縦枠22の第1中空部228、第2中空部229および溝部230(図8参照)も露出している。
このため、ブラインド上枠21の上端部と第1ブラインド縦枠22の左側の端部を覆うように第1上側端部キャップ24が設けられる。第1上側端部キャップ24によって、ブラインド上枠21の上枠中空部516および第1ブラインド縦枠22の第1中空部228、第2中空部229および溝部230に雨やほこりなどが入り込むことを防止することができる。
図9では、ブラインド上枠21の上枠前板部53を省略している。
ブラインド上枠21の見込み方向の奥側の端部(第1上枠後板部513)は、第1ブラインド縦枠22の見込み方向の奥側の端部(後板部222の見込み方向の奥側の面222a)よりも見込み方向の奥側に位置している。後板部222の見込み方向の奥側の面222aが、本発明の「縦枠の屋内側の面」に相当している。
ブラインド上枠21の見込み方向の奥側の端部は、外壁11と当接している。第1ブラインド縦枠22の見込み方向の奥側の端部は、外壁11と離間し、外壁11との間に隙間22b(図2参照)が形成されている。
ブラインド上枠21と第2ブラインド縦枠23とは、ブラインド上枠21と第1ブラインド縦枠22との配置と左右方向に対称となるように配置されている。第2ブラインド縦枠23の見込み方向の奥側の端部も外壁11と離間し、外壁11との間に隙間が形成されている。第2ブラインド縦枠23と外壁11との隙間は、サッシ13のサッシ上枠133およびサッシ下枠134を配置でき、障子132が通過できるように構成されている。
第2上枠前板部523の上下方向の寸法、第1ブラインド縦枠22の前板部225の左右方向の寸法、および第2ブラインド縦枠23の前板部225の左右方向の寸法は、同じ寸法に設定されている。このため、見込み方向の手前側から見て、第2上枠前板部523は、第1ブラインド縦枠22の前板部225および第2ブラインド縦枠23の前板部225と連続しているように見える。
縦枠カバー部242は、見込み方向の長さが第1ブラインド縦枠22の見込み方向の長さと同じ寸法に設定されている、縦枠カバー部242は、見込み方向の両端部が第1ブラインド縦枠22の見込み方向の両端部の上側に重なるように配置される。
第1側板部243と第2側板部244とは、見込み方向に離間している。
第1側板部243には、見込み方向の中央部に右側に突出する第1突出片243a(図10参照)が設けられている。第1突出片243aは、長尺の平板状に形成され、板面が見込み方向を向き、上下方向に延びる向きに配置されている。
第2側板部244には、見込み方向の奥側における下部側から右側に突出する第2突出片244a(図10参照)が設けられている。第2突出片244aは、平板状に形成され、板面が水平面となる向きに配置されている。
第1下側端部キャップ26は、例えば、樹脂を材料として形成されている。
縦枠カバー部261、後側カバー部262および固定片263は、一体に形成されている。図12および図13では、縦枠カバー部261と後側カバー部262との境界部分を破線で示している。
縦枠カバー部261には、上側に突出し、第1ブラインド縦枠22の第2中空部229に挿し込まれる突出部261aが形成されている。
縦枠カバー部261は、見込み方向の長さが第1ブラインド縦枠22の見込み方向の長さと同じ寸法に設定されている、縦枠カバー部261は、見込み方向の両端部が第1ブラインド縦枠の見込み方向の両端部の下側に重なるように配置される。
固定片263は、第1ブラインド縦枠22の第1内板部223の左側に配置されている。固定片263は、第1ブラインド縦枠22の溝部230と重ならないように配置される。
固定片263は、第1ブラインド縦枠22の第1内板部223および縦枠側固定金具332の縦枠固定部335と固定される。固定片263には、固定片263、第1ブラインド縦枠22の第1内板部223および縦枠側固定金具332の縦枠固定部335を固定する固定具62が挿通される孔部263aが形成されている。
後側カバー部262には、延設部264および内側突出部265の両方に、上側カバー部266を係止する爪部262aが設けられている。
縦枠カバー部261および後側カバー部262の上部、上側カバー部266の内部には、第1下側壁固定金具33が配置される。第1下側端部キャップ26と第1下側壁固定金具33の配置については後述する。
第1下側端部キャップ26は、後側カバー部262の見込み方向の奥側の端部262b、および上側カバー部266の見込み方向の奥側の端部266aが外壁11と当接するように配置される。
