JP2002000877A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002000877A
JP2002000877A JP2000183919A JP2000183919A JP2002000877A JP 2002000877 A JP2002000877 A JP 2002000877A JP 2000183919 A JP2000183919 A JP 2000183919A JP 2000183919 A JP2000183919 A JP 2000183919A JP 2002000877 A JP2002000877 A JP 2002000877A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御手段を被包した状態で閉鎖状態に維持され
る被包部材を備えた遊技機において、被包部材の構造の
複雑化を招くことなく、確認に要する手間を簡略化する
ことができ、悪徳行為防止を図ることのできる遊技機を
提供する。 【解決手段】パチンコ機の外枠1には前枠2が回動自在
に装着されている。前枠2には遊技盤3が設けられてい
る。遊技盤3の前面側ではハンドル7の操作に基づいて
所定の遊技が進行されるが、その遊技は遊技盤3の背面
側に設けられた制御手段によって制御される。制御手段
は被包部材にて被包され封印状態にて維持される。封印
状態を維持したまま制御手段に予め記憶された事項の確
認を行うことができるよう構成するとともに、一旦封印
が解除された場合には外観上の変更を伴わずして再度封
印状態に復帰させることができないよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴式遊技機に代表
される遊技機に係り、特に遊技の制御を司る制御手段を
被包した状態で閉鎖状態にて維持される被包部材を備え
た遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ遊技機やスロットマシ
ン等は、制御回路基板を備えており、そこには、主たる
制御を司るCPU、制御プログラムを記憶したROM、
遊技状況を記憶するRAM等が搭載されている。例えば
パチンコ遊技機において、制御回路基板は、遊技盤の背
面側に配設される基板ボックス内に収納されている。近
年、かかる基板ボックス内に収納された制御回路基板か
ら遊技内容等に関する制御プログラムが記憶されたRO
M等を取り外し交換して、遊技機の遊技内容を変更する
といった不正行為が問題になっている。
【0003】このような不正行為の防止対策として、基
板ボックス内からROM等を取り外すことができないよ
うに、基板ボックスの本体と蓋体とを封印するものが提
案されている。かかる封印の代表例として、本体及び蓋
体にそれぞれ封印部を設けるとともに、封印部同士を、
特殊ネジ等を用いて接合するもの(当該分野において一
般に「かしめ」と称される)が挙げられる。
【0004】ところで、上記基板ボックスに関し、必要
に応じて、或いは、定期的に不正行為が行われたか否か
の検査が行われる。かかる検査に際しては、封印部を切
断して封印状態を解除した上で、基板ボックス内からR
OM等を一旦取り外し、当該取り外したROM等に記憶
されている制御プログラムが正規のものと符合するか否
かを判断する。そして、上記検査において不正が行われ
ていないと認定した場合には、再度基板ボックスを再度
封印状態に復帰させる。このように再度封印状態に復帰
させることができるよう、従来の基板ボックスには、別
の封印部が設けられ、復帰に際しては別の封印部につい
て再度「かしめ」が施される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記例
では、検査の回数を見越した分に比例した数の封印部
を、予め基板ボックスに設けておく必要があり、その分
だけ基板ボックスの構造が複雑なものとなってしまって
いた。また、検査の度に、封印状態の解除、ROM等の
取り外し、検査後のROM等の再設置、及び再度の封印
等といった一連の面倒な作業を行わなければならず、著
しく手間がかかってしまっていた。なお、かかる課題は
パチンコ遊技機に限らず、スロットマシン等の他の遊技
機においても内在するものである。
【0006】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
である。即ち、本発明は、制御手段を被包した状態で閉
鎖状態に維持される被包部材を備えた遊技機において、
構造の複雑化を招くことなく、確認に要する手間を簡略
化することができ、かつ、不正防止を図ることのできる
遊技機を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的等を解決
するのに適した各手段につき項分けして説明する。な
お、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付
記する。
【0008】手段1.遊技の制御を司る制御手段を被包
した状態で略閉鎖状態にて維持される被包部材を備えた
遊技機において、前記略閉鎖状態を維持したまま前記制
御手段に予め記憶された事項の確認を行うことができる
よう構成するとともに、一旦前記略閉鎖状態が解除され
た場合には外観上の変更を伴わずして再度前記略閉鎖状
態に復帰させることができないよう構成したことを特徴
とする遊技機。ここで、「外観上の変更」には、微視的
な変更も含まれる。つまり、肉眼による目視で明らかな
場合は勿論のこと、レンズや顕微鏡等の拡大視認手段を
用いて発見できるような場合も含まれる。
【0009】手段1によれば、被包手段は、遊技の制御
を司る制御手段を被包した状態で略閉鎖状態にて維持さ
れる。かかる遊技機において、略閉鎖状態を維持したま
ま前記制御手段に予め記憶された事項の確認を行うこと
ができる。従って、確認に際し、被包手段の略非閉鎖状
態を解除する必要がなくなり、結果として確認に要する
手間を簡略化することができる。また、略非閉鎖状態を
維持したまま何度でも確認作業を行うことができること
から、検査等の確認回数を考慮した上で被包部材を構成
する必要がない。その結果、前記考慮に伴って構造の複
雑化を招いてしまうことがない。さらに、一旦前記略閉
鎖状態が解除された場合には外観上の変更を伴わずして
再度前記略閉鎖状態に復帰させることができない。すな
わち、一旦略閉鎖状態を解除した場合には外観上の変更
が伴うため、解除された事実が証拠として残る。このた
め、不正行為の未然防止を図ることができるとともに、
万一不正行為によって略閉鎖状態の解除が行われた場合
には、それを容易に発見することができ、もって間接的
側面から不正行為を防止することができる。
【0010】手段2.遊技の制御を司る制御手段と、前
記制御手段を被包する被包部材とを備えるとともに、前
記被包部材を略閉鎖状態にて維持するための閉鎖維持手
段を備えた遊技機において、前記略閉鎖状態を維持した
まま前記制御手段に予め記憶された事項の確認を行うこ
とができるよう構成するとともに、前記略閉鎖状態を解
除する場合には、前記閉鎖維持手段の全役割が終了する
よう構成したことを特徴とする遊技機。
【0011】手段2によれば、被包手段は、遊技の制御
を司る制御手段を被包した状態で、閉鎖維持手段によっ
て略閉鎖状態にて維持される。かかる遊技機において、
略閉鎖状態を維持したまま前記制御手段に予め記憶され
た事項の確認を行うことができる。従って、確認に際
し、被包手段の略非閉鎖状態を解除する必要がなくな
り、結果として確認に要する手間を簡略化することがで
きる。また、略非閉鎖状態を維持したまま何度でも確認
作業を行うことができることから、検査等の確認回数を
考慮した上で被包部材を構成する必要がない。その結
果、前記考慮に伴って構造の複雑化を招いてしまうこと
がない。さらに、一旦前記略閉鎖状態が解除される場合
には、閉鎖維持手段の全役割が終了する。すなわち、一
旦略閉鎖状態を解除した場合には、再度閉鎖維持手段に
よって被包部材を略閉鎖状態にて維持することができ
ず、解除された事実が明らかとなる。このため、不正行
為の未然防止を図ることができるとともに、万一不正行
為によって略閉鎖状態の解除が行われた場合にはそれを
容易に発見することができ、もって間接的側面から不正
行為を防止することができる。
【0012】手段3.遊技の制御を司る制御手段と、前
記制御手段を被包する被包部材とを備えるとともに、前
記被包部材を略閉鎖状態にて維持するための閉鎖維持手
段を備えた遊技機において、前記略閉鎖状態を維持した
まま前記制御手段に予め記憶された事項の確認を行うこ
とができるよう構成するとともに、前記閉鎖維持手段の
維持機能を損なわせることで前記略閉鎖状態を解除可能
とし、該閉鎖維持手段の維持機能が損なわれた場合には
自身の再度の使用が不能となるよう構成したことを特徴
とする遊技機。
【0013】手段3によれば、被包手段は、遊技の制御
を司る制御手段を被包した状態で、閉鎖維持手段によっ
て略閉鎖状態にて維持される。かかる遊技機において、
略閉鎖状態を維持したまま前記制御手段に予め記憶され
た事項の確認を行うことができる。従って、確認に際
し、被包手段の略非閉鎖状態を解除する必要がなくな
り、結果として確認に要する手間を簡略化することがで
きる。また、略非閉鎖状態を維持したまま何度でも確認
作業を行うことができることから、検査等の確認回数を
考慮した上で被包部材を構成する必要がない。その結
果、前記考慮に伴う構造の複雑化を招いてしまうことが
ない。さらに、略閉鎖状態を解除する必要が生じた場
合、閉鎖維持手段の維持機能を損なわせることで略閉鎖
状態が解除されうる。また、閉鎖維持手段の維持機能が
