JP2901559B2 - スパンドレル - Google Patents

スパンドレル

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JP2901559B2
JP2901559B2 JP8318427A JP31842796A JP2901559B2 JP 2901559 B2 JP2901559 B2 JP 2901559B2 JP 8318427 A JP8318427 A JP 8318427A JP 31842796 A JP31842796 A JP 31842796A JP 2901559 B2 JP2901559 B2 JP 2901559B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビル建築
の天井や外壁や内壁等に使用できるスパンドレル(モー
ルディングとも称する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7(a)は従来のスパンドレルの部分
断面図、図7(b)は図7(a)のA−A線断面図であ
る。この発明のスパンドレル20は断面がチャネル状の
長尺な下地材21にスパンドレル形材22が取り付けら
れている。図7のスパンドレル形材22は縦長の板材の
一側を固定縁23、他側を嵌入縁24とし、固定縁23
には隣接するスパンドレル形材22の嵌入縁24を嵌入
する嵌合部25を備えている。
【0003】スパンドレル形材22を下地材21に取り
付けるには、下地材21及びスパンドレル形材22の固
定縁23にビス孔をあらかじめ穿設し、下地材21とス
パンドレル形材22のビス孔を重ね合わせた状態で、ビ
ス孔にビス26をねじ込んで下地材21に第1のスパン
ドレル形材aを取り付ける。この取り付けた第1のスパ
ンドレル形材aの嵌合部25に、隣接する第2のスパン
ドレル形材bの嵌入縁24を嵌入し、スパンドレル形材
bの一側の固定縁23をビス26によって固定して第
2、第3のスパンドレルb,cを順次、下地材21に取
り付けてビルの壁面や天井を完成していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスパン
ドレルは、次のような問題点があった。 (1) スパンドレル形材22を下地材21に取り付けるに
は、ビス26によって固定しなければならないが、この
ビス止め作業に大変時間がかかり、作業効率が悪いとい
う問題点があった。
【0005】(2) ビス止め作業の際にビス止めを忘れた
り、手抜き工事のために部分的にビス26を止めないこ
とがあった。このため、スパンドレル形材22が下地材
21に確実に取り付けられないことがあった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、取り付け作業が極めて簡単に行えて作業効
率が良く、しかもビス止めを忘れたり、手抜き工事がで
きないスパンドレルを提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスパンドレル形
材は、スパンドレル形材の一側に、隣接するスパンドレ
ル形材の嵌入縁を嵌入する嵌合部が内方に凹んで形成さ
れると共に、この嵌合部を構成する板体は下地材と接す
る重合縁を備え、この重合縁の先端部が嵌入縁側に折り
曲げられ、前記スパンドレル形材の他側に、隣接する嵌
合部に嵌入する嵌入縁が形成され、この嵌入縁の先端が
嵌合部の凹部の幅と同じ大きさに折り曲げられ、前記ス
パンドレル形材の嵌入縁の内側に、下地材に係合する係
止縁が前記嵌入縁と一定の幅をもって嵌入縁と同方向に
折り曲げられて形成され、下地材は、両側縁が水平外方
向に折り曲げられたチャネル状の部材であって、この下
地材のスパンドレル形材に対向する側に、少なくとも前
記スパンドレル形材の係止縁の幅と同じ幅の切れ込みが
形成され、この切れ込みから下地材の長手方向に、前記
スパンドレル形材の係止縁が係合するスリット状の係合
部が形成されている。
【0008】また、本発明のスパンドレル形材は、スパ
ンドレル形材の一側に、隣接するスパンドレル形材の嵌
入縁を支持する支持縁が内方にくぼんで形成されると共
に、この支持縁の先端が内方に折り曲げられ、下地材の
係合部に係止する係止縁が設けられ、前記スパンドレル
形材の他側に、隣接するスパンドレル形材の支持縁に支
持される嵌入縁が形成され、下地材は、両側縁が水平外
方向に折り曲げられたチャネル状の部材であって、この
下地材のスパンドレル形材に対向する側に、少なくとも
前記スパンドレル形材の係止縁の幅と同じ幅の切れ込み
が形成され、この切れ込みから下地材の長手方向に、前
記スパンドレル形材の係止縁が係合するスリット状の係
合部が形成されている。
【0009】また、本発明の下地材は、スパンドレル形
