JPH0532468Y2 - - Google Patents

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JPH0532468Y2
JPH0532468Y2 JP9503587U JP9503587U JPH0532468Y2 JP H0532468 Y2 JPH0532468 Y2 JP H0532468Y2 JP 9503587 U JP9503587 U JP 9503587U JP 9503587 U JP9503587 U JP 9503587U JP H0532468 Y2 JPH0532468 Y2 JP H0532468Y2
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side wall
tape cartridge
recess
lid
case
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、テープ保護用の前蓋を備えたテー
プカートリツジを収納するための収納ケースに係
り、前蓋のロツク手段に悪影響を及ぼさないよう
にしたものである。
〔従来の技術〕
従来、小型のビデオ用テープカートリツジとし
て、例えば、第5図に示すごときものがある。こ
れは、ビデオカメラ等に使用されるVHS−C型
のものであり、本体ケース1の前面側にテープ保
護用の前蓋6を横軸7まわりに開閉回転自在に枢
着するとともに、その前蓋6を閉じ状態にロツク
する機構が備えられている。
そのロツク機構は、第7図に示すようにロツク
部材10が本体ケース1の側壁9の内面に配置さ
れ、該ロツク部材10の先端に持つロツク爪13
を前蓋6の側片6bの内面に設けた凹部21に係
合することにより前蓋6を閉じ状態に保持するも
のとなつている。そして、ビデオカメラ等に装填
した場合、ロツク部材10はロツク爪13が前蓋
6の凹部21から外れるアンロツク位置に移動す
るようにビデオカメラ側の解除部材で該ロツク部
材10をケース外方から押して前蓋6を開き可能
にする必要上、ビデオカメラ側の解除部材が押圧
される解除突起14をロツク部材10に設けてな
るが、問題はこの解除突起14が本体ケース1の
側壁9に設けた開口部16からケース外方へ突出
している点である。
この種のテープカートリツジは、例えば第2図
に示す形態の収納ケース23に収納して保管する
ことが考えられる。この収納ケース23は身24
と、これに開閉自在に枢着した蓋25とからなつ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記のような従来形態の収納ケース
23は小型コンパクト化を図るために、またテー
プカートリツジAがその内部でがたつくことのな
いように、テープカートリツジAの外形に合わ
せ、かつその外形寸法一杯に設定されている。そ
のため、この収納ケース23に、解除突起14が
側壁9の外方へ突出しているテープカートリツジ
Aを収納すると、第7図に示すように解除突起1
4が蓋25の内壁に接当し荷重を受けて本体ケー
ス1の内方に押し込まれたままの状態になる。
このため、収納ケース23への収納状態が長期
にわたる場合ロツク部材10をロツク位置方向に
常に移動付勢するばね部材22の疲労が早まり、
ロツク機能の低下や故障を来す原因になる。とく
に、プラスチツク製のロツク部材10に一体成形
ばねを形成するものにありてはクリープ現象が顕
著に現れる不具合が生じていた。
そこで、この考案は、上記のような、前蓋ロツ
ク部材10の解除突起14が側壁9の外方へ出没
自在に突出したテープカートリツジAが収納され
る身24と蓋25からなる収納ケース23におい
て、その小型コンパクト化を確保したうえで、前
蓋ロツク部材10のクリープ変形やばね部材の疲
労防止を図ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記形態のテープカートリツジA
が収納される蓋25の側壁34又は身24の側壁
27の内面に凹部37を設けるとともに、位置規
制リブ38を側壁34又は27の内面から突設し
ておく。かくして、テープカートリツジAの収納
状態において解除突起14を凹部37に臨ませる
とともに、解除突起14の突出する側壁9を位置
規制リブ38に接当規制させるようにすることに
より、テープカートリツジAが解除突起14の出
没方向と同一方向にがたつくことなく、また解除
突起14が側壁34又は27の内面で荷重を受け
ることのないようにしたものである。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本考案に係るテープカー
トリツジの一実施例を示している。
第1図はテープカートリツジAを収納ケース2
