JP2590425B2 - 多段式散気装置 - Google Patents

多段式散気装置

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JP2590425B2
JP2590425B2 JP4270594A JP4270594A JP2590425B2 JP 2590425 B2 JP2590425 B2 JP 2590425B2 JP 4270594 A JP4270594 A JP 4270594A JP 4270594 A JP4270594 A JP 4270594A JP 2590425 B2 JP2590425 B2 JP 2590425B2
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air
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air diffusion
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誠 久納
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、湖沼中に散気する多
段式散気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湖沼中に散気するに際しては、単
一又は複数の散気孔を具えた散気部材をフロートに取付
けて、フロートによって水中に吊り下げ、地上から張っ
たワイヤによって係留した散気部材に給気源からホース
によって空気を供給し、散気標高を調節する場合には、
散気部材を手作業で上下方向に移動させるという散気標
高操作をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような散気標高操作においては、散気部材を係留してい
るワイヤがたるんだり、フロートに浸水したりすること
等によって、正確に標高に合わせることができず、また
標高の確認作業が必要であり、ワイヤが水面に露出して
湖面の利用を阻害し、ワイヤを巻き上げるために危険な
作業をしなければならず、さらに散気部材が渦によって
回転したり、ホースが散気部材にからまるというような
問題がある。
【0004】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の湖沼散気作業のもつ各種の問題を解消し、陸上にお
いて正確な散気標高合わせをすることができて、散気標
高の確認作業を必要とせず、ワイヤが水面に露出して湖
面の利用を阻害することがなく、ワイヤを巻き上げるた
めの危険な作業が不要であり、さらに散気装置本体が渦
によって回転したりするというようなことのない多段式
散気装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、水中において上下方向に配置
された複数の散気部材を有する散気装置本体と、地上に
設置された給気源と、この給気源と散気部材とを連結す
る送気パイプと、給気源から供給された空気を、選択的
にいずれかの送気パイプに送気する地上に設置された切
替弁とを具えた散気装置及び水質自動測定装置を湖沼に
設置するとともに、湖沼へ流入する水の流入量測定装置
及び散気制御装置を地上に設置し、流入量測定装置から
の流入量情報及び水質自動測定装置からの湖沼内の流入
水塊の挙動情報が、継続的に散気制御装置に入力され、
この入力情報に基づいて散気制御装置から出力される管
理情報が切替弁に入力されて、散気装置の散気作動が制
御されることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、平常時には散
気装置の平常時用の散気部材から散気させ、この際の各
情報が散気制御装置に入力されており、出水時には流入
量測定装置によってそれが検知されて、流入量情報が散
気制御装置に入力され、測定された流入量が設定されて
いる流入量を超えると、散気制御装置によって切替弁に
停止情報が伝達されて散気装置による散気が停止され
る。出水時において測定された流入量が設定されている
流入量を超えない場合であっても、流入水中の無機態栄
養塩(PO4-P)濃度が異常に高くなっていることがある
と、水質自動測定装置によってその濃度及び湖沼内での
流入層を検知し、この情報が散気制御装置に入力され、
それが設定情報と相違するものとなったら、その相違の
内容によって散気制御装置から切替弁に散気孔の変更、
又は散気停止等の情報が伝達されて、散気装置の作動が
制御されることになる。このように出水によって散気装
置の作動を停止した後、正常に復して散気装置の作動を
再開する際は、濁度及び無機態栄養塩濃度が低下した水
層に位置する散気部材から散気を再開することとなる
が、この場合には流出部の水質自動測定装置による測定
情報を散気制御装置に入力し、これによって前記のよう
に散気装置の作動を制御する。
【0007】
【実施例】図1,2に示すこの発明の実施例において、
図2に示すようなダム湖を含む湖沼1の底部に設置され
る散気装置本体2を具え、この散気装置本体2は下部に
支持脚8が取付けられている支柱9を有する支持部材に
よって支持され、この支柱9に水中において上下方向に
配置された複数の散気部材4が取付けられ、地上にコン
プレッサからなる給気源5を設置し、この給気源5と地
上に設置された切替弁7とを耐圧ホースからなる第1送
気パイプ6で連結し、切替弁7と散気部材4とを耐圧ホ
ースからなる第2送気パイプ11で連結している。
【0008】前記のようなものにおいて、湖沼1の底部
に散気装置本体2を支持部材3の支持脚8によって固定
的に設置し、地上に設置した給気源5から第1送気パイ
プ6、切替弁7、第2送気パイプ11を介して、支柱9に
取付けられている散気部材4に送気し、この散気部材4
から水中に散気する。この際散気標高すなわち上下方向
の給気位置を変更するに場合には、散気部材4の位置を
変更することなく、地上において切替弁7を操作して所
望位置にある散気部材4に連結されている第2送気パイ
プ11に送気して、当該散気部材4から散気させることと
なる。
【0009】前記のような散気装置本体2が、図1に示
すように湖沼1の底部に設置され、この図1において4
0,41は地上に設置された湖沼1へ流入する水の流入量
測定装置及びダム管理所、42,43はそれぞれ湖沼1への
流入部及び流出部に設けられた水質自動測定装置をそれ
ぞれ示す。そして流入量測定装置40及び水質自動測定装