損なわれた場合には自身の再度の使用が不能となる。こ
のため、一旦略閉鎖状態を解除した場合には、再度閉鎖
維持手段によって被包部材を略閉鎖状態にて維持するこ
とができず、解除された事実が明らかとなる。このた
め、不正行為の未然防止を図ることができるとともに、
万一不正行為によって略閉鎖状態の解除が行われた場合
にはそれを容易に発見することができ、もって間接的側
面から不正行為を防止することができる。
【0014】手段4.前記被包部材は第1の被包部材及
び第2の被包部材が互いに接合されることによって構成
され、前記閉鎖状態維持手段は、前記接合状態で前記第
1の被包部材及び第2の被包部材を封印状態に維持する
とともに、封印解除に伴いそのことが痕跡となって残存
しうるものであることを特徴とする手段2又は3に記載
の遊技機。
【0015】手段4によれば、第1の被包部材及び第2
の被包部材が互いに接合されることによって前記被包部
材が構成される。そして、閉鎖状態維持手段によって、
前記接合状態で第1の被包部材及び第2の被包部材が封
印状態に維持される。従って、該封印に基づく不正防止
を図ることができる。また、閉鎖状態維持手段に関して
は、封印解除に伴いそのことが痕跡となって残存しう
る。このため、万一不正行為により封印が解除されて閉
鎖状態が解除されたとしても、痕跡が証拠として残り、
不正をより容易にかつより確実に発見することができ
る。なお、手段4において、「前記封印状態の解除に際
しては閉鎖状態維持手段の破断が伴うよう構成したこ
と」としてもよい。また、「閉鎖状態維持手段は、前記
被包部材から外方に突出した状態で設けられているこ
と」としてもよい。特に、後者によれば、仮に閉鎖状態
維持手段が破断等された場合であっても被包部材内部の
部材、例えば制御手段が損傷を受けたりするのを防止で
きる。従って、被包部材の内部に設けられた部材を必要
に応じて再利用に供することができる。
【0016】手段5.前記被包部材は略矩形状をなし、
前記閉鎖状態維持手段は、各辺当たり多くとも2つ又は
四隅部若しくはその近傍に多くとも1つ設けられている
ことを特徴とする手段2乃至4のいずれかに記載の遊技
機。
【0017】手段5によれば、閉鎖維持手段が多くなっ
てしまうことによる構造の複雑化をより確実に防止する
ことができる。なお、「前記閉鎖状態維持手段は全体と
して少なくとも2つ設けられていること」が略閉鎖状態
を維持する上では望ましい。また、「一辺側がヒンジ部
となっている」ような場合には、「前記閉鎖状態維持手
段はヒンジ部以外の辺に対応して設けられていること」
としてもよい。
【0018】手段6.前記制御手段は制御基板に取外不
能又は取外困難な状態で設けられていることを特徴とす
る手段1乃至5のいずれかに記載の遊技機。
【0019】手段6によれば、万一略閉鎖状態が解除さ
れたとしても、制御手段の取外が不能又は困難となって
いるため、この段階においても不正行為の防止を図るこ
とができる。
【0020】手段7.前記制御手段は、少なくとも遊技
にかかわる制御とは切り離された事項を予め記憶してな
る独立記憶部を有しており、前記略閉鎖状態を維持した
まま前記独立記憶部と外部確認装置との間で前記確認の
ための通信を行うことができるよう通信端子を前記被包
部材の所定部位に対応して設けたことを特徴とする手段
1乃至6のいずれかに記載の遊技機。ここで、「遊技に
かかわる制御とは切り離された」とあるのは、「具体的
な遊技内容(演出等)に直接関係のない」、或いは「そ
れ(独立記憶部)がなくても遊技の実行を継続的に導出
することができる」という意味が含まれる。従って、例
えば正規の独立記憶部が備えられている場合に限って電
源投入時の立ち上げが許容され、逆にそれが備えられて
いない場合には電源投入時の立ち上げが許容されないよ
うな特性(機能)を独立記憶部が有していたとしても差
し支えない。
【0021】手段7によれば、制御手段の独立記憶部に
は、少なくとも遊技にかかわる制御とは切り離された事
項が予め記憶されている。そして、確認作業に際して
は、前記略閉鎖状態を維持したまま、被包部材の所定部
位に対応して設けられた通信端子を介して、独立記憶部
と外部確認装置との間での通信が行われる。従って、略
閉鎖状態を解除する手間及び確認後閉鎖状態に復帰させ
る手間をかけることなく前記独立記憶部に記憶されてい
る事項を確認することができる。また、確認に際し遊技
に支障を来すことがなく、しかも、場合によっては遊技
中であっても前記事項の確認を行うこともできる。な
お、前記「事項は、プログラム、データ及びアドレスの
少なくとも1つを含んでいること」としてもよい。ここ
で、プログラムとしては、例えば制御プログラム、設定
プログラム等が挙げられる。特に、遊技にかかわる制御
とは切り離されたプログラムとして、例えば確認用の設
定プログラム等が挙げられる。また、遊技にかかわる制
御とは切り離されたデータとしては、遊技機に固有のI
Dデータが挙げられる。この場合、「前記データは、遊
技機固有のIDデータであること」としてもよい。な
お、「前記閉鎖状態を維持したまま、かつ、電源を投入
した状態(又は遊技状態)にあっても前記独立記憶部と
外部確認装置との間での通信を許容するための通信端
子」としてもよい。かかる構成とすることで、いちいち
電源をオフ状態にすることなく、又は遊技状態中におい
ても確認を行うことができる。このため、ホールコンピ
ュータ(遊技場に設置された統括制御装置)側での管理
・確認を営業中であっても行うことが可能となる。
【0022】手段8.先端に端子が設けられてなるフレ
キシブルな配線を具備可能となっているとともに、自身
及び独立記憶部間での通信が許容されるか否かを少なく
とも導出することができるよう構成されてなる外部確認
装置の前記端子が、前記通信端子に対し接続可能となる
よう構成されていることを特徴とする手段7に記載の遊
技機。
【0023】手段8によれば、前記外部確認装置側の端
子が通信端子に接続されうる。そして、この状態で、外
部確認装置において、自身及び独立記憶部間での通信が
許容されるか否かが少なくとも導出される。従って、外
部確認装置の導出結果に基づいて、確認を非常に簡易的
に行うことができる。
【0024】手段9.前記所定部位は、前記被包部材の
略周辺部位であることを特徴とする手段7又は8に記載
の遊技機。なお、被包部材の略周辺部位には、被包部材
が例えば略箱状に形成されている場合の側壁部分も含ま
れる。
【0025】手段9によれば、通信端子が被包部材の略
周辺部位に設けられるため、制御手段等の配置の自由度
を阻害しにくい。また、被包部材と部分的に重複して別
部材が配設される場合には、該別部材と通信端子とを離
間させた配置設計が行いやすくなる。
【0026】手段10.他の装置及び前記被包部材の一
部を異物から保護するための保護部材を配設するととも
に、前記所定部位を前記保護部材の非配設部位としたこ
とを特徴とする手段7乃至9のいずれかに記載の遊技
機。
【0027】手段10によれば、通信端子が保護部材か
ら外れた部位に対応して設けられるため、検査等の確認
に際し保護部材が邪魔とならず、かつ、保護部材を取り
外したりする必要もなくなる。そのため、保護部材の存
在によって確認に手間が生じるという事態を回避するこ
とができる。
【0028】手段11.前記被包部材は、前記通信端子
とは別に遊技機に設けられた他の装置との間で通信を行
うための接合端子を露出状態で有してなり、かつ、少な
くとも該接合端子が前記保護部材で保護されるよう構成
したことを特徴とする手段10に記載の遊技機。
【0029】手段11によれば、少なくとも他の装置と
の間で通信を行うための接合端子が保護部材で保護され
る。一方で、通信端子が保護部材から外れた部位に位置
するため、検査等の確認に際し保護部材が邪魔となら
ず、しかも、前記接合端子の接合状態を解除する必要も
ない。
【0030】手段12.前記通信端子は、前記独立記憶
部と外部確認装置との間で前記確認のための通信を非接
触で行うことができるよう構成されていることを特徴と
する手段7に記載の遊技機。
【0031】手段12によれば、確認作業に際しては、
前記略閉鎖状態を維持したまま、前記独立記憶部と外部
確認装置との間で非接触で通信することができる。この
ため、上記作用効果に加えて、接触のための手間も簡略
化することができる。
【0032】手段13.遊技の制御を司る制御回路を有
してなる制御基板と、前記制御基板を被包する被包部材
とを備えるとともに、前記被包部材を封印状態にて維持
するための1又は2以上の封印手段を備えた遊技機にお
いて、前記封印状態を維持したまま前記制御回路に予め
記憶された事項の確認を行うことができるよう構成する
とともに、全数の封印手段を取り外すことによって前記
封印状態を解除することができ、かつ、該解除状態にあ
っては封印維持機能が残らないよう構成したことを特徴
とする遊技機。
【0033】手段13によれば、遊技の制御を司る制御
回路を有してなる制御基板が被包部材により被包され
る。被包部材は、1又は2以上の封印手段によって封印
状態にて維持される。従って、該封印手段によって不正
防止が図られる。かかる遊技機において、略閉鎖状態を
維持したまま前記制御回路に予め記憶された事項の確認
を行うことができる。従って、確認に際し、被包手段の
封印状態を解除する必要がなくなり、結果として確認に
要する手間を簡略化することができる。また、略封印状
態を維持したまま何度でも確認作業を行うことができる
ことから、検査等の確認回数を考慮した上で封印手段を
構成する必要がない。その結果、前記考慮に伴って構造
の複雑化を招いてしまうことがない。さらに、一旦前記
封印状態を解除しようとした場合には、全数の封印手段
が取り外され、かつ、解除状態にあっては封印維持機能