3に収納した状態で示しており、テープカートリ
ツジAは、この本体ケースの内部左右にテープ2
が巻かれるリール3,4を回転自在に配置してあ
る。テープ2は一方のリール3からケース前面側
のテープローデイング用のポケツト5に繰り出さ
れて他方のリール4に巻き取られる。
第5図において、本体ケース1の前面側には、
不使用時に、前記ポケツト5に導出されたテープ
2の前面側を覆つて保護するための前蓋6が開閉
回転自在に枢着されている。前蓋6は本体ケース
1に横軸7,7を介して枢着し、該軸7まわりに
前蓋6が本体ケース1の前面を覆う閉じ位置と、
上方に開く位置とにわたつて回転自在である。片
方の横軸7にはコイルばね8を装填して前蓋6が
常に閉じ方向に回転付勢されている。前蓋6の一
側片6bの内面側には後述するロツク爪13が係
脱する凹部21を設けている。
第2図において、上下ケース1a,1bの左右
一方の側壁9の下部には切欠部9aを形成し、こ
の切欠部9aから巻取側のリール4の下フランジ
4aの円周ギヤ4bの一部を露出させて、ビデオ
カメラ等に装填したときビデオカメラ側のギヤが
前記ギヤ4bに噛合できるようにしている。
第1図および第5図において、側壁9の内面側
には、前蓋6を閉じ姿勢に保持するためのロツク
部材10が側壁9の前後方向中央箇所より前方の
狭隘なスペース内に納められている。
そのロツク部材10はプラスチツク成形品であ
り、平たい四角形板からなる基部11と、この基
部11の前端から前方へ延設した撓み可能な腕部
12とからなり、腕部12の先端にロツク爪13
を外向きに突設し、基部11の外面側に角錐状の
解除突起14を突設してなる。ロツク部材10は
上ケース1aの側壁9の内面に沿うべく組み込
み、解除突起14を該側壁9の開口部16から突
出させるとともに、ロツク爪13を前蓋6の凹部
21に係合させる。ロツク部材10はばね部材2
2の力で常に側壁9の内面に沿うよう付勢して解
除突起14の突出状態およびロツク爪13の係合
状態、すなわちロツク位置(第1図参照)に移動
付勢する。
いま、ビデオカメラ等に装填し、ビデオカメラ
側の解除操作部材で解除突起14をケース内方へ
押圧すると、ロツク部材10が側壁9の内面から
離れる方向へ平行移動し、ロツク爪13が前蓋6
の凹部21から外される。また、解除操作部材に
よる押圧力が解かれると、ロツク部材10はばね
部材22により側壁9の内面に沿う元のロツク位
置にまで押し返されてロツク爪13が前蓋6の凹
部21に係合し、解除突起14が開口部16から
突出する。
第2図は上記形態のテープカートリツジAを収
納するための収納ケース23を示している。
この収納ケース23は、プラスチツク製の身2
4と、これに軸31まわりに回動自在に枢着され
た蓋25とからなる。身24は矩形の底壁26の
左右側端および前側端から左右側壁27,27お
よび前側壁28を立設してなる。該底壁26の内
面上の中央部より一側壁27寄り箇所には、この
上にテープカートリツジAをのせたときその一方
のリール3の下端面の軸穴3aに嵌合してそのリ
ール3の回り止めを図るためのボス29が突設さ
れ、また底壁26と他側壁27の交わる人隅部に
は他方のリール4のギヤ4bの一部に係合してそ
のリール4の回り止めを図るための係止リブ30
が設けられている。
蓋25は、矩形の上壁32の内面後部にテープ
カートリツジAが前方から抜き差し可能に差し込
まれるポケツト40を有し、このポケツト40の
左右側壁34,34が身24の左右側壁27,2
7の後端の内側にはめ込まれて、側壁34または
側壁27の一方から突設した枢軸31を他方に設
けた軸孔36に嵌入することにより、蓋25が身
24に対し枢軸31まわりに開閉回動自在に枢着
される。
第3図および第4図において、蓋25のポケツ
ト40にテープカートリツジAを挿入した状態
で、テープカートリツジAの側壁9から突出する
解除突起14が側壁34に接当して内方に押し込
まれることのないように、該側壁34の内面に解
除突起14の臨む凹部37を形成するとともに、
側壁9に接当する位置規制リブ38を側壁34の
内面の前記凹部37の上縁側から突設してある。
第4図において、凹部37の内底面から位置規
制リブ38の突出端38aまでの高さHは、解除
突起14の側壁9の外面からの突出量と等しい
か、もしくはそれよりも僅かに大きい寸法に設定
してあるので、テープカートリツジAの収納状態
においてその側壁9が位置規制リブ38に接当規
制され、テープカートリツジAは解除突起14の
出没方向と同一方向にがたつくことなく納められ
るとともに、解除突起14が荷重を加えられるこ
となく凹部37内に納められる。
上記凹部37はこの前後方向長さが側壁34の
前端34aに至るまで、またその上下幅が前方拡
開状になるように形成することにより、テープカ
