JP2590827B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2590827B2
JP2590827B2 JP61187326A JP18732686A JP2590827B2 JP 2590827 B2 JP2590827 B2 JP 2590827B2 JP 61187326 A JP61187326 A JP 61187326A JP 18732686 A JP18732686 A JP 18732686A JP 2590827 B2 JP2590827 B2 JP 2590827B2
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sheet
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邦彰 石黒
琢磨 石川
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像が形成されたシートの束をステープル
手段で綴じるようにした画像形成装置、特にその制御手
段に関する。
従来技術とその問題点 近年、複写機のペーパハンドリングの自動化の要求に
伴い、コピー済みのシートのソーティング、グルーピン
グを行う機能が種々開発され、実用に供されている。そ
の最終形態の一つとして、ページ順が揃ったコピー済み
のシートの束を自動的にステープルしてスタックするフ
ィニッシャ機能が要求されており、既に、大型複写機の
一部では実用化されている。
ところで、この種の機能を有する複写機にあっては、
通常、動作モードとして、画像形成済みのシートをペー
ジ順の揃ったシート束として収容する第1の動作モード
と、画像形成済みのシートをページ揃えすることなく収
容する第2の動作モードとがある。更に、この第2の動
作モードとして、同じ画像が形成されたコピー済みのシ
ートの束を作成するグルーピングモードと、ソート及び
グルーピングを行わないモードを有する複写機がある。
一方、ステープル処理は動作モードが第1のモードの場
合のみ必要である。従って、第2の動作モード時にステ
ープル処理することはあり得ないが、仮にステープル処
理を行うフィニッシュモードが選択された場合にはステ
ープルの必要のないシートをステープル処理してしま
い、使い勝手が悪いという問題点を有する。
本発明は、上記の問題点に鑑み、使い勝手のよい画像
形成装置を提供することをその目的とする。
問題を解決するための手段 上記の問題点を解決するために、本発明に係る画像形
成装置は、シート上に画像を形成する画像形成手段と、
画像形成済みのシートをページ順の揃ったシート束とし
て収容する第1の動作モードと、画像形成済みのシート
をページ揃えすることなく収容する第2の動作モードと
で動作可能な収容制御手段と、収容されたシートの束を
綴じるフィニッシュモードと、綴じない非フィニッシュ
モードとで動作可能なステープル手段と、前記収容制御
手段と前記ステープル手段の各モードをそれぞれ選択す
る手段と、前記選択手段によって第2の動作モードが選
択されると、自動的にステープル手段の動作を禁止する
制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置で
ある。
作用 本発明の画像形成装置によると、第2の動作モードが
選択されると、制御手段は前記第2の動作モードを設定
すると共にステープル手段の動作を自動的に禁止する。
実施例 [全体構成] 本発明に係る画像形成装置は、複写機(1)とフィニ
ッシャ付きソータ(40)とからなり、フィニッシャ付き
ソータ(40)は、第1図に示す様に、複写機(1)の側
部に付設されたもので、複写機(1)には自動給紙装置
(15)と自動原稿搬送装置(30)(以下ADFと記す)が
付設されている。
複写機(1)は、周知の電子写真法によるもので、矢
印(a)方向に回転駆動される感光体ドラム(2)上に
は、まず、帯電チャージャ(3)にて一定の電荷が付与
され、光学系(4)が矢印(b)方向にスキャンするこ
とによりADF(30)にて所定位置にセットされた原稿が
スリット露光される。これにて、感光体ドラム(2)上
に形成された静電潜像は磁気ブラシ式の現像装置(5)
にてトナー像とされ、転写チャージャ(6)にてシート
に転写される。
シートは複写機(1)内のエレベート式及びカセット
式の自動給紙装置(10),(11)あるいは機外に付設し
た自動給紙装置(15)の三段の給紙カセット(16),
(17),(18)のいずれかから選択的に1枚ずつ給紙さ
れ、タイミングローラ対(19)にて所定のタイミングで
前記転写部に送られる。転写後のシートは搬送ベルト
(20)にて定着装置(21)に送り込まれ、ここでトナー
像の定着を行なった後、排出ローラ対(22)からソータ
(40)に送り込まれ、排出ローラ対(22)の直前で排出
スイッチ(SW3)(第2図参照)にてその通過が検出さ
れる。また、複写機(1)には、両面コピー,合成コピ
ーを行なうための再給紙装置(25)が内蔵され、排出ロ
ーラ対(22)の手前にはそのためのシート搬送切り換え
爪(26)が設置されている。
一方、感光体ドラム(2)は転写後も矢印(a)方向
に回転を続け、ブレード方式のクリーニング装置(7)
にて残留トナーを払拭されると共に、イレーサランプ
(8)にて残留電荷を消去され、次回のコピー動作に備
える。
ADF(30)は、それ自体周知のもので、原稿トレイ(3
1)上に載置された原稿を給紙ローラ対(32)にて1枚
ずつ給紙し、搬送ベルト(34)の回転にて原稿台ガラス
(29)上の所定位置にセットする。画像露光後、原稿は
搬送ベルト(34)の回転にて反転搬送路(35)を通じて
排出トレイ(36)上に排出される。
ソータ(40)は、第2図に示す様に、シートを各ビン
(60)に分配するソータ部(41)と、シートを綴じるス
テープラ(100)を有するステープル部(90)と、ステ
ープル処理されたシートを積載収容するスタック部(11
0)とから構成されており、ステープル部(90)はソー
タ部(41)の下部に配置され、スタック部(110)はス
テープル部(90)の下部に配置されている。
[ソータ部の構成と動作] ビン(60)は、第2図,第3図に示す様に、ソータ部
(41)側にシートの逆流を防止する爪(60a)と、側方
へ突出したトラニオン(61)とを備え、このトラニオン
(61)がソータ(40)のフレームに取り付けられたガイ
ドユニット(65)に形成された上下方向に延在する溝部
(65a)に係合することにより、ビン(60)の移動を上
下方向に規制している。また、各ビン(60)はビン受け
(62)上に積載した状態で支持され、以下に説明するフ
ローティングカム(50)の回転に伴ってトラニオン(6
1)をシフトさせ、ビン間隔を広くする様になってい
る。
ソータ部(41)は、複写機(1)の排出ローラ対(2
2)に対向するシート搬送部(42)とビン(60)との両
者が上下方向に相対移動することにより、複写機(1)
から排出されたシートを各ビン(60)に分配収容する。
シート搬送部(42)は、第3図に示す様に、ガイド面
(52a)を有する上側ユニット(52)と、ガイド面(43
a)を有する下側ユニット(43)と、送り出しローラ(4
7),ピンチローラ(55)とで構成され、シートはガイ
ド面(52a),(43a)の間を通過してローラ(47),
(55)から各ビン(60)へ搬送される。
下側ユニット(43)は、ビン(60)側の端部にシート
搬送方向[矢印(c)]に対して直角に設けられた支軸
(44)の両端が、第4図,第5図にも示す様に、カラー
(45)を介してガイドユニット(65)に設けたレール部
(65b)に係合することにより、上下方向に揺動可能で
あると共に、複写機(1)側に設けられたビン(46)が
ガイド部材(66)に支持されることによって、水平方向
に摺動可能とされている。
前記支軸(44)には、複数の送り出しローラ(47)を
固定したローラ軸(47a)が回転自在に装着され、この
ローラ軸(47a)には揺動板(48)が懸架されている。
揺動板(48)はロッド(49)にて連結され、下部が前記
ビン(60)の逆流防止爪(60a)の間に位置している。