が残らない。このため、不正行為の未然防止を図ること
ができるとともに、万一不正行為によって封印状態の解
除が行われた場合には再度封印状態に維持させることが
できないため、それを容易に発見することができ、もっ
て間接的側面から不正行為を防止することができる。な
お、「前記封印手段が破断によって取り外されるよう構
成したこと」としてもよい。さらに、「前記封印手段
は、前記被包部材から外方に突出した状態で設けられて
いること」としてもよい。特に後者の構成の場合、被包
部材内部の制御基板が損傷を受けたりするのを防止でき
る。このため、場合によっては、被包部材の内部に設け
られた制御基板等を必要に応じて再利用に供したり、被
包部材と別に廃棄したり、被包部材の内部に設けられた
制御基板等を必要に応じて直接視認したりすることがで
きる。
【0034】このことから、「前記封印状態の解除に伴
って、前記制御回路及び制御基板の少なくとも一方を再
利用に供することができるように構成したこと」、「前
記封印状態の解除に伴って、前記制御回路及び制御基板
の少なくとも一方を容易に取り外すことができるよう構
成し、少なくとも前記被包部材とは別に廃棄できるよう
構成したこと」、「前記封印状態の解除に伴って、前記
制御回路及び制御基板の少なくとも一方を露出状態とし
て直接的に視認できるよう構成したこと」といった概念
をも抽出できる。
【0035】手段14.前記被包部材は略矩形状をな
し、前記封印手段は、各辺当たり多くとも2つ又は四隅
部若しくはその近傍に多くとも1つ設けられていること
を特徴とする手段13に記載の遊技機。
【0036】手段14によれば、封印手段が多くなって
しまうことによる構造の複雑化をより確実に防止するこ
とができる。なお、「前記封印手段は全体として少なく
とも2つ設けられていること」が封印状態を維持する上
では望ましい。また、「一辺側がヒンジ部となってい
る」ような場合には、「前記封印手段はヒンジ部以外の
辺に対応して設けられていること」としてもよい。
【0037】手段15.前記制御手段は制御基板に取外
不能又は取外困難な状態で設けられていることを特徴と
する手段13又は14に記載の遊技機。
【0038】手段15によれば、万一略閉鎖状態が解除
されたとしても、制御手段の取外が不能又は困難となっ
ているため、この段階においても不正行為の防止を図る
ことができる。
【0039】手段16.前記制御回路は、少なくとも遊
技にかかわる制御とは切り離された事項を予め記憶して
なる独立記憶部を有しており、前記封印状態を維持した
まま前記独立記憶部と外部確認装置との間で前記確認の
ための通信を行うことができるよう通信端子を前記被包
部材の所定部位に対応して設けたことを特徴とする手段
13乃至15のいずれかに記載の遊技機。
【0040】手段16によれば、制御回路の独立記憶部
には、少なくとも遊技にかかわる制御とは切り離された
事項が予め記憶されている。そして、確認作業に際して
は、封印状態を維持したまま、被包部材の所定部位に対
応して設けられた通信端子を介して、独立記憶部と外部
確認装置との間での通信が行われる。従って、封印状態
を解除する手間及び確認後封印状態に復帰させる手間を
かけることなく前記独立記憶部に記憶されている事項を
確認することができる。
【0041】手段17.手段13乃至16において、前
記制御基板は、遊技を司る制御回路を備えてなる遊技制
御基板の外に、遊技媒体(景品球や貸出球)を払出すた
めの払出制御を司る回路を備えてなる払出制御基板、可
変表示手段の表示制御を司る回路を備えてなる表示制御
基板、音声報知手段の音声報知を司る回路を備えてなる
音声制御手段、前記可変表示装置を除いたランプ等の周
辺表示器の表示制御を司る回路を備えてなる周辺装置表
示制御基板、遊技媒体を発射させる発射制御を司る回路
を備えてなる発射制御基板の少なくとも1つを含んでい
ることを特徴とする遊技機。
【0042】手段17によれば、制御対象に応じて個々
に遊技制御基板等の各制御基板が備えられており、この
場合、全ての制御基板に手段13又は16のいずれかに
記載のとおりの対策を講じれば、いずれの基板について
の確認作業をも容易に行うことができる。勿論、少なく
とも遊技制御基板についての被包部材において適用され
ればよく、好ましくは遊技制御基板及び払出制御基板に
ついての被包部材において適用されていればよい。遊技
制御基板について適用すべきとしたのは、かかる制御基
板によって遊技媒体(景品球や貸出球)の払出が制御さ
れるので、不正な遊技媒体の払出をより確実に抑制すべ
きだからである。
【0043】手段18.手段1乃至17のいずれかにお
いて、遊技機はパチンコ遊技機であること。中でも、パ
チンコ遊技機の基本構成としては、操作ハンドルを備え
ていてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領
域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置
された作動口に入賞することを必要条件として可変表示
装置において変動表示されている識別情報が所定時間後
に確定停止されることが挙げられる。また、特別遊技状
態発生時には遊技領域内の所定の位置に配置された可変
入賞装置が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能と
し、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみなら
ず、磁気カードへの書き込み等も含む)が付与されるこ
とが挙げられる。なお、パチンコ遊技機にあっては、被
包部材は遊技盤の背面側に配設される。
【0044】手段19.手段1乃至17のいずれかにお
いて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴
式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識
別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリール
に付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリ
ールの回動である)した後に識別情報を確定表示する可
変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止
用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して
或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停
止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であ
ることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を
発生させる特別遊技状態発生手段を備えた回胴式遊技
機」となる。なお、回胴式遊技機にあっては、被包部材
は遊技機本体を画定する本体ボックス内に収納される。
【0045】手段20.手段1乃至17のいずれかにお
いて、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合さ
せた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊技機
の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情
報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付
されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリール
の回動である)した後に識別情報を確定表示する可変表
示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の
操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作
手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは
所定時間経過することにより識別情報の変動が停止さ
れ、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であるこ
とを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生
させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として
遊技球を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に
際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発
生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成され
てなる遊技機」となる。なお、かかる遊技機にあって
は、被包部材は遊技機本体を画定する本体ボックスを備
えたものであればその本体ボックス内に収容され、本体
ボックスを有しないものであれば遊技機背面側に配設さ
れる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に、遊技機の一種であるパチ
ンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)につい
ての一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0047】図1に示すように、パチンコ機の外形を構
