JP2590684Y2 - ケース - Google Patents

ケース

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JP2590684Y2
JP2590684Y2 JP1993001792U JP179293U JP2590684Y2 JP 2590684 Y2 JP2590684 Y2 JP 2590684Y2 JP 1993001792 U JP1993001792 U JP 1993001792U JP 179293 U JP179293 U JP 179293U JP 2590684 Y2 JP2590684 Y2 JP 2590684Y2
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JP
Japan
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case
lid
dcc
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JP1993001792U
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JPH0659292U (ja
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俊政 松岡
晋 林
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アイワ株式会社
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばDCC(デジ
タル・コンパクト・カセット)等のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】図4Aは、従来のアナログ式のコンパク
ト・カセット50を示す斜視図である。同図において、
50はアナログ式のコンパクトカセットであり、このコ
ンパクトカセット50内にはテープ51が一対のリール
52に巻かれている。また、コンパクトカセット50に
は、テープ51を露出させるための透孔53が形成され
ている。
【0003】図4Bは、従来のコンパクト・カセット5
0を収納するケース80を示す斜視図である。同図にお
いて、80はコンパクト・カセット50のケースであ
り、このケース80はケース本体81と蓋82とからな
る。蓋82の一端には、軸83が形成されている。この
軸83は、ケース本体81の孔(図示せず)に嵌入され
て蓋82を回転可能に配している。そして、蓋82は、
ケース本体81に対して軸83を支点に回転する。
【0004】また、蓋82には、コンパクト・カセット
50がケース本体81に収納された状態においてコンパ
クト・カセット50のリール52に対応する部位にスト
ッパ84がそれぞれ形成されている。そして、コンパク
ト・カセット50がケース80に収納された状態、つま
りコンパクト・カセット50がケース本体81に収納さ
れて蓋82を閉じた状態においてリール52が蓋82の
ストッパ84に係合してリール52の回転を規制してい
る。そのため、コンパクト・カセット50の収納時にテ
ープ51がたるまない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、DCC(デ
ジタル・コンパクト・カセット)が提案されている。図
3はDCC40を示す斜視図である。同図において、4
0はDCCであり、このDCC40にはテープ41を巻
いた一対のリール42(図3では破線で示す)が回転可
能に配されている。
【0006】また、DCC40には、その一端側にシャ
ッター43がスライド可能に配されている。このシャッ
ター43には、リール42の回転を規制するためのスト
ッパ(図示せず)が形成されている。なお、このシャッ
ター43は、DCC40を図示しないDCCデッキに装
着することによってスライドする。そして、このシャッ
ター43に形成された図示しないストッパとリール42
との係合が解除されることによってリール42が回転で
きる。
【0007】そのため、DCC40を収納するケースに
は、シャッター43にリール42の回転を規制するスト
ッパ(図示せず)が形成されているので、図4Bに示し
たアナログ用のコンパクトカセット50を収納するケー
ス80と異なり、DCC40をケースに収納した際のリ
ール42の回転を規制(テープ41のたるみを防止)す
るストッパをケースに形成する必要がない。従って、D
CC40をケース内でスライドさせて取出すように構成
することができる。
【0008】そこで、この考案は、ケースより例えばD
CCの取出しを容易にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1記載の考案においては、収納物を収納する
ケース本体と、このケースに設けられた回転軸を支点と
して回転可能に配された蓋と、一端部がケース本体に固
定され、他端部が蓋に固定された押圧部材である紐状体
とを有し、収納物の側面の一部に紐状体が当接した状態
で収納物がケース本体に収納され、収納物をケース本体
から取り出すときには、蓋の開動作に連動した紐状体に
よって、収納物が上記ケース本体より押し出されるよう
になされたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の考案では、蓋3を開放すると、
この開動作に連動してケース本体2に収納された例えば
収納物であるDCC40が紐状体5によって押圧され
る。紐状体5に押圧されたDCC40はケース本体2内
をスライドしてケース本体2外に飛び出すので、DCC
40の取出しが容易になる。また、紐状体5の一端部を
ケース本体2に固定し、他端部を蓋3に固定しているの
で、紐状体5に加わる力が分散され、ケース本体2ある
いは蓋3に一方的に負荷が集中することをなくしてケー
ス本体2あるいは蓋3の過負荷による破損等を確実に防
止することができる。さらに、紐状体5の引き出される
量を調整することによって、DCC40の押し出し量を
多くしたり、少なくしたりすることができ、DCC40
の取出しを容易にできる。
【0011】
【実施例】以下、図1,図2を参照しながら、この考案
の一実施例について説明する。本例のケースは図3に示
したDCC40を収納するものである。また、本例のケ
ース1は、DCC40をケース1の長手方向にスライド
させて取出すものである。なお、図1はケース1の閉状
態を示す斜視図である。
【0012】同図において、1はDCC40を収納する
ケースであり、このケース1はケース本体2と蓋3とか
らなる。ケース本体2は、図2に示すように、その上方
が開放されると共に、一端側に出入口Pが形成されてい
る。つまり、ケース本体2は、底板2aと3片の側板2
b〜2dより一体形成されている。
