JP2590786B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2590786B2
JP2590786B2 JP8056707A JP5670796A JP2590786B2 JP 2590786 B2 JP2590786 B2 JP 2590786B2 JP 8056707 A JP8056707 A JP 8056707A JP 5670796 A JP5670796 A JP 5670796A JP 2590786 B2 JP2590786 B2 JP 2590786B2
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JP
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gaming machine
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case
electronic components
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征一郎 福島
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央処理装置や記
憶素子等の電子部品を用いて遊技内容を制御する遊技機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機、例えば、パチンコ遊技機
は、賭博性を少なくするために、遊技内容、例えば、遊
技球の入賞確率が著しく高くなる大入賞口の開成状態に
ついて、開成状態における遊技球の入賞数や開成状態の
保持時間等が法律により規制され、関係機関によって検
定されたパチンコ遊技機の遊技内容を無断で改造するこ
とは禁じられている。
【0003】ところで、遊技内容の制御は、中央処理装
置(以下CPUと称する)や記憶素子等の電子部品によ
り行われる。即ち、遊技内容は、記憶素子である、例え
ばROMにその動作プログラムが記憶されている。した
がって、ROMの交換や回路の変更等により、電子技術
者であれば、法律の規制による検定を受けたパチンコ遊
技機の遊技内容を、賭博性の高いものに簡易に改造する
ことができる。このため、かかる不正を防止し、ROM
の交換等による改造をすることができないように、パチ
ンコ遊技機の電子部品を収納するケースは、封印紙によ
り封印されている。
【0004】また、通常、パチンコ遊技機のメーカー
は、遊技機の内部の構造を同業者に知られたくないの
で、遊技内容を制御する電子部品を収納するケースは、
内部が見えないように不透明な部材、例えば、樹脂又は
金属板等で作られている。また、従来のパチンコ遊技機
の電子部品を収納するケースは、遊技球の転動により生
ずる静電気から電子部品を守るため、導電性を有する部
材等で作られていた。即ち、ケースは、導電性を持たせ
るためにカーボンを含む樹脂又は金属板で作られてお
り、したがって、ケースは、不透明な黒色又は金属色を
している。このため、この点からも、従来の電子部品を
収納するケースは、外部からはケースの内部が見えない
ようにできている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成されているケースにおいて、ケースに貼られた封
印紙を破らずに剥したり、偽造したりしてパチンコ遊技
機の遊技内容を不正に改造した場合には、ケースに封印
された封印紙だけでは、遊技内容の不正な改造を見破る
ことができなかった。本発明は、上記した事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところは、電子
部品の異常や状態を電子部品を収納ケースに収納したま
まで、ケースの外側から簡易に検査することができる遊
技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、中央処理装置や記憶素子等の電子部
品を用いて遊技内容を制御する制御部を有する遊技機に
おいて、前記制御部には、前記電子部品を配置した一段
構成のプリント基板を収納する収納ケースの少なくとも
前記電子部品対面する面の一部又は全部内部が見え
る観察窓を形成すると共に、その観察窓から前記制御部
の内部に付した番号を視認し得ることを特徴とするもの
である。
【0007】上記のように構成することにより、電子部
品を配置したプリント基板を収納する収納ケースの電子
部品対面する面の一部又は全部内部が見える観察窓
とし、その観察窓から制御部の内部に付した番号を視認
し得るようにしたので、収納ケースに収納されたプリン
ト基板上に配置された電子部品の異常や状態を、電子部
品を収納ケースに収納したままで、内部に付した番号を
確認することによりケースの外側から簡易に検査するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図1
乃至図3を参照して説明する。図2は、本発明の一実施
形態であるパチンコ遊技機の裏面図である。図2におい
て、1はパチンコ遊技機、2は機枠、3は遊技内容を制
御する制御部、4は遊技球を溜めておく上部球受タン
ク、5は遊技球を発射するための発射用モーターであ
る。
【0009】図1は、本発明の一実施形態であるパチン
コ遊技機1の制御部3の拡大斜視図である。図1におい
て、制御部3は、後述する封印紙が貼られたCPUやR
OM等の電子部品と、該電子部品が配置されているプリ
ント基板10と、電子部品やプリント基板を収納する上
部蓋11aと底板11bとから構成される収納ケース1
1とを含む。12は、収納ケース11内部のプリント基