成する外枠1には前枠2が一側の回動軸を中心に回動可
能に装着されている。同図では前枠2は閉じた状態にあ
る。前枠2には、遊技盤3(図2参照)、遊技盤3の前
方に設けられガラス板4aを有してなるガラス扉枠4、
上皿5、下皿6、ハンドル7等が装着されている。上皿
5の側方であって、前枠2の内部にはスピーカ8が埋設
されている。スピーカ8は、遊技の進行に伴い種々の効
果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を音声にて報知す
る。前記遊技盤3の後部には機構盤が配設されている。
【0048】次に、遊技盤3の遊技面上の構成について
説明する。図2に示すように、遊技盤3には、作動口ユ
ニット11及び大入賞口ユニット12が設けられてい
る。作動口ユニット11は、遊技媒体としての遊技球B
が入賞したり通過する作動口11a及び作動ゲート11
bを備えており、その作動口11aの入口には羽根13
が開閉可能に支持されている。
【0049】また、大入賞口ユニット12は、大入賞口
12a及びシャッタ14を備えている。シャッタ14
は、大入賞口12aの側部に設けられた図示しない大入
賞口用ソレノイドにより作動させられ、大入賞口12a
を開閉する。詳しくは、当該ソレノイドが励磁状態とな
ることにより、シャッタ14が略水平に傾き、これによ
り大入賞口12aが開かれる。また、ソレノイドが非励
磁状態となることにより、シャッタ14が略垂直状態と
なり、これにより大入賞口12aは閉鎖される。
【0050】さらに、遊技盤3の側部には、一般入賞口
ユニット15,16,17,18が設けられている。一
般入賞口ユニット15〜18は、一般入賞口15a,1
6a,17a,18aを備えている。
【0051】遊技盤3の中央部分(大入賞口ユニット1
2の上方)には、特別図柄表示装置(以下、単に「表示
装置」という)19が組込まれている。表示装置19
は、液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部19a
を備えており、ここに複数の(例えば3つの)図柄列が
表示される。図柄列は、基本的には、複数種類の図柄に
よって構成されている。これらの図柄は、特別遊技図柄
としての大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄の
いずれかになりうる。
【0052】表示装置19の表示部19aでは、各図柄
列の図柄変動(回転変動)が、遊技球Bの作動口11a
への入賞に基づいて開始させられる。また、大当たり図
柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択さ
れ、これが停止図柄として設定される。停止図柄とは、
各図柄列が図柄変動を停止したときに表示される図柄で
ある。
【0053】大当たり図柄は、いわゆるリーチ状態を経
た後、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるための
図柄である。詳しくは、全ての図柄列の変動が停止させ
られたとき、表示されている図柄の組合せが、予め定め
られた大当たりの組合せ、すなわち、同一種類の図柄が
大当たりラインに沿って並んでいるときの同図柄の組合
せ(例えば、「7」、「7」、「7」の図柄)となる場
合がある。この組合せを構成する図柄が「大当たり図
柄」である。大当たりの組合せが成立すると、大入賞口
12aが開かれ、遊技者にとって有利な大当たり状態の
到来、すなわち、より多くの景品球を獲得することが可
能となる。
【0054】表示装置19において、表示部19aの上
方には、発光ダイオード(LED)からなる保留ランプ
21a,21b,21c,21dが組み込まれている。
保留ランプ21a〜21dは、基本的には作動口11a
への入賞に基づく変動表示の保留毎に点灯させられ、そ
の保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯させられ
る。
【0055】また、表示装置19の上部には、LEDよ
りなる7セグ表示部22が設けられている。さらに、前
記表示装置22の左右両側方には一対の通過ゲート23
a,24aを備えた通過ゲートユニット23,24が配
設されている。同通過ゲート23a,24aを遊技球B
が通過することに基づいて、前記7セグ表示部22が作
動する。本実施の形態では、7セグ表示部22は、
「0」から「9」までの数字を可変表示する。そして、
その数字が所定値(本実施の形態では「7」)で停止す
ることに基づいて、作動口ユニット11の羽根13が所
定秒数開放するようになっている。この開放により、作
動口11aへの入賞が比較的容易なものとなる。7セグ
表示部22の周辺近傍においては、遊技球Bの通過ゲー
ト23a,24aの通過回数が4回まで記憶表示され、
図示しない4つの保留ランプでその保留数が表示され
る。
【0056】また、遊技盤3の複数箇所には、遊技効果
を高めるための各種ランプ等の他の役物が取付けられて
いる(ランプ風車、コーナー飾り等)。
【0057】本実施の形態では、遊技者の操作に応じて
変化するパチンコ機の遊技状態を検出するべく、遊技盤
3には、遊技球Bの入賞を検出するための種々の検出ス
イッチが取付けられている。より詳しくは、作動ゲート
11bには、作動ゲート用スイッチ31が設けられてい
る。また、作動口11a近傍には作動口用スイッチ32
が設けられている。本実施の形態では、作動口用スイッ
チ32にて遊技球Bの入賞が検出された場合、遊技者に
対し、1入賞あたり5個の景品球が払い出されるように
なっている。
【0058】また、大入賞口12a近傍には、2つの大
入賞口用スイッチ33,34が設けられている。シャッ
タ14の内側面には、逆ハの字状をなす図示しない案内
レールが一体形成されており、該案内レールにより、大
入賞口12aに入賞した入賞球は円滑に、かつ、速やか
にいずれかの大入賞口用スイッチ33,34を通過しう
る。本実施の形態では、大入賞口用スイッチ33,34
にて遊技球Bの入賞が検出された場合、遊技者に対し、
1入賞あたり15個の景品球が払い出されるようになっ
ている。さらに、一般入賞口15a〜18a近傍には、
一般入賞口用スイッチ35,36,37,38が設けら
れている。本実施の形態では、一般入賞口用スイッチ3
5〜38にて遊技球Bの入賞が検出された場合、遊技者
に対し、1入賞あたり10個の景品球が払い出されるよ
うになっている。なお、上記景品球の払い出し数(「5
個」又は「10個」又は「15個」)に関する数値はあ
くまでも例示であって、上記数値に何ら限定されるもの
ではない。従って、例えば「6個」「7個」「11個」
「12個」「13個」「14個」「16個」或いはそれ
以上(例えば「25個」)等の数値を採用しても何ら差
し支えない。併せて、通過ゲート23,24には、通過
ゲート用スイッチ39,40が設けられている。
【0059】そして、これらスイッチ31〜40によ
り、遊技球Bの作動ゲート11bの通過や作動口11a
への入賞、大入賞口12aへの入賞、或いは一般入賞口
15a〜18aへの入賞や、通過ゲート23a,24a
の通過等が検出される。また、各スイッチ32〜38の
検出結果に基づき、図示しない景品球払出装置等の駆動
制御が導出されるようになっている。景品球払出装置等
は、パルスモータを備えており、該モータが駆動させら
れることにより、タンク64(図4参照)等に貯留され
ている景品球(遊技球B)が、払い出し通路を通って、
上皿5(又は下皿6)へと払い出されるようになってい
る。
【0060】本実施の形態では、上記各スイッチ31〜
40の検出結果に基づき、各種ソレノイドや、表示装置
19、各保留ランプ21a〜21d、各種ランプ、スピ
ーカ8、パルスモータ等の各種外部装置をそれぞれ駆動
制御するために制御装置50が設けられている。制御装
置50は、図3,4に示すように、主基板(制御基板、
遊技制御基板を構成する)51、払出制御基板52、図
柄表示装置制御基板53、音声制御基板54、ランプ制
御基板55及び発射制御基板56等を備えており、これ
らは例えばそれぞれ透明樹脂等よりなる被包部材を構成
する基板ボックス(例えば51B,52B,56B)内
に収容されている。
【0061】前記遊技盤3の後部に設けられた機構盤の
上部には、主たる電源(電源電圧)が供給される電源ス
イッチ基板61が設けられているとともに、機構盤の下
部には、前記電源スイッチ基板61からの電源を適宜供
給するための電源分配基板62が設けられている。前記
主基板51の基板ボックス51Bは、機構盤の後部にお
いて、前記表示装置19の背面側に設けられた図柄表示
装置制御基板53の下方に設けられている。図4に示す
ように、機構盤には、表示装置19を覆うようにして樹
脂製の保護部材としての保護カバー63が装着されてお
り、これにより、上部のタンク64等から落下してくる
遊技球B等から表示装置19及び図柄表示装置制御基板
53が保護されるようになっている。そして、主基板5
1の基板ボックス51Bの大部分は、前記保護カバー6
3からはみ出すようにして横長に配置されている(これ
については後述する)。
【0062】また、払出制御基板52は、前記主基板5
1の側方に設けられている。当該主基板51及び払出制
御基板52には、前記電源分配基板62からの分配され
た電源電圧がそれぞれ印加(供給)される。また、これ
とともに、図柄表示装置制御基板53、音声制御基板5
4及びランプ制御基板55には、主基板51からの電源
電圧がそれぞれ供給される。さらに、発射制御基板56
には、前記払出制御基板52からの電源電圧が供給され
るようになっている。景品球払出装置は、払出制御基板