さらに、支軸(44)の両端には、第6図,第7図に示す
様に、外周部に180°の間隔で切り欠き(50a),(50
a)が形成されたフローティングカム(50)が固定され
ている。このフローティングカム(50)は送り出しロー
ラ(47)とは別の駆動源にて180°ずつ間欠的に回転駆
動され、下側ユニット(43)を支持すると共に、外周部
にトラニオン(61)が当接することにより、ビン(60)
の後端をも支持する。また、フローティングカム(50)
は、第7図に示す様にボトムビンポジション(X1)から
トップビンポジション(X2)まで上下動可能であり、各
ポジションに位置することは各検出スイッチ(SW1),
(SW2)にて検出される様になっている。さらに、第3
図に示す様に、下側ユニット(43)にはビン(51a)を
支点として回動自在なアクチュエータ(51)と、このア
クチュエータ(51)が搬送されるシートに当接して回動
することによりオン,オフするフォトセンサ(Se1)と
が設置されている。
一方、上側ユニット(52)は、ビン(60)側の係合片
(53)が前記レール部(65b)に係合することにより、
上下方向に揺動可能であると共に、複写機(1)側に設
けられたビン(54)がソータ(40)の上蓋(67)に設け
たガイド部材(68)に係合することによって、水平方向
に摺動可能とされている。この上側ユニット(53)には
ピンチローラ(55)が支軸(55a)を介して回転自在に
装着され、かつ搬送されるシートの除電ブラシ(56)が
設置され、ピンチローラ(55)は自重で前記送り出しロ
ーラ(47)上に圧接して従動回転可能である。
また、このソータ部(41)には、各ビン(60)の後端
に光軸が位置する透過型フォトセンサ(Se5)(第2図
参照)が設置され、各ビン(60)へのシートの分配収容
の有無を検出する様になっている。
以上の構成において、フローティングカム(50)は矢
印(d)とは逆方向に180°ずつ逆転することによって
外周部に摺動するトラニオン(61)を切り欠き(50a)
に取り込み、自ら上方に移動すると共に、取り込んだト
ラニオン(61)を下方にシフトさせて次のトラニオン
(61)と摺接する。この動作を繰り返すことにより、各
ビン(60)は1段ずつ下方にシフトされ、搬送部(42)
は上方に移動する。フローティングカム(50)はソート
モードが選択されたとき、第7図に示すボトムビンポジ
ション(X1)に位置し、この位置から順次上方に移動し
つつ各ビン(60)の間隔を広げていく。複写機(1)か
ら排出されたシートは、ガイド面(52a),(43a)間を
通過し、送り出しローラ(47)とピンチローラ(55)に
挾持されてフローティングカム(50)にて間隔が広げら
れた各ビン(60)上に下段のビン(60)から順次分配収
容されていく。また、フローティングカム(50)は矢印
(d)方向に正転させることにより、各ビン(60)を順
次上方にシフトさせ、搬送部(42)と共に下方に移動す
る。
以上の構成からなるソータ部(41)にあっては、三つ
のモードでのシートの収容が可能である。第1は1枚の
原稿を1コピーごとに各ビン(60)に分配してページ揃
えを行なうソートモードであり、第2は1枚の原稿ごと
にそのコピーを各ビン(60)に分配するグルーピングモ
ードである。第3は分配することなく一つのビン(60)
に収容するノンソートモードである。
[フィクスカムの構成と動作] 次に、各ビン(60)に分配収容されたシートを以下に
説明するステープルトレイ(91)まで搬送するためのフ
ィクスカム(70)と搬送部(80)とについて説明する。
フィクスカム(70)は第6図,第8図に示す様に、外
周部に前記トラニオン(61)が係合可能な螺旋溝(70
a)を3回転刻設したもので、支軸(71)を介して図示
しないモータにて正逆回転可能とされている。即ち、フ
ィクスカム(70)は矢印(e)方向に正転することによ
り、前記フローティングカム(50)にてボトムビンポジ
ション(X1)にシフトされたビン(60)のトラニオン
(61)を螺旋溝(70a)でガイドしてシート取り出し位
置(X3)まで降下させる。
一方、シート取り出し位置(X3)には、第8図に示す
様に、受け部材(72)が支軸(71)に上下動自在に、か
つ、コイルばね(73)にて上方に付勢された状態で設置
され、取り出し位置(X3)に降下したトラニオン(61)
を弾性的に保持する。この取り出し位置(X3)には取り
出しローラ(75)とそれに自重で圧接するピンチローラ
(76)及びシートガイド(78)が設置されている。ま
た、ボトムビンポジション(X1)から取り出し位置
(X3)の間には、第2図に示す様に、シート逆流防止ガ
イド(79)が設置されている。シートガイド(78)は、
第8図に示す様に、上面のガイド面(78a)が取り出し
位置(Xa)に傾斜降下した各ビン(60)のシート逆流防
止爪(60a)よりも若干高くなる様に設置されている。
ピンチローラ(76)は、第2図に示す様に、アーム(7
7)を介して支軸(77a)にて回動自在に支持され、図示
しないソレノイドをオン,オフすることにより取り出し
ローラ(75)上に接離可能となっている。
さらに、前記フィクスカム(70)の支軸(71)の下端
には、第10図に示す様に、駆動用のプーリ(86)とギヤ
(87a)が一体的に固定され、ギヤ(87a)はギヤ(87
b)を介してギヤ(87c)に噛合し、円板(88)がギヤ
(87c)と一体的に回転可能となっている。円板(88)
には図示しない切り欠きが形成され、この切り欠きをフ
ォトセンサ(Se2)が検出することにより、フィクスカ
ム(70)の回転数を制御可能とする。
搬送部(80)は、第2図に示す様に、前記ローラ(7
5),(76)と、搬送ローラ(81a),(81b)〜(83
a),(83b)と、ガイド板(84a),(84b),(85
a),(85b)とで構成されている。搬送ローラ(81
a),(82a),(83a)はゴム材からなり、搬送ローラ
(81b),(82b),(83b)はスポンジ材からなり、積
層されたシートの厚みを吸収可能とされている。
以上の構成において、前記ソータ部(41)でシートの
分配が終了すると、フィクスカム(70)が3回転矢印
(e)方向に回転される。これにてボトムビンポジショ
ン(X1)にあるビン(60)のトラニオン(61)が螺旋溝
(70a)にガイドされ、取り出し位置(X3)まで降下
し、受け部材(72)にて保持される。この取り出し位置
(X3)において、ビン(60)はボトムビンポジション
(X1)よりも大きな角度で傾斜し、分配収容されている
シートは自重にてガイド(78)のガイド面(78a)にガ
イドされつつ滑り降りる力が働く。取り出しローラ(7
5)はビン(60)とオーバーラップしており、ビン(6
0)が取り出し位置(X3)に到達した時点でシートの先
端部がローラ(75),(76)間に挾着される様な形にな
っており、シートはローラ(75),(76)により搬送ロ
ーラ(81a),(81b)に搬送される。このとき、シート
が下方にカールしていてもガイド(78),取り出しロー
ラ(75)にてガイドされることにより、確実に逆流防止
爪(60a)を越えてガイド板(84a),(84b)間に搬送
される。また、シートが上方にカールしていても逆流防
止ガイド(79)によりガイドされ、ガイド板(84a),
(84b)間に搬送される。
ピンチローラ(76)はシートがローラ(81a),(81
b)に挾持搬送された時点で、図示しないソレノイドが
初期状態においてオフされていることにより、取り出し
ローラ(75)上から上方に退避し、前述の如くビン(6
0)が取り出し位置(X3)に到達した時点で、ソレノイ
ドがオンされ、取り出しローラ(75)とでシートを挾み
込む。ここで、取り出しローラ(75),搬送ローラ(81
a),(81b),(82a),(82b),(83a),(83b)が
それぞれ回転駆動され、シートが第2図中矢印(f)で
示す様に搬送ローラ(83a),(83b)からステープルト
レイ(91)上に送り込まれる。一方、前記フローティン
グカム(50)は、この取り出し時において、第6図に示
す様に、ボトムビンポジション(X1)に対応する位置に
