JP2636297B2 - フィニッシャ付きソータ - Google Patents

フィニッシャ付きソータ

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JP2636297B2
JP2636297B2 JP63035893A JP3589388A JP2636297B2 JP 2636297 B2 JP2636297 B2 JP 2636297B2 JP 63035893 A JP63035893 A JP 63035893A JP 3589388 A JP3589388 A JP 3589388A JP 2636297 B2 JP2636297 B2 JP 2636297B2
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機等から排出されたシートを分配し、
ステープル手段で綴じる様にしたフィニッシャ付きソー
タ、特にその制御手段に関する。
従来技術と課題 近年、複写機のペーパーハンドリングの自動化の要求
により、自動原稿搬送装置やコピー済みシートのソーテ
ィング,グルーピングを行なうソータ等のオプションが
種々開発され、実用に供されている。その最終形態の一
つとしてソータに分配収容されたシートを自動的にステ
ープルしてスタックしていくフィニッシャ付きソータが
要求されており、既に、大型複写機の一部では実用化さ
れている。
ところで、この種のフィニッシャ付きソータにあって
は、ノンソートトレイとソートビンとを兼用している
(通常、最上段のビンをノンソートトレイとして兼用す
る)場合、ステープル処理を行なうフィニッシュモード
を実行しているときには、ソートビンはステープル処理
のために使用されている。従って、複写機でのコピー処
理が可能な状態であってもフィニッシュモードでの処理
が終了するまでは、実際上次のコピー処理を行なうこと
はできず、不便であった。
そこで、本発明の課題は、フィニッシャ付きソータに
おいて、フィニッシュモードの実行中であっても一連の
コピー処理が終了した後は、次のコピー処理を実行可能
とすることにある。
課題を解決するための手段と作用 以上の課題を解決するため、本発明に係るフィニッシ
ャ付きソータは、 (a)ステープル処理を行なうフィニッシュモードが選
択されたときに、シートを下段から上段のビンへと分配
する第1の制御手段と、 (b)フィニッシュモードの実行時に一連のコピー処理
が終了した後、最上段のビンにシートが分配,収容され
ていないとき、シートを前記最上段のビンに収容するノ
ンソートモードにて次のコピー処理を受け付ける第2の
制御手段と、 を備えたことを特徴とする。
即ち、フィニッシュモードの実行時において、複写機
から排出されたシートを下段から上段のビンへと分配し
ていけば、ステープル処理への移行がスムーズであるこ
とは勿論、置数(コピー枚数)がビン数よりも小さいと
き、必然的に最上段のビンはソートティングに使用され
ることはない。換言すれば、フィニッシュモードの実行
時に一連のコピー処理が終了した後、最上段のビンが不
使用のまま空いている。この様な場合、次のコピー処理
はシートを空いている最上段のビンに収容するノンソー
トモードで実行される。
実施例 以下、本発明に係るフィニッシャ付きソータの一実施
例を添付図面に従って説明する。
[全体構成] フィニッシャ付きソータ(40)は、第1図に示す様
に、複写機(1)の側部に付設されたもので、複写機
(1)には自動給紙装置(15)と自動原稿搬送装置(3
0)(以下ADFと記す)が付設されている。
複写機(1)は、周知の電子写真法によるもので、矢
印(a)方向に回転駆動される感光体ドラム(2)上に
は、まず、帯電チャージャ(3)にて一定の電荷が付与
され、光学系(4)が矢印(b)方向にスキャンするこ
とによりADF(30)にて所定位置にセットされた原稿が
スリット露光される。これにて、感光体ドラム(2)上
に形成された静電潜像は磁気ブラシ式の現像装置(5)
にてトナー像とされ、転写チャージャ(6)にてシート
に転写される。
シートは複写機(1)内のエレベート式及びカセット
式の自動給紙装置(10),(11)あるいは機外に付設し
た自動給紙装置(15)の三段の給紙カセット(16),
(17),(18)のいずれかから選択的に1枚ずつ給紙さ
れ、タイミングローラ対(19)にて所定のタイミングで
前記転写部に送られる。転写後のシートは搬送ベルト
(20)にて定着装置(21)に送り込まれ、ここでトナー
像の定着を行なった後、排出ローラ対(22)からソータ
(40)に送り込まれ、排出ローラ対(22)の直前で排出
スイッチ(SW3)(第2図参照)にてその通過が検出さ
れる。また、複写機(1)には、両面コピー,合成コピ
ーを行なうための再給紙装置(25)が内蔵され、排出ロ
ーラ対(22)の手前にはそのためのシート搬送切り換え
爪(26)が設置されている。
一方、感光体ドラム(2)は転写後も矢印(a)方向
に回転を続け、ブレード方式のクリーニング装置(7)
にて残留トナーを払拭されると共に、イレーサランプ
(8)にて残留電荷を消去され、次回のコピー動作に備
える。
ADF(30)は、それ自体周知のもので、原稿トレイ(3
1)上に載置された原稿を給紙ローラ対(32)にて1枚
ずつ給紙し、搬送ベルト(34)の回転にて原稿台ガラス
(29)上の所定位置にセットする。画像露光後、原稿は
搬送ベルト(34)の回転にて反転搬送路(35)を通じて
排出トレイ(36)上に排出される。
ソータ(40)は、第2図に示す様に、シートを各ビン
(60)に分配するソータ部(41)と、シートを綴じるス
テープラ(100)を有するステープル部(90)と、ステ
ープル処理されたシートを積載収容するスタック部(11
0)とから構成されており、ステープル部(90)はソー
タ部(41)の下部に配置され、スタック部(110)はス
テープル部(90)は下部に配置されている。
[ソータ部の構成と動作] ビン(60)は、第2図,第3図に示す様に、ソータ部
(41)側にシートの逆流を防止する爪(60a)と、側方
へ突出したトラニオン(61)とを備え、このトラニオン
(61)がソータ(40)のフレームに取り付けられたガイ
ドユニット(65)に形成された上下方向に延在する溝部
(65a)に係合することにより、ビン(60)の移動を上
下方向に規制している。また、各ビン(60)はビン受け
(62)上に積載した状態で支持され、以下に説明するフ
ローティングカム(50)の回転に伴ってトラニオン(6
1)をシフトさせ、ビン間隔を広くする様になってい
る。
ソータ部(41)は、複写機(1)の排出ローラ対(2
2)に対向するシート搬送部(42)とビン(60)との両
者が上下方向に相対移動することにより、複写機(1)
から排出されたシートを各ビン(60)に分配収容する。
シート搬送部(42)は、第3図に示す様に、ガイド面
(52a)を有する上側ユニット(52)と、ガイド面(43
a)を有する下側ユニット(43)と、送り出しローラ(4
7),ピンチローラ(55)とで構成され、シートはガイ
ド面(52a),(43a)の間を通過してローラ(47),
(55)から各ビン(60)へ搬送される。
下側ユニット(43)は、ビン(60)側の端部にシート
搬送方向[矢印(c)]に対して直角に設けられた支軸
(44)の両端が、第4図,第5図にも示す様に、カラー
(45)を介してガイドユニット(65)に設けたレール部
(65b)に係合することにより、上下方向に揺動可能で
あると共に、複写機(1)側に設けられたピン(46)が
ガイド部材(66)に支持されることによって、水平方向
に摺動可能とされている。
前記支軸(44)には、複数の送り出しローラ(47)を
固定したローラ軸(47a)が回転自在に装着され、この
ローラ軸(47a)には揺動板(48)が懸架されている。
揺動板(48)はロッド(49)にて連結され、下部が前記
ビン(60)の逆流防止爪(60a)の間に位置している。
さらに、支軸(44)の両端には、第6図,第7図に示す
様に、外周部に180゜の間隔で切り欠き(50a),(50
a)が形成されたフローティングカム(50)が固定され
ている。このフローティングカム(50)は送り出しロー
ラ(47)とは別の駆動源にて180゜ずつ間欠的に回転駆
動され、下側ユニット(43)を支持すると共に、外周部
にトラニオン(61)が当接することにより、ビン(60)
の後端をも支持する。また、フローティングカム(50)
は、第7図に示す様にボトムビンポジション(X1)から
トップビンポジション(X2)まで上下動可能であり、各