52からの出力信号に基づいて駆動制御されるようにな
っている。なお、電源スイッチ基板61に隣接して、情
報端子65が設けられている。該情報端子65からホー
ルコンピュータや外部のカウント表示装置等へ当該パチ
ンコ機における各種遊技情報(例えば本日の大当たり回
数、図柄の変動回数、出玉に関する情報等)が出力され
るようになっている。
【0063】主基板51、払出制御基板52をはじめと
する各種基板には、制御用のICパッケージが実装され
ている。ここで、図8に示すように、基板ボックス51
B内の主基板51に実装されるICパッケージ71は、
制御回路、制御手段を構成するICチップ72と、複数
本のリード73と、これらを封止する封止体74とによ
って構成されており、リード73が主基板51に対しハ
ンダ接合により実装されている(いわゆる直付けにより
設置されている)。本実施の形態では、このようにリー
ド73が主基板51に対し強固に固着されていること
で、ICパッケージ71が主基板51から取外し不能又
は困難となっており、ICパッケージ71(ICチップ
72)の取外し、交換による不正行為の抑制が図られて
いる。もちろん、主基板51に設けられた図示しないソ
ケット等の「中間部材」を介して装着される構成として
もよい。また、ハンダ以外の他の固着手段(例えばシリ
コン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や光硬化性樹
脂等)で固着してもよい。さらに、該固着手段を用いて
前記ハンダ部分を封入してもよい。
【0064】本実施の形態において、ICチップ72
は、リード73の大部分とともに封止体74にてパッケ
ージングされている。封止体74は透明なエポキシ樹脂
材料によって構成されている。これにより、ICチップ
72及びリード73は、外部から透視可能となってい
る。なお、リード73とICチップ72とはワイヤでボ
ンディングされることにより電気的な導通が可能となっ
ている。また、ICパッケージ71は、ZIP(Zig
−zag Inline Package)構造を有し
ている。すなわち、ICパッケージ71は、リード73
の引出面(リード73が外部に突出している面)が封止
体74の1側面であるいわゆる縦型タイプである。これ
により、封止体74が表裏両面から視認可能となってい
る。また特に、本実施の形態の封止体74は透明である
ため、その内部のICチップ72及びリード73につい
ても表裏両面から視認可能となっている。
【0065】また、特に、本実施の形態ではICパッケ
ージ71の周辺には、プリント配線等を除いて主基板5
1上にほぼ何も配設されていない。これにより、ICパ
ッケージ71をより一層視認しやすくなっている。この
場合、「制御回路、制御手段の周辺において、視認を阻
害する他部材の配設を規制したこと」が特徴点となる。
なお、ICパッケージ71の視認をより容易ならしめる
べく、照明手段、ミラー、或いはレンズ(いずれも図示
せず)等の「視認補助手段」を設けることとしてもよ
い。
【0066】さらに、上記ICパッケージ71に関して
は、ZIP構造の中でもリード73間のピッチが狭く、
かつ、特殊なSZIP(Shrink Zig−zag
Inline Package)構造が採用されてい
る。すなわち、上記SZIP構造におけるリード73間
のピッチは、例えば0.82mmに設定されている。
【0067】さて、図9は、ICチップ72の電気的構
成を示すブロック図である。同図に示すように、ICチ
ップ72には、中央処理装置(CPU)81を中心し
て、プログラムROM82、HWパラメータ83、ユー
ザワークRAM84、内部I/Oブロック85、I/O
ポート86等が備えられており、これらは互いにバス8
7によって接続されている。また、これらはバスモニタ
88を介して管理ブロック89に接続されている。
【0068】本実施の形態においてプログラムROM8
2は、光学的作用による書換不能であり、かつ、不揮発
性の記憶部であるEEPROM(Electrical
lyErasable and Programmab
le ROM)により構成され、ここに所定の制御プロ
グラムや初期データが予め記憶されている。CPU81
は、I/Oポート86を介して入力されてくる各種信号
等に基づき前記プログラムROM82の制御プログラム
等に従って各種演算処理を実行する。HWパラメータ8
3もEEPROMによって構成され、クロック等に関す
る各種設定事項等が記憶されている。ユーザワークRA
M84はCPU81による演算結果等の各種データを一
時的に記憶するようになっている。また、ユーザワーク
RAM84の所定の端子にはコンデンサが接続され、こ
れにより停電時等におけるデータバックアップが可能と
なっている。内部I/Oブロック85は、カウンタ・タ
イマ、割込みコントローラ及び高速HWカウンタ等の機
能ブロックにより構成されている。
【0069】さらに、バスモニタ88は、CPU81の
演算データ等を管理ブロック89へ出力する。併せて、
管理ブロック89は、独立記憶部を構成し、検査ポート
91並びにミラードRAM92、ステータスRAM93
及びID用RAM94等を備えている。検査ポート91
は書込みエラーやシーケンス異常等を検出可能となって
おり、ミラードRAM92はユーザワークRAM84の
データをミラーリング(複写)するものである。また、
ステータスRAM93には、HWパラメータ83の設定
事項等が書き込まれる。さらに、ID用RAM94に
は、ICチップ72固有の(パチンコ機固有の)データ
(IDデータ)としてのIDコードが書き込まれてい
る。IDコードには、メーカ側で設定されたIDコー
ド、機種に対応したIDコード等の遊技内容とは無関係
のデータが含まれる。
【0070】次に、基板ボックス51Bについて説明す
る。図5,6,7に示すように、前記主基板51が被包
されてなる基板ボックス51Bは、略箱状をなし、第1
被包部材としてのボックス本体101と、そのボックス
本体101に覆設される第2被包部材としてのボックス
蓋体102とを備えている。ここで、「被包」とあるの
は、主基板51を外部から遮断するべく、カバーするこ
と、覆うこと、被せ包むこと等を含んでおり、外部から
完全に遮断されている場合のみならず、部分的に露出し
ている場合をも含む趣旨である。また、基板ボックス5
1Bは、上記例のように2つの部材101,102で構
成される場合以外にも単一の部材によって構成されてい
てもよいし、3つ以上の部材によって構成されていても
よい。また、「被包」する材質は、破壊困難な剛体によ
り構成されていることが望ましいが、部分的に柔軟な素
材が含まれていたとしても差し支えない。
【0071】ボックス本体101には、前記主基板51
が固定されている。そして、該主基板51を覆うように
してボックス蓋体102が取着固定されている。より詳
しくは、ボックス本体101及びボックス蓋体102の
一側部には、相互に係合可能なヒンジ部としてのヒンジ
機構103が設けられており、該ヒンジ機構103にて
両者の係合及び位置合わせ等が行われるようになってい
る(図5,6参照)。上述したように、ボックス本体1
01及びボックス蓋体102は透明な樹脂材料により構
成されており、内部の主基板51、特に、ICパッケー
ジ71を容易に外部から視認できるようになっている。
【0072】また、ヒンジ機構103を除く部位におい
て基板ボックス51Bのほぼ四隅部近傍には、閉鎖維持
手段を構成する封印手段104が設けられている。図1
0に示すように、封印手段104は、ボックス本体10
1から外方へ突出するよう形成された本体側封印部10
5と、ボックス蓋体102から外方へ突出するよう形成
された蓋体側封印部106とを備えている。本体側封印
部105には上部の開口する凹部107が形成されてい
るとともに、その付け根部分において係合溝108が形
成されている。一方、蓋体側封印部106には前記凹部
107に対応するようにして段差部を有してなる透孔1
09が形成されているとともに、その付け根部分におい
て係合突起110が形成されている。但し、係合溝10
8及び係合突起110は、少なくとも前記凹部107の
直径よりも長く形成されている。
【0073】そして、ボックス本体101に主基板51
がセットされた状態でボックス蓋体102が接合され、
このとき係合溝108に係合突起110が係合されるこ
とで、凹部107及び透孔109がそれぞれ位置合わせ
される。さらに、この位置合わせ状態で、凹部107及
び透孔109内に接着剤が流し込まれ、その状態で樹脂
製の係止ピン111が凹部107及び透孔109に嵌め
込まれている。これにより、本体側封印部105と蓋体
側封印部106とが相互に固定され、基板ボックス51
Bが封印状態に維持されている。従って、このように一
旦封印されてしまうと、全数の封印手段104を破壊す
る(取り外す)ことなく開封することができないように
なっている。換言すれば、ボックス本体101からボッ
クス蓋体102を開封しようとした場合には、本体側封
印部105及び蓋体側封印部106の付け根の括れ部分
をニッパ等で切断(破断)しなければ、開封できないよ
うに構成されており、該切断に伴い、外観上の痕跡が残
るようになっている。そして、一旦開封された場合に
は、封印手段104を再度元の状態に復帰させることは
できず、封印手段104の全役割が終了するように構成
されている。すなわち、不正行為者が封印手段104に
よる封印を解除してICチップ72等の交換を行った場
合、その後、外観上の変更を伴わずして再度封印状態に
復帰させることができないよう構成されている。
【0074】なお、上述した係合溝108及び係合突起
110の存在により、段差が形成されることから、流動
状態にある接着剤が本体側封印部105及び蓋体側封印