位置し、フィクスカム(70)に送り込まれる直前のビン
(60)のトラニオン(61)を保持し、このポジション
(X1)にて180°ずつ矢印(d)とは逆方向に間欠的に
逆転し、トラニオン(61)を順次フィクスカム(70)に
送り込む。本実施例にあっては、取り出し位置(X3)に
降下したビン(60)の傾斜角度を大きくしてシートが自
重で滑り出しやすくするため、ボトムビンポジション
(X1)と取り出し位置(X3)との間隔、換言すれば、こ
の間を移動するビン(60)のストロークを大きく設定し
ている。それ故、フィクスカム(70)の外周部に刻設し
た螺旋溝(70a)を3回転としてトラニオン(61)が上
下動する際のフィクスカム(70)のトルクを極力軽減し
ている。そして、フローティングカム(50)にてフィク
スカム(70)に送り込まれる直前のトラニオン(61)
[第6図中(A)で示す]を保持することにより、この
トラニオン(61)がフィクスカム(70)の2回転目、3
回転目で螺旋溝(70a)に送り込まれることを防止して
いる。
以上の如く、フローティングカム(50)の180°ずつ
の逆転及びフィクスカム(70)の3回転にて各ビン(6
0)は1段ずつ取り出し位置(X3)に降下され、各ビン
(60)に分配収容されたシートが搬送部(80)を通じて
ステープルトレイ(91)上に搬送される。
なお、取り出し位置(X3)に降下した各ビン(60)
は、受け部材(72)にて上方に付勢された状態で保持さ
れ、シートが分配収容された全てのビン(60)からシー
トが取り出された後、フィクスカム(70)が矢印(e)
とは逆方向に逆転駆動されること及びフローティングカ
ム(50)が矢印(d)方向に正転駆動されることによ
り、上方に復帰する。
[ステープル部の構成と動作] ステープル部(90)は、第2図に示す様に、ステープ
ルトレイ(91)と、これを振動させるモータ(93)と、
ガイド板(95)とストッパ(96)と、ステープラ(10
0)とから構成されている。ステープルトレイ(91)は
支軸(92)を支点として揺動自在に設置され、モータ
(93)にて偏心ウエイト(94)を回転させることによ
り、ウエイト(94)の遠心力で振動する。この振動にて
前記搬送部から送られてきたシートをガイド板(95),
ストッパ(96)で規制しつつ整合させる。
ステープラ(100)は、第11図に示す様に、モータ出
力軸(101)を固定し、ピン(103)を支点として揺動自
在なアーム(104)にてカム(102)の周部とヘッド(10
5)とを連結したもので、モータによるカム(102)の矢
印(g)方向への回転にてアーム(104)を介してヘッ
ド(105)が上方に移動し、ステープル針(106)がトレ
イ(91)上に整合されたシートを綴じる。ステープル針
(106)はカートリッジ(107)に収納されており、前記
モータ出力軸(101)から回転駆動される搬送ベルト(1
08)にてヘッド部に送られる。
ストッパ(96)は支軸(97)を支点として図示しない
ソレノイドにて回動可能に設置され、常時はステープル
トレイ(91)の下端上に位置し、シート先端を位置決め
する。このストッパ(96)はソレノイドがオンされると
下方に退避し、シートの位置決めを解除する。
また、このステープラ(100)にはステープル針(10
6)のエンプティ検出用フォトセンサ(Se3)、ステープ
ルモータの回転数検出センサ(Se4)が設置され、セン
サ(Se3)はステープル針(106)を直接検出し、センサ
(Se4)はモータ出力軸(101)に固定した円板(109)
の切り欠き(109a)を検出する様になっている。
さらに、このステープル部(90)には、ステープルト
レイ(91)上のシートの有無を検出するフォトセンサ
(Se6)、及び、ステープラ(100)の着脱を検出するス
ィッチ(SW4)が設置されている。
以上の構成において、前記搬送部(80)からステープ
ルトレイ(91)上に搬送されたシートは、モータ(93)
の回転に基づいてトレイ(91)が振動することにより、
ガイド板(95),ストッパ(96)に規制されて整合さ
れ、モータ(93)が停止すると共に、ステープルモータ
が駆動されて綴じられる。綴じられたシートはソレノイ
ドのオンでストッパ(96)がトレイ(91)上から退避す
ることによりトレイ(91)上から滑り落ち、ガイド板
(98)にガイドされてスタックトレイ(111)上に収容
される。この様なステープル処理は、前記ビン(60)が
フィクスカム(70)にて取り出し位置(X3)に降下さ
れ、シートがステープルトレイ(91)上に搬送されてく
るごとに繰り返えされる。
[スタック部の構成] スタック部(110)は、スタックトレイ(111)から構
成され、前記ステープラ(100)で綴じられたシートを
最終的に積載収容する。スタックトレイ(111)は、第1
2図に示す様に、シート(S)のステープル処理部分、
即ち、ステープル針(106)で綴じられた部分が位置す
る部分に切り欠き(111a)が形成されている。これに
て、ステープラ(100)で綴じられたシートがトレイ(1
11)上に積載収容された場合、ステープル処理部分が自
重で切り欠き(111a)に垂れ込み、ステープル処理部分
のみが嵩高くなることが防止され、その分積載収容量が
増大することとなる。
[操作パネル] 本実施例においては、操作パネルは、第13図,第14
図,第15図に示す様に、複写機パネル(120)とADFパネ
ル(140)とソータパネル(150)との三箇所に設置され
ている。
複写機パネル(120)は、ADF(30)を使用しないとき
にコピー動作を開始させるためのプリントキー(12
1)、マルチコピー動作を一時中断させるための割り込
みキー(122)、コピー動作を停止させたり置数を解除
するためのクリア/ストップキー(123)、マルチコピ
ー枚数を設定するためのテンキー群(124)、コピー枚
数や複写機(1)の状態を表示するための表示部(12
5)、コピー濃度を設定するためのアップダウンキー(1
26),(127)及びその表示LED群(128)、コピーシー
トサイズを選択するためのシート選択キー(129)及び
その表示LED群(130)、コピー倍率を選択するための倍
率選択キー群(131)及びその表示LED群(132)等が設
けられている。
ADFパネル(140)は、ADF動作をスタートさせるため
のスタートキー(141)のみが設けられている。このス
タートキー(141)がオンされると、原稿トレイ(31)
上の原稿が順次自動的に原稿台ガラス(29)上に搬送さ
れ、コピー動作が開始される。
ソータパネル(150)は、ソータモード選択キー(15
1)とその表示部であるノンソートモード表示LED(15
2)とソートモード表示LED(153)とグルーピングモー
ド表示LED(154)、フィニッシュモード選択キー(15
5)とその表示部であるノンフィニッシュモード表示LED
(156)とフィニッシュモード表示LED(157)、フィニ
ッシュスタートキー(158)とその表示LED(159)が設
けられ、このLED(159)を点滅させることによりステー
プルトレイ(91)からコピーを除去する警告を表示す
る。また、ビン(60)からシートを除去する警告を表示
するLED(160)、ステープル針(106)のエンプティを
表示するLED(161)、ステープラ(100)のセット不良
を表示するLED(162)が設けられている。ソータモード
選択キー(151)は1回押すごとにノンソートモード,
ソートモード,グルーピングモードに順次切り換わると
共に、対応するLED(152),(153),(154)が点灯す
る。フィニッシュモード選択キー(155)も1回押すご
とにノンフィニッシュモードとフィニッシュモードとが
切り換わると共に、対応するLED(156),(157)が点
灯する。フィニッシュスタートキー(158)は1回押す
ごとにフィニッシュ動作のスタートとそのキャンセルを
出力すると共に、スタート時にLED(159)が点灯する。
[制御回路] 第16図は制御回路のブロック図であり、マイクロコン
ピュータ(CPU)には複写機パネル(120),ADFパネル
(140),ソータパネル(150)が接続され、さらにコピ