ポジションに位置することは各検出スイッチ(SW1),
(SW2)にて検出される様になっている。さらに、第3
図に示す様に、下側ユニット(43)にはピン(51a)を
支点として回動自在なアクチュエータ(51)と、このア
クチュエータ(51)が搬送されるシートに当接して回動
することによりオン,オフするフォトセンサ(Se1)と
が設置されている。
一方、上側ユニット(52)は、ビン(60)側の係合片
(53)が前記レール部(65b)に係合することにより、
上下方向に揺動可能であると共に、複写機(1)側に設
けられたピン(54)がソータ(40)の上蓋(67)に設け
たガイド部材(68)に係合することによって、水平方向
に摺動可能とされている。この上側ユニット(53)には
ピンチローラ(55)が支軸(55a)を介して回転自在に
装着され、かつ搬送されるシートの除電ブラシ(56)が
設置され、ピンチローラ(55)は自重で前記送り出しロ
ーラ(47)上に圧接して従動回転可能である。
また、このソータ部(41)には、各ビン(60)の後端
に光軸が位置する透過型フォトセンサ(Se5)(第2図
参照)が設置され、各ビン(60)へのシートの分配収容
の有無を検出する様になっている。
以上の構成において、フローティングカム(50)は矢
印(d)とは逆方向に180゜ずつ逆転することによって
外周部に摺動するトラニオン(61)を切り欠き(50a)
に取り込み、自ら上方に移動すると共に、取り込んだト
ラニオン(61)を下方にシフトさせて次のトラニオン
(61)と摺接する。この動作を繰り返すことにより、各
ビン(60)は1段ずつ下方にシフトされ、搬送部(42)
は上方に移動する。フローティングカム(50)は以下に
詳述するフィニッシュモードが選択されてシートのソー
ティングを行なう場合、第7図に示すボトムビンポジシ
ョン(X1)に位置し、この位置から順次上方に移動しつ
つ各ビン(60)の間隔を広げていく。複写機(1)から
排出されたシートは、ガイド面(52a),(43a)間を通
過し、送り出しローラ(47)とピンチローラ(55)に挾
持されてフローティングカム(50)にて間隔が広げられ
た各ビン(60)上に下段のビン(60)から順次分配収容
されていく。また、フローティングカム(50)は矢印
(d)方向に正転させることにより、各ビン(60)を順
次上方にシフトさせ、搬送部(42)と共に下方に移動す
る。
以上の構成からなるソータ部(41)にあっては、三つ
のモードでのシートの収容が可能である。第1は1枚の
原稿を1コピーごとに各ビン(60)に分配してページ揃
えを行なうソートモードであり、第2は1枚の原稿ごと
にそのコピーを各ビン(60)に分配するグルーピングモ
ードである。第3は分配することなく一つのビン(60)
に収容するノンソートモードである。このノンソートモ
ードを実行する場合、前記フローティングカム(50)は
トップビンポジション(X2)に位置し、シートは最上段
のビン(60)上に収容されることになる。
[フィクスカムの構成と動作] 次に、各ビン(60)に分配収容されたシートを以下に
説明するステーブルトレイ(91)まで搬送するためのフ
ィクスカム(70)と搬送部(80)とについて説明する。
フィクスカム(70)は第6図,第8図に示す様に、外
周部に前記トラニオン(61)が係合可能な螺旋溝(70
a)を1回転刻設したもので、支軸(71)を介して図示
しないモータにて正逆回転可能とされている。即ち、フ
ィクスカム(70)は矢印(e)方向に正転することによ
り、前記フローティングカム(50)にてボトムビンポジ
ション(X1)にシフトされたビン(60)のトラニオン
(61)を螺旋溝(70a)でガイドしてシート取り出し位
置(X3)まで降下させる。
一方、シート取り出し位置(X3)には、第8図に示す
様に、受け部材(72)が支軸(71)に上下動自在に、か
つ、コイルばね(73)にて上方に付勢された状態で設置
され、取り出し位置(X3)に降下したトラニオン(61)
を弾性的に保持する。この取り出し位置(X3)には取り
出しローラ(75)とそれに自重で圧接するピンチローラ
(76)及びシートガイド(78)が設置されている。ま
た、ボトムビンポジション(X1)から取り出し位置
(X3)の間には、第2図に示す様に、シート逆流防止ガ
イド(79)が設置されている。シートガイド(78)は、
第8図に示す様に、上面のガイド面(78a)が取り出し
位置(X3)に傾斜降下した各ビン(60)のシート逆流防
止爪(60a)よりも若干高くなる様に設置されている。
ピンチローラ(76)は、第2図に示す様に、アーム(7
7)を介して支軸(77a)にて回動自在に支持され、図示
しないソレノイドをオン,オフすることにより取り出し
ローラ(75)上に接離可能となっている。
さらに、前記フィクスカム(70)の支軸(71)の下端
には、第10図に示す様に、駆動用のプーリ(86)とギヤ
(87a)が一体的に固定され、ギヤ(87a)はギヤ(87
c)に噛合し、円板(88)がギヤ(87c)と一体的に回転
可能となっている。円板(88)には図示しない切り欠き
が形成され、この切り欠きをフォトセンサ(Se2)が検
出することにより、フィクスカム(70)の回転数を制御
可能とする。
搬送部(80)は、第2図に示す様に、前記ローラ(7
5),(76)と、搬送ローラ(81a),(81b)〜(83
a),(83b)と、ガイド板(84a),(84b),(85
a),(85b)とで構成されている。搬送ローラ(81
a),(82a),(83a)はゴム材からなり、搬送ローラ
(81b),(82b),(83b)はスポンジ材からなり、積
層されたシートの厚みを吸収可能とされている。
以上の構成において、前記ソータ部(41)でシートの
分配が終了すると、フィクスカム(70)が1回転矢印
(e)方向に回転される。これにてボトムビンポジショ
ン(X1)にあるビン(60)のトラニオン(61)が螺旋溝
(70a)にガイドされ、取り出し位置(X3)まで降下
し、受け部材(72)にて保持される。この取り出し位置
(X3)において、ビン(60)はボトムビンポジション
(X1)よりも大きな角度で傾斜し、分配収容されている
シートは自重にてガイド(78)のガイド面(78a)にガ
イドされつつ滑り降りる力が働く。取り出しローラ(7
5)はビン(60)とオーバーラップしており、ビン(6
0)が取り出し位置(X3)に到達した時点でシートの先
端部がローラ(75),(76)間に挾着される様な形にな
っており、シートはローラ(75),(76)により搬送ロ
ーラ(81a),(81b)に搬送される。このとき、シート
が下方にカールしていてもガイド(78),取り出しロー
ラ(75)にてガイドされることにより、確実に逆流防止
爪(60a)を越えてガイド板(84a),(84b)間に搬送
される。また、シートが上方にカールしていても逆流防
止ガイド(79)によりガイドされ、ガイド板(84a),
(84b)間に搬送される。
ピンチローラ(76)はシートがロール(81a),(81
b)に挾持搬送された時点で、図示しないソレノイドが
オフされることにより、取り出しローラ(75)上から上
方に退避し(初期状態)、前述の如くビン(60)が取り
出し位置(X3)に到達した時点で、ソレノイドがオンさ
れ、取り出しローラ(75)とでシートを挾み込む。ここ
で、取り出しローラ(75),搬送ローラ(81a),(81
b),(82a),(82b),(83a),(83b)がそれぞれ
回転駆動され、シートが第2図中矢印(f)で示す様に
搬送ローラ(83a),(83b)からステープルトレイ(9
1)上に送り込まれる。
本実施例にあっては、取り出し位置(X3)に降下した
ビン(60)の傾斜角度を大きくしてシートが自重で滑り
出しやすくするため、ボトムビンポジション(X1)と取
り出し位置(X3)との間隔、換言すれば、この間を移動
するビン(60)のストロークを大きく設定している。以
上の如く、フィクスカム(70)の1回転にて各ビン(6
0)は1段ずつ取り出し位置(X3)に降下され、各ビン
(60)に分配収容されたシートが搬送部(80)を通じて
ステープルトレイ(91)上に搬送される。
なお、取り出し位置(X3)に降下した各ビン(60)
は、受け部材(72)にて上方に付勢された状態で保持さ
れ、シートが分配収容された全てのビン(60)からシー
トが取り出された後、フィクスカム(70)が矢印(e)
とは逆方向に逆転駆動されること及びフローティングカ
ム(50)が矢印(d)方向に正転駆動されることによ
り、上方に復帰する。
[ステープル部の構成と動作] ステープル部(90)は、第2図に示す様に、ステープ