縦枠固定部311は、見込み方向の奥側の縁部が第1上側端部キャップ24の第2側板部244の見込み方向の奥側の縁部の右側に重なって配置され、見込み方向の手前側の縁部が第1上側端部キャップ24の第1側板部243の右側に重なって配置される。縦枠固定部311は、見込み方向の奥側の縁部311aが外壁11と当接するように配置される。
第1突出片311bは、下側に後述するボトムブラケット54の突出部542および第1上側端部キャップ24の第2側板部244から突出する第2突出片244aが重なって配置され、これらがネジなどの固定具で固定されるように構成されている。
縦枠固定部311は、見込み方向の手前側における下端部に、右側に突出する第2突出片311cが設けられている。第2突出片311cは、下側に上枠前板部53の第2突出片が重なり、ネジなどの固定具で固定されるように構成されている。
縦枠固定部311は、見込み方向の手前側における下端部に、第2突出片311cよりも見込み方向の奥側に左側に突出する第3突出片311dが設けられている。第3突出片311dは、第1ブラインド縦枠22の第2内板部226に形成された第1孔部226a(図6参照)に挿入されるように構成されている。
切り欠き部311eよりも上側の部分311gは、ガイドレール231に設けられた滑り材232と干渉しないように、縦枠固定部311における切り欠き部311eよりも上側の部分311g以外の部分よりも第1ブラインド縦枠22から離れる側(右側)に配置されている。
図18に示すように、縦枠固定部311は、固定板部311hが第1ブラインド縦枠22の第2内板部226の右側(ブラインド枠部2の内周側)に重なって配置され、ネジなどの固定具61で第2内板部226および金属板28に右側から固定される。固定板部311hの2つの孔部311i,311iと、第2内板部226の第3孔部226c,226cとは重なって配置され、重なった孔部に固定具61が挿通される。
図18に示すように、固定具61の先端部61aは、第1ブラインド縦枠22の第2中空部229に配置され、第1ブラインド縦枠22の外板部221を貫通しないように構成されている。
上枠固定部312は、ブラインド上枠21の第1上枠部51の第1上枠下板部512とネジなどの固定具で上枠固定部312の下側から固定される。固定具の先端部は、ブラインド上枠21の第1上枠部51の上枠中空部516に配置され、第1上枠部51の第1上枠上板部511を貫通しないように構成されている。
上枠固定部312は、後述するブラケット43が下側から連結されている。
図6に示すように、ユニットケース71は、外壁11に直接固定されるとともに、外壁11に固定されたボトムブラケット54(図6参照)に固定される。
ボトムブラケット54は、サッシ上枠133の間隔をあけた上側に外壁11と当接して固定される。ボトムブラケット54は、ブラインド上枠21の第1上枠部51の下側に第1上枠部51と間隔をあけて配置される。
ボトムブラケット54は、左右方向に延びる部材で、外壁11に固定される壁固定部541と、壁固定部541から見込み方向の手前側に突出する突出部542と、を有している。
壁固定部333は、平板状に形成され、板面が見込み方向を向く向きに配置される。連結部334は、壁固定部333の下縁部から見込み方向の手前側に延びる第1片334aと、第1片の見込み方向の手前側の縁部から下側に延びる第2片334bと、を有している。
接続部337は、見込み方向に延びる部材で、第1下側端部キャップ26の縦枠カバー部261の内部に配置される。
縦枠固定部335は、接続部337から上側に突出していて、板面が左右方向を向く平板状に形成されている。縦枠固定部335は、第1ブラインド縦枠22の第1内板部223および第1下側端部キャップ26の固定片263と固定される。縦枠固定部335には、縦枠固定部335は、第1ブラインド縦枠22の第1内板部223および第1下側端部キャップ26の固定片263を固定する固定具62が挿通される孔部335aが形成されている。
連結部336は、接続部337から上側に突出する第3片336aと、第3片336aの見込み方向の奥側の縁部から右側に突出する第4片336bと、を有している。連結部336は、縦枠固定部335よりも見込み方向の奥側に配置されている。
壁側固定金具331と、縦枠側固定金具332とは、壁側固定金具331の連結部334の第2片334bと、縦枠側固定金具332の連結部336の第4片336bとが連結されている。