ープロセス手段(170),ADFプロセス手段(171)が接続
され、かつ、ソータプロセス手段(172),フィニッシ
ャプロセス手段(173)が接続され、それぞれの信号を
交換する。
第17図は制御回路の要部を示し、マイクロコンピュー
タ(CPU)の入出力ポートには、プリントスイッチ,ADF
スタートスイッチ及びそれらに内蔵されている表示LED
(180),(181)、ソータパネル(150)の各選択スイ
ッチ及び各表示LED(152)…等が接続されている。
[制御手順] 次に、以上の複写機(1),ソータ(40)及び制御回
路に基づく制御手順について第18図以下を参照して説明
する。
第18図は前記マイクロコンピュータ(CPU)のメイン
ルーチンを示す。
マイクロコンピュータ(CPU)にリセットが掛かり、
プログラムがスタートすると、ステップ(S1)でランダ
ムアクセスメモリのクリア、各種レジスタのイニシャラ
イズ及び各装置を初期モードにするための初期設定を行
なう。次に、ステップ(S2)で内部タイマをスタートさ
せる。この内部タイマはメインルーチンの所要時間を定
めるもので、その値は予めステップ(S1)の初期設定で
セットされる。
次に、ステップ(S3)〜(S8)で以下に詳述する各サ
ブルーチンを順次コールしていき、全てのサブルーチン
の処理が終了すると、ステップ(S9)で前記内部タイマ
の終了を待ってステップ(S2)に戻る。この1ルーチン
の時間の長さを使って各サブルーチン中の各種タイマの
カウントを行なう。
第19図は前記ステップ(S3)で実行される入力処理の
サブルーチンを示す。
まず、ステップ(S10)で複写機パネル(120)上のテ
ンキー群(124)により置数(A)が入力され、ステッ
プ(S11)で選択されたシートサイズ(Sx)が入力さ
れ、ステップ(S12)でADF(30)の使用が選択されてい
るか否かを判定する。使用が選択されているのであれば
ステップ(S13)でADFモードフラグを「1」にセット
し、選択されていなければステップ(S14)でADFモード
フラグを「0」にリセットする。
次に、ステップ(S15)でソートモード設定のサブル
ーチンを実行し、ステップ(S16)でフィニッシュモー
ド設定のサブルーチンを実行し、ステップ(S17)でソ
ートモードフラグが「1」か否かを判定する。ソートモ
ードフラグが「0」であればソーティング及びステープ
ル処理が実行されることはないのでステップ(S22)に
移行し、「1」であればステップ(S18)でビン数
(a)を入力し、ステップ(S19)で前記置数(A)と
ビン数(a)とを比較する。置数(A)がビン数(a)
以下であればソートモードが実行可能であり、ステップ
(S20)でフィニッシュモードフラグが「1」か否かを
判定する。フィニッシュモードフラグが「0」であれば
ステップ(S22)に移行し、「1」であればステップ(S
21)でシートサイズ(Sx)がA4サイズかB5サイズである
か否かを判定する。本実施例におけるステープル処理可
能なシートサイズはA4又はB5であり、YESであればステ
ップ(S22)でその他の入力処理を実行する。
さらに、ステップ(S23)でプリントスイッチがオン
されたか否かを判定し、オンされていればステップ(S2
4)でコピーフラグを「1」にセットし、コピー処理を
可能とする。また、オンされていなければステップ(S2
5)でADFスタートスイッチがオンされたか否かを判定
し、オンされていれば前記ステップ(S24)を実行し、
オンされていなければこのサブルーチンを終了する。
一方、前記ステップ(S19)で置数(A)がビン数
(a)よりも大きいと判定されると、ステップ(S26)
で警告フラグ(F1)を「1」にセットし、ステップ(S2
7)でシステム動作を禁止する。この警告フラグ(F1)
は分配数がビン数をオーバーしていることを表示するた
めのものである。次に、ステップ(S28),(S36)で前
記ステップ(S23),(S25)と同様にプリントスイッチ
がオンされたか否か、及び、ADFスタートスイッチがオ
ンされたか否かを判定する。このステップ(S28)又は
(S36)でYES、即ち、警告が発せられてもコピーを実行
するというオペレータの意思が確認されると、ステップ
(S29)でノンソートモードフラグを「1」にセットし
てノンソートモードでの処理に切り換え、ステップ(S3
0)で警告フラグ(F1)を「0」にリセットし、ステッ
プ(S37)でコピーフラグを「1」にセットする。
また、前記ステップ(S21)でシートサイズ(Sx)がA
4サイズ又はB5サイズ以外であると判定されると、ステ
ープル処理が不能であるため、ステップ(S31)で警告
フラグ(F2)を「1」にセットし、ステップ(S32)で
システム動作を禁止する。この警告フラグ(F2)は選択
されたシートサイズが不適合であることを表示するため
のものである。次に、ステップ(S33),(S38)で前記
ステップ(S23),(S25)と同様にプリントスイッチが
オンされたか否か、及び、ADFスタートスイッチがオン
されたか否かを判定する。このステップ(S33)又は(S
38)でYES、即ち、警告が発せられてもコピーを実行す
るというオペレータの意思が確認されると、ステップ
(S34)でフィニッシュモードフラグを「0」にリセッ
トしてステープル処理を禁止し、ステップ(S35)で警
告フラグ(F2)を「0」にリセットし、ステップ(S3
9)でコピーフラグを「1」にセットする。
第20図は前記ステップ(S15)で実行されるソートモ
ード設定のサブルーチンを示す。
このサブルーチンでは、各ステップ(S40),(S4
2),(S44)でそれぞれノンソートモード,ソートモー
ド,グルーピングモードが選択されているか否かを判定
し、選択されていれば各ステップ(S41),(S43),
(S45)でノンソートモードフラグ,ソートモードフラ
グ,グルーピングモードフラグを「1」にセットする。
第21図は前記ステップ(S16)で実行されるフィニッ
シュモード設定のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S50)でフィニッシュモードが選択
されているか否かを判定し、選択されていなければ直ち
にこのサブルーチンを終了し、選択されていればステッ
プ(S51)でフィニッシュモードフラグを「1」にセッ
トし、ステップ(S52)でステープル許容枚数(Cb)を
設定する。ここでのステープル許容枚数(Cb)とは、ス
テープラ(100)の許容綴じ枚数に使用ビン数である置
数(A)を乗じた値をいう。従って、結果的には1ビン
当りの収容量を規定していることとなる。次に、ステッ
プ(S53)でステープル許可サイズをA4,B5に設定し、ス
テップ(S54)でソートモードフラグを「1」にセット
してソートモードでの処理を許容する。
第22図はメインルーチンのステップ(S4)で実行され
る表示処理のサブルーチンを実行する。
まず、ステップ(S60)でADFモードフラグが「1」か
否かを判定し、「1」であればADFモード表示LED(18
0)を点灯し、「1」又「0」いずれの場合もステップ
(S62)で表示LED(152),(153),(154)のいずれ
かを点灯して選択されたソータモードを表示する。ステ
ップ(S63)ではフィニッシュモードフラグが「1」か
否かを判定し、「1」であればフィニッシュモード表示
LED(157)を点灯する。
次に、ステップ(S65)で前記警告フラグ(F1)が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S6
6)で表示部(125)にビン数がオーバーであることを表
示する。ステップ(S67)では前記警告フラグ(F2)が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S6
8)で表示部(125)にシートサイズが不適合であること
を表示する。ステップ(S69)では警告フラグ(F3)が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S7
0)で表示部(125)にフィニッシュモードが不可である
ことを表示する。ステップ(S71)では警告フラグ(F