ルトレイ(91)と、これを振動させるモータ(93)と、
ガイド板(95)とストッパ(96)と、ステープラ(10
0)とから構成されている。ステープルトレイ(91)は
支軸(92)を支点として揺動自在に設置され、モータ
(93)にて偏心ウエイト(94)を回転させることによ
り、ウエイト(94)の遠心力で振動する。この振動にて
前記搬送部から送られてきたシートをガイド板(95),
ストッパ(96)で規制しつつ整合させる。
ステープラ(100)は、第11図に示す様に、モータ出
力軸(101)を固定し、ピン(103)を支点として揺動自
在なアーム(104)にてカム(102)の周部とヘッド(10
5)とを連結したもので、モータによるカム(102)の矢
印(g)方向への回転にてアーム(104)を介してヘッ
ド(105)が上方に移動し、ステープル針(106)がトレ
イ(91)上に整合されたシートを綴じる。ステープル針
(106)はカートリッジ(107)に収納されており、前記
モータ出力軸(101)から回転駆動される搬送ベルト(1
08)にてヘッド部に送られる。
ストッパ(96)は支軸(97)を支点として図示しない
ソレノイドにて回動可能に設置され、常時はステープル
トレイ(91)の下端上に位置し、シート先端を位置決め
する。このストッパ(96)はソレノイドがオンされると
下方に退避し、シートの位置決めを解除する。
また、このステープラ(100)にはステープル針(10
6)のエンプティ検出用フォトセンサ(Se3)、ステープ
ルモータの回転数検出センサ(Se4)が設置され、セン
サ(Se3)はステープル針(106)を直接検出し、センサ
(Se4)はモータ出力軸(101)に固定した円板(109)
の切り欠き(109a)を検出する様になっている。
さらに、このステープル部(90)には、ステープルト
レイ(91)上のシートの有無を検出するフォトセンサ
(Se6)、及び、ステープラ(100)の着脱を検出するス
ィッチ(SW4)が設置されている。
以上の構成において、前記搬送部(80)からステープ
ルトレイ(91)上に搬送されたシートは、モータ(93)
の回転に基づいてトレイ(91)が振動することにより、
ガイド板(95),ストッパ(96)に規制されて整合さ
れ、モータ(93)が停止すると共に、ステープルモータ
が駆動されて綴じられる。綴じられたシートはソレノイ
ドのオンでストッパ(96)がトレイ(91)上から退避す
ることによりトレイ(91)上から滑り落ち、ガイド板
(98)にガイドされてスタックトレイ(111)上に収容
される。この様なステープル処理は、前記ビン(60)が
フィクスカム(70)にて取り出し位置(X3)に降下さ
れ、シートがステープルトレイ(91)上に搬送されてく
るごとに繰り返えされる。
なお、ステープル針(106)のエンプティ検出は必ず
しもセンサ(Se3)によらなくても良い。即ち、ステー
プル動作時にあっては、前記センサ(Se4)がステープ
ルモータの回転数を検出している。そして、ステープル
針(106)が無くなり、ヘッド(105)が空打ちするとト
ルクが減少してモータの回転数が増大する。そこで、こ
の様な回転数の増大に基づいてステープル針(106)が
エンプティであると判断することもできる。
[スタック部の構成] スタック部(110)は、スタックトレイ(111)から構
成され、前記ステープラ(100)で綴じられたシートを
最終的に積載収容する。このスタックトレイ(111)の
裏面側には、図示しない反射型のフォトセンサが設置さ
れ、トレイ(111)上のシートの有無を検出する様にな
っている。また、スタックトレイ(111)は、第12図に
示す様に、シート(S)のステープル処理部分、即ち、
ステープル針(106)で綴じられた部分が位置する部分
に切り欠き(111a)が形成されている。これにて、ステ
ープラ(100)で綴じられたシートがトレイ(111)上に
積載収容された場合、ステープル処理部分が自重で切り
欠き(111a)に垂れ込み、ステープル処理部分のみが嵩
高くなることが防止され、その分積載収容量が増大する
こととなる。
なお、同様の効果は切り欠き(111a)に代えて窪みを
設けることによっても達成される。
[操作パネル] 本実施例においては、操作パネルは、第13図,第14
図,第15図に示す様に、複写機パネル(120)とADFパネ
ル(140)とソータパネル(150)との三箇所に設置され
ている。
複写機パネル(120)は、ADF(30)を使用しないとき
にコピー動作を開始させるためのプリントキー(12
1)、マルチコピー動作を一時中断させるための割り込
みキー(122)、コピー動作を停止させたり置数を解除
するためのクリア/ストップキー(123)、マルチコピ
ー枚数を設定するためのテンキー群(124)、コピー枚
数や複写機(1)の状態を表示するための表示部(12
5)、コピー濃度を設定するためのアップダウンキー(1
26),(127)及びその表示LED群(128)、コピーシー
トサイズを選択するためのシート選択キー(129)及び
その表示LED群(130)、コピー倍率を選択するための倍
率選択キー群(131)及びその表示LED群(132)等が設
けられている。
ADFパネル(140)は、ADF動作をスタートさせるため
のスタートキー(141)のみが設けられている。このス
タートキー(141)がオンされると、原稿トレイ(31)
上の原稿が順次自動的に原稿台ガラス(29)上に搬送さ
れ、コピー動作が開始される。
ソータパネル(150)は、ソータモード選択キー(15
1)とその表示部であるソンソートモード表示LED(15
2)とソートモード表示LED(153)とグルーピングモー
ド表示LED(154)、フィニッシュモード選択キー(15
5)とその表示部であるノンフィニッシュモード表示LED
(156)とフィニッシュモード表示LED(157)、フィニ
ッシュスタートキー(158)とその表示LED(159)が設
けられている。このLED(159)は点灯することによりフ
ィニッシュ処理中であることを表示し、点滅することに
よりステープルトレイ(91)からコピーを除去する警告
を表示する。また、ビン(60)からシートを除去する警
告を表示するLED(160)、ステープル針(106)のエン
プティを表示するLED(161)、ステープラ(100)のセ
ット不良を表示するLED(162)が設けられている。ソー
タモード選択キー(151)は1回押すごとにノンソート
モード,ソートモード,グルーピングモードに順次切り
換わると共に、対応するLED(152),(153),(154)
が点灯する。フィニッシュモード選択キー(155)も1
回押すごとにノンフィニッシュモードとフィニッシュモ
ードとが切り換わると共に、対応するLED(156),(15
7)が点灯する。フィニッシュスタートキー(158)は1
回押すごとにフィニッシュ処理のスタートとそのキャン
セルを出力すると共に、スタート時にLED(159)が点灯
する。
[制御回路] 第16図は制御回路のブロック図であり、マイクロコン
ピュータ(CPU)には複写機パネル(120),ADFパネル
(140),ソータパネル(150)が接続され、さらにコピ
ープロセス手段(170),ADFプロセス手段(171)が接続
され、かつ、ソータプロセス手段(172),フィニッシ
ャプロセス手段(173)が接続され、それぞれの信号を
交換する。
第17図は制御回路の要部を示し、マイクロコンピュー
タ(CPU)の入出力ポートには、プリントスイッチ(12
1),ADFスタートスイッチ(141)及びそれらに内蔵され
ている表示LED(180),(181)、ソータパネル(150)
の各スイッチ(151),(152),(158)及び各表示LED
(152)…等が接続されている。
[制御手順] 次に、以上の複写機(1),ソータ(40)及び制御回
路に基づく制御手順について第18図以下を参照して説明
する。
第18図は前記マイクロコンピュータ(CPU)のメイン
ルーチンを示す。
マイクロコンピュータ(CPU)にリセットが掛かか
り、プログラムがスタートすると、ステップ(S1)でラ
ンダムアクセスメモリのクリア、各種レジスタのイニシ
ャライズ及び各装置を初期モードにするための初期設定
を行なう。次に、ステップ(S2)で内部タイマをスター
トさせる。この内部タイマはメインルーチンの所要時間
を定めるもので、その値は予めステップ(S1)の初期設
定でセットされる。
次に、ステップ(S3)〜(S8)で以下に詳述する各サ
ブルーチンを順次コールしていき、全てのサブルーチン