部106の接合面を伝って基板ボックス51B内部の主
基板51側へ漏出するといった事態が防止されるように
なっている。
【0075】さて、上記例では、四隅部近傍に封印手段
104が設けられることとしているが、封印手段の数と
しては、各辺当たり多くとも2つとするのが望ましい。
かかる構成とすることで、封印手段が多くなってしまう
ことによる構造の複雑化をより確実に防止することがで
きる。但し、より確かな封印状態を維持するためには、
「封印手段は全体として少なくとも2つ設けられている
こと」が望ましい。また、本実施の形態の如く、一辺側
がヒンジ機構となっているような場合には、「封印手段
はヒンジ機構以外の辺に対応して設けられていること」
としてもよい。もちろん、ヒンジ機構の辺に相対する辺
にのみ封印手段を設けることとしてもよい。
【0076】図5及び図7において、主基板51の側部
(パチンコ機の裏面側から見て上部)には、接合端子を
構成する複数のソケット112が設けられており、該ソ
ケット112は前記ICパッケージ71内のICチップ
72のI/Oポート86と電気的に接続されている。各
ソケット112は、基板ボックス51Bから露出した状
態となっており、ここに、「他の装置」を構成する他の
基板(例えば図柄表示装置制御基板53、音声制御基板
54、ランプ制御基板55等)や各種外部装置(例えば
ソレノイドや検出スイッチ)等から延びるコネクタが接
続されている。但し、該ソケット112部分は、前述し
た保護カバー63で被覆されている(図4参照)。これ
により、タンク64等からの遊技球Bの落下等から、ソ
ケット112やコネクタが保護されるようになってい
る。また、ソケット112やコネクタが保護カバー63
で保護されていることから、検出スイッチと主基板51
との間、或いは、主基板51と図柄表示装置制御基板と
の間に、不正な基板をぶら下げて(「ぶら下げ基板」を
取付けて)、不当に特別遊技状態を発生させるといっ
た、いわゆる「ぶら下げ」と称される不正行為の抑制を
も図ることができるようになっている。
【0077】さらに、基板ボックス51Bの下端部に対
応して、通信端子を構成するモジュラージャック113
が設けられている。該モジュラージャック113は主基
板51に実装されており、前記ICパッケージ71内の
ICチップ72の管理ブロック89に対し主基板51上
のプリント配線、リード73等を介して電気的に接続さ
れている。モジュラージャック113は、基板ボックス
51Bの下方に向けて一端が露出した状態で開口してお
り、そこに図9に示すような外部確認装置を構成する外
部リーダ121のコネクタ122が差し込まれるように
なっている。かかる構成により、基板ボックス51Bに
は、モジュラージャック113が設けられることに伴う
開口が設けられることとなる。なお、本実施の形態にお
いて、モジュラージャック113は、ICパッケージ7
1の近傍に設けられており、これにより、検査時のノイ
ズの低減が図られている。
【0078】外部リーダ121は、本実施の形態におけ
るシステムに関して専用のものであって、その本体部分
は操作用のキー123及び表示部124を備えている。
また、本体部分からは先端に前記コネクタ122の設け
られてなるフレキシブルなコード125が延びており、
前記コネクタ122がモジュラージャック113に差し
込まれることで、外部リーダ121及び管理ブロック8
9間での通信が許容されるようになっている。例えば、
コネクタ122をモジュラージャック113に差し込ん
だ上で所定のキー操作を行うことで、ID用RAM94
に書き込まれたICチップ72固有のIDコードが読み
出され、それが表示部124に表示されるようになって
いる。また、例えばIDコードを入力した上で、さらに
所定のキー操作を行うことで、ミラードRAM92に書
き込まれたユーザワークRAM84のデータや、或い
は、ステータスRAM93に書き込まれたHWパラメー
タ83の設定事項等が読み出され、それらが表示部12
4に適宜表示されるようになっている。
【0079】また、万一ICパッケージ71やICチッ
プ72が不正に交換されたような場合には、(1)外部
リーダ121と管理ブロック89との間で通信そのもの
ができないこと、(2)また、仮に通信ができたとして
も、IDコードが表示されないこと、各種データや設定
事項を読み出すことができないこと等から、不正行為を
容易に発見することができるようになっている。特に、
上記(1)に関しては、外部リーダ121が、管理ブロ
ック89との間で通信可能か否かをテストできる一種の
テスタとしての役割が果たされることとなり、極めて簡
易に不正行為のチェックを行うことができる。
【0080】本実施の形態において、前記モジュラージ
ャック113は、パチンコ機の裏面側からみて基板ボッ
クス51Bの周辺部分、特に、下端部に設けられてお
り、上述した保護カバー63からはみ出した位置に存在
している。このため、保護カバー63や基板ボックス5
1Bを機構板から取り外したりすることなく、上記設置
状態のまま、コネクタ122を差し込んで外部リーダ1
21との間で通信を行うことができる。もちろん、この
ときには基板ボックス51Bを開封したりする必要がな
く、さらには、管理ブロック89の設けられてなるIC
パッケージ71(ICチップ72)を取り外す必要もな
い。この場合、「前記制御手段(制御回路)を制御基板
(回路基板)から取り外すことなく、前記事項を外部か
ら確認可能としたこと」、「前記制御手段(制御回路)
を遊技機から取り外すことなく、前記事項を外部から確
認可能としたこと」、「前記制御基板(回路基板)を遊
技機から取り外すことなく、前記事項を外部から確認可
能としたこと」、「前記被包部材を遊技機から取り外す
ことなく、前記事項を外部から確認可能としたこと」、
「前記被包部材の閉鎖状態を維持したまま、前記事項を
外部から確認可能としたこと」が特徴点となる。
【0081】また、パチンコ機の外周側にモジュラージ
ャック113が設けられているため、コネクタ122の
接続作業を行いやすくなるとともに、検査等の確認作業
に際し、コード125が邪魔になりにくいというメリッ
トもある。この場合、「通信端子を遊技機の外周側に設
けたこと」が特徴点となる。
【0082】なお、上記例では、いわゆる検査時におい
て、外部リーダ121のコネクタ122をモジュラージ
ャック113に差し込むように構成されている。すなわ
ち、ホール(遊技場)の非営業時において、電源が投入
されていない状態で検査が行われるようになっている
が、電源が投入された状態下であっても検査可能な構成
としてもよい。このように構成すれば、ホールの営業
中、特に、遊技中においても検査等を行うことができ
る。例えば、上記例におけるコネクタ122に代えて、
外部確認装置としてのホールコンピュータ側の端子を差
し込むことで通信(検査等の確認)を行うことができる
ような構成としてもよい。この場合、ホールコンピュー
タ側の端子は、常時モジュラージャック113に接続さ
れていることが好ましい。このような構成とすること
で、不正が行われたりしない限り、随時通信が可能とな
り、遊技中においても確認を行うことができるという点
でメリットがある。さらには、不正の検査のみならず、
ホールコンピュータ側で随時パチンコ機のデータ等を管
理できるというメリットもある。
【0083】なお、モジュラージャック113に常時外
部確認装置側の端子を接続したままにしておくような場
合には、モジュラージャック113を前枠2の回動軸側
(回動軸近傍)に設けることが望ましい。このように構
成すれば、前枠2が開かれる場合(ホール関係者が球詰
まり等を解消したり、パチンコ機内部を点検するために
前枠2を開放するような場合)に、配線が比較的短くて
済むとともに、配線の移動が少なくて済み、配線が邪魔
になってしまうといった事態を回避することができる。
【0084】かかる別例にもあるとおり、モジュラージ
ャック113は、必ずしも主基板51に(直接的に)実
装されている必要はない。つまり、主基板51以外の基
板ボックス51Bの所定部位に設けてもよいし(この場
合、主基板51及びモジュラージャック113間は、配
線等で通信可能となっている必要がある)、或いは、基
板ボックス51Bから離間した部位に設けてもよい。こ
の場合、「制御基板に対し間接的に設けたこと」が特徴
点となる。基板ボックス51Bから離間した部位として
は、上記別例の如く、前枠2の回動軸近傍を例示するこ
とができる。特に、図4のような配置例においては、払
出制御基板52や、電源スイッチ基板61に実装するこ
とが好ましい。特に、電源スイッチ基板61に設ける場
合には、該基板61からは元来少なくとも電源用の配線
が延びており、かかる配線に付随させて外部確認装置か
ら延びる配線をも付設することが可能となる。このた
め、別途配線が増えることによる不具合を抑制すること
ができるという点でメリットは大きい。しかも、電源ス
イッチ基板61は、元々主基板51に電気的に接続され
ているため、場合によっては別途の信号線を配設しなく
ても済むという効果もある。
【0085】また、モジュラージャック113は、その
開口部以外についてはボックス蓋体102及び周壁11
4で覆われている。このため、モジュラージャック11
3については上記保護カバー63で覆われてはいないも
のの、タンク64等から落下してくる遊技球Bやゴミ等
の異物が当たったり、入ったりしにくいようになってい
る。特に、モジュラージャック113は下端側に開口し
ているため、異物等が重力に逆らった動きをしない限り
開口部から侵入することはない。そのため、遊技球Bの
みならず、ゴミやホコリ等の異物の侵入による不具合を
も確実に回避できる。
【0086】ところで、モジュラージャック113の前