4)が「1」か否かを判定し、「1」であればステップ
(S72)で表示部(125)に原稿がエンプティであること
を表示する。ステップ(S73)では警告フラグ(F5)が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S7
4)で表示部(125)にフィニッシュ容量がオーバーであ
ることを表示する。ステップ(S75)では警告フラグ(F
6)が「1」か否かを判定し、「1」であればステップ
(S76)で表示部(125)にステープルトレイ(91)から
シートを除去する必要のあることを表示する。ステップ
(S85)では警告フラグ(F11)が「1」か否かを判定
し、「1」であればステップ(S86)でLED(160)を点
灯し、ビン(60)からシートを除去する必要のあること
を表示する。
次に、ステップ(S81)でコピーフラグが「1」か否
かを判定し、「1」であればステップ(S82)で、
「0」であればステップ(S83)でそれぞれ表示部(12
5)にコピー枚数又は残りコピー枚数を表示する。続い
て、ステップ(S84)でその他の表示処理を実行し、こ
のサブルーチンを終了する。
第23図はメインルーチンのステップ(S5)で実行され
るコピーシステム処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S90)でADFモードフラグが「1」か
否かを判定し、「1」であればステップ(S91)でコピ
ーフラグが「1」か否かを判定し、「1」であればコピ
ー処理が許容されているのであるからステップ(S95)
でADFコントロールのサブルーチンを実行し、ステップ
(S97)に移行する。また、前記ステップ(S90)でADF
モードフラグが「0」であると判定されれば、ステップ
(S96)でコピーフラグが「1」か否かを判定し、
「1」であればステップ(S97)に移行する。ステップ
(S91),(S96)でいずれもコピーフラグが「0」であ
ると判定されれば、メインルーチンに戻る。
次に、ステップ(S97)でノンソートモードフラグが
「1」か否かを判定し、ノンソートモードが選択されて
「1」にセットされているのであれば、ステップ(S9
8)でフィニッシュモードフラグが「1」か否かを判定
する。「1」でなければそのままシステムを動作させ
る。即ち、ステップ(S99)でノンソートモード処理の
サブルーチン、ステップ(S105)でコピー処理のサブル
ーチン、ステップ(S106)でその他のサブルーチンをそ
れぞれ実行する。
前記ステップ(S98)でYES、即ち、フィニッシュモー
ドが選択されていると判定されると、ステップ(S111)
で前記ステップ(S10)で入力された置数(A)が1で
あるか否かを判定する。置数(A)が1であればステッ
プ(S112)でソートモードフラグを「1」にセットして
ステップ(S101)でソートモード処理のサブルーチンを
実行すると共に、前述のステップ(S105),(S106)を
実行する。置数(A)が1でなければ、ノンソートモー
ドでビン(60)に収容されたシートをフィニッシュ処理
をする必要はないので、ステップ(S133)で警告フラグ
(F3)を「1」にセットし、ステップ(S134)でシステ
ム動作を禁止する。この警告フラグ(F3)はフィニッシ
ュモードでの処理が不可であることを表示するためのも
のである。次に、ステップ(S115)でコピーフラグが
「1」であること、即ち、警告が発せられてもコピーを
実行しようというオペレータの意思が確認されると、ス
テップ(S116)でフィニッシュモードフラグを「0」に
リセットしてフィニッシュモードでの処理を禁止したう
えで、前述のステップ(S99),(S105),(S106)で
コピー処理を実行する。
一方、前記ステップ(S97)でノンソートモード以外
が選択されていると判定されると、ステップ(S100)で
ソートモードフラグが「1」か否かを判定し、ソートモ
ードが選択されて「1」にセットされているのであれ
ば、ステップ(S101)でソートモード処理のサブルーチ
ンを実行すると共に前述のステップ(S105),(S106)
を実行する。前記ステップ(S100)でソートモードが選
択されていないと判定されると、ステップ(S102)でグ
ルーピングモードフラグが「1」か否かを判定し、グル
ーピングモードが選択されて「1」にセットされている
のであれば、ステップ(S103)でフィニッシュモードフ
ラグが「1」か否かを判定する。「1」でなければステ
ップ(S104)でグルーピング処理のサブルーチンを実行
し、前述のステップ(S105),(S106)を実行する。前
記ステップ(S103)でフィニッシュモードが選択されて
いると判定されると、グルーピングモードで各ビン(6
0)に分配されたシートに対してはステープル処理が不
要であることから、ステップ(S107)で警告フラグ(F
3)を「1」にセットしてフィニッシュモード不可の表
示を準備し、ステップ(S108)でシステム動作を禁止す
る。そして、ステップ(S109)でコピーフラグが「1」
であり、オペレータのコピー処理の意思が確認される
と、ステップ(S110)でフィニッシュモードフラグを
「0」にリセットしてフィニッシュモードでの処理を禁
止したうえで、前述のステップ(S104),(S105),
(S106)でグルーピング処理,コピー処理のサブルーチ
ンを実行する。
なお、前記ステップ(S99),(S104)で実行される
サブルーチンは従来と同様の手順であり、その詳細は省
略する。
第24図は前記ステップ(S95)で実行されるADFコント
ロールのサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S120)で原稿トレイ(31)に原稿が
有るか否かをセンサのオン,オフにて判定し、有ればス
テップ(S133)で警告フラグ(F4)が「1」か否かを判
定する。この警告フラグ(F4)は以下に説明するステッ
プ(S131)で「1」にセットされるが、「1」であれば
ステップ(S134)で「0」にリセットする。そして、ス
テップ(S121)で原稿給紙処理サブルーチン、ステップ
(S122)で原稿サイズ検出サブルーチン、ステップ(S1
23)で原稿搬送処理サブルーチンを実行する。原稿が無
ければステップ(S130)で原稿カウントが「0」か否か
を判定し、「0」であればステップ(S131)で警告フラ
グ(F4)を「1」にセットして原稿エンプティ表示を準
備し、ステップ(S132)でコピーフラグを「0」にリセ
ットし、メインルーチンに戻る。
一方、ステップ(S124)で光学系(4)がコピー枚数
分スキャンしたか否かを判定し、スキャンしたのであれ
ばスキャン終了フラグを「1」にセットする。そして、
ステップ(S126)でスキャン終了フラグが「1」である
ことを確認のうえ、ステップ(S127)でスキャン終了フ
ラグを「0」にリセットし、ステップ(S128)で原稿排
出処理サブルーチンを実行すると共に、ステップ(S12
9)でその他の処理のサブルーチンを実行する。
なお、このADFコントロールサブルーチンは従来と同
様の手順であり、前記ステップ(S121)〜(S123),
(S128)の詳細は省略する。
第25a図,第25b図は前記ステップ(S101)で実行され
るソートモード処理のサブルーチンを示す。このサブル
ーチンではフィニッシュモード選択の有無によりソータ
ビン(60)の動作を異ならしめている。これは、フィニ
ッシュモード選択の有無でビン(60)からシートを取り
出す順序が異なることに対応してビン(60)への分配順
序が異なるためである。フィニッシュモードが選択され
ている場合にはシートをステープル部(90)に送り出す
ために下段のビン(60)から分配し、選択されていない
場合にはシートをオペレータが直接取り出しやすくする
ため、上段のビン(60)から分配する。
具体的には、ステップ(S140)でフィニッシュモード
フラグが「1」か否かを判定し、「1」であればステッ
プ(S141)でビン(60)内にシートが有るか否かをセン
サ(Se5)のオン,オフにて判定し、シートが無ければ
ステップ(S184)で警告フラグ(F11)が「1」か否か
を判定する。この警告フラグ(F11)は以下に説明する