の処理が終了すると、ステップ(S9)で前記内部タイマ
の終了を待ってステップ(S2)に戻る。この1ルーチン
の時間の長さを使って各サブルーチン中の各種タイマの
カウントを行なう。
第19図は前記ステップ(S3)で実行される入力処理の
サブルーチンを示す。
まず、ステップ(S10)で複写機パネル(120)上のテ
ンキー群(124)により置数(A)が入力され、ステッ
プ(S11)で選択されたシートサイズ(SX)が入力さ
れ、ステップ(S12)でADF(30)の使用が選択されてい
るか否かを判定する。使用が選択されているのであれば
ステップ(S13)でADFモードフラグを「1」にセット
し、選択されていなければステップ(S14)でADFモード
フラグを「0」にリセットする。
次に、ステップ(S15)でソートモード設定のサブル
ーチンを実行し、ステップ(S16)でフィニッシュモー
ド設定のサブルーチンを実行し、ステップ(S17)でソ
ートモードフラグが「1」か否かを判定する。ソートモ
ードフラグが「0」であればソーティング及びステープ
ル処理が実行されることはないのでステップ(S22)に
移行し、「1」であればステップ(S18)でソータ(4
0)に設置されているビン数(a)を入力し、ステップ
(S19)で前記置数(A)とビン数(a)とを比較す
る。置数(A)がビン数(a)以下であればソートモー
ドが実行可能であり、ステップ(S20)でフィニッシュ
モードフラグが「1」か否かを判定する。フィニッシュ
モードフラグが「0」であればステップ(S22)に移行
し、「1」であればステップ(S21)で前記ステップ(S
11)で入力されたシートサイズ(SX)がA4サイズかB5サ
イズであるか否かを判定する。本実施例におけるステー
プル処理可能なシートサイズはA4又はB5であり、YESで
あればステップ(S22)でその他の入力処理を実行す
る。
さらに、ステップ(S23)でプリントスイッチ(121)
がオンされたか否かを判定し、オンされていればステッ
プ(S24)でコピーフラグを「1」にセットし、コピー
処理を可能とする。また、オンされていなければステッ
プ(S25)でADFスタートスイッチ(141)がオンされた
か否かを判定し、オンされていれば前記ステップ(S2
4)を実行し、オンされていなければこのサブルーチン
を終了する。
一方、前記ステップ(S19)で置数(A)がビン数
(a)よりも大きいと判定されると、ステップ(S26)
で警告フラグ(F1)を「1」にセットし、ステップ(S2
7)でシステム動作を禁止する。この警告フラグ(F1)
は分配数がビン数をオーバーしていることを表示するた
めのものである。次に、ステップ(S28),(S36)で前
記ステップ(S23),(S25)と同様にプリントスイッチ
(121)がオンされたか否か、及び、ADFスタートスイッ
チ(141)がオンされたか否かを判定する。このステッ
プ(S28)又は(S36)でYES、即ち、警告が発せられて
もコピーを実行するというオペレータの意思が確認され
ると、ステップ(S29)でノンソートモードフラグを
「1」にセットしてノンソートモードでの処理に切り換
え、ステップ(S30)で警告フラグ(F1)を「0」にリ
セットし、ステップ(S30a)でシステム動作の禁止を解
除し、ステップ(S37)でコピーフラグを「1」にセッ
トする。
また、前記ステップ(S21)でシートサイズ(SX)がA
4サイズ又はB5サイズ以外であると判定されると、ステ
ープル処理が不能であるため、ステップ(S31)で警告
フラグ(F2)を「1」にセットし、ステップ(S32)で
システム動作を禁止する。この警告フラグ(F2)は選択
されたシートサイズが不適合であることを表示するため
のものである。次に、ステップ(S33),(S38)で前記
ステップ(S23),(S25)と同様にプリントスイッチ
(121)がオンされたか否か、及び、ADFスタートスイッ
チ(141)がオンされたか否かを判定する。このステッ
プ(S33)又は(S38)でYES、即ち、警告が発せられて
もコピーを実行するというオペレータの意思が確認され
ると、ステップ(S34)でフィニッシュモードフラグを
「0」にリセットしてステープル処理を禁止し、ステッ
プ(S35)で警告フラグ(F2)を「0」にリセットし、
ステップ(S35a)でシステム動作の禁止を解除し、ステ
ップ(S39)でコピーフラグを「1」にセットする。
第20図は前記ステップ(S15)で実行されるソートモ
ード設定のサブルーチンを示す。
このサブルーチンでは、まず、ステップ(40a)でフ
ィニッシュ処理フラグが「1」か否かを判定する。ここ
でのフィニッシュ処理とは、ソータ部(41)で各ビン
(60)に分配収容されたシートを各ビン(60)から取り
出して搬送部(80)にてステープルトレイ(91)上に搬
送し、整合のうえステープラ(100)でステープル処理
を行ない、スタックトレイ(111)に収納する一連の動
作をいう。フィニッシュ処理フラグは以上の一連の動作
が継続されているとき、「1」にセットされている。従
って、フィニッシュ処理フラグが「0」にリセットされ
ている場合のみ、ステップ(S40)以下でソートモード
を自由に設定可能である。
即ち、ステップ(S40)でソータモード選択キー(15
1)がオフからオンに切り換えられたか否かを判定し、
切り換えられていなければ直ちにメインルーチンに戻
る。キー(151)がオンに切り換えられると、ステップ
(S41),(S43)でノンソートモードフラグ,ソートモ
ードフラグがそれぞれ「1」か否かを判定する。ノンソ
ートモードフラグが「1」にセットされていればステッ
プ(S42)でソートモードフラグを「1」にセットす
る。ソートモードフラグが「1」にセットされていれば
ステップ(S44)でグルーピングモードフラグを「1」
にセットする。ノンソートモードフラグ,ソートモード
フラグが共に「0」にリセットされていれば、ステップ
(S45)でノンソートモードフラグを「1」にセットす
る。
一方、前記ステップ(S40a)でフィニッシュ処理フラ
グが「1」にセットされていると判定されても、一定の
条件の下ではコピー処理を可能とするための制御が行な
われる。即ち、フィニッシュモードが実行されていても
最上段のビン(60)が空いていれば、ステープル処理と
並行してコピー処理を実行し、シートを該ビン(60)へ
収容するモードを受け付ける。
具体的には、ステップ(S40b)で置数(A)がビン数
(a)よりも小さいか否かを判定し、小さければ最上段
のビン(60)がフィニッシュモードでのソーティングに
使用されていない(空いている)のであるからステップ
(S40c)でソータウエイトを解除し、ステップ(S45)
でノンソートモードフラグを「1」にセットする。ソー
タウエイトとはビン(60)の動作中にシートがソータ
(40)に送り込まれてくることがない様に複写機(1)
のコピー処理を禁止することを意味する。しかし、ここ
では最上段のビン(60)が空いていればソータウエイト
を解除し、ノンソートモードでのコピー処理を実行可能
とする。
なお、ステップ(S40b)で置数(A)がビン数(a)
と等しいと判定されると、最上段のビン(60)もこのと
きソーティングに使用されているのであるから、以後の
処理を行なうことなくこのサブルーチンを終了する。
第21図は前記ステップ(S16)で実行されるフィニッ
シュモード設定のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S50a)でフィニッシュ処理フラグが
「1」か否かを判定し、「1」にセットされていれば直
ちにメインルーチンへ戻り、「0」にリセットされてい
るときステップ(S50)以下でフィニッシュモードを設
定可能とする。
即ち、ステップ(S50)でフィニッシュモード選択キ
ー(155)がオフからオンに切り換えられたか否かを判
定し、切り換えられていなければ直ちにメインルーチン
へ戻る。キー(155)がオンに切り換えられると、ステ
ップ(S51)でフィニッシュモードフラグが「0」か否
かを判定し、「0」にリセットされていればステップ
(S52)でフィニッシュモードフラグを「1」にセット
し、ステップ(S53)でステープル許容枚数(Cb)を設
定する。次に、ステップ(S54)でステープル許可サイ
ズをA4,B5に設定し、ステップ(S55)でソートモードフ
ラグを「1」にセットしてソートモードでの処理を許容
する。
一方、前記ステップ(S51)でフィニッシュモードフ
ラグが「1」にセットされていると判定されると、ステ
ップ(S56)でフィニッシュモードフラグを「0」にリ