材に対向する側に、スリット状または突起状の係合部が
形成されている。上記構成によって、嵌入縁が嵌合部に
嵌合し、同時に下地材の係合部にスパンドレル形材の係
止縁が係合することにより、スパンドレル形材がビスを
使用することなく下地材に装着することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について、図面に基づいて説明する。図1は本発明のス
パンドレルの第1の実施の形態を示す斜視図、図2は断
面図である。これらの図において、1はスパンドレル形
材であって、天井や壁のコンクリートに埋設された金具
(図示せず)に取り付けられた下地材2に装着されてい
る。
【0011】図1及び図2のスパンドレル形材1は、引
き抜き成形されたもの又は折板成形されたものであっ
て、角波と称され種類のもので、スパンドレル形材1の
縦長の本体3の長手方向に断面コ字状の溝4が形成さ
れ、スパンドレル形材1の表面は凹凸の波状を呈してい
る。
【0012】スパンドレル形材の本体3の一側5の側壁
6には、隣接する第2のスパンドレル形材bの他側7の
側壁8に形成された嵌入縁9が嵌入する嵌合部10が形
成されている。嵌合部10は、本体3の一側5の側壁6
を内方に凹まして嵌入縁9が嵌入できるように形成され
たものである。他側7の嵌入縁9の先端は、嵌合部10
の凹部の幅と同じ大きさに直角に折り曲げられ、嵌入縁
9の先端が嵌合部10内でがたつくことがないように形
成されている。下地材2と接する嵌合部10を構成する
板体は、隣接する他側の嵌入縁9と重なり合う重合縁1
1となっており、先端部は嵌入縁側に直角に折り曲げら
れ当接している。
【0013】スパンドレル形材1の他側7の側壁8に
は、前記のように嵌入縁9が水平外方向に突設するとと
もに、さらに下地材2の係合部12に係止する係止縁1
3が形成されている。係止縁13はスパンドレル形材1
の他側7の側壁8の先端縁が、一定の幅をもって嵌入縁
9と同方向に直角に折り曲げられて形成されている。
【0014】下地材2は、チャネル状の部材であって、
両側縁は水平外方向に直角に折り曲げられている。この
下地材2の底部には少なくとも前記係止縁13の幅と同
じ幅の切れ込み14が形成されており、この切れ込み1
4の側部に係止縁13が係合する係合部12が形成され
ている。
【0015】次ぎに上記構成の使用状態を説明する。ま
ず、第1のスパンドレル形材aの係止縁を下地材の係合
部に嵌め込む。そして、第1のスパンドレル形材aの嵌
合部10に第2のスパンドレル形材bの嵌入縁9を嵌合
すると同時に、下地材2の係合部12に第2のスパンド
レル形材bの係止縁13を係合する。第2のスパンドレ
ル形材bの係止縁13は、下地材2の係合部12に確実
に係止するため、第2のスパンドレル形材bの他側7は
固定される。それと同時に、第1のスパンドレル形材a
の重合縁11は、第2のスパンドレル形材bの嵌入縁9
によって支持されているため、第1のスパンドレル形材
aの一側5が確実に固定される。
【0016】同様にして第3のスパンドレル形材cの嵌
入縁9を第2のスパンドレル形材bの嵌合部10に嵌合
すると同時に、下地材2の係合部12に第3のスパンド
レル形材bの係止縁13を係合する。
【0017】上記のようにして順次スパンドレル形材
a,b,cを下地材2に取り付けていく。この実施の形
態のスパンドレルはビスを必要としないので、作業時間
を大幅に短縮することができる。しかも、ビスの止め忘
れが無くなるとともに、手抜き工事も無くなる。しか
も、手順通りに組み立てれば、技量の差なくスパンドレ
ルを組み立てることができる。また、解体も簡単にでき
る。
【0018】図3は前記第1の実施の形態の変形例を示
している。この第2の実施の形態は第1の実施の形態と
異なり角波では無く、スパンドレル形材の本体3は平ら
な板材であるが、両側部の構成は第1の実施の形態と同
じである。このようにスパンドレル形材の本体3の形状
は角波である必要は無く平板状であってもよい。
【0019】図4は前記第2の実施の形態を変形した第
3の実施の形態である。この第3の実施の形態の特徴
は、下地材2の切れ込み14が無く、下地材2から係合
突起15が突出して係合部12を構成している点であ
る。このように下地材2の係合部12の構成は、前記第
1の実施の形態のような切れ込み14に限定されず、こ
のような突起状のものであってもよい。
【0020】図5は第4の実施の形態である。この第4
の実施の形態は、角波のスパンドレル形材1であって、
他側7の側壁8からスパンドレル形材1の嵌入縁9が側
方に突設し、一側5の側壁6には隣接する第2のスパン
ドレル形材bの他側7の嵌入縁9を支持するために、内
側に折れ曲げられた段状の支持縁16が形成されてい
る。この支持縁16の先端は内方に折り曲げられ、下地