ステップ(S158),(S161)で「1」にセットされる
が、「1」であればステップ(S185)で「0」にリセッ
トする。そして、ステップ(S142)でボトムビン検出ス
イッチ(SW1)がオンか否か、即ち、ビン(60)がフィ
ニッシュモード選択時のホームポジションであるボトム
ビンポジション(X1)に位置し、フィニッシュモードで
のシート分配が可能か否かを判定する。従って、YESで
あればそのままステップ(S148)に移行し、ソーティン
グ動作を行なわしめるためのビン動作、即ち、フローテ
ィングカムモータ(図示せず)を逆転させるために回転
方向フラグを「0」にリセットする。NOであれば以下の
ステップ(S143)〜(S147)を実行してビン(60)をボ
トムビンポジション(X1)に移動させる。即ち、ステッ
プ(S143)でフローティングカム(50)のモータを正転
させ、ステップ(S144)でソータウエイトをかける。ソ
ータウエイトとはビン(60)が移動中シートがソータ部
(41)に送り込まれることがない様にコピー動作を禁止
することを意味する。そして、ステップ(S145)でボト
ムビン検出スイッチ(SW1)がオンしたことを確認のう
え、ステップ(S146)でフローティングカム(50)のモ
ータをオフし、ステップ(S147)でソータウエイトを解
除し、ステップ(S148)でフローティングカム回転方向
フラグを「0」にリセットし、以後のフローティングカ
ム(50)の回転方向を逆転とする。
一方、フィニッシュモードが選択されていないとき
は、ステップ(S149)でセンサ(Se5)のオン,オフに
てビン(60)内のシートの有無をチェックし、シートが
無ければステップ(S150)でトップビン検出スイッチ
(SW2)がオンか否か、即ち、ビン(60)がノンフィニ
ッシュモード時のホームポジションであるトップビンポ
ジション(X2)に位置し、ノンフィニッシュモードでの
シート分配が可能か否かを判定する。従って、YESであ
ればそのままステップ(S156)に移行し、フローティン
グカム回転方向フラグを「1」にセットしてフローティ
ングカム(50)の正転を許容する。NOであれば以下のス
テップ(S151)〜(S155)を実行してビン(60)をトッ
プビンポジション(X2)に移動させる。即ち、ステップ
(S151)でフローティングカム(50)のモータを逆転さ
せ、ステップ(S152)でソータウエイトをかけ、ステッ
プ(S153)でトップビン検出スイッチ(SW2)がオンし
たことを確認のうえ、ステップ(S154)でフローティン
グカム(50)のモータをオフする。続いて、ステップ
(S155)でソータウエイトを解除し、ステップ(S156)
でフローティングカム回転方向フラグを「1」にリセッ
トし、以後のフローティングカム(50)の回転方向を正
転とする。
また、前記ステップ(S141),(S149)でビン(60)
内にシートが有ると判定されると、ステップ(S157),
(S160)でコピーの枚数カウントが「0」か否かを判定
し、「0」であればステップ(S158),(S161)で警告
フラグ(F11)を「1」にセットしてコピー除去表示LED
(160)を点灯させる準備をし、ステップ(S159),(S
162)でシステム動作を禁止する。
次に、ステップ(S163)で複写機(1)の排出スイッ
チ(SW3)がオンエッジか否かを判定する。即ち、シー
ト先端の排出スイッチ(SW3)への到達を待って、ステ
ップ(S164)でソータ搬送モータをオンし、ステップ
(S165)でソータ排出センサ(Se1)がオフエッジか否
かを判定する。即ち、シート後端の排出センサ(Se1)
通過をもってビン(60)へのシート収容とみなし、オフ
エッジであればステップ(S166)でソータ搬送モータタ
イマをスタートさせる。そして、ステップ(S167)で枚
数カウントをインクリメントし、ステップ(S168)でソ
ータ搬送モータタイマの終了を待ってステップ(S169)
でソータ搬送モータをオフする。続いて、ステップ(S1
70)で先程搬送されたシートがラストシートか否かを判
定し、ラストシートであればステップ(S171)でフロー
ティングカム回転方向フラグを「0」にリセットする。
ラストシートでなければソーティング動作を継続させる
ため、ステップ(S172)でフローティングカム回転方向
フラグをチェックし、「0」であればステップ(S173)
でフローティングカムモータを逆転し、「1」であれば
ステップ(S174)で正転オンする。即ち、フィニッシュ
モード時には該モータを逆転させてシートが分配される
ビン(60)を下段から上段のものへと移動させ、ノンフ
ィニッシュモード時には正転させてシートが分配される
ビン(60)を上段から下段のものへと移動させる。
次に、ステップ(S175)でフィニッシュモードフラグ
が「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S1
76)で枚数カウント(N)とステープル許容枚数(Cb)
[ステップ(S52)参照]とを比較する。枚数カウント
(N)がステープル許容枚数(Cb)以上であればステー
プル不良発生を未然に防止するため、ステップ(S177)
で警告フラグ(F5)を「1」にセットし、フィニッシャ
容量オーバーの表示を準備する。さらに、ステップ(S1
78)でコピーフラグを「0」にリセットし、ステップ
(S179)でプリントスイッチがオンされたか否かを判定
し、ステップ(S180)でADFスタートスイッチがオンさ
れたか否かを判定し、いずれかがオンされれば、即ち、
警告が発せられてもコピーを実行するというオペレータ
の意思が確認されると、ステップ(S181)でフィニッシ
ュモードフラグを「0」にリセットし、ステップ(S18
2)で警告フラグ(F5)を「0」にリセットし、かつ、
ステップ(S183)でコピーフラグを「1」にセットして
ソートモードでの実行を可能とし、このサブルーチンを
終了する。
なお、前記ステップ(S176),(S177)を実行してフ
ィニッシャ容量オーバーの警告が出された時点でコピー
動作を終了し、フィニッシュ処理を行なうのであれば、
フィニッシュスタートスイッチをオンさせれば良い[ス
テップ(S205)参照]。
第26図は前記ステップ(S105)で実行されるコピー処
理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S190)で光学系(4)がコピー枚数
分スキャンしたか否かを判定し、YESであればステップ
(S191)でスキャン終了フラグを「1」にセットし、NO
であればステップ(S192)でコピープロセス処理のサブ
ルーチンを実行する。このサブルーチンは複写機(1)
による通常のコピープロセスを実行するルーチンであ
り、詳細は省略する。
次に、ステップ(S193)でスキャン終了フラグが
「1」であることを確認のうえ、ステップ(S194)でス
キャン終了フラグを「0」にリセットし、ステップ(S1
95)でコピーフラグを「0」にリセットし、ステップ
(S196)でその他の処理のサブルーチンを実行する。
第27図はメインルーチンのステップ(S6)で実行され
るフィニッシュ処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S200)でフィニッシュモードフラグ
が「1」か否かを判定し、「0」であれば直ちに終了す
る。「1」であればステップ(S201)でフィニッシュモ
ードが禁止されているか否かを判定し、禁止されていれ
ばステップ(S202)でステープルトレイ(91)上のシー
ト検出センサ(Se6)のオン,オフを判定することによ
りシートの有無をチェックする。シート検出センサ(Se
6)がオンでトレイ(91)上にシートが有ると判定され
ると、既に有るシートがこれからトレイ(91)上に送り
込まれるシートと共にステープル処理されてしまう不都
合やステープル処理の許容綴じ枚数を超過してしまうお
それを生じるため、ステップ(S203)で警告フラグ(F
6)を「1」にセットしてステープルトレイ(91)から
シートを除去する旨の警告を表示する準備をし、ステッ
プ(S204)でフィニッシュモードを禁止する。