セットし、ステップ(S57)でステープル許容枚数(C
b)の設定を解除する。次に、ステップ(S58)でステー
プル許可サイズの設定を解除し、ステップ(S59)でソ
ートモードフラグを「0」にリセットしてソートモード
での処理を禁止する。
第22a図,第22b図はメインイルーチンのステップ(S
4)で実行される表示処理のサブルーチンを実行する。
まず、ステップ(S60)でADFモードフラグが「1」か
否かを判定し、「1」であればステップ(S61a)でADF
(30)を使用しないモードでのコピースタート表示LED
(180)を消灯し、ステップ(S61b)でADFスタート表示
LED(181)を点灯する。ADFモードフラグが「0」であ
ればステップ(S62a)でLED(180)を点灯し、ステップ
(S62b)でLED(181)を消灯する。
次に、ステップ(S63),(S65)でノンソートモード
フラグ,ソートモードフラグがそれぞれ「1」か否かを
判定する。ノンソートモードフラグが「1」であればス
テップ(S64a)でノンソートモード表示LED(152)を点
灯し、ステップ(S64b),(S64c)でLED(153),(15
4)で消灯する。ソートモードフラグが「1」であれば
ステップ(S66a)でLED(152)を消灯し、ステップ(S6
6b)でソートモード表示LED(153)を点灯し、ステップ
(S66c)でLED(154)を消灯する。また、ノンソートモ
ードフラグ,ソートモードフラグが共に「0」であれば
ステップ(S67a),(S67b)でLED(152),(153)を
消灯し、ステップ(S67c)でグルーピングモード表示LE
D(154)を点灯する。
次に、ステップ(S68)でフィニッシュモードフラグ
が「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S6
9a)でノンフィニッシュモード表示LED(156)を消灯
し、ステップ(S69b)でフィニッシュモード表示LED(1
57)を点灯する。また、フィニッシュモードフラグが
「0」であればステップ(S70a)でLED(156)を点灯
し、ステップ(S70b)でLED(157)を消灯する。続い
て、ステップ(S71)でフィニッシュ処理フラグが
「1」か否かを判定する。フィニッシュ処理フラグが
「1」であればステップ(S72a)でフィニッシュスター
ト表示LED(159)を点灯し、「0」であればステップ
(S72b)でLED(159)を消灯する。
次に、ステップ(S73)では警告フラグ(F1)が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S73
a)で表示部(125)にビン数がオーバーであることを表
示し、「0」であればステップ(S73b)でこの表示をオ
フする。ステップ(S74)では警告フラグ(F2)が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S74
a)で表示部(125)にシートサイズが不適合であること
を表示し、「0」であればステップ(S74b)でこの表示
をオフする。ステップ(S75)では警告フラグ(F3)が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S75
a)で表示部(125)にフィニッシュモードが不可である
ことを表示し、「0」であればステップ(S75b)でこの
表示をオフする。ステップ(S76)では警告フラグ(F
4)が「1」か否かを判定し、「1」であればステップ
(S76a)で表示部(125)に原稿がエンプティであるこ
とを表示し、「0」であればステップ(S76b)でこの表
示をオフする。ステップ(S77)では警告フラグ(F5)
が「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S7
7a)で表示部(125)にフィニッシュ容量がオーバーで
あることを表示し、「0」であればステップ(S77b)で
この表示をオフする。ステップ(S78)では警告フラグ
(F6)が「1」か否かを判定し、「1」であればステッ
プ(S78a)でLED(159)を点滅させてステープルトレイ
(91)からシートを除去する必要のあることを表示し、
「0」であればステップ(S78b)でこの表示をオフす
る。ステップ(S79)では警告フラグ(F11)が「1」か
否かを判定し、「1」であればステップ(S79a)でLED
(160)を点灯し、ビン(60)からシートを除去する必
要のあることを表示し、「0」であればステップ(S79
b)でこの表示をオフする。
次に、ステップ(S80)でコピーフラグが「1」か否
かを判定し、「1」であればステップ(S80a)で、
「0」であればステップ(S80b)でそれぞれ表示部(12
5)にコピー枚数又は残りコピー枚数を表示する。続い
て、ステップ(S81)でその他の表示処理を実行し、こ
のサブルーチンを終了する。
第23図はメインルーチンのステップ(S5)で実行され
るコピーシステム処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S90)でADFモードフラグが「1」か
否かを判定し、「1」であればステップ(S91)でコピ
ーフラグが「1」か否かを判定し、「1」であればコピ
ー処理が許容されているのであるからステップ(S95)
でADFコントロールのサブルーチンを実行し、ステップ
(S97)に移行する。また、前記ステップ(S90)でADF
モードフラグが「0」であると判定されれば、ステップ
(S96)でコピーフラグが「1」か否かを判定し、
「1」であればステップ(S97)に移行する。ステップ
(S91),(S96)でいずれもコピーフラグが「0」であ
ると判定されれば、メインルーチンに戻る。
次に、ステップ(S97),(S100)でそれぞれノンソ
ートモードフラグ,ソートモードフラグが「1」である
か否かを判定する。ノンソートモードフラグが「1」で
あればステップ(S99)でノンソートモード処理のサブ
ルーチンを実行し、ソートモードフラグが「1」であれ
ばステップ(S101)でソートモード処理のサブルーチン
を実行する。さらに、ノンソートモードフラグ,ソート
モードフラグが共に「0」であればステップ(S104)で
グルーピングモード処理のサブルーチンを実行する。続
いて、ステップ(S105)でコピー処理のサブルーチンを
実行し、ステップ(S106)でその他の処理のサブルーチ
ンを実行する。
なお、前記ステップ(S104)で実行されるサブルーチ
ンは従来と同様の手順であり、その詳細は省略する。
第24図は前記ステップ(S95)で実行されるADFコント
ロールのサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S120)で原稿トレイ(31)に原稿が
有るか否かをセンサのオン,オフにて判定し、有ればス
テップ(S133)で警告フラグ(F4)が「1」か否かを判
定する。この警告フラグ(F4)は原稿がトレイ(31)に
無いとき以下に説明するステップ(S131)で「1」にセ
ットされるが、「1」であればステップ(S134)で
「0」にリセットする。そして、ステップ(S121)で原
稿給紙処理サブルーチン、ステップ(S122)で原稿サイ
ズ検出サブルーチン、ステップ(S123)で原稿搬送処理
サブルーチンを実行する。原稿が無ければステップ(S1
30)で原稿カウントが「0」か否かを判定し、「0」で
あればステップ(S131)で警告フラグ(F4)を「1」に
セットして原稿エンプティ表示を準備し、ステップ(S1
32)でコピーフラグを「0」にリセットし、メインルー
チンに戻る。
一方、ステップ(S124)で光学系(4)がコピー枚数
分スキャンしたか否かを判定し、スキャンしたのであれ
ばスキャン終了フラグを「1」にセットする。そして、
ステップ(S126)でスキャン終了フラグが「1」である
ことを確認のうえ、ステップ(S127)でスキャン終了フ
ラグを「0」にリセットし、ステップ(S128)で原稿排
出処理サブルーチンを実行すると共に、ステップ(S12
9)でその他の処理のサブルーチンを実行する。
なお、このADFコントロールサブルーチンは従来と同
様の手順であり、前記ステップ(S121),(S122),
(S123),(S128)の詳細は省略する。
第25a図,第25b図は前記ステップ(S101)で実行され
るソートモード処理のサブルーチンを示す。このサブル
ーチンではフィニッシュモード選択の有無によりソータ