ートリツジAはポケツト40に前方から真つ直ぐ
に差し込めるだけでなく、その斜め下方からも差
し込むことができて便利である。
〔別実施例〕
上記実施例においては、身24の側壁27が蓋
25の側壁34の外側に重なり合う形態の収納ケ
ースを前提としてあるが、これに代えて、第6図
に示すように、それとは反対に身24の側壁27
が蓋25の側壁34の内側に重なり合う形態の収
納ケースにおいては、上記凹部37および位置規
制リブ38は身24の側壁27の内面に設ければ
よい。
また、位置規制リブ38は、凹部37とは切り
離して凹部37が設けられない身24の側壁27
又は蓋25の側壁34に設けてもよい。
〔考案の効果〕
この考案の収納ケースによれば、テープカート
リツジAを収納した状態において、解除突起14
が凹部37内に臨むとともに、解除突起14を突
出する側壁9が位置規制リブ38に接当するもの
としたので、ロツク部材10が荷重を加えられる
ことなく収納され、ロツク部材10のクリープ変
形やばね部材22の疲労を防止できるに至つた。
また、解除突起14が、凹部37と位置規制リ
ブ38の組み合わせでもつて側壁34又は側壁2
7の内面に接当しないようにしてあることによ
り、位置規制リブ38の突出高さをできる限り低
くでき、また凹部37の深さをできるだけ浅くし
て側壁34又は27の厚みを薄くできるため、収
納ケース23の外形寸法は、殊更、解除突起14
から逃げるために大きく設定しなくてもすみ、で
きる限り小型化できて有利である。これが、例え
ば、凹部37の深さ、または位置規制リブ38の
高さをそれぞれ解除突起14の突出量に見合うよ
うに設定することによつても、所期の目的を達成
できるが、前者のように凹部37のみを設けてこ
れを深くするものではこれが設けられる側壁34
または27の厚みが大となるため、それだけコス
ト高となるし、また後者のように位置規制リブ3
8のみを設けてこの高さを高くするものでは収納
ケース23の大型化を招くという不具合な面があ
るが、本考案ではかかる問題も解消できるという
ものである。
しかも、本考案ではテープカートリツジAが位
置規制リブ38に接当することにより、解除突起
14の出没方向と同一方向にがたつくことなく収
納される点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示し
ており、第1図はテープカートリツジを収納した
状態での収納ケースの一部破断平面図、第2図は
収納ケースおよびテープカートリツジの斜視図、
第3図は収納ケースの一部の断面図、第4図は第
3図における−線断面図、第5図は対象のテ
ープカートリツジを例示する要部の側面図であ
る。第6図は本考案の別実施例を示す収納ケース
の開き状態の斜視図である。第7図は従来例の収
納ケースの要部をテープカートリツジを収納した
状態で示す横断平面図である。 A……テープカートリツジ、1……本体ケー
ス、6……前蓋、9……本体ケースの左右側壁、
10……ロツク部材、14……解除突起、24…
…身、25……蓋、37……凹部、38……位置
規制リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープ保護用の開閉自在な前蓋6とこれを閉じ
    姿勢に保持するロツク部材10とを有し、該ロツ
    ク部材10をロツク解除操作するための解除突起
    14が本体ケース1の側壁9の一部からケース外
    方へ出没自在に突出してなるテープカートリツジ
    Aを収納する収納ケースであつて、 テープカートリツジAが身24とこれに開閉自
    在に枢着された蓋25とからなり、 テープカートリツジAの収納状態において蓋2
    5の側壁34又は身24の側壁27の、前記解除
    突起14が位置する部分に、該解除突起14の臨
    む凹部37を設けるとともに、テープカートリツ
    ジAの解除突起14の出没方向と同一方向の移動
    を接当規制する位置規制リブ38を前記側壁34
    又は27の内面から突設し、凹部37の内底面か
    ら位置規制リブ38の突出端38aまでの高さは
    解除突起14の側壁9の外面からの突出高さ以上
    に設定してなることを特徴とするテープカートリ
    ツジの収納ケース。
JP9503587U 1987-06-20 1987-06-20 Expired - Lifetime JPH0532468Y2 (ja)

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JPS63202688U JPS63202688U (ja) 1988-12-27
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