一方、ステップ(S201)でフィニッシュモードが禁止
されていないこと、またはステップ(S202)でトレイ
(91)上にシートが無いことが確認されると、ステップ
(S201a)で前記警告フラグ(F6)が「1」か否かを判
定し、「1」であればステップ(S201b)で「0」にリ
セットする。次に、ステップ(S205)でフィニッシュス
タートスイッチがオンされたか否かを判定する。オンさ
れていればステップ(S206)でフィニッシュ処理フラグ
を「1」にセットし、ステップ(S207)で1ビン当りの
シート枚数(M)を演算し、ステップ(S208)で、その
1ビン当りのシート枚数(M)が1枚か否かを判定す
る。即ち、各ビン(60)に分配収容されているシート枚
数(M)が1枚であるとステープルする必要がない。従
って、ステップ(S208)で1ビン当りのシート枚数が1
枚であると判定されると、ステップ(S209)で警告フラ
グ(F3)を「1」にセットし、フィニッシュモード不可
を表示する準備をし、ステップ(S210)でフィニッシュ
モードフラグを「0」にリセットし、フィニッシュモー
ドを解除する。
1ビン当りのシート枚数(M)が1枚でなければ、ス
テップ(S208a)で前記警告フラグ(F3)が「1」か否
かを判定し、「1」であればステップ(S208b)で
「0」にリセットする。次に、ステップ(S211)でセン
サ(Se6)のオン,オフにて再度ステープルトレイ(9
1)上のシートの有無をチェックし、シートが有れば前
記同様不要なシートをステープルしたりステープル不良
を防止するため、前記ステップ(S203),(S204)を実
行し、警告を発すると共にフィニッシュモードを解除す
る。シートが無ければ始めて、フィニッシュ処理を実行
する。即ち、ステップ(S212)でビン移動処理のサブル
ーチン、ステップ(S213)でシート取り出し処理のサブ
ルーチン、ステップ(S214)でステープル処理のサブル
ーチンをそれぞれ実行する。そして、これらの処理が終
了した後、ステップ(S215)でビン(60)内のシートの
有無、ステップ(S216)でステープルトレイ(91)上の
シートの有無を判定し、それぞれ無ければステップ(S2
17)でフィニッシュ処理フラグを「0」にリセットす
る。
なお、このフィニッシュ処理のサブルーチンにおい
て、フィニッシュモード禁止の解除は、ステップ(S20
2)でシートがステープルトレイ(91)上から取り除か
れたことを検出し、ステップ(S201b)で警告フラグ(F
6)を「0」にリセットすることにより行なわれる。そ
して、フィニッシュ処理の再開はフィニッシュモード禁
止解除後タイマを介して自動的に行なっても良いし、フ
ィニッシュスタートのスイッチ入力にて行なう様にして
も良い。
第28図は前記ステップ(S212)で実行されるビン移動
処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S220)でセンサ(Se5)のオン,オ
フにてビン(60)内のシートの有無を判定し、無ければ
直ちに終了する。実際上この様な状況は生じ得ないが、
オペレータがコピー終了後直ちにビン(60)からシート
を取り出せば生じ得る。シートが有ればステップ(S22
1)でボトムビン検出スイッチ(SW1)がオンか否かを判
定する。スイッチ(SW1)がオンしていなければ、フロ
ーティングカム(50)をボトムビンポジション(X1)に
移動させるため、ステップ(S222)でフローティングカ
ム(50)のモータを正転させ、ステップ(S223)でフロ
ーティングカム回転検出スイッチのオフエッジが確認さ
れると、ステップ(S224)で該モータをオフする。そし
て、このステップ(S222),(S223),(S224)はフロ
ーティングカム(50)がボトムビンポジション(X1)に
移動するまで続行される。
フローティングカム(50)がボトムビンポジション
(X1)に移動すると、即ち、前記ステップ(S221)でボ
トムビン検出スイッチ(SW1)がオンしたと判定される
と、ステップ(S225)でフィクスカムモータを正転さ
せ、ステップ(S226)でフィクスカム回転検出センサ
(Se2)がオンエッジか否かを判定する。オンエッジで
あれば、これにてボトムビンポジション(X1)に有るビ
ン(60)がシート取り出し位置(X3)まで降下したこと
となり、ステップ(S227)でビンカウンタをインクリメ
ントし、ステップ(S228)でフィクスカムモータをオフ
する。
次に、ステップ(S229)でビンカウンタが置数(A)
[ステップ(S10)参照]と等しいか否かを判定する。
ビンカウンタが置数(A)よりも小さければ、次のビン
(60)をシート取り出し位置(X3)に移動させる処理を
実行する。即ち、ステップ(S230)でフローティングカ
ムモータを逆転させ、ステップ(S231)でフローティン
グカム回転検出センサのオフエッジが確認されると、ス
テップ(S232)でフローティングカムモータをオフす
る。これにて、次のビン(60)がボトムビンポジション
(X1)に移動することとなる。このステップ(S230),
(S231),(S232)はビンカウンタが置数(A)と等し
くなるまで繰り返される。
ビンカウンタが置数(A)と等しくなると、ステープ
ル処理は終了したこととなり、ステップ(S233)でビン
(60)内にシートが無いことを確認のうえ、ステップ
(S234)でビン位置リセットのサブルーチンを実行す
る。
第29図は前記ステップ(S213)で実行されるシート取
り出し処理のサブルーチンを示す。このサブルーチンは
シート取り出し位置(X3)まで降下されたビン(60)か
らシートを搬送手段(80)を介してステープルトレイ
(91)まで搬送する処理を実行する。
まず、ステップ(S240)でシート取り出し位置(X3
に降下したビン(60)にセンサ(Se5)のオン,オフに
てシートが有るか否かを判定し、無ければフローチャー
トでは図示しないが適宜警告を表示すると共にステップ
(S246)に移行する。シートの存在が確認されると、ス
テップ(S241)でフィクスカム回転検出センサ(Se2)
がオフエッジであるか否か、換言すれば、フィクスカム
(70)が正転し始めたか否かを判定する。オフエッジで
あると判定されると、即ち、フィクスカム(70)が正転
を開始してビン(60)がシート取り出し位置(X3)へ降
下し始めると、ステップ(S242)でピンチローラ(76)
のソレノイドをオンし、ステップ(S243)でピンチロー
タソレノイドタイマをスタートさせる。ビン(60)上の
シートは、フィクスカム(70)の正転に基づく降下を始
めるとビン(60)内にてソレノイドがオンされることに
より、シート取り出し位置(X3)にて取り出しローラ
(75)とピンチローラ(76)とで挾着される。
次に、ステップ(S244)でフィクスカム回転検出セン
サ(Se2)がオンエッジであるか否か、換言すれば、ビ
ン(60)がシート取り出し位置(X3)に降下を完了した
か否かを判定し、オンエッジであると判定されると、ス
テップ(S245)でシート取り出しモータをオンする。こ
れにてシートがローラ(75),(76),(81a),(81
b)等にてステープルトレイ(91)まで搬送されてい
く。そして、ステップ(S246)でピンチローラソレノイ
ドタイマの終了が確認されると、ステップ(S247)でピ
ンチローラソレノイドをオフする。これにてピンチロー
ラ(76)が取り出しローラ(75)から上方に退避する。
これは、次のビン(60)がボトムビンポジション(X1
から降下を始める前にピンチローラ(76)を取り出し位
置(X3)から退避させ、ビン(60)に分配収容されてい
るシートとの干渉を防止するためである。
次に、ステップ(S248)でステープルトレイ(91)の
センサ(Se6)がオンしてトレイ(91)へのシートの収
納が確認されると、ステップ(S249)でシート取り出し
モータをオフし、このサブルーチンを終了する。
第30図は前記ステップ(S214)で実行されるステープ
ル処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S251)でステープルトレイ(91)の
センサがオンエッジであるか否かを判定する。このセン