材2に係止する係止縁が形成されている。この第4の実
施の形態は、スパンドレル形材1の本体3の中央部裏面
にも係止縁17が形成されている。
【0021】この第4の実施の形態も第2の実施の形態
と同様に下地材2の係合部12に支持縁16を係合する
ことによって、スパンドレル形材1を下地材2に簡単に
装着することができる。しかも、この第4の実施の形態
は、中央部裏面にも係止縁17が形成されているため、
幅の広いスパンドレル形材1であっても中央部が、弛む
ことがなく、確実に取り付けることができる。
【0022】図6は第5の実施の形態であって、本体3
が平板状のスパンドレル形材3であって、角波ではな
い。このような平板状のスパンドレル形材であっても対
応できる。
【0023】なお、第4、第5の実施の形態のスパンド
レル形材を図4の係合突起15が突出した下地材に取り
付けてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のスパンドレ
ルは、前記構成によって、下地材の係合部に、スパンド
レル形材の係止縁を係合することによって、ビスなしで
スパンドレル形材の取り付け作業が行え、作業効率が良
くなる。しかも、ビス止めを忘れたり、手抜き工事が無
くなるため、作業の確実性が向上し、手順通りに作業す
れば技量に関係なく組み立て作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の断面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の断面図である。
【図7】従来のスパンドレルの断面図である。
【符号の説明】
1 スパンドレル形材 2 下地材 3 本体 5 一側 7 他側 9 嵌入縁 10 嵌合部 11 重合縁 12 係合部 13 係止縁 14 切れ込み 16 支持縁 17 係止縁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 5/57 U

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材に複数のスパンドレル形材を装着
    するスパンドレルにおいて、 前記スパンドレル形材の一側に、隣接するスパンドレル
    形材の嵌入縁を嵌入する嵌合部が内方に凹んで形成され
    ると共に、この嵌合部を構成する板体は下地材と接する
    重合縁を備え、この重合縁の先端部が嵌入縁側に折り曲
    げられ、 前記スパンドレル形材の 他側に、隣接する嵌合部に嵌入
    する嵌入縁が形成され、この嵌入縁の先端が嵌合部の凹
    部の幅と同じ大きさに折り曲げられ、 前記スパンドレル形材の嵌入縁の内側に、下地材に係合
    する係止縁が前記嵌入縁と一定の幅をもって嵌入縁と同
    方向に折り曲げられて形成され、 下地材は、両側縁が水平外方向に折り曲げられたチャネ
    ル状の部材であって、この下地材のスパンドレル形材に
    対向する側に、少なくとも前記スパンドレル形材の係止
    縁の幅と同じ幅の切れ込みが形成され、この切れ込みか
    ら下地材の長手方向に、前記スパンドレル形材の係止縁
    が係合するスリット状の係合部が形成され、 たことを特徴とするスパンドレル。
  2. 【請求項2】 下地材に複数のスパンドレル形材を装着
    するスパンドレルにおいて、 前記スパンドレル形材の一側に、隣接するスパンドレル
    形材の嵌入縁を支持する支持縁が内方にくぼんで形成さ
    れると共に、この支持縁の先端が内方に折り曲げられ、
    下地材の係合部に係止する係止縁が設けられ、 前記スパンドレル形材の他側に、隣接するスパンドレル
    形材の支持縁に支持される嵌入縁が形成され、下地材は、両側縁が水平外方向に折り曲げられたチャネ
    ル状の部材であって、この下地材のスパンドレル形材に
    対向する側に、少なくとも前記スパンドレル形材の係止
    縁の幅と同じ幅の切れ込みが形成され、この切れ込みか
    ら下地材の長手方向に、前記スパンドレル形材の係止縁
    が係合するスリット状の係合部が形成され、 たことを特徴とするスパンドレル。
  3. 【請求項3】 スパンドレル形材の本体の中央部裏面
    に、下地材の係合部に係合する係止縁が設けられたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のスパンドレル。
  4. 【請求項4】 下地材のスパンドレル形材に対向する側
    に、突起状の係合部が形成されたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載のスパンドレル。
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