JP2591581B2 - 蔵型収納付き建物 - Google Patents

蔵型収納付き建物

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JP2591581B2 JP15071693A JP15071693A JP2591581B2 JP 2591581 B2 JP2591581 B2 JP 2591581B2 JP 15071693 A JP15071693 A JP 15071693A JP 15071693 A JP15071693 A JP 15071693A JP 2591581 B2 JP2591581 B2 JP 2591581B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はルーフバルコニーを有し
た建物にかかり、詳しくはルーフバルコニーに蔵型の収
納室を設けた蔵型収納付き建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、庭付きの一戸建て住宅などにあっ
ては、庭さきに物置小屋を建て、普段使用しない家具や
消費材などを保管していた。しかし、近年では特に都市
部やその周辺地域において地価が高騰しており、物置小
屋を建てられるような大きな庭を持つ住宅を建てるのが
困難になってきている。したがって、近年における住居
等の建物においては、建物内に、居住空間を犠牲にする
ことなくしかも収納空間を極力大きくとることが望まれ
ている。また、近年では前述したような地価の高騰など
に起因して住宅の高層化が進み、これに伴って屋上やル
ーフバルコニーを有した住宅が多くみられるようになっ
てきている。このような背景から、従来の庭に設置する
物置小屋に相当する収納小屋を、屋上やルーフバルコニ
ーに設置するといったことが考えられ一部に実施されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屋上や
ルーフバルコニーに単に収納小屋を設置しただけでは、
特に高所に位置するため強風に対しての対策が必要とな
り、例えば屋上やルーフバルコニーの手すり等にワイヤ
ーで連結して収納小屋を固定しなければならないといっ
た問題がある。また、このような位置に設置した場合当
然収納小屋は外部から直接見えるものとなり、収納小屋
が建物本体の外観にマッチせず、特にワイヤーなどが見
える場合には建物全体の意匠性が大きく損なわれるとい
った不都合がある。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、建物本体に対して予め剛
に連結されており、しかも外観上建物の一部として意匠
性が損なわれることのない収納を有した、蔵型収納付き
建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の蔵型収納付き建物では、ルーフバルコニーを有し
た建物本体の、ルーフバルコニーの周縁部に周壁と屋根
とを有した収納室を設け、該収納室の少なくとも一面の
周壁を、建物本体の外壁と連結して形成してなることを
前記課題の解決手段とした。
【0006】
【作用】本発明における請求項1記載の蔵型収納付き建
物によれば、収納室の少なくとも一面の周壁を建物本体
の外壁に連結させたことから、収納室自体が予め外壁を
介して建物本体に固定されたものとなり、また周壁と外
壁とが連結していることから収納室自体が外観上建物本
体の一部として見える。請求項2記載の蔵型収納付き建
物によれば、収納室が、ルーフバルコニーに連続する建
物本体部分と離間して配設されていることから、建物本
体部分と収納室との間のルーフバルコニーが、建物本体
部分と収納室とによって外界から遮られたものとなる。
【0007】
【実施例】図1ないし図3は本発明の蔵型収納付き建物
の一実施例を示す図であり、これらの図において符号1
は蔵型収納付き建物である。この蔵型収納付き建物1
は、三階建ての建物本体2と、この建物本体2の2階屋
上部分に形成されたルーフバルコニー(以下、バルコニ
ーと略称する)3と、このバルコニー3に設けられた収
納室4とからなるものである。建物本体2は、この例で
は二階部分までをその平面形状がほぼ同一となるように
形成し、三階部分2aを二階の一方の側にのみ形成した
ものとなっている。バルコニー3は、三階部分2aの横
に配置されたもので、二階の屋上部分に形成されたもの
である。
【0008】このバルコニー3には、三階部分2aと反
対の側の周縁部に収納室4が形成されている。この収納
室4は、四周に周壁を有し、さらに屋根5を有した蔵型
のもので、建物本体2の三階部分2aに比べ屋根5の高
さが低く形成されたものである。また、この収納室4
は、図2に示すようにバルコニー3の一角に形成された
もので、図1に示すように建物本体2における一階、二
階部分の外壁部6a、6bと同じ面となる周壁7a、7
bが、外壁部6a、6bにそれぞれ連続して形成された
ものである。すなわち、これら周壁7a、7bは、壁パ
ネル8(図3参照)に防水シート(図示略)を貼着する
などの防水処理を施し、さらに一階、二階部分の外壁部
6a、6bと同一の外装材により連続して外装仕上げが
なされたものである。
【0009】また、これら周壁7a、7bの壁パネル8
は、図3に示すようにバルコニー3の床を形成する床パ
ネル9を介して二階壁パネル10の直上に配置され、さ
らに床パネル9を貫通して設けられた胴差ボルト11に
より連結されており、これによって周壁7a、7bは実
質的に外壁部6a、6bと剛に連結したものとなってい
る。さらに、周壁7a、7b以外の周壁7cについて
も、二階部分の間仕切壁パネル(図示略)と、図3と同
様の構造によって剛に連結されている。なお、二階壁パ
ネル10は図3と同様の構造によって一階壁パネル(図