置42,43からは鎖線に示すライン44,45によって、流入
水の流入量情報及び湖沼1内の流入水塊の挙動について
の情報が、継続的にダム管理所41に設置されている散気
制御装置46に入力され、この入力情報に基づいて散気制
御装置46から出力される管理情報が点線に示すライン4
7,48によって、切替弁7及びダム開閉部49に入力する
ようになっており、50,51は水質自動測定装置42,43の
異なる高さの水層の水質観測センサを示す。
【0010】このようなものの管理・運用について説明
する。運用の基本的な基準は、曝気によって汚濁した水
を表層に回帰させないことである。平常時には散気装置
本体2の複数の散気部材4のうち、平常時用の散気部材
4から散気させており、この際も前記の各情報が散気制
御装置46に入力されている。そして出水時には流入量測
定装置40によってそれが検知され、この流入量情報が散
気制御装置46に入力され、測定された流入量が設定され
ている流入量を超えると、散気制御装置46によって切替
弁7に停止情報が伝達されて散気装置による散気が停止
される。
【0011】ところで出水時において測定された流入量
が設定されている流入量を超えない場合であっても、流
入水中の無機態栄養塩濃度が異常に高くなっていること
がある。このようなことがあると水質自動測定装置42に
よってその濃度及び湖沼1内での流入層を検知し、この
情報が散気制御装置46に入力され、それが設定情報と相
違するものとなったら、その相違の内容によって散気制
御装置46から切替弁7に散気孔の変更、又は散気停止等
の情報が伝達されて、散気装置の作動が制御されること
になる。このように出水によって散気装置の作動を停止
した後、正常に復して散気装置の作動を再開する際は、
濁度及び無機態栄養塩濃度が低下した水層に位置する散
気部材4から散気を再開することとなるが、この場合に
は流出部の水質自動測定装置43による測定情報を散気制
御装置46に入力し、これによって前記のように散気装置
の作動を制御することとなる。
【0012】図3には散気装置の変形例が示されてお
り、この散気装置本体22は、湖沼1の水面から吊り下げ
られるようになっていて、枠体28と、その下面に取付け
られた複数のフロート25とからなる支持部材23を有し、
枠体28の下面から複数の鋼線29が垂下しており、この鋼
線29に上下方向に複数の散気部材24を配置し、地上に設
置した図示を省略した切替弁7と散気部材24とを第2送
気パイプ11で連結している。なお31は鋼線29の下端に取
付けられたアンカ、32は散気装置本体22の下面に取付け
られた滑車、33はこの滑車32に巻着されたロープで、そ
の両端はガイド部材34を経て固定のアンカ36と垂下アン
カ37とに連結されている。
【0013】このような散気装置本体22を、湖沼1の水
面に浮力によって浮上している支持部材23によって吊下
げ、散気装置本体2と同様に第2送気パイプ11を介し
て、鋼線29に取付けられている散気部材24に送気し、こ
の散気部材24から水中に散気する。そして散気標高を変
更する場合には、散気部材24の位置を変更することな
く、切替弁7を操作して選択された第2送気パイプ11を
介して、所望位置にある散気部材24に送気してから散気
させることとなる。
【0014】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1の発明は、水中において上下方向に配置された複数の
散気部材を有する散気装置本体と、地上に設置された給
気源と、この給気源と散気部材とを連結する送気パイプ
と、給気源から供給された空気を、選択的にいずれかの
送気パイプに送気する地上に設置された切替弁とを具え
た散気装置及び水質自動測定装置を湖沼に設置するとと
もに、湖沼へ流入する水の流入量測定装置及び散気制御
装置を地上に設置し、流入量測定装置からの流入量情報
及び水質自動測定装置からの湖沼内の流入水塊の挙動情
報が、継続的に散気制御装置に入力され、この入力情報
に基づいて散気制御装置から出力される管理情報が切替
弁に入力されて、散気装置の散気作動が制御されるの
で、出水時には流入量測定装置によってそれが検知され
て流入量が過大になると、その情報に基づいて散気制御
装置によって散気装置による散気が停止され、また流入
水中の無機態栄養塩濃度が異常に高くなると、水質自動
測定装置がそれを検知してその情報が散気制御装置に入
力され、この入力情報に基づいて散気制御装置から出力
される管理情報が切替弁に入力されて、散気孔の変更、
又は散気停止等の散気装置の作動が制御され、散気装置
の作動を再開する際は、流出部の水質自動測定装置によ
る測定情報を散気制御装置に入力し、濁度及び無機態栄
養塩濃度が低下した水層に位置する散気部材から散気を
再開する等の散気装置の作動が制御されて、常時適切な
散気が確保されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の作業状態図である。
【図2】同上の散気装置の1例の正面図である。
【図3】同上の散気装置の他の例の正面図である。
【符号の説明】
1 湖沼 2 散気装置本体 3 支持部材 4 散気部材 5 給気源 6 第1送気パイプ 7 切替弁 11 第2送気パイプ 22 散気装置本体 23 支持部材 24 散気部材 25 フロート 28 枠体 40 流入量測定装置 42 水質自動測定装置 43 水質自動測定装置 46 散気制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中において上下方向に配置された複数
    の散気部材を有する散気装置本体と、地上に設置された
    給気源と、この給気源と散気部材とを連結する送気パイ
    プと、給気源から供給された空気を、選択的にいずれか
    の送気パイプに送気する地上に設置された切替弁とを具
    えた散気装置及び水質自動測定装置を湖沼に設置すると
    ともに、湖沼へ流入する水の流入量測定装置及び散気制
    御装置を地上に設置し、流入量測定装置からの流入量情
    報及び水質自動測定装置からの湖沼内の流入水塊の挙動
    情報が、継続的に散気制御装置に入力され、この入力情
    報に基づいて散気制御装置から出力される管理情報が切
    替弁に入力されて、散気装置の散気作動が制御されるこ
    とを特徴とする多段式散気装置。
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