記開口部にシール部材や蓋部材、或いは檻状のリブ等を
設けておくこととしてもよい。或いは、開口部にスライ
ド、或いは開閉可能な可動窓部材を設けることとしても
よい。このように構成することで、開口部からの異物の
侵入をより一層確実に規制することができるとともに、
モジュラージャック113の主要部が経時的に劣化しに
くくなり、製造から長期間経過した場合でも、適切な検
査を実行することができる。また、この場合、検査に際
してはシール部材や蓋部材等を切断、剥離等によって取
り外すことで、或いは、窓部材を開くことで、検査を行
うことが可能となる。
【0087】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、基板ボックス51Bの下端部に対応して、ICパッ
ケージ71内のICチップ72の管理ブロック89に対
し電気的に接続されたモジュラージャック113を設け
ることとした。そして、検査に際しては、該モジュラー
ジャック113に対し外部リーダ121のコネクタ12
2が差し込まれることで、管理ブロック89及び外部リ
ーダ121間での通信が許容されうる。このため、万一
ICパッケージ71やICチップ72が不正に交換され
たような場合には、外部リーダ121と管理ブロック8
9との間で通信そのものができないこと等に基づいて、
不正行為が容易に発見される。かかる検査に際し、基板
ボックスの封印状態を解除した上でROM等を取り外し
て検査が行われていた従来技術とは異なり、基板ボック
ス51Bの封印状態を解除することなく、しかも基板ボ
ックス51Bが設置された状態のままで検査を行うこと
ができる。従って、検査に要する手間を著しく簡略化す
ることができ、容易に検査(確認)作業を行うことがで
きる。そのため、巧妙な不正に対してもその発見を非常
に容易なものとすることができ、結果として、間接的な
側面より不正の防止に大きく寄与し得るといえる。
【0088】また、基板ボックス51Bを開封しなくて
も検査できることから、検査等の確認を考慮した封印構
成を採用する必要がない。そのため、封印状態を解除し
にくい厳重な封印構成が採用されたとしても、検査に何
ら支障を来すことはなく、かかる点で不正の防止効果を
より高めることができる。しかも、封印状態で何度でも
検査できることから、確認回数を考慮した封印構成とし
なくてもよい。すなわち、従来では、検査等の確認回数
を見越した分に比例した数の封印手段を、予め基板ボッ
クスに設けておく必要があり、その分だけ基板ボックス
の構造が複雑なものとなってしまっていたのに対し、本
実施の形態では1回の開封のみを考慮しているだけであ
るため、構造の複雑化を招いてしまうことがない。その
結果、基板ボックス51Bの構造の簡素化を図ることが
できる。
【0089】さらに、検査が行われた後、異常のない主
基板51及び基板ボックス51Bを再度利用に供しよう
とした場合、再度封印を行ったり、基板ボックスを設置
し直したりといった作業を要しないため、かかる点にお
いても手間を簡略化することができ、結果として検査に
際しての作業性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0090】併せて、一旦封印状態が解除された場合に
は、封印手段104の全役割が終了し、外観上の変更を
伴わずして再度封印状態に復帰させることができない。
すなわち、一旦封印状態を解除した場合には、外観上の
変更が伴うため、解除された事実が痕跡、証拠として残
る。このため、不正行為の未然防止を図ることができる
とともに、万一不正行為によって封印状態の解除が行わ
れた場合には、それを容易に発見することができ、もっ
て間接的側面から不正行為を防止することができる。
【0091】さらに、ICパッケージ71を実装したま
ま外部から検査できることから、ICパッケージ71を
取外し不能又は困難とするよう構成したとしても確認に
支障が生じない。すなわち、本実施の形態の如く、IC
パッケージ71のリード73を主基板51に対しハンダ
接合により強固に固着することで、ICパッケージ71
が取り外されるという不正行為が抑制され、より一層の
不正防止に貢献できる。
【0092】なお、本実施の形態では、基板ボックス5
1Bを透明の樹脂素材により構成していること、並び
に、ZIPタイプのICパッケージ71としたこと、及
び、ICパッケージ71の封止体74を透明樹脂材料に
より構成していることから、パッケージ71を主基板5
1から剥離することなく表面側のみならず裏面側も視認
することができ、しかも、封止体74内部のICチップ
72をも容易に識別することができる。このため、外観
上明らかな不正行為を、上記検査を行うまでもなく容易
に発見することができ、さらなる不正行為の間接的な抑
制を図ることができる。
【0093】さらに、本実施の形態では、基板ボックス
51Bに対し、封印手段104が外方へ突出するように
して設けられ、本体側封印部105及び蓋体側封印部1
06の付け根の括れ部分をニッパ等で切断することによ
り、主基板51を破損させることなく開封することがで
きる。そのため、基板ボックス51B内部を詳細に確認
したい場合、例えば主基板51やICパッケージ71や
ICチップ72を直接視認することで検査する場合や、
主基板51やICパッケージ71やICチップ72をリ
サイクルに供するような場合や、主基板51やICパッ
ケージ71やICチップ72を基板ボックス51Bとは
区別して廃棄する場合等に有利となる。但し、基板ボッ
クス51Bが開封されるのを極力防止して不正行為をよ
り確実に抑制するといった観点から、ニッパ等で切断さ
れることで開封可能となるような封印手段104を設け
ることなく、開封不能又は著しく困難となるように基板
ボックス51Bをほぼ完全に閉鎖状態としてもよい。
【0094】尚、上述した実施の形態の記載内容に限定
されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0095】(a)上記実施の形態では、本体側封印部
105の凹部107及び蓋体側封印部106の透孔10
9内に接着剤が流し込まれ、その状態で係止ピン111
が嵌め込まれることにより、基板ボックス51Bが封印
状態に保持されることとなっているが、他の封印構成を
採用しても何ら差し支えない。但し、上述したように検
査等に際しては封印状態を解除する必要がないため、そ
の封印構造は、容易に封印が解除されるものよりは、開
封が困難なように構成されていることが望ましい。
【0096】例えば図11(a)に示す例では、本体側
封印部131及び蓋体側封印部132が共に位置合わせ
された状態で、樹脂封止体133にて封止された基板ボ
ックスが図示されている。また、図11(b)に示す例
では、本体側封印部134及び蓋体側封印部135に、
それぞれ透孔136,137を形成するとともに、量透
孔136,137を位置合わせした状態で、樹脂封止体
138にて封止された基板ボックスが示されている。特
に後者の例では、透孔136,137内にまで樹脂封止
体138の樹脂が回り込むため、より確実に封印状態を
確保することができる。もちろん、従来技術で説明した
ような特殊ネジ等の封印具を用いて接合固定したりして
もよい。さらに、上記例においては、樹脂製の係止ピン
111を凹部107及び透孔109に嵌め込むといった
構成を採用しているが、該係止ピン111を省略して、
接着剤又は流動状態にある硬化性樹脂を凹部107及び
透孔109に流し込む構成としてもよい。併せて、完全
な封印状態としなくても、ボックス本体及びボックス蓋
体を略閉鎖状態に維持できるものであれば、ボックス本
体及びボックス蓋体間を接着剤やねじ等で固定したりし
てもよい。
【0097】(b)上記実施の形態では、主基板51の
基板ボックス51Bは、保護カバー63の下方におい
て、上部のソケット112部分が保護カバー63で覆わ
れるよう横長に配置する構成を採用しているが、図12
に示すように、基板ボックス51Bを、保護カバー63
の側方において、側部のソケット112部分が保護カバ
ー63で覆われるよう縦長に配置する構成を採用しても
よい。また、同図に示しように、モジュラージャック1
13が側方(図の左側方)に開口するよう配置してもよ
い。このように構成することで、図13に示すように、
非検査時には、モジュラージャック113の開口部に相
対した近傍部位に外枠1が位置することとなるため、外
枠1によってモジュラージャック113の開口部が保護
されることとなり、異物が入りにくいという作用効果が
より一層確実なものとなる。なお、同図に示す例ではモ
ジュラージャック113の開口部を外枠1の近傍に位置
せしめることとしているが、他の構成部材(例えば外枠
1や前枠2から突出する図示しないリブ等)の近傍に配
置せしめ、モジュラージャック113の開口部を保護す
ることとしてもよい。
【0098】また、図12,13に示す例では、モジュ
ラージャック113は、パチンコ機の裏面から見て左側
に設けられている。ここで、各種検査が行われるに際し
てはパチンコ機の裏面から見て右側を回動軸として前枠
2が開かれるため、モジュラージャック113は、回動
ストロークの最も多い部分、つまり、前枠2開成時に、
パチンコ機の表側から見て最も近い側に設けられること
となる。このため、位置という観点から見れば、モジュ
ラージャック113に対し外部リーダ121のコネクタ
122を差し込むという作業をより行いやすくすること
ができる。
【0099】(c)さらに、図14(a),(b)に示
すように、基板ボックス51Bを、上記実施の形態と同
様、保護カバー63の下部において横長に配置するとと
もに、モジュラージャック113の位置をパチンコ機の
裏面から見て側部に設けることとしてもよい。このよう
に構成しても、モジュラージャック113に対し外部リ