図19に示すように、縦枠固定部335は、第1下側端部キャップ26の固定片263および第1ブラインド縦枠22の第1内板部223と、第1下側端部キャップ26の固定片263の右側からネジなどの固定具62で固定されている。縦枠固定部335の孔部335aと、固定片263の孔部263aと、第1内板部223の孔部223aとは重なり、重なった孔部に固定具62が挿通される。
固定具62の先端部62aは、第1ブラインド縦枠22の第2中空部229に配置され、第1ブラインド縦枠22の外板部221を貫通しないように構成されている。
縦枠側固定金具332の連結部336の第3片336aは、縦枠カバー部261の延設部264の上側に配置されている。縦枠側固定金具332の連結部336の第4片363bおよび壁側固定金具331は、縦枠カバー部261の内側突出部265の上側に配置されている。
壁側固定金具331の壁固定部333は、後側カバー部262の内側突出部265の見込み方向の奥側の縁部の上側に配置されている。
壁側固定金具331は、ネジなどの固定具で外壁11に固定されるように構成されている。
巾木44には、幅方向の両端部にガイドレール231に挿入されるガイドピンが取り付けられている。
複数のスラット41は、円弧面に沿った方向の一方の縁部が前側、他方の縁部が後側となるように配置されている。複数のスラット41は、前側と後側の高さを変えるようにして角度を調整可能に構成されている。第1ブラインド縦枠22および第2ブラインド縦枠23は、ガイドレール231が設けられている領域において、スラット41の前後方向の寸法よりも前後方向に長く形成されている。
ブラインドボックス42、ブラインドボックス42に取り付けられた複数のスラット41および巾木44を合わせてブラインドユニット72とする。
図20に示すように、本体部431は、前後方向に延びる長尺の板状に形成され板面が水平面となる向きに配置される上板部433と、上板部433の見込み方向の手前側の端部から下側に延びる前板部434と、上板部433の見込み方向の奥側の端部から下側に延びる後板部435と、を有している。
後板部435の下縁部には、後側に突出する突出片436が一体に設けられている。
前板部434の下端部近傍には、左側に開口する切り欠き部434aが形成されている。
本体部431の上板部433、前板部434および後板部435に囲まれた空部には、ブラインドボックス42が収容されるように構成されている。この空部をブラインドボックス収容部437とする。
開閉部432の長さ方向の他方の端部近傍には、切込み部432aが形成されている。
これに対し、開閉部432の他方の端部が一方の端部の右側または左側に配置され、開閉部432が左右方向に延びる姿勢となると、開閉部432が本体部431のブラインドボックス収容部437の下側に配置されず、ブラインドボックス収容部437が下側に開口された状態となる。
開閉部432が水平に回転することで、ブラインドボックス収容部437を閉じた状態と開口した状態とに切り替えることができる。
ブラケット43は、本体部431の上板部433が第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32の上枠固定部312の下側にネジなどの固定具で固定されている。
まず、ボトムブラケット54を外壁11に固定する。
ボトムブラケット54をサッシ上枠133の上方にサッシ上枠133と間隔をあけて配置し、壁固定部541を外壁11に当接させて固定する。
ユニットケース71の第1上側壁固定金具31を開口部12の左側におけるブラインド上枠21の上方となる高さ位置に配置し、第2上側壁固定金具32を開口部12の右側におけるブラインド上枠21の上方となる高さ位置に配置する。第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32の壁固定部313を外壁11と当接させるとともに、第1突出片311bを、ボトムブラケット54の突出部542の上面に当接させてネジなどの固定具で仮固定する。
第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32の壁固定部313をネジなどの固定具で外壁11に固定する。第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32を外壁11に固定したら、第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32のボトムブラケット54への仮固定を外す。