【0013】蓋3は、底板2aより若干大きい天板3a
とそのケース本体2の側板2bと当接する側板3bが形
成されている。また、蓋3の側板3bは、蓋3の閉状態
における位置決めを確実にするものである。
【0014】また、蓋3には、図1の破線に示すよう
に、蓋3の閉状態におけるケース本体2の出入口Pに対
応する部位にストッパ4が形成されている。このストッ
パ4は、蓋3の側板3bと一体的に形成されている。な
お、ストッパ4は、ケース1よりDCC40を取出す際
に、DCC40と衝突しないように設定されている。
【0015】6は軸(回転軸)であり、この軸6は蓋3
のケース本体2の側板2bと2dとの連接部分に対応す
る部位に固定されている。また、軸6は、ケース本体2
の孔(図示せず)に嵌入されてケース本体2に対して回
転可能に配されている。そして、蓋3は、ケース本体2
に対して軸6を支点に回転する。
【0016】なお、蓋3とケース本体2との適宜部位に
蓋3が簡単に開放しないように構成された図示しない係
止部が形成されている。そして、この係止部は指で蓋3
を回転させることによって、蓋3とケース本体2との係
止が解除されると共に、DCC40をケース1に収納す
る際に蓋3とケース本体2とが係止する。
【0017】この例では、蓋3とケース本体2との出入
口P側には、押圧部材である平たい形状の紐状体5が配
されている。つまり、紐状体5は、その一端が蓋3の側
板3bの出入口P側に、他端がケース本体2の側板2c
の出入口P側に夫々取り付け固定されている(図2B参
照)。
【0018】そして、紐状体5の長さは、図2Aの破線
に示すように、DCC40がケース1に収納できるよう
に設定されている。また、紐状体5は、収納時における
DCC40の側面に当接するように配されている。な
お、紐状体5の形状は、平たい形状に限定されるもので
はない。
【0019】また、ケース本体2には、図2Bに示すよ
うに、蓋3の紐状体5の固定部位に対応する側板2bの
部位に切欠部2eが形成されている。そして、ケース本
体2よりDCC40を取出す際に、紐状体5が側板2b
の切欠部2eに接触しながら引出される。
【0020】ケース1に収納されたDCC40(図2で
は2点鎖線で示す)をケース1より取出すには、軸6を
支点として蓋3を反時計方向(図2Aの矢印参照)に回
転させる。蓋3の回転によってストッパ4が反時計方向
に回転してケース本体2の出入口Pより離間するので、
ストッパ4とDCC40との係止が解除される。
【0021】また、この蓋3の開動作に連動して蓋3に
固定された紐状体5がケース本体2の切欠部2eに接触
しながら引出される。紐状体5が引出されると、図2B
に示すように、この紐状体5によってDCC40が押圧
されて出入口P側に押し出される。
【0022】DCC40をケース1に収納するには、蓋
3のストッパ4がケース本体2の出入口Pに対向しない
状態、例えば図2Bの状態にしてDCC40をケース本
体2の出入口Pに沿って挿入する。すると、DCC40
が紐状体5に当接する。さらに、DCC40を挿入する
と、紐状体5はDCC40に押圧されてケース本体2内
に押し込められる。蓋3は、紐状体5の移動によって時
計方向(図2Bの矢印の逆方向)に回転する。
【0023】そして、DCC40がケース本体2内に収
納されると、蓋3が自動的に閉状態(図2Aに示す状
態)となる。なお、この閉状態では、蓋3のストッパ4
がDCC40に対向してDCC40を係止するので、D
CC40がケース1より抜け落ちない。
【0024】本例によれば、蓋3の開動作に連動して紐
状体5が引出されてケース1に収納されたDCC40を
押圧するので、紐状体5の引出される量(蓋3の開放)
を調整することによってDCC40の押し出し量(飛び
出し量)を多くすることができ、DCC40の取出しを
容易にできる。また、紐状体5の一端部をケース本体2
に固定し、他端部を蓋3に固定しているので、紐状体5
に加わる力が分散され、ケース本体2あるいは蓋3に一
方的に負荷が集中することをなくしてケース本体2ある
いは蓋3の過負荷による破損等を確実に防止することが
できる。さらに、紐状体5の引き出される量を調整する
ことによって、DCC40の押し出し量を多くしたり、
少なくしたりすることができ、DCC40の取出しを容
易にできる。
【0025】押圧部材である紐状体5の取り付け位置は
図示の例に限られるものではなく、例えば出入口Pより
も内側の側板2c中央部に固定することもできる。同様
に、側板3bの中央部に切欠部2eを形成し、ここに紐
状体5の一端を固定するようにしてもよい。
【0026】さらに、上述実施例においては、ケース1
に収納する収納物をDCC40とした例を示したが、収
納物はこれに限定されるものではない。
【0027】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
収納物をケース本体より押し出すための押圧部材として
紐状体が用いられており、この紐状体がケース本体内部
に収納された収納物の側面に当接するように設けられ、
この紐状体の引き出される量(蓋の開放角)を調整する
ことによって、従来の押圧部材を用いたケースよりもケ
ース本体から収納物が飛び出す量が多くすることができ
る。このため、ケースに邪魔されることなく収納物がつ
かみ易くなり、ケース本体から収納物が取り出し易くで
きる。また、紐状体の一端部をケース本体に固定し、他
端部を蓋に固定しているので、紐状体に加わる力が分散
され、ケース本体あるいは蓋に一方的に負荷が集中する
ことをなくしてケース本体あるいは蓋の過負荷による破
損等を確実に防止することができる。さらに、紐状体の
引き出される量を調整することによって、収納物の押し
出し量を多くしたり、少なくしたりすることができ、収
納物の取出しを容易にできる。
【0028】しかも、この紐状体は安価であるため、従
来の押圧部材を用いるのに比べてケース全体のコストダ
ウンを達成することもできる。
【0029】また、この紐状体は帯状に形成することに
よって、収納物をケースから押し出す際、紐状体に作用
する押圧力を分散させることができるため、ケースの開
閉動作が何度行われてもこの紐状体は切れることのない
充分な耐力を得ることができます。これによって、ケー
スから収納物が取り出し易くなるという顕著な効果を長
期間にわたって安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】実施例の動作を示す図である。
【図3】DCCの斜視図である。
【図4】コンパクトカセットおよびそのケースの斜視図
である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ケース本体 3 蓋 4 ストッパ 5 紐状体 6 軸 40 DCC P 出入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 85/575