板10に配置されたCPUやROM等の異常の有無を検
査するために上部蓋11aの一部に設けられた透明な観
察窓である。13は、制御部3の収納ケース11を封印
する封印紙である。尚、14は、制御部3と図示しない
スピーカやランプ等とを結ぶための接続線である。ま
た、前記収納ケース11の上部蓋11aは、プリント基
板10の電子部品が配置された側の面に対面するもので
あり、底板11bとでプリント基板10を収納する形状
であれば、どのような形状であっても良い。
【0010】図3は、制御部3内のプリント基板10に
取り付けられた電子部品の部分拡大斜視図である。図3
において、21はCPU、22はROM、23はROM
を取り付けるソケット、24はRAMである。また、2
5a,25b,25cは、電子部品の真正を証明するた
めの封印紙である。尚、図3では、説明の便宜上、CP
U21、ROM22、RAM24の一部に番号を付した
封印紙25a〜25cが貼ってあるが、封印紙の形状や
貼り方は、これに限るものではなく、例えば、幅広の封
印紙を用いてCPU21やROM22等の足全体に封印
してもよいし、CPU21やROM22等の全体を包む
ようにして封印してもよい。このように、CPU21や
ROM22等の足が見えないように封印すると、遊技内
容を不正に改造しようとしても、例えばROM22のア
ドレスを変えようとアドレスピンの配線を変更しても、
かかる構造をすることが困難になる。
【0011】今、例えば、遊技場の経営者が回路を変更
したり、ROM22を交換したりして、検定を受けたパ
チンコ遊技機1の遊技内容を不正に改造し、CPU21
やROM22等に貼られた封印紙25a〜25cが破ら
れていたり、偽造した封印紙25a〜25cが貼られて
いたとする。このような遊技内容の不正改造が行われた
場合、制御部3の上部蓋11aを取り外さなくても、即
ち、収納ケース11に貼られた封印紙13を破ることな
く、観察窓12から内部を覗くことによって、CPU2
1等に貼られた封印紙25a〜25cの異常の有無や封
印番号を簡易に検査し、それによって真正な電子部品が
使用されているか否か、即ち、不正改造が行われたか否
かを簡易に知ることができる。
【0012】以上説明したように上記の実施形態によれ
ば、遊技内容を制御する制御部3の収納ケース11に貼
られた封印紙13を破ることなく、制御部3内のCPU
21やROM22等に不正改造が行われているか否かを
迅速且つ容易に検査することができる。
【0013】尚、上記の実施形態では、上部蓋11aの
一部にやや大きめの観察窓12を設けたが、本発明は、
これに限定されるものではなく、例えば、封印を施した
電子部品のみを検査することができるような小さなもの
でもよいし、反対に、上部蓋11aの上面全部を観察窓
としたり、上部蓋11a全体を観察窓としてもよい。ま
た、観察窓12として使用する材質は、静電気を帯びな
い材質で、且つ透明な材質、例えば金属の粉を混ぜた導
電性のある樹脂等が好ましい。勿論、小さめの観察窓1
2であれば、観察窓12を開口状態にしておいてもよ
い。
【0014】更に、上記実施形態では、電子部品の真正
を証明するために封印紙25a〜25cによる封印につ
いて説明したが、封印手段は、例えば封印鉛等による封
印であってもよい。また、電子部品の真正を証明するた
めに封印紙以外の証明手段、例えば、当該電子部品に貼
付される特徴的なラベルであっても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子部品を配置したプリント基板を収納する収納ケースの
電子部品対面する面の一部又は全部内部が見える観
察窓とし、その観察窓から制御部の内部に付した番号を
視認し得るようにしたので、収納ケースに収納されたプ
リント基板上に配置された電子部品の異常や状態を、電
子部品を収納ケースに収納したままで、内部に付した番
号を確認することによりケースの外側から簡易に検査す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るパチンコ遊技機の制御部の拡大
斜視図である。
【図2】実施形態に係るパチンコ遊技機の裏面図であ
る。
【図3】実施形態に係るパチンコ遊技機のプリント基板
に取り付けられている電子部品の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 10 プリント基板 11 収納ケース 11a 上部蓋 11b 底板 12 観察窓 13 封印紙 21 CPU(電子部品) 22 ROM(電子部品) 24 RAM(電子部品) 25a〜25c 封印紙

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置や記憶素子等の電子部品を
    用いて遊技内容を制御する制御部を有する遊技機におい
    て、前記制御部には、 前記電子部品を配置した一段構成のプ
    リント基板を収納する収納ケースの少なくとも前記電子
    部品対面する面の一部又は全部内部が見える観察窓
    を形成すると共に、その観察窓から前記制御部の内部に
    付した番号を視認し得ることを特徴とする遊技機。
JP8056707A 1996-02-19 1996-02-19 遊技機 Expired - Lifetime JP2590786B2 (ja)

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JPH08229216A JPH08229216A (ja) 1996-09-10
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