ブラケット43の開閉部432を回転させ、ボックス収容部を下側に開口した状態とする。ブラインドユニット72のブラインドボックス42を下側からブラケット43に挿入し、開閉部432を回転させてブラインドボックス収容部437を閉じた状態とする。これにより、ブラインドユニット72がブラケット43に支持される。このとき、ブラインドボックス42の両端部は、第1上側壁固定金具31の縦枠固定部311および第2上側壁固定金具32の縦枠固定部311と当接することにより、左右方向の正位置に配置されたことになる。
ブラインドユニット72をブラケット43に取り付ける際には、ブラインドユニット72の複数のスラット41および巾木44は、束ねられた状態とすることが好ましい。
第1上側端部キャップ24の第2側板部244を第1上側壁固定金具31の縦枠固定部311の左側に配置し、第1上側端部キャップ24の第2側板部244を第1上側壁固定金具31の縦枠固定部311に固定する。第1上側端部キャップ24の第2側板部244を第1上側壁固定金具31の第1突出片311bおよびボトムブラケット54の突出部542の下側に配置し、第1上側端部キャップ24の第2側板部244、第1上側壁固定金具31の第1突出片311bおよびボトムブラケット54の突出部542をネジなどの固定具で固定する。
第2上側端部キャップ25についても第1上側端部キャップ24と同様にユニットケース71に固定する。
第1ブラインド縦枠22の上端部を第1上側端部キャップ24の上枠カバー部241に下側から挿し込み、第1ブラインド縦枠22を上枠カバー部241の下側に配置するとともに、第1ブラインド縦枠22の第1孔部226aに第1上側壁固定金具31の第3突出片311dを挿入する。これにより、第1ブラインド縦枠22が位置決めされる。
このとき、ブラインドユニット72のスラット41のガイドピンをガイドレール231に挿入し、スラット41をガイドレール231に沿って上下方向に移動可能な状態とする。
第1上側壁固定金具31の縦枠固定部311と第1ブラインド縦枠22の第2内板部226および金属板28とを、ネジなどの固定具61で縦枠固定部311の右側から固定する。上述しているが、固定具61の先端部61aは、第1ブラインド縦枠22の第2中空部229に配置され、第1ブラインド縦枠22の外板部221を貫通しない。
第2ブラインド縦枠23についても第1ブラインド縦枠22と同様にユニットケース71に固定する。
スラット41の昇降やスラット41の角度調整のためケーブルやバーを適宜設置する。また、スラット41の昇降やスラット41の角度調整を電動で行う場合は、電源との接続を適宜行う。
第1下側壁固定金具33を第1下側端部キャップ26の上側に配置するとともに、第1下側端部キャップ26の上側に第1ブラインド縦枠22を配置し、第1下側壁固定金具33の縦枠固定部335を、第1下側端部キャップ26の固定片263と、第1ブラインド縦枠22の第1内板部223との間に配置し、第1内板部223、縦枠固定部335、固定片263を固定片263の右側からネジなどの固定具62で固定する。上述しているが、固定具62の先端部62aは、第1ブラインド縦枠22の第2中空部229に配置され、第1ブラインド縦枠22の外板部221を貫通しない。
第1下側壁固定金具33を開口部12の左側におけるサッシ13下枠の下方となる高さ位置に固定し、第2下側壁固定金具34を開口部12の右側におけるサッシ13下枠の下方となる高さ位置に固定する。第1下側壁固定金具33および第2下側壁固定金具34の壁側固定金具331を外壁11と当接させ、壁側固定金具331をネジなどの固定具で固定する。
第1下側端部キャップ26の後側カバー部262、および第1下側壁固定金具33の壁側固定金具331の上部に上側カバー部266を取り付ける。上側カバー部266は、第1下側端部キャップ26の後側カバー部262、および第1下側壁固定金具33の壁側固定金具331の上側から下側に下降させ、上側カバー部266の下端部分を後側カバー部262の爪部262aと係合させる。
同様に、第2下側端部キャップ27の後側カバー部262、および第2下側壁固定金具34の壁側固定金具331の上部に上側カバー部266を取り付ける。
上枠前板部53の被係止部532を、第2上枠部52の第2上枠前板部523の第4片523bに引っ掛けるとともに、第2上枠部52の第2上枠中板部524の第6片524bの上側に載置する。これにより、上枠前板部53が第2上枠部52に係止される。このとき、上枠前板部53の本体部531は、上縁部分が第2上枠部52の第2上枠中板部524の第7片524cの見込み方向の前側の面に当接し、板面が見込み方向を向いている。