示略)と剛に連結され、さらに一階壁パネルはアンカー
ボルトを介して基礎と剛に連結されており、したがって
周壁7a、7bは実質的に建物1の構造材となっている
のである。
【0010】また、収納室4は、図2に示すようにその
内部が2つの部屋4a、4bに仕切られ、各部屋4a、
4bの三階部分2a側にはそれぞれ引戸12を備えた出
入口13が設けられている。また、その床は、図3に示
したバルコニー3の床を形成する床パネル9の上に、床
材(図示略)をひいて形成されたものである。なお、バ
ルコニー3部分の床については、屋外にあり日光や風雨
の影響を直接受けることから、防水処理や耐候処理が施
されているのはもちろんである。なお、建物本体2の三
階部分2aには、図2に示すように居間等の居室14、
15が形成されており、これら居室14、15のバルコ
ニー3側にはそれぞれ引戸16を備えた出入口17が設
けられている。また、バルコニー3の、収容室4が配置
された以外の周縁部には手すり18が設けられている。
【0011】前記収納室4にあっては、その周壁7a、
7bが実質的に建物1の構造材となっているため、高所
にあり風の影響を最も多くうけるにもかかわらず、バル
コニー3に固定するため特に補強を行う必要がなく、ま
た周壁7a、7bが建物本体2の外壁部6a、6bと同
一の外装材により該外壁部6a、6bに連続して外装仕
上げがなされていることから、収納室4が建物本体2の
一部に見え、外観意匠上も違和感がなく優れたものとな
る。
【0012】また、バルコニー3の一部が三階部分2a
と収納室4との間に挟まれた状態となっていることか
ら、これら三階部分2aと収納室4とが風よけの役割を
果たすことにより、特に風の影響をうけたくないもの、
例えば盆栽等の植木などをこの部分に置くのに便利とな
る。さらに、三階部分2aと収納室4とが目隠しの役割
も果たすことから、この部分を外からあまり見られたく
ないものの置場、例えば物干し台を設置するのにも便利
となり、また夏に水着で日光浴を楽しむこともできる。
また、夏などバルコニー3で涼みたい場合に、予め収納
室4に椅子やテーブルを収納しておくことにより、これ
らを簡単迅速に取り出し、夕涼みなどを楽しむことがで
きる。
【0013】図4は本発明の蔵型収納付き建物の別の実
施例を示す図であり、図4に示した蔵型収納付き建物2
0が図1に示した建物1と異なるところは、収納室21
がバルコニー3の一角にのみでなく、三階部分2aと反
対側でかつバルコニー3の幅全体に亘って形成された点
である。すなわち、この収容室21はその三方の周壁が
建物本体2の外壁部に連続して形成されたもので、構造
的により強度を増し、かつ外観的にも全く違和感のない
ものにしたものである。
【0014】図5ないし図7は本発明の蔵型収納付き建
物のさらに別の実施例を示す図であり、これらの図にお
いて符号30は蔵型収納付き建物である。この建物30
において二階の屋上部分、すなわちルーフバルコニー3
1部分(図7参照)には、三階部分32から間隔をおい
て収納室33が配置されている。この例において収納室
33は、その屋根部分が図5および図6に示すように三
階部分の屋根34の延長上にあり、かつこれに一体的に
形成されたものであり、したがって建物本体35から突
出して形成されているにもかかわらず屋根34によって
補強されたものとなり、十分な構造強度を有するものと
なる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明における請求
項1記載の蔵型収納付き建物は、収納室の少なくとも一
面の周壁が建物本体の外壁に連結したものであるから、
収納室自体が予め外壁を介して建物本体に固定されたも
のとなり、高所にあり風の影響を最も多くうけるにもか
かわらず、特に補強を行う必要がなくルーフバルコニー
に強固に固定されたものとなる。また、周壁と外壁とが
連結していることから、収納室自体が外観上建物本体の
一部として見え、外観意匠性を高めることができる。請
求項2記載の蔵型収納付き建物は、収納室を、ルーフバ
ルコニーに連続する建物本体部分と離間して配設したも
のであるから、建物本体部分と収納室との間のルーフバ
ルコニーが、建物本体部分と収納室とによって外界から
遮られたものとなり、よって風の影響が少なく、また隣
接する建物等からの視界からも逃れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蔵型収納付き建物の一実施例を示す斜
視図。
【図2】図1に示した建物の三階部分の平面図。
【図3】収容室の周壁と建物本体の外壁部との連結状態
を示す断面図。
【図4】本発明の蔵型収納付き建物の別の実施例を示す
三階部分の平面図。
【図5】本発明の蔵型収納付き建物のさらに別の実施例
を示す背面図。
【図6】図5に示した蔵型収納付き建物の側面図。
【図7】図5に示した蔵型収納付き建物の三階部分の平
面図。
【符号の説明】
1、20、30 蔵型収納付き建物 2、35 建物本体 2a、32 三階部分(建物本体部分) 3、31 ルーフバルコニー 4、21、33 収納室 5、34 屋根 6a、6b 外壁部 7a、7b 周壁 34 屋根

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフバルコニーを有した建物本体の、
    ルーフバルコニーの周縁部に周壁と屋根とを有した収納
    室を設け、該収納室の少なくとも一面の周壁を、建物本
    体の外壁と連結して形成してなる蔵型収納付き建物。
  2. 【請求項2】 前記収納室が、ルーフバルコニーに連続
    する建物本体部分と離間して配設されてなる請求項1記
    載の蔵型収納付き建物。
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