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納物を収納するケース本体と、 このケースに設けられた回転軸を支点として回転可能に
    配された蓋と、 一端部が上記ケース本体に固定され、他端部が上記蓋に
    固定された押圧部材である紐状体とを有し、 上記収納物の側面の一部に上記紐状体が当接した状態で
    上記収納物が上記ケース本体に収納され、上記収納物を
    上記ケース本体から取り出すときには、上記蓋の開動作
    に連動した上記紐状体によって、上記収納物が上記ケー
    ス本体より押し出されるようになされたことを特徴とす
    るケース。
JP1993001792U 1993-01-27 1993-01-27 ケース Expired - Lifetime JP2590684Y2 (ja)

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JP1993001792U JP2590684Y2 (ja) 1993-01-27 1993-01-27 ケース

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JPH0659292U JPH0659292U (ja) 1994-08-16
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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57195757U (ja) * 1981-06-08 1982-12-11
DE3215721A1 (de) * 1982-04-28 1983-11-03 IDN Inventions and Development of Novelties AG, 7002 Chur Magnetbandkassettenbehaelter
JPS60171823U (ja) * 1984-04-24 1985-11-14 共同印刷株式会社 物品収納ケ−ス
JPS61138164U (ja) * 1985-02-18 1986-08-27

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JPH0659292U (ja) 1994-08-16

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