このようにしてブラインド装置1が設置される。
上述した本実施形態によるブラインド装置では、第1ブラインド縦枠22および第2ブラインド縦枠23(一対の縦枠)は、サッシ13の上方および下方となる高さ位置において外壁11と固定され、サッシ13の側方となる高さ位置では、外壁11と離間していることにより、開口部12に設けられているサッシ13が開口部12の側方に障子132や雨戸などが移動する形態であっても、障子132や雨戸およびそのレール等が縦枠と干渉することがなく、ブラインド装置1を取り付けることができる。
これにより、第1下側壁固定金具33、第2下側壁固定金具34、第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32が開口部12と干渉せず、外壁11に容易に固定することができる。
例えば、上記の実施形態では、第1ブラインド縦枠22および第2ブラインド縦枠23は、見込み方向の寸法がスラット41の見込み方向の寸法よりも大きく設定されているが、第1ブラインド縦枠22および第2ブラインド縦枠23の見込み方向の寸法は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、ブラインド枠部2は、三方枠であるが、四方枠であってもよい。
また、上記の実施形態では、ブラインド上枠21は、外壁11に固定される第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32が取り付けられ、第1上側壁固定金具31は、第1ブラインド縦枠22を固定する側面を有し、第2上側壁固定金具32は、第2ブラインド縦枠23を固定する側面を有している。これに対し、ブラインド上枠21が外壁11に固定される形態は上記以外であってもよいし、第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32の形態は上記以外であってもよい。
また、上記の実施形態では、ブラインドボックス42を第1上側壁固定金具31および第2上側壁固定金具32の縦枠固定部311に当接させることで左右方向の位置決めを行っているが、ブラインドボックス42の左右方向の位置決め部材として上記以外の部材が設けられていてもよいし、特に左右方向の位置決め部材が設けられていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、第1ブラインド縦枠22および第2ブラインド縦枠23は、外壁11と離間しているが、外壁11と当接していてもよい。また、第1ブラインド縦枠22および第2ブラインド縦枠23は、外壁11に直接固定されていてもよい。
2 ブラインド枠部(枠部)
3 壁固定金具
11 外壁
12 開口部
13 サッシ
21 ブラインド上枠
22 第1ブラインド縦枠(縦枠)
23 第2ブラインド縦枠(縦枠)
31 第1上側壁固定金具
32 第2上側壁固定金具
33 第1下側壁固定金具
34 第2下側壁固定金具
41 スラット
42 ブラインドボックス
222a 面(縦枠の屋内側の面)
231 ガイドレール
311f 面(縦枠を固定する側面)
Claims (4)
- 外壁に形成された開口部の外周側かつ前記外壁の屋外側に取り付けられるブラインド装置において、
前記開口部の上方に配置され多数のスラットが取り付けられたブラインドボックスを収容する上枠と、
前記開口部の側方に配置され前記スラットの昇降をガイドするガイドレールが設けられた一対の縦枠と、を有し、
前記一対の縦枠の屋内側の面は、前記外壁と離間し、
前記上枠は、前記外壁に固定される上側壁固定金具が取り付けられ、
前記上側壁固定金具は、前記縦枠を固定する側面を有することを特徴とするブラインド装置。 - 前記縦枠の下端には、前記外壁に固定される下側壁固定金具が設けられる請求項1に記載のブラインド装置。
- 前記開口部は、上下方向において前記下側壁固定金具と前記上側壁固定金具との間に形成される請求項2に記載のブラインド装置。
- 前記一対の縦枠は、前記ガイドレールが設けられ前記スラットの側方に位置する領域の見込み方向の寸法が前記スラットの見込み方向の寸法よりも大きく設定されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブラインド装置。
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