ーダ121のコネクタ122を差し込むという作業をよ
り行いやすくすることができる。
【0100】(d)上記各例では、モジュラージャック
113の開口部が略箱状をなす基板ボックス51Bの側
壁部に対応して設けられる構成が主流となっているが、
例えば図15(a),(b)に示すように、モジュラー
ジャック113の開口部を基板ボックス51Bの天壁部
に対応して設けることとしてもよい。なお、同図の例で
は、モジュラージャック113内部は、周壁115で囲
われることとなるため、異物等の侵入からの十分な保護
を図ることができる。また、同図において周壁115は
テーパ状をなし、外部リーダ121側の端子122の接
続時においては、該端子122が周壁115に沿って円
滑に案内されるため、接続作業が容易かつ円滑に行われ
ることとなる。また、万一周壁115部分に遊技球Bが
入り込んだとしても、テーパ面の存在によって、遊技球
Bを確実に落下させることができる。なお、天壁部に対
応してモジュラージャック113を設ける場合、図15
のように周辺部分ではなく、中央部分又はその近傍に対
応して設けることとしてもよい。
【0101】(e)通信端子を構成するものとしてモジ
ュラージャック113以外の端子(例えばピン受端子)
等を採用してもよい。また、ICチップ72と外部確認
装置との間で所定の端子を介して非接触状態で通信を行
うことができるような構成としてもよい。例えば、主基
板51に、アンテナを配設しておき、管理ブロック89
及び無線通信可能な図示しない外部確認装置間で前記ア
ンテナを介して送受信できるような構成が考えられる。
かかる構成とすることで、確認時にコネクタの接続作業
を行う必要がなく、しかも基板ボックスにモジュラージ
ャック等の開口を必要とする部材を設ける必要がない。
【0102】(f)基板ボックス51Bは必ずしも透明
樹脂素材により構成されていなくてもよい。従って、例
えば金属により構成されていてもよい。但し、この場合
には、内部構造を視認できるよう、除き窓等が設けられ
ているのが望ましい。
【0103】(g)上記実施の形態では主基板51に対
しICチップ72を内包したICパッケージ71を実装
する構成を採用しているが、パッケージングを施すこと
なくCPU、ROM等を基板に設けることとしてもよ
い。また、ICパッケージ71を採用する場合であって
も、封止体74を透明でない例えば黒色の樹脂材料によ
り構成してもよい。また、上記実施の形態ではZIPタ
イプ等の縦型のICパッケージ71を採用しているが、
他のいかなるタイプをも適用することができる。例え
ば、上記ZIP構造と同様にリード引出面が1側面のタ
イプ(縦型)としては、他にもSIP(Single
Inline Package)等を挙げることができ
る。また、リード突出面が2側面のタイプとしては上記
DIP(Dual Inline Package)タ
イプ(SDIP(Shrink DIP)を含む)を例
示することができる。
【0104】なお、これらは、いずれもソケットを介し
て基板に実装される挿入型である。これに対し、面実装
型のタイプを適用してもよい。面実装型としては、第1
にリード突出面が2側面のタイプとして、SOP(Sm
all Outline Package)タイプ(S
SOP(Shrink SOP)を含む)、TSOP
(Thin Small Outline Packa
ge)タイプ、SOJ(Small Outline
J−leaded Package)タイプ等を例示す
ることができ、第2にリード突出面が4側面のタイプと
して、QFP(Quad Flat Package)
タイプ、TQFP(Thin QuadFlat Pa
ckage)タイプ、QFJ(Quad Flat J
−leaded Package)タイプ等を例示する
ことができる。また、BGA(Ball Grid A
rray)タイプであってもよい。
【0105】(h)本発明は、上記実施の形態とは異な
るタイプのパチンコ機等にも適用できる。例えば、大当
たり図柄が表示された後に所定の領域に遊技球を入賞さ
せることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ
機として実施してもよい。また、表示装置19のないパ
チンコ機(例えば大羽根やクルーンといった役物が搭載
されているタイプや、いわゆる多くのチューリップが搭
載されているタイプ等)にも応用できる。また、パチン
コ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン等の各
種遊技機として実施することも可能である。なお、スロ
ットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ライン
を決定させた状態で操作レバーを操作することにより図
柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図
柄が停止されて確定される周知のものである。この場
合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げら
れる。
【0106】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、遊技球打出用のハンドルを備えていな
いものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操
作)に基づく、所定量の遊技球の投入の後、例えば操作
レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えば
ストップボタンの操作に起因して或いは所定時間経過す
ることにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定
図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件とし
て遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者
には、下部の受皿に多量の遊技球が払い出されるもので
ある。
【0107】(i)上記実施の形態では、主基板51及
び主基板51用の基板ボックス51Bを代表例として説
明しているが、このような構成を払出制御基板52、図
柄表示装置制御基板53、音声制御基板54、ランプ制
御基板55、発射制御基板56等の他の基板及び各基板
ボックスについても同様に適用してもよい。
【0108】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
制御手段を被包した状態で閉鎖状態に維持される被包部
材を備えた遊技機において、構造の複雑化を招くことな
く、確認に要する手間を簡略化することができ、かつ、
不正防止を図ることができるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図
である。
【図2】パチンコ機の遊技盤等を示す正面図である。
【図3】制御装置等への電源供給の流れ等を示す一種の
ブロック図である。
【図4】各種基板及び基板ボックス等を説明するための
パチンコ機の背面図である。
【図5】パチンコ機の背面側に取付けられた主基板の被
包されてなる基板ボックスを示す正面図である。
【図6】パチンコ機の背面側に装着されている基板ボッ
クスを下面側から見た状態を示す図である。
【図7】基板ボックスの断面図である。
【図8】ICパッケージを示す斜視図である。
【図9】ICチップの電気的構成等を説明するブロック
図である。
【図10】封印手段を拡大して示す部分断面図である。
【図11】別の実施の形態における封印手段を拡大して
示す部分断面図である。
【図12】別の実施の形態における基板ボックスの配置
状態等を説明するためのパチンコ機の背面図である。
【図13】別の実施の形態におけるパチンコ機の模式的
な断面図である。
【図14】別の実施の形態において、(a)は基板ボッ
クスを下面側から見た状態を示す図であり、(b)は基
板ボックスの正面図である。
【図15】別の実施の形態において、(a)は基板ボッ
クスを下面側から見た状態を示す図であり、(b)は基
板ボックスの正面図である。
【符号の説明】
3…遊技盤、50…制御装置、51…主基板、52…払
出制御基板、53…図柄表示装置制御基板、54…音声
制御基板、55…ランプ制御基板、56…発射制御基
板、51B,52B,56B…基板ボックス、61…電
源スイッチ基板、62…電源分配基板、63…保護部材
としての保護カバー、71…ICパッケージ、72…I
Cチップ、73…リード、74…封止体、81…中央処
理装置(CPU)、82…プログラムROM、83…ユ
ーザワークRAM、89…独立記憶部を構成する管理ブ
ロック、101…ボックス本体、102…ボックス蓋
体、104…開封維持手段を構成する封印手段、112
…ソケット、113…通信端子を構成するモジュラージ
ャック、121…外部確認装置としての外部リーダ、1
22…コネクタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の制御を司る制御手段を被包した状
    態で略閉鎖状態にて維持される被包部材を備えた遊技機
    において、 前記略閉鎖状態を維持したまま前記制御手段に予め記憶
    された事項の確認を行うことができるよう構成するとと
    もに、一旦前記略閉鎖状態が解除された場合には外観上
    の変更を伴わずして再度前記略閉鎖状態に復帰させるこ
    とができないよう構成したことを特徴とする遊技機。
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