ビン(60)の動作を異ならしめている。これは、フィニ
ッシュモード選択の有無でビン(60)からシートを取り
出す順序が異なることに対応してビン(60)への分配順
序が異なるためである。フィニッシュモードが選択され
ている場合にはシートをステープル部(90)に送り出す
ために下段のビン(60)から分配し、選択されていない
場合にはシートをオペレータが直接取り出しやすくする
ため、上段のビン(60)から分配する。
具体的には、ステップ(S140)でフィニッシュモード
フラグが「1」か否かを判定し、「1」であればステッ
プ(S141)でビン(60)内にシートが有るか否かをセン
サ(Se5)のオン,オフにて判定し、シートが無ければ
ステップ(S141a)で警告フラグ(F11)が「1」か否か
を判定する。この警告フラグ(F11)はシートがビン(6
0)内にあるとき以下に説明するステップ(S158),(S
161)で「1」にセットされるが、「1」であればステ
ップ(S141b)で「0」にリセットし、ステップ(S141
c)でシステム動作の禁止を解除する。そして、ステッ
プ(S142)でボトムビン検出スイッチ(SW1)がオンか
否か、即ち、ビン(60)がフィニッシュモード選択時の
ホームポジションであるボトムビンポジション(X1)に
位置し、フィニッシュモードでのシート分配が可能か否
かを判定する。従って、ステップ(S142)でYESであれ
ばそのままステップ(S148)に移行し、ソーティング動
作を行なわしめるためのビン動作、即ち、フローティン
グカムモータ(図示せず)を逆転させるために回転方向
フラグを「0」にリセットする。ステップ(S142)でNO
であれば以下のステップ(S143)〜(S147)を実行して
ビン(60)をボトムビンポジション(X1)に移動させ
る。即ち、ステップ(S143)でフローティングカム(5
0)のモータを正転させ、ステップ(S144)でソータウ
ェイトをかける。ソータウェイトとはビン(60)が移動
中シートがソータ部(41)に送り込まれることがない様
にコピー動作を禁止することを意味する。そして、ステ
ップ(S145)でボトムビン検出スイッチ(SW1)がオン
したことを確認のうえ、ステップ(S146)でフローティ
ングカム(50)のモータをオフし、ステップ(S147)で
ソータウエイトを解除し、ステップ(S148)でフローテ
ィングカム回転方向フラグを「0」にリセットし、以後
のフローティングカム(50)の回転方向を逆転とする。
一方、フィニッシュモードが選択されていないとき
は、ステップ(S149)でセンサ(Se5)のオン,オフに
てビン(60)内のシートの有無をチェックし、シートが
無ければステップ(S150)でトップビン検出スイッチ
(SW2)がオンか否か、即ち、ビン(60)がノンフィニ
ッシュモード時のホームポジションであるトップビンポ
ジション(X2)に位置し、ノンフィニッシュモードでの
シート分配が可能か否かを判定する。従って、ステップ
(S149)でYESであればそのままステップ(S156)に移
行し、フローティングカム回転方向フラグを「1」にセ
ットしてフローティングカム(50)の正転を許容する。
ステップ(S149)でNOであれば以下のステップ(S151)
〜(S155)を実行してビン(60)をトップビンポジショ
ン(X2)に移動させる。即ち、ステップ(S151)でフロ
ーティングカム(50)のモータを逆転させ、ステップ
(S152)でソータウエイトをかけ、ステップ(S153)で
トップビン検出スイッチ(SW2)がオンしたことを確認
のうえ、ステップ(S154)でフローティングカム(50)
のモータをオフする。続いて、ステップ(S155)でソー
タウエイトを解除し、ステップ(S156)でフローティン
グカム回転方向フラグを「1」にセットし、以後のフロ
ーティングカム(50)の回転方向を正転とする。
また、前記ステップ(S141),(S149)でビン(60)
内にシートが有ると判定されると、ステップ(S157),
(S160)でコピーの枚数カウントが“0"か否かを判定
し、“0"であればステップ(S158),(S161)で警告フ
ラグ(F11)を「1」にセットしてコピー除去表示LED
(160)を点灯させる準備をし、ステップ(S159),(S
162)でシステム動作を禁止し、メインルーチンへ戻
る。
次に、ステップ(S163)で複写機(1)の排出スイッ
チ(SW3)がオンエッジか否かを判定する。即ち、シー
ト先端の排出スイッチ(SW3)への到達を待って、ステ
ップ(S164)でソータ搬送モータをオンし、ステップ
(S165)でソータ排出センサ(Se1)がオフエッジか否
かを判定する。即ち、シート後端の排出センサ(Se1)
通過をもってビン(60)へのシート収容とみなし、オフ
エッジであればステップ(S166)でソータ搬送モータタ
イマをスタートさせる。そして、ステップ(S167)で枚
数カウントをインクリメントし、ステップ(S168)でソ
ータ搬送モータタイマの終了を待ってステップ(S169)
でソータ搬送モータをオフする。続いて、ステップ(S1
70)で先程搬送されたシートがラストシートか否かを判
定し、ラストシートであればステップ(S171)でフロー
ティングカム回転方向フラグを反転する。即ち、フロー
ティングカム回転方向フラグが「0」であれば「1」に
セットし、「1」であれば「0」にリセットする。ラス
トシートでなければソーティング動作を継続させるた
め、ステップ(S172)でフローティングカム回転方向フ
ラグをチェックし、「0」であればステップ(S173)で
フローティングカムモータを逆転オンし、「1」であれ
ばステップ(S174)で正転オンする。即ち、シートを下
部のビン(60)から上部のビン(60)、上部のビン(6
0)から下部のビン(60)という様に往復させて分配す
る。
次に、ステップ(S175)でフィニッシュモードフラグ
が「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S1
75a)で1ビン当りのシート枚数(M)を演算し、ステ
ップ(S176)でその1ビン当りのシート枚数(M)とス
テープル許容枚数(Cb)[ステップ(S53)参照]とを
比較する。1ビン当りのシート枚数(M)がステープル
許容枚数(Cb)を越えていれば、ステープル不良発生を
未然に防止するため、ステップ(S177)で警告フラグ
(F5)を「1」にセットし、フィニッシャ容量オーバー
の表示を準備する。さらに、ステップ(S178)でコピー
フラグを「0」にリセットし、ステップ(S179)でプリ
ントスイッチ(121)がオンされたか否かを判定し、ス
テップ(S180)でADFスタートスイッチ(141)がオンさ
れたか否かを判定し、いずれかがオンされれば、即ち、
警告が発せられてもコピーを実行するというオペレータ
の意思が確認されると、ステップ(S181)でフィニッシ
ュモードフラグを「0」にリセットし、ステップ(S18
2)で警告フラグ(F5)を「0」にリセットし、かつ、
ステップ(S183)でコピーフラグを「1」にセットして
ソートモードでの実行を可能とし、このサブルーチンを
終了する。
なお、前記ステップ(S176),(S177)を実行してフ
ィニッシャ容量オーバーの警告が出された時点でコピー
動作を終了し、フィニッシュ処理を行なうのであれば、
フィニッシュスタートスイッチ(158)をオンさせれば
良い[ステップ(S206),(S207)参照]。
第25c図は前記ステップ(S99)で実行されるノンソー
トモード処理のサブルーチンを示す。
ここでの処理はフローティングカム(50)をトップビ
ンポジション(X2)へ位置させた状態でシートを最上段
のビン(60)へ収容する。
従って、まず、ステップ(S163a)で複写機(1)の
排出スイッチ(SW3)がオンエッジであると判定される
と、ステップ(S164a)でソータ搬送モータをオンす
る。これにて、シートが最上段のビン(60)へ送り込ま
れ、続いてステップ(S165a)でソータ排出センサ(Se
1)がオフエッジであると判定されると、ステップ(S16
6a)でソータ搬送モータタイマをスタートさせる。そし
て、ステップ(S168a)で該タイマの終了を待ってステ
ップ(S169a)でソータ搬送モータをオフする。即ち、
1枚のシートが複写機(1)から排出されるごとに以上
の処理が実行され、シートが最上段のビン(60)へ収容
される。ここでの処理は通常ノンソートモード単独で行
なわれるが、フィニッシュモードが実行されている場合
でも、一連のコピー処理が終了した後は以下に詳述する
ステープル処理と並行して実行される。