サとトレイ(91)上にシートが搬送されてくるとオンす
る。従って、オンエッジであればステップ(S252)で振
動モータ(93)をオンすることによりトレイ(91)上の
シートを整合し、ステップ(S253)で振動モータタイマ
をスタートさせる。一方、前記ステップ(S251)でオン
エッジではないと判定され、ステップ(S254)でセンサ
がオンである、即ち、トレイ(91)上に既にシートが入
っていると判定されるとステップ(S255)に移行する。
次に、ステップ(S255)で振動モータタイマの終了が
確認されると、ステップ(S256)で振動モータをオフ
し、ステップ(S257)でステープルモータをオンする。
そして、ステップ(S259)でステープルモータの回転検
出センサ(Se4)がオンエッジであると判定されると、
即ち、ヘッド(105)が移動してステープル針(106)に
てシートが綴じられると、ステップ(S260)でステープ
ルモータをオフし、ステップ(S262)でストッパソレノ
イドをオンする。これにてストッパ(96)がトレイ(9
1)上から退避し、シートはトレイ(91)から滑り落ち
てスタックトレイ(111)上に収容される。
次に、ステップ(S263)でステープルトレイ(91)の
センサ(Se6)がオフエッジであると判定され、即ち、
シートのスタックトレイ(111)への排出が行なわれた
と判断すると、ステップ(S264)でストッパソレノイド
をオフしてストッパ(96)をトレイ(91)上に復帰さ
せ、このサブルーチンを終了する。
即ち、本実施例にあっては、コピーシステム処理のサ
ブルーチン(第23図参照)において、ソータ部(41)の
動作モードとしてグルーピングモードが選択されると
[ステップ(S102)で、YES]、フィニッシュモードを
禁止し[ステップ(S108),(S110)]、かつ、フィニ
ッシュモードでの処理が不可であることを警告する[ス
テップ(S107),(S69),(S70)]。即ち、グルーピ
ングモードが選択されると、フィニッシュモードフラグ
をチェックしてフィニッシュモードが選択されていなけ
れば[ステップ(S103)でNO]、何ら支障はないことか
らグルーピング処理以下を実行する[ステップ(S10
4),(S105),(S106)]。しかし、フィニッシュモ
ードが選択されていれば[ステップ(S103)でYES]、
該モードでの処理が不可であることを警告し[ステップ
(S107)]、システム動作を禁止するのである[ステッ
プ(S108)]。しかし、それでもオペレータがコピー処
理を続行しようとするのであれば[ステップ(S109)で
YES]、フィニッシュモードを禁止したうえで[ステッ
プ(S110)]、以下グルーピング処理等を実行する[ス
テップ(S104),(S105),(S106)]。これにてグル
ーピングされたシートを誤ってステープル処理してしま
うことが未然に防止される。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、第2
の動作モードが選択されると、制御手段は前記第2の動
作モードを設定すると共にステープル手段の動作を自動
的に禁止する。従って、シート綴じに不適な動作モード
が選択されると、ステープル手段の動作が禁止され、モ
ード設定の誤りによる無駄なコピーを行うことが未然に
防止され、使い勝手のよい画像形成装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は複写装置全体
の概略図、第2図はフィニッシャ付きソータの内部構成
図、第3図はソータ部の垂直断面図、第4図はソータ部
送り出しローラ部分の水平断面図、第5図は搬送部の斜
視図、第6図はフローティングカムとフィクスカムの説
明図、第7図はフローティングカムの説明図、第8図は
シート取り出し位置の斜視図、第9図はトラニオンとフ
ィクスカムとの係合関係を示す平面図、第10図はフィク
スカムの回転検出部を示す垂直断面図、第11図はステー
プラの平面図、第12図はスタックトレイの斜視図、第13
図,第14図,第15図は操作パネルの平面図、第16図,第
17図は制御回路図、第18図ないし第30図は制御手順を示
すフローチャート図である。 (1)……複写機、(40)……フィニッシャ付きソー
タ、(41)……ソータ部、(50)……フローティングカ
ム、(60)……ビン、(61)……トラニオン、(70)…
…フィクスカム、(90)……ステープル部、(100)…
…ステープラ、(110)……スタック部、(X1)……ボ
トムビンポジション、(X2)……トップビンポジショ
ン、(X3)……シート取り出し位置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート上に画像を形成する画像形成手段
    と、 画像形成済みのシートをページ順の揃ったシート束とし
    て収容する第1の動作モードと、画像形成済みのシート
    をページ揃えすることなく収容する第2の動作モードと
    で動作可能な収容制御手段と、 収容されたシートの束を綴じるフィニッシュモードと、
    綴じない非フィニッシュモードとで動作可能なステープ
    ル手段と、 前記収容制御手段と前記ステープル手段の各モードをそ
    れぞれ選択する手段と、 前記選択手段によって第2の動作モードが選択される
    と、自動的にステープル手段の動作を禁止する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP61187326A 1986-08-07 1986-08-08 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2590827B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61187326A JP2590827B2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08 画像形成装置
DE19873726406 DE3726406A1 (de) 1986-08-07 1987-08-07 Kopiergeraet mit sortier- und hefteinrichtung
US07/082,690 US4864350A (en) 1986-08-07 1987-08-07 Copying apparatus having a sorting unit and a binding unit and controls therefor
DE19873726376 DE3726376A1 (de) 1986-08-07 1987-08-07 Sortier-fertigstell-system

Applications Claiming Priority (1)

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Family

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0813586B2 (ja) * 1990-11-06 1996-02-14 三田工業株式会社 製本機能付画像形成装置
JP3423359B2 (ja) * 1993-05-28 2003-07-07 キヤノン株式会社 画像記録装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4358197A (en) * 1980-08-21 1982-11-09 Xerox Corporation Very high speed duplicator with limitless finishing function
US4516714A (en) * 1983-12-21 1985-05-14 Xerox Corporation High speed duplicator with sorter/stapling apparatus and stapler positioning control

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