第26図は前記ステップ(S105)で実行されるコピー処
理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S190)で光学系(4)がコピー枚数
分スキャンしたか否かを判定し、YESであればステップ
(S191)でスキャン終了フラグを「1」にセットし、NO
であればステップ(S192)でコピープロセス処理のサブ
ルーチンを実行する。このサブルーチンは複写機(1)
による通常のコピープロセスを実行するルーチンであ
り、詳細は省略する。
次に、ステップ(S193)でスキャン終了フラグが
「1」であることを確認のうえ、ステップ(S194)でス
キャン終了フラグを「0」にリセットし、ステップ(S1
95)でコピーフラグを「0」にリセットし、ステップ
(S196)でその他の処理のサブルーチンを実行する。
第27a図,第27b図はメインルーチンのステップ(S6)
で実行されるフィニッシュ処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S200)でフィニッシュモードフラグ
が「1」か否かを判定し、「0」であれば直ちに終了す
る。「1」であれステップ(S201)でフィニッシュモー
ド禁止フラグが「1」か否かを判定し、「0」であれば
ステップ(S206)へ移行し、「1」であればステップ
(S202)でステープルトレイ(91)上のシート検出セン
サ(Se6)のオン,オフを判定することによりステープ
ルトレイ(91)上でのシートの有無をチェックする。シ
ート検出センサ(Se6)がオンでトレイ(91)上にシー
トが有ると判定されると、既に有るシートがこれからト
レイ(91)上に送り込まれるシートと共にステープル処
理されてしまう不都合やステープル処理の許容綴じ枚数
を超過してしまうおそれを生じるため、ステップ(S202
a)で警告フラグ(F6)を「1」にセットしてステープ
ルトレイ(91)からシートを除去すべき旨の警告を表示
する準備をし、このサブルーチンを終了する。
一方、ステップ(S202)でステープルトレイ(91)上
にシートが無いことが確認されると、ステップ(S203)
でフィニッシュモード禁止フラグを「0」にリセットし
たうえで、ステップ(S204)で前記警告フラグ(F6)が
「1」か否かを判定し、「1」であればステップ(S20
5)で警告フラグ(F6)を「0」にリセットする。
次に、ステップ(S206)でフィニッシュスタートスイ
ッチ(158)がオンされたか否かを判定する。オンされ
ていればステップ(S207)でフィニッシュ処理フラグが
「0」か否かを判定し、「1」であればステップ(S207
a)でフィニッシュ処理フラグを「0」にリセットす
る。また、フィニッシュ処理フラグが「0」であればス
テップ(S207b)でセンサ(Se6)のオン,オフにて再度
ステープルトレイ(91)上のシートの有無をチェック
し、シートが有れば前記同様不要なシートをステープル
したり、ステープル不良を防止するため、ステップ(S2
07e)で警告フラグ(F6)を「1」にセットし、ステッ
プ(S207f)でフィニッシュモード禁止フラグを「1」
にセットし、ステップ(S207g)でフィニッシュ処理フ
ラグを「0」にリセットし、このサブルーチンを終了す
る。ステープルトレイ(91)上にシートが無ければ、ス
テップ(S207c)でフィニッシュ処理フラグを「1」に
セットし、ステップ(S207d)でソータウエイトをかけ
る。
次に、ステップ(S208)で1ビン当りのシート枚数
(M)を演算し、ステップ(S209)で、その1ビン当り
のシート枚数(M)が1枚か否かを判定する。即ち、各
ビン(60)に分配収容されているシート枚数(M)が1
枚であるとステープルする必要がない。従って、ステッ
プ(S209)で1ビン当りのシート枚数が1枚であると判
定されると、ステップ(S209a)で警告フラグ(F3)を
「1」にセットし、フィニッシュモード不可を表示する
準備をし、ステップ(S209b)でフィニッシュモードフ
ラグを「0」にリセットしてフィニッシュモードを解除
し、ステップ(S209c)でフィニッシュ処理フラグを
「0」にリセットする。
1ビン当りのシート枚数(M)が1枚でなければ、ス
テップ(S210)で前記警告フラグ(F3)が「1」か否か
を判定し、「1」であればステップ(S211)で警告フラ
グを(F3)を「0」にリセットする。次に、ステップ
(S213)でフィニッシュ処理フラグが「1」か否かを判
定し、「1」であれば始めてフィニッシュ処理を実行す
る。即ち、ステップ(S214)でビン移動処理のサブルー
チン、ステップ(S215)でシート取り出し処理のサブル
ーチン、ステップ(S216)でステープル処理のサブルー
チンをそれぞれ実行する。そして、これらの処理が終了
した後、ステップ(S217)でビン(60)内のシートの有
無、ステップ(S218)でステープルトレイ(91)上のシ
ートの有無を判定し、それぞれ無ければステップ(S21
9)でフィニッシュ処理フラグを「0」にリセットし、
ステップ(S219a)でソータウエイトを解除する。
ところで、このフィニッシュ処理のサブルーチンにお
いて、フィニッシュモード禁止の解除は、ステップ(S2
02)でシートがステープルトレイ(91)上から取り除か
れたことを検出し、ステップ(S203)でフィニッシュモ
ード禁止フラグを「0」にリセットし、ステップ(S20
5)で警告フラグ(F6)を「0」にリセットすることに
より行なわれる。そして、フィニッシュ処理の再開は、
フィニッシュスタートスイッチ(158)の入力にて行な
われるが、フィニッシュモード禁止解除後タイマを介し
て自動的に行なう様にしても良い。
第28図は前記ステップ(S214)で実行されるビン移動
処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S220)でセンサ(Se5)のオン,オ
フにてビン(60)内のシートの有無を判定し、無ければ
直ちに終了する。実際上この様な状況は生じ得ないが、
オペレータがコピー終了後直ちにビン(60)からシート
を取り出せば生じ得る。シートが有ればステップ(S22
1)でトップビン検出スイッチ(SW2)がオンか否かを判
定する。スイッチ(SW2)がオンしていなければ、フロ
ーティングカム(50)をトップビンポジション(X2)に
移動させるため、ステップ(S222)でフローティングカ
ム(50)のモータを逆転させ、ステップ(S223)でフロ
ーティングカム回転検出スイッチのオフエッジが確認さ
れると、ステップ(S224)で該モータをオフする。そし
て、このステップ(S222),(S223),(S224)はフロ
ーティングカム(50)がトップビンポジション(X2)に
移動するまで続行される。
フローティングカム(50)がトップビンポジション
(X2)に移動すると、即ち、前記ステップ(S221)でト
ップビン検出スイッチ(SW2)がオンしたと判定される
と、ステップ(S225)でフィクスカムモータを正転さ
せ、ステップ(S226)でフィクスカム回転検出センサ
(Se2)がオンエッジか否かを判定する。オンエッジで
あれば、これにてボトムビンポジション(X1)に有るビ
ン(60)がシート取り出し位置(X3)まで降下したこと
となり、ステップ(S227)でビンカウンタをインクリメ
ントし、ステップ(S228)でフィクスカムモータをオフ
する。
次に、ステップ(S229)でビンカウンタが置数(A)
[ステップ(S10)参照]と等しいか否かを判定する。
ビンカウンタが置数(A)よりも小さければ、次のビン
移動処理のために一応メインルーチンへ戻る。置数
(A)だけ以上のステップ(S225)〜(S228)を繰り返
し、ビンカウンタが置数(A)と等しくなると、全ての
ビン移動処理が終了したこととなり、ステップ(S233)
でビン(60)内にシートが無いことを確認のうえ、ステ
ップ(S234)でビン位置リセットのサブルーチンを実行
する。
なお、このビン移動処理移行のステープル処理時にあ
っては、フローティングカム(50)はトップビンポジシ
ョン(X2)にセットされ、最上段のビン(60)へシート
を収容可能な状態とされている。従って、ステープル処
理と並行して複写機(1)を動作させて次のコピー処理
を実行すれば、そのコピーシートはノンソートモードで
最上段のビン(60)へ収容されることとなる。
第29図は前記ステップ(S215)で実行されるシート取
り出し処理のサブルーチンを示す。このサブルーチンは
シート取り出し位置(X3)まで降下されたビン(60)か
らシートを搬送手段(80)を介してステープルトレイ
(91)まで搬送する処理を実行する。
まず、ステップ(S240)でシート取り出し位置(X3
に降下するビン(60)にセンサ(Se5)のオン,オフに
てシートが有るか否かを判定し、無ければフローチャー
トでは図示しないが適宜警告を表示すると共にステップ
(S246)に移行する。シートの存在が確認されると、ス
テップ(S241)でフィクスカム回転検出センサ(Se2)
がオフエッジであるか否か、換言すれば、フィクスカム
(70)が正転し始めたか否かを判定する。オフエッジで
あると判定されると、即ち、フィクスカム(70)が正転
を開始してビン(60)がシート取り出し位置(X3)へ降
下し始めると、ステップ(S242)でピンチローラ(76)
のソレノイドをオンし、ステップ(S243)でピンチロー
ラソレノイドタイマをスタートさせる。ビン(60)上の
シートは、フィクスカム(70)の正転に基づく降下を始
めるとビン(60)内にてソレノイドがオンされることに
より、シート取り出し位置(X3)にて取り出しローラ
(75)とピンチローラ(76)とで挾着される。
次に、ステップ(S244)でフィクスカム回転検出セン
サ(Se2)がオンエッジであるか否か、換言すれば、ビ
ン(60)がシート取り出し位置(X3)に降下を完了した
か否かを判定し、オンエッジであると判定されると、ス
テップ(S245)でシート取り出しモータをオンする。こ
れにてシートがローラ(75),(76),(81a),(81
b)等にてステープルトレイ(91)まで搬送されてい
く。そして、ステップ(S246)でピンチローラソレノイ
ドタイマの終了が確認されると、ステップ(S247)でピ
ンチローラソレノイドをオフする。これにてピンチロー
ラ(76)が取り出しローラ(75)から上方に退避する。
これは、次のビン(60)がボトムビンポジション(X1
から降下を始める前にピンチローラ(76)を取り出し位
置(X3)から退避させ、ビン(60)に分配収容されてい
るシートとの干渉を防止するためである。
次に、ステップ(S248)でステープルトレイ(91)の
センサ(Se6)がオンしてトレイ(91)へのシートの収
納が確認されると、ステップ(S249)でシート取り出し
モータをオフし、このサブルーチンを終了する。
第30図は前記ステップ(S216)で実行されるステープ
ル処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S251)でステープルトレイ(91)の
センサ(Se6)がオンエッジであるか否かを判定する。
このセンサ(Se6)はトレイ(91)上にシートが搬送さ
れてくるとオンする。従って、オンエッジであればステ
ップ(S252)で振動モータ(93)をオンすることにより
トレイ(91)上のシートを整合し、ステップ(S253)で
振動モータタイマをスタートさせる。一方、ステップ
(S251)でオンエッジではないと判定され、ステップ
(S254)でセンサ(Se6)がオンである、即ち、トレイ
(91)上に既にシートが入っていると判定されると、ス
テップ(S255)に移行する。
次に、ステップ(S255)で振動モータタイマの終了が
確認されると、ステップ(S256)で振動モータ(93)を
オフし、ステップ(S257)でステープルモータをオンす
る。そして、ステップ(S259)でステープルモータの回
転検出センサ(Se4)がオンエッジであると判定される
と、即ち、ヘッド(105)が移動してステープル針(10
6)にてシートが綴じられると、ステップ(S260)でス
テープルモータをオフし、ステップ(S262)でストッパ
ソレノイドをオンする。これにてストッパ(96)がトレ
イ(91)上から退避し、シートはトレイ(91)から滑り
落ちてスタックトレイ(111)上に収容される。
次に、ステップ(S263)でステープルトレイ(91)の
センサ(Se6)がオフエッジであると判定され、即ち、
シートのスタックトレイ(111)への排出が行なわれた
と判断すると、ステップ(S264)でストッパソレノイド
をオフしてストッパ(96)をトレイ(91)上に復帰さ
せ、このサブルーチンを終了する。
即ち、本実施例にあっては、ソートモード処理のサブ
ルーチン(第25a図,第25b図参照)において、フィニッ
シュモードが選択されているときにはシートを下段から
上段のビンへと分配していく様に設定する[ステップ
(S140)でYES、ステップ(S142)〜(S148)]。この
とき、置数(A)がビン数(a)よりも小さければ最上
段のビン(60)はソーティングには使用されていない。
従って、この様な場合にはソータモード設定のサブルー
チン(第20図参照)において、ノンソートモードでの処
理を可能とする[ステップ(S40a),(S40b),(S40
c),(S45)]。一方、ビン移動処理のサブルーチン
(第28図参照)において、フローティングカム(50)は
トップビンポジション(X2)へセットされ、最上段のビ
ン(60)へシートを収容可能とされている。
従って、フィニッシュモードの実行時に一連のコピー
処理が終了した後は、ノンソートモードでの次のコピー
処理がステーブル処理と並行して可能である。
なお、本実施例ではステーブル処理可能なサイズをA
4,B5としているが、これに限定されるものではない。
発明の効果 以上の説明で明らかな様に、本発明によれば、フィニ
ッシュモードの実行時に一連のコピー処理が終了した
後、最上段のビンにシートが分配,収容されていなけれ
ば、シートを最上段のビンに収容するノンソートモード
にて次のコピー処理を受け付け可能としたため、既にコ
ピー処理されたシートのステープル処理と並行して次の
コピー処理を行なうことができ、極めて能率的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は複写装置全体
の概略図、第2図はフィニッシャ付きソータの内部構成
図、第3図はソータ部の垂直断面図、第4図はソータ部
送り出しローラ部分の水平断面図、第5図は搬送部の斜
視図、第6図はフローティングカムとフィクスカムの説
明図、第7図はフローティングカムの説明図、第8図は
シート取り出し位置の斜視図、第9図はトラニオンとフ
ィクスカムとの係合関係を示す平面図、第10図はフィク
スカムの回転検出部を示す垂直断面図、第11図はステー
プラの平面図、第12図はスタックトレイの斜視図、第13
図,第14図,第15図は操作パネルの平面図、第16図,第
17図は制御回路図、第18図,第19図,第20図,第21図,
第22a図,第22b図,第23図,第24図,第25a図,第25b
図,第25c図,第26図,第27a図,第27b図,第28図,第2
9図,第30図はそれぞれ制御手順を示すフローチャート
図である。 (1)……複写機、(40)……フィニッシャ付きソー
タ、(41)……ソータ部、(60)……ビン、(90)……
ステープル部、(91)……ステープルトレイ、(100)
……ステープラ、(110)……スタック部、(151)……
ソータモード選択キー、(155)……フィニッシュモー
ド選択キー、(158)……フィニッシュスタートキー、
(X1)……ボトムビンポジション、(X2)……トップビ
ンポジション、(X3)……シート取り出し位置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−160766(JP,A) 特開 昭62−290655(JP,A) 特開 昭63−235265(JP,A) 特開 昭60−181760(JP,A) 特開 平1−127556(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機等から排出されたシートを受け取っ
    て複数のビンに分配するソータ部と、前記各ビンに収容
    されているシートを綴じるステープル手段を有するステ
    ープル部と、を備えたフィニッシャ付きソータにおい
    て、 ステープル処理を行うフィニッシュモードが選択された
    ときに、シートを下段から上段のビンへと分配する第1
    の制御手段と、 フィニッシュモードの実行時に一連のコピー処理が終了
    した後、最上段のビンにシートが分配,収容されていな
    いとき、シートを前記最上段のビンに収容するノンソー
    トモードにて次のコピー処理を受け付ける第2の制御手
    段と、 を備えたことを特徴とするフィニッシャ